JP2002271324A - 通信料金算出方法および中継装置 - Google Patents

通信料金算出方法および中継装置

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JP2002271324A
JP2002271324A JP2001062541A JP2001062541A JP2002271324A JP 2002271324 A JP2002271324 A JP 2002271324A JP 2001062541 A JP2001062541 A JP 2001062541A JP 2001062541 A JP2001062541 A JP 2001062541A JP 2002271324 A JP2002271324 A JP 2002271324A
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Yuji Sugita
裕次 杉田
Hiroshi Hihara
博 日原
Yukikazu Kuroda
幸和 黒田
Yoshihiro Ito
好弘 伊藤
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Original Assignee
NTT Docomo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末毎に通信サービスの利用状況に応じた料
金を算出することのできる通信料金算出方法および中継
装置を提供すること。 【解決手段】 管理サーバ30は、各端末10a〜10
eにおけるインターネット接続サービスの利用状況を監
視し、各端末10a〜10e毎に当該サービスを利用し
たパケット通信の通信量を集計する。そして、管理サー
バ30は、集計した通信量に基づいて各端末10a〜1
0e毎の利用料金を算出し、プリンタ15を用いて利用
明細を印刷する。また、利用料金の算出対象期間は、管
理サーバ30の管理者により各端末10a〜10e毎に
任意に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信料金の算出
に好適な通信料金算出方法および中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信技術の進歩により、近年では、山岳
地帯や離島、海洋を航行中の船舶など、固定通信網にお
ける通信線の設置が困難で、かつ、移動通信網における
サービスエリアの圏外となる場所でも、衛星通信を利用
することにより、電子機器による電子メールの送受信や
インターネットの利用が可能となっている。
【0003】このような状況下において、例えば、客船
や貨物船を所有する船会社では、乗客に対するサービス
あるいは乗員に対する福利厚生の一環として、船舶にお
いて電子メールの送受信やインターネットの利用を可能
とする通信システムの導入が検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した通
信システムを実現するために船舶にLAN(Local Area
Network)および衛星通信装置を設置し、LAN内のサ
ーバが、乗客や乗員の利用する各端末と、衛星通信装置
および衛星を介した地上側の通信網との通信を中継する
場合、衛星および地上側の通信網の利用に伴う通信料金
は、各端末に対して上述した通信サービスを提供する船
会社に請求されることとなる。したがって、船会社は、
各端末の利用者である乗客や乗員に対して、通信サービ
スの利用状況に応じた料金請求を行う必要がある。
【0005】本発明は、以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、端末毎に通信サービスの利用状況に応
じた料金を算出することのできる通信料金算出方法およ
び中継装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明の通信料金算出方法は、有料の通信手段を
利用して通信を行うことが可能なサーバが、当該サーバ
の配下の端末と前記有料の通信手段を介した相手先の装
置との通信を中継するとともに、その通信量を配下の端
末毎に集計する集計過程と、前記サーバが前記集計過程
にて集計された通信量に基づいて前記端末毎の通信料金
を算出する算出過程とを有する。
【0007】したがって、この発明の通信料金算出方法
によれば、サーバは、有料の通信手段を利用して配下の
端末と相手先の装置との通信を中継した場合に、端末毎
に通信量に応じた通信料金を算出する。
【0008】また、この発明の通信料金算出方法は、有
料の通信手段を利用して通信を行うことが可能なサーバ
が、当該サーバの配下の端末と前記有料の通信手段を介
した相手先の装置との通信を中継するとともに、その通
信量、通信日時および当該通信を行った端末の識別情報
を含んだログを生成して記憶する記憶過程と、前記サー
バが前記記憶過程にて記憶されたログに基づいて配下の
端末毎に通信量を集計する集計過程と、前記サーバが前
記集計過程にて集計された通信量に基づいて前記端末毎
の通信料金を算出する算出過程とを有する。
【0009】したがって、この発明の通信料金算出方法
によれば、サーバは、有料の通信手段を利用して配下の
端末と相手先の装置との通信を中継した場合にその通信
に関するログを生成して記憶し、当該ログに基づいて端
末毎に通信量に応じた通信料金を算出する。
【0010】また、この発明の通信料金算出方法は、有
料の通信手段を利用して通信を行うことが可能なサーバ
が、当該サーバの配下の端末と前記有料の通信手段を介
した相手先の装置との通信を中継するとともに、その通
信時間を配下の端末毎に集計する集計過程と、前記サー
バが前記集計過程にて集計された通信時間に基づいて前
記端末毎の通信料金を算出する算出過程とを有する。
【0011】したがって、この発明の通信料金算出方法
によれば、サーバは、有料の通信手段を利用して配下の
端末と相手先の装置との通信を中継した場合に、端末毎
に通信時間に応じた通信料金を算出する。
【0012】また、上記課題を解決するために、この発
明の中継装置は、有料の通信手段を利用して通信を行う
ことが可能であり、配下の端末と前記有料の通信手段を
介した相手先の装置との通信を中継する中継装置であっ
て、前記端末と前記相手先の装置との通信量を配下の端
末毎に集計する集計手段と、前記集計手段により集計さ
れた通信量に基づいて前記端末毎の通信料金を算出する
算出手段とを有する。
【0013】したがって、この発明の中継装置は、有料
の通信手段を利用して配下の端末と相手先の装置との通
信を中継した場合に、端末毎に通信量に応じた通信料金
を算出する。
【0014】また、この発明の中継装置は、有料の通信
手段を利用して通信を行うことが可能であり、配下の端
末と前記有料の通信手段を介した相手先の装置との通信
を中継する中継装置であって、前記端末と前記相手先の
装置との通信に応じて、その通信量、通信日時および当
該通信を行った端末の識別情報を含んだログを生成して
記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶されたロ
グに基づいて配下の端末毎に通信量を集計する集計手段
と、前記集計手段により集計された通信量に基づいて前
記端末毎の通信料金を算出する算出手段とを有する。
【0015】したがって、この発明の中継装置は、有料
の通信手段を利用して配下の端末と相手先の装置との通
信を中継した場合にその通信に関するログを生成して記
憶し、当該ログに基づいて端末毎に通信量に応じた通信
料金を算出する。
【0016】また、この発明の中継装置は、有料の通信
手段を利用して通信を行うことが可能であり、配下の端
末と前記有料の通信手段を介した相手先の装置との通信
を中継する中継装置であって、前記端末と前記相手先の
装置との通信時間を配下の端末毎に集計する集計手段
と、前記集計手段により集計された通信時間に基づいて
前記端末毎の通信料金を算出する算出手段とを有する。
【0017】したがって、この発明の中継装置は、有料
の通信手段を利用して配下の端末と相手先の装置との通
信を中継した場合に、端末毎に通信時間に応じた通信料
金を算出する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。なお、各図において共通する
部分には、同一の符号が付されている。また、かかる実
施形態は本発明の一態様を示すものであり、この発明を
限定するものではなく、本発明の範囲で任意に変更可能
である。
【0019】また、以下の実施形態では、本発明を船舶
に設けられたLAN内の端末から当該LANに接続され
た衛星通信装置、通信衛星および地上側に設けられた通
信網を介してインターネットにアクセスすることが可能
な通信システムに適用した場合について説明する。
【0020】[A.第1実施形態] [A−1.第1実施形態の構成] <1.通信システムの構成>図1は、この発明の第1実
施形態に係る管理サーバ30を含む通信システム1の構
成を例示するブロック図である。同図に示されるよう
に、この通信システム1は、船舶においてLAN2を構
成するサービス端末10a〜10d、管理用端末10
e、プリンタ15、HUB20、管理サーバ30と、衛
星パケット移動機40と、通信衛星50と、移動パケッ
ト通信網60と、インターネット80とを有する。ま
た、同図においてLAN2および衛星パケット移動機4
0が船舶に設けられる通信設備である。
【0021】なお、図1においては、図面が煩雑になる
ことを防ぐために、LAN2を構成する所定のサービス
端末10a〜10dと、インターネット80に接続され
た所定のコンテンツサーバ82のみが示されている。
【0022】サービス端末10a〜10dは、ブラウジ
ング機能を有するパーソナルコンピュータやPDA(Pe
rsonal Digital Assistant)などであって、衛星パケッ
ト通信を利用したインターネット接続サービスを受ける
ことができる。
【0023】管理用端末10eは、管理サーバ30を管
理するための端末である。管理サーバ30の管理者は、
この管理用端末10eを操作して管理サーバ30のシス
テム管理などを行い、例えば、LAN2の環境設定を行
うことができる。また、管理者は、この管理用端末10
eを操作することにより、管理サーバ30において各サ
ービス端末10a〜10d毎に集計されるインターネッ
ト接続サービスを利用したパケット通信の通信量や、当
該通信量に基づいて算出される各サービス端末10a〜
10d毎の利用料金などを把握することができる。
【0024】なお、この管理用端末10eもサービス端
末10a〜10dと同様にブラウジング機能を備え、イ
ンターネット接続サービスを受けることができる。以
降、本明細書では、インターネット接続サービスが適用
されるサービス端末10a〜10dおよび管理用端末1
0eを「端末10a〜10e」と記載する。
【0025】プリンタ15は、各端末10a〜10eの
利用者に対して利用料金の請求を行うための利用明細な
どを印刷する印刷装置である。また、HUB20は、端
末10a〜10eおよびプリンタ15と、管理サーバ3
0とを接続する集線装置である。
【0026】管理サーバ30は、端末10a〜10eに
対して提供されるインターネット接続サービスを管理す
るサーバであって、衛星パケット移動機40に接続され
ている。この管理サーバ30は、端末10a〜10eと
LAN2の外部に設けられている通信装置(例えば、コ
ンテンツサーバ82)とのパケット通信を中継する機
能、各端末10a〜10e毎にインターネット接続サー
ビスを利用したパケット通信の通信量を集計する機能、
当該通信量に基づいて各端末10a〜10e毎の利用料
金を算出する機能、利用明細の印刷データを作成する機
能などを有している。
【0027】また、この管理サーバ30は、各端末10
a〜10e毎の通信量を集計するために記録している通
信履歴(ログ)をまとめてバックアップファイルを作成
し、当該バックアップファイルを記憶するバックアップ
機能や、バックアップファイルを読み出して当該バック
アップファイル内のログを再度、集計対象とするリスト
ア機能を有している。
【0028】また、上述したパケット通信の中継機能に
は、NAT(Network Address Translation)機能が含
まれている。このNAT機能は、RFC(Request For
Comment)1631に規定されたアドレス変換方式であ
って、LAN2を構成する各端末10a〜10eが当該
管理サーバ30を介して外部の通信装置とデータ通信を
行う場合に、当該管理サーバ30に割り当てられた1つ
のIPアドレスを各端末10a〜10eが共有して使用
できるようにするものである。なお、NAT機能の代わ
りにIPマスカレード機能を含むものであってもよい。
【0029】衛星パケット移動機40は、移動パケット
通信網60により提供される衛星パケット通信サービス
を受ける衛星携帯電話機であって、通信衛星50との間
でパケットの送受信を行う機能を有する。また、この衛
星パケット移動機40は、当該衛星パケット移動機40
に通信ケーブルを介して接続された電子機器との間で、
4.8kbps、9.6kbps、57.6kbps、
115.2kbpsの計4つの通信速度のいずれかでデ
ータ通信を行うことができる。本実施形態における衛星
パケット移動機40は、通信ケーブルにより接続された
管理サーバ30との間で115.2kbpsの通信速度
でデータ通信を行う。
【0030】通信衛星50は、衛星パケット移動機40
およびSBS(Satellite Base Station:衛星基地局)
61との間でパケットの送受信を行い、衛星パケット通
信移動機40と移動パケット通信網60との間で行われ
るパケット通信を中継する。この通信衛星50を用いた
衛星パケット通信を利用することにより、固定通信網や
移動通信網などでカバーすることが困難な、海洋を航行
中の船舶に設置されている端末10a〜10eに対して
インターネット接続サービスを提供することが可能とな
る。
【0031】移動パケット通信網60は、当該移動パケ
ット通信網60に収容される一般の携帯電話機に対して
パケット通信サービスを提供する網であるが、通信衛星
50とパケットの送受信を行うためのSBS61および
SPPM(Satellite PacketProcessing Module:衛星
パケット加入者系処理装置)62、パケット通信用の中
継処理のために設置されているPGW(Packet Gateway
Module:パケット関門中継処理装置)63を有し、衛
星パケット移動機40に対して衛星パケット通信サービ
スを提供する。
【0032】ここで、SBS61は、通信衛星50との
間でパケットの送受信を行う基地局である。衛星パケッ
ト通信では、例えば、SBS61から通信衛星50への
パケットの上りの通信速度が4.8kbpsであるのに
対し、通信衛星50からSBS61への下りの通信速度
は64kbpsであり、通信速度が非対称である。SB
S61は、この通信速度の変換機能を有している。
【0033】また、SPPM62およびPGW63は、
移動パケット通信網60において衛星パケット通信用の
接続処理および中継処理を行う装置である。SPPM6
2は、一般の携帯電話機によるパケット通信用の接続処
理のために設置されているPPM(Packet Processing
Module:パケット加入者系処理装置)に対し、衛星パケ
ット通信に特化した機能を有する点が異なる。衛星パケ
ット通信は、通常のパケット通信と比較して、パケット
の伝送遅延時間が長く、吸収調整すべき遅延量が大き
い。SPPM62は、主にこの相違点を吸収する機能
(遅延量の吸収調整機能)を有している。
【0034】なお、図示を省略しているが、移動パケッ
ト通信網60内には、当該移動パケット通信網60によ
り提供される衛星パケット通信サービスに正規加入して
いる移動機のIDを登録した移動機IDデータベースが
設けられている。図1に示された衛星パケット移動機4
0は、上記サービスに正規加入している移動機として移
動機IDデータベースに登録されており、移動機IDが
割り当てられているものとする。
【0035】ISP(Internet Service Provider)サ
ーバ81は、インターネット80への回線接続を行う関
門サーバであって、インターネットプロバイダ(以下、
プロバイダと略称する)により運営・管理されている。
このISPサーバ81は、専用線を介して移動パケット
通信網60に接続されている。
【0036】また、このISPサーバ81には、当該I
SPサーバ81により提供されるインターネット80へ
の回線接続サービスに正規加入している各加入者のID
およびパスワードを登録した加入者IDデータベースが
設けられている。図1に示された管理サーバ30の所有
者、すなわち、端末10a〜10eに対してインターネ
ット接続サービスを提供する船会社などのサービス提供
者は、この回線接続サービスに正規加入している加入者
として加入者IDデータベースに登録されており、管理
サーバ30には、上記サービス提供者に対して割り当て
られた加入者IDが記憶されている。
【0037】コンテンツサーバ82は、インターネット
接続サービスが適用された端末10a〜10eとパケッ
ト通信を行う機能を有する。このコンテンツサーバ82
は、パケット通信により端末10a〜10eに提供可能
なプログラムや画像データ、音楽データなどの各種デー
タを有している。
【0038】このような構成を有する通信システム1に
おいて、船会社などのサービス提供者は、端末10a〜
10eに対してインターネット接続サービスを提供する
ために、衛星パケット移動機40を購入するとともに、
移動パケット通信網60により提供される衛星パケット
通信サービスに加入し、衛星パケット移動機40の利用
に伴う通信料を衛星パケット通信サービスの運営者に支
払わなければならない。また、サービス提供者は、イン
ターネット接続を行うためにプロバイダと加入契約を交
わし、ISPサーバ81との接続時間などに応じたサー
ビス利用料をプロバイダに支払う必要がある。このよう
に、サービス提供者には、インターネット接続サービス
の運営に伴い、各種の通信料や利用料が請求される。
【0039】そこで本発明は、管理サーバ30におい
て、各端末10a〜10eにおけるインターネット接続
サービスの利用状況を監視し、各端末10a〜10e毎
に当該サービスを利用したパケット通信の通信量を集計
するとともに、集計した通信量に基づいて各端末10a
〜10e毎の利用料金を算出することにより、サービス
提供者が各端末10a〜10eの利用者である乗客や船
員に対して、サービスの利用量に応じた料金の請求を容
易に行えるようにするものである。
【0040】<2.管理サーバの構成>図2は、図1に
示された管理サーバ30のハードウェア構成を例示する
ブロック図である。同図に示されるように、管理サーバ
30は、記憶部301と、通信インタフェース305,
306と、CPU(Central Processing Unit)307
とを有し、これらの各部はバス308によって接続され
ている。また、記憶部301は、ROM(Read Only Me
mory)302と、RAM(Random Access Memory)30
3と、HD(Hard Disk)304とを有する。
【0041】ROM302には、IPL(Initial Prog
ram Loader)などの装置各部の基本制御を司るプログラ
ムが格納されている。また、RAM303は、CPU3
07のワークエリアとして用いられ、CPU307によ
り実行されるプログラムや各種データが一時的に格納さ
れる。
【0042】HD304には、当該管理サーバ30用の
オペレーティングシステムや、前述したパケット通信の
中継機能、通信量の集計機能、利用料金の算出機能、利
用明細の印刷データ作成機能などを制御するためのプロ
グラムやデータなどが格納されている。また、このHD
304は、設定情報格納領域304aと、ログ格納領域
304bと、通信量・料金管理DB(Data Base)30
4cとを有する。
【0043】設定情報格納領域304aには、管理用端
末10eから当該管理サーバ30にアクセスする際に必
要となる管理者用パスワード、各端末10a〜10eの
利用料金を算出するための基礎となる1パケット当たり
の課金金額、ISPサーバ81との接続を行うために必
要となる当該ISPサーバ81のIPアドレスや、加入
者ID、パスワードなどの各種設定情報が格納される。
【0044】ログ格納領域304bには、各端末10a
〜10eによるパケット通信の履歴情報(ログ)が格納
される。このログ格納領域304bに格納されるログに
は、通信元の装置のIPアドレス、通信先の装置のIP
アドレス、通信日時、通信元と通信先の装置の間で送受
信されたパケットのバイト数またはパケット数などの情
報が含まれる。
【0045】通信量・料金管理DB304cには、上述
した設定情報格納領域304aおよびログ格納領域30
4bに格納されている情報に基づいて、当該管理サーバ
30により各端末10a〜10e毎に集計された通信量
や当該通信量に基づいて算出された各端末10a〜10
e毎の利用料金などの情報が格納される。
【0046】この通信量・料金管理DB304cは、例
えば、図3に示されるデータ構成を有し、「回線番
号」、「IPアドレス」、「利用者名」、「累積バイト
数」、「累積パケット数」、「料金(円)」、「利用開
始日時」、「最終利用日時」、「最終清算日時」、「利
用状況」、「明細作成」の各項目を有する。
【0047】同図において、「回線番号」項目には、H
UB20のポート番号が格納されている。本明細書で
は、便宜上、“1”〜“8”までの計8回線を使用した
場合について説明するが、HUB20をカスケード接続
することなどにより、さらに多くの回線数を確保するこ
とが可能である。
【0048】通信量・料金管理DB304cには、各
「回線番号」項目に格納されているポート番号毎に、当
該ポートに接続された端末についてのIPアドレス、利
用者名、累積バイト数、累積パケット数、料金、利用開
始日時、最終利用日時、最終清算日時、利用状況、明細
作成などの情報が格納される。
【0049】ここで、IPアドレスは、各ポートに接続
された端末10a〜10eやプリンタ15に割り当てら
れているローカルIPアドレスである。また、利用者名
は、各端末10a〜10eの利用者(または管理者)の
氏名である。これらのIPアドレスおよび利用者名は、
管理用端末10eから管理者によって入力され、通信量
・料金管理DB304cに書き込まれる。
【0050】累積バイト数および累積パケット数は、各
端末10a〜10eがインターネット接続サービスを利
用してLAN2の外部の通信装置と送受信したパケット
の累積バイト数および累積パケット数であって、「利用
開始日時」から「最終利用日時」までの期間内における
累積値である。また、料金は、累積パケット数に基づい
て算出されたインターネット接続サービスの累積利用料
金である。これらの累積バイト数、累積パケット数およ
び料金は、管理者によって予め設定された周期(例え
ば、3分毎)、あるいは管理者から指示された任意のタ
イミングで、管理サーバ30により各端末10a〜10
e毎に集計・算出され、通信量・料金管理DB304c
が更新される。
【0051】利用開始日時および最終利用日時は、各端
末10a〜10eにおけるインターネット接続サービス
の利用開始日時および最終利用日時である。これらの日
時情報は、各端末10a〜10eがインターネット接続
サービスを利用したことに応じて管理サーバ30により
適宜更新される。
【0052】最終清算日時は、各端末10a〜10eの
利用期間のうち、利用料金の支払いが済んでいる期間の
最終日時であって、利用者によって料金の支払いが行わ
れたことを管理者が管理用端末10eから管理サーバ3
0に通知することにより更新される。
【0053】利用状況は、各端末10a〜10eがイン
ターネット接続サービスを利用したか否かを示す情報で
あって、サービスを利用した場合に“1”、そうでない
場合に“0”となる。また、明細作成は、利用者に対し
て利用料金の請求を行うための利用明細の作成が管理者
により指示されているか否かを示す情報であって、管理
者により作成が指示されている場合は“1”、そうでな
い場合は“0”となる。
【0054】図2に戻り、通信インタフェース305
は、通信ケーブルを介して衛星パケット移動機40と接
続されており、当該管理サーバ30と衛星パケット移動
機40との間で行われるデータ通信を制御する。この通
信インタフェース305は、シリアル通信により衛星パ
ケット移動機40との間でデータの送受信を行う。ま
た、通信インタフェース306は、HUB20と接続さ
れており、当該管理サーバ30と、HUB20に接続さ
れている端末10a〜10eおよびプリンタ15との間
で行われるデータ通信を制御する。
【0055】CPU307は、記憶部301に格納され
ている各種プログラムを実行することにより、バス30
8を介して接続されている装置各部を制御する。このC
PU307は、本実施形態に特有な処理として、インタ
ーネット接続サービスを利用した各端末10a〜10e
によるパケット通信が行われている場合に、通信インタ
フェース305を介して衛星パケット移動機40との間
でシリアル通信により送受信したデータをパケット通信
用のデータと判別し、そのパケットのバイト数またはパ
ケット数を計測する。次いで、CPU307は、計測さ
れたパケットのバイト数またはパケット数を含んだログ
を生成してログ格納領域304bに格納する。
【0056】そして、CPU307は、ログ格納領域3
04bに格納されたログに基づいて各端末10a〜10
e毎に当該サービスを利用したパケット通信の通信量を
集計し、集計した通信量と設定情報格納領域304aに
格納されている1パケット当たりの課金金額とに基づい
て各端末10a〜10e毎の利用料金を算出する。ま
た、CPU307は、算出した利用料金を用いて利用明
細の印刷データを生成してプリンタ15に出力する。以
上が本実施形態に係る通信システム1の構成である。
【0057】[A−2.実施形態の動作]次に、本実施
形態の動作について説明する。まず、サービス提供者の
下で管理サーバ30の管理者が、この通信システム1を
用いてインターネット接続サービスを提供するために行
わなければならない管理サーバ30の設定作業について
説明する。
【0058】<1.環境設定処理>図4は、管理サーバ
30および管理用端末10eにより実行される環境設定
処理の動作を例示するシーケンスチャートである。この
環境設定処理は、管理用端末10eにおいて管理サーバ
30の環境設定を行う旨が操作入力によって指示される
と、管理用端末10eおよび管理サーバ30により協働
して行われる。
【0059】なお、同図に示される環境設定処理は、管
理サーバ30の導入時に行われるものであって、管理者
用パスワードの設定を除いて、事前に環境設定が何も行
われていない場合について示すものである。
【0060】同図に示されるように、まず、管理用端末
10eは、管理者によって入力された管理者用パスワー
ドを含む設定要求を管理サーバ30へ送信する(ステッ
プS101)。管理サーバ30のCPU307は、管理
用端末10eからの設定要求を通信インタフェース30
6を介して受信すると、当該設定要求に含まれる管理者
用パスワードを、HD304の設定情報格納領域304
aに格納している予め登録された管理者用パスワードと
照合して認証処理を行う(ステップS102)。
【0061】そして、CPU307は、管理者の正当性
が認証された後、管理者に対して基本設定データの入力
を行わせるための画面データ(基本設定画面データ)を
HD304から読み出して、当該基本設定画面データを
通信インタフェース306を介して管理用端末10eへ
送信する(ステップS103)。管理用端末10eは、
管理サーバ30から基本設定画面データを受信すると、
当該基本設定画面データに基づく画面表示を行い、この
画面表示内容に従って管理者による入力作業が行われる
(ステップS104)。
【0062】図5は、管理用端末10eに表示される基
本設定画面を例示する図である。この基本設定画面にお
いて、「現在のパスワード」、「新しいパスワード」お
よび「新しいパスワード(確認)」の各入力項目は、管
理者用パスワードを新たなパスワードに更新するための
ものである。
【0063】また、「パケット換算基数」項目は、イン
ターネット接続サービスを利用して送受信される1パケ
ット当たりの課金金額を設定するためのものであり、
0.01円単位で金額を設定することが可能である。こ
の課金金額は、衛星パケット移動機40の利用に伴う通
信料やISPサーバ81の利用料に基づいて管理者によ
り設定されるものであるが、衛星パケット移動機40の
購入費用やLAN2のメンテナンス費用などをさらに考
慮して設定することも可能である。
【0064】「画面更新間隔」項目は、通信量・料金管
理DB304cに格納されている累積バイト数、累積パ
ケット数および料金などの更新を、管理者からの操作入
力によって指示されるタイミングで行うのか、あるいは
予め設定された周期毎に自動的に行うのかを設定するも
のである。また、データの更新を所定周期毎に自動的に
行わせることが設定された場合は、さらに、その周期を
60〜300秒(1〜5分)までの範囲で管理者が任意
の値に設定することができる。
【0065】なお、画面下方に設けられている「更新」
ボタンは、入力内容に基づくデータの更新を指示するも
のであり、「キャンセル」ボタンは、入力内容のキャン
セルを指示するものである。
【0066】このような画面表示内容に従って管理者に
より基本設定データの入力が行われ、「更新」ボタンが
クリックされると、管理用端末10eは、入力された基
本設定データを管理サーバ30に送信する(ステップS
105)。そして、管理サーバ30のCPU307は、
管理用端末10eから受信した基本設定データをHD3
04の設定情報格納領域304aに格納する(ステップ
S106)。
【0067】その後、ステップS107〜S110にお
いて、管理サーバ30および管理用端末10eは、IS
Pサーバ81との接続処理に必要となるISPサーバ8
1のIPアドレス、加入者ID、パスワードなどの各種
接続用データを設定するための処理を、上述したステッ
プS103〜S106までの処理と同様にして実行す
る。この接続用データの設定処理については、詳細な説
明の記載を省略することとするが、概要は以下の通りで
ある。
【0068】すなわち、管理サーバ30は、HD304
から読み出した接続先設定画面データを管理用端末10
eへ送信する(ステップS107)。管理用端末10e
は、受信した接続先設定画面データに基づく画面表示を
行い、この画面表示内容に従って管理者により接続用デ
ータの入力が行われる(ステップS108)。そして、
管理用端末10eは、入力された接続用データを管理サ
ーバ30に送信し(ステップS109)、管理サーバ3
0は、受信した接続用データをHD304の設定情報格
納領域304aに格納する(ステップS110)。
【0069】この接続用データの設定処理の後、管理サ
ーバ30のCPU307は、各端末10a〜10eのI
Pアドレスや利用者名の入力などを管理者に行わせるた
めのメイン管理画面データをHD304から読み出し
て、当該メイン管理画面データを管理用端末10eへ送
信する(ステップS111)。管理用端末10eは、受
信したメイン管理画面データに基づく画面表示を行い、
この画面表示内容に従って管理者による入力作業が行わ
れる(ステップS112)。
【0070】なお、インターネット接続サービスのサー
ビス提供者は、乗客および乗員に対して、乗船予約時や
乗船中に当該サービスへの加入受け付けを行っており、
当該サービスへの加入申し込みがあると、その申請書類
の記載内容に従って管理者が管理用端末10eにデータ
入力を行う。
【0071】図6は、管理用端末10eに表示されるメ
イン管理画面(その1)を例示する図である。このメイ
ン管理画面において、「回線番号」項目には、予めHU
B20の各ポート番号が格納されている。管理者は、各
ポート毎に、端末10a〜10eやプリンタ15に割り
当てるローカルIPアドレス(IPアドレス)や、端末
10a〜10eの利用者名を入力する。
【0072】また、同図に示されているメイン管理画面
では、まだ端末10a〜10eによるパケット通信が行
われていないので、「累積バイト数」、「累積パケット
数」、「料金(円)」、「利用開始日時」、「最終利用
日時」、「利用状況」の各項目には初期値が格納されて
いる。また、管理者は、利用明細の作成を指示する端末
については、対応する「明細作成」項目をクリックして
チェックマークを入力する。
【0073】なお、このメイン管理画面の「清算」項目
には、各端末10a〜10e毎に「清算」ボタンが設け
られている。この「清算」ボタンをクリックすると、対
応する端末のより詳細な利用情報が表示される。また、
この「清算」ボタンをクリックすることにより、対応す
る端末の利用明細を出力する処理にすばやく移行するこ
とができる。一方、メイン管理画面内の下方に設けられ
ている「更新」および「キャンセル」ボタンは、図5に
示されたものと同じであり、入力内容に基づくデータの
更新や入力内容のキャンセルを指示するものである。
【0074】このような画面表示内容に従って管理者に
より端末管理用データの入力が行われ、「更新」ボタン
がクリックされると、管理用端末10eは、入力された
端末管理用データを管理サーバ30に送信する(ステッ
プS113)。そして、管理サーバ30のCPU307
は、受信した端末管理用データに従って、HD304の
通信量・料金管理DB304cを更新する(ステップS
114)。
【0075】以上が、管理用端末10eおよび管理サー
バ30により実行される環境設定処理の動作である。な
お、この環境設定処理が1度実行されると、以降、管理
用端末10eから管理サーバ30のサービス管理機能に
アクセスする場合には、図6に示されたメイン管理画面
がトップ画面として表示され、このメイン管理画面上で
画面切換えを指示するコマンドを入力することにより、
上述した基本設定画面や接続先設定画面に切換わる。
【0076】<2.通信処理>次に、インターネット接
続サービスを利用して端末10a〜10eがLAN2の
外部の通信装置とパケット通信を行う場合の、通信シス
テム1の各部の動作について説明する。なお、以下に説
明する通信処理は、一例として、サービス端末10aが
インターネット80に接続されたコンテンツサーバ82
とパケット通信を行う場合について示している。
【0077】図7は、サービス端末10aとコンテンツ
サーバ82との間でパケット通信が行われる場合の、通
信システム1の各部の動作を例示するシーケンスチャー
トである。この通信処理は、サービス端末10aにおい
てインターネット接続を行う旨が利用者から操作入力に
よって指示されると開始される。
【0078】同図に示されるように、まず、サービス端
末10aは、インターネット80への接続要求を管理サ
ーバ30に送信する(ステップS201)。管理サーバ
30のCPU307は、サービス端末10aからの接続
要求を通信インタフェース306を介して受信すると、
衛星パケット通信を利用するための通信要求を通信イン
タフェース305を介して衛星パケット移動機40に送
信する(ステップS202)。
【0079】衛星パケット移動機40は、管理サーバ3
0から通信要求を受信すると、移動パケット通信網60
に対してパケット通信の登録要求を行う。この衛星パケ
ット移動機40からの登録要求は、通信衛星50を介し
て移動パケット通信網60のSBS61で受信され、S
PPM62へ送信される。そして、SPPM62は、衛
星パケット移動機40からの登録要求を受信すると、送
信元移動機の認証を開始する(ステップS203)。
【0080】すなわち、SPPM62は、SBS61お
よび通信衛星50を介して衛星パケット移動機40へ認
証要求を送信し、当該認証要求を受信した衛星パケット
移動機40は、自機に割り当てられている移動機IDを
含んだ認証応答をSPPM62へ返信する。そして、S
PPM62は、返信された移動機IDを移動機IDデー
タベースに登録されている移動機IDと照合する。
【0081】前述したように、この衛星パケット移動機
40は、衛星パケット通信サービスに正規加入している
移動機として移動機IDデータベースに登録されている
ので、SPPM62により正当な移動機と認証される。
したがって、SPPM62は、PGW63に対する回線
接続処理を行うとともに、パケット通信の登録応答を衛
星パケット移動機40へ送信する。
【0082】衛星パケット移動機40は、SPPM62
からの登録応答を受信すると、衛星パケット通信の利用
を許可する旨の通信応答を管理サーバ30に送信する
(ステップS204)。これにより、管理サーバ30
は、衛星パケット移動機40および通信衛星50を介し
て移動パケット通信網60とパケットの送受信が行える
ようになる。
【0083】また、管理サーバ30のCPU307は、
衛星パケット移動機40から通信応答を受信すると、H
D304の設定情報格納領域304aからISPサーバ
81のIPアドレスを読み出して、当該IPアドレスを
含んだ接続要求を衛星パケット移動機40および通信衛
星50を介して移動パケット通信網60へ送信する(ス
テップS205)。移動パケット通信網60は、管理サ
ーバ30からの接続要求を受信すると、当該接続要求に
含まれているIPアドレスに従って、専用線を介したI
SPサーバ81との接続処理を行い(ステップS20
6)、接続応答を管理サーバ30へ送信する(ステップ
S207)。
【0084】次いで、管理サーバ30のCPU307
は、HD304の設定情報格納領域304aからISP
サーバ81の加入者IDおよびパスワードを読み出し
て、当該加入者IDおよびパスワードを含んだ認証要求
を衛星パケット移動機40、通信衛星50および移動パ
ケット通信網60を介してISPサーバ81へ送信する
(ステップS208)。ISPサーバ81は、管理サー
バ30からの認証要求を受信すると、アクセス元の加入
者の認証を開始する(ステップS209)。
【0085】すなわち、ISPサーバ81は、管理サー
バ30から受信した認証要求に含まれている加入者ID
およびパスワードを加入者IDデータベースに登録され
ている加入者IDおよびパスワードと照合する。前述し
たように、管理サーバ30の所有者(すなわち、サービ
ス提供者)は、ISPサーバ81による回線接続サービ
スに正規加入している加入者として加入者IDデータベ
ースに加入者IDおよびパスワードが登録されている。
【0086】したがって、管理サーバ30からのアクセ
スは、ISPサーバ81によって正当な加入者からのア
クセスと認証される。したがって、ISPサーバ81
は、インターネット80への回線接続処理を行うととも
に、認証が許可された旨の認証応答を管理サーバ30へ
送信する(ステップS210)。
【0087】管理サーバ30のCPU307は、ISP
サーバ81からの認証応答を受信すると、インターネッ
ト80への接続を許可する旨の接続応答をサービス端末
10aへ送信する(ステップS211)。これにより、
サービス端末10aは、管理サーバ30、衛星パケット
移動機40、通信衛星50、移動パケット通信網60お
よびISPサーバ81を介してインターネット80と接
続可能な状態となる。つまり、サービス端末10aの利
用者は、当該サービス端末10aの有するブラウザ機能
を用いることにより、インターネット80に接続されて
いる任意の通信装置にアクセスすることができる。
【0088】そして、サービス端末10aは、利用者か
らの操作入力に応じて指定されたコンテンツサーバ82
のIPアドレスに従って、接続要求をコンテンツサーバ
82へ送信する(ステップS212)。サービス端末1
0aからの接続要求を受信したコンテンツサーバ82
は、サービス端末10aとのパケット通信が可能な状態
である場合に、接続応答をサービス端末10aへ返信す
る(ステップS213)。これにより、サービス端末1
0aとコンテンツサーバ82との間でパケット通信を行
うことが可能となる。
【0089】なお、サービス端末10aとコンテンツサ
ーバ82との間でパケット通信が行われる場合には(ス
テップS214)、管理サーバ30が、両者間のパケッ
ト通信を中継する。この際、管理サーバ30のCPU3
07は、通信インタフェース305を介して衛星パケッ
ト移動機40との間でシリアル通信により送受信したデ
ータをパケット通信用のデータと判別し、そのパケット
のバイト数またはパケット数を計測する。そして、管理
サーバ30のCPU307は、計測されたパケットのバ
イト数またはパケット数を含んだログを生成し、HD3
04のログ格納領域304bに格納する。このログの生
成およびログ格納領域304bへの格納は、パケット通
信に応じて逐次実行される。
【0090】また、このログには、サービス端末10a
のローカルIPアドレス、コンテンツサーバ82のIP
アドレス、通信日時、サービス端末10aとコンテンツ
サーバ82との間で送受信されたパケットのバイト数ま
たはパケット数などの情報が含まれている。以上が、サ
ービス端末10aとコンテンツサーバ82とがパケット
通信を行う場合の、通信システム1の各部の動作であ
る。
【0091】<3.DB更新処理>次に、管理サーバ3
0における通信量・料金管理DB304cの更新処理に
ついて説明する。図8は、管理サーバ30のCPU30
7により実行されるDB更新処理の動作を例示するフロ
ーチャートである。このDB更新処理は、前述した環境
設定処理において「画面更新間隔」が自動に設定されて
いる場合は、管理者によって予め設定された所定周期毎
にCPU307により実行される。また、「画面更新間
隔」が手動に設定されている場合は、管理用端末10e
から管理者の操作入力によって指示されたタイミングで
CPU307により実行される。
【0092】同図に示されるように、まず、管理サーバ
30のCPU307は、当該DB更新処理を実行して通
信量・料金管理DB304cを更新した前回の更新日時
情報をHD304から読み出す(ステップS301)。
次いで、CPU307は、ログ格納領域304b内の全
てのログのうち、ログの通信日時が前回の更新日時より
も新しいものを処理対象のログとして特定する(ステッ
プS302)。但し、処理対象となるログがない場合、
CPU307は、この時点で当該DB更新処理を終了す
る。
【0093】そして、CPU307は、処理対象として
特定された1以上のログに基づいて、各端末10a〜1
0e毎に、インターネット接続サービスを利用して送受
信したパケットのバイト数およびパケット数を集計し、
当該集計値に従って通信量・料金管理DB304cの
「累積バイト数」および「累積パケット数」の各項目デ
ータを更新する(ステップS303)。
【0094】また、CPU307は、更新された「累積
パケット数」の各項目データと、設定情報格納領域30
4aに格納されている1パケット当たりの課金金額とに
基づいて各端末10a〜10e毎の利用料金を算出し、
当該算出値に従って通信量・料金管理DB304cの
「料金(円)」の各項目データを更新する(ステップS
304)。
【0095】さらに、CPU307は、上記ステップS
302において特定された1以上のログに含まれる通信
日時に基づいて、通信量・料金管理DB304cの「最
終利用日時」の各項目データを必要に応じて更新する
(ステップS305)。
【0096】この後、CPU307は、現在時刻を取得
して、この現在時刻を通信量・料金管理DB304cの
更新日時情報としてHD304に格納した後(ステップ
S306)、当該DB更新処理を終了する。このDB更
新処理により、ログ格納領域304b内のログに基づい
て通信量・料金管理DB304cが更新される。
【0097】<4.その他のサービス管理機能>次に、
明細表示機能や印刷制御機能など、管理サーバ30の有
するその他のサービス管理機能を、画面表示例を参照し
て説明する。なお、図9〜図12に示される画面表示例
は、管理用端末10eからの指令に応じて管理サーバ3
0のCPU307が対応する画面データをHD304か
ら読み出して管理用端末10eに送信することにより、
管理用端末10eの表示画面に表示されるものである。
【0098】図9は、管理用端末10eに表示されるメ
イン管理画面(その2)を例示する図である。このメイ
ン管理画面は、各端末10a〜10eについてのサービ
ス利用状況を示すものであり、「IPアドレス」、「利
用者名」、「利用状況」および「明細作成」の各項目に
は、管理者によって事前に設定されたデータが表示され
る。また、「累積バイト数」、「累積パケット数」、
「料金(円)」、「利用開始日時」、「最終利用日時」
の各項目には、インターネット接続サービスの利用状況
に応じて更新されたデータが表示される。
【0099】このメイン管理画面において、「更新」ボ
タンがクリックされた場合は、管理者による入力データ
に基づいて、管理サーバ30により通信量・料金管理D
B304cが更新され、更新された内容が当該メイン管
理画面に反映される。また、「キャンセル」ボタンがク
リックされた場合は、管理者による入力データがキャン
セルされ、キャンセル内容が当該メイン管理画面に反映
される。
【0100】また、メイン管理画面において、いずれか
の「清算」ボタンがクリックされた場合は、クリックさ
れた「清算」ボタンに対応付けられている端末につい
て、より詳細な利用情報を表示する利用明細画面に管理
用端末10eの表示が切換えられる。
【0101】図10は、管理用端末10eに表示される
利用明細画面を例示する図である。この利用明細画面
は、図9に示されたメイン管理画面において回線番号
“1”の行にある「清算」ボタンがクリックされた場合
に表示されるのものであり、回線番号“1”、すなわち
第1ポートに接続された端末のサービス利用状況につい
て示している。
【0102】同図に示される利用明細画面において「対
象期間」項目には、デフォルト値として、最終清算日時
から現在(すなわち、最終利用日時)に到る利用期間の
情報が表示され、「利用バイト数」、「利用パケット
数」および「料金(円)」の各項目には、上記利用期間
中における情報が表示される。なお、前述したように、
最終清算日時とは、利用期間のうち、利用者によって利
用料金の支払いが済んでいる期間の最終日時である。
【0103】また、この利用明細画面において「対象期
間」および「表示モード」項目のデータは、操作入力に
よって変更することが可能である。例えば、表示モード
を「通常」のままとし、「対象期間」項目のデータを任
意の利用期間に変更した上で「更新」ボタンがクリック
されると、管理サーバ30において、変更された利用期
間中における当該端末の利用バイト数、利用パケット数
および料金がログ格納領域304b内のログに基づいて
集計・算出され、当該利用明細画面の「利用バイト
数」、「利用パケット数」および「料金(円)」の各項
目のデータが上記変更された利用期間中のデータに変更
される。
【0104】また、表示モードを「通常」から「詳細」
に変更した上で「更新」ボタンがクリックされると、こ
の端末についての1時間単位のより詳細な利用情報を表
示する詳細明細画面に管理用端末10eの表示が切換え
られる。
【0105】なお、この利用明細画面において「清算」
ボタンがクリックされた場合は、利用明細の印刷や、利
用料金の支払い有無、当該サービスの利用終了に伴う利
用者データの削除(リセット)などを指示する清算画面
(図12参照)に切換えられる。
【0106】図11は、管理用端末10eに表示される
詳細明細画面を例示する図である。この詳細明細画面
は、図10に示された利用明細画面に表示された端末に
ついて1時間単位のより詳細なサービス利用状況を示す
ものである。
【0107】同図に示されるように、この詳細明細画面
は、利用明細画面(図10参照)の「対象期間」項目で
指定された利用期間内におけるサービス利用状況を3日
分毎にまとめて表示する。ここで、「時刻」項目には1
時間単位の時刻情報が表示され、「利用バイト数」項目
には、対応する時刻情報に基づいて管理サーバ30によ
り1時間単位で集計された利用バイト数が表示される。
また、「小計」項目には、管理サーバ30により1日単
位で集計された利用バイト数の合計値が表示され、「合
計」項目には、当該詳細明細画面に表示されている3日
間分の合計利用バイト数が管理サーバ30により集計さ
れて表示される。なお、「時刻」および「利用バイト
数」の各項目データは、操作入力に応じて上下方向にス
クロール表示される。
【0108】この詳細明細画面において、画面上方に設
けられている「前3日」ボタンがクリックされると、当
該詳細明細画面の表示内容が管理サーバ30により3日
分だけ前のものに切換えられる。また、「次3日」ボタ
ンがクリックされると、当該詳細明細画面の表示内容が
3日分だけ後のものに切換えられる。一方、画面下方に
設けられている「戻る」ボタンがクリックされると、管
理用端末10eの表示が前述した利用明細画面(図10
参照)に切換えられる。また、「清算」ボタンがクリッ
クされると、管理用端末10eの表示が清算画面に切換
えられる。
【0109】図12は、管理用端末10eに表示される
清算画面を例示する図である。この清算画面は、図10
に示された利用明細画面において「清算」ボタンがクリ
ックされた場合、または図11に示された詳細明細画面
において「清算」ボタンがクリックされた場合に表示さ
れるのものである。
【0110】同図に示される清算画面において「対象期
間」項目には、利用明細画面(図10参照)において管
理者により指定された利用期間の情報が表示され、「利
用バイト数」、「利用パケット数」および「料金
(円)」の各項目には、上記利用期間中におけるデータ
が表示される。
【0111】この清算画面において、画面下方に設けら
れている「印刷」ボタンは、当該清算画面の表示内容に
応じた利用明細の印刷を管理サーバ30に指示するもの
である。この「印刷」ボタンがクリックされると、表示
内容に応じた利用明細の印刷データが管理サーバ30に
よって生成され、HUB20を介してプリンタ15に送
信される。そして、プリンタ15において、管理サーバ
30から受信した印刷データに基づいて利用明細が印刷
される。この利用明細には、利用者名、利用期間、利用
パケット数、請求金額(利用料金)、などの情報が印刷
されており、管理者は、この利用明細を用いてサービス
端末10a〜10dの利用者に対して料金請求を行う。
【0112】また、「清算済」ボタンは、当該清算画面
の表示内容に基づく利用料金の支払いが利用者によって
行われたことを管理サーバ30へ通知するものである。
この「清算済」ボタンがクリックされると、管理サーバ
30によって、通信量・料金管理DB304c内の該当
する利用者の最終清算日時が更新されるとともに、管理
用端末10eの表示が前述したメイン管理画面(図9参
照)に切換えられる。
【0113】また、「リセット」ボタンは、当該清算画
面に表示されている利用者のデータを通信量・料金管理
DB304cから削除することを管理サーバ30へ指示
するものである。この「リセット」ボタンは、利用者が
インターネット接続サービスを解約した場合などにクリ
ックされる。この「リセット」ボタンがクリックされる
と、管理サーバ30によって、通信量・料金管理DB3
04c内の該当する利用者についてのデータが削除され
るとともに、管理用端末10eの表示が前述したメイン
管理画面(図9参照)に切換えられる。
【0114】図13は、図9〜図12に示された各画面
の遷移関係を例示する状態遷移図である。同図に示され
るように、管理用端末10eから管理サーバ30にアク
セスがあると、認証処理の後、管理用端末10eには、
メイン管理画面(図9参照)が表示される。管理者は、
このメイン管理画面を見ることによって、各端末10a
〜10eのサービス利用状況を確認することができる。
【0115】また、管理者は、このメイン管理画面にお
いて、より詳細な利用状況を確認したい端末の「清算」
ボタンをクリックすることにより、管理用端末10eの
表示を利用明細画面(図10参照)に切換えることがで
きる。管理者は、この利用明細画面を見ることによっ
て、所望の端末についてのより詳細な利用状況を確認す
ることができる。また、管理者は、この利用明細画面に
おいて、対象期間(利用期間)のデータを任意に指定
し、当該指定した対象期間についての利用状況を確認す
ることができる。
【0116】また、管理者は、この利用明細画面におい
て、さらに詳細な利用状況を確認したい場合は、表示モ
ードを「詳細」に変更し、「更新」ボタンをクリックす
ることにより、管理用端末10eの表示を詳細明細画面
(図11参照)に切換えることができる。管理者は、こ
の詳細明細画面を見ることによって、所望の端末につい
ての1時間単位の利用状況を確認することができる。
【0117】そして、管理者は、この詳細明細画面にお
いて、「清算」ボタンをクリックすること、あるいは利
用明細画面(図10参照)において「清算」ボタンをク
リックすることにより、管理用端末10eの表示を清算
画面(図12参照)に切換えることができる。管理者
は、この清算画面を見ることによって、印刷する利用明
細の内容確認や清算済みとして処理する内容の確認など
を行うことができる。
【0118】また、管理者は、この清算画面において、
「印刷」ボタンをクリックすることにより、利用明細を
印刷することができる。なお、管理者は、利用明細を作
成する場合に、利用料金の算出対象期間を利用明細画面
(図10参照)において任意に指定できる。このよう
に、任意の利用期間についての利用明細を端末10a〜
10e毎に作成できることは、利用者である乗員や乗客
が不定期に入れ替わる船舶において特に有益である。
【0119】また、管理者は、この清算画面の表示内容
に基づく利用料金が利用者により支払われたことを確認
した後に、「清算済」ボタンをクリックする。これによ
り、通信量・料金管理DB304c内の該当する利用者
の最終清算日時が更新されるとともに、管理用端末10
eの表示がメイン管理画面(図9参照)に切換えられ
る。また、管理者は、この清算画面に表示されている利
用者のデータを削除したい場合に、「リセット」ボタン
をクリックする。これにより、通信量・料金管理DB3
04c内の該当する利用者についてのデータが削除され
るとともに、管理用端末10eの表示がメイン管理画面
(図9参照)に切換えられる。
【0120】以上説明したように本実施形態によれば、
管理サーバ30は、有料の通信サービス(通信衛星50
を用いた衛星パケット通信サービス、ISPサーバ81
による回線接続サービス)を利用して、これらの通信サ
ービスに非加入の端末10a〜10eと相手先の通信装
置とのパケット通信を中継した場合に、各端末10a〜
10e毎の利用料金を通信量に基づいて算出することが
できる。また、端末10a〜10e毎に利用料金の算出
対象期間を管理者が任意に指定できる。さらに、端末1
0a〜10eの通信量や利用料金などを画面表示した
り、利用明細を印刷することができる。
【0121】[B.第2実施形態]上記第1実施形態で
は、インターネット接続の際に利用可能なISPサーバ
81が1台のみの場合について説明した。本実施形態で
は、船会社などのサービス提供者が複数のプロバイダに
加入しており、インターネット接続の際に利用可能なI
SPサーバが複数ある場合について説明する。
【0122】なお、本実施形態において、上記第1実施
形態と共通する部分については同一の符号を使用するも
のとする。また、上記第1実施形態と共通する部分につ
いてはその説明を省略するものとする。
【0123】図14は、本実施形態に係る管理サーバ3
5を含む通信システム200の構成を例示するブロック
図である。本実施形態においてサービス提供者は、計3
社のプロバイダに加入しており、同図に示されるように
管理サーバ35は、ISPサーバ81a,81b,81
cのいずれかを利用して端末10a〜10eにインター
ネット接続サービスを提供する。
【0124】このようにISPサーバ81a〜81cの
いずれかを利用してインターネット接続を行うために
は、管理サーバ35において、HD304の設定情報格
納領域304aに各ISPサーバ81a〜81cの接続
用データが格納されていなければならない。これらの接
続用データを管理者に入力させるため、管理用端末10
eには、図15に示される接続先設定画面が表示され
る。
【0125】同図に示される接続先設定画面は、「接続
先1」(ここでは、ISPサーバ81aを「接続先1」
とする)についてのデータ入力を行う画面であって、
「電話番号」、「ドメインアドレス」、「加入者I
D」、「パスワード」の各項目には、ISPサーバ81
aの電話番号(ダイヤルアップ接続用)やドメインアド
レス、認証用の加入者IDおよびパスワードがそれぞれ
入力される。また、「プライマリDNSのIPアドレ
ス」、「セカンダリDNSのIPアドレス」の各項目に
は、DNS(Domain Name System)サーバのIPアドレ
スが接続の優先順位に従って入力される。
【0126】また、「接続」項目は、利用可能な各IS
Pサーバ81a〜81cのうち、この接続先設定画面に
表示されているISPサーバ81a(接続先1)をイン
ターネット接続時に利用するISPサーバとして指定す
るか否かが設定される。管理者は、この「接続」項目を
クリックしてチェックマークを入力することにより、利
用するISPサーバを指定することができる。
【0127】この接続先設定画面において、画面上方の
「接続1」、「接続2」、「接続3」がクリックされる
ことにより、当該接続先設定画面の表示内容が各ISP
サーバ81a〜81c用のものに切換えられる。また、
画面下方の「更新」ボタンがクリックされることによ
り、この接続先設定画面において入力された接続用デー
タが管理サーバ35に送信され、HD304の設定情報
格納領域304aに格納される。
【0128】一方、図16は、本実施形態において管理
用端末10eに表示される基本設定画面を例示する図で
ある。同図に示される基本設定画面において、「パケッ
ト換算基数」項目には、1パケット当たりの課金金額が
各接続先1〜3毎に管理者によって入力される。そし
て、画面下方の「更新」ボタンがクリックされることに
より、この基本設定画面において入力された基本設定デ
ータが管理サーバ35に送信され、HD304の設定情
報格納領域304aに格納される。
【0129】本実施形態では、利用可能な各ISPサー
バ81a〜81cのうち、管理者によって指定されたい
ずれかのISPサーバを利用してインターネット接続サ
ービスを提供する。また、利用するISPサーバに応じ
て、異なる課金金額を用いて端末10a〜10eの利用
料金を算出する。これは、各ISPサーバ81a〜81
c毎に利用料が異なるためである。
【0130】管理者は、上述した接続先設定画面(図1
5参照)において利用するISPサーバの指定を変更し
たり、あるいは上述した基本設定画面(図16参照)に
おいて各ISPサーバ81a〜81cの1パケット当た
りの課金金額を変更する。そして、管理サーバ35は、
インターネット接続サービスを利用して各端末10a〜
10eがパケット通信を行った際に、利用したISPサ
ーバの識別情報や、課金金額情報をなどをさらに含んだ
ログを生成し、当該ログをログ格納領域304bに格納
する。そして、管理サーバ35は、このログ格納領域3
04bに格納されたログに基づいて、利用したISPサ
ーバ毎に異なる課金金額を用いて各端末10a〜10e
毎に利用料金を算出する。
【0131】以上説明したように本実施形態によれば、
管理サーバ35は、利用した有料の通信サービス(通信
衛星50を用いた衛星パケット通信サービス、ISPサ
ーバ81a〜81cによる回線接続サービス)の通信コ
ストを反映させて各端末10a〜10e毎の利用料金を
算出することができる。
【0132】[C.変形例]以上、本発明の実施形態に
ついて説明したが、この実施形態はあくまでも例示であ
り、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形が可
能である。変形例としては、例えば以下のようなものが
考えられる。
【0133】<変形例1>上記第1実施形態において、
さらに以下に説明する制御を行う構成としてもよい。図
17は、管理サーバ30のCPU307により実行され
る警告報知処理の動作を例示するフローチャートであ
る。この警告報知処理は、管理サーバ30において、C
PU307により定期的(例えば、30分毎など)に開
始される。
【0134】なお、この警告報知処理を行う前提とし
て、管理サーバ30のCPU307は、図12に示され
た清算画面上で「印刷」ボタンがクリックされ、管理者
により利用明細を印刷する旨が指示されると、利用明細
の印刷処理を実行した後、まず、現在時刻を取得する。
そして、CPU307は、印刷した利用明細の情報(利
用者、利用料金、利用料金の算出対象期間など)に現在
時刻を付加してHD304に格納する。このHD304
に格納された時刻情報の付加されている利用明細の情報
は、清算画面(図12参照)において「清算済」ボタン
がクリックされると、CPU307によりHD304内
から削除される。
【0135】まず、図17に示されるように、管理サー
バ30のCPU307は、HD304内に時刻情報の付
加された利用明細の情報が格納されているか否かを判別
する(ステップS401)。その結果、時刻情報の付加
された利用明細の情報がHD304に格納されていない
と判別した場合、CPU307は、当該警告報知処理を
終了する。
【0136】また、管理サーバ30のCPU307は、
HD304内に時刻情報の付加された利用明細の情報が
格納されていると判別した場合、まず、HD304内に
格納されている全ての利用明細の情報に対して処理対象
フラグの値を“1”にセットした後(ステップS40
2)、その中から、例えば、最も古い時刻情報の付加さ
れた利用明細をHD304から読み出す(ステップS4
03)。次いで、CPU307は、現在時刻を取得し
(ステップS404)、当該現在時刻とHD304から
読み出した利用明細の情報に付加されている時刻情報と
を比較する(ステップS405)。
【0137】そして、管理サーバ30のCPU307
は、比較の結果得られた時間差が予め設定された期間
(例えば、2日あるいは12時間など)を超えたか否か
を判別し(ステップS406)、時間差が予め設定され
た期間を超えていない場合は、ステップS408に移行
する。また、CPU307は、時間差が予め設定された
期間を超えたと判別した場合、警告として、料金徴収の
確認を問う電子メールを管理用端末10eへ送信した後
(ステップS407)、上記ステップS402において
当該利用明細の情報に対して付与された処理対象フラグ
の値を“1”から“0”へ変更する(ステップS40
8)。
【0138】なお、上記ステップS407において管理
用端末10eへ送信される電子メールには、利用者、利
用料金、利用料金の算出対象期間など利用明細の情報
と、例えば、「この利用明細について料金徴収を行った
か確認をして下さい」などといったメッセージとが含ま
れている。また、上記ステップS406において判別に
用いられる期間情報は、管理者により任意の時間幅に設
定可能である。
【0139】また、管理サーバ30のCPU307は、
上記ステップS406において時刻情報と現在時刻との
時間差が予め設定された期間を超えたと判別した場合、
この後、管理用端末10eからのアクセスがあった場合
に、例えば、メイン管理画面(図9参照)において、該
当する利用者の項目を赤色で点滅表示させるとととも
に、料金徴収の確認を問うメッセージ表示を行う構成で
あってもよい。この料金徴収の確認を問うメッセージと
しては、例えば、該当する利用明細の情報を表示すると
ともに「この利用明細について料金徴収を行ったか確認
をして下さい」などといった文字情報が管理用端末10
eの画面に表示されるものであればよい。
【0140】また、管理サーバ30のCPU307は、
上記ステップS408の処理の後、上記ステップS40
2において付与した処理対象フラグの値を参照し、HD
304内に当該警告報知処理の処理対象となる利用明細
の情報がまだ残っているか否かを判別する(ステップS
409)。その結果、HD304内に当該警告報知処理
の処理対象となる利用明細の情報が1つ以上残っている
と判別した場合は、上記ステップS403に戻り、処理
対象の残りの利用明細の情報についてステップS403
〜S408までの処理を行う。
【0141】一方、CPU307は、上記ステップS4
09において、HD304内に当該警告報知処理の処理
対象となる利用明細の情報が残っていないと判別した場
合は、当該警告報知処理を終了する。このような構成と
すれば、管理サーバ30は、管理者に対して料金徴収に
関する警告を報知することができるので、管理者は、利
用者からの料金徴収を確実に行うことができる。
【0142】<変形例2>上記第1および第2実施形態
では、利用料金をパケット数に基づいて算出する構成と
した。しかしながら、パケット数などの通信量ではな
く、通信時間に応じて利用料金を算出する構成としても
よい。この場合、管理サーバ30,35は、端末10a
〜10eがインターネット接続サービスを利用して外部
の通信装置とパケット通信を行った場合に、その通信時
間を計時する計時機能を有し、当該計時機能により計時
された通信時間の情報をさらに含んだログを生成してH
D304のログ格納領域304bに格納する。
【0143】そして、管理サーバ30,35は、ログ格
納領域304b内のログに基づいて、各端末10a〜1
0e毎に上記サービスを利用して外部の通信装置とパケ
ット通信を行った通信時間を集計し、当該集計された通
信時間と、予め設定された単位時間当たりの課金金額と
に基づいて各端末10a〜10e毎の利用料金を算出す
る。なお、各端末10a〜10eによる衛星パケット移
動機40の利用時間(通信時間)や、ISPサーバ8
1,81a〜81cとの接続時間などに基づいて利用料
金を算出する構成としてもよい。
【0144】<変形例3>上記第2実施形態では、接続
先のISPサーバ81a〜81cに応じて1パケット当
たりの課金金額を変更する場合について説明した。しか
しながら、この他にも、例えば、利用者を複数のグルー
プに区分し、グループ毎に1パケット当たりの課金金額
を変更する構成としてもよい。このような構成とすれ
ば、例えば、船舶の乗員に対しては、福利厚生の一環と
して乗客よりも低額の課金金額を設定することなどが可
能となる。
【0145】<変形例4>また、上記第1および第2実
施形態では、利用料金の算出対象となる期間を利用明細
画面(図10参照)において管理者が指定する構成とし
た。しかしながら、例えば、「利用料金の算出対象期
間:毎月20日〜翌月19日まで」、「利用明細の印刷
日時:毎月24日午後5時」など、予め利用料金の算出
対象期間や利用明細の印刷日時を管理サーバ30に設定
可能な構成として、利用明細を印刷するまでの一連の処
理を自動的に行う構成としてもよい。
【0146】<変形例5>上記第1および第2実施形態
では、管理サーバ30において集計・算出された通信量
(パケット数やパケットのバイト数)や利用料金などの
サービス利用情報を管理用端末10eの画面に表示させ
る構成とした。しかしながら、管理サーバ30が表示装
置を有し、当該表示装置に上記サービス利用情報を表示
する構成としてもよい。また、管理サーバ30がキーボ
ードやマウスなどの操作入力部を有し、管理者は、この
操作入力部を利用して各種設定情報の入力や管理サーバ
30の操作を行う構成であってもよい。
【0147】<変形例6>上記第1および第2実施形態
では、本発明をインターネット接続サービスに適用した
場合について説明した。しかしながら、本発明は、イン
ターネット接続を行う場合に限定されるものではない。
例えば、管理サーバ30から衛星パケット移動機40、
通信衛星50および移動パケット通信網60、さらに公
衆網を介してイントラネットなどの社内LANや個人所
有の通信装置などに接続する場合であっても、本発明を
適用可能である。
【0148】<変形例7>上記第1および第2実施形態
においてISPサーバ81,81a〜81cは、専用線
を介して移動パケット通信網60に直接接続されている
構成とした。しかしながら、このISPサーバ81,8
1a〜81cは、公衆網を介して移動パケット通信網6
0に接続されている構成であってもよい。また、コンテ
ンツサーバ82は、移動パケット通信網60内に設置さ
れている構成であってもよいし、専用線により移動パケ
ット通信網60に直接接続されている構成であってもよ
い。
【0149】<変形例8>上記第1および第2実施形態
では、衛星パケット通信を行うために、パケット通信機
能を有する衛星携帯電話機(衛星パケット移動機40)
を用いる構成とした。しかしながら、通信衛星50との
間でパケットの送受信を行うことが可能な衛星通信装置
であれば、衛星携帯電話機以外の装置であってもよいこ
とは勿論である。
【0150】<変形例9>上記第1および第2実施形態
では、衛星パケット移動機40、通信衛星50および移
動パケット通信網60を用いた衛星パケット通信を利用
した場合について説明した。しかしながら、本発明は、
図18に示されるように、衛星パケット通信を利用しな
い形態に対しても適用可能である。この場合、同図に示
される通信システム300において、管理サーバ36
は、通信モデムを内蔵し、公衆網70を介してISPサ
ーバ81にダイヤルアップ接続によりアクセスする。
【0151】<変形例10>上記第1および第2実施形
態では、本発明をパケット通信に適用した場合について
説明したが、本発明は、パケット通信以外のデータ通信
に対しても適用可能であることは勿論である。
【0152】<変形例11>上記第1および第2実施形
態において、管理サーバ30により算出された利用料金
の決済は、利用者のクレジットカード番号や銀行口座番
号などを利用した電子決済で行う形態であってもよい。
【0153】<変形例12>上記第1および第2実施形
態では、本発明の通信システム1,100を船舶に適用
した場合について説明した。しかしながら、本発明は、
固定通信網における通信線の設置が困難で、かつ、移動
通信網におけるサービスエリアの圏外となる場所、例え
ば、山岳地帯や離島、航空機などに適用することも可能
である。
【0154】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、サ
ーバ(中継装置)は、有料の通信手段を利用して、配下
の端末と相手先の装置との通信を中継した場合に、その
通信量などに基づいて配下の端末毎に通信料金を算出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態に係る管理サーバを
含む通信システムの構成を例示するブロック図である。
【図2】 同実施形態に係る管理サーバのハードウェア
構成を例示するブロック図である。
【図3】 同実施形態に係る管理サーバにおいて、HD
に格納されている通信量・料金管理DBのデータ構成を
例示する図である。
【図4】 同実施形態に係る管理サーバおよび管理用端
末により実行される環境設定処理の動作を例示するシー
ケンスチャートである。
【図5】 同実施形態に係る管理用端末に表示される基
本設定画面を例示する図である。
【図6】 同実施形態に係る管理用端末に表示されるメ
イン管理画面(その1)を例示する図である。
【図7】 同実施形態に係るサービス端末とコンテンツ
サーバとの間でパケット通信が行われる場合の、通信シ
ステム各部の動作を例示するシーケンスチャートであ
る。
【図8】 同実施形態に係る管理サーバのCPUにより
実行されるDB更新処理の動作を例示するフローチャー
トである。
【図9】 同実施形態に係る管理用端末に表示されるメ
イン管理画面(その2)を例示する図である。
【図10】 同実施形態に係る管理用端末に表示される
利用明細画面を例示する図である。
【図11】 同実施形態に係る管理用端末に表示される
詳細明細画面を例示する図である。
【図12】 同実施形態に係る管理用端末に表示される
清算画面を例示する図である。
【図13】 同実施形態に係り、図9〜図12に示され
た各画面の遷移関係を例示する状態遷移図である。
【図14】 本発明の第2実施形態に係る管理サーバを
含む通信システムの構成を例示するブロック図である。
【図15】 同実施形態に係る管理用端末に表示される
接続先設定画面を例示する図である。
【図16】 同実施形態に係る管理用端末に表示される
基本設定画面を例示する図である。
【図17】 変形例1に係る管理サーバのCPUにより
実行される警告報知処理の動作を例示するフローチャー
トである。
【図18】 変形例9に係る通信システムの構成を例示
するブロック図である。
【符号の説明】
1,200,300……通信システム、2……LAN、
10a〜10d……サービス端末、10e……管理用端
末、15……プリンタ、20……HUB、30,35,
36……管理サーバ、40……衛星パケット移動機、5
0……通信衛星、60……移動パケット通信網、61…
…SBS、62……SPPM、63……PGW、70…
…公衆網、80……インターネット、81,81a,8
1b,81c……ISPサーバ、82……コンテンツサ
ーバ、301……記憶部、302……ROM、303…
…RAM、304……HD、304a……設定情報格納
領域、304b……ログ格納領域、304c……通信量
・料金管理DB、305,306……通信インタフェー
