JP2002267137A - 溶融炉 - Google Patents

溶融炉

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JP2002267137A
JP2002267137A JP2001066790A JP2001066790A JP2002267137A JP 2002267137 A JP2002267137 A JP 2002267137A JP 2001066790 A JP2001066790 A JP 2001066790A JP 2001066790 A JP2001066790 A JP 2001066790A JP 2002267137 A JP2002267137 A JP 2002267137A
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JP
Japan
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melting furnace
discharge port
chamber
slag
rod
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Application number
JP2001066790A
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English (en)
Inventor
Hideaki Muramatsu
英明 村松
Naokatsu Mori
直克 毛利
Shuichi Nomura
収一 野村
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】湯口室に大量のスラグが滞留してしまうような
閉塞状態でも、確実に解消でき、溶融スラグの流れを回
復することを可能とする。 【解決手段】 焼却灰を順次加熱して溶融する一次燃焼
溶融室11および二次燃焼溶融室13を備え、さらに、
溶融したスラグを排出するためのスラグ排出口17を有
する湯口室15が配設され,その湯口室15下部に設け
られたスラグ排出口17の閉塞を防止するため、そのス
ラグ排出口17の下方に湯口清掃装置16を配設した溶
融炉であって、該湯口清掃装置16には、前記スラグ排
出口17に対して進退自在かつ回転自在に設けられたヤ
ジリ部21の先端に、該ヤジリ部21より細径の棒体2
1aを取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス化溶融炉及び
下水処理場から発生する下水汚泥焼却灰やごみ処理場か
ら発生するごみ焼却灰のような、廃棄物焼却灰の溶融処
理に用いられる溶融炉の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような廃棄物焼却灰等は、飛散し
易くハンドリングが困難であるうえ、含有重金属が溶出
するおそれもあるため、溶融炉により溶融して化学的に
安定なガラス質スラグとする処理が行われるようになっ
た。そしてこのための溶融炉としては、1300℃以上
の高温の炉内で灰を高速で旋回させつつ溶融してスラグ
化する旋回流式溶融炉が知られている。
【0003】この形式の溶融炉の例を図2に示す。図2
において、円筒状の炉体を持つ一次燃焼溶融室11に、
廃棄物焼却灰、下水汚泥焼却灰、またはごみ焼却灰等の
焼却灰を空気流にのせて炉体の接線方向に高速で噴射し
て旋回させながら、燃料等の燃焼熱により溶融する。こ
の一次燃焼溶融室11の下方出口には、傾斜溶融面14
を有する二次燃焼溶融室13が設けられ、溶融物はこの
傾斜溶融面14を十分な滞留時間をかけて流れるため、
未燃分の燃焼と灰分の溶融が完全なものとされる。次い
で、溶融スラグは、湯口室15に至り、湯口バーナ(図
示せず)で溶融状態が調整されつつ、下部のスラグ排出
口17を通って、さらに下方の排出トラフ18に向けて
排出される。かくして、溶融スラグは直ちに水砕コンベ
ヤ(図示せず)に移送される。一方、燃焼排ガスは、二
次燃焼溶融室13の後部から上方に続く排ガス流路を経
て排気される。
【0004】この溶融炉では、湯口室15下部に設けら
れたスラグ排出口17の閉塞を防止するため、そのスラ
グ排出口17の下方に湯口清掃装置16を配設してい
る。この湯口清掃装置16は、前記スラグ排出口17に
対して斜め下方から進退自在かつそれ自体が回転自在に
設けられたヤジリ部21が取りつけられている。そし
て、なんらかの理由でスラグ排出口17が半溶融のスラ
グにより閉塞されるという事態となったときには、前記
ヤジリ部21を前進させ、その先端をスラグ部分に押し
当てながら回転させ、閉塞スラグを掻き取ることによっ
て、溶融スラグの流れを再開させるものである。そこ
で、このヤジリ部21には、閉塞スラグを掻き取るのに
有効なようにフィンが設けてあった。
【0005】ところが、閉塞によって湯口室15に大量
のスラグが滞留してしまったような場合には、従来のヤ
ジリ部21は先端のフィン部分が、スラグ排出口17の
構成レンガと干渉したり、また斜め下方から前進すると
いう位置関係が原因で、そのヤジリ部21先端が十分に
湯口室15内部まで到達しないことから、この湯口清掃
装置16では閉塞状態が解消できなくなるという問題が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、湯口室に大量
のスラグが滞留してしまうような閉塞状態でも、確実に
解消でき、溶融スラグの流れを回復することを可能とす
る溶融炉を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、ガス化溶
融炉または焼却灰溶融炉の湯口室下部に設けられたスラ
グ排出口の閉塞を防止するため、スラグ排出口の下方に
湯口清掃装置を配設した溶融炉であって、該湯口清掃装
置に前記スラグ排出口に対して進退自在に設けられたヤ
ジリ部の先端に、該ヤジリ部より細径の棒体を取り付け
たことを特徴とする本発明の溶融炉によって、解決する
ことができる。
【0008】また、本発明は、前記ヤジリ部を最も前進
させたときに、前記棒体の先端が湯口室の中心高さ以上
に達する長さに、該棒体の長さを設定した形態の前記の
溶融炉、あるいはさらに、前記ヤジリ部内に、前記棒体
が出没自在に収納されている形態の前記の溶融炉として
好ましく具体化される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の溶融炉に係る実施
形態について、図1、図2を参照しながら説明する。先
ず、本発明の溶融炉の基本的構造は、図2に例示した前
述の構造に準じている。すなわち、焼却灰を順次加熱し
て溶融する一次燃焼溶融室11および二次燃焼溶融室1
3を備え、さらに、溶融したスラグを排出するためのス
ラグ排出口17を有する湯口室15と、排出された溶融
スラグを受けて水砕コンベヤ(図示せず)に移送するた
めの傾斜トラフ18が配設されている溶融炉の構成を前
提としている。
【0010】そして、本発明では、前記溶融炉の湯口室
15下部に設けられたスラグ排出口17の閉塞を防止す
るため、そのスラグ排出口17の下方に湯口清掃装置1
6を配設した溶融炉であって、該湯口清掃装置16に
は、前記スラグ排出口17に対して進退自在かつ回転自
在に設けられたヤジリ部21の先端に、該ヤジリ部21
より細径の棒体21aを取り付けた点に本発明の特徴が
ある。
【0011】この棒体21aは、ヤジリ部21と同様に
耐熱金属等で形成される。そして、この実施形態では、
前記ヤジリ部21を最も前進させたときに、前記棒体2
1aの先端が湯口室15に滞留している溶融スラグ31
層を貫通する必要があるので、具体的には、湯口室15
の中心高さ以上に達する長さに、該棒体21aの長さを
設定するのが好ましい。
【0012】ここで、本発明の作用を説明する。スラグ
排出口17が何らかの理由で閉塞の兆候を示したとき
に、図1に示すように、前記ヤジリ部21を前進させて
閉塞を解消する前進、回転操作を行うと、先端部分の棒
体21aの先端が内部の溶融スラグにまで到達し、内部
からスラグを掻き取ることができる。そして、棒体21
aを前記の長さに設定すれば、棒体21aは、滞留して
いる溶融スラグ31中を貫通することになる。従って、
その後、ヤジリ部21を後退させれば、棒体21aが抜
けた跡が貫通孔が形成される。かくして、湯口室15内
の高温ガスがこの貫通孔を通じてスラグ排出口下方部に
誘引されるので、周辺の半溶融スラグは再び溶融状態と
なって、閉塞状態が解消されるという作用を行うのであ
る。
【0013】なお、このような棒体21aは、前記ヤジ
リ部21内に出没自在に収納しておき、必要に応じて、
ヤジリ部21の進退操作の機構を利用して突出および没
入するように設定しておけば、通常の清掃操作時には、
棒体21aを没入させておき、不要な損傷を防止できる
利点が得られる。
【0014】
【発明の効果】本発明の溶融炉は、以上説明したように
構成されているので、湯口室に大量のスラグが滞留して
しまうような閉塞状態でも、通常の清掃操作を行うこと
により正常な溶融スラグの流れを回復することが可能と
なり、重大なトラブルを回避することができる。よって
本発明は、従来の問題点を解消した溶融炉として、その
実用的価値はきわめて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶融炉の作用説明するための要部断面
図。
【図2】本発明の溶融炉の基本構造を示す要部断面全体
図。
【符号の説明】
11 一次燃焼溶融室、13 二次燃焼溶融室、15
湯口室、16 湯口清掃装置、17 スラグ排出口(湯
口)、18 傾斜トラフ、21 ヤジリ部、21a 棒
体。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27D 3/15 F27D 3/15 S (72)発明者 野村 収一 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 Fターム(参考) 3K061 AA23 AB02 AB03 AC01 BA06 CA01 DB11 DB14 NB03 NB27 PB05 4K045 AA04 BA10 CA08 RA09 RB11 RC12 4K055 AA00 LA02 LA23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス化溶融炉または焼却灰溶融炉の湯口
    室下部に設けられたスラグ排出口の閉塞を防止するた
    め、スラグ排出口の下方に湯口清掃装置を配設した溶融
    炉であって、該湯口清掃装置に前記スラグ排出口に対し
    て進退自在に設けられたヤジリ部の先端に、該ヤジリ部
    より細径の棒体を取り付けたことを特徴とする溶融炉。
  2. 【請求項2】 前記ヤジリ部を最も前進させたときに、
    前記棒体の先端が湯口室の中心高さ以上に達する長さ
    に、該棒体の長さを設定した請求項1に記載の溶融炉。
  3. 【請求項3】前記ヤジリ部内に、前記棒体が出没自在に
    収納されている請求項1または2に記載の溶融炉。
JP2001066790A 2001-03-09 2001-03-09 溶融炉 Pending JP2002267137A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009002646A (ja) * 2008-09-29 2009-01-08 Mitsubishi Materials Techno Corp 振動乾燥装置
CN113758258A (zh) * 2021-08-25 2021-12-07 济南市酉金工贸有限公司 一种球化丝加工用中频熔炼炉

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CN113758258B (zh) * 2021-08-25 2023-10-24 济南市酉金工贸有限公司 一种球化丝加工用中频熔炼炉

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