JP2002268474A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002268474A
JP2002268474A JP2001064750A JP2001064750A JP2002268474A JP 2002268474 A JP2002268474 A JP 2002268474A JP 2001064750 A JP2001064750 A JP 2001064750A JP 2001064750 A JP2001064750 A JP 2001064750A JP 2002268474 A JP2002268474 A JP 2002268474A
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jam
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JP2001064750A
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English (en)
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Takashi Takeuchi
孝 竹内
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジョブ中にジャムが発生した際、シート
搬送路に紙詰まりした記録シートとともに残った残紙と
しての記録シートを正常に排出された記録シートと区別
できる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 シート搬送装置SUにより搬送される記
録シートの紙詰まりであるジャムを検出するジャム検出
手段と、ジャム検出時に画像形成動作であるジョブを中
断させ、ジョブ中断時にシート搬送路SHで停止し且つ
ジャム解消時にシート搬送路SHに残っていた残紙がシ
ート排出トレイTR4,TR5に排出された後にジョブの
再開を許可するジャム時ジョブ中断制御手段と、シート
排出トレイTR4,TR5に排出される残紙にジャム回復
時排出残紙であることを識別するマークを印字するジャ
ム回復時排出残紙識別マーク印字手段とを備える画像形
成装置U。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置のジ
ャム発生時にシート搬送路で紙詰まりした記録シートを
除去した後にシート搬送路に残った記録シート(残紙)
に、正常な記録シートと区別する画像(識別マーク)を
印字してからシート排出トレイに排出する画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速の画像形成装置では、ジョブ
中に給紙トレイと排出トレイとの間のシート搬送路に複
数の記録シートを搬送して生産性を高めている。このた
め、前記画像形成装置では、ジョブ中に種々の原因でジ
ャム(紙詰まり)が発生した場合にジャムを発生させた
記録シートを取り除くと、残った記録シート(残紙)が
自動的に排出トレイに送り出されるモード(パージモー
ド)を通常備えている。ところが、パージモードで排出
トレイに排出された記録シートは本来の印字品質を確保
できない。これには、パージされた記録シート(残紙)
を通常の排出トレイとは別の排出トレイに排出すればよ
いが、別の排出トレイを設けるために画像形成装置の構
成が複雑になるとともに、大型化してしまうという問題
がある。一方、残紙を通常の排出トレイに排出する場合
には、排出トレイに排出された記録シートから残紙を排
出枚数分取り除く必要がある。そのため、排出トレイに
排出された残紙の枚数を画像形成装置の表示器に表示す
るものが従来公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、残紙に
も、正常に排出された記録シートと同じ情報が印字され
ている場合には、残紙と正常に排出された記録シートと
を区別しにくいため、正常な記録シートと残紙との取り
間違いを起こして、排出トレイに排出した記録シートに
乱丁(頁順の間違い)や落丁(頁抜け)を発生させる場
合がある。
【0004】本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内
容(O01)を課題とする。 (O01)ジョブ中にジャムが発生した際、シート搬送路
に紙詰まりの原因となった記録シートを除去した後に残
った残紙を排出トレイに排出した場合に、正常に排出さ
れた記録シートと区別できるようにすること。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決し
た本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施
例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符
号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後
述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明
の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例
に限定するためではない。
【0006】(本発明)前記課題を解決するために、本
発明の画像形成装置は下記の構成要件(A01)〜(A0
6)を備えたことを特徴とする。 (A01)回転移動するトナー像担持体(Py,Pm,P
c,Pk)表面にトナー像を形成するトナー像形成装置
(UY,UM,UC,UK)、(A02)前記トナー像担
持体(Py,Pm,Pc,Pk)表面のトナー像を記録シー
ト(S)に転写領域(Q4)で転写する転写装置(T
2)、(A03)前記記録シート(S)を、前記トナー像
が転写される転写領域(Q4)、記録シート(S)上の
トナー像を定着装置(F)により定着する定着領域(Q
