JP2001090934A - 熱分解ガスダクトの清掃装置 - Google Patents

熱分解ガスダクトの清掃装置

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JP2001090934A JP26809499A JP26809499A JP2001090934A JP 2001090934 A JP2001090934 A JP 2001090934A JP 26809499 A JP26809499 A JP 26809499A JP 26809499 A JP26809499 A JP 26809499A JP 2001090934 A JP2001090934 A JP 2001090934A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾留熱分解ドラムで発生した熱分解ガスを溶
融燃焼炉へ導く熱分解ガスダクト内にダスト等が付着・
堆積して熱分解ガスダクトを閉塞するのを防止できるよ
うにする。 【解決手段】 乾留熱分解ドラムから排出された熱分解
ガスGを溶融燃焼炉4へ導く熱分解ガスダクト5に、そ
の内部に付着・堆積した付着物Aや堆積物Aを除去する
ダスト掻き落とし装置6を設けた清掃装置1であって、
前記熱分解ガスダクト5を、熱分解ドラムから排出され
た熱分解ガスGを熱分解残渣から分離する搬出装置に接
続された垂直ダクト5aと、垂直ダクト5aに接続され
た上流側傾斜ダクト5bと、上流側傾斜ダクト5b及び
溶融燃焼炉4に接続された下流側傾斜ダクト5cとから
構成し、前記各傾斜ダクト5b,5cに、ダクト5b,
5c内の付着物Aを掻き落としてこれをダクト5b,5
c内の堆積物Aと一緒にダクト5b,5c外へ移送する
ダスト掻き落とし装置6を夫々設ける構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみ等の廃棄
物の乾留熱分解溶融燃焼装置に用いられるものであり、
乾留熱分解ドラムで発生した熱分解ガスを溶融燃焼炉へ
導く熱分解ガスダクトに設けられ、熱分解ガス中のダス
トやタール成分等が熱分解ガスダクト内へ付着・堆積し
て熱分解ガスダクトを閉塞するのを防止できるようにし
た熱分解ガスダクトの清掃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従前の廃棄物の乾留熱分解溶融燃
焼装置の一例を示すものであり、図7に於いて、25は
廃棄物ピット、26は供給装置、27は乾留熱分解ドラ
ム、28は加熱管、29は搬出装置、30は熱分解ガス
ダクト、31は溶融燃焼炉、32は廃熱ボイラ、33は
集塵器、34はガス浄化装置、35は誘引ファン、36
は煙突、37は蒸気加熱器、38は蒸気タービン発電装
置、39は冷却コンベヤ、40は選別装置、41は粉砕
装置、42は可燃性微粉貯留槽、43は送風機、44は
熱風発生炉、45は加熱ガス通路、46は循環ファン、
47は熱交換器、48はバーナ、49は廃棄物供給用ク
レーンである。
【0003】而して、供給装置26により乾留熱分解ド
ラム27内へ供給された廃棄物Wは、加熱ガスG″によ
り空気の遮断下で300℃〜600℃の温度に一定時間
加熱され、熱分解ガスGと熱分解残渣Dに変換された
後、搬出装置29に於いて重力により熱分解ガスGと熱
分解残渣Dとに分離される。
【0004】分離された熱分解ガスGは、搬出装置29
から熱分解ガスダクト30を経て溶融燃焼炉31へ送ら
れ、ここで高温燃焼される。又、熱分解残渣Dは、冷却
コンベヤ39を経て選別装置40へ送られ、比較的粗い
不燃性固形物と細かい可燃性固形物D′とに分離され
る。更に、分離された可燃性固形物D′は、粉砕装置4
1で微粉砕された後、溶融燃焼炉31へ供給されて前記
熱分解ガスGと共に1300℃以上の温度下で溶融燃焼
される。
【0005】前記乾留熱分解ドラム27及び溶融燃焼炉
31の内部は誘引ファン35により適宜の負圧に保持さ
れて居り、これによって熱分解ガスGが乾留熱分解ドラ
ム27から溶融燃焼炉31へ送られると共に、溶融燃焼
