JP2002270630A - 平坦化装置及びヘッド - Google Patents

平坦化装置及びヘッド

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JP2002270630A
JP2002270630A JP2001069663A JP2001069663A JP2002270630A JP 2002270630 A JP2002270630 A JP 2002270630A JP 2001069663 A JP2001069663 A JP 2001069663A JP 2001069663 A JP2001069663 A JP 2001069663A JP 2002270630 A JP2002270630 A JP 2002270630A
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head
bump
pressing surface
pressing
solder
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JP2001069663A
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Takahiko Yamazaki
孝彦 山崎
Shingo Arimi
真午 有見
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Niterra Co Ltd
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NGK Spark Plug Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/741Apparatus for manufacturing means for bonding, e.g. connectors
    • H01L2224/742Apparatus for manufacturing bump connectors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰り返しバンプを押圧しても、ハンダや金な
どの金属が付着しにくく、平坦な頂面を有するバンプを
確実に形成することができるヘッド及び平坦化装置を提
供する。 【解決手段】 本発明の平坦化装置100は、IC搭載
用基板10に形成されたハンダバンプ13の頂部を平坦
な頂面16とする平坦化装置であり、ハンダバンプ13
の頂部を平坦な押圧面134で押圧するヘッド131を
備える。このヘッド131は、少なくとも押圧面134
がセラミックにより構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板やICチッ
プ、チップコンデンサ等の電子部品に形成されたバンプ
の頂部を平坦な頂面とする平坦化装置及びこれに用いる
ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】ICチップやチップコンデンサ、チップ
抵抗、あるいはこれらを搭載する基板などには、電気的
接続のための端子として、接続面から盛り上がったバン
プをハンダや金などによって形成することがある。この
ようなハンダバンプや金バンプ等のバンプについては、
接続相手の電子部品(例えば、ICチップに対する基
板、あるいは基板に対するICチップなど)との接続を
確実にするため、それぞれの頂部を平坦な頂面とするこ
とがある。その手法としては、例えば、予め基板やIC
チップなどの電子部品に半球状などの形状に盛り上がっ
たバンプを形成しておき、平坦化装置のヘッドに形成し
た平坦な押圧面でバンプを押圧し、その頂部を押し潰し
て頂面を平坦にするものが挙げられる。なお、ヘッドを
予め所定の温度に加熱しておく場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにヘッドの押圧面でバンプを押圧すると、繰り返し押
圧している間に、図10に示すように、押圧の圧力ある
いは圧力と加熱により、ヘッド1の押圧面2をなす鋼材
などの金属面にハンダや金などの金属MTが付着するこ
とがある。このように、本来平坦であるべき押圧面2に
ハンダや金などの金属MTが付着すると、押圧面2の平