5)、およびシート排出トレイ(TR4,TR5,TR7)
に搬送するシート搬送路(SH,SH′)を有するシー
ト搬送装置(SU,SU′)、(A04)前記シート搬送
装置(SU,SU′)により搬送される記録シート
(S)の紙詰まりであるジャムを検出するジャム検出手
段(C1)、(A05)ジャム検出時に画像形成動作であ
るジョブを中断させ、ジョブ中断時にシート搬送路(S
H,SH′)で停止し且つジャム解消時にシート搬送路
(SH,SH′)に残っていた残紙(S)が前記シート
排出トレイ(TR4,TR5,TR7)に排出された後に
ジョブの再開を許可するジャム時ジョブ中断制御手段
(C5)、(A06)前記シート排出トレイ(TR4,T
R5,TR7)に排出される残紙(S)にジャム回復時排
出残紙であることを識別するマークを印字するジャム回
復時排出残紙識別マーク印字手段(C6)。
【0007】(第1発明の作用)前記構成を備えた第1
発明の画像形成装置では、トナー像形成装置(UY,U
M,UC,UK)が回転移動するトナー像担持体(P
y,Pm,Pc,Pk)表面にトナー像を形成する。シート
搬送装置(SU,SU′)によってシート搬送路(S
H,SH′)を転写領域(Q4)に搬送された記録シー
ト(S)は、トナー像担持体(Py,Pm,Pc,Pk)表
面のトナー像が転写されてから、定着領域(Q5)に搬
送されてトナー像が定着され、シート排出トレイ(TR
4,TR5,TR7)に搬送される。シート搬送路(S
H,SH′)を搬送される記録シート(S)が紙詰まり
すると、ジャム検出手段(C1)が記録シート(S)の
ジャム(紙詰まり)を検出する。ジャム時ジョブ中断制
御手段(C5)は、ジャム検出手段(C1)がジャムを
検出すると、画像形成動作であるジョブを中断させる。
ここで、紙詰まりの記録シート(S)が取り除かれる
と、ジョブ中断時にシート搬送路(SH,SH′)で停
止し且つジャム解消時にシート搬送路(SH,SH′)
に残っていた残紙(S)はジャム回復時排出残紙識別マ
ーク印字手段(C6)によってジャム回復時排出残紙で
あることを識別するマークが印字されてシート排出トレ
イ(TR4,TR5,TR7)に排出される。残紙(S)
がシート排出トレイ(TR4,TR5,TR7)に排出さ
れると、ジャム時ジョブ中断制御手段(C5)は、ジョ
ブの再開を許可する。したがって、シート排出トレイ
(TR4,TR5,TR7)に排出される残紙(S)は識
別マークが印字されているので、正常に排出された記録
シート(S)と容易に区別して取り除くことができる。
このため、記録シート(S)の後処理で乱丁や落丁が発
生することがない。
【0008】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1の画像形成装置は、前記本発明において下記の構
成要件(A07)〜(A08)を備えたことを特徴とする、
(A07)前記シート排出トレイ(TR4,TR5,TR
7)に排出される残紙(S)の排出枚数を検出するジャ
ム回復時残紙排出枚数検出手段(C3)、(A08)前記
残紙(S)の排出枚数を表示器(UI2)に表示するジ
ャム回復時残紙排出枚数表示手段(C4)。
【0009】(実施の形態1の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態1の画像形成装置では、ジャム回復
時残紙排出枚数表示手段(C4)は、ジャム回復時残紙
排出枚数検出手段(C3)によって検出された残紙
(S)の排出枚数を表示器(UI2)に表示する。した
がって、表示器(UI2)に表示された残紙排出枚数を
確認して、シート排出トレイ(TR4,TR5,TR7)
に排出された残紙(S)を正確に取り除くことができ
る。
【0010】(実施の形態2)実施の形態2の画像形成
装置は、前記本発明または実施の形態1において下記の
構成要件(A09)を備えたことを特徴とする。(A09)
前記シート排出トレイ(TR7)近傍の前記シート搬送
路(SH′)に設けた印字機構(PM)により残紙識別
マークを印字する前記ジャム回復時排出残紙識別マーク
印字手段(C6)。 (実施の形態2の作用)前記構成を備えた実施の形態2
の画像形成装置では、ジャム回復時排出残紙識別マーク
印字手段(C6)は、印字機構(PM)によりシート搬
送路(SH′)を搬送される残紙(S)にシート排出ト
レイ(TR7)近傍で残紙識別マークを印字する。した
がって、シート搬送路(SH′)のシート排出トレイ
(TR7)よりも搬送方向上流側に残った残紙(S)に
残紙識別マークを印字するので、全ての残紙(S)に残
紙識別マークを印字できる。
【0011】(実施の形態3)実施の形態3の画像形成
装置は、前記本発明または実施の形態1もしくは2にお
いて下記の構成要件(A10),(A11)を備えたことを
特徴とする。(A10)前記定着領域(Q5)を通過した
記録シート(S)を前記転写領域(Q4)に再送する両
面記録用シート搬送路(SH3,SH4)。(A11)前記
両面記録用シート搬送路(SH3,SH4)により前記残
紙(S)を前記転写領域(Q4)に再送し、前記残紙
(S)が前記転写領域(Q4)に搬送されるのにタイミ
ングを合わせて前記トナー像担持体(Py,Pm,Pc,
Pk)表面にトナー像を形成し、前記転写領域(Q4)に
おいて残紙識別マークを残紙(S)に転写する前記ジャ
ム回復時排出残紙識別マーク印字手段(C6)。
【0012】(実施の形態3の作用)前記構成を備えた
実施の形態3の画像形成装置では、ジャム回復時排出残
紙識別マーク印字手段(C6)は、定着領域(Q5)を
通過した残紙(S)を両面記録用シート搬送路(SH
3,SH4)により転写領域(Q4)に再送し、前記残紙
(S)が前記転写領域(Q4)に搬送されるのにタイミ
ングを合わせてトナー像担持体(Py,Pm,Pc,Pk)
表面にトナー像を形成し、前記転写領域(Q4)におい
て残紙(S)に残紙識別マークを転写する。したがっ
て、残紙(S)に残紙識別マークを印字する部材、機構
等を設けることなく残紙(S)に識別マークを印字でき
るので、コストアップを伴うことなく残紙(S)を正常
な記録シート(S)と区別できる。
【0013】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施の形
態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実
施例に限定されるものではない。なお、以後の説明の理
解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸
方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、
矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示
す側をそれぞれ、前方、後方、左方、右方、上方、下
方、または、前側、後側、左側、右側、上側、下側とす
る。また、図中、「○」の中に「・」が記載されたもの
は紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に
「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印
を意味するものとする。
【0014】(実施例1)図1は本発明の実施例1の画
像形成装置(タンデム式デジタルカラー複写機)の全体
説明図である。図1において、画像形成装置Uは、UI
(ユーザインタフェース)、イメージ入力装置U1、給
紙装置U2、画像形成装置本体U3、および後処理装置U
4を有している。
【0015】(ユーザインタフェースUI):UIは、
コピースタートキーUI1(図4参照)、コピー枚数設
定キー、テンキー等の入力キーおよび表示器UI2を有
している。 (イメージ入力装置U1):イメージ入力装置U1は、自
動原稿搬送装置およびイメージスキャナ等により構成さ
れている。 (給紙装置U2):給紙装置U2は複数の給紙トレイTR
1〜TR3、前記各給紙トレイTR1〜TR3に収容された
画像記録用の記録シートSを取り出して画像形成装置本
体U3に搬送する給紙路SH1等を有している。
【0016】(画像形成装置本体U3):画像形成装置
本体U3は、前記給紙装置U2から搬送された記録シート
Sに画像記録を行う画像記録部(詳細は後述)、トナー
ディスペンサー装置U3a、およびシート搬送路SH2、
シート反転路SH3、シート循環路SH4等を有してい
る。 (後処理装置U4):後処理装置U4は、前記画像形成装
置本体U3から搬送される画像記録された記録シートS
をトップトレイTR4に排出するシート排出路SH5、お
よび複数のビントレイTR5iを有するソート用トレイ
TR5に排出するシート排出路SH6等を有している。
【0017】図1のイメージ入力装置U1では、照明さ
れた原稿(図示せず)からの反射光は、図示しない露光
光学系、CCD(固体撮像素子)帯状パイル織物画像処
理回路(図示せず)でR(赤)、G(緑)、B(青)の
画像データに変換されて、所定のタイミングで画像形成
装置本体U3に入力される。
【0018】図1において、画像形成装置本体U3は、
コントローラC、および前記コントローラCにより制御
されるレーザ駆動回路Dおよび電源回路E等を有してい
る。コントローラCにより作動を制御されるレーザ駆動
回路Dは、前記イメージ入力装置U1から入力されたY
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K
(黒)の画像データに応じたレーザ駆動信号を所定のタ
イミングで、各色のトナー像形成装置UY,UM,U
C,UKの潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,
ROSkに出力する。なお、前記各色のトナー像形成装
置UY,UM,UC,UKは、画像形成装置本体U3の
前方に引き出された引出位置と画像形成装置本体U3内
部に装着された装着位置との間で移動可能に支持されて
いる。
【0019】図1において、K(黒)のトナー像形成装
置UKの感光体ドラム(トナー像担持体)Pkの周囲に
は、帯電器CCk、現像器Gk、クリーナCLk等が配置
されている。そして、他のトナー像形成装置UY,U
M,UCの前記感光体ドラムPy,Pm,Pcの周囲にも
それぞれ前記感光体ドラムPkの周囲と同様の帯電器C
Cy,CCm,CCc、現像器Gy,Gm,Gc、クリーナC
Ly,CLm,CLc等が配置されている。
【0020】図1において、感光体ドラムPy,Pm,P
c,Pkは、それぞれ帯電器CCy,CCm,CCc,CCk
により一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROS
y,ROSm,ROSc,ROSkの出力するレーザビーム
Ly,Lm,Lc,Lkによりその表面に静電潜像が形成さ
れる。前記感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面の静電
潜像は、現像器Gy,Gm,Gc,GkによりY(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の色の
トナー像に現像される。
【0021】感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面上の
トナー像は、1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kに
より中間転写ベルトB上に順次重ねて転写され、中間転
写ベルトB上にカラー画像が形成される。中間転写ベル
トB上に形成されたカラートナー像は、2次転写領域Q
4に搬送される。なお、黒画像データのみの場合はK
(黒)の感光体ドラムPkおよび現像器Gkのみが使用さ
れ、黒のトナー像のみが形成される。1次転写後、感光
体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面の残留トナーは感光体
ドラム用のクリーナCLy,CLm,CLc,CLkにより
クリーニングされる。
【0022】ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベ
ルトBと、ベルト駆動ロールRd、テンションロールR
t、ウォーキングロールRw、複数のアイドラロール(フ
リーロール)RfおよびバックアップロールT2aを含む
ベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)と、前
記1次転写ロールT1とを有している。そして、前記中
間転写ベルトBは前記ベルト支持ロール(Rd,Rt,R
w,Rf,T2a)により矢印Ya方向に回転移動可能に支
持されている。
【0023】前記バックアップロールT2aの下方には2
次転写ユニットUtが配置されている。2次転写ユニッ
トUtの2次転写ロールT2bは、前記中間転写ベルトB
を挟んでバックアップロールT2aに離隔および圧接可能
(離接可能)に配置されており、前記2次転写ロールT
2bが中間転写ベルトBと圧接する領域(ニップ)により
2次転写領域Q4が形成されている。また、前記バック
アップロールT2aにはコンタクトロールT2cが当接して
おり、前記ロールT2a〜T2cにより2次転写器(転写装
置)T2が構成されている。前記コンタクトロールT2cに
はコントローラCにより制御される電源回路から所定の
タイミングでトナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧
が印加される。
【0024】前記ベルトモジュールBM下方にはシート
搬送路SH2が配置されている。前記給紙装置U2の給紙
路SH1から給紙された記録シートSは、前記シート搬
送路SH2のレジロールRrに搬送されて、カラートナー
像が2次転写領域Q4に搬送されるのにタイミングを合
わせてレジ側シートガイドSGr、転写前シートガイド
SG1を通って2次転写領域Q4に搬送される。なお、レ
ジ側シートガイドSGrはレジロールRrとともに、画像
形成装置本体U3に固定されている。前記中間転写ベル
トB上のカラートナー像は、前記2次転写領域Q4を通
過するする際に前記2次転写器T2により前記記録シー
トSに転写される。なお、フルカラー画像の場合は中間
転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一
括して記録シートSに2次転写される。
【0025】2次転写後の前記中間転写ベルトBは、ベ
ルトクリーナCLBによりクリーニングされる。なお、
前記2次転写ロールT2bおよびベルトクリーナCLB
は、中間転写ベルトBと離接自在(離隔および接触自
在)に配設されており、カラー画像が形成される場合に
は最終色の未定着トナー像が中間転写ベルトBに1次転
写されるまで、中間転写ベルトBから離隔している。
【0026】トナー像が2次転写された前記記録シート
Sは、転写後シートガイドSG2、シート搬送ベルトB
Hを通って定着装置Fの一対の定着ロールFhと加圧ロ
ールFpとが圧接する領域(定着領域)Q5に搬送され
る。前記記録シートS上のトナー像は定着領域Q5を通
過する際に定着装置Fにより加熱定着される。
【0027】前記シート搬送路SH2の前記定着装置F
の下流側には、印字機構PMおよび排出ローラRhがそ
れぞれ配置されており、印字機構PMと排出ローラRh
との間にはシート排出センサSN1が設けられている。
前記定着装置Fで加熱定着された記録シートSは排出ロ
ーラRhに搬送される。
【0028】シート搬送路SH2には印字機構PMの上
流側にシート反転路SH3が接続されており、その接続
部には切替ゲートG1が設けられている。前記切替ゲー
トG1はシート搬送路SH2を搬送されてきた記録シー
トSを、印字機構PM側またはシート反転路SH3側の
いずれかに選択的に切り替える。
【0029】前記シート反転路SH3にはシート循環路
SH4が接続されており、その接続部には切替ゲートG
2が設けられている。前記切替ゲートG2はシート反転
路SH3に搬送されてきた記録シートSをそのまま一旦
通過させ、通過した記録シートSをスイッチバックさせ
てシート循環路SH4側に搬送する。前記シート循環路
SH4に搬送された記録シートSは前記給紙路SH1を通
って前記転写領域Q4に再送される。前記符号SH1〜
SH4で示された要素によりシート搬送路SHが構成さ
れている。また、前記符号SH,Ra,Rr,Rh,S
G1,SG2,SGr,BH、G1,G2で示された要
素によりシート搬送装置SUが構成されている。
【0030】前記画像形成装置本体U3にはソータを有
する後処理装置U4が連結されている。後処理装置U4
は、画像形成装置本体U3から排出される記録シートS
を収納するトップトレイ(シート排出トレイ)TR4
と、記録シートSをソートする複数のビントレイTR5i
(i=1,2,…)を有するソート用トレイ(シート排
出トレイ)TR5とを備えている。前記後処理装置U4に
は、記録シートSをトップトレイTR4に搬送するシー
ト排出路SH5とソート用トレイTR5に搬送するシート
排出路SH6が形成されている。後処理装置U4はシート
搬入口、トップトレイTR4、およびソート用トレイT
R5の近くに、1対の搬入ローラRi、1対の排出ロー
ラRj、および1対の排出ローラRkがそれぞれ配置さ
れている。シート排出路SH5とシート排出路SH6とが
分岐する分岐位置には切り替えゲートG3が設けられて
いる。画像形成装置本体U3の排出ローラRhによって
排出された記録シートSは、後処理装置U4の搬入ロー
ラRiによって搬入され、切り替えゲートG3の切り替
えによってシート排出路SH5を搬送されてトップトレ
イ(シート排出トレイ)TR4に排出されるか、あるい
は、シート排出路SH6を搬送されてソート用トレイ
(シート排出トレイ)TR5に排出される。
【0031】図2は本発明の画像形成装置の実施例1の
印字機構の説明図で、図2Aは印字機構の印字ロールが
印字位置にある状態を説明する図、図2Bは印字機構の
印字ロールが待機位置にある状態を説明する図である。
