JP2002267696A - 電源異常検出装置 - Google Patents

電源異常検出装置

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JP2002267696A
JP2002267696A JP2001069771A JP2001069771A JP2002267696A JP 2002267696 A JP2002267696 A JP 2002267696A JP 2001069771 A JP2001069771 A JP 2001069771A JP 2001069771 A JP2001069771 A JP 2001069771A JP 2002267696 A JP2002267696 A JP 2002267696A
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power source
resistor
torque
voltage
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JP2001069771A
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Makoto Kimura
誠 木村
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルクセンサ7用の複数の電源をそなえた電
動式パワーステアリング装置において、装置構成の簡単
化、小型化およびコストの低廉化を図る。 【解決手段】 バッテリ13に接続された電源回路52
の出力で電源53a(9V電源)を作り、該9V電源で
電源53b(3.3V電源)を作り、各電源をトルクセ
ンサ7に供給する。電源53aの出力電圧を、抵抗R
1、ダイオードD1および抵抗R3で分圧し、電源53
bの出力電圧を、抵抗R2、ダイオードD2および抵抗
R3で分圧し、共通接続点Pの電位を、抵抗R4および
コンデンサCの積分回路を通してマイクロコンピュータ
54内の電源異常判定部に導出する。マイクロコンピュ
ータ54側には、2電源に対して1個のA/D変換器を
用意するだけで済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源異常検出装置に
係り、例えば車両の操舵系に対して操舵補助力を発生す
るモータを有した電動式パワーステアリング装置におい
て、操舵トルクを検出するトルクセンサに制御用電源を
供給する、複数の電源の異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電動式パワーステアリング装置は
例えば図7のように構成されていた。図7において、ス
テアリングホィール1は第1のステアリングシャフト2
aおよびユニバーサルジョイント3を介して第2のステ
アリングシャフト2bに連結されている。
【0003】この第2のステアリングシャフト2bは、
ピニオン4およびラック5を介して操向車輪のタイロッ
ド6に結合されている。第2のステアリングシャフト2
bにはステアリングホィール1の操舵トルクを検出する
トルクセンサ7が設けられ、ステアリングホィール1の
操舵力を補助するモータ(直流電動機)8が減速ギヤ9
を介して第2のステアリングシャフト2bに結合されて
いる。10はセンサによりエンジン回転数、車速、操舵
輪荷重等の車両の走行状態を検出する車両状態検出装置
である。
【0004】11は、車両状態検出装置10の検出出
力、トルクセンサ7の検出トルク、図示省略の電流検出
器、電圧検出器から得た検出電流、検出電圧等からモー
タ駆動電流(目標電流指令値)を求め、該目標電流指令
値に基づいてモータ8に供給する電流を制御するコント
ローラであり、例えばマイクロコンピュータで構成され
ている。
【0005】12は、イグニッションキーのキースイッ
チ投入によりオンとなり、例えば誤動作時にオフとなる
リレーである。コントローラ11およびモータ8は、リ
レー12を介して供給されるバッテリ13の電源によっ
て駆動される。
【0006】上記のように構成された装置において、ト
ルクセンサ7の異常検出は、例えば特開平2−2620
29号公報に開示されているように、トルクセンサ7の
電源端子間に発生する端子電圧の変動量を検出すること
によって行っていた。
【0007】そして、このトルクセンサに制御用電源電
圧を供給する制御用電源は1つだけ設けられていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
トルクセンサにおいては、性能の向上、検出精度の向上
を図るために電源系を複数有するものが採用されるよう
になってきた。そのため電源の異常検出装置は、電源の
数だけ必要となり、装置の複雑化とコストアップを招く
原因となっていた。
【0009】すなわち、従来のトルクセンサ用の電源異
常検出装置は、例えば図8に示すように、トルクセンサ
7に対して複数設けられた、互いに出力電圧の異なる電
