JP2002267205A - 冷風発生装置 - Google Patents

冷風発生装置

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JP2002267205A
JP2002267205A JP2001064567A JP2001064567A JP2002267205A JP 2002267205 A JP2002267205 A JP 2002267205A JP 2001064567 A JP2001064567 A JP 2001064567A JP 2001064567 A JP2001064567 A JP 2001064567A JP 2002267205 A JP2002267205 A JP 2002267205A
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JP
Japan
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air
water
dehumidifying
moisture
flow path
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Application number
JP2001064567A
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English (en)
Inventor
Takahito Ishii
隆仁 石井
Mitsuhiro Sano
光宏 佐野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JP2002267205A publication Critical patent/JP2002267205A/ja
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F3/00Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
    • F24F3/12Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
    • F24F3/14Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification
    • F24F3/1411Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification by absorbing or adsorbing water, e.g. using an hygroscopic desiccant

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構成のものは、持ち運びができない、
あるいは満足すべき冷風感を得ることができない、ある
いは必要以上に加湿が行われる、等の課題を有してい
る。 【解決手段】 空気を送風するファン19,20と、フ
ァン19が送風した空気中の水分を除湿する除湿手段7
と、除湿手段7が除湿した水分を気化させ高湿の空気と
する高湿度手段15と、高湿度手段15を通過した空気
に前記除湿される空気を使用して空気中の水分を結露さ
せる結露手段17と、結露手段17が結露させた水を気
化させる加湿手段8とを備え、前記除湿手段と加湿手段
とは、通気性を有する担持体に、吸湿性を有する無機塩
類と、前記無機塩類の水溶液を吸液できる吸水性樹脂と
を担持して成る吸湿体9を配置した構成として、小型で
簡単な構成の冷風発生装置としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部分的な冷房が可
能で省エネルギーに寄与できる可搬型の冷風発生装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている冷房装置には、コン
プレッサーを用いたヒートポンプ(エアコン)や、ペル
チェ素子を用いた電子冷凍装置や、水の気化熱を利用し
た冷風扇、吸着材を用いたデシカント冷房装置等があ
る。
【0003】エアコンは室内全体を冷房する場合に適し
ており、個別対応の冷風発生デバイスとしてはあまり普
及していないのが現状である。その理由として、使い勝
手の点で解決すべき課題が多いことが考えられる。すな
わち、地球温暖化やオゾン層破壊の恐れのあるフロンを
使用している点や、コンプレッサーを搭載しているため
に、音や振動が大きく、重量が重いという問題を有して
いる。またエアコンから発生する冷風は、低湿度となっ
ており肌や喉が乾燥するもので、人体に悪影響を与える
という問題も有している。
【0004】ペルチェ素子を用いた電子冷凍装置は、価
格が高い、また大きさや重量等の面で問題を有している
ものである。
【0005】また、冷風扇は、水の気化熱を利用して空
気に加湿することで冷風を得るのであるが、夏場は湿度
がもともと高いために、加湿量が低下して満足すべき冷
風感を得ることができない。また、必要以上の加湿はか
びなどの発生を助長する等の問題を有している。