図3は図2の印字機構の印字ロールの説明図で、図3A
は印字ロールの縦断面図、図3Bは被覆層の一部を破断
した印字ロールの斜視図、図3Cは前記図3AのIIIC
−IIIC線断面図である。
【0032】図2において、前記シート搬送路SH2下
側には加圧ロールRpが画像形成装置本体U3の支軸1
に回転自在に支持されている。前記定着装置F(図1参
照)のシート搬送方向下流側には、画像形成装置本体U
3に固定されたヒンジ2により、前後方向に離れて配置
された一対のレバー3が回転自在に支持されている。前
記レバー3は長方形の一部が切欠かれた形状となってお
り、その一端部に画像形成装置本体U3に支持された引
っ張りバネ4が連結され、他端部に軸受5を介して印字
ロールRqの軸部6a,6b(図3A参照)回転可能に
支持されている。前記レバー3の上方で、引っ張りバネ
4の近傍には画像形成装置本体U3に設けられた識別マ
ーク印字用モータM1(図4参照)により回転されるカ
ム軸7aが配置されている。カム軸7aには円板状の印
字ロール作動用カム7が偏心して取付けられている。
【0033】図3において、アルミニウム等の金属ロー
ル8は、その外周面の一部に多数のインク孔8aが形成
されている。金属ロール8の外周面にはスポンジ等のイ
ンク含浸層9が被覆されており、このインク含浸層9は
多孔質フィルム等のインク供給量制御層10が被覆され
ている。前記金属ロール8の両端部には軸部6a,6b
が嵌合されている。前記軸部6aは円筒状軸部にフラン
ジが形成された中空円筒、軸部6bは円筒状軸部にフラ
ンジが形成された中実円筒となっている。なお、軸部6
aの孔には栓11が嵌合されている。前記金属ロール
8、軸部6a,軸部6b、インク含浸層9、インク供給
量制御層10、および栓11から印字ロールRqが構成
されている。印字ロールRqには印字用インクが収容さ
れている。
【0034】前記識別マーク印字用モータM1(図4参
照)、印字ロール作動用カム7、印字ロールRq、加圧
ロールRp、レバー3および軸受5から印字機構PMが
構成されている。図2Aにおいて、前記印字機構PM
は、引っ張りバネ4の引張力でレバー3が下方位置(印
字位置)に回転している。この図2Aの状態では、シー
ト搬送路SH2を搬送される記録シートSに識別マーク
(図5参照)を印字できるようになっている。図2Aの
状態(レバー3が下方位置(印字位置)に回転した状
態)で識別マーク印字用モータM1を駆動して印字ロー
ル作動用カム7を図2Bの位置に回転させると、印字ロ
ールRqが因果位置(加工位置)から待機位置(上昇位
置)に移動する。
【0035】(実施例1の制御部の説明)図4は本発明
の画像形成装置の実施例1の制御部のブロック線図であ
る。図4において、前記画像形成装置UのUI(ユーザ
インタフェース)は、ユーザがコピースタートの作動指
令信号を入力するコピースタートキーUI1、および残
紙の排出枚数の表示等を行う表示器UI2などを有して
いる。前記画像形成装置Uの前記コントローラC(図
1、図4参照)は、外部との信号の入出力および入出力
信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェ
ース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデー
タ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必
要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダム
アクセスメモリ)、前記ROMに記憶されたプログラム
に応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、なら
びにクロック発振器等を有するコンピュータにより構成
されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行
することにより種々の機能を実現することができる。
【0036】(コントローラCに接続された信号入力要
素)前記コントローラCにはUI(ユーザインタフェー
ス)からの信号およびシート排出センサSN1、シート
センサSN2,シートセンサSN3等の各種センサの検
出信号等が入力されている。
【0037】(コントローラCに接続された被制御要
素)コントローラCは、印字機構駆動回路D1、シート
搬送ロール駆動回路D2、中間転写ベルト駆動回路D
3、定着ロール回転駆動回路D4等に接続されており、
それらの作動制御信号を出力している。 印字機構駆動回路D1:印字機構駆動回路D1は識別マ
ーク印字用モータM1を駆動して印字ロール作動用カム
7を回転させて、張りバネ4の引張力によってレバー3
を回転させ、印字ロールRqを待機位置と印字位置との
間で往復動させる。 シート搬送ロール駆動回路D2:シート搬送ロール駆動
回路D2は搬送ロール駆動モータM2を駆動してシート
搬送ロールRa,レジロールRr,排出ロールRhをそ
れぞれ回転させる。 中間転写ベルト駆動回路D3:中間転写ベルト駆動回路
D3はベルト駆動モータM3を駆動して中間転写ベルト
Bを回転させる。 定着ロール回転駆動回路D4:定着ロール回転駆動回路
D4は定着ロール駆動モータM4を駆動して定着ロール
Fhを回転させる。
【0038】(前記コントローラCの機能)前記コント
ローラCは、前記信号入力要素(コピースタートキーU
I1、表示器UI2、シート排出センサSN1、シートセ
ンサSN2,シートセンサSN3等)からの入力信号に
応じた処理を実行して、前記被制御要素(印字機構駆動
回路D1、シート搬送ロール駆動回路D2、中間転写ベ
ルト駆動回路D3、定着ロール回転駆動回路D4等)に
制御信号を出力する機能を有している。すなわち、コン
トローラCは次の機能実現手段C1〜C6を有してい
る。 C1:ジャム検出手段 ジャム検出手段C1は、シートセンサSN2,シートセ
ンサSN3,・・・からの入力信号に応じて、ジャム検
出信号を出力する。
【0039】C2:ジャム回復時残紙排出手段 ジャム回復時残紙排出手段C2は、シート搬送路SHで
ジャムを発生させた記録シートSが除去されてジャム処
理作業が終了すると、シート搬送ロール駆動回路D2、
中間転写ベルト駆動回路D3、定着ロール回転駆動回路
D4に駆動信号を出力して、残紙(ジャム発生時にシー
ト搬送路SH途中に停止し、じゃむ処理終了時にシート
搬送路SHに残っている記録シート)を排出トレイに排
出する。 C3:ジャム回復時残紙排出枚数検出手段 ジャム回復時残紙排出枚数検出手段C3は残紙カウンタ
C3aを有しており、シート排出センサSN1からの入
力信号に応じて残紙枚数をカウントする。 C4:ジャム回復時残紙排出枚数表示手段 ジャム回復時残紙排出枚数表示手段C4は、表示器UI
2に残紙カウンタC3aでカウントされた残紙排出枚数
を表示する。
【0040】C5:ジャム時ジョブ中断制御手段 ジャム時ジョブ中断制御手段C5は、次の手段C5a,
C5bを有している。 C5a:ジャム時ジョブ中断信号出力手段 ジャム時ジョブ中断信号出力手段C5aは、ジャム検出
手段C1のジャム検出信号に応じて、ジョブ中断信号を
出力する。ジョブ中断信号が出力されると、画像形成動
作(ジョブ)は、ジャム時ジョブ中断解除信号が出力さ
れるまでは中断される。 C5b:ジャム時ジョブ中断解除信号出力手段 ジャム時ジョブ中断解除信号出力手段C5bは、残紙排
出処理が終了したときに、ジョブ中断解除信号を出力す
る。 C6:ジャム回復時排出残紙識別マーク印字手段 ジャム回復時排出残紙識別マーク印字手段C6は、シー
ト排出センサSN1からの入力信号に応じて、印字機構
駆動回路D1に駆動信号を出力し、シート排出トレイT
R4またはTR5に排出される残紙(記録シート)に残紙
であることを示す残紙識別マークまたは図形(図5参
照)を印字する。
【0041】(実施例1の作用)図5は前記実施例1の
印字機構で印字された残紙を説明する図である。前記構
成を備えた本発明の実施例1では、画像形成装置Uでジ
ョブが行われと、前記給紙装置U2の給紙トレイTR1〜
TR3から給紙された記録シートSは、給紙路SH1を通
って画像形成装置本体U3のシート搬送路SH2をレジロ
ールRrに搬送される。記録シートSはレジロールRrに
よってタイミングを合わされてレジ側シートガイドSG
r、転写前シートガイドSG1を通って2次転写領域Q4
に搬送される。前記2次転写領域Q4でトナー像が転写
された記録シートSは、転写後シートガイドSG2を通
って、シート搬送ベルトBHによって定着領域Q5に搬
送されて、定着領域Q5で記録シートSのトナー像が加
熱定着される。
【0042】ここで、記録シートSを両面プリントする
場合、片面にトナー像が加熱定着された記録シートS
は、シート反転路SH3からシート循環路SH4、給紙路
SH1、シート搬送路SH2を通過させて転写領域Q4に
再送され、2次転写領域Q4でトナー像が転写される。
トナー像が転写された記録シートSは、定着領域Q5に
搬送されて加熱定着される。ついで、片面、あるいは両
面にトナー像が加熱定着された記録シートSは、印字ロ
ーラRqが待機状態の印字機構PMを通って排出ローラ
Rhまで搬送される。前記画像形成装置本体U3から排
出された記録シートSは、後処理装置U4のシート排出
路SH5を通ってトップトレイTR4、あるいは、シート
排出路SH6を通ってソートレイTR5に排出される。
【0043】画像形成装置Uのジョブ中、シート搬送装
置SUのシート搬送路SHを搬送される記録シートSが
ジャムを発生すると、ジャム検出手段C1がシートセン
サSN2,シートセンサSN3,・・・からの入力信号
に応じて、ジャム検出信号を出力する。ジャム時ジョブ
中断信号出力手段C5aは、前記ジャム検出信号に応じ
て、ジョブ中断信号を出力する。前記ジョブ中断信号の
出力に応じて、画像形成装置Uのジョブが中断される。
前記ジョブ中断中に、画像読取装置のユーザは、シート
搬送路SHでジャムを発生させた記録シートSが取り除
く作業(ジャム処理作業)を行う。
【0044】前記ジャム処理が終了する(すなわち、ジ
ャム処理作業の終了時に画像読取装置のドアが閉じられ
る)と、ジャム回復時残紙排出手段C2は、シート搬送
ロール駆動回路D2、中間転写ベルト駆動回路D3、定
着ロール回転駆動回路D4に駆動信号を出力して、シー
ト搬送路SHの残紙(記録シートS)を排出トレイTR
4またはTR5に排出する。このとき、残紙(記録シー
ト)Sの搬送方向先端がシート排出センサSN1で検出
されると、ジャム回復時排出残紙識別マーク印字手段C
6は、印字機構駆動回路D1に駆動信号を出力して識別
マーク印字用モータM1を駆動する。識別マーク印字用
モータM1の駆動によって印字ロール作動用カム7が回
転し、引っ張りバネ4の引張力でレバー3を回転させ
て、印字ロールRqを待機位置(図2B参照)から印字
位置(図2A参照)に下降させる。このとき、記録シー
トSは加圧ロールRpと印字ロールRqとの間を搬送さ
れて、印字ロールRqにより残紙であることを示す2本
の識別マーク(図5参照)が印字される。
【0045】(実施例1のフローチャート)図6は前記
実施例1のジャム処理のフローチャートを示す図であ
る。図6のフローチャートの各ステップの処理は、前記
コントローラCのROMに記憶されたプログラムに従っ
て行われる。また、この図6に示す処理は、電源オンに
より開始されるとともに、画像形成装置本体U3の他の
各種処理と平行してマルチタスクで実行される。図6の
ST1(ステップ1)において、コピースタートキーU
I1がオンされたか否か判断する。ノー(N)の場合は
ST1を繰り返し実行する。ST1においてイエス
(Y)の場合はST2に移る。
【0046】ST2においてジャムが発生したか否か判
断する。この判断はジャム検出手段C1がシートセンサ
SN2,SN3,…の検出信号に基づいて判断する。S
T2においてイエス(Y)の場合はST4に移る。ノー
(N)の場合はST3に移る。ST3においてジョブが
終了したか否か判断する。ノー(N)の場合はST2に
戻り、イエス(Y)の場合は前記ST1に戻る。ST4
においてジョブ中断信号を出力する。
【0047】次にST5においてジャム処理が終了した
か否かを判断する。ST5においてノー(N)の場合は
ST5を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST
6に移る。ST6において残紙排出処理を実行する。こ
のST6のサブルーチンについては、後述する。前記S
T6のサブルーチンが終了したら、ST7に移る。ST
7において次の処理を実行する。 (1)残紙カウンタC3aのカウント値nに基づきUI
の表示器UI2に「残紙排出枚数はn枚です。除去して
ください。」を表示する。 (2)ジョブ中断解除信号を出力する。 ここで、ユーザは、排出された残紙Sを表示器UI2の
指示に従って取り除く。ST8において、コピースター
トキーUI1がオンされたか否か判断する。ノー(N)
の場合はST8を繰り返し実行する。ST8においてイ
エス(Y)の場合はST9に移る。ST9において次の
処理を実行する。 (1)UIの表示器UI2に表示された「残紙排出枚数
はn枚です。除去してください。」を消去する。 (2)残紙カウンタC3aのカウント値「n」をn=0
にする。 ST9の処理が終了したら前記ST2に戻る。
【0048】図7は図6のST6のジャム処理のサブル
ーチンのフローチャートである。図7のST11におい
て残紙排出処理を開始する。ST12においてシート排
出センサSN1がオンになった否か判断する。ST12
においてイエス(Y)の場合はST13に移る。ノー
(N)の場合はST14に移る。ST13において次の
処理を実行する。 (1)残紙カウンタC3aのカウント値「n」をn=n
+1とする。 (2)印字ロールRqが2回転する間印字ロール作動用
カム7によりレバー3を回転させて印字ロールRqを下
降させる。 ST14において残紙排出が終了したか否かを判断す
る。ST14においてイエス(Y)の場合はリターンす
る。ノー(N)の場合はST12に戻る。
【0049】前記実施例1では、画像形成装置Uのジョ
ブ中に、シート搬送路SHを搬送される記録シートSが
ジャムを発生した場合、ジャム処理を終了した後に残紙
Sを印字機構PMの印字ロールRqで識別マークを印字
してからトップトレイTR4、あるいはソートレイTR5
に排出できる。このため、トップトレイTR4、あるい
はソートレイTR5に排出された残紙Sを正常な記録シ
ートSと容易に区別して取り除くことができる。また、
表示器UI2に残紙Sの排出枚数が表示されて、表示器
UI2で残紙Sの排出枚数を確認できるので、トップト
レイTR4、あるいはソートレイTR5に排出された残
紙Sを正確に取り除くことができる。したがって、記録
シートSの後処理で乱丁や落丁が発生することがなくな
る。
【0050】(実施例2)図8は本発明の実施例2の画
像形成装置(タンデム式デジタルカラー複写機)の全体
説明図である。図9は前記実施例2の印字機構で印字さ
れた残紙を説明する図である。なお、この実施例2の説
明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要
素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。図8において、シート搬送路SH2には定着装置F
の下流側で排出ローラRhの近傍にインクジェット式印
字機構PM′が配置されている。このインクジェット式
印字機構PM′と排出ローラRhとの間にはシート排出
センサSN1が設けられている。前記インクジェット式
印字機構PM′はノズルが下方向に向けられている印字
ヘッド13を有しており、シート排出センサSN1が記
録シートSを検出すると、所定のタイミングで印字ヘッ
ド13のノズルから記録シートSに印字用インクを吹き
付けるように構成されている。
【0051】前記構成により、シート搬送路SH2を搬
送される残紙の記録シートSをシート排出センサSN1
が検出すると、印字機構PM′の印字ヘッド13のノズ
ルから記録シートSに印字用インクが吹き付けられて識
別マークMk(図9参照)が印字される。前記実施例2
では、簡単な構成で高速印字ができるインクジェット式
印字機構PM′を使用して、残紙Sに識別マークを印字
できる。
【0052】(実施例3)図10は本発明の実施例3の
画像形成装置(タンデム式デジタルカラー複写機)の全
体説明図である。なお、この実施例3の説明において、
前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の
符号を付して、その詳細な説明を省略する。図10にお
いて、後処理装置U4は、画像形成装置本体U3から排出
される記録シートSを収納する排出トレイ(シート排出
トレイ)TR7を備えている。後処理装置U4には、記録
シートSをシート搬入口から排出トレイTR7に搬送す
るシート排出路SH7が形成されており、このシート排
出路SH7には1対の搬入ローラRmおよび1対の排出
ローラRnがそれぞれ配置されている。前記シート搬送
路SH1〜SH4およびシート排出路SH7からシート搬
送路SH′が構成されている。また、前記シート搬送装
置SU、シート排出路SH7、搬入ローラRm、および
排出ローラRnからシート搬送装置SU′が構成されて
いる。
【0053】画像形成装置本体U3の排出ローラRhに
よって排出された記録シートSは、後処理装置U4内に
搬入ローラRmによって搬入されてシート排出路SH7
を搬送され、排出ローラRnによって排出トレイTR7
に排出される。シート搬送路SH7には排出ローラRn
の近傍に前記印字機構PMが配置されており、前記印字
機構PMと排出ローラRnとの間には前記シート排出セ
ンサSN1が設けられている。シート排出センサSN1
はシート搬送路SH7を搬送される残紙の記録シートS
を検出できるように構成されている。
【0054】前記構成により、シート搬送路SH7を搬
送される残紙Sをシート排出センサSN1が検出する
と、印字機構PMの印字ローラRqによって残紙Sに残
紙識別マークMkが印字される。この実施例3では、シ
ート搬送路SH′のシート排出トレイTR7よりも搬送
方向上流側に残った残紙Sに印字機構PMで識別マーク
Mkを印字できるので、画像形成装置Uの全ての残紙S
に識別マークを印字できる。
【0055】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01)前記実施例2および実施例3では、記録シート
Sの印字品質を損なわない領域にインクジェット式の印
字機構PMによって、たとえば仕分けや裁断等の情報を
付加することも可能である。 (H02)実施例1および実施例2では、画像形成装置U
に印字機構PM,PM′を設け、残紙Sに識別マークを
印字するようにしたが、画像形成装置Uのシート反転路
SH3から順次、シート循環路SH4、給紙路SH1、シ
ート搬送路SH2を通過させて2次転写領域Q4に再送
し、残紙が2次転写領域Q4を通過するのにタイミング
を合わせて中間転写ベルトB上に形成した識別マークと
してのトナー像を2次転写器T2により印字することも
可能である。 (H03)前記実施例1、実施例2および実施例3では、
画像形成装置として複写機を例示しているが、これに限
定されることなく、プリンタ、ファクシミリ、あるい
は、これらの複合機に適用することも可能である。 (H04)本発明は1次転写器および2次転写器を有する
画像形成装置だけでなく、感光体ドラム表面に形成され
たトナー像を中間転写ベルトを使用せずに直接転写する
画像形成装置にも適用可能である。
【0056】
【発明の効果】前述の本発明の画像形成装置は、下記の
効果(E01)を奏することができる。 (E01)ジョブ中にジャムが発生した際、シート搬送路
の紙詰まりの原因となった記録シートを除去した後に残
った残紙(記録シート)を正常な記録シートと容易に区
別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例1の画像形成装置(タ
ンデム式デジタルカラー複写機)の全体説明図である。
【図2】 図2は本発明の画像形成装置の実施例1の印
字機構の説明図で、図2Aは印字機構の印字ロールが印
字位置にある状態を説明する図、図2Bは印字機構の印
字ロールが待機位置にある状態を説明する図である。
【図3】 図3は図2の印字機構の印字ロールの説明図
で、図3Aは印字ロールの縦断面図、図3Bは被覆層の
一部を破断した印字ロールの斜視図、図3Cは前記図3
AのIIIC−IIIC線断面図である。
【図4】 図4は本発明の画像形成装置の実施例1の制
御部のブロック線図である。
【図5】 図5は前記実施例1の印字機構で印字された
残紙を説明する図である。
【図6】 図6は前記実施例1のジャム処理のフローチ
ャートを示す図である。
【図7】 図7は図6のジャム処理のサブルーチンのフ
ローチャートを示す図である。
【図8】 図8は本発明の実施例2の画像形成装置(タ
ンデム式デジタルカラー複写機)の全体説明図である。
【図9】 図9は前記実施例2の印字機構で印字された
残紙を説明する図である。
【図10】 図10は本発明の実施例3の画像形成装置
(タンデム式デジタルカラー複写機)の全体説明図であ
る。
【符号の説明】
C1…ジャム検出手段、C5…ジャム時ジョブ中断制御
手段、C6…ジャム回復時排出残紙識別マーク印字手
段、F…定着装置、Py,Pm,Pc,Pk…トナー像担持
体,Q4…転写領域,Q5…定着領域,S…記録シート,、
SH…シート搬送路、SU…シート搬送装置、TR4,
TR5,TR7…シート排出トレイ、U…画像形成装置、
T2…転写装置、UY,UM,UC,UK…トナー像形
成装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の構成要件(A01)〜(A06)を備え
    たことを特徴とする画像形成装置、(A01)回転移動す
    るトナー像担持体表面にトナー像を形成するトナー像形
    成装置、(A02)前記トナー像担持体表面のトナー像を
    転写領域で記録シートに転写する転写装置、(A03)前
    記記録シートを、前記トナー像が転写される転写領域、
    記録シート上のトナー像を定着装置により定着する定着
    領域、およびシート排出トレイに搬送するシート搬送路
    を有するシート搬送装置、(A04)前記シート搬送装置
    により搬送される記録シートの紙詰まりであるジャムを
    検出するジャム検出手段、(A05)ジャム検出時に画像
    形成動作であるジョブを中断させ、ジョブ中断時にシー
    ト搬送路で停止し且つジャム解消時にシート搬送路に残
    っていた残紙が前記シート排出トレイに排出された後に
    ジョブの再開を許可するジャム時ジョブ中断制御手段、
    (A06)前記シート排出トレイに排出される残紙にジャ
    ム回復時排出残紙であることを識別するマークを印字す
    るジャム回復時排出残紙識別マーク印字手段。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6801723B2 (en) * 2002-12-02 2004-10-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Image-forming device having a patterned roller and a method for providing traceability of printed documents
US20160048743A1 (en) * 2014-08-12 2016-02-18 Oce Printing Systems Gmbh & Co. Kg Method and device for automatic insertion of proof sheets in running printing applications in digital printing systems

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