源21a,21b,21c…の出力側に、各々の電源電
圧を監視するためのモニター回路22を設け、該モニタ
ー回路22の検出信号をコントローラ11内のマイクロ
コンピュータ内に導入して異常を判別するように構成さ
れている。
【0010】図8において、モニター回路22は、前記
各電源電圧を分圧するべく各々直列接続された抵抗23
aおよび23bと、抵抗23cおよび23dと、抵抗2
3eおよび23fとを備えている。そして前記直列接続
された抵抗の各共通接続点電位をコントローラ11内の
A/D(アナログ/ディジタル)変換器24a,24
b,24c…によってディジタル変換し、それら検出電
位の大きさに基づいてマイクロコンピュータによって異
常判定を行っている。
【0011】このように、モニター回路22の検出電圧
をマイクロコンピュータ側に取り込むために、A/D変
換器24a,24b,24c…が電源21a,21b,
21c…の個数分だけ必要となるとともに、各検出信号
と比較するための複数のしきい値を作成する手段が必要
となり、装置構成が非常に複雑化および大型化し、コス
トが高騰するという問題点があった。
【0012】また電動式パワーステアリング装置におけ
るトルクセンサ用の電源に限らず、出力電圧の異なる複
数の電源の異常検出を行う他の装置においても、前記と
同様の問題点があった。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、装置構成の簡単化、小型化およびコストの
低廉化を図った電源異常検出装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の電源異常検出装置は、第1の直流電圧電源に
順次従属接続されたn個(nは正数)の直流電圧電源
と、一端が前記n+1個の直流電圧電源の正極に各々直
列接続された抵抗と、前記抵抗の各他端に共通接続され
た分圧抵抗とを有し、前記抵抗と分圧抵抗の共通接続点
電位を検出信号として導出することを特徴としている。
【0015】また前記導出された検出信号に基づいて前
記n+1個の直流電圧電源のうちいずれの直流電圧電源
が異常であるかを判別する判別手段を備えたことを特徴
としている。
【0016】また前記n+1個の直流電圧電源は、車両
の操舵機構の操舵トルクを検出するトルクセンサに各々
制御用電源を供給するように構成されていることを特徴
としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
一実施形態例を説明する。図1は、本発明を前記図7の
電動式パワーステアリング装置に適用した実施形態例を
示している。図1において図7と同一部分は同一符号を
もって示している。
【0018】図1において50は、前記図7のコントロ
ーラ11と同様に、トルクセンサ7のトルク検出信号
や、車速センサ10aおよびエンジン回転数センサ10
bの車速、エンジン回転数検出信号等から、モータ駆動
電流(目標電流指令値)を求め、該目標電流指令値に基
づいてモータ8に供給する電流を制御するコントローラ
である。
【0019】バッテリ13の正極側はヒューズ51a,
51bおよびキースイッチ12bを介してコントローラ
50内の電源回路52に接続されている。この電源回路
52の出力は、電源(9V電源)53aおよびマイクロ
コンピュータ54に供給されるとともに、リレー回路1
2aおよび電流検出用抵抗55を介して、電界効果トラ
ンジスタ(FET)56a〜56dをブリッジ接続して
成るブリッジ回路56に供給される。
【0020】57は、マイクロコンピュータ54で演算
された目標電流指令値に基づいて決定されるデューティ
比のパルス幅変調(PWM)信号を、前記電界効果トラ
ンジスタ56a〜56dの各ゲートに供給して該電界効
果トランジスタをオン、オフ制御するプリドライバであ
る。
【0021】電界効果トランジスタ56aおよび56c
の共通接続点と56bおよび56dの共通接続点の間に
接続されたモータ8には、電界効果トランジスタ56
b,56cのオン時は電界効果トランジスタ56b→モ
ータ8→電界効果トランジスタ56cなる経路で例えば
正方向電流が流れ、電界効果トランジスタ56a,56
dのオン時は電界効果トランジスタ56a→モータ8→
電界効果トランジスタ56dなる経路で例えば負方向電
流が流れる。
【0022】58は、前記電流検出用抵抗55の両端電
圧を入力とするオペアンプであり、該オペアンプ58の
出力は電流検出信号としてマイクロコンピュータ54に
導入される。
【0023】59は、マイクロコンピュータ54からの
制御信号に基づいて、リレー回路12aのコイルを励磁
してその接点をオンしたり、該コイルを非励磁としてそ
の接点をオフするリレー駆動回路である。
【0024】前記電源53aは、電源回路52から供給
された電源から出力9Vの電源を作成し、該9V電源を
前記トルクセンサ7に供給するとともに電源(3.3V
電源)53bに供給する。
【0025】この電源53bは前記電源53aに従属接
続(カスケード接続)されており、電源53aから供給