炉31からの燃焼排ガスG′が廃熱ボイラ32、集塵器
33、ガス浄化装置34及び煙突36を経て大気中へ排
出されて行く。尚、溶融燃焼炉31内で形成された溶融
スラグFは、水砕スラグとして順次外部へ取り出されて
行く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した廃棄物の乾留
熱分解溶融燃焼装置は、大量の都市ごみ等の廃棄物Wを
高能率で安全に溶融処理することができ、優れた実用的
効用を奏するものである。しかし、この種の乾留熱分解
溶融燃焼装置にも解決すべき問題が残されて居り、その
中でも、乾留熱分解ドラム27から溶融燃焼炉31へ熱
分解ガスGを導く熱分解ガスダクト30内に付着・堆積
するダスト等の問題が、早急に解決を要する問題点とな
っている。
【0007】即ち、乾留熱分解ドラム27の出口側に設
けた搬出装置29に於いて分離された熱分解ガスG内に
は、多量のダスト(5〜10g/Nm3 )等の固形物が
含まれて居り、これ等のダストが長期間に亘って熱分解
ガスダクト30内に付着・堆積することにより、熱分解
ガスGの円滑な流通が阻害されることになる。又、熱分
解ガスG内には、所謂タール成分が多量に含まれて居
り、熱分解ガスGの温度がタール成分の凝固温度(約4
30〜450℃)より低くなると、タール成分が熱分解
ガスダクト30の内壁面に凝固することになり、前記ダ
スト等の付着・堆積が一層促進されることになる。
【0008】そこで、上述の如きダスト等の付着・堆積
に起因するトラブルを防止する為、図7に示すように熱
分解ガスダクト30の形状を極力水平部の少ない形状と
し、熱分解ガスダクト30内にダスト等が付着・堆積し
難くする方法や、熱分解ガスダクト30を電気ヒータ
(図示省略)により常時450℃〜500℃に加熱し、
熱分解ガスダクト30へのタール成分の凝固を少なくす
る方法等が採用されている。
【0009】しかし、現実の乾留熱分解溶融燃焼装置の
運転に於いては、熱分解ガスダクト30内に於けるダス
ト等の付着・堆積を皆無にすることは不可能であり、熱
分解ガスダクト30の曲がり部等にダスト等が堆積する
ことがある。この場合には、乾留熱分解溶融燃焼装置の
運転を一旦停止し、作業員がマンホール等から熱分解ガ
スダクト30内に堆積したダスト等を除去するようにし
ている。その結果、乾留熱分解溶融燃焼装置の運転が中
断されることになり、廃棄物処理量の低下やエネルギー
消費量の増大を招くと云う難点がある。
【0010】本発明は、従前の乾留熱分解溶融燃焼装置
の熱分解ガスダクトに於ける上述の如き問題を解決せん
とするものであり、乾留熱分解ドラムで発生した熱分解
ガスを溶融燃焼炉へ導く熱分解ガスダクト内にダスト等
が付着・堆積して熱分解ガスダクトを閉塞するのを防止
できるようにした熱分解ガスダクトの清掃装置を提供す
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の請求項1の発明は、廃棄物を乾留熱分解す
る乾留熱分解ドラムから排出された熱分解ガスを溶融燃
焼炉へ導く熱分解ガスダクトに、その内壁面に付着・堆
積した付着物や堆積物を熱分解ガスダクト外へ除去する
ダスト掻き落とし装置を設けた熱分解ガスダクトの清掃
装置であって、前記熱分解ガスダクトを、熱分解ドラム
から排出された熱分解ガス及び熱分解残渣を熱分解ガス
と熱分解残渣とに分離して排出する搬出装置に垂直姿勢
で接続された煙突型の垂直ダクトと、垂直ダクトに下流
側が高くなる傾斜姿勢で接続された上流側傾斜ダクト
と、上流側傾斜ダクト及び溶融燃焼炉に下流側が低くな
る傾斜姿勢で接続された下流側傾斜ダクトとから構成
し、前記上流側傾斜ダクト及び下流側傾斜ダクトに、ダ
クトの内壁面に付着した付着物を掻き落とすと共に掻き
落とした付着物やダクト内に堆積している堆積物をダク
ト外へ移送する熱分解ガスが通過可能なダスト掻き落と
し装置を夫々設けたことに特徴がある。
【0012】本発明の請求項2の発明は、廃棄物を乾留
熱分解する乾留熱分解ドラムから排出された熱分解ガス
を溶融燃焼炉へ導く熱分解ガスダクトに、その内壁面に