坦性が損なわれ、図11に示すように、その後に押圧さ
れる電子部分5のバンプ7を押圧しても、その頂面7T
の平坦性がさほど向上しない、あるいは却って低下す
る。更に甚だしい場合には、バンプ7と押圧面2との間
でハンダや金などの金属MTが相互に移行し、却ってバ
ンプ7間の高さの不均一を招来することもある。
【0004】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであって、繰り返しバンプを押圧しても、ハンダや
金などの金属が付着しにくく、平坦な頂面を有するバン
プを確実に形成することができるヘッド及び平坦化装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】その解決
手段は、電子部品に形成されたバンプの頂部を平坦な頂
面とする平坦化装置であって、上記バンプの頂部を平坦
な押圧面で押圧するヘッドを備え、上記ヘッドは、少な
くとも上記押圧面がセラミックにより構成されている平
坦化装置である。
【0006】本発明の平坦化装置では、ヘッドを備え、
少なくともその押圧面がセラミックにより構成されてい
る。セラミックは、鋼材などの金属に比してバンプをな
す金属(ハンダ、金など)が付着しにくい。このため、
この押圧面でバンプの頂部を押圧すれば、バンプの頂面
を平坦化することができる上、バンプをなすハンダや金
が付着しにくい。従って、多数の電子部品について繰り
返しバンプを押圧しても、押圧面の平坦度を保つことが
できる。また、バンプ頂面の平坦性を損なうことが無
く、確実に平坦にすることができる。
【0007】なお、電子部品としては、ICチップなど
の半導体部品、チップコンデンサ、チップ抵抗等のチッ
プ部品、これらの電子部品を搭載するためのセラミック
や樹脂等からなる基板などが挙げられる。特に、多数の
バンプが形成されるICチップや、搭載するICチップ
との接続のためのバンプが多数形成されるIC搭載用基
板に適用するのが好ましい。また、バンプをなす金属と
しては、電子部品やこれと接続する基板等の材質等に応
じて適宜選択すればよいが、90Pb−10Sn、95
Pb−5Sn、40Pb−60SnなどのPb−Sn系
ハンダ、Sn−Sb系ハンダ、Sn−Ag系ハンダ、S
n−Ag−Cu系ハンダ、Au−Ge系ハンダ,Au−
Sn系ハンダなどのハンダや、金(Au)などの金属を
用いるものが挙げられる。
【0008】さらに、ヘッドは、少なくとも押圧面がセ
ラミックによって構成されていれば良く、例えば、ヘッ
ド全体をセラミック材で構成するほか、ヘッドのうち押
圧面を含む一部のみをセラミック材で構成することもで
きる。また、ヘッドの押圧面にコーティングによってセ
ラミック層を形成することもできる。また、少なくとも
押圧面を構成するセラミックとしては、押圧するバンプ
の材質等を考慮して適宜選択すればよいが、例えば、ア
ルミナ、ジルコニア、窒化アルミニウム、窒化珪素、炭
化珪素などが挙げられる。さらには、導電性ジルコニア
など導電性を有するセラミックを用いることもできる。
導電性セラミックを用いると、放電加工により容易に押
圧面を所望の形状にできる点で都合がよい。
【0009】さらに、ヘッドの押圧面を加熱するヒータ
を備えている平坦化装置とするのが好ましい。加熱され
た押圧面でバンプを押圧すると、熱の作用によりバンプ
の平坦化が容易になり、あるいは平坦化された頂面が滑
らかとなるからである。
【0010】さらに上記平坦化装置であって、前記電子
部品は、前記バンプが形成されたバンプ形成面から突出
する突出部材を有し、前記ヘッドは、押圧面で前記バン
プを押圧する際に、上記突出部材との接触を防止する引
き下がり部を有する平坦化装置とすると良い。
【0011】電子部品、例えばICチップや基板におい
ては、バンプが形成されたバンプ形成面にバンプのほ
か、ICチップや基板の品番などを示す記号や位置決め
のためのマークなどを形成することがある。あるいは、
インクスウォッチを設け、この部分に記号やマークを形
成可能にしておくことがある。また、このように記号や
マーク、あるいはインクスウォッチを形成した部分は、
周囲より突出している場合がある。また、ピンなど他の
端子をバンプのを形成する面に突出して形成することも
ある。バンプの平坦化の際に、これらの突出部材(記号
やマーク、インクスウォッチや他の端子など)に押圧面
が接触すると、これらの突出部材が破壊されたり、その
形状が変形する、読取困難となるなどの不具合を生じ
る。
【0012】これに対して、本発明の平坦化装置では、
電子部品が突出部材を有するのに対して、ヘッドは引き
下がり部を有するので、押圧面でバンプを押圧する際
に、突出部材との接触を防止される。このため、バンプ
を押圧して平坦化する一方で、基板のバンプ形成面に形
成された突出部材(例えば、インクスウォッチや他の端
子など)がヘッドの押圧面と接触して変形したり、傷つ
いたりする不具合を防止することができる。
【0013】さらに他の解決手段は、電子部品に形成さ
れたバンプの頂部を平坦な頂面とする平坦化装置に取り
付けて、上記バンプの頂部を押圧するヘッドあって、上
記バンプの頂部を押圧する平坦な押圧面を備え、少なく
とも上記押圧面がセラミックにより構成されているヘッ
ドである。
【0014】本発明のヘッドは、その押圧面がセラミッ
クにより構成されているので、平坦化装置に用いると、
押圧面を鋼材などの金属で構成する場合に比して、バン
プをなす金属(ハンダ、金など)が押圧面に付着し難
い。このため、押圧面の平坦度が悪化したり、後に平坦
化を行う基板のバンプの形状や頂面の平坦度を悪化させ
ることなく、確実にバンプ頂部を平坦な頂面にすること
ができる。
【0015】本発明のヘッドは、上記と同様に、少なく
とも押圧面がセラミックによって構成されていれば良
く、例えば、ヘッド全体をセラミック材で構成するほ
か、ヘッドのうち押圧面を含む一部のみをセラミック材
とすることもできる。また、ヘッドの押圧面にコーティ
ングによってセラミック層を形成することもできる。ま
た、少なくとも押圧面を構成するセラミックとしては、
押圧するバンプの材質等を考慮して適宜選択すればよい
が、例えば、アルミナ、ジルコニア、窒化アルミニウ
ム、窒化珪素、炭化珪素などが挙げられる。さらには、
導電性ジルコニアなど導電性を有するセラミックを用い
ることもできる。導電性セラミックを用いると、押圧面
の形状を放電加工により容易に所望の形状にできる点で
都合がよい。
【0016】さらに、上記ヘッドであって、前記電子部
品は、前記バンプが形成されたバンプ形成面から突出す
る突出部材を有し、押圧面で前記バンプを押圧する際
に、上記突出部材との接触を防止する引き下がり部を有
するヘッドとするのが好ましい。電子部品が突出部材を
有するのに対して、このヘッドは引き下がり部を有する
ので、押圧面でバンプを押圧する際に、突出部材との接
触を防止される。このため、バンプを押圧して平坦化す
る一方で、基板のバンプ形成面に形成された突出部材
(例えば、インクスウォッチや他の端子など)がヘッド
の押圧面と接触して変形したり、傷ついたりする不具合
を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の第1の実
施形態について、図1〜図5を参照しつつ説明する。ま
ず、本実施形態にかかる平坦化装置100及びヘッド1
31の概要を説明する。図1に示す平坦化装置100
は、エアプレス110を利用して押圧するものであり、
このエアプレス110は、アーム部111、ベース部1
12、及びアーム部111の上端の形成されたエアシリ
ンダ部113を有する。このエアシリンダ部113は、
図中矢印で示すようにピストン114が空気圧によって
昇降可能に装着されている。空圧系120は、エアシリ
ンダ部113に圧縮空気を供給し、あるいはエアシリン
ダ部113から排出するもので、詳細な構造は図示しな
いが、レギュレータ、エアフィルタ、圧力計、スピード
コントローラ等を備え、空気をエアシリンダ部113に
供給して、ピストン114を所望のスピードで昇降さ
せ、所望の荷重を下方に配置する基板10に加えること
ができるようにされている。
【0018】ピストン114の下端には、ロードセル1
15を介して、基板10を押圧するためのヘッド131
が装着されている。図2の断面図及び底面図に示すよう
に、このヘッド131は、略円柱状であり、全体が窒化
珪素からなり、図2(a)の下方に位置する底部は、略
正方形状の押圧面134と、この押圧面134の周囲に
位置し押圧面134より一段分上方に向かって段差d=
200μmだけ引き下がる引き下がり部135とからな
る凸形状とされている。この押圧面134は、平坦に研
磨されている。一方、このヘッド131の上面136に
は、その中心に有底のボルト孔132が形成され、さら
に周縁に、ヒータ141を挿入するためヒータ孔133
が複数(本実施形態では、周方向90度毎に合計4ヶ)
形成されている。
【0019】ヒータ141の内部には、内部配線142
につながるヒータ配線143が形成されている。ヒータ
141は、図1に示すように、ヒータ141から引き出
された各々2本のリード144を通じて、直流定電圧電
源145にそれぞれ接続され、この直流定電圧電源14
5の印加電圧に従って発熱し、ヘッド131を加熱す
る。このヘッド131の底面である押圧面134で、ベ
ース部112の上面116に配置された台140上に載
置した基板10を押圧する。
【0020】基板10は、後にICチップをフリップチ
ップ接続によって搭載するIC搭載用基板であり、図3
に示すように、略正方形板状の樹脂製基板である。その
主面11のうち、図3(a)の中央に一点鎖線で囲む正
方形状のバンプエリアARには、半球状に突出する多数
(本実施形態では1893ヶ)のハンダバンプ13が密
集し、ほぼ格子状に整列して形成されている。このハン
ダバンプ13は、40Pb−60Snからなり、直径9
0μm、主面11からの突出高さは約40μmの略半球
状である。なお、基板10内には、ハンダバンプ13と
接続する内部配線が多数形成されている(図示しな
い)。
【0021】さらに、主面11の一部(図3(a)中、
左下部分)には、インクスウォッチ15が主面11から
高さ20μm程度突出して形成されている。このインク
スウォッチ15は、基板10に図示しないICチップを
搭載した後に、品番などをレーザで刻印するためのもの
で、白色インク層上に黒色インク層を重ねて形成し、レ
ーザによって黒色インク層を部分的に除去することで、
黒地に白色の記号等を描くことができるようにされてい
るものである。
【0022】これに対し、本実施形態のヘッド131で
は、上記したようにその底部において、押圧面134と
これより上方(押圧方向とは逆方向)に引き下がる引き
下がり部135とが形成されている。この押圧面134
は、ヘッド131を基板10に近づけたとき、上述のバ
ンプエリアARに対向する正方形状であり、周囲の引き
下がり部135よりも下方に突出している。従って、図
4に示すように、台140の上面141に裏面12を接
するようにして基板10を載置し、ピストン114と共
にヘッド131を下降させると、基板10のうちバンプ
エリアAR内のいずれのバンプ13をも、ヘッド131
の押圧面134で加熱すると共に押圧することができ
る。なお、ロードセル115によって押圧力を検出し、
所定の押圧力となるように、フィードバックコントロー
ルする。
【0023】これにより、各バンプ13の頂部には、押
圧面134に倣う平坦で滑らかな頂面16(主面11か
らの高さ25μm)が形成された(図5参照)。一方、
押圧面134の周縁には、段差dだけ一段引き下がった
引き下がり部135が形成されているので、インクスウ
ォッチ15は、押圧面134と接触することが無く、押
圧面134の当接によってインクスウォッチ15が傷つ
きことが防止されている。
【0024】しかも、上記したように、ヘッド131
は、窒化珪素からなるので、押圧面134には、ハンダ
バンプ13をなすハンダが付着し難い。このため、繰り
返しハンダバンプ13の平坦化を行っても、従来と異な
り(図11参照)、図5に示すようにハンダバンプ13
の頂面16を平坦にすることができる。このように、本
実施形態において、窒化珪素からなるヘッド131及び
このヘッド131を装着した平坦化装置100を用いる
ことにより、ヘッド131の押圧面にハンダ(金属)が
付着し難くなり、平坦な頂面16を有するバンプ13を
確実に形成することができる。
【0025】(実施形態2)次いで、第2の実施形態に
ついて、図6〜図9を参照して説明する。上記の実施形
態1では、基板10に形成したバンプ13をヘッド13
1の押圧面134で加熱及び押圧して、バンプ13の頂
面16を平坦にした。これに対し、本実施形態では、押
圧面(ヘッド)を振動、具体的には超音波振動させつつ
バンプを加熱・押圧する点で異なるので、異なる部分を
中心に説明する。
【0026】まず、本実施形態にかかる平坦化装置20
0及びヘッド231の概要を説明する。図6及び図7に
示す平坦化装置200も、空気圧を利用して駆動される
エアプレス210を利用して押圧するものであり、この
エアプレス210は、柱状の支柱部211、ベース部2
12、及び支柱部211に沿って上下方向に移動可能で
あると共に、昇降ハンドル218で適宜の高さ方向位置
に位置決めし、支柱部211にクランプして固定可能な
プレスヘッド部213を有する。このプレスヘッド部2
13の上部には、エアシリンダ214が空気圧によって
駆動可能に装着されている。このエアシリンダ214を
駆動する空圧系220は、エアシリンダ部214に圧縮
空気を供給し、あるいはエアシリンダ部214から排出
するもので、詳細な構造は図示しないが、レギュレー
タ、エアフィルタ、圧力計、スピードコントローラ等を
備え、圧縮空気をエアシリンダ部214に供給して、そ
のピストン215を所望のスピードで昇降させ、所望の
荷重を加えることができるようにされている。
【0027】このエアシリンダ214のピストン215
には、下方に位置する超音波振動子225及びコーン2
26の上部を覆うように筒状の連結部材216が連結さ
れ、更に、角形フランジ217が締結されている。一
方、図8に示すように、角形フランジ217は、コーン
226をその略中央部でクランプしており、コーン22
6の上方にはボルト締めランジュバン型の超音波振動子
225が締結されている。超音波振動子225が発生す
る矢印VBで示される縦方向(超音波振動子の軸方向、
上下方向)の超音波振動(本実施形態では28kHz)
により、コーン226も縦方向(矢印VB方向)に振動
するため、角形フランジ227はコーン226をその振
動の節部でクランプしている。
【0028】さらに、コーン226の先端(図中下端)
226Sには、ヘッド231が締結されている。従っ
て、ヘッド231は、は、エアシリンダ214のピスト
ン215に連動して、図中に矢印で示すように上下動
し、しかも、超音波振動子225によって、上下方向
(縦方向)に超音波振動する。
【0029】ここで、ヘッド231は、図9に示すよう
に、略円柱状の基部232Lと直径が先端に向かって徐
々に小さくなるホーン部232Hとを有し、チタン合金
からなる本体部材232と、ホーン部232Hの先端
(図中下端)にロウ付け固着されたジルコニアセラミッ
クからなる先端部材233とを有する。先端部材233
は、前期実施形態1におけるヘッド131の底部同様
に、底面視正方形状の押圧面234と、この押圧面23
4より一段分上方に段差d2=200μm分だけ引き下
がった引き下がり部235とを有する凸形状とされてい
る。なお、角形クランプ217の4つの傾き調整ネジ2
17Vを調整することにより、コーン226の傾き、さ
らにはヘッド231の押圧面234の傾きを調整するこ
とができる(図8参照)。
【0030】さらにこの先端部材233を取り囲むよう
にリング状のヒータ241が配置されており、リード2
44を通じて直流安定化電源245から電力が供給さ
れ、ヒータ241の輻射熱によって先端部材233が加
熱される。このヘッド231の先端部材233の押圧面
234で、ベース部212の上面219に配置された台
240上に載置した基板20を押圧する。なお、ホーン
231(先端部材233)の超音波振動を妨げないめ、
また、ヒータ241やリード244が超音波振動で断線
等を防止するため、ヒータ241は先端部材233と接
触しないように、角形クランプ217から吊り下げて配
置されている。
【0031】基板20は、実施形態1と同様に、後にI
Cチップをフリップチップ接続によって搭載するIC搭
載用基板であり略正方形板状の樹脂製基板である(図3
参照)。その主面21のうち、図3(a)の中央に一点
鎖線で囲む正方形状のバンプエリアARには、半球状に
突出する多数のハンダバンプ23が密集し、ほぼ格子状
に整列して形成されている。このハンダバンプ23は、
Ag−Snからなり、直径90μm、主面21からの突
出高さは約40μmの略半球状である。また、主面21
の一部には、インクスウォッチ25が主面21から高さ
20μm程度突出して形成されている。なお、基板20
内には、ハンダバンプ23と接続する内部配線が多数形
成されている(図示しない)。
【0032】さらに、この基板20は、実施形態1の基
板10と異なり、図3(b)において破線で示すよう
に、裏面22のうちバンプエリアARに対応する部分、
つまりバンプエリアARのちょうど裏側の部分に、チッ
プ部品24具体的にはチップコンデンサ24が多数ハン
ダ付け搭載されている。
【0033】このように構成された基板20のハンダバ
ンプ23の頂部を平坦化するため、本実施形態2では、
図9に示すように台240の上面241上に、貫通孔2
52を穿孔した下治具251を載置する。この下治具2
51の上面253上に基板20を載置し、基板裏面22
の周縁部分と下治具251の上面253とを当接させつ
つ、チップ部品24を貫通孔252内に収容する。さら
に、中央にヘッド231の先端部材233及びホーン部
232Hの一部を挿入可能な大きさの貫通孔256が形
成されたゴム(硬度40〜60)からなるリング状押さ
え部材255を、基板20の上方に載置し、基板20の
主面21の周縁をその下面257で押圧する。
【0034】その後、矢印VBで示すように、縦方向
(図9中上下方向)に超音波振動するヘッド231を下
降させ、その押圧面234を基板20のハンダバンプ2
3に押し当てる。すると、超音波振動によって、極めて
小さな押圧力でハンダバンプ23の頂部が平坦化され、
図5に示すように、ハンダバンプ23の頂部に押圧面2
34に倣う平坦で滑らかな頂面26(主面21からの高
さ25μm)を形成することができた。ハンダバンプ2
3の頂部は、ヘッド231の押圧面234による押圧や
加熱によるほか、縦方向に超音波振動(例えば28kH
zの振動)する押圧面234で、繰り返し速い速度で叩
かれるため、単純な押圧(あるいは押圧と加熱)とは異
なり、押圧力が小さくても容易に変形して平坦化できた
ものと考えられる。
【0035】このため、本実施形態2の基板20のよう
に、裏面22にチップ部品24を備えるなど、バンプエ
リアARの裏面側を台240や下治具251で保持でき
ない場合にも、各ハンダバンプ23の頂部を平坦化する
ことができる。しかも、押圧力が小さくて済むので、ヘ
ッド231の押圧によって、基板20が貫通孔252内
に向かって凸となるようなたわみ変形を抑えることがで
きる。このため、平坦化が済み押圧力を取り去った後に
戻る基板20の変形量が小さくなるので、ハンダバンプ
23全体のコポラナリティ(共平面性)をも高くするこ
とができる。
【0036】なお、実施形態1と同様、押圧面234の
周縁は、段差d2だけ上方(押圧方向とは逆方向)に一
段引き下がった引き下がり部235が形成されているの
で、インクスウォッチ25は、押圧面234に押圧され
ることが無く、押圧面234によってインクスウォッチ
25が傷つくことがない。また、上記したようにバンプ
の平坦化に際して、リング状押さえ部材255で基板2
0の周縁を柔らかく押さえたので、ハンダバンプ23の
平坦化の際に加えられる超音波振動に伴って生じる基板
20のバタつき振動を抑えることができ、場所によらず
いずれのハンダバンプ23も均一に平坦化することがで
きる。
【0037】なお、超音波ウェルダ等で使用される横方
向の超音波振動子を用いて、横方向(押圧面に平行な方
向)の振動をバンプに加えたところ、押圧面234とハ
ンダバンプ23との摩擦によってハンダの微粉末が生じ
たり、ハンダバンプの頂面が摩擦によって荒れる場合が
あることが判った。これに対して本実施形態2では縦方
向(上下方向、つまり押圧面に垂直な方向)の振動を用
いているため、微粉末が生じることもなく、小さな押圧
力で頂面26を滑らかに平坦化できる。
【0038】さらに、本実施形態2においても、ヘッド
231において、押圧面234を含む先端部材233を
ジルコニアセラミックで構成したので、繰り返しハンダ
バンプ23の平坦化を行っても、押圧面234にハンダ
が付着し難く、平坦な頂面26を有するバンプ23を確
実に形成することができる。
【0039】以上において、本発明を実施形態に即して
説明したが、本発明は上記2つの実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更
して適用できることはいうまでもない。例えば、上記実
施形態1では、ヘッド131全体を窒化珪素セラミック
からなる構成とした。一方、上記実施形態2では、ヘッ
ドの231のうち、押圧面234のほか引き下がり部2
35を含む先端部材233をジルコニアセラミックで構
成した。しかし、少なくとも押圧面がセラミックにより
構成されていればよく、例えば、その他に、押圧面のみ
をセラミック部材で構成しても良い。また、ヘッド本体
に溶射等によってセラミック層を形成して、押圧面を形
成することもできる。また、実施形態2では、先端部材
233をホーン部232にロウ付けしているが、ヘッド
のうち押圧面を構成するセラミック部材を焼き填めによ
ってヘッド本体(例えば本体部材)に固着したり、ボル
トなどを用いて締結することもできる。
【0040】また、上記実施形態1,2では、いずれも
ICチップを搭載するためのIC搭載用基板を用い、こ
れに形成したハンダバンプを平坦化したが、IC搭載用
基板に限定されず、ICチップなどの半導体部品、チッ
プコンデンサ、チップ抵抗等のチップ部品、これらの電
子部品を搭載するためのセラミックや樹脂等からなる基
板などに本発明の平坦化装置及びヘッドを適用すること
ができる。また、ハンダバンプの平坦化に限定されず、
金などのバンプを平坦化する場合にも、本発明の平坦化
装置及びヘッドを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係り、エアプレスを利用した平坦
化装置を示す説明図である。
【図2】実施形態1に係り、平坦化装置に装着するヘッ
ドを示し、(a)は断面図、(b)押圧面を含む底面図
である。
【図3】ハンダバンプ及びインクスウォッチを有する基
板を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図4】基板を平坦化装置のヘッドで押圧する様子を示
す説明図である。
【図5】ヘッドと押圧され頂部に平坦化された頂面が形
成されたハンダバンプの様子を拡大して示す説明図であ
る。
【図6】実施形態2に係り、縦振動型の超音波振動子を
用いた平坦化装置を示す正面図である。
【図7】実施形態2に係り、縦振動型の超音波振動子を
用いた平坦化装置を示す側面図である。
【図8】実施形態2に係り、平坦化装置に装着される縦
振動型の超音波振動子及びホーンを示し、(a)は正面
図、(b)は底面図である。
【図9】実施形態2に係る平坦化装置に装着されるヘッ
ドを、及び基板を平坦化する様子を示す説明図である。
【図10】従来の鋼材からなるヘッドで押圧した後のヘ
ッドの様子を示し、(a)は断面図、(b)は押圧面を
示す底面図である。
【図11】従来のヘッドと、このヘッドで押圧されたハ
ンダバンプの様子を拡大して示す説明図である。
【符号の説明】
100,200 平坦化装置 110,210 エアプレス 113,214 エアシリンダ 225 超音波振動子 131,231 ヘッド 233 先端部材 134,234 押圧面 135,235 引き下がり部 10,20 基板(電子部品) 13,23 ハンダバンプ(バンプ) 16,26 頂面 15,25 インクスウォッチ(突出部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品に形成されたバンプの頂部を平坦
    な頂面とする平坦化装置であって、 上記バンプの頂部を平坦な押圧面で押圧するヘッドを備
    え、 上記ヘッドは、少なくとも上記押圧面がセラミックによ
    り構成されている平坦化装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の平坦化装置であって、 前記電子部品は、前記バンプが形成されたバンプ形成面
    から突出する突出部材を有し、 前記ヘッドは、押圧面で前記バンプを押圧する際に、上
    記突出部材との接触を防止する引き下がり部を有する平
    坦化装置。
  3. 【請求項3】電子部品に形成されたバンプの頂部を平坦
    な頂面とする平坦化装置に取り付けて、上記バンプの頂
    部を押圧するヘッドであって、 上記バンプの頂部を押圧する平坦な押圧面を備え、 少なくとも上記押圧面がセラミックにより構成されてい
    るヘッド。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06333982A (ja) * 1993-05-19 1994-12-02 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置の製造方法
JPH0823011A (ja) * 1994-07-06 1996-01-23 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置

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