【0006】また、デシカント冷房の場合には、ゼオラ
イトやシリカゲルなどの吸着材が担持されたハニカムロ
ーターを主要部品としてこれを回転させる構成としてい
るものであり、機器サイズが大きくなるという問題を有
している。
【0007】しかしながら、近年、地球環境問題が大い
に叫ばれ、省エネルギー性に優れ、人にも優しい個別対
応の冷風発生デバイスの登場が熱望されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】冷風扇やデシカント冷
房は、水の気化熱を利用しているため、湿気を含んだ冷
風を発生することができる。これは、人体にはやさしい
冷風といえる。とくに、デシカント冷房は、一旦除湿し
て得た除湿空気を室外空気で冷却したのちに加湿するた
め、屋内で使用する場合に湿度上昇が無く、また、室内
空気の湿度が高い場合にも十分な冷風考えられる点で優
れている。
【0009】しかしながら、デシカント冷房の場合に
は、前述したようなサイズの点や、除湿空気の冷却を室
外空気で行うために、持ち運びができないという点や、
個別には使用できないという課題を有しているものであ
る。
【0010】また冷風扇の場合には、前記したように、
夏場には満足すべき冷風感を得ることができない、ある
いは、必要以上の加湿が行われたときには、かびなどの
発生を助長することになり、屋内の使用には不向きであ
るという課題を有している。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気を送風す
るファンと、ファンが送風した空気中の水分を除湿する
除湿手段と、除湿手段が除湿した水分を気化させ高湿の
空気とする高湿度手段と、高湿度手段を通過した空気に
前記除湿される空気を使用して空気中の水分を結露させ
る結露手段と、前記結露手段が結露させた水を気化させ
る加湿手段とを構成要件として備え、前記除湿手段と加
湿手段とは、通気性を有する担持体に、吸湿性を有する
無機塩類と、前記無機塩類の水溶液を吸液できる吸水性
樹脂とを担持して成る吸湿体を配置した構成としてい
る。
【0012】吸湿性を有する無機塩類は、シリカゲルや
ゼオライトと比較して約2倍の水分を吸着できるもので
あり、従って吸湿体が吸湿できる水分の量と、加湿手段
が気化できる水の量も多量となる。従って冷風による冷
房効果を高めているものである。このとき、この無機塩
類が有している潮解性を吸水性樹脂の使用によって解決
している。すなわち、潮解性によって発生した前記無機
塩類の水溶液を吸水性樹脂によって吸水することで装置
がべとつくことがなく、小型で、簡単な構成の、人体に
優しい冷房ができる冷風発生装置とできるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、空気
を送風するファンと、ファンが送風した空気中の水分を
除湿する除湿手段と、除湿手段が除湿した水分を気化さ
せ高湿の空気とする高湿度手段と、高湿度手段を通過し
た空気に前記除湿される空気を使用して空気中の水分を
結露させる結露手段と、前記結露手段が結露させた水を
気化させる加湿手段とを構成要件として備え、前記除湿
手段と加湿手段とは、通気性を有する担持体に、吸湿性
を有する無機塩類と、前記無機塩類の水溶液を吸液でき
る吸水性樹脂とを担持して成る吸湿体を配置した構成と
している。
【0014】吸湿性を有する無機塩類は、シリカゲルや
ゼオライトと比較して約2倍の水分を吸着できるもので
あり、従って吸湿体が吸湿できる水分の量と、加湿手段
が気化できる水の量も多量となる。従って冷風による冷
房効果を高めているものである。このとき、この無機塩
類が有している潮解性を吸水性樹脂の使用によって解決
している。すなわち、潮解性によって発生した前記無機
塩類の水溶液を吸水性樹脂によって吸水することで装置
がべとつくことがなく、小型で、簡単な構成で、人体に
優しい冷房ができる冷風発生装置とできるものである。
【0015】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載した構成に加え、除湿手段と高湿度手段とは1つのハ
ニカム体によって構成し、前記ハニカム体は、除湿空気
が流れる除湿流路と、無機塩類が吸着した水分または吸
水性樹脂が吸水した水を気化させる高温の空気が流れる
再生流路とを有している構成としている。
【0016】除湿手段と高湿度手段とは1つのハニカム
体によって構成し、前記ハニカム体は、除湿空気が流れ
る除湿流路と、無機塩類が吸着した水分または吸水性樹
脂が吸水した水を気化させる高温の空気が流れる再生流
路とを有している構成とすることによって、コンパクト
な構成で、除湿した水分の気化が行え、性能の高い冷風
発生装置としている。
【0017】請求項3に記載した発明は、請求項2に記
載した構成に加え、再生流路は、加熱手段を備えた構成
としている。
【0018】加熱手段によって加熱された熱風を再生流
路に送風するようにして、無機塩類は容易に再生され、
新たな水分の吸着が常にできる性能の高い冷風発生装置
としている。
【0019】請求項4に記載した発明は、請求項1から
3のいずれか1項に記載した構成に加え、結露手段は、
外部の空気が流れる除湿流路と、高湿の空気が流れる再
生流路を有しているハニカム体によって構成したものと
している。
【0020】結露手段をハニカム体とすることによっ
て、ハニカム体が吸着した水分の気化を効率よく行うこ
とができ、装置をコンパクトに構成できるものである。
【0021】請求項5に記載した発明は、請求項1から
4のいずれか1項に記載した構成に加え、加湿手段は、
2つの流路を有する直交ハニカムによって構成し、一方
の流路端部を閉塞するとともにその流路開口部に結露水
を、他方の流路に室内空気を導入してなる構成としてい
る。
【0022】加湿手段の直交ハニカムの一方の流路を閉
塞し、その流路開口部に除湿部より生じた結露水を、他
方の流路に室内空気を導入する構成としているため、気
化した結露水が加湿手段の全体に分布する。従って、結
露水の気化熱によって、室内の空気の温度を下げること
ができる。このため、より冷房効果を高めた冷風発生装
置としている。
【0023】請求項6に記載した発明は、請求項1から
5のいずれか1項に記載した構成に加え、加湿手段は、
水に溶解すると負の溶解熱を発生する吸熱材を有する構
成としている。吸熱材が発生する負の溶解熱によって、
高湿の環境であっても常に冷風感を感ずることができる
冷風発生装置としている。
【0024】請求項7に記載した発明は、請求項5また
は6に記載した構成に加え、除湿手段より生じた結露水
が間欠的に加湿手段に導入される構成としている。この
結果、結露水の気化熱を冷房に利用でき、瞬間的に冷風
能力を高めることができる冷風発生装置としている。
【0025】請求項8に記載した発明は、空気を送風す
るファンと、ファンが送風した空気中の水分を除湿する
除湿手段と、前記除湿空気を冷却する冷却手段と、前記
除湿手段で生じた結露水によって前記冷却手段で冷却さ
れた除湿空気を加湿する加湿手段とを備え、前記冷却手
段は前記除湿手段が除湿した空気を使用する構成として
いる。冷却手段によって除湿空気を加湿することで、冷
風能力の高い冷風発生装置としている。
【0026】請求項9に記載した発明は、請求項8に記
載した構成に加え、室内空気の温湿度を検知する温湿度
センサーと、除湿空気の流路と室内空気の流路とを切り
替える流路切替板とを備え、前記温湿度センサーの信号
によって流路切替板を動作させて加湿手段に除湿空気ま
たは室内空気を導入する構成としている。
【0027】室内空気の温湿度情報によって、流路切替
を行うことで、冷房と送風とを切り替えて使用するもの
で、室内空気の相対湿度が低く、除湿が不要な場合には
送風のみで冷風感を得ることができる冷風発生装置とし
ている。
【0028】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて説明する。図1は本発明の基本概念を示すブロッ
ク図である。本実施例の冷風発生装置は、高湿の室内の
空気3を除湿して除湿空気4とする除湿手段1と、除湿
手段1で発生した結露水5の気化熱によって室内の空気
3を冷却して冷風6とする加湿手段2によって構成して
いる。なおこのとき、加湿手段2に導入される室内の空
気3は、一部に除湿空気4を含むものである。
【0029】加湿手段2が使用する結露水5は、元々室
内の空気3中に存在したものを使用している。従ってこ
の構成としたときには、除湿量と加湿量は同じであり、
室内の空気の絶対湿度は同一となっている。すなわち、
人体に優しい冷房ができるものとなっている。また同じ
理由によって、加湿手段2が気化させている水は、室内
の空気3から得ているものであり、従来使用されている
冷風扇のように水を補給する必要はないものである。
【0030】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
について説明する。本実施例は、前記実施例1の構成を
具体化したものである。図2は本実施例の構成を示す説
明図である。
【0031】本実施例の冷風発生装置は、吸湿用送風フ
ァン19によって送風または吸気した空気3を除湿する
除湿手段7と、前記除湿手段7の一部を構成する高湿度
手段15と、除湿手段7で除湿した水分を結露させる結
露手段17と、結露手段17によって結露させた水を気
化させる加湿手段8を備えている。
【0032】除湿手段7は、図3に示している吸湿体9
と、前記吸湿用送風ファン19と、再生用加熱器21
と、結露手段17と、再生用送風ファン20と、これら
を内包している管路40及び41を有している。
【0033】図3は、吸湿体9の構成を示す斜視図であ
る。吸湿体9は、セラミックのハニカム体を使用してい
る。なおハニカム体の材質については、特にセラミック
に限定する必要はないものである。また吸湿体9は、通
気流路10である吸湿流路14と、吸湿流路14を流れ
る空気中の水分を気化させて高湿の空気とする高湿度手
段15を構成する再生流路15aとを有している。前記
吸湿流路14と再生流路15aとは、仕切り板16によ
って仕切られている。仕切り板16は、前記吸湿流路1
4と再生流路15を流れる空気が混合しないように仕切
っている。
【0034】吸湿体9は、前記吸湿流路14が図2に示
している管路40に、前記再生流路15aが管路41に