付着・堆積した付着物や堆積物を熱分解ガスダクト外へ
除去するダスト掻き落とし装置を設けた熱分解ガスダク
トの清掃装置であって、前記熱分解ガスダクトを、熱分
解ドラムから排出された熱分解ガス及び熱分解残渣を熱
分解ガスと熱分解残渣とに分離して排出する搬出装置に
垂直姿勢で接続された煙突型の垂直ダクトと、垂直ダク
ト及び溶融燃焼炉に水平姿勢で接続された水平ダクトと
から構成し、前記水平ダクトに、その内壁面に付着した
付着物を掻き落とすと共に掻き落とした付着物や水平ダ
クト内に堆積している堆積物を水平ダクト外へ移送する
熱分解ガスが通過可能なダスト掻き落とし装置を設けた
ことに特徴がある。
【0013】本発明の請求項3の発明は、ダスト掻き落
とし装置を、ダクト内に摺動自在に配設され、ダクトの
内壁面に付着した付着物を掻き落とすと共に掻き落とし
た付着物やダクト内に堆積している堆積物をダクト外へ
移送する熱分解ガスが通過可能な掻き落とし体と、掻き
落とし体をダクトの長手方向に沿って往復動させる駆動
装置とから構成したことに特徴がある。
【0014】本発明の請求項4の発明は、熱分解ガスダ
クト側若しくはダスト掻き落とし装置側の何れか一方若
しくは両方に、ダクト内へ媒体を吹き込んで掻き落とし
た付着物や内部に堆積している堆積物をダクト外へ移送
する媒体吹き込み装置を設けたことに特徴がある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態に係る熱分解ガスダクトの清掃装置1を示し、当
該清掃装置1は、熱分解ドラム2の出口側に設けた搬出
装置3と溶融燃焼炉4とを連通状に接続する熱分解ガス
ダクト5に、その内壁面に付着・堆積したダスト等の付
着物Aや堆積物Aを熱分解ガスダクト5外へ除去するダ
スト掻き落とし装置6を設け、又、熱分解ガスダクト5
側及びダスト掻き落とし装置6側に、熱分解ガスダクト
5内の付着物Aや堆積物Aを熱分解ガスダクト5外へ移
送する媒体吹き込み装置7を夫々設けたものであり、ダ
スト掻き落とし装置6及び媒体吹き込み装置7を作動さ
せることによって、熱分解ガスダクト5内の付着物Aや
堆積物Aを熱分解ガスダクト5外へ除去して熱分解ガス
ダクト5の閉塞を防止するようにしたものである。
【0016】尚、熱分解ドラム2は、都市ごみ等の廃棄
物を乾留熱分解して熱分解ガスGと熱分解残渣Dにする
ものであり、又、搬出装置3は、熱分解ドラム2から排
出された熱分解ガスG及び熱分解残渣Dを重力により熱
分解ガスGと熱分解残渣Dとに分離して排出するもので
あり、更に、溶融燃焼炉4は、熱分解ガスGや熱分解残
渣Dから分離された可燃性固形物等を溶融燃焼するもの
であり、これらは図7に示す乾留熱分解溶融燃焼装置の
乾留熱分解ドラム27、搬出装置29及び溶融燃焼炉3
1と同様構造に構成されている。
【0017】前記熱分解ガスダクト5は、熱分解ドラム
2から排出されて搬出装置3により分離された熱分解ガ
スGを溶融燃焼炉4へ導くものであり、図1及び図2に
示す如く、搬出装置3に垂直姿勢で接続され、上端が閉
塞された断面形状円形の垂直ダクト5aと、垂直ダクト
5aの上端部に下流側(図2の左側)が高くなる傾斜姿
勢で接続され、下流側端が閉塞された断面形状円形の上
流側傾斜ダクト5bと、上流側傾斜ダクト5bの下流側
部分及び溶融燃焼炉4に下流側(図2の左側)が低くな
る傾斜姿勢で夫々接続され、上流側端が閉塞された断面
形状円形の下流側傾斜ダクト5cとから構成されてい
る。又、垂直ダクト5aは、上流側傾斜ダクト5b及び
下流側傾斜ダクト5cよりもかなり大径の煙突型に形成
されて居り、仮え内部にダスト等が付着しても閉塞しな
い構造となっている。更に、上流側傾斜ダクト5bと下
流側傾斜ダクト5cとは、略X状に交差する姿勢でもっ
て接続されて居り、上流側傾斜ダクト5bの下流側端部
及び下流側傾斜ダクト5cの上流側端部には後述するダ
スト掻き落とし装置6の掻き落とし体8が収納される収
納空間5dが夫々形成されている。
【0018】尚、熱分解ガスダクト5は、従来の熱分解
ガスダクト5と同様に電気ヒータ(図示省略)により常
時450℃〜500℃に加熱されて居り、熱分解ガスダ
クト5内のタール成分が凝固しないように工夫されてい
る。
【0019】前記ダスト掻き落とし装置6は、熱分解ガ
スダクト5の上流側傾斜ダクト5b及び下流側傾斜ダク
ト5cに夫々設けられて居り、ダクト5b,5cの内壁
面に付着した付着物Aを掻き落とすと共に掻き落とした
付着物Aやダクト5b,5c内に堆積している堆積物A
をダクト5b,5c外へ移送するものである。
【0020】即ち、各ダスト掻き落とし装置6は、図2
及び図3に示す如く、ダクト5b,5c内に摺動自在且
つ回転自在に配設され、ダクト5b,5cの内壁面に付
着した付着物Aを掻き落とすと共に掻き落とした付着物
Aやダクト5b,5c内に堆積している堆積物Aをダク
ト5b,5c外へ移送する熱分解ガスGが通過可能な掻
き落とし体8と、掻き落とし体8をダクト5b,5c内
で回転させながらダクト5b,5cの長手方向に沿って
往復動させる駆動装置9とから夫々構成されている。
【0021】具体的には、掻き落とし体8は、耐熱性・
耐摩耗性等に優れた金属材やセラミック材等により上流
側傾斜ダクト5b及び下流側傾斜ダクト5cの内壁面に
内接する厚肉の円板状に形成されて居り、その外周部分
には図5に示すように熱分解ガスGが通過可能な複数の
扇形状の開口8aが環状に並ぶ状態で形成されている。
又、掻き落とし体8の前面には、ダクト5b,5cの内
壁面に付着しているダクト5b,5c等の付着物Aを破
砕して掻き落とす爪8bが複数個設けられている。そし
て、掻き落とし体8は、上流側傾斜ダクト5b内及び下
流側傾斜ダクト5c内にその内壁面に内接する状態で回
転自在且つ往復動自在に配設されて居り、乾留熱分解溶
融燃焼装置の通常運転時には各ダクト5b,5c内に位
置する掻き落とし体8は各ダクト5b,5cの収納空間
5d内へ夫々収納された格好になっている。
【0022】一方、駆動装置9は、図3に示す如く、架
台10上にダクト5b,5cの軸線に沿う姿勢で回転自
在に配設されたネジ軸11と、ネジ軸11に回り止めさ
れた状態で螺挿されたナット部12aを備え、ネジ軸1
1に沿って往復動可能な走行台12と、ダクト5b,5
cの軸線位置で且つ走行台12に回転自在に支持され、
ダクト5b,5cの側端を閉塞する蓋体5eに気密状で
且つ摺動自在に貫通支持されていると共に、先端部が掻
き落とし体8の中心部に連結固定された中空状のロッド
13と、走行台12とロッド13との間に介設され、ロ
ッド13を正逆回転させるモータ14及びチェーン伝動
機構15と、ネジ軸11を正逆回転させて走行台12及
びロッド13をダクト5b,5cの軸線に沿って往復動
させる正逆式のモータ16及びチェーン伝動機構17と
から構成されて居り、各モータ14,16を起動するこ
とによって、ロッド13が回転しながらダクト5b,5
cの軸線に沿って往復動するようになっている。従っ
て、ロッド13の先端に連結固定した掻き落とし体8
は、ダクト5b,5c内で回転しながらダクト5b,5
c内を往復動することになる。又、ロッド13とダクト
5b,5cの蓋体5eとの間には、ダクト5b,5c内
の熱分解ガスGがダクト5b,5c外へ漏洩しないよう
にシール機構18が介設されている。
【0023】尚、掻き落とし体8のストロークは、掻き
落とし体8がダクト5b,5cの収納空間5d内へ位置
する収納位置(図2及び図3の実線位置)と、掻き落と
し体8が掻き落とした付着物Aやダクト5b,5c内に
堆積している堆積物Aをダクト5b,5c外へ排出し得
る排出位置(図2及び図3の一点鎖線位置)とを取り得
るように設定されている。又、上流側傾斜ダクト5bの
ダスト掻き落とし装置6と下流側傾斜ダクト5cのダス
ト掻き落とし装置6は、互いに干渉せず、ある一定の間
隔を保持しながら定期的に作動するように駆動制御され
ている。
【0024】前記媒体吹き込み装置7は、上流側傾斜ダ
クト5bと下流側傾斜ダクト5cのダスト掻き落とし装
置6とに夫々設けられて居り、ダクト5b,5c内へ媒
体Sを吹き込んでダスト掻き落とし装置6により掻き落
とした付着物Aや内部に堆積している堆積物Aをダクト
5b,5cