JP4060728B2 - ブロードバンドサービス案内方法,及び、ブロードバンドサービス案内プログラム - Google Patents

ブロードバンドサービス案内方法,及び、ブロードバンドサービス案内プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブロードバンド接続業者が新たな開局を行ってそのサービスエリアを拡大する際に、その拡大されたサービスエリア内に拠点(住居,事業所)を有するユーザにサービス開始を案内するためのブロードバンドサービス案内方法,及び、コンピュータに対して上述したブロードバンドサービス案内方法を実行させるブロードバンドサービス案内プログラムに、関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネット接続業者(ISP[Internet Service Provider],二次プロバイダ)とインターネット接続サービスの契約を交わしているユーザが、自己が操作するコンピュータをインターネットに接続させるためには、第1種通信業者が提供している電話回線(アナログ電話回線又はISDN回線)を通じて、当該ISPが各地に設置しているアクセスポイント(ダイヤルアップ接続サーバの機能を備えたコンピュータ)に接続することによって、このISPの提供するコンピュータネットワークに接続し、更に、このISPのネットワーク内に設置されているインターネット接続ルータを経由して、インターネット(一次プロバイダのルータ,インターネットバックボーン,一次プロバイダに接続された二次プロバイダのルータ及びサーバ装置群,等からなるネットワーク)に接続していた。
【0003】
このような接続の仕方は、ダイヤルアップ接続と呼ばれており、ユーザのコンピュータ(詳しくはモデム又はTA[Terminal Adapter])とアクセスポイントとの間において通常の電話回線を経由するため、通信速度に上限がある,通常の回線利用料金(通信時間及び回線の距離に応じて課金される通話料金)が別途掛かる,常時接続が事実上不可能であるとの欠点を有していた。
【0004】
そのため、ユーザのコンピュータとISPのアクセスポイントとの間において、通常の電話回線を用いることなく、通常の電話回線よりも高速(即ち、広帯域)の通信が可能な伝送媒体(例えば、アナログ電話回線上に高周波の搬送波を重畳させるxDSL,ケーブルテレビ回線,光ファイバー,等)を用いて接続させる、いわゆるブロードバンドサービスが、広く提供されている。このようなブロードバンドサービスは、ISP自身によって提供される場合もあるが、ISPとは別組織のブロードバンド接続業者によって提供されている場合もある。後者の場合、各ブロードバンド接続業者は、複数のISPにブロードバンドサービスを提供することが多く、また、各ISPも、複数のブロードバンド接続業者からブロードバンド接続サービスを受けていることが多い。
【0005】
このようなブロードバンドサービスは、ユーザにとってメリットが多いのではあるが、そのサービスエリアが自ずから限られるという問題があるので(例えば、xDSLにおいてはアナログ信号故の信号減衰に因り電話局から数キロの範囲でしかサービス提供ができず、ケーブルテレビや光ファイバーにおいてはそれらの媒体が敷設されている地域にしかサービス提供ができない)、現状では、全てのユーザに提供可能とはなっていない。
【0006】
そのため、各ISPは、ブロードバンドサービスの新規開始(即ち、開局)があった場合には、新たにサービスエリアに含まれることとなった地域に住んでいる会員ユーザ(インターネット接続サービスについての契約を交わしているユーザ)に対しては、速やかに、ブロードバンドサービスの開始を案内して、それら会員ユーザにブロードバンドサービスの提供が可能になった事を知らしめる必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、各ISPは、インターネット接続サービスの提供に関してユーザと契約を交わす際には、このユーザに対して、その名前や決済用のクレジットカード番号の他、住所や固定電話の電話番号といった当該ユーザの自宅所在地を特定するための情報を申告させ、これらの情報をデータベース(会員データベース)に登録することによって、会員ユーザの管理を行っている。
【0008】
しかしながら、これらの情報は、仮に事実と齟齬していたとしても、実際のユーザ管理上(例えば、課金事務の都合上)には支障がない。そのため、契約締結後に当該会員ユーザが自宅を引っ越した場合であっても、新たな住所や電話番号が当該会員ユーザから申請されないままに放置されることが多いので、事実上、会員データベースに登録されている各ユーザの住所や電話番号は、それらユーザの真の自宅所在地を必ずしも示しているわけではない。
【0009】
従って、会員データベースに登録されている各会員ユーザの住所や電話番号に基づいて、新規サービスエリアに含まれることになった地域に済んでいる会員ユーザを案内対象者として抽出したとしても、その抽出結果は実情を反映していない(即ち、その地域に住んでいた時に契約を交わしたがその後において当該地域内にインターネット接続の拠点[自宅,事業所,等]を有さなくなった会員ユーザが、案内対象者として抽出されてしまう,また、当該地域外に住んでいる間に契約を交わしたがその後におけるインターネット接続の拠点が当該地域内となっている会員ユーザが、案内対象者として抽出されない)という問題があった。
【0010】
そこで、本発明の課題は、ブロードバンドサービスの新規開局があった場合に、その新規開局によって新たにサービスエリアに含まれることになった地域に実際にインターネット接続の拠点を有するユーザに対してのみ、自動的に、ブロードバンドサービスの開始を案内することができるブロードバンドサービス案内方法,及び、コンピュータに対して上述したブロードバンドサービス案内方法を実行させるブロードバンドサービス案内プログラムの、提供である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために案出された本発明によるブロードバンドサービス案内方法は、電話回線を介してインターネットへの接続を要求してきたユーザ端末に対して、そのユーザ端末がある場所を新規サービスエリアに含むブロードバンドサービスの開始を案内するためのブロードバンドサービス案内方法であって、ブロードバンドサービスの新規サービスエリアを示すエリア情報を第1データベースに格納し、電話回線を介してユーザ端末がインターネットへの接続を要求してきたときには、そのユーザ端末との通信を通じて、発信元電話番号を取得し、取得した発信元電話番号を付与された電話回線が設置されている場所を含む新規サービスエリアが前記第1データベースに格納されている何れかのエリア情報によって示されている場合には、前記ユーザ端末に対して、ブロードバンドサービスの開始を案内する案内メッセージを送信することを、特徴とする。
