JP2003309671A - 通信機器の機能使用料請求方法、通信機器の機能規制方法、カスタマセンタ及びユーザシステム - Google Patents

通信機器の機能使用料請求方法、通信機器の機能規制方法、カスタマセンタ及びユーザシステム

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JP2003309671A
JP2003309671A JP2002110850A JP2002110850A JP2003309671A JP 2003309671 A JP2003309671 A JP 2003309671A JP 2002110850 A JP2002110850 A JP 2002110850A JP 2002110850 A JP2002110850 A JP 2002110850A JP 2003309671 A JP2003309671 A JP 2003309671A
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サービス機能変更を人手を要することなく迅速
かつ適切に行なえ、しかもサービス機能ごとの使用状況
に応じた課金処理を行なえるようにした。 【解決手段】ボタン電話装置BTは、定期的に、サービ
ス機能群の一部とそれらの使用量とを含めた使用実績情
報を公衆網PNWを介してカスタマセンタCCに送信す
る。カスタマセンタCCは、受信した使用実績情報に基
づき、サービス機能ごとの使用料金を計算し、これら使
用料金をインターネットINWを介してユーザの保守用
パーソナル・コンピュータPCに通知する。そして、ユ
ーザにより各サービス機能ごとの使用料金についての支
払いが確認されると、カスタマセンタCCは、その支払
いに基づいて、ボタン電話装置BTのサービス機能の規
制状態を表すフラグを変更するためのライセンスコード
を作成して該当するボタン電話装置BTに送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電子構内
交換機やボタン電話装置、その他事務用通信機器におけ
る機能の利用に関し料金を請求するために使用する通信
機器の機能使用料請求方法、通信機器の機能規制を行な
うために使用する通信機器の機能規制方法、及び料金請
求処理及び機能規制処理を実行するカスタマセンタ、並
びに上記通信機器を備えるユーザシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスや学校、事業所等においては、
電子構内交換機やボタン電話装置、ファクシミリ装置等
の通信機器が多く使用されている。これらの通信機器を
購入して使用する場合、ユーザは一般にその時点で基本
サービス機能以外で必要なオプションサービス機能を備
えた機器を選択するようにしている。
【0003】しかし、使用開始後において、人員の増加
や業務内容の変化等に応じて機器のオプションサービス
機能を追加する必要が生じたり、また不要なオプション
サービス機能を削除する必要が生じることがある。この
ような場合従来では、例えばユーザからメーカのカスタ
マセンタ等に対しオプションサービス機能の追加を希望
する旨を連絡し、その内容に応じて保守サービス担当者
が通信機器の設置場所まで出張して、ユーザが希望する
機能を通信機器に追加する設定作業を行なうようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような従
来の変更方法では、ユーザからの機能変更要求の受付か
ら通信機器に対する機能変更作業までの作業の大半を、
カスタマセンタの保守サービス担当者による人為的作業
によって行なっている。このため、ユーザが機能変更要
求の連絡を行なってから機能変更が完了するまでに多く
の手間と時間がかかる。
【0005】したがって、ユーザにとっては、新たな機
能を即時使用することができないばかりか、追加機能自
体の対価だけでなく保守サービス担当者の出張費用や工
事費等を負担しなければならず、費用負担が大きくな
る。一方、カスタマセンタにとっては、機能変更要求の
発生数を予測してこの数に見合う保守サービス担当者を
確保しておかなければならないためコストがかかり、ま
た担当者によって作業の質にばらつきが生じるおそれが
あるという問題点があった。
【0006】この問題を回避する対策として、ユーザが
必要不必要に関係なく全オプションサービス機能を備え
た通信機器を購入し、必要に応じてオプションサービス
機能を有効状態もしくは無効状態に設定して使用するこ
とも考えられている。しかし、このような対策をとった
場合に、オプションサービス機能の設定状態や使用頻度
に関係なく、通信機器が備えている全オプションサービ
ス機能について定常的な課金が行なわれることになり、
その分ユーザにとっては無駄な費用をカスタマセンタに
対し支払うことになる。
【0007】この発明の目的は、サービス機能変更を人
手を要することなく迅速かつ適切に行なえるようにする
とともに、サービス機能ごとの使用状況に応じたきめ細
かな課金処理を行なえるようにし、これによりユーザに
おける費用負担の軽減と変更所要時間の短縮と、カスタ
マセンタにおけるコスト及び労力の低減を可能とする通
信機器の機能使用料請求方法、通信機器の機能規制方
法、カスタマセンタ及びユーザシステムを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明では、次のような手順によりサービス機能の
規制を行なっている。
【0009】(1)通信機能を有する通信機器を備えた
ユーザシステムと、当該通信機器の運用支援業務を行な
うカスタマセンタとの間で、通信ネットワークを介して
授受される情報に基づき通信機器のサービス機能の規制
を行なう際に、通信機器において、予め備えているサー
ビス機能群の少なくとも一部とそれらの使用量とを含む
使用実績情報を通信ネットワークを介して定期的にカス
タマセンタに送信し、カスタマセンタにおいて、通信機
器から到来した使用実績情報に基づいて、サービス機能
ごとの使用料金を算出し、使用実績情報の送信元となる
通信機器を有するユーザシステムに対し、算出したサー
ビス機能ごとの使用料金の請求処理を行なう。そして、
請求処理に対する支払結果に応じて機能規制制御情報を
作成し、カスタマセンタから該当する通信機器に対し通
信ネットワークを介して機能規制制御情報を送信し、こ
の機能規制制御情報をもとに当該通信機器のサービス機
能の規制を行なうようにしたものである。
【0010】(1)の発明によれば、ユーザのサービス
機能ごとの使用量に応じた課金処理までの工程及び当該
ユーザの通信機器におけるサービス機能規制処理までの
工程が、人手を要することなくすべて通信ネットワーク
を介して自動的に行なわれることになる。このため、保
守サービス担当者の出張及び手作業による機能変更作業
や課金処理等が一切不要となる。したがって、ユーザに
とっては使用頻度の低いサービスや使用しない回線など
に定常的にかかるコストを低減することが可能となり、
一方カスタマセンタにとってはサービス機能ごとの使用
状況に応じた課金処理に必要な労力とコストを大幅に低
減することが可能となる。また、カスタマセンタでは、
サービス機能ごとの使用料金の請求に対する支払結果に
基づいて、ユーザが各サービス機能を必要としているか
否かを判断することができ、これにより真に必要なサー
ビス機能のみを使用できるように通信機器のサービス機
能の規制を行なうことが可能となる。さらに、サービス
機能の規制を行なう場合に、保守サービス担当者の手作
業により通信機器の基本サービス機能を停止させること
なく、通信ネットワークを利用して自動で行なうことが
可能となる。
【0011】(2)通信機能を有する通信機器を備えた
ユーザシステムと、当該通信機器の運用支援業務を行な
うカスタマセンタとの間を通信ネットワークにより接続
し、かつユーザシステムに予め付与した個別識別情報に
対応付けて、その通信機器に対し通信ネットワークから
割り当てられた加入者情報、通信機器に予め付与した秘
密の機器識別情報、及び通信機器からサービス機能群の
少なくとも一部とそれらの使用量を取得する日時情報を
それぞれ格納したユーザデータベース及びタイマを備え
たシステムにおいて、ユーザシステムとカスタマセンタ
との間で授受される情報に基づき通信機器のサービス機
能の使用に関する料金請求を行なう際に、カスタマセン
タにおいて、タイマにより得られる現在日時情報とユー
ザデータベースに格納された日時情報とを比較し、この
比較結果に基づいて該当する通信機器に通信ネットワー
クを介してアクセスして当該通信機器のサービス機能群
の少なくとも一部とそれらの使用量とを含む使用実績情
報を取得し、通信機器から取得した使用実績情報に基づ
いて、サービス機能ごとの使用料金を算出し、使用実績
情報の送信元となる通信機器を有するユーザシステムに
対し、算出したサービス機能ごとの使用料金の請求処理
を行なう。そして、請求処理に対する支払結果に応じて
機能規制制御情報を作成し、カスタマセンタから該当す
る通信機器に対し通信ネットワークを介して機能規制制
御情報を送信し、この機能規制制御情報をもとに当該通
信機器のサービス機能の規制を行なう。
【0012】(2)の発明によれば、上記(1)の発明
と同様な効果が得られるとともに、ユーザデータベース
に蓄積管理されたユーザの通信機器に関する情報を用い
てカスタマセンタと通信機器との間の通信等が行なわれ
るので、その分通信機器の処理負担を軽減することが可
能となる。
【0013】(3)カスタマセンタと代金決済機関との
間が通信ネットワークを介して接続可能なシステムに適
用される際に、カスタマセンタからサービス機能ごとの
使用料金がユーザシステムに通知された際に、ユーザシ
ステムからカスタマセンタに対しユーザの口座識別情報
を送信し、口座識別情報をもとに、カスタマセンタと代
金決済機関との間で通信ネットワークを介して、サービ
ス機能ごとの使用料金をユーザの口座から引き落とすた
めの決済処理を実行するようにしたものである。
【0014】(3)の発明によれば、サービス機能ごと
の使用料金の決済についても、カスタマセンタと代金決