された電源から出力3.3Vの電源を作成し、該3.3
V電源をトルクセンサ7に供給する。
【0026】60は、前記電源53a,53bの出力側
と接地間に設けられ、各電源の異常を監視するモニター
回路である。
【0027】モニター回路60は、電源53aの正極端
に抵抗R1の一端を、電源53bの正極端に抵抗R2の
一端を各々接続し、抵抗R1の他端を図示極性ダイオー
ドD1および抵抗R3を介して接地し、抵抗R2の他端
を図示極性ダイオードD2を介して前記ダイオードD1
および抵抗R3の共通接続点Pに接続し、該共通接続点
Pに抵抗R4の一端を接続し、該抵抗R4の他端をマイ
クロコンピュータ54内のA/D変換器(図示省略)に
接続するとともに、コンデンサCを介して接地して構成
されている。
【0028】前記共通接続点Pは各電源53a,53b
の出力電圧を分圧した分圧点となり、また抵抗R4およ
びコンデンサCは、該共通接続点Pの電圧を入力とする
積分回路として作用し、誤動作防止の働きをする。
【0029】尚、前記抵抗R4およびコンデンサCは、
安全性に影響がない程度の大きな積分時定数に設定され
ているものとする。
【0030】上記構成によりモニター回路60は、複数
の電源出力(電源53a,53b)に対して唯一の検出
出力をマイクロコンピュータ54に導出するものである
から、マイクロコンピュータ54側のA/D変換器も一
個で済む。
【0031】前記トルクセンサ7から出力されるメイン
トルク信号、サブトルク信号は、インターフェース61
a,61bを介して、また前記車速センサ10a、エン
ジン回転数センサ10bから出力される検出信号はイン
ターフェース61c,61dを介してマイクロコンピュ
ータ54に導入される。
【0032】前記トルクセンサ7の異常検出は例えば次
のようにして行われる。すなわち、前記トルクセンサ7
の操舵トルク−出力電圧特性は図2に示すとおりであ
り、メイントルク信号とサブトルク信号の和を、マイク
ロコンピュータ54内に備えた所定電圧(例えば5V±
α)と比較し、該所定電圧から外れた場合にトルクセン
サの異常と判断する。
【0033】メインとサブの2つのトルク検出部からの
出力電圧の関係は、図2(a)のように右操舵、左操舵
を丁度反転させたものとなっている。そのため、トルク
センサが正常時であれば、メインとサブのトルク検出部
からの出力電圧の和が常に一定となる。
【0034】しかしながら、トルクセンサ異常時におい
ては図2(b)のように出力電圧値が変化するため、2
つのトルク検出部の出力電圧の和も変化し、異常を検出
することができる。この方法では、1次関数特性を有す
るそれぞれのトルク検出部からの出力電圧を監視するよ
りも容易であり、且つ両方一度に異常検出することがで
きる。
【0035】上記のように構成された装置において、モ
ニター回路60の各素子を例えば以下のように設定した
とする。すなわち抵抗R1の抵抗値をR1、抵抗R2の
抵抗値をR2、抵抗R3の抵抗値をR3、電源53bの
出力電圧をV1、電源53aの出力電圧をV2、ダイオ
ードD1,D2の順方向電圧降下をVFとする。
【0036】そしてこの条件において電源53a,53
bがともに正常である場合のモニター回路60の共通接
続点Pのモニター電圧Vmonは、
【0037】
【数1】
【0038】となる。
【0039】ここで電源53b、すなわち3.3V電源
が短絡した場合の共通接続点Pのモニター電圧Vmon
は、
【0040】
【数2】
【0041】となる。そして電源53aすなわち9V電
源が短絡した場合は、3.3V電源(電源53b)が9
V電源(電源53a)より作られている為、両電源は共
に0(V)となり、モニター電圧は「0V」となる。
【0042】このように電源53a(9V電源)が短絡
した場合のモニター電圧が「0」となるので、2つの電
源53a,53bに対して、唯一の電源53b(3.3
V電源)の短絡時のモニター電圧に相当するしきい値の
みをマイクロコンピュータ54内の異常判定部内に用意
しておくだけで、簡単にどちらの電源の異常かを判別す
ることができ、しかも必要とするA/D変換器は一つで
済む。
【0043】これによって、例えばディーラーチェック
時等にどちらの電源系の異常であるかが容易に判断で
き、またこのとき、異常モード(抵抗値)をメモリに記
憶させておくこともできる。
【0044】尚、仮に電源53bの3.3V電源を電源
53a(9V電源)から作成せずに、電源回路52から
作成するように構成(電源53bの入力端を電源回路5
2の出力端に接続)し、この構成で電源53a(9V電
源)が短絡した場合の、前記共通接続点Pのモニター電
圧Vmonは、
【0045】
【数3】
【0046】となる。
【0047】このため、電源53bの異常を判定するた
めに前記(2)式のしきい値を、電源53aの異常を判
定するために前記(3)式のしきい値を各々、マイクロ
コンピュータ54の異常判定部内に用意しておかなけれ
ばならず、これによって回路構成が複雑化してしまう。
【0048】図3は異常判断処理を含む、マイクロコン
ピュータ54が行う制御のフローチャートを示してい
る。図3において、まずステップS1でイグニッション
キーがオンされたことが判定されると、ステップS2
イニシャライズされる。
【0049】その後はステアリングホィール1の操舵に
よる回転力を伝達するトーションバーのトルクを読み込
み(ステップS3)、アシストトルクを算出し(ステッ
プS4)、モータ目標電流を算出し(ステップS5)、モ
ータ電流を読み込み(ステップS6)、モータ電圧を算
出し(ステップS7)、モータ電圧を出力(PWM信号
を出力)(ステップS8)した後、異常判断を行って異
常の有無を判定する(ステップS9,S10)。
【0050】その結果異常無しの場合はイグニッション
キーがオフされたか否かをステップS11で判定し、オフ
されていない場合は再び前記ステップS3〜ステップS
10を実行し、オフされた場合は処理を終了する。
【0051】また前記ステップS10の判定結果が異常有
りの場合は、イネーブル信号をオフにした(ステップS
12)後、規定時間が経過した(ステップS13)ことを条
件にステップS14においてリレー回路12aをオフさ
せ、その後イグニッションキーがオフされた(ステップ
15)ことを条件に処理を終了する。
【0052】図4はトルクセンサ7用の電源53a,5
3bの異常判断をマイクロコンピュータ54が実行する
ときのフローチャートを示している。図4において、ま
ずステップS1で、前記モニター回路60の出力である
センサ電源モニター値Vsenを読み込む。次に前記モ
ニター値Vsenが、上限値以上であるか(ステップS
2)、下限値以下であるか(ステップS3)を各々判定
し、それぞれ否である場合はステップS4で異常カウン
タTsen(タイマー)をクリアにして次の処理へ進
む。
【0053】また前記モニター値Vsenが、上限値以
上であったり、下限値以下である場合は、異常カウンタ
Tsenがカウントアップ(タイムアップ)した後(ス
テップS5)、ステップS6において、異常カウンタTs
enの値が所定の異常カウント値以上であるか否かを判
定する。
【0054】そして異常カウンタTsenの値が所定の
異常カウント値以上ではない場合は次の処理へ進み、異
常カウント値以上である場合はステップS7でセンサ電
源異常フラグをセットした後、次の処理へ進む。
【0055】図5はトルクセンサ7の異常判断をマイク
ロコンピュータ54が実行するときのフローチャートを
示している。図5において、まずメイントルク信号およ
びサブトルク信号を読み込み(ステップS1)、それら
を加算して合成トルクを求める(ステップS2)。
【0056】次に前記合成トルクVaddが、上限値以
上であるか(ステップS3)、下限値以下であるか(ス
テップS4)を各々判定し、それぞれ否である場合はス
テップS5で異常カウンタTadd(タイマー)をクリ
アにして次の処理へ進む。
【0057】また前記合成トルクVaddが、上限値以
上であったり、下限値以下である場合は、異常カウンタ
Taddがカウントアップ(タイムアップ)した後(ス
テップS6)、ステップS7において、異常カウンタTa
ddの値が所定の異常カウント値以上であるか否かを判
定する。
【0058】そして異常カウンタTaddの値が所定の
異常カウント値以上ではない場合は次の処理へ進み、異
常カウント値以上である場合はステップS8でセンサ電
源異常フラグをセットした後、次の処理へ進む。
【0059】図6はトルクセンサ7の信号急変検出をマ
イクロコンピュータ54が実行するときのフローチャー
トを示している。図6において、まずステップS1でフ
ラグ1がセットされているか否かを判定し、セットされ
ていない場合はステップS2において、5サンプル前の
トーションバートルクからトーションバートルクの最新
値を差し引いてサブトルクVsubを求める。
【0060】次にステップS3において、前記サブトル
クVsubの絶対値が急変異常判断しきい値以上である
か否かを判定する。そしてサブトルクVsubの絶対値
が急変異常判断しきい値以上ではない場合は、ステップ
4において5サンプル前〜1サンプル前のトーション
バートルクを4サンプル前〜最新のトーションバートル
クに繰り上げ更新した後、次の処理へ進む。
【0061】前記ステップS3において、サブトルクV
subの絶対値が急変異常判断しきい値以上であると判
定された場合は、フラグ1をセットし(ステップ
5)、急変異常判断用保持トーションバートルクV
HOLDを5サンプル前のトーションバートルクVtrq
(n-5)とし(ステップS6)、急変異常判断タイマのカウ
ントアップ後(ステップS7)に前記ステップS4の処理
を行う。
【0062】また前記ステップS1においてフラグ1が
セットされている場合は、ステップS8において、急変
異常判断用保持トーションバートルクVHOLDからトーシ
ョンバートルクの最新値を差し引いてサブトルクVsu
bを求める。
【0063】次にステップS9において、前記サブトル
クVsubの絶対値が急変異常判断しきい値以上である