【0012】
また、上記課題を解決するために案出された本発明によるブロードバンドサービス案内プログラムは、電話回線を介してユーザ端末と通信可能な通信装置と、ブロードバンドサービスの新規サービスエリアを示すエリア情報を格納したディスク装置とに、夫々接続されたコンピュータに対して、電話回線を介してユーザ端末がインターネットへの接続を要求してきたときには、そのユーザ端末との通信を通じて発信元電話番号を取得させ、取得した発信元電話番号に対応した電話番号を付与された電話回線が設置されている場所を含む新規サービスエリアが、前記第1データベースに格納されている何れかのエリア情報によって示されているか否かを判断させ、前記電話回線が設置されている場所を含む新規サービスエリアが何れかのエリア情報によって示され場合には、前記ユーザ端末に対して、ブロードバンドサービスの開始を案内する案内メッセージを送信させることを、特徴とする。
【0013】
このように構成されると、何れかのユーザが操作するユーザ端末が電話回線を通じてインターネットへのダイヤルアップ接続を要求してきた時には、その通信の発呼時にユーザ端末が指定した接続元電話番号が取得される。この接続元電話番号は、実際に当該ユーザ端末に接続されている電話回線に対して付与されているものであるので、その接続元電話番号は、その電話回線の設置場所,ひいては、そのユーザ端末の設置場所を示していることになる。そのため、その発信元電話番号と第1データベースに格納されているエリア情報とを対比させれば、前者に対応したユーザ端末の設置場所が後者に対応した新規サービスエリアに含まれているか否かの判断を行うことができる。そのような判断の結果として、前者に対応したユーザ端末の設置場所を含む新規サービスエリアを示しているエリア情報が第1データベース内に見つけられた場合には、そのユーザ端末に対してブロードバンドサービスの開始を案内する案内メッセージが送信されるので、ユーザ端末2を操作しているユーザは、自分がインターネット接続の拠点を置いている場所をそのサービスエリアに含むブロードバンドサービスの開始についての案内メッセージのみを、確実に受け取ることができる。
【0014】
なお、前記エリア情報は、サービスエリアの地域名であっても良いし、サービスエリアに含まれる住所の範囲を示す情報であっても良いし、郵便番号であっても良いし、サービスエリア内に設置されている固定電話回線に付与された電話番号群を示す情報であっても良い。電話番号群を示す情報とは、そのサービスエリア内に設置されている固定電話回線に付与された全電話番号そのものであっても良いし、これら電話番号に共通する桁の番号であっても良い。
【0015】
なお、ここで「ユーザの拠点」とは、ユーザがダイアルアップ接続時に使用する電話回線が設置されている所という意味であるので、ユーザの自宅の他、ユーザの別宅や事業所も含まれる。
【0016】
また、ユーザが操作するユーザ端末への案内メッセージの送信は、メール等の手段によってなされても良いが、所定の位置情報が示す位置からのファイル読み出し要求を繰り返すプログラムがユーザ端末にインストールされている場合にあっては、各ユーザに固有のファイル位置情報が示す位置に案内メッセージをファイル保存しておき、この位置からのファイル読み出しをユーザ端末に行わせれば良い。このようなメッセージ送信を行わせるためには、予め登録された各ユーザについて、その識別情報及び固有のファイル位置情報を、互いに対応付けて第2データベースに格納しておけば良い。
【0017】
また、各ユーザについて、その識別情報及びそのユーザの属性を示す属性情報が、互いに対応付けられて第3データベースに記憶されても良い。そして、ユーザが操作するユーザ端末へ送信される案内メッセージの文面は、このユーザの属性に対応した文面であっても良い。このユーザの属性とは、例えば、ユーザの家族人数や年齢に関する情報や、ユーザのインターネットの利用状況に関する情報などである。後者の情報は、更に詳しくは、ユーザに対するインターネット接続サービスの利用料金の請求履歴や、インターネットの接続時間を示す情報などである。これらの情報が属性情報に含まれる場合には、案内メールの文面は、請求履歴が示す利用料金や接続時間に基づいて算出される通話料金と、ブロードバンドサービスの利用料金とを比較する文面とすることができる。このような文面であれば、ユーザは、コスト面に着目して、ブロードバンドサービスを申し込むべきか否かを判断することができる。
【0018】
なお、ブロードバンド接続サービスは、各ユーザに対してインターネット接続サービスを提供しているISP自身が提供するものであっても、ISPと提携したブロードバンド接続業者が提供するものであっても良い。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明によるブロードバンドサービス案内方法,及び、ブロードバンドサービス案内プログラムの実施の形態を、説明する。
(システム構成)
図1は、上記ブロードバンドサービス案内方法が実施されているネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。この図1に示されるように、このネットワークシステムは、各ISPが運営するネットワーク上に存在する各種サーバの機能を1台のコンピュータ上に集約して示した1台のサーバ装置1と、当該ISPのネットワークに接続されているアクセスポイント(ダイヤルアップ接続サーバの機能を備えたコンピュータ)4と、インターネット(一次プロバイダ,バックボーン,二次プロバイダ)Nと、当該ISPとブロードバンドサービスについて提携を行っているブロードバンド接続業者が情報発信のために運営している受付局システム5と、ユーザが操作するユーザ端末2とから、構成されている。
【0020】
図1に示されたユーザ端末2は、当該ISPと契約を交わすことによって当該ISPが提供するインターネット接続サービスを受ける会員となったユーザ(以下、「会員」と称する)が操作するコンピュータであるので、サーバ装置1に対して、アクセスポイント4を通じたダイヤルアップ接続を通じて、また、ブロードバンド接続業者によって当該会員が利用可能なブロードバンドサービスが開局した場合には、そのブロードバンドサービスに用いられる図示せぬ伝送媒体を通じて、接続可能である。また、各ユーザ端末2は、サーバ装置1によるインターネット接続サービスを通じて、インターネットNの先に接続されている一般のウェッブサーバ装置に対して、アクセスすることができる。
【0021】
ユーザ端末2(図1においてはユーザ端末2の内部図示は省略)は、インターネット接続可能なコンピュータであり、例えば、互いにバスBによって接続されたCPU[Central processing unit]20,通信アダプタ21.ディスプレイ22,入力装置23,RAM[Random access memory]24及びハードディスク25から、構成されている。これらのうち、CPU20は、このユーザ端末2全体を制御する中央処理装置である。また、通信アダプタ21は、アクセスポイント4に繋がる電話回線との物理インターフェースをなす装置であり、具体的には、モデム,TA[Terminal Adapter],ルータ等であって、ブロードバンド接続サービス利用時にはブロードバンド対応のものに置き換えられる。ディスプレイ22は、CPU20によって生成された画像を表示する表示装置である。入力装置23は、キーボード及びマウスからなる。RAM24は、CPU20が各種プログラムを実行するに際しての作業領域が展開される主記憶装置である。
【0022】
ハードディスク25は、CPU20によって読み出されて実行される各種プログラムを、格納している。このハードディスク25が格納しているプログラムには、通信アダプタ21を介してサーバ装置1や他のウェッブサーバ装置3との間でTCP/IP[Transmission Contrl Protocol/Internet Protocol]に従った通信を行う機能を含むオペレーティングシステム(図示略),このオペレーティングシステム26の通信機能を用いてサーバ装置1や一般的なウェッブサーバ装置に対して各種メッセージを送信するとともにこれらメッセージに応じてサーバ装置1が送信して来たウェッブコンテンツ(HTML[Hyper Text Markup Language]データ等からなる画面データ)を解釈して表示するブラウザ26,入力装置23を介して入力された指示に従ってアクセスポイント4に対してダイヤルアップ接続し、その後、当該会員専用のURLを指定したコンテンツファイル取得要求(HTTPリクエストメッセージ)を定期的にサーバ装置1に送信して、対応するコンテンツファイル132があった場合にのみ、応答されたファイル132内のテキストデータの内容を示すポップアップウィンドウ又はテロップをディスプレイ22に表示する接続プログラム27を、含む。上記ブラウザ26は、市販されているプログラム(例えば、米国マイクロソフト社の「Internet Explorer[同社の登録商標]」)であるので、その処理内容についての詳細な説明は省略する。また、上記接続プログラム27も、一般に流通しているプログラム(例えば、本出願人の「@niftyでインターネット」)であるが、その処理内容については、後においてフローチャートを用いて説明される。
【0023】
受付局システム5は、ブロードバンド接続業者がサービス提供中(開局中)のブロードバンドサービスについての情報を発信するために運営しているコンピュータである。従って、この受付局システム5内の図示せぬディスク装置に格納されているデータベース(受付局データベース51)には、当該ブロードバンド接続業者が開局中のサービスエリア毎に、そのサービスエリアの場所を特定するためのエリア情報が、登録されている。特に、当該ブロードバンド接続業者が提供するブロードバンドサービスがxDSLである場合には、第1種通信事業者の電話局毎に、その電話局舎名,その電話局からxDSL接続サービスを提供可能な地域に対応した郵便番号,そのサービスエリア内に設置されている全電話回線に付与された電話番号群を示す情報(例えば、これら全電話番号に共通する桁の番号)が、登録されている。また、受付局システム5は、インターネットNを介してサーバ装置1と通信する機能を有しており、一定周期毎(毎日,各週毎,四半期毎,等)に、その周期の間に当該受付局データベース51に新規登録(新規開局)された新規サービスエリアを示すエリア情報(最新ブロードバンド開局情報)を、一括して、サーバ装置1へ送信する。
【0024】
アクセスポイント4は、第1種通信業者が運営する電話回線とサーバ装置1(即ち、当該ISPが運営するネットワーク)に繋がる専用線とに接続されており、電話回線を通じてダイヤルアップ接続してきたユーザ端末2に対して、そのユーザ端末2を操作している会員に予め付与されている会員ID及びパスワードを要求し、これらを受信するとサーバ装置1を構成する認証サーバ(認証サーバプログラム123)に転送して認証処理を要求し、認証が成功するとIPアドレスを、接続要求元ユーザ端末2に対して一時的に発行するとともに、このユーザ端末2が発呼時に指定した接続元電話番号を、当該会員ID及び当該IPアドレスとともに、サーバ装置1へ通知し、以後、このユーザ端末2が当該IPアドレスを接続元IPアドレスとして組み込んだIPパケットを含むメッセージを送信してくると、このメッセージをサーバ装置1へ転送し、また、このユーザ端末2宛のレスポンスをサーバ装置1から受け取ると、このレスポンスをユーザ端末2へ転送する。
【0025】
サーバ装置1は、実際には、当該ISPが運営するネットワーク上に存在する複数のサーバ装置(コンピュータ)である。このようなサーバ装置には、メールサーバの機能を果たすもの、ウェッブサーバ(コンテンツサーバ)の機能を果たすもの、認証サーバの機能を果たすもの、会員管理サーバの機能を果たすもの、課金サーバの機能を果たすもの等、従来からあるものの他、本発明を実施するためのブロードバンドサービス案内の機能を果たすものが、含まれている。但し、ここでは、説明を簡略化させるために、これらの機能が、一台のコンピュータによって実現されているものとして、説明を行う。
【0026】
このサーバ装置1としてのコンピュータは、互いにバスBによって接続されたCPU10,通信アダプタ11,RAM12及びハードディスク13から、構成されている。これらのうち、CPU10は、このサーバ装置1全体の制御を行う中央処理装置(コンピュータ)である。また、RAM12は、CPU10が各種処理を実行するに際しての作業領域が展開される主記憶装置である。また、通信アダプタ11は、インターネットN及びアクセスポイント4に繋がる回線(WAN:Wide Area Network)とのインターフェースを含み、これらアクセスポイント4及び電話回線を介してユーザ端末2と通信可能な通信装置である。
【0027】
ハードディスク13は、CPU20によって読み出されて実行される各種プログラム130及び各種データを格納しているディスク装置である。このハードディスク13が格納している各種プログラム130には、上述した各種機能を果たすためのプログラム,例えば、ブロードバンドサービス案内の機能を果たすための開局案内プログラム122,認証サーバとしての機能を果たすための認証サーバプログラム123,コンテンツサーバとしての機能を果たすためのコンテンツサーバプログラム124(WWWサーバ及び幾つかのCGIプログラムによって構成)が、含まれている。これらのうち、開局案内プログラム122による処理の内容については、フローチャートを参照して、後で詳しく説明する。
【0028】
また、ハードディスク13が格納している各種データには、CPU10が開局案内プログラム122に従った処理を実行する際に参照するブロードバンド開局予定データベース131,コンテンツファイル132,会員データベース133,課金データベース134,請求管理データベース135,メッセージ送信内容データベース136,ターゲティングテーブル137,テンプレートファイル138が、含まれている。
【0029】
図2は、この会員データベース133の概略データ構造を示す表である。この図2に示されるように、会員データベース133には、第2データベースとして、当該ISPと契約を交わした各会員毎に、その識別情報である会員ID,この会員IDに対応付けられた暗証情報であるパスワード,当該会員に付与された電子メールアドレス,当該会員に付与された情報ファイル取得用URL(当該会員による接続プログラム27の登録時において図示せぬサーバプログラムによって指定された固有のファイル位置情報),当該会員の名前,性別,郵便番号,電話番号(契約時において当該会員によって申告されたダイヤルアップ接続時に使用する電話回線に付与された電話番号),住所(マンション,ビル,アパート,一戸建て,等の建物情報を含む),生年月日,家族人数,当該会員がブロードバンドサービスを現在利用しているか否か,当該会員が利用可能なブロードバンドサービスについての情報(キャリア,料金,等),当該会員に適用される料金コース(例えば、月毎の定額コース,利用時間に比例して課金されるコース,等),当該会員がファミリーパック(電子メールアドレスが複数付与される等のサービスが付加されたコース)を利用しているか否か,当該会員の会員ステータス(当該会員がサービス享受を一時停止しているかいるか否かの情報)からなるレコードが、登録されている。なお、これらデータのうち、家族人数,当該会員がブロードバンドサービスを現在利用しているか否か,当該会員に適用される料金コース,当該会員がファミリーパックを利用しているか否か,及び、当該会員の会員ステータスが、ユーザの属性を示す属性情報である。
【0030】
図3は、課金データベース134の概略データ構造を示す表である。この図3に示されるように、課金データベース134には、第3データベースとして、会員として会員データベース133に登録されている各会員毎に、その会員ID,当該会員が最新にインターネット接続(アクセスポイント4に対するダイヤルアップ接続)をした際にアクセスポイント4から通知されてきた接続元電話番号及び接続元IPアドレス,当該会員がインターネット接続サービスを利用した月毎の総分数(インターネットの接続時間を示す情報),当該会員による各アクセスポイント4の利用履歴(当該会員がダイヤルアップ接続したアクセスポイント4の識別情報及び接続時間について記録した情報),フォーラム利用履歴(当該ISPが会員会員専用に用意したコンテンツ提供サービスの一つである会議室のうち、当該会員が利用したものの識別情報及び利用時間について記録した情報),接続時間帯情報(当該会員が当該ISPによるインターネット接続サービスを利用した時間帯[ログイン時刻〜ログアウト時刻]について記録した情報)からなるレコードが、登録されている。なお、これら各データは、ユーザのインターネットの利用状況に関する情報(ユーザの属性情報)に相当する。
【0031】
図4は、請求管理データベース135の概略データ構造を示す表である。この図4に示されるように、請求管理データベース135には、第3データベースとして、会員として会員データベース133に登録されている各会員毎に、その会員ID,当該会員に対するインターネット接続サービスの利用料金の請求履歴(会員データベース134に登録されている料金コース及び課金データベース134に登録されている接続時間帯情報に基づいて算出される接続料金を月毎に記録した情報),当該会員によるショッピング履歴(当該ISPが会員専用に用意したコンテンツ提供サービスの一つであるオンラインショッピングサイトを通じて当該会員が購入した商品に対して当該会員に請求する金額を記録した情報),当該会員によるコンテンツ購入履歴(当該ISPが会員専用に用意したコンテンツ提供サービスの一つであるコンテンツ販売システムを通じて当該会員が購入したコンテンツに対して当該会員に請求する金額を記録した情報)からなるレコードが、登録されている。なお、これら各データも、ユーザのインターネットの利用状況に関する情報(ユーザの属性情報)に相当する。
【0032】
図5は、ブロードバンド開局予定データベース131の概略データ構造を示す表である。この図5に示されるように、ブロードバンド開局予定データベース131には、第1データベースとして、各受付局システム5から送信されてきた個々の最新ブロードバンド開局情報を記録したレコードが、登録されている。なお、ブロードバンド開局予定データベース131の各レコードにおける「対応キャリア」の欄には、その最新ブロードバンド開局情報が示すブロードバンドサービスの運営主体であるブロードバンド接続業者を表す情報が、記録される。
【0033】
図6は、ターゲティングテーブル137の概略データ構造を示す表である。このターゲティングテーブル137は、CPU10による開局案内プログラム122の実行に伴って、予め設定された6種類の会員属性(ターゲット)のうち案内メールの送信対象者が属する属性を識別するために、参照される。具体的には、このターゲティングテーブル137には、各ターゲット毎に、そのターゲットに該当するか否かを識別するために用いられるデータ項目(会員データベース133,課金データベース134及び請求管理データベース135中の全データ項目のうちから選択された複数のデータ項目),及び、各データ項目に対応するデータ値を用いてターゲットに属するか否かを識別するための条件であるターゲティング条件が、一覧されている。
【0034】
図7は、ターゲティングテーブル137内において、各ターゲット毎に登録されているターゲティング条件を具体的に示す表である。例えば、「APなし」なるターゲット1についてのターゲティング条件は、▲1▼会員データベース133に登録されている電話番号が示す市区町村内にはアクセスポイント4がなく、▲2▼ダイヤルアップ接続時にアクセスポイント4から通知された接続元電話番号が示す場所がブロードバンド開局予定データベース131に登録されている何れかのブロードバンド接続業者のサービスアリアに含まれており、▲3▼会員データベース133に登録されている料金コース,請求管理データベース135に登録されている請求金額履歴,及び課金データベース134に登録されている利用分数に相当する電話通話料金(=利用分数/3×8.5[円])から算出される当該送信対象者の現在の月額通信費が、当該ブロードバンド接続業者によるブロードバンド接続サービスを利用した場合の月額通信費を上回っている事、である。
【0035】
また、「BB割安」なるターゲット2についてのターゲティング条件は、▲1▼ダイヤルアップ接続時にアクセスポイント4から通知された接続元電話番号が示す場所がブロードバンド開局予定データベース131に登録されている何れかのブロードバンド接続業者のサービスアリアに含まれており、▲2▼上述したようにして算出される当該送信対象者の現在の月額通信費が、当該ブロードバンド接続業者によるブロードバンド接続サービスを利用した場合の月額通信費を上回っている事、である。
【0036】
また、「家族割安」なるターゲット3についてのターゲティング条件は、▲1▼ダイヤルアップ接続時にアクセスポイント4から通知された接続元電話番号が示す場所がブロードバンド開局予定データベース131に登録されている何れかのブロードバンド接続業者のサービスアリアに含まれており、▲2▼会員データベース133にファミリーパック利用をしていない旨が登録されており、▲3▼会員データベース133に登録されている生年月日及び家族人数に基づいて当該送信対象者が世帯主であると判断でき、▲4▼上述したようにして算出される当該送信対象者の現在の月額通信費が、当該ブロードバンド接続業者によるブロードバンド接続サービスを利用した場合の月額通信費を上回っている事、である。
【0037】
また、「コンテンツ」なるターゲット4についてのターゲティング条件は、▲1▼ダイヤルアップ接続時にアクセスポイント4から通知された接続元電話番号が示す場所がブロードバンド開局予定データベース131に登録されている何れかのブロードバンド接続業者のサービスアリアに含まれており、▲2▼課金データベース134に登録されているフォーラム利用履歴や請求管理データベース135に登録されているショッピング履歴やコンテンツ購入履歴が示すコンテンツ利用状況が一定基準を上回っているがためにブロードバンドへの移行見込みが高い事、である。
【0038】
また、「モバイル」なるターゲット5についてのターゲティング条件は、▲1▼ダイヤルアップ接続時にアクセスポイント4から通知された接続元電話番号が示す場所がブロードバンド開局予定データベース131に登録されている何れかのブロードバンド接続業者のサービスアリアに含まれており、▲2▼課金データベース134に登録されているアクセスポイント利用履歴がモバイル用アクセスポイントの一定時間以上の利用を示している事、である。
【0039】
また、「休眠・休会者」なるターゲット6についてのターゲティング条件は、▲1▼ダイヤルアップ接続時にアクセスポイント4から通知された接続元電話番号が示す場所がブロードバンド開局予定データベース131に登録されている何れかのブロードバンド接続業者のサービスアリアに含まれており、▲2▼会員データベース133に登録されている会員ステータスが休会又は一時停止を示しており、▲3▼課金データベース134に登録されている利用分数がゼロ又は月平均一定数未満である事、である。
【0040】
コンテンツファイル132は、各ユーザ端末2上の接続プログラム27による情報取得要求対象となるファイルである。従って、個々の会員向けのコンテンツファイル132が、その会員専用の情報ファイル取得用URLが示す論理位置に、保存される。このコンテンツファイル132は、例えば認証サーバプログラム123によって保存され、ユーザ端末2上の接続プログラム27からのコンテンツファイル取得要求(HTTPリクエストメッセージ)を受信したコンテンツサーバプログラム124によって読み出されて、要求元接続プログラム27に応答される。認証サーバプログラム123によって格納されるコンテンツファイル132中のデータは、ブロードバンドサービスのサービス開始を案内する文面のテキストデータであり、具体的には、テンプレートファイル138中の案内対象会員の会員属性に対応したテンプレートに、当該会員についての情報(各データベース133〜135に登録されている情報)を補完したものである。
【0041】
図13及び図14は、テンプレートファイル138に格納されている案内文のテンプレートの例である。具体的的には、図13は、送信対象者の属する会員属性(ターゲット)が「BB割安(ターゲット2)」であると識別された場合に利用されるテンプレートであり、請求金額履歴が示す利用料金及び利用分数に基づいて算出される電話通話料金の合計である月額通信費と、ブロードバンド接続サービスの利用料金とを、比較した文面になっている。また、図14は、送信対象者の属する会員属性(ターゲット)が「家族割安(ターゲット3)」であると識別された場合に利用されるテンプレートである。同様に、他の会員属性(ターゲット)についても、夫々の属性に対して説得力を持ったデータ項目を列挙したテンプレートが、テンプレートファイル138に用意されている。なお、各図における具体的数値は、課金データベース134又は請求管理データベース135中のデータ値に基づいてテンプレートに補完された数値であり、テンプレートファイル138に格納されている状態においては、空欄となっている。
【0042】
図8は、メッセージ送信内容データベース136の概略データ構造を示す表である。この図8に示されるように、メッセージ送信内容データベース136には、CPU10による開局案内プログラム122の実行に伴って、ハードディスク13に保存(従って、コンテンツサーバプログラム124に従ってユーザ端末2上の接続プログラム27へ送信)されたコンテンツファイル132の宛先となった会員毎に、会員データベース133に登録されている会員IDとともに、各回の案内(コンテンツファイル132の格納)の際に課金データベース134から読み出した接続元IPアドレス,その案内の年月日(ファイル登録年月日)及びその案内文の内容(メッセージ内容)が、登録される。
(処理内容)
以下、ユーザ端末2のハードディスク25からRAM24上に読み出された接続プログラム27に従ってCPU20が実行する処理の内容と、サーバ装置1のハードディスク13からRAM12上に読み出された開局案内プログラム122に従ってCPU10が実行する処理の内容を、図9乃至図12のフローチャートを参照して説明する。
【0043】
最初は、サーバ装置1のハードディスク13からRAM12上に読み出された開局案内プログラム122に従ってCPU10が実行するブロードバンド開局情報処理を、図9に従って説明する。この処理がスタートして最初のS001では、CPU10は、何れかの受付局システム5から最新ブロードバンド開局情報を受信するのを、待つ。そして、何れかの受付局システム5から最新ブロードバンド開局情報を受信すると、CPU10は、次のS102において、受信した全最新ブロードバンド開局情報を、ブロードバンド開局予定データベース131に登録した後に、処理をS001へ戻す。以後、CPU10は、これらのループ処理を繰り返し続ける。
【0044】
次に、ユーザ端末2のハードディスク25からRAM24上に読み出された接続プログラム27に従ってCPU20が実行する処理の内容(図12)と、サーバ装置1のハードディスク13からRAM12上に読み出された開局案内プログラム122に従ってCPU10が実行する開局案内処理の内容(図10,図11)を、これらのプログラムを主体として、時系列順に説明する。