ス、307……CPU、308……バス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 15/00 H04M 15/00 Z (72)発明者 黒田 幸和 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 伊藤 好弘 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K025 AA01 AA05 BB07 BB10 GG16 5K030 GA20 HA08 HB08 HC01 HC09 HD03 HD06 JL01 JL02 JT03 JT09 KA04 MB09 MC08 5K101 MM07 NN21 NN48 PP03

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有料の通信手段を利用して通信を行うこ
    とが可能なサーバが、当該サーバの配下の端末と前記有
    料の通信手段を介した相手先の装置との通信を中継する
    とともに、その通信量を配下の端末毎に集計する集計過
    程と、 前記サーバが前記集計過程にて集計された通信量に基づ
    いて前記端末毎の通信料金を算出する算出過程とを有す
    ることを特徴とする通信料金算出方法。
  2. 【請求項2】 前記集計過程では、 前記サーバが、設定された集計期間内における通信量を
    配下の端末毎に集計することを特徴とする請求項1に記
    載の通信料金算出方法。
  3. 【請求項3】 前記集計期間は前記端末毎に設定される
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信料金算出方法。
  4. 【請求項4】 前記サーバは、複数の前記有料の通信手
    段を切換えて利用することが可能であり、 前記集計過程では、前記サーバが、前記端末と前記相手
    先の装置との通信量を配下の端末毎に、利用した通信手
    段別に集計し、 前記算出過程では、前記集計過程にて集計された通信量
    に基づいて、前記通信手段別に異なる料金体系を用いて
    端末毎の通信料金を算出することを特徴とする請求項1
    に記載の通信料金算出方法。
  5. 【請求項5】 前記有料の通信手段は、インターネット
    への回線接続を行う装置であることを特徴とする請求項
    4に記載の通信料金算出方法。
  6. 【請求項6】 有料の通信手段を利用して通信を行うこ
    とが可能なサーバが、当該サーバの配下の端末と前記有
    料の通信手段を介した相手先の装置との通信を中継する
    とともに、その通信量、通信日時および当該通信を行っ
    た端末の識別情報を含んだログを生成して記憶する記憶
    過程と、 前記サーバが前記記憶過程にて記憶されたログに基づい
    て配下の端末毎に通信量を集計する集計過程と、 前記サーバが前記集計過程にて集計された通信量に基づ
    いて前記端末毎の通信料金を算出する算出過程とを有す
    ることを特徴とする通信料金算出方法。
  7. 【請求項7】 前記算出過程の後に行われる過程であっ
    て、 前記サーバが、前記集計過程にて集計された通信量およ
    び前記算出過程にて算出された通信料金を表示する表示
    過程をさらに有することを特徴とする請求項1ないし6
    のいずれか1の請求項に記載の通信料金算出方法。
  8. 【請求項8】 前記算出過程の後に行われる過程であっ
    て、 前記サーバが、前記算出過程にて算出された通信料金を
    用いて前記端末の利用者に対して料金請求を行うための
    請求明細の印刷データを生成し、当該印刷データをプリ
    ンタに出力する出力過程と、 前記プリンタが前記出力過程にて出力された印刷データ
    に基づいて請求明細を印刷する印刷過程とをさらに有す
    ることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1の請
    求項に記載の通信料金算出方法。
  9. 【請求項9】 前記印刷過程の後に行われる過程であっ
    て、 前記サーバが、前記印刷過程にて請求明細が印刷された
    後、予め設定された期間内に前記請求明細の料金が徴収
    されたことを示す指令が入力されなかった場合、警告を
    報知する報知過程をさらに有することを特徴とする請求
    項8に記載の通信料金算出方法。
  10. 【請求項10】 前記報知過程では、前記サーバが料金
    徴収の確認を問う電子メールを予め指定された端末に送
    信することを特徴とする請求項9に記載の通信料金算出
    方法。
  11. 【請求項11】 前記報知過程では、前記サーバが料金
    徴収の確認を問うメッセージを表示することを特徴とす
    る請求項9に記載の通信料金算出方法。
  12. 【請求項12】 有料の通信手段を利用して通信を行う
    ことが可能なサーバが、当該サーバの配下の端末と前記
    有料の通信手段を介した相手先の装置との通信を中継す
    るとともに、その通信時間を配下の端末毎に集計する集
    計過程と、 前記サーバが前記集計過程にて集計された通信時間に基
    づいて前記端末毎の通信料金を算出する算出過程とを有
    することを特徴とする通信料金算出方法。
  13. 【請求項13】 前記有料の通信手段による通信は、衛
    星および衛星通信装置を用いて行われる衛星通信である
    ことを特徴とする請求項1ないし3および6ないし12
    のいずれか1の請求項に記載の通信料金算出方法。
  14. 【請求項14】 前記衛星通信装置は、パケット通信機
    能を有する衛星携帯電話機であることを特徴とする請求
    項13に記載の通信料金算出方法。
  15. 【請求項15】 有料の通信手段を利用して通信を行う
    ことが可能であり、配下の端末と前記有料の通信手段を
    介した相手先の装置との通信を中継する中継装置であっ
    て、 前記端末と前記相手先の装置との通信量を配下の端末毎
    に集計する集計手段と、 前記集計手段により集計された通信量に基づいて前記端
    末毎の通信料金を算出する算出手段とを有することを特
    徴とする中継装置。
  16. 【請求項16】 前記集計手段は、 設定された集計期間内における通信量を配下の端末毎に
    集計することを特徴とする請求項15に記載の中継装
    置。
  17. 【請求項17】 前記集計期間は前記端末毎に設定され
    ることを特徴とする請求項16に記載の中継装置。
  18. 【請求項18】 前記中継装置はシリアルポートを有
    し、当該シリアルポートを介して有料の通信手段と通信
    を行うことが可能であり、 前記シリアルポートを通過したデータを集計対象と判別
    する判別手段をさらに有し、 前記集計手段は、前記判別手段により集計対象として判
    別されたデータに基づく通信量を配下の端末毎に集計す
    ることを特徴とする請求項15に記載の中継装置。
  19. 【請求項19】 当該中継装置は、複数の前記有料の通
    信手段を切換えて利用することが可能であり、 前記集計手段は、前記端末と前記相手先の装置との通信
    量を配下の端末毎に、利用した通信手段別に集計し、 前記算出手段は、前記集計手段により集計された通信量
    に基づいて、前記通信手段別に異なる料金体系を用いて
    端末毎の通信料金を算出することを特徴とする請求項1
    5に記載の中継装置。
  20. 【請求項20】 前記有料の通信手段は、インターネッ
    トへの回線接続を行う装置であることを特徴とする請求
    項19に記載の中継装置。
  21. 【請求項21】 有料の通信手段を利用して通信を行う
    ことが可能であり、配下の端末と前記有料の通信手段を
    介した相手先の装置との通信を中継する中継装置であっ
    て、 前記端末と前記相手先の装置との通信に応じて、その通
    信量、通信日時および当該通信を行った端末の識別情報
    を含んだログを生成して記憶する記憶手段と、前記記憶
    手段により記憶されたログに基づいて配下の端末毎に通
    信量を集計する集計手段と、 前記集計手段により集計された通信量に基づいて前記端
    末毎の通信料金を算出する算出手段とを有することを特
    徴とする中継装置。
  22. 【請求項22】 前記集計手段により集計された通信量
    および前記算出手段により算出された通信料金を表示す
    る表示手段をさらに有することを特徴とする請求項15
    ないし21のいずれか1の請求項に記載の中継装置。
  23. 【請求項23】 前記算出手段により算出された通信料
    金を用いて前記端末の利用者に対して料金請求を行うた
    めの請求明細の印刷データを生成し、当該印刷データを
    プリンタに出力する出力手段をさらに有することを特徴
    とする請求項15ないし22のいずれか1の請求項に記
    載の中継装置。
  24. 【請求項24】 前記出力手段により請求明細の印刷デ
    ータが出力された後、予め設定された期間内に前記請求
    明細の料金が徴収されたことを示す指令が入力されなか
    った場合、警告を報知する報知手段をさらに有すること
    を特徴とする請求項23に記載の中継装置。
  25. 【請求項25】 前記報知手段は、料金徴収の確認を問
    う電子メールを予め指定された端末に送信することを特
    徴とする請求項24に記載の中継装置。
  26. 【請求項26】 前記報知手段は、料金徴収の確認を問
    うメッセージを表示することを特徴とする請求項24に
    記載の中継装置。
  27. 【請求項27】 有料の通信手段を利用して通信を行う
    ことが可能であり、配下の端末と前記有料の通信手段を
    介した相手先の装置との通信を中継する中継装置であっ
    て、 前記端末と前記相手先の装置との通信時間を配下の端末
    毎に集計する集計手段と、 前記集計手段により集計された通信時間に基づいて前記
    端末毎の通信料金を算出する算出手段とを有することを
    特徴とする中継装置。
  28. 【請求項28】 前記有料の通信手段による通信は、衛
    星および衛星通信装置を用いて行われる衛星通信である
    ことを特徴とする請求項15ないし18および21ない
    し27のいずれか1の請求項に記載の中継装置。
  29. 【請求項29】 前記衛星通信装置は、パケット通信機
    能を有する衛星携帯電話機であることを特徴とする請求
    項28に記載の中継装置。
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