済機関との間で、通信ネットワークを利用して自動的に
行なうことができる。
【0015】(4)使用実績情報を送信する過程は、サ
ービス機能群の少なくとも一部とそれらの使用量と共
に、当該通信機器に予め付与した機器識別情報を前記使
用実績情報に含めて前記カスタマセンタに送信し、機能
規制制御情報を送信する過程は、カスタマセンタにおい
て、通信機器から到来した機器識別情報を用いて機能規
制制御情報を暗号化し、この暗号化された機能規制制御
情報をカスタマセンタから通信機器へ送信し、このカス
タマセンタから送られた機能規制制御情報を通信機器が
自己の機器識別情報を用いて復号し、この復号した機能
規制制御情報に従い機能規制を許可することを特徴とす
る。
【0016】(4)の発明によれば、機能規制制御情報
はカスタマセンタから通信機器へ転送される際に、通信
機器に予め付与された機器識別情報により暗号化され
る。このため、機能規制制御情報が誤って異なる通信機
器に転送された場合や、他のユーザが故意に他の通信機
器宛の機能規制制御情報を盗用しようとしても、誤った
機能規制や不正な機能規制が行なわれないようにするこ
とができる。
【0017】(5)通信機器は、予め備えているすべて
のサービス機能の少なくとも一部についてそれぞれ使用
量及び規制/規制解除を表す設定情報を記憶した機能テ
ーブルを有し、通信機器の機能を規制する過程は、カス
タマセンタから通信機器に送られた機能規制制御情報の
内容に応じて、機能テーブル中の該当する機能の設定情
報を変更することを特徴とする。
【0018】(5)の発明によれば、通信機器の機能規
制処理に際し、カスタマセンタは規制対象のサービス機
能の設定情報を変更するための情報を制御情報として送
信するだけでよいことになり、これにより例えば機能規
制を実現するプログラムをダウンロードする場合に比
べ、簡単かつ短時間に機能規制を行うことができる。
【0019】(6)通信機器の機能を規制する過程は、
カスタマセンタにおいて、ユーザシステムに対しサービ
ス機能ごとの使用料金を通知してから一定期間内に支払
いが確認されていない場合に、通信機器に機能規制制御
情報を送信して、機能テーブル中の該当する機能の設定
情報を規制に変更し、その後支払いが確認された場合
に、機能テーブル中の該当する機能の設定情報を規制解
除に変更することを特徴とする。
【0020】(6)の発明によれば、カスタマセンタか
ら通知されたサービス機能ごとの使用料金の請求に対す
る支払いが一定期間内に完了していない場合に、ユーザ
がサービス機能について不要と判断して機能テーブル中
の該当するサービス機能を使用できなくし、一方一定期
間を過ぎた後に規制されているサービス機能についての
代金が支払われた場合に、カスタマセンタにより通信ネ
ットワークを利用して即座に使用できるように設定する
ことが可能となる。
【0021】(7)通信機器に接続される複数の端末を
備え、使用実績情報を送信する過程は、複数の端末を表
す情報と、通信機器に接続されている端末数と該通信機
器における最大接続可能端末数との差とを含めた使用実
績情報をカスタマセンタに送信することを特徴とする。
【0022】(7)の発明によれば、例えばIP電話端
末を接続した電話システムに適用される場合に、定常的
な課金が行なわれる最大接続可能端末数と、実際に通信
機器に接続されている端末数との差が使用実績情報に含
めてカスタマセンタに通知されるので、カスタマセンタ
では最大接続可能端末数から通信機器から通知される端
末数差を差し引いた使用料金、つまり実際に通信機器に
接続されている分の使用料金のみを請求することが可能
となる。このため、ユーザにとっては、通信機器に接続
されている分のIP電話端末に対し使用料金を支払うだ
けで済み、これにより費用負担を軽減できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0024】(第1の実施形態)図1は、この第1の実
施形態におけるサービス機能規制方法を実施する支援シ
ステムの概略構成図であり、CMはユーザシステム、C
Cはカスタマセンタ、CRはクレジット会社をそれぞれ
示している。
【0025】ユーザシステムCMは、ボタン電話装置B
Tと、保守用パーソナル・コンピュータPCとを備えて
いる。ボタン電話装置BTは、LANを介してネットワ
ーク電話端末(IP電話端末)IP1〜IPnを接続
し、発着信に応じて複数のIP電話端末IP1〜IPn
相互間及びこれらのIP電話端末IP1〜IPnと公衆
網PNWの加入者線との間を交換接続する機能を基本サ
ービス機能とし、その他にこの交換接続処理に関係する
複数のオプションサービス機能を有する。
【0026】オプションサービス機能を実現するプログ
ラムはすべて、ボタン電話装置BT内のプログラムメモ
リに予め格納されている。また、これらのオプションサ
ービス機能の設定状態を管理するために、ボタン電話装
置BTには機能情報設定処理テーブル(サービス実行テ
ーブル)が設けてある。図2はその一例を示すもので、
各オプションサービス機能に対応付けて使用状態を表す
フラグ及び規制状態を表すフラグが記憶されている。こ
の規制状態を表すフラグが「使用可」に設定されている
場合にはその機能は実行可能で、一方「使用不可」に設
定されている場合にはその機能は実行不可能となる。ま
た、使用状態を表すフラグは、オプションサービス機能
の使用状況に応じて使用量が都度書き替えられる。例と
しては、同時接続されるIP電話端末IP1〜IPnの
個数や使用されている回線数等がある。
【0027】保守用パーソナル・コンピュータPCは、
プロバイダISPを介してインターネットINWに接続
され、このインターネットINWからさらにカスタマセ
ンタCCに接続される。
【0028】カスタマセンタCCは、受付/課金サーバ
CSV1と、ライセンスサーバCSV2と、ルータCR
Tとを備え、これらをLANを介して相互に接続してい
る。受付/課金サーバCSV1は、ルータCRTを介し
てインターネットINWに接続され、上記ユーザシステ
ムCMの保守用パーソナル・コンピュータPCから到来
する情報を受信する。また受付/課金サーバCSV1
は、例えば専用線を介してクレジット会社CRに接続さ
れ、クレジット会社CRとの間でサービス機能の使用料
金の決済処理を行う。
【0029】ライセンスサーバCSV2は、公衆網PN
Wを介してユーザシステムCMのボタン電話装置BTに
接続される。ライセンスサーバCSV2は、ボタン電話
装置BTから、ボタン電話装置ごとにユニークに付与さ
れた機器識別番号(システムID)と、ボタン電話装置
BTのオプションサービス機能群及びそれらの使用量を
含む使用実績情報を受信する機能と、ボタン電話装置B
Tに対しライセンスコードを送って機能の規制設定を行
う機能とを有する。なお、使用実績情報はボタン電話装
置BTに設けられた機能情報設定処理テーブル(図2)
をもとに作成され、既に使用可になっている機能と、追
加使用が可能な機能のリストからなる。またライセンス
コードには、追加機能をアクティブにするための指示コ
ードと、システムIDとが挿入される。
【0030】次に、以上のシステムにおいてボタン電話
装置BTに機能追加を行う場合の手順を説明する。図3
及び図4はユーザシステムCMの保守用パーソナル・コ
ンピュータPC(ユーザPC)と、ボタン電話装置BT
と、カスタマセンタCCと、クレジット会社CRとの間
における情報の送受信動作を示すシーケンス図である。
【0031】ボタン電話装置BTは、一定期間経過する
ごとに、公衆網PNW経由でカスタマセンタCCにアク
セスし、カスタマセンタCCに対し使用実績情報を送信
する。このとき、使用実績情報に、ボタン電話装置BT
に付与されたシステムIDが含まれる。
【0032】カスタマセンタCCは、ボタン電話装置B
Tから使用実績情報を受信すると、受信した旨の情報を
ボタン電話装置BTに返送する。
【0033】ボタン電話装置BTは、カスタマセンタC
Cから上記受信した旨の情報を受け取ると、カスタマセ
ンタCCとの間の回線を切断する。
【0034】続いて、カスタマセンタCCは、受信した
使用実績情報をもとに、オプションサービス機能が既に
使用中であるか否かと、使用中でなければ未使用のオプ
ションサービス機能があるか否か、または使用済みのオ
プションサービス機能があるか否かを判定し、この判定
結果に基づき各オプションサービス機能についてそれぞ
れの使用量に相当する請求金額を計算し、電子請求明細
書を作成する。そして、この電子請求明細書をユーザシ
ステムCMの保守用パーソナル・コンピュータPCにイ
ンターネットINW経由で通知する。
【0035】そして、ユーザは、カスタマセンタCCか
ら送られてくる画面の案内に従い、保守用パーソナル・
コンピュータPCを使用してサービス機能利用に関する
必要事項を入力する。入力する必要事項は、クレジット
番号と、ボタン電話装置BTに対し公衆網PNWから割
り当てられた電話番号またはIPアドレスである。これ
らの必要事項の入力が終了すると、これらの情報をカス
タマセンタCCに向け送信する。
【0036】上記情報を受信するとカスタマセンタCC
は、先ずクレジット会社CRに対し専用線を介してアク
セスし、ユーザのクレジット番号をもとにユーザの信用
について問い合わせる。この問い合わせに対しクレジッ
ト会社CRは、クレジット番号に対応する口座の有無
と、当該クレジットの使用期限が有効期限内かどうか
と、使用停止が設定されていないかどうかを判定する。
そして、その回答をカスタマセンタCCに返送する。
【0037】カスタマセンタCCは、クレジット会社C
Rからの回答をもとにユーザの信用を判断し、問題がな
ければ、上記電子請求明細書及びクレジット番号を決済
依頼情報に含めてクレジット会社CRへ送信する。
【0038】クレジット会社CRは、この決済依頼情報
を受信すると、先ずこの決済依頼情報に含まれるユーザ
のクレジット番号をもとにユーザ認証と取引の可否判定
を行う。そして、取引が可能であれば、上記決済依頼情
報に含まれる電子請求明細書をもとに代金の決済受付処
理を行う。そして、この決済受付処理の終了後に依頼元
のカスタマセンタCCに対し決済依頼を受付けた旨の応
答を返送する。
【0039】カスタマセンタCCは、クレジット会社C
Rから上記決済依頼の受信応答を受け取ると、その応答
結果に基づき、機能規制制御情報としてのライセンスコ
ードを作成する。そして、公衆網PNWを介してユーザ
システムCMのボタン電話装置BTに対しライセンスコ
ードを送信する。このライセンスコードには、追加する
サービス機能を「使用可」に設定するための指示コード
や、一定期間内の決済が確認されていないオプションサ
ービス機能を「使用不可」に設定するための指示コード
が挿入される。このとき、この指示コードは先にボタン
電話装置BTから受信したシステムIDにより暗号化さ
れる。
【0040】ボタン電話装置BTは、カスタマセンタC
Cからライセンスコードを受信すると、先ずこのライセ
ンスコードに含まれる指示コードを、自装置のシステム
IDを用いて復号する。そして、この復号した指示コー
ドに従い、機能情報設定処理テーブル中の該当するオプ
ションサービス機能の使用状態のフラグを「未使用」に
リセットするとともに、規制状態のフラグを「使用不
可」から「使用可」に変更し、もしくは「使用可」から
「使用不可」に変更する。このオプションサービス機能
変更の設定処理を終了するとボタン電話装置BTは、機
能変更処理が正常に終了した旨の情報をカスタマセンタ
CCに返送する。
【0041】カスタマセンタCCは、ボタン電話装置B
Tから上記機能変更終了通知を受け取ると、ボタン電話
装置BTとの間の回線を切断したのち、機能変更処理が
終了した旨の情報を当該ボタン電話装置BTの所有者で
あるユーザの保守用パーソナル・コンピュータPCに送
信し、表示させる。
【0042】かくして、ユーザが追加を希望したオプシ
ョンサービス機能がボタン電話装置BTに使用可能な状
態に設定され、支払が行なわれない不要なオプションサ
ービス機能がボタン電話装置BTに使用不可能な状態に
設定される。
【0043】なお、以上述べたサービス機能規制方法を
実現する支援システム各部の構成は次のようになってい
る。図5は、保守用パーソナル・コンピュータPC、ボ
タン電話装置BT及びカスタマセンタCCの機能構成を
示すブロック図である。
【0044】保守用パーソナル・コンピュータPCは、
画面情報受信部11と、情報送信部12と、外部入力部
13と、外部出力部14とを備えている。
【0045】このうち画面情報受信部11は、カスタマ
センタCCからダウンロードされる画面情報を受信し表
示する。情報送信部12は、ユーザが入力したクレジッ
ト番号、及びボタン電話装置BTの電話番号又はIPア
ドレスを含む要求情報をカスタマセンタCCへ送信す
る。
【0046】ボタン電話装置BTは、この発明に係わる
機能として、機能情報設定処理テーブル21と、同時接
続端末数記憶テーブル22と、定期起動部23と、電話
接続受信部24と、電話自動応答送信部25と、使用実
績情報送信部26と、ライセンスコード受信部27と、
ライセンスコード復号部28と、機能情報設定部29
と、正常終了送信部30とを備えている。
【0047】このうち、機能情報設定処理テーブル21
には、図2に示したサービス機能情報が記憶されてい
る。同時接続端末数記憶テーブル22には、図6に示す
ように、IP電話端末IP1〜IPnの接続数を表す同
時接続端末数と、基本同時接続端末数と、接続数差(追
加同時接続端末数)とをそれぞれ表す情報が記憶されて
いる。なお、基本同時接続端末数は固定の値であり、同
時接続端末数はIP電話端末IP1〜IPnの接続状態
に応じて可変の値となる。
【0048】定期起動部23は、一定期間が経過するご
とに、各部の処理を起動させる。
【0049】電話接続受信部24及び電話自動応答送信
部25は、カスタマセンタCCからの着信が到来した場
合にその受信と応答を行う。使用実績情報送信部26
は、上記定期起動部23による制御に基づき、機能情報
設定処理テーブル21に記憶されているオプションサー
ビス機能群及びそれらの使用量を含む使用実績情報の送
信を行なう。
【0050】ライセンスコード受信部27は、カスタマ
センタCCから到来するライセンスコードを受信する。
ライセンスコード復号部28は、ライセンスコード受信
部27により受信されたライセンスコードを自装置のシ
ステムIDを用いて復号化する。機能情報設定部29
は、復号したライセンスコードに従い、指定された機能
の規制状態を表すフラグを「使用可」または「使用不
可」に設定する。
【0051】カスタマセンタCCは、使用実績情報受信
部31と、料金算出部32と、画面情報送信部33と、
情報受信部34と、決済処理部35と、ライセンスコー
ド作成部36と、電話接続受信部37と、電話自動応答
送信部38と、ライセンスコード暗号化部39と、ライ
センスコード送信部40と、正常終了受信部41と、切
断部42とを備えている。
【0052】このうち、使用実績情報受信部31は、ボ
タン電話装置BTから到来する使用実績情報を受信す
る。料金算出部32は、使用実績情報受信部31により
受信された使用実績情報に基づいて、各オプションサー
ビス機能ごとの使用料金を算出する。
【0053】画面情報送信部33は、ユーザの保守用パ
ーソナル・コンピュータPCに対し、オプションサービ
ス機能ごとの使用量及び使用料金を含めた画面情報を送
信する。情報受信部34は、保守用パーソナル・コンピ
ュータPCから送られたクレジット番号、ボタン電話装
置BTの電話番号等を含む使用料金の決済処理に必要な
情報を受信する。
【0054】決済処理部35は、上記情報受信部34に
より受信されたクレジット番号をもとに、クレジット会
社CRとの間で、オプションサービス機能ごとの使用料
金をユーザの口座から引き落とすための決済処理を実行
する。
【0055】ライセンスコード作成部36は、上記決済
処理部35による決済処理結果に基づき、オプションサ
ービス機能の使用フラグを「使用可」、「使用不可」に
設定するためのライセンスコードを作成する。
【0056】電話接続受信部37及び電話自動応答送信
部38は、ボタン電話装置BTからの着信が到来した場
合にその受信と応答を行う。
【0057】ライセンスコード暗号化部39及びライセ
ンスコード送信部40は、ボタン電話装置BTのシステ
ムIDを用いてライセンスコードを暗号化し、この暗号
化したライセンスコードをボタン電話装置BTへ送信す
る。正常終了受信部41は、機能変更処理後にボタン電
話装置BTから送られる正常終了信号を受信し、その旨
を保守用パーソナル・コンピュータPCへ送信する。
【0058】図7は、上記ボタン電話装置BTの動作を
示すフローチャートであり、ステップST7a乃至ステ
ップST7cに示す手順に従って、各オプションサービ
ス機能ごとの使用量をカスタマセンタCCに通知するた
めの処理動作が行なわれる。
【0059】ボタン電話装置BTは、起動してから一定
期間が経過したか否かの判断を行い(ステップST7
a)、一定期間が経過したならば(Yes)、機能情報
設定処理テーブル21中のサービス機能群及びそれらの
使用量から使用実績情報を作成し(ステップST7
b)、カスタマセンタCCに対し公衆網PNWを介して
アクセスし、使用実績情報を送信する(ステップST7
c)。
【0060】図8は、上記カスタマセンタCCの動作を
示すフローチャートである。
【0061】すなわち、カスタマセンタCCは、ボタン
電話装置BTから使用実績情報を受信すると、この使用
実績情報に基づき各オプションサービス機能ごとの使用
料金、つまり請求金額を計算し(ステップST8a)、
この請求金額をオプションサービス機能と共にユーザの
保守用パーソナル・コンピュータPCに通知する(ステ
ップST8b)。そして、保守用パーソナル・コンピュ
ータPCから通知した請求金額に対するクレジット情報
が一定期間内に到来するか否かを監視する(ステップS
T8c)。ここで、クレジット情報が到来しなければ
(No)、カスタマセンタCCは既に使用されている各
サービス機能を「使用不可」に設定するためのライセン
スコードを作成し、該当するボタン電話装置BTに向け
て送信する(ステップST8d)。
【0062】一方、クレジット情報が到来したならば
(Yes)、カスタマセンタCCはクレジット会社CR
に対しアクセスし(ステップST8e)、クレジット情
報の確認を行う(ステップST8f)。そして不可であ
れば(NG)、要求元の保守用パーソナル・コンピュー
タPCに対しクレジット情報の誤りを通知する(ステッ
プST8g)。
【0063】一方、可であれば(OK)、カスタマセン
タCCはクレジット会社CRに対し先に計算した請求金
額の決済依頼情報を送信する(ステップST8h)。そ
して、クレジット会社CRからこの決済依頼に対し受付
けた旨の応答が返送されると、カスタマセンタCCはそ
の応答に含まれる決済結果に基づいてライセンスコード
を作成し(ステップST8i)、ボタン電話装置BTに
対しこのライセンスコードとオプションサービス機能の
規制状態のフラグを可または不可に設定するための要求
を送る(ステップST8j)。
【0064】そして、ボタン電話装置BTにおいて機能
設定が終了すると、カスタマセンタCCはユーザの保守
用パーソナル・コンピュータPCに対し機能設定が完了
した旨を通知する(ステップST8k)。
【0065】なお、図9は、保守用パーソナル・コンピ
ュータPCの処理手順を示すフローチャートである。
【0066】電源がONされている状態で、保守用パー
ソナル・コンピュータPCはカスタマセンタCCから画
面情報を受信すると(ステップST9a)、図10
(1)及び図10(2)に示すように画面表示を行なう
(ステップST9b)。ここで、ユーザが、保守用パー
ソナル・コンピュータPCを用いて図10(2)に示す
画面中の「OK」をクリックすると、保守用パーソナル
・コンピュータPCは、ステップST9cからステップ
ST9dに移行し、電話番号及びクレジット番号が入力
されるか否かの監視を行なう。ここで、図10(3)の
画面にて電話番号及びクレジット番号が入力され、その
後に「送信する」がクリックされると、保守用パーソナ
ル・コンピュータPCは、入力情報をカスタマセンタC
Cに向けて送信する(ステップST9e)。一方、上記
ステップST9dにおいて、図10(3)の画面中の
「前画面に戻る」もしくは「メインページへ」がクリッ
クされた場合に、保守用パーソナル・コンピュータPC
は他のメニューにおける処理を実行する。
【0067】以後、ボタン電話装置BTの機能設定変更
処理が終了すると、カスタマセンタCCから保守用パー
ソナル・コンピュータPCに、図10(4)に示す画面
情報が送られてくる。
【0068】図11は、サービス機能の規制状態フラグ
を変更する際のボタン電話装置BTの処理手順を示すフ
ローチャートである。
【0069】ボタン電話装置BTは、カスタマセンタC
Cから公衆網PNW経由で着信信号を受信すると(ステ
ップST11a)、着信先設定が「自動応答」に設定さ
れているか否かの判断を行なう(ステップST11
b)。ここで、「自動応答」に設定されていないならば
(No)、ボタン電話装置BTは他のサービス処理を実
行する。
【0070】一方、「自動応答」に設定されているなら
ば(Yes)、ボタン電話装置BTは着信信号に対する
応答信号をカスタマセンタCCに送信し(ステップST
11c)、カスタマセンタCCからライセンスコードを
受信し(ステップST11d)、このライセンスコード
に基づき、機能設定を変更できたか否かの判断を行なう
(ステップST11e)。
【0071】そして、機能設定を変更できたならば(Y
es)、ボタン電話装置BTはカスタマセンタCCに正
常終了の旨を示す情報を送信する(ステップST11
f)。これに対し、機能設定を変更できなければ(N
o)、ボタン電話装置BTはカスタマセンタCCに処理
NGの旨を示す情報を送信する(ステップST11
g)。
【0072】以上述べたように第1の実施形態のサービ
ス機能規制方法によれば、ボタン電話装置BTの各オプ
ションサービス機能ごとの使用料金の算出処理からユー
ザへの請求処理、また一定期間内におけるユーザの各オ
プションサービス機能についての支払いに応じたオプシ
ョンサービス機能の規制処理、さらにはオプションサー
ビス機能ごとの使用料金の決済処理までの一連の手順
が、人手を要することなくすべてインターネットINW
及び公衆網PNWといった通信ネットワークを介して自
動的に行われることになる。このため、保守サービス担
当者の出張及び手作業による機能変更作業をはじめ、請
求業務担当者による費用の請求業務が不要となり、ユー
ザにとっては使用頻度の低いオプションサービスや使用
しない回線などに定常的にかかるコストを低減すること
ができ、一方カスタマセンタCCにとってはオプション
サービス機能ごとの使用状況に応じた課金処理に必要な
労力とコストを大幅に低減することができる。
【0073】また、カスタマセンタCCでは、ボタン電
話装置BTのオプションサービス機能ごとの使用料金の
請求に対する支払結果に基づいて、ユーザが各オプショ
ンサービス機能を必要としているか否かを判断すること
ができ、これにより真に必要なオプションサービス機能
のみを使用できるようにボタン電話装置BTのオプショ
ンサービス機能の規制を行うことができる。
【0074】また、ライセンスコードはカスタマセンタ
CCからボタン電話装置BTへ転送される際に、ボタン
電話装置BTのシステムIDにより暗号化される。この
ため、ライセンスコードが誤って異なるボタン電話装置
BTに転送された場合や、他のユーザが故意に他のボタ
ン電話装置BT宛のライセンスコードを盗用して自己の
ボタン電話装置BTの機能設定を行おうとしても、誤っ
た機能設定或いは不正な機能設定処理が行われないよう
にすることができる。
【0075】さらに、規制されているオプションサービ
ス機能についてユーザから代金が支払われた場合に、カ
スタマセンタCCは、ボタン電話装置BTの規制されて
いるオプションサービス機能を公衆網PNWを介して即
座に使用可能な状態に設定するようにしている。この点
についても、保守サービス担当者の出張及び手作業によ
る機能変更作業が不要となるので、ユーザにとっては自
身のボタン電話装置BTの追加サービス機能を短時間の
内に利用できるようになり、一方カスタマセンタにとっ
ては追加サービス機能の提供に必要な労力とコストを大
幅に低減できる。
【0076】また、上記第1の実施形態では、例えばI
P電話端末を接続したIP電話システムに適用される場
合に、定常的な課金が行なわれる最大接続可能端末数
と、実際に通信機器に接続されている端末数との差が使
用実績情報としてボタン電話装置BTからカスタマセン
タCCに通知されるので、カスタマセンタCCではボタ
ン電話装置BTから通知される端末数差分を差し引いた
使用料金、つまり実際にボタン電話装置BTに接続され
ているIP電話端末IP1〜IPnの個数分の使用料金
のみを請求することが可能となる。このため、ユーザに
とっては、ボタン電話装置BTに接続されている分のI
P電話端末IP1〜IP4に対し使用料金を支払い、未
使用のIP電話端末IP5〜IPnについては使用料金
を支払わずに済み、これにより費用負担を軽減できる。
【0077】なお、上記第1の実施形態では、ユーザは
各オプションサービス機能ごとの使用料金を確認した上
でクレジット番号を入力を行なうようにしたが、カスタ
マセンタCCが各オプションサービス機能ごとの使用料
金以外に未使用のオプションサービス機能や規制されて
いるオプションサービス機能についての画面情報を保守
用パーソナル・コンピュータPCに送信し、ユーザ側で
利用すべきオプションサービス機能を選択した後に、ク
レジット番号を入力できるようにしてもよい。
【0078】ところで、以上のように追加設定されたボ
タン電話装置BTの各種オプションサービス機能は次の
ように実行される。
【0079】すなわち、先ずIP電話端末IP1〜IP
nから例えばACDエージェント使用要求が到来した場
合には、機能情報設定処理テーブル21をアクセスし
て、ACDエージェントに対応する規制状態のフラグか
ら当該機能が「使用可」であるか「使用不可」であるか
を判定する。そして、「使用可」の場合に上記要求を受
け付けて対応する処理を実行し、一方「使用不可」の場
合には要求元のIP電話端末IP1〜IPnへサービス
拒否を返送する。
【0080】(第2の実施形態)この発明に係わるサー
ビス機能規制方法の第2の実施形態は、ユーザシステム
からカスタマセンタに対し直接アクセスし、かつカスタ
マセンタに設けられたユーザデータベースを利用するこ
とで、ユーザシステムのボタン電話装置に対するオプシ
ョンサービス機能ごとの使用料金の請求処理及びサービ
ス機能規制処理を行うものである。
【0081】図12は、この第2の実施形態を実現する
ための支援システムの概略構成図である。なお、同図に
おいて前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい
説明は省略する。
【0082】カスタマセンタCCには、ユーザデータベ
ースDB及びタイマTMが設けてある。このユーザデー
タベースDBには、図13に示す如く、各ユーザごとに
割り当てられた個別識別番号(ユーザID)に対応付け
て、このユーザが所有するボタン電話装置BTのシステ
ムID、ボタン電話装置BTの電話番号、保守用パーソ
ナル・コンピュータPCのメールアドレス、使用実績情
報を読み出すタイミングがそれぞれ記憶されている。
【0083】カスタマセンタCCの受付/課金サーバC
SV1及びライセンスサーバCSV2は、タイマTMで
計時される日時とユーザデータベースDB中の使用実績
情報の読み出しタイミングとを比較し、この比較結果に
基づき、当該ユーザが所有するボタン電話装置BTの電
話番号、システムID及び保守用パーソナル・コンピュ
ータPCのメールアドレスを読み出す。そして、この読
み出した情報を用いて、ボタン電話装置BTに対するア
クセス、各オプションサービス機能ごとの使用料金の請
求及びライセンスコードの送信を行なう。
【0084】次に、以上のシステムにおいてボタン電話
装置BTのサービス機能の規制を行う場合の手順を説明
する。図14及び図15は、ユーザシステムCMの保守
用パーソナル・コンピュータPC(ユーザPC)と、ボ
タン電話装置BTと、カスタマセンタCCと、クレジッ
ト会社CRとの間における信号の送受信動作を示すシー
ケンス図である。
【0085】カスタマセンタCCは、タイマTMにより
計時される日時と、ユーザデータベースDBに格納され
た使用実績情報を取得すべき日時(読み出しタイミン
グ)とを比較して一致するか否かを判定し、この判定結
果に基づき公衆網PNW経由で該当するボタン電話装置
BTにアクセスし、ボタン電話装置BTに対し使用実績
情報取得要求を送信する。
【0086】ボタン電話装置BTは、カスタマセンタC
Cからの使用実績情報取得要求を受信すると、使用実績
情報を作成し、この使用実績情報をカスタマセンタCC
に送信する。
【0087】カスタマセンタCCは、ボタン電話装置B
Tから使用実績情報を受信すると、受信した旨の情報を
ボタン電話装置BTに返送する。
【0088】ボタン電話装置BTは、カスタマセンタC
Cから上記受信した旨の情報を受け取ると、カスタマセ
ンタCCとの間の回線を切断する。
【0089】続いて、カスタマセンタCCは、受信した
使用実績情報をもとに、オプションサービス機能が既に
使用中であるか否かと、使用中でなければ未使用のオプ
ションサービス機能があるか否か、または使用済みのオ
プションサービス機能があるか否かを判定し、この判定
結果に基づき各オプションサービス機能についてそれぞ
れの使用量に相当する請求金額を計算し、電子請求明細
書を作成する。そして、ユーザデータベースDBに記憶
されるユーザのメールアドレスをもとに、ユーザシステ
ムCMの保守用パーソナル・コンピュータPCにインタ
ーネットINW経由でアクセスし、上記作成した電子請
求明細書をユーザシステムCMの保守用パーソナル・コ
ンピュータPCに送信する。
【0090】そして、ユーザは、カスタマセンタCCか
ら送られてくる画面の案内に従い、保守用パーソナル・
コンピュータPCを使用してオプションサービス機能の
利用に関する必要事項を入力する。入力する必要事項
は、クレジット番号等である。必要事項の入力が終了す
ると、これらの情報をカスタマセンタCCに向け送信す
る。
【0091】上記情報を受信するとカスタマセンタCC
は、先ずクレジット会社CRに対し専用線を介してアク
セスし、ユーザのクレジット番号をもとにユーザの信用
について問い合わせる。この問い合わせに対しクレジッ
ト会社CRは、クレジット番号に対応する口座の有無
と、当該クレジットの使用期限が有効期限内かどうか
と、使用停止が設定されていないかどうかを判定する。
そして、その回答をカスタマセンタCCに返送する。
【0092】カスタマセンタCCは、クレジット会社C
Rからの回答をもとにユーザの信用を判断し、問題がな
ければ、上記電子請求明細書及びクレジット番号を決済
依頼情報に含めてクレジット会社CRへ送信する。
【0093】クレジット会社CRは、この決済依頼情報
を受信すると、先ずこの決済依頼情報に含まれるユーザ
のクレジット番号をもとにユーザ認証と取引の可否判定
を行う。そして、取引が可能であれば、上記決済依頼情
報に含まれる電子請求明細書をもとに代金の決済受付処
理を行う。そして、この決済受付処理の終了後に依頼元
のカスタマセンタCCに対し決済依頼を受付けた旨の応
答を返送する。
【0094】カスタマセンタCCは、クレジット会社C
Rから上記決済依頼の受信応答を受け取ると、その応答
結果に基づき、機能規制制御情報としてのライセンスコ
ードを作成する。そして、公衆網PNWを介してユーザ
システムCMのボタン電話装置BTに対しライセンスコ
ードを送信する。このライセンスコードには、追加する
オプションサービス機能を「使用可」に設定するための
指示コードや、一定期間内の決済が確認されていないオ
プションサービス機能を「使用不可」に設定するための
指示コードが挿入される。このとき、この指示コードは
ユーザデータベースDBから読み出したシステムIDに
より暗号化される。
【0095】ボタン電話装置BTは、カスタマセンタC
Cからライセンスコードを受信すると、先ずこのライセ
ンスコードに含まれる指示コードを、自装置のシステム
IDを用いて復号する。そして、この復号した指示コー
ドに従い、機能情報設定処理テーブル中の該当するオプ
ションサービス機能の使用状態のフラグを「未使用」に
リセットするとともに、規制状態のフラグを「使用不
可」から「使用可」に変更し、もしくは「使用可」から
「使用不可」に変更する。このオプションサービス機能
変更の設定処理を終了するとボタン電話装置BTは、機
能変更処理が正常に終了した旨の情報をカスタマセンタ
CCに返送する。
【0096】カスタマセンタCCは、ボタン電話装置B
Tから上記機能変更終了通知を受け取ると、ボタン電話
装置BTとの間の回線を切断したのち、機能変更処理が
終了した旨の情報を当該ボタン電話装置BTの所有者で
あるユーザの保守用パーソナル・コンピュータPCに送
信し、表示させる。
【0097】かくして、ユーザが追加を希望したオプシ
ョンサービス機能がボタン電話装置BTに使用可能な状
態に設定され、支払が行なわれない不要なオプションサ
ービス機能がボタン電話装置BTに使用不可能な状態に
設定される。
【0098】なお、以上述べたサービス機能規制方法を
実現する支援システム各部の構成は次のようになってい
る。図16は、保守用パーソナル・コンピュータPC、
ボタン電話装置BT及びカスタマセンタCCの機能構成
を示すブロック図である。なお、同図において前記図5
と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略す
る。
【0099】ボタン電話装置BTは、上記定期起動部2
3に代えて、取得要求受信部51を新たに備えるように
している。取得要求受信部51は、カスタマセンタCC
から到来する使用実績情報取得要求を受信する。そし
て、使用実績情報送信部26は、上記取得要求受信部5
1により受信された使用実績情報取得要求に基づき、機
能情報設定処理テーブル21に記憶されているオプショ
ンサービス機能群及びそれらの使用量を含む使用実績情
報を送信する。
【0100】カスタマセンタCCは、日時情報比較部6
1と、取得要求送信部62とをさらに備えるようにして
いる。日時情報比較部61は、タイマTMにより計時さ
れる日時と、ユーザデータベースDBに記憶されている
日時とを比較し、一致するか否かを判定する。
【0101】取得要求送信部62は、上記日時情報比較
部61による判定結果に基づき、該当するボタン電話装
置BTに対し使用実績情報取得要求を公衆網PNW経由
で送信する。
【0102】図17は、上記カスタマセンタCCの動作
を示すフローチャートである。
【0103】カスタマセンタCCは、先ずタイマTMで
計時される日時をユーザデータベースDBに記憶された
使用実績情報読み出し日時と比較してボタン電話装置B
Tへのアクセス日時になったか否かを判定する(ステッ
プST17a)。そして、アクセス日時になった場合に
(Yes)、カスタマセンタCCは該当するボタン電話
装置BTの電話番号をユーザデータベースDBから読み
出し、この読み出した電話番号をもとに、当該ボタン電
話装置BTに対し公衆網PNW経由でアクセスし、使用
実績情報取得要求をボタン電話装置BTに送信する(ス
テップST17b)。
【0104】続いて、カスタマセンタCCは、アクセス
したボタン電話装置BTから一定期間内に使用実績情報
が到来したか否かの判断を行なう(ステップST17
c)。そして、一定期間内に使用実績情報が到来しなけ
れば(No)、カスタマセンタCCは該当するボタン電
話装置BTとの回線を切断し、当該ボタン電話装置BT
を所有するユーザの保守用パーソナル・コンピュータP
Cに対し、使用実績情報を取得できない旨を通知する
(ステップST17d)。この場合、ユーザデータベー
スDBに記憶された保守用パーソナル・コンピュータP
Cのメールアドレスをもとに、当該保守用パーソナル・
コンピュータPCに対しインターネットINW経由でア
クセスする。
【0105】一方、一定期間内に使用実績情報が到来し
たならば(Yes)、カスタマセンタCCはこの使用実
績情報に基づき各サービス機能ごとの使用料金、つまり
請求金額を計算し(ステップST17e)、この請求金
額をサービス機能と共にユーザの保守用パーソナル・コ
ンピュータPCに通知する(ステップST17f)。そ
して、保守用パーソナル・コンピュータPCから通知し
た請求金額に対するクレジット情報が一定期間内に到来
するか否かを監視する(ステップST17g)。ここ
で、クレジット情報が到来しなければ(No)、カスタ
マセンタCCは既に使用されている各オプションサービ
ス機能を「使用不可」に設定するためのライセンスコー
ドを作成し、該当するボタン電話装置BTに向けて送信
する(ステップST17h)。
【0106】一方、クレジット情報が到来したならば
(Yes)、カスタマセンタCCはクレジット会社CR
に対しアクセスし(ステップST17i)、クレジット
情報の確認を行う(ステップST17j)。そして不可
であれば(NG)、要求元の保守用パーソナル・コンピ
ュータPCに対しクレジット情報の誤りを通知する(ス
テップST17k)。
【0107】一方、可であれば(OK)、カスタマセン
タCCはクレジット会社CRに対し先に計算した請求金
額の決済依頼情報を送信する(ステップST17l)。
そして、クレジット会社CRからこの決済依頼に対し受
付けた旨の応答が返送されると、カスタマセンタCCは
その応答に含まれる決済結果に基づいてライセンスコー
ドを作成し(ステップST17m)、ボタン電話装置B
Tに対しこのライセンスコードと機能の使用を可または
不可に設定するための要求を送る(ステップST17
n)。
【0108】そして、ボタン電話装置BTにおいて機能
設定が終了すると、カスタマセンタCCはユーザの保守
用パーソナル・コンピュータPCに対し機能設定が完了
した旨を通知する(ステップST17o)。
【0109】図18は、上記ボタン電話装置BTの動作
を示すフローチャートであり、ステップST18a乃至
ステップST18cに示す手順に従って、各オプション
サービス機能ごとの使用量をカスタマセンタCCに通知
するための処理動作が行なわれる。
【0110】ボタン電話装置BTは、カスタマセンタC
Cから使用実績情報取得要求を受信すると(ステップS
T18a)、機能情報設定処理テーブル21中のオプシ
ョンサービス機能群及びそれらの使用量から使用実績情
報を作成し(ステップST18b)、カスタマセンタC
Cに対し公衆網PNWを介してアクセスし、使用実績情
報を送信する(ステップST18c)。
【0111】なお、図19は上記ユーザの保守用パーソ
ナル・コンピュータPCの詳細な処理手順を示すフロー
チャートである。
【0112】すなわち、保守用パーソナル・コンピュー
タPCはカスタマセンタCCから画面情報を受信すると
(ステップST19a)、上記図10(1)及び図10
(2)に示すように画面表示を行なう(ステップST1
9b)。ここで、ユーザが、保守用パーソナル・コンピ
ュータPCを用いて上記図10(2)に示す画面中の
「OK」をクリックすると、保守用パーソナル・コンピ
ュータPCは、ステップST19cからステップST1
9dに移行し、電話番号及びクレジット番号が入力され
るか否かの監視を行なう。ここで、図10(3)の画面
にて電話番号及びクレジット番号が入力され、その後に
「送信する」がクリックされると、保守用パーソナル・
コンピュータPCは、入力情報をカスタマセンタCCに
向けて送信する(ステップST19e)。一方、上記ス
テップST19dにおいて、上記図10(3)の画面中
の「前画面に戻る」もしくは「メインページへ」がクリ
ックされた場合に、保守用パーソナル・コンピュータP
Cは他のメニューにおける処理を実行する。
【0113】図20は、サービス機能の規制状態フラグ
を変更する際のボタン電話装置BTの処理手順を示すフ
ローチャートである。
【0114】ボタン電話装置BTは、カスタマセンタC
Cから公衆網PNW経由で着信信号を受信すると(ステ
ップST20a)、着信先設定が「自動応答」に設定さ
れているか否かの判断を行なう(ステップST20
b)。ここで、「自動応答」に設定されていないならば
(No)、ボタン電話装置BTは他のサービス処理を実
行する。
【0115】一方、「自動応答」に設定されているなら
ば(Yes)、ボタン電話装置BTは着信信号に対する
応答信号をカスタマセンタCCに送信し(ステップST
20c)、カスタマセンタCCからライセンスコードを
受信し(ステップST20d)、このライセンスコード
に基づき、機能設定を変更できたか否かの判断を行なう
(ステップST20e)。
【0116】そして、機能設定を変更できたならば(Y
es)、ボタン電話装置BTはカスタマセンタCCに正
常終了の旨を示す情報を送信する(ステップST20
f)。これに対し、機能設定を変更できなければ(N
o)、ボタン電話装置BTはカスタマセンタCCに処理
NGの旨を示す情報を送信する(ステップST20
g)。
【0117】以上述べたように第2の実施形態のサービ
ス機能規制方法によれば、前記第1の実施形態と同様
に、ボタン電話装置BTの各オプションサービス機能ご
との使用料金の算出処理からユーザへの請求処理、また
一定期間内におけるユーザの各オプションサービス機能
についての支払いに応じたオプションサービス機能の規
制処理、さらにはオプションサービス機能ごとの使用料
金の決済処理までの一連の手順が、人手を要することな
くすべてインターネットINW及び公衆網PNWといっ
た通信ネットワークを介して自動的に行われるので、ユ
ーザにとっては使用頻度の低いオプションサービスや使
用しない回線などに定常的にかかるコストを低減するこ
とができ、一方カスタマセンタCCにとってはオプショ
ンサービス機能ごとの使用状況に応じた課金処理に必要
な労力とコストを大幅に低減することができる。
【0118】また、ライセンスコードをユーザデータベ
ースDBに記憶されたボタン電話装置BTのシステムI
Dにより暗号化してボタン電話装置BTに転送するよう
にしているので、誤った機能追加或いは不正な機能追加
処理が行われないようにすることができる。
【0119】また第2の実施形態では、ユーザデータベ
ースDBに蓄積管理されたユーザ情報を利用して、カス
タマセンタCCとボタン電話装置BTとの間の通信やオ
プションサービス機能ごとの使用料金の請求やその請求
に対する支払いに応じたオプションサービス機能規制の
可否判定等が行われる。このため、ボタン電話装置BT
に定期起動部を持たせる必要がなくなるとともに、ボタ
ン電話装置BT自らがカスタマセンタCCにアクセスす
る必要がなく、これによりボタン電話装置BTの処理負
荷の低減と低価格化を図ることができる。
【0120】(その他の実施形態)前記第2の実施形態
では、ユーザデータベースDBをカスタマセンタCCに
設置した場合を例にとって説明したが、ユーザデータベ
ースDBは、カスタマセンタCC以外の第三者機関に設
けてもよい。
【0121】また前記各実施形態では、ユーザからクレ
ジット番号を送信するようにした。しかし、それに限ら
ずクレジット番号をユーザデータベースDBにユーザI
Dに対応付けて格納しておき、ユーザから送られたユー
ザIDをもとにカスタマセンタCCがユーザデータベー
スDBをアクセスしてクレジット番号を取得するように
してもよい。このようにすると、ユーザのクレジット番
号はユーザデータベースDBにユーザ情報を登録する時
にのみ伝送すればよいことになり、この結果送信時に通
信ネットワーク上でクレジット番号が盗み見られる心配
がなくなってセキュリティを高めることができる。
【0122】また前記各実施形態では、ユーザから通知
されるクレジット番号を利用してクレジット会社CRと
の間で自動決済を行なうようにした。しかし、それに限
らず、ユーザが指定の銀行に各オプションサービス機能
ごとの使用料金を支払った場合に、カスタマセンタCC
はその銀行に対しサービス機能ごとの使用料金の請求を
行なうようにしてもよい。
【0123】また前記各実施形態では、各種オプション
サービス機能を実行するためのプログラムをボタン電話
装置BTに予め記憶しておいて、その使用可/使用不可
をフラグにより機能情報設定処理テーブル21で管理
し、カスタマセンタCCからライセンスコードを送って
上記フラグを「使用可」に変化させることで機能追加の
設定を行うようにした。しかし、それに限らず、機能を
実行させるプログラムを、カスタマセンタCCからボタ
ン電話装置BTにダウンロードして実行させるようにし
てもよい。
【0124】さらに前記各実施形態では、カスタマセン
タCCからボタン電話装置BTに対し追加する機能に対
応するライセンスコードのみを送り、このライセンスコ
ードにより追加機能のフラグを「使用可」に設定するよ
うにした。しかし、追加機能に対応するライセンスコー
ドを含む全機能のライセンスコードを送り、これにより
ボタン電話装置BTの機能情報設定処理テーブル21を
そっくり書き換えるようにしてもよい。
【0125】その他、機能設定の手順やその内容、支援
システムの構成やその動作内容、ボタン電話装置といっ
た通信機器の種類等についても、この発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施できる。
【0126】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
サービス機能変更を人手を要することなく迅速かつ適切
に行なえるようにするとともに、サービス機能ごとの使
用状況に応じたきめ細かな課金処理を行なえるように
し、これによりユーザにおける費用負担の軽減と変更所
要時間の短縮と、カスタマセンタにおけるコスト及び労
力の低減を可能とする通信機器の機能使用料請求方法、
通信機器の機能規制方法、カスタマセンタ及びユーザシ
ステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態におけるサービス機
能規制方法を実施する支援システムの概略構成図。
【図2】図1に示すボタン電話装置内に設けられる機能
情報設定処理テーブルの記憶内容の一例を示す図。
【図3】第1の実施形態におけるサービス機能規制方法
を説明するための信号シーケンス図。
【図4】第1の実施形態におけるサービス機能規制方法
を説明するための信号シーケンス図。
【図5】図1に示したシステム各部の機能構成を示すブ
ロック図。
【図6】図5に示した同時接続端末数記憶テーブルの記
憶内容の一例を示す図。
【図7】図1に示したシステムにおいて、使用実績情報
をカスタマセンタに送信する際のボタン電話装置の処理
手順とその内容を示すフローチャート。
【図8】図1に示したシステムのカスタマセンタの処理
手順とその内容を示すフローチャート。
【図9】図1に示したシステムにおいてカスタマセンタ
から料金請求画面を受信した際の保守用パーソナル・コ
ンピュータの処理手順とその内容を示すフローチャー
ト。
【図10】図1に示した保守用パーソナル・コンピュー
タにおける表示画面の一例を示す図。
【図11】図1に示したシステムにおいてサービス機能
の規制状態フラグを変更する際のボタン電話装置の処理
手順とその内容を示すフローチャート
【図12】この発明の第2の実施形態におけるサービス
機能規制方法を実施する支援システムの概略構成図。
【図13】図12に示したユーザデータベースの記憶内
容の一例を示す図。
【図14】第2の実施形態におけるサービス機能規制方
法を説明するための信号シーケンス図。
【図15】第2の実施形態におけるサービス機能規制方
法を説明するための信号シーケンス図。
【図16】図12に示したシステム各部の機能構成を示
すブロック図。
【図17】図12に示したシステムのカスタマセンタの
処理手順とその内容を示すフローチャート。
【図18】図12に示したシステムにおいて、使用実績
情報をカスタマセンタに送信する際のボタン電話装置の
処理手順とその内容を示すフローチャート。
【図19】図12に示したシステムにおいてカスタマセ
ンタから料金請求画面を受信した際の保守用パーソナル
・コンピュータの処理手順とその内容を示すフローチャ
ート。
【図20】図12に示したシステムにおいてサービス機
能の規制状態フラグを変更する際のボタン電話装置の処
理手順とその内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…画面情報受信部、 12…情報送信部、 13…外部入力部、 14…外部出力部、 21…機能情報設定処理テーブル、 22…同時接続端末数記憶テーブル、 23…定期起動部、 24,37…電話接続受信部、 25,38…電話自動応答送信部、 26…使用実績情報送信部、 27…ライセンスコード受信部、 28…ライセンスコード復号部、 29…機能情報設定部、 30…正常終了送信部、 31…使用実績情報受信部、 32…料金算出部、 33…画面情報送信部、 34…情報受信部、 35…決済処理部、 36…ライセンスコード作成部、 39…ライセンスコード暗号化部、 40…ライセンスコード送信部、 41…正常終了受信部、 42…切断部、 BT…ボタン電話装置、 CC…カスタマセンタ、 CM…ユーザシステム、 CR…クレジット会社、 DB…ユーザデータベース、 INW…インターネット、 IP1〜IPn…IP電話端末、 PC…保守用パーソナル・コンピュータ、 PNW…公衆網、 TM…タイマ。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信機能を有する通信機器を備えたユー
    ザシステムと、当該通信機器の運用支援業務を行なうカ
    スタマセンタとの間で、通信ネットワークを介して授受
    される情報に基づき前記通信機器のサービス機能の使用
    に関する料金請求を行なう方法であって、 前記通信機器において、予め備えているサービス機能群
    の少なくとも一部とそれらの使用量とを含む使用実績情
    報を前記通信ネットワークを介して定期的にカスタマセ
    ンタに送信する過程と、 カスタマセンタにおいて、前記通信機器から到来した使
    用実績情報に基づいて、サービス機能ごとの使用料金を
    算出する過程と、 前記使用実績情報の送信元となる通信機器を有するユー
    ザシステムに対し、算出したサービス機能ごとの使用料
    金の請求処理を行なう過程とを具備したことを特徴とす
    る通信機器の機能使用料請求方法。
  2. 【請求項2】 通信機能を有する通信機器を備えたユー
    ザシステムと、当該通信機器の運用支援業務を行なうカ
    スタマセンタとの間を通信ネットワークにより接続し、
    かつ前記ユーザシステムに予め付与した個別識別情報に
    対応付けて、その通信機器に対し前記通信ネットワーク
    から割り当てられた加入者情報、通信機器に予め付与し
    た秘密の機器識別情報、及び通信機器からサービス機能
    群の少なくとも一部とそれらの使用量を取得する日時情
    報をそれぞれ格納したユーザデータベース及びタイマを
    備えたシステムに適用され、前記ユーザシステムとカス
    タマセンタとの間で授受される情報に基づき前記通信機
    器のサービス機能の使用に関する料金請求を行なう方法
    であって、 前記カスタマセンタにおいて、タイマにより得られる現
    在日時情報と前記ユーザデータベースに格納された日時
    情報とを比較し、この比較結果に基づいて該当する通信
    機器に通信ネットワークを介してアクセスして当該通信
    機器のサービス機能群の少なくとも一部とそれらの使用
    量とを含む使用実績情報を取得する過程と、 前記通信機器から取得した使用実績情報に基づいて、サ
    ービス機能ごとの使用料金を算出する過程と、 前記使用実績情報の送信元となる通信機器を有するユー
    ザシステムに対し、算出したサービス機能ごとの使用料
    金の請求処理を行なう過程とを具備したことを特徴とす
    る通信機器の機能使用料請求方法。
  3. 【請求項3】 通信機能を有する通信機器を備えたユー
    ザシステムと、当該通信機器の運用支援業務を行なうカ
    スタマセンタとの間で、通信ネットワークを介して授受
    される情報に基づき前記通信機器のサービス機能の規制
    を行なう方法であって、 前記通信機器において、予め備えているサービス機能群
    の少なくとも一部とそれらの使用量とを含む使用実績情
    報を前記通信ネットワークを介して定期的にカスタマセ
    ンタに送信する過程と、 カスタマセンタにおいて、前記通信機器から到来した使
    用実績情報に基づいて、サービス機能ごとの使用料金を
    算出する過程と、 前記使用実績情報の送信元となる通信機器を有するユー
    ザシステムに対し、算出したサービス機能ごとの使用料
    金の請求処理を行なう過程と、 前記請求処理に対する支払結果に応じて機能規制制御情
    報を作成し、カスタマセンタから該当する通信機器に対
    し前記通信ネットワークを介して前記機能規制制御情報
    を送信し、この機能規制制御情報をもとに当該通信機器
    のサービス機能の規制を行なう過程とを具備したことを
    特徴とする通信機器の機能規制方法。
  4. 【請求項4】 通信機能を有する通信機器を備えたユー
    ザシステムと、当該通信機器の運用支援業務を行なうカ
    スタマセンタとの間を通信ネットワークにより接続し、
    かつ前記ユーザシステムに予め付与した個別識別情報に
    対応付けて、その通信機器に対し前記通信ネットワーク
    から割り当てられた加入者情報、通信機器に予め付与し
    た秘密の機器識別情報、及び通信機器からサービス機能
    群の少なくとも一部とそれらの使用量を取得する日時情
    報をそれぞれ格納したユーザデータベース及びタイマを
    備えたシステムに適用され、前記ユーザシステムとカス
    タマセンタとの間で授受される情報に基づき前記通信機
    器のサービス機能の使用に関する料金請求を行なう方法
    であって、 前記カスタマセンタにおいて、タイマにより得られる現
    在日時情報と前記ユーザデータベースに格納された日時
    情報とを比較し、この比較結果に基づいて該当する通信
    機器に通信ネットワークを介してアクセスして当該通信
    機器のサービス機能群の少なくとも一部とそれらの使用
    量とを含む使用実績情報を取得する過程と、 前記通信機器から取得した使用実績情報に基づいて、サ
    ービス機能ごとの使用料金を算出する過程と、 前記使用実績情報の送信元となる通信機器を有するユー
    ザシステムに対し、算出したサービス機能ごとの使用料
    金の請求処理を行なう過程と、 前記請求処理に対する支払結果に応じて機能規制制御情
    報を作成し、カスタマセンタから該当する通信機器に対
    し前記通信ネットワークを介して前記機能規制制御情報
    を送信し、この機能規制制御情報をもとに当該通信機器
    のサービス機能の規制を行なう過程とを具備したことを
    特徴とする通信機器の機能規制方法。
  5. 【請求項5】 前記カスタマセンタと代金決済機関との
    間が通信ネットワークを介して接続可能なシステムに適
    用される方法であって、 前記カスタマセンタからサービス機能ごとの使用料金が
    前記ユーザシステムに通知された際に、前記ユーザシス
    テムからカスタマセンタに対しユーザの口座識別情報を
    送信する過程と、 前記口座識別情報をもとに、前記カスタマセンタと前記
    代金決済機関との間で通信ネットワークを介して、サー
    ビス機能ごとの使用料金をユーザの口座から引き落とす
    ための決済処理を実行する過程とをさらに具備したこと
    を特徴とする請求項3または4記載の通信機器の機能規
    制方法。
  6. 【請求項6】 前記使用実績情報を送信する過程は、サ
    ービス機能群の少なくとも一部とそれらの使用量と共
    に、当該通信機器に予め付与した機器識別情報を前記使
    用実績情報に含めて前記カスタマセンタに送信し、 前記機能規制制御情報を送信する過程は、前記カスタマ
    センタにおいて、前記通信機器から到来した機器識別情
    報を用いて前記機能規制制御情報を暗号化し、この暗号
    化された機能規制制御情報をカスタマセンタから通信機
    器へ送信し、このカスタマセンタから送られた機能規制
    制御情報を通信機器が自己の機器識別情報を用いて復号
    し、この復号した機能規制制御情報に従い機能規制を許
    可することを特徴とする請求項3記載の通信機器の機能
    規制方法。
  7. 【請求項7】 前記機能規制制御情報を送信する過程
    は、前記カスタマセンタにおいて、前記ユーザデータベ
    ースに格納された該当する通信機器の機器識別情報を用
    いて前記機能規制制御情報を暗号化し、この暗号化され
    た機能規制制御情報をカスタマセンタから通信機器へ送
    信し、このカスタマセンタから送られた機能規制制御情
    報を通信機器が自己の機器識別情報を用いて復号し、こ
    の復号した機能規制制御情報に従い機能規制を許可する
    ことを特徴とする請求項4記載の通信機器の機能規制方
    法。
  8. 【請求項8】 前記通信機器は、予め備えているすべて
    のサービス機能の少なくとも一部についてそれぞれ使用
    量を表す情報及び規制/規制解除を表す設定情報を記憶
    した機能テーブルを有し、 前記通信機器の機能を規制する過程は、前記カスタマセ
    ンタから前記通信機器に送られた機能規制制御情報の内
    容に応じて、前記機能テーブル中の該当する機能の設定
    情報を変更することを特徴とする請求項3または4記載
    の通信機器の機能規制方法。
  9. 【請求項9】 前記通信機器の機能を規制する過程は、
    前記カスタマセンタにおいて、前記ユーザシステムに対
    しサービス機能ごとの使用料金を通知してから一定期間
    内に支払いが確認されていない場合に、前記通信機器に
    機能規制制御情報を送信して、前記機能テーブル中の該
    当する機能の設定情報を規制に変更し、その後支払いが
    確認された場合に、前記機能テーブル中の該当する機能
    の設定情報を規制解除に変更することを特徴とする請求
    項8記載の通信機器の機能規制方法。
  10. 【請求項10】 前記通信機器に接続される複数の端末
    を備え、 前記使用実績情報を送信する過程は、前記複数の端末を
    表す情報と、前記通信機器に接続されている端末数と該
    通信機器における最大接続可能端末数との差とを含めた
    使用実績情報を前記カスタマセンタに送信することを特
    徴とする請求項3または4記載の通信機器の機能規制方
    法。
  11. 【請求項11】 通信機能を有する通信機器を備えたユ
    ーザシステムに対し通信ネットワークを介して接続さ
    れ、前記ユーザシステムとの間で授受される情報に基づ
    いて、前記通信機器のサービス機能の使用に関する料金
    請求を行なうカスタマセンタであって、 前記通信機器から送信された、サービス機能群の少なく
    とも一部とこれらサービス機能群それぞれの使用量とを
    含む使用実績情報を定期的に受信する使用実績情報受信
    手段と、 この使用実績情報受信手段により受信された使用実績情
    報に基づいて、サービス機能ごとの使用料金を算出する
    料金算出手段と、 前記使用実績情報の送信元となる通信機器を有するユー
    ザシステムに対し、前記料金算出手段により算出された
    サービス機能ごとの使用料金の請求処理を行なう請求処
    理手段とを具備したことを特徴とするカスタマセンタ。
  12. 【請求項12】 通信機能を有する通信機器を備えたユ
    ーザシステムに対し通信ネットワークを介して接続さ
    れ、前記ユーザシステムとの間で授受される情報に基づ
    いて、前記通信機器のサービス機能の使用に関する料金
    請求を行なうカスタマセンタであって、 前記ユーザシステムに予め付与した個別識別情報に対応
    付けて、その通信機器に対し前記通信ネットワークから
    割り当てられた加入者情報、通信機器に予め付与した秘
    密の機器識別情報、及び通信機器からサービス機能群の
    少なくとも一部とそれらの使用量を取得する日時情報を
    それぞれ格納したユーザデータベースと、 タイマと、 このタイマにより得られる現在日時情報と前記ユーザデ
    ータベースに格納された日時情報とを比較する比較手段
    と、 この比較手段による比較結果に基づいて、該当する通信
    機器に対し通信ネットワークを介してアクセスし、当該
    通信機器からサービス機能群の少なくとも一部とこれら
    サービス機能群それぞれの使用量とを含む使用実績情報
    を取得する使用実績情報取得手段と、 この使用実績情報取得手段により取得された使用実績情
    報に基づいて、サービス機能ごとの使用料金を算出する
    料金算出手段と、 前記使用実績情報の送信元となる通信機器を有するユー
    ザシステムに対し、前記料金算出手段により算出された
    サービス機能ごとの使用料金の請求処理を行なう請求処
    理手段とを具備したことを特徴とするカスタマセンタ。
  13. 【請求項13】 通信機能を有する通信機器を備えたユ
    ーザシステムに対し通信ネットワークを介して接続さ
    れ、前記ユーザシステムとの間で授受される情報に基づ
    いて、前記通信機器のサービス機能の規制を行なうカス
    タマセンタであって、 前記通信機器から送信された、サービス機能群の少なく
    とも一部とこれらサービス機能群それぞれの使用量とを
    含む使用実績情報を定期的に受信する使用実績情報受信
    手段と、 この使用実績情報受信手段により受信された使用実績情
    報に基づいて、サービス機能ごとの使用料金を算出する
    料金算出手段と、 前記使用実績情報の送信元となる通信機器を有するユー
    ザシステムに対し、前記料金算出手段により算出された
    サービス機能ごとの使用料金の請求処理を行なう請求処
    理手段と、 この請求処理手段による請求処理に対する支払結果に基
    づいて機能規制制御情報を作成する作成手段と、 この作成手段により作成された機能規制制御情報を、該
    当する通信機器に対し前記通信ネットワークを介して送
    信して、この機能規制制御情報をもとに当該通信機器の
    機能規制処理を行なわせる機能規制制御手段とを具備し
    たことを特徴とするカスタマセンタ。
  14. 【請求項14】 通信機能を有する通信機器を備えたユ
    ーザシステムに対し通信ネットワークを介して接続さ
    れ、前記ユーザシステムとの間で授受される情報に基づ
    いて、前記通信機器のサービス機能の使用に関する料金
    請求を行なうカスタマセンタであって、 前記ユーザシステムに予め付与した個別識別情報に対応
    付けて、その通信機器に対し前記通信ネットワークから
    割り当てられた加入者情報、通信機器に予め付与した秘
    密の機器識別情報、及び通信機器からサービス機能群の
    少なくとも一部とそれらの使用量を取得する日時情報を
    それぞれ格納したユーザデータベースと、 タイマと、 このタイマにより得られる現在日時情報と前記ユーザデ
    ータベースに格納された日時情報とを比較する比較手段
    と、 この比較手段による比較結果に基づいて、該当する通信
    機器に対し通信ネットワークを介してアクセスし、当該
    通信機器からサービス機能群の少なくとも一部とこれら
    サービス機能群それぞれの使用量とを含む使用実績情報
    を取得する使用実績情報取得手段と、 この使用実績情報取得手段により取得された使用実績情
    報に基づいて、サービス機能ごとの使用料金を算出する
    料金算出手段と、 前記使用実績情報の送信元となる通信機器を有するユー
    ザシステムに対し、前記料金算出手段により算出された
    サービス機能ごとの使用料金の請求処理を行なう請求処
    理手段と、 この請求処理手段による請求処理に対する支払結果に基
    づいて機能規制制御情報を作成する作成手段と、 この作成手段により作成された機能規制制御情報を、該
    当する通信機器に対し前記通信ネットワークを介して送
    信して、この機能規制制御情報をもとに当該通信機器の
    機能規制処理を行なわせる機能規制制御手段とを具備し
    たことを特徴とするカスタマセンタ。
  15. 【請求項15】 代金決済機関に対し通信ネットワーク
    を介して接続可能であって、 前記請求処理手段により前記ユーザシステムに対しサー
    ビス機能ごとの使用料金を通知することで、当該ユーザ
    システムから送られてくるユーザの口座識別情報を受信
    する口座識別情報受信手段と、 この口座識別情報受信手段により受信された口座識別情
    報をもとに、前記代金決済機関との間で通信ネットワー
    クを介して、サービス機能ごとの使用料金をユーザの口
    座から引き落とすための決済処理を実行する決済処理手
    段とをさらに備えたことを特徴とする請求項13または
    14記載のカスタマセンタ。
  16. 【請求項16】 前記使用実績情報受信手段は、サービ
    ス機能群とこれらサービス機能群それぞれの使用量と共
    に、当該通信機器に予め付与された機器識別情報を受信
    し、 前記機能規制制御手段は、前記通信機器から受信した機
    器識別情報を用いて前記機能規制制御情報を暗号化し、
    この暗号化された機能規制制御情報を通信機器へ送信す
    ることを特徴とする請求項13記載のカスタマセンタ。
  17. 【請求項17】 前記機能規制制御手段は、前記ユーザ
    データベースに格納された該当する通信機器の機器識別
    情報を用いて前記機能規制制御情報を暗号化し、この暗
    号化された機能規制制御情報を通信機器へ送信すること
    を特徴とする請求項14記載のカスタマセンタ。
  18. 【請求項18】 前記通信機器が、予め備えているすべ
    てのサービス機能の少なくとも1部についてそれぞれ使
    用量及び規制/規制解除を表す設定情報を記憶した機能
    テーブルを備えるとき、 前記機能規制制御手段は、前記ユーザシステムに対しサ
    ービス機能ごとの使用料金を通知してから一定期間内に
    支払いが確認されていない場合に、前記通信機器に機能
    規制制御情報を送信して、前記機能テーブル中の該当す
    る機能の設定情報を規制に変更させ、その後支払いが確
    認された場合に、前記通信機器に機能規制制御情報を送
    信して、前記機能テーブル中の該当する機能の設定情報
    を規制解除に変更することを特徴とする請求項13また
    は14記載のカスタマセンタ。
  19. 【請求項19】 前記請求項11記載のカスタマセンタ
    に接続されるユーザシステムにおいて、 予め備えているサービス機能群の少なくとも一部とこれ
    らサービス機能群それぞれの使用量とを含む使用実績情
    報を前記通信ネットワークを介して定期的にカスタマセ
    ンタに送信する通信機器と、 前記カスタマセンタから通信ネットワークを介して送ら
    れてくるサービス機能ごとの使用料金を表す請求情報を
    受信する請求情報受信手段とを具備したことを特徴とす
    るユーザシステム。
  20. 【請求項20】 前記請求項12記載のカスタマセンタ
    に接続されるユーザシステムにおいて、 前記カスタマセンタからの要求に応じて、予め備えてい
    るサービス機能群の少なくとも一部とこれらサービス機
    能群それぞれの使用量とを含む使用実績情報を前記通信
    ネットワークを介してカスタマセンタに送信する通信機
    器と、 前記カスタマセンタから通信ネットワークを介して送ら
    れてくるサービス機能ごとの使用料金を表す請求情報を
    受信する請求情報受信手段とを具備したことを特徴とす
    るユーザシステム。
  21. 【請求項21】 前記請求項13に記載のカスタマセン
    タに接続されるユーザシステムにおいて、 予め備えているサービス機能群の少なくとも一部とこれ
    らサービス機能群それぞれの使用量とを含む使用実績情
    報を前記通信ネットワークを介して定期的にカスタマセ
    ンタに送信する通信機器と、 前記カスタマセンタから通信ネットワークを介して送ら
    れてくるサービス機能ごとの使用料金を表す請求情報を
    受信する請求情報受信手段と、 前記カスタマセンタから送られた機能規制制御情報を受
    信する機能規制制御情報受信手段と、 この機能規制制御情報受信手段により受信された機能規
    制制御情報に従い前記通信機器の機能規制処理を実行す
    る機能規制処理手段とを具備したことを特徴とするユー
    ザシステム。
  22. 【請求項22】 前記請求項14に記載のカスタマセン
    タに接続されるユーザシステムにおいて、 前記カスタマセンタからの要求に応じて、予め備えてい
    るサービス機能群の少なくとも一部とこれらサービス機
    能群それぞれの使用量とを含む使用実績情報を前記通信
    ネットワークを介して定期的にカスタマセンタに送信す
    る通信機器と、前記カスタマセンタから通信ネットワー
    クを介して送られてくるサービス機能ごとの使用料金を
    表す請求情報を受信する請求情報受信手段と、 前記カスタマセンタから送られた機能規制制御情報を受
    信する機能規制制御情報受信手段と、 この機能規制制御情報受信手段により受信された機能規
    制制御情報に従い前記通信機器の機能規制処理を実行す
    る機能規制処理手段とを具備したことを特徴とするユー
    ザシステム。
  23. 【請求項23】 前記通信機器は、すべてのサービス機
    能の少なくとも一部についてそれぞれ使用量及び規制/
    規制解除を表す設定情報を記憶した機能テーブルを備
    え、 前記機能規制処理手段は、前記カスタマセンタから送ら
    れた機能規制制御情報の内容に応じて、前記機能テーブ
    ル中の該当する機能の設定情報を変更することを特徴と
    する請求項21または22記載のユーザシステム。
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