【0045】
接続プログラム27は、起動後の最初のS301において、図示せぬメインパネルの画面を、ユーザ端末2のディスプレイ22上に表示する。このメインパネルには、接続を指示するために操作者によって操作される「接続開始」ボタン及び「ログアウト」ボタンが、含まれている。そして、接続プログラム27は、次のS301において、この「接続開始」ボタンが入力装置23を介してクリックされるのを待ち、「接続開始」ボタンがクリックされると、接続が指示されたものと解釈して、処理をS303へ進める。
【0046】
S303では、接続プログラム27は、予め設定によって選択されていたアクセスポイント4に対して、ダイヤルアップ接続を行う。ここで、アクセスポイント4に繋がる電話回線が混雑していなければ、ユーザ端末の通信アダプタ212とアクセスポイント4との間の呼が確立されることによって、アクセスポイント4への接続が果たされる。このようにして、アクセスポイント4への接続が果たされると、接続プログラム27は、処理をS304からS305へ進め、ハードディスク25内の所定位置に記憶しておいた会員ID及びパスワードを、アクセスポイント4へ送信する。
【0047】
上述したように、アクセスポイント4は、ユーザ端末2から送信されてきた会員ID及びパスワードを受信すると、これら会員ID及びパスワードを、サーバ装置1を構成する認証サーバ(認証サーバプログラム123)に転送して認証処理を要求し、認証が不成功の場合にはその旨をユーザ端末2応答し、認証が成功した場合には予め用意しておいたIPアドレス群の中から未使用のものを一つ選択して、ユーザ端末2へ応答する。同時に、アクセスポイントは、このユーザ端末2が発呼時に指定した接続元電話番号を、当該会員ID及び当該IPアドレス(接続元IPアドレス)とともに、サーバ装置1へ通知する。
【0048】
図10に示す開局案内処理は、サーバ装置1がアクセスポイント4からこれら会員ID,接続元電話番号及び接続元IPアドレスを受信したことをトリガとして、スタートする。
【0049】
そして、スタート後最初のS101では、開局案内プログラム122は、アクセスポイント4から受信した会員ID,接続元電話番号及び接続元IPアドレスを、取得する。
【0050】
次のS102では、開局案内プログラム122は、S101にて取得した接続元電話番号とブロードバンド開局予定データベース131に格納されている各最新ブロードバンド開局情報中の電話番号群を示す情報とをマッチングして、当該会員のインターネット接続の拠点をその新規サービスエリアに含むブロードバンドサービスについての最新ブロードバンド開局情報を、ブロードバンド開局予定データベース131から抽出する。
【0051】
次のS103では、開局案内プログラム122は、S102での処理の結果として、該当する最新ブロードバンド開局情報が抽出できたか否かをチェックする。そして、該当する最新ブロードバンド開局情報が抽出できなかった場合には、そのままこの開局案内処理を終了する。これに対して、該当する最新ブロードバンド開局情報が抽出できた場合には、開局案内プログラム122は、処理をS104へ進める。
【0052】
S104では、開局案内プログラム122は、S101にて取得した会員IDを含むレコード(会員データ)を、会員データベース133から抽出する。
【0053】
次のS105では、開局案内プログラム122は、課金データベース134におけるS101にて取得した会員IDを含むレコードに、S101にて取得した接続もと電話番号及び接続元IPアドレスを上書きする。
【0054】
次のS106では、開局案内プログラム122は、S104にて抽出したレコードに基づいてコンテンツファイル登録処理を実行する。図11は、S106にて実行されるコンテンツファイル登録処理サブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンに入って最初のS201では、開局案内プログラム122は、S104にて特定したレコードに含まれるデータ(処理対象会員データ)に対応したデータ(即ち、同じ会員IDが登録されているレコード)を、課金データベース134及び請求管理データベース135から読み出す。
【0055】
次の、S202では、開局案内プログラム122は、ターゲット番号を示す変数nを“1”に初期設定する。次に、開局案内プログラム122は、各ターゲット毎に処理対象会員データの識別を行うために、S203乃至S206,S210,S211のループ処理を実行する。このループ処理に入って最初のS203では、開局案内プログラム122は、ターゲティングテーブル137を参照し、ターゲットnに対応したデータ項目及びターゲティング条件を読み出す。
【0056】
次のS204では、開局案内プログラム122は、S203にて読み出した各データ項目が示すデータ値を、送信対象者データベース136から抽出する。
【0057】
次のS205では、開局案内プログラム122は、S204にて抽出したデータ値をS203にて読み出したターゲティング条件に適用することによって、当該処理対象会員データが示す会員の属性がターゲットnに該当するか否かの識別を行う。
【0058】
次のS206では、開局案内プログラム122は、S205での識別の結果として当該処理対象会員データが示す会員の属性がターゲットnに合致していた場合には、処理をS207へ進め、当該処理対象会員データが示す会員の属性がターゲットnに合致していなかった場合には、処理をS210へ進める。
【0059】
開局案内プログラム122は、S210では変数nをインクリメントして、次のS211では変数nが最大値(この例においては6)を超えているか否かをチェックし、変数nが最大値を超えていない場合には、処理をS203に戻して、次のターゲットについての識別を行う。
【0060】
以上のループ処理を実行する間に、何れかのターゲットに関して実行したS206の処理において当該処理対象会員データが示す会員の属性がターゲットnに合致すると判断した場合には、開局案内プログラム122は、S207において、ターゲットnに対応してテンプレートファイル138に格納されているテンプレートを読み出し、このテンプレート中の空欄を、処理対象会員データ及びS201にて課金データベース134及び請求管理データベース135から夫々読み出したデータのうち該当するもので補完することによって、ブロードバンドサービスのサービス開始を案内する文面のテキストデータを、自動生成する。
【0061】
次のS208では、開局案内プログラム122は、S207にて生成したテキストデータを、処理対象会員データ中の情報ファイル取得用URLが示す論理位置に、コンテンツファイル132として保存する。
【0062】
次のS209では、開局案内プログラム122は、メッセージ送信内容データベース136における処理対象会員データ中の会員IDを含むレコードに、この回の案内についての情報として、接続元IDアドレス,ファイル登録年月日及びメッセージ内容を、追加する。S209を完了すると、開局案内プログラム122は、このコンテンツファイル登録処理を終了して、処理を図10のメインルーチンに戻す。
【0063】
一方、何れのターゲットに合致するとの判断もなされぬまま変数nが最大値を超えたとS211にて判断した場合にも、開局案内プログラム122は、このコンテンツファイル登録処理を終了して、処理を図10のメインルーチンに戻す。
【0064】
処理が戻されたメインルーチンにおいては、開局案内プログラム122は、開局案内処理を終了する。
【0065】
以上の開局案内処理が実行されることにより、接続要求元ユーザ端末2がブロードバンドサービスの新規エリア内に実際に存在すれば(即ち、ブロードバンドサービスの新規サービスエリア内に設置された電話回線を使用してアクセスポイント4にダイアルアップ接続を行えは)、そのブロードバンドサービスの開始を案内する文面のコンテンツファイル132が、サーバ装置1のハードディスク132に保存される。
【0066】
一方、ユーザ端末2上の接続プログラム27は、アクセスポイント4からの応答を受信すると、図12のS306において、認証不能の旨が応答されたのか否かをチェックする。そして、認証不能の旨が応答された場合には、そのまま全処理を終了する。これに対して、IPアドレスが応答された場合には、S307において、応答されたIPアドレスを接続元アドレスとして図示せぬオペレーションシステムの通信機能(TCP/IP層をサポートする機能)に設定することによって、ログイン状態に入る。
【0067】
次のS308では、接続プログラム27は、メインパネル上の「ログアウト」ボタンがクリックされたか否かをチェックする。そして、ログアウトボタンがクリックされていた場合には、接続プログラム27は、S309において接続元IPアドレスを削除した後に、全処理を終了する。これに対して、「ログアウト」ボタンがクリックされていない場合には、接続プログラム27は、S310において、S307を実行してからの経過時間(若しくは、後述するS311を前回実行してからの経過時間)が一定時間を超えたか否かをチェックする。そして、未だ一定時間を超えていない場合には、接続プログラム27は、処理をS308へ戻す。以上のS308及びS309の処理ループを繰り返している間に上記経過時間が一定時間を超えた場合には、接続プログラム27は、処理をS310からS311へ進める。
【0068】
S311では、接続プログラム27は、アクセスポイント4経由でサーバ装置1のコンテンツサーバ(コンテンツサーバプログラム124)にアクセスして、予め設定されていた情報ファイル取得用URLが示すコンテンツファイル132を要求する。この要求を受けたコンテンツサーバ(コンテンツサーバプログラム124)は、指定された情報ファイル取得用URLに対応するコンテンツファイル132があればこれをユーザ端末2の接続プログラム27へ応答し、なければ何も応答しない。
【0069】
接続プログラム27は、次の312において、コンテンツサーバ(コンテンツサーバプログラム124)からのコンテンツファイル132の応答を待ち、一定時間の間にコンテンツファイル132の応答がなければ、処理をS308に戻し、一定時間の間にコンテンツファイル132の応答があれば、処理をS313へ進める。
【0070】
S313では、接続プログラム27は、応答されたコンテンツファイル132中のテキストデータ中のタグによって指定された表示形式をチェックする。そして、表示形式としてテロップ表示が指定されていた場合には、接続プログラム27は、S314において、応答されたコンテンツファイル132中のテキストデータ(ブロードバンドサービスの開始案内)を、ディスプレイ22上にテロップ表示する。これに対して、表示形式としてポップアップ表示が指定されていた場合には、接続プログラム27は、S314において、応答されたコンテンツファイル132中のテキストデータ(ブロードバンドサービスの開始案内)を、ディスプレイ22上にポップアップ表示する。S314又はS315の完了後、接続プログラム27は、別のコンテンツファイル132が保存されたならばこれを直ちに取得すべく、処理をS308へ戻す。
【0071】
以上説明したように、本実施形態によれば、会員が自己のインターネット接続の拠点に設置された電話回線を用いて、ユーザ端末2をアクセスポイント4にダイヤルアップ接続させる毎に、その電話回線の電話番号(接続元電話番号)に基づいて、その拠点の場所を新規サービスエリアに含むブロードバンドサービスの開局があったか否かが調べられ、そのようなブロードバンドサービスの開局があった場合には、その会員についてのデータが、会員データベース133,課金データベース134及び請求管理データベース135から読み出され、これらの情報から識別される当該会員の属性に合致した広告効果の高い文面の案内メッセージが自動作成されて、コンテンツファイル132として保存される。そして、このコンテンツファイル132は、ポーリングによって定期的にアクセスしてくる接続プログラム27によって取得され、その内容である案内メッセージが、ユーザ端末2のディスプレイ22上に自動表示される。従って、各会員は、ISPとN契約締結時に申請した住所とは異なる場所にインターネット接続の拠点を置いている場合であっても、その拠点を新規サービスエリアに含むブロードバンドサービスの開始案内のみを、確実に受け取ることができる。しかも、その案内のメッセージには、自らがブロードバンドサービスを申し込むか否かを判断するのに影響力大きいデータが示されているので、ブロードバンドサービスを申し込むか否かの判断を、正確に行うことができる。また、この案内メッセージは、会員がインターネット接続している間に画面表示されるので、露出度が高いという効果がある。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ブロードバンドサービスの新規開局があった場合に、その新規開局によって新たにサービスエリアに含まれることになった地域に実際にインターネット接続の拠点を有するユーザに対してのみ、自動的に、ブロードバンドサービスの開始を案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態としてのネットワークシステムのブロック図
【図2】 会員データベースの概略データ構造を示す表
【図3】 課金データベースの概略データ構造を示す表
【図4】 請求管理データベースの概略データ構造を示す表
【図5】 ブロードバンド開局予定データベースの概略データ構造を示す表
【図6】 ターゲティングテーブルの概略データ構造を示す表
【図7】 ターゲティングテーブルに登録されている各ターゲット毎のターゲティング条件を一覧した表
【図8】 メッセージ送信内容データベースの概略データ構造を示す表
【図9】 ブロードバンド開局情報処理の内容を示すフローチャート
【図10】 開局案内処理の内容を示すフローチャート
【図11】 図10のS106にて実行される案内メール自動送信処理サブルーチンを示すフローチャート
【図12】 接続プログラムによる処理の内容を示すフローチャート
【図13】 テンプレートの例を示す図
【図14】 テンプレートの例を示す図
【符号の説明】
1 サーバ装置
2 ユーザ端末
4 アクセスポイント
5 受付局システム
10 CPU
11 通信アダプタ
12 RAM
13 ハードディスク
122 開局案内プログラム
131 ブロードバンド開局予定データベース
132 送信履歴データベース
133 会員データベース
134 課金データベース
135 請求管理データベース
137 ターゲティングテーブル
138 テンプレートファイル
N インターネット

Claims (9)

  1. 電話回線を介してインターネットへの接続を要求してきたユーザ端末に対して、そのユーザ端末がある場所を新規サービスエリアに含むブロードバンドサービスの開始を案内するためのブロードバンドサービス案内方法であって、
    ブロードバンドサービスの新規サービスエリアを示すエリア情報を第1データベースに格納し、
    電話回線を介してユーザ端末がインターネットへの接続を要求してきたときには、そのユーザ端末との通信を通じて発信元電話番号を取得し、
    取得した発信元電話番号を付与された電話回線が設置されている場所を含む新規サービスエリアが前記第1データベースに格納されている何れかのエリア情報によって示されている場合には、前記ユーザ端末に対して、ブロードバンドサービスの開始を案内する案内メッセージを送信する
    ことを特徴とするブロードバンドサービス案内方法。
  2. 電話回線を介してインターネットへの接続を要求してきたユーザ端末に対して、そのユーザ端末がある場所を新規サービスエリアに含むブロードバンドサービスの開始を案内するためのブロードバンドサービス案内方法であって、
    ブロードバンドサービスの新規サービスエリアを示すエリア情報を第1データベースに格納し、
    予め登録されている各ユーザについて、夫々、その識別情報及び固有のファイル位置情報を、互いに対応付けて第2データベースに格納しておき、
    電話回線を介してユーザ端末がインターネットへの接続を要求してきたときには、そのユーザ端末との通信を通じて発信元電話番号,及び、そのユーザ端末を操作するユーザの識別情報を取得し、
    取得した発信元電話番号を付与された電話回線が設置されている場所を含む新規サービスエリアが前記第1データベースに格納されている何れかのエリア情報によって示されている場合には、取得したユーザの識別情報に予め対応付けられているファイル位置情報を前記第2データベースから読み出し、このファイル位置情報が示す論理位置にブロードバンドサービスの開始を案内する案内メッセージをファイル保存し、以後、前記ユーザ端末からの当該ファイル位置情報を指定した要求に応じて、当該ファイル位置情報が示す論理位置にファイル保存された前記案内メッセージを前記ユーザ端末へ送信する
    ことを特徴とするブロードバンドサービス案内方法。
  3. 電話回線を介してインターネットへの接続を要求してきたユーザ端末に対して、そのユーザ端末がある場所を新規サービスエリアに含むブロードバンドサービスの開始を案内するためのブロードバンドサービス案内方法であって、
    ブロードバンドサービスの新規サービスエリアを示すエリア情報を第1データベースに格納し、
    予め登録されている各ユーザについて、夫々、その識別情報及びそのユーザの属性を示す属性情報を、互いに対応付けて第3データベースに記憶しておき、
    電話回線を介してユーザ端末がインターネットへの接続を要求してきたときには、そのユーザ端末との通信を通じて、発信元電話番号,及び、そのユーザ端末を操作するユーザの識別情報を取得し、
    取得した発信元電話番号を付与された電話回線が設置されている場所を含む新規サービスエリアが前記第1データベースに格納されている何れかのエリア情報によって示されている場合には、取得したユーザの識別情報に予め対応付けられている属性情報を前記第2データベースから読み出し、この属性情報が示すユーザの属性に対応した文面にてブロードバンドサービスの開始を案内する案内メッセージを、前記ユーザ端末へ送信する
    ことを特徴とするブロードバンドサービス案内方法。
  4. 前記エリア情報は、前記新規サービスエリア内に設置されている電話回線に付与された電話番号を示す情報である
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のブロードバンドサービス案内方法。
  5. 前記属性情報は、前記ユーザの家族人数に関する情報を含む
    ことを特徴とする請求項3記載のブロードバンドサービス案内方法。
  6. 前記属性情報は、前記ユーザのインターネットの利用状況に関する情報を含むことを特徴とする請求項3記載のブロードバンドサービス案内方法。
  7. 前記属性情報は、前記ユーザに対するインターネット接続サービスの利用料金の請求履歴を含み、
    前記属性情報に対応した文面は、前記請求履歴が示す利用料金とブロードバンドサービスの利用料金とを比較する文面である
    ことを特徴とする請求項6記載のブロードバンドサービス案内方法。
  8. 前記属性情報は、更に、インターネットの接続時間を示す情報を含み、
    前記属性情報に対応した文面は、前記請求履歴が示す利用料金及び前記接続時間に基づいて算出される通話料金とブロードバンドサービスの利用料金とを比較する文面である
    ことを特徴とする請求項7記載のブロードバンドサービス案内方法。
  9. 電話回線を介してユーザ端末と通信可能な通信装置と、ブロードバンドサービスの新規サービスエリアを示すエリア情報を格納したディスク装置とに、夫々接続されたコンピュータに対して、
    電話回線を介してユーザ端末がインターネットへの接続を要求してきたときには、そのユーザ端末との通信を通じて発信元電話番号を取得させ、
    取得した発信元電話番号に対応した電話番号を付与された電話回線が設置されている場所を含む新規サービスエリアが、前記第1データベースに格納されている何れかのエリア情報によって示されているか否かを判断させ、
    前記電話回線が設置されている場所を含む新規サービスエリアが何れかのエリア情報によって示され場合には、前記ユーザ端末に対して、ブロードバンドサービスの開始を案内する案内メッセージを送信させる
    ことを特徴とするブロードバンドサービス案内プログラム。
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