配置されるようになっている。また、吸湿体9の吸湿流
路14を構成する側には、前記ハニカム体の骨格11を
担持体として使用しており、吸湿性を有する無機塩類1
3と、潮解等によって吸湿して生じた前記無機塩類13
の水溶液を吸液できる吸水性樹脂12とを担持してい
る。
【0035】吸湿性を有する無機塩類13として本実施
例では、塩化カルシウム、塩化リチウム等を使用してい
る。吸水性樹脂12としては、ポリアルキレンオキサイ
ド系重合体を使用している。すなわち本実施例の吸湿体
9は、ハニカム体の骨格11に、ポリアルキレンオキサ
イド系重合体よりなる吸水性樹脂12の溶液を所定量だ
け吸液させて乾燥させた後に、塩化カルシウム、塩化リ
チウム等の無機塩類13の水溶液を所定量だけ吸液させ
て乾燥して作製している。この結果吸湿体9は、吸水性
樹脂12が形成した皮膜の内部に、無機塩類13が保持
された形となる。
【0036】高湿度手段15は、前記吸湿体9の再生流
路15aと、この再生流路15aを流通する空気を加熱
する再生用加熱器21と、前記空気を送風する再生用送
風ファン20とを備えている。本実施例では、再生用加
熱器21を構成するヒータは、再生用送風ファン20と
吸湿体9の間に配置している。
【0037】また前記結露手段17は、吸湿体9と同様
のハニカム体を使用した構成としている。すなわち、吸
湿体9の再生流路15より発生した高温高湿の空気18
が流れる流路と、室内の空気3が流れる流路とを直交し
た形で有している直交ハニカムを使用している。前記、
高温高湿の空気18は、再生用送風ファン21の送風
と、再生用加熱器21の発熱によって得ているものであ
る。
【0038】また、加湿手段8は、上部が結露手段17
で発生した結露水を受ける水溜部となっており、下部は
前記水溜部から毛細管現象等によって拡散した水を気化
させる気化部となっている。この気化部には、前記吸湿
体9と結露手段17と同様、ハニカム体を使用してい
る。すなわち、水溜部から滴下した水滴が自重と毛細管
現象とによってハニカム体に浸透し、この拡散した水を
加湿用送風ファン22が送風する室内の空気3によって
気化させる構成となっているものである。
【0039】以下、本実施例の動作について説明する。
図示していないスイッチをオンすると、吸湿用送風ファ
ン19と、再生用送風ファン20と、加湿用送風ファン
22とが送風を開始する。同時に、再生用加熱器21が
通電され発熱する。
【0040】吸湿用送風ファン19が送風を開始する
と、室内の空気あるいは床下の空気3が吸気され、管路
40を流れ、吸湿体9の吸湿流路14を通って排気され
る。このとき吸湿体9は、吸湿性を有する無機塩類13
と、潮解等によって吸湿して生じた前記無機塩類13の
水溶液を吸液できる吸水性樹脂12とを担持している。
【0041】このため、吸湿用送風ファン19が送風し
た室内の空気3は、吸湿体9の吸湿流路14を通過する
ときに吸湿体9によって含んでいる水分が吸着される。
【0042】従来 吸湿性の強い材料としてゼオライト
やシリカゲル等の吸着材が使用されている。本実施例で
は、この吸着材に代えて、塩化カルシウムや塩化リチウ
ム等の無機塩類13を使用している。無機塩類13は吸
着材に比べて吸湿容量が大きく、この特長を生かして押
入などの乾燥剤として実用化されているものである。し
かし、例えば空気中に放置していると、空気中に含有さ
れている水分によって溶解するという潮解性を有してい
るものである。この潮解性が原因して、なかなか吸着材
として使用できないものであった。
【0043】我々は、鋭意研究の結果、無機塩類13の
潮解性を解決するために、吸水性樹脂12が有効である
ことを見いだしているものである。すなわち、無機塩類
13と吸水性樹脂12とを吸湿体9の担持体として使用
しているハニカム体に担持させる構成として、吸水性樹
脂12が形成した皮膜の内部に、無機塩類13が保持さ
れた形となっているものである。この吸水性樹脂12
は、潮解性によって生じた無機塩類13の水溶液を吸収
するように作用するものである。無機塩類13の水溶液
を吸液できる吸水性樹脂12としては、ポリN−ビニル
アセトアミド、ポリビニルアルコール系重合体、ポリア
ルキレンオキサイド系重合体が好ましい。これらの吸水
性樹脂12は、自重の10倍以上の吸液性を有してい
る。また、無機塩類13としては、アルカリ金属・アル
カリ土類金属とハロゲン元素とを組み合わせた化合物が
吸湿性能が高く好ましい。具体的には、塩化カルシウ
ム、塩化リチウム、塩化マグネシウム、臭化カルシウ
ム、臭化リチウム、等より単独、または組み合わせて用
いることができる。従って本実施例の構成としたときに
は、装置が水でべとつくというようなことはなく、また
無機塩類13による水分の吸着も正常に行えるものであ
る。
【0044】前記吸着材と無機塩類13の材料単独での
吸湿性能を比較すると、吸湿速度はほぼ同じであり、吸
湿容量は吸着材が自重の30%程度であるのに対して、
無機塩類13は自重の200〜300%にも達するもの
である。また、吸着した水分を脱着するときの温度は、
すなわち再生時の温度は、ゼオライトが150℃以上、
シリカゲルが120〜130℃、無機塩類13が約11
0℃であり、無機塩類13がもっとも再生が容易であ
る。
【0045】以上のようにして、吸湿体9の吸湿流路1
4では、送風空気3に含まれている水分が吸着されるも
のである。この吸着された水分は、吸湿体9を構成して
いるハニカム体を移動して、高湿度手段15を構成して
いる再生流路15aに達する。
【0046】このとき、再生流路15aでは、再生用送
風ファン20と再生用加熱器21とが動作している。す
なわち、再生用送風ファン20が、送風する空気が管路
41を循環しており、この空気が再生用加熱器21の発
熱によって加熱されている。従って、再生用送風ファン
20が送風する空気は高温となって、高湿度手段15を
構成している吸湿体9の再生流路15a中を流れる。こ
の高温の空気によって、前記吸湿流路14で吸着された
水分は気化する。この結果、高湿度手段15を構成する
ハニカム体で構成した再生流路15aを通過した空気は
水分リッチな高湿空気となる。この高湿の空気は、結露
手段17に流れるものである。
【0047】結露手段17は、前記したように、吸湿体
9と同様のハニカム体を使用した構成としている。すな
わち、吸湿体9の再生流路15より発生した高温高湿の
空気18が流れる流路と、吸湿用送風ファン19が送風
する室内の空気3が流れる流路とを直交した形で有して
いる直交ハニカムを使用している。従って、結露手段1
7を構成する直交ハニカムは、1つの流路には高温高湿
の空気18が、他の流路には吸湿用送風ファン19が送
風する室内の空気3が、すなわち除湿される空気が流れ
ている。このため、前記高温高湿の空気18は、除湿さ
れる空気3によって熱交換され、冷却される。この冷却
によって結露手段17に生じた結露水は、管路42を伝
って加湿手段8に入る。
【0048】加湿手段8は、前記したように、上部が結
露手段17で発生した結露水を受ける水溜部となってお
り、下部は前記水溜部から毛細管現象等によって拡散し
た水を気化させる気化部となっている。もちろんこの水
溜部の気化部との接触面には適切な大きさの開口部を備
えている。この開口部から重力によって落下した水滴
は、毛細管現象によって気化部に拡散する。この気化部
には、吸湿体9や結露手段17と同様、ハニカム体を使
用している。すなわち、加湿用送風ファン22が送風す
る空気が通過する加湿流路を有しているものである。こ
の加湿流路を通過する空気によって、前記毛細管現象に
よって拡散した水は気化される。このため、加湿流路を
通過した空気は、この水が気化するための気化熱を奪わ
れる。この気化熱は、水1gあたり539calに達す
るものである。従って、加湿流路を通過した空気6は、
この気化熱によって冷却されているものである。
【0049】以上のようにして、加湿用送風ファン22
が送風する空気6は冷却空気となっており、周囲を冷却
する。
【0050】このとき、加湿手段8が使用する結露水5
は、元々室内の空気3中に存在したものを使用してい
る。従ってこの構成としたときには、除湿量と加湿量は
同じであり、室内の空気の絶対湿度は同一となってい
る。すなわち、人体に優しい冷房ができるものとなって
いる。また同じ理由によって、加湿手段8が気化させて
いる水は、室内の空気3から得ているものであり、従来
使用されている冷風扇のように水を補給する必要はない
ものである。
【0051】(実施例3)次に本発明の第3の実施例に
ついて説明する。図4は本実施例の構成を示す説明図で
ある。本実施例では、実施例2で説明した除湿手段7
を、管路43と、結露手段17と、吸湿体23と、吸湿
用送風ファン19と、再生用送風ファン20と再生用加
熱器21によって構成している。また、実施例2で説明
した加湿手段8を、加湿手段27と、水溜部28と、閉
塞手段29によって構成している。前記吸湿体23と結
露手段17は、本実施例では図5に示している直交ハニ
カムによって構成している。図5は、本実施例で使用し
ている吸湿体23または結露手段17を構成する直交ハ
ニカムの構成を示す斜視図である。すなわち、直交ハニ
カムはX方向とY方向の直交する2つの独立した流路を
有しているものであり、この2つの流路を流れる空気間
で熱交換ができる構成となっているものである。また図
6は、吸湿体23または結露手段17として使用してい
る直交ハニカムの構成を示す断面図である。吸湿体23
または結露手段17で発生した水分は、直交ハニカムの
骨材である壁部51を伝って吸湿体23または結露手段
17の全体に拡がるものである。
【0052】以下、本実施例の動作について説明する。
吸湿用送風ファン19が送風する空気3は、結露手段1
7の送風流路から、吸湿体23の送風流路を通って、除
湿空気4として送風される。すなわち、吸湿体23を通
過するときに、実施例2で説明しているように、吸湿体
23に担持されている吸湿性を有する無機塩類13と、
潮解等によって吸湿して生じた前記無機塩類13の水溶
液を吸液できる吸水性樹脂12とによって、室内の空気
13に含まれている水分が吸着されるものである。この
結果、吸湿用送風機19が送風する空気4は水分が除湿
された除湿空気となる。
【0053】前記吸着された水分は、吸湿体23を移動
して、再生流路25に移動する。再生流路25には、再
生用送風ファン20が送風する空気を再生用加熱器21
によって加熱した高温の空気が流れている。このため、
再生流路に移動した水分は気化して、水分リッチな高湿
の空気となって、再生流路25から結露手段17が有し
ている1つの流路を流れる。結露手段17が有している
他の流路には、吸湿用送風ファン19が送風する室内の
空気3が流れている。このため、前記高温高湿の空気
は、室内の空気3によって熱交換され、冷却される。こ
の冷却によって結露手段17に生じた結露水は、水溜部
28に入る。
【0054】水溜部28は、実施例2で説明したように
適切な大きさの開口部を有しており、除湿手段27に接
続されている。この開口部から重力によって落下した水
滴は、毛細管現象によって加湿手段27に拡散する。拡
散した水は、加湿手段27が有している流路を流れる加
湿用送風ファン22が送風する空気によって気化され
る。従って、加湿用送風ファン22が送風する空気は、
気化熱を奪われることによって冷却され、冷却された空
気6となる。
【0055】このとき本実施例では、吸湿体23を直交
ハニカムによって構成している。このため、除湿手段7
の構成を非常にコンパクトにまとめることができる。
【0056】また本実施例では、加湿手段27の端部を
閉塞手段29によって閉塞している。すなわち、結露水
がハニカム体によって構成した加湿手段27の流路に貯
液・拡散する構成となっている。つまり、結露水は加湿
手段27を構成するハニカム体の壁材51を浸透して、
室内空気側で気化されるものである。このため、本実施
例によれば、結露水の気化熱によって、室内の空気3の
温度を下げることができる。このため、より冷房効果を
高めた冷風発生装置を実現できるものである。
【0057】(実施例4)続いて本発明の第4の実施例
について説明する。本実施例では、前記実施例3の図4
で説明した水溜部28に、水に溶解すると負の溶解熱を
発生する吸熱材を設けている。負の溶解熱を発生する吸
熱材としては、塩化カルシウム6水塩、硫酸ナトリウム
10水塩、酢酸ナトリウム3水塩、エリスリトール等の
化学物質を用いることができる。これらの化学物質を水
に溶解すると、前記化学物質が発生する負の溶解熱によ
って、水溶液の温度が低下する。このため、閉塞手段2
9によって、加湿手段27を構成するハニカム体の全体
に分布する水の温度の低下するものである。
【0058】従って、加湿用送風ファン22が送風する
空気は、この低温の水を気化させるものであり、一層冷
風感のある冷房ができるものである。また、負の溶解熱
を発生する吸熱材を使用することによって、特に梅雨時
等の高湿度の状態であっても、冷風感のある冷房ができ
るものである。
【0059】(実施例5)続いて本発明の第5の実施例
について説明する。図7は本実施例の構成を示す説明図
である。本実施例では、図4に示した構成に、負の溶解
熱を発生する吸熱剤30と、結露水44を間欠的に導入
するバルブ31と、温度センサ32と、温度センサ33
を加えた構成としている。
【0060】負の溶解熱を発生する吸熱剤30は、水溜
部28に配置している。バルブ31は、適切な方法で結
露手段17に接続しており、バルブ31の出口は水溜部
28に接続している。温度センサ32と温度センサ33
とはサーミスタ等を使用した構成となっており、この温
度情報は制御装置45に伝達されている。前記制御装置
45は、例えばマイクロコンピュータによって構成して
おり、温度センサ32と温度センサ33の温度情報によ
って、前記バルブ31の開閉を制御しているものであ
る。
【0061】以下、本実施例の動作について説明する。
負の溶解熱を発生する吸熱材30は、結露水44と接触
した時に冷熱を発生するが、永久的に冷熱を発生するの
ではなく、次第に冷熱の発生量が減少してくる。そこで
本実施例では、所定量の結露水44を水溜部28に導入
した後に、前記吸熱材30が風乾するまでの間は一旦結
露水44の導入を停止するように制御しているものであ
る。こうして、吸熱材30がある程度風乾した状態で再
度結露水44を供給するようにしている。こうして、吸
熱材30が風乾状態の時に結露水44と接触させるよう
にして、最大の冷風感が得られるようにしている。
【0062】この風乾状態の判別のために、本実施例で
は温度センサ32と温度センサ33を使用しているもの
である。すなわち、加湿部を構成している加湿手段27
の入口部に設けている温度センサ32と、除湿手段27
の出口部に設けている温度センサ33の検知温度の差が
なくなる、または差が小さくなった時点で、バルブ31
を閉じるようにし、また、この差がある程度開いた時点
でバルブ31を開くようにしている。本実施例では前記
温度差が2℃以内となった時点で、バルブ31を閉じる
ようにし、温度差が2℃を超えるとバルブ31を開くよ
うにしている。前記温度差の設定は、2℃を基準にする
必要はなく、装置の大きさあるいは装置の使用場所等に
応じて変更できるものである。
【0063】(実施例6)続いて本発明の第6の実施例
について説明する。図8は、本実施例の構成を示すブロ
ック図である。本実施例では、除湿手段1の出口部に、
冷却部35を設けて、除湿手段1で得られた除湿空気4
を冷却部35で冷却し、冷却部35で冷却されて低湿と
なった空気36を、加湿手段2に導入するようにしてい
るものである。
【0064】冷却部35は、前記各実施例で説明した直
交ハニカム体を使用する構成としており、1つの流路に
は室内の空気3を流し、別の流路には除湿空気4を流す
ようにしているものである。このため、除湿空気4は室
内の空気3によって冷却され、低温の除湿空気36とな
る。この低温の除湿空気36を加湿手段2に送風するこ
とによって、冷風6の温度はより低下するものである。
【0065】(実施例7)次に本発明の第7の実施例に
ついて説明する。図9は本実施例の構成を示す説明図で
ある。本実施例は、図4に示している構成に、温湿度セ
ンサー38と、流路切替板39と、、低温の除湿空気と
室内空気の流路切替板39と、制御装置45とを使用し
ている。制御装置45はマイクロコンピュータ等を使用
しており、温湿度センサー38が検知する湿度情報に応
じて、流路切替板39をa側またはb側に切り替える。
流路切替板39をa側としたときには、加湿用送風ファ
ン22が送風する空気は、開口部50から吸気した室外
の空気3そのものとなる。すなわち、結露手段17と吸
湿体23とは使用しない構成となる。また、流路切替板
39をb側としたときには、加湿用送風ファン22が送
風する空気は、室外の空気3を、結露手段17と吸湿体
23とを使用して除湿した空気となる。
【0066】すなわち本実施例では、制御装置45は、
温湿度センサー38が検知する相対湿度が約40%以下
の間は、流路切替板39をa側として、室内の空気3を
そのまま使用して送風するようにしている。すなわち、
室内の環境が低湿度ある場合には、除湿動作を停止して
単に送風することによって冷風感を与えるものである。
【0067】逆に、相対湿度が40%を超えると、流路
切替板39をb側として、加湿用送風ファン22が送風
する空気は、室外の空気3を、結露手段17と吸湿体2
3とを使用して除湿した空気としている。
【0068】以上のように本実施例によれば、室内空気
の温湿度情報によって、流路切替を行うことで、冷房と
送風とを切り替えて使用するもので、室内空気の相対湿
度が低く、除湿が不要な場合には送風のみで冷風感を得
ることができる冷風発生デバイスを実現するものであ
る。
【0069】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、空気を送風
するファンと、ファンが送風した空気中の水分を除湿す
る除湿手段と、除湿手段が除湿した水分を気化させ高湿
の空気とする高湿度手段と、高湿度手段を通過した空気
に前記除湿される空気を使用して空気中の水分を結露さ
せる結露手段と、前記結露手段が結露させた水を気化さ
せる加湿手段とを備え、前記除湿手段と加湿手段とは、
通気性を有する担持体に、吸湿性を有する無機塩類と、
前記無機塩類の水溶液を吸液できる吸水性樹脂とを担持
して成る吸湿体を配置した構成として、小型で、簡単な
構成の、人体に優しい冷房ができる冷風発生装置を実現
するものである。
【0070】請求項2に記載した発明は、除湿手段と高
湿度手段とは1つの吸湿体によって構成し、前記吸湿体
は、除湿空気が流れる除湿流路と、無機塩類が吸着した
水分または吸水性樹脂が吸水した水分を気化させる高温
の空気が流れる再生流路とを有したハニカム体とした構
成として、コンパクトな構成で、除湿した水分の気化が
行え、性能の高い冷風発生装置を実現するものである。
【0071】請求項3に記載した発明は、再生流路は、
加熱手段を備えた構成として、新たな水分の吸着が常に
できる性能の高い冷風発生装置を実現するものである。
【0072】請求項4に記載した発明は、結露手段は、
除湿する空気が流れる除湿流路と、高湿手段を通過して
高湿となった空気が流れる再生流路を有しているハニカ
ム体によって構成して、コンパクトな構成で、除湿した
水分の気化が行え、性能の高い冷風発生装置を実現する
ものである。
【0073】請求項5に記載した発明は、加湿手段は、
2つの流路を有する直交ハニカムによって構成し、一方
の流路端部を閉塞するとともにその流路開口部に結露水
を、他方の流路に室内空気を導入してなる構成として、
より冷房効果を高めた冷風発生装置を実現するものであ
る。
【0074】請求項6に記載した発明は、加湿手段は、
水に溶解すると負の溶解熱を発生する吸熱材を有する構
成として、高湿の環境であっても常に冷風感を感ずるこ
とができる冷風発生装置を実現するものである。
【0075】請求項7に記載した発明は、除湿手段より
生じた結露水が間欠的に加湿手段に導入される構成とし
て、結露水の気化熱を冷房に利用でき、瞬間的に冷風能
力を高めることができる冷風発生装置を実現するもので
ある。
【0076】請求項8に記載した発明は、空気を送風す
るファンと、ファンが送風した空気中の水分を除湿する
除湿手段と、前記除湿空気を冷却する冷却手段と、前記
除湿手段で生じた結露水によって前記冷却手段で冷却さ
れた除湿空気を加湿する加湿手段とを備え、前記冷却手
段は前記除湿手段が除湿した空気を使用する構成とし
て、冷風能力の高い冷風発生装置を実現するものであ
る。
【0077】請求項9に記載した発明は、室内空気の温
湿度を検知する温湿度センサーと、除湿空気の流路と室
内空気の流路とを切り替える流路切替板とを備え、前記
温湿度センサーの信号によって流路切替板を動作させて
加湿手段に除湿空気または室内空気を導入する構成とし
て、室内空気の相対湿度が低く、除湿が不要な場合には
送風のみで冷風感を得ることができる冷風発生装置を実
現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である冷風発生装置の構
成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例である冷風発生装置の構
成を示す説明図
【図3】同、吸湿体の構成を示す斜視図
【図4】本発明の第3の実施例である冷風発生装置の構
成を示す説明図
【図5】同、吸湿体または結露手段を構成する直交ハニ
カムの構成を示す斜視図
【図6】同、吸湿体または結露手段を構成する直交ハニ
カムの構成を示す断面図
【図7】本発明の第5の実施例である冷風発生装置の構
成を示す説明図
【図8】本発明の第7の実施例である冷風発生装置の構
成を示すブロック図
【図9】本発明の第8の実施例である冷風発生装置の構
成を示す説明図
【符号の説明】
1 除湿手段 2 加湿手段 7 除湿手段 8 加湿手段 9 吸湿体 10 通気経路 11 ハニカム体の骨格 12 吸水性樹脂 13 無機塩類 14 吸湿流路 15 高湿度手段 15a 再生流路 16 仕切板 17 結露手段 19 吸湿用送風ファン 20 再生用送風ファン 21 再生用加熱器 22 加湿用送風ファン 23 吸湿体 24 吸湿流路 25 再生流路 27 加湿手段 28 水溜部 29 閉塞手段 30 吸熱剤 31 バルブ 32 温度センサ 33 温度センサ 35 冷却部 38 温湿度センサ 39 流路切替板 45 制御装置 50 開口部 51 ハニカム体の壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L053 BC03 BC05 BC08 4D052 AA08 BA02 BB02 CE00 DA06 DB01 FA01 FA04 FA05 FA07 FA08 GA01 GA03 GB02 GB03 GB08 HA11 HA12 HA14 HA27 HB02 HB06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を送風するファンと、ファンが送風
    した空気中の水分を除湿する除湿手段と、除湿手段が除
    湿した水分を気化させ高湿の空気とする高湿度手段と、
    高湿度手段を通過した空気に前記除湿される空気を使用
    して空気中の水分を結露させる結露手段と、前記結露手
    段が結露させた水を気化させる加湿手段とを備え、前記
    除湿手段と加湿手段とは、通気性を有する担持体に、吸
    湿性を有する無機塩類と、前記無機塩類の水溶液を吸液
    できる吸水性樹脂とを担持して成る吸湿体を配置した冷
    風発生装置。
  2. 【請求項2】 除湿手段と高湿度手段とは1つの吸湿体
    によって構成し、前記吸湿体は、除湿空気が流れる除湿
    流路と、無機塩類が吸着した水分または吸水性樹脂が吸
    水した水分を気化させる高温の空気が流れる再生流路と
    を有したハニカム体とした請求項1に記載した冷風発生
    装置。
  3. 【請求項3】 再生流路は、加熱手段を備えた請求項2
    に記載した冷風発生装置。
  4. 【請求項4】 結露手段は、除湿する空気が流れる除湿
    流路と、高湿手段を通過して高湿となった空気が流れる
    再生流路を有しているハニカム体によって構成した請求
    項1から3のいずれか1項に記載した冷風発生装置。
  5. 【請求項5】 加湿手段は、2つの流路を有する直交ハ
    ニカムによって構成し、一方の流路端部を閉塞するとと
    もにその流路開口部に結露水を、他方の流路に室内空気
    を導入してなる請求項1から4のいずれか1項に記載し
    た冷風発生装置。
  6. 【請求項6】 加湿手段は、水に溶解すると負の溶解熱
    を発生する吸熱材を有する請求項1から5のいずれか1
    項に記載した冷風発生装置。
  7. 【請求項7】 除湿手段より生じた結露水が間欠的に加
    湿手段に導入される請求項5または6に記載した冷風発
    生装置。
  8. 【請求項8】 空気を送風するファンと、ファンが送風
    した空気中の水分を除湿する除湿手段と、前記除湿空気
    を冷却する冷却手段と、前記除湿手段で生じた結露水に
    よって前記冷却手段で冷却された除湿空気を加湿する加
    湿手段とを備え、前記冷却手段は前記除湿手段が除湿し
    た空気を使用する冷風発生装置。
  9. 【請求項9】 室内空気の温湿度を検知する温湿度セン
    サーと、除湿空気の流路と室内空気の流路とを切り替え
    る流路切替板とを備え、前記温湿度センサーの信号によ
    って流路切替板を動作させて加湿手段に除湿空気または
    室内空気を導入する請求項8に記載した冷風発生装置。
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