か否かを判定する。そしてサブトルクVsubの絶対値
が急変異常判断しきい値以上ではない場合は、急変異常
判断タイマーがタイムアップしたことを条件に(ステッ
プS10)、ステップS11において、急変異常判断タイマ
ー値が急変異常判断時間以上であるか否かを判定する。
【0064】前記急変異常判断タイマー値が急変異常判
断時間以上ではない場合は前記ステップS4を実行し、
急変異常判断タイマー値が急変異常判断時間以上である
場合は、ステップS12において異常フラグをセットした
後前記ステップS4を実行する。
【0065】また前記ステップS9において、サブトル
クVsubの絶対値が急変異常判断しきい値以上である
と判定された場合は、フラグ1をセットし(ステップS
13)、異常カウンタ(急変異常判断タイマー)をクリア
した後前記ステップS4を実行する。
【0066】尚、前記実施形態例においてトルクセンサ
用の電源は合計2個であったが、これに限らず3個以上
備えるときは、該電源を順次従属接続(カスケード接
続)して図1と同様に構成するものであり、この場合も
前記と同様の作用、効果を奏する。
【0067】また本発明は、電動式パワーステアリング
装置におけるトルクセンサ用の電源に限らず、出力電圧
の異なる複数の電源の異常検出を行う他の装置に適用し
ても、前記と同様の作用、効果を奏する。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば次のような
優れた効果が得られる。 (1)請求項1〜3に記載の発明によれば、複数の直流
電圧電源の異常監視を簡単な回路構成で実行することが
でき、装置の小型化および低廉化を図ることができる。
【0069】例えば、複数の直流電圧電源の検出電圧を
ディジタル信号に変換するA/D変換器の必要個数が大
幅に削減される。 (2)請求項2、3に記載の発明によれば、複数の直流
電圧電源の異常を判別する判別手段の構成が簡単化さ
れ、装置の小型化および低廉化を図ることができる。ま
た例えばディーラーチェック時等に、どの電源系に異常
があるかを容易に判別することができる。 (3)請求項3に記載の発明によれば、トルクセンサの
制御用電源として複数の直流電圧電源を備えた装置にお
いて、回路構成を簡単化することができ、装置の小型化
および低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例のブロック図。
【図2】本発明の一実施形態例におけるトルクセンサ
の、操舵トルク−出力電圧特性図。
【図3】本発明の一実施形態例の全体の処理を示すフロ
ーチャート。
【図4】本発明の一実施形態例のセンサ電源異常判断処
理のフローチャート。
【図5】本発明の一実施形態例のセンサ異常判断処理の
フローチャート。
【図6】本発明の一実施形態例のトルクセンサ信号急変
検出処理のフローチャート。
【図7】電動式パワーステアリング装置の一例を示す構
成図。
【図8】従来の電源異常検出装置の一例を示す回路図。
【符号の説明】
1…ステアリングホィール 7…トルクセンサ 8…モータ 10…車両状態検出装置 11,50…コントローラ 12…リレー 13…バッテリ 52…電源回路 53a…電源(9V電源) 53b…電源(3.3V電源) 54…マイクロコンピュータ 55…電流検出用抵抗 56a〜56d…電界効果トランジスタ 57…プリドライバ 58…オペアンプ 59…リレー駆動回路 60…モニター回路 R1〜R4…抵抗 D1,D2…ダイオード C…コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01L 5/22 G01L 5/22 G01M 17/007 G01M 17/00 K

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の直流電圧電源に順次従属接続され
    たn個(nは正数)の直流電圧電源と、 一端が前記n+1個の直流電圧電源の正極に各々直列接
    続された抵抗と、 前記抵抗の各他端に共通接続された分圧抵抗とを有し、 前記抵抗と分圧抵抗の共通接続点電位を検出信号として
    導出することを特徴とする電源異常検出装置。
  2. 【請求項2】 前記導出された検出信号に基づいて前記
    n+1個の直流電圧電源のうちいずれの直流電圧電源が
    異常であるかを判別する判別手段を備えたことを特徴と
    する請求項1に記載の電源異常検出装置。
  3. 【請求項3】 前記n+1個の直流電圧電源は、車両の
    操舵機構の操舵トルクを検出するトルクセンサに各々制
    御用電源を供給するように構成されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の電源異常検出装置。
JP2001069771A 2001-03-13 2001-03-13 電源異常検出装置 Pending JP2002267696A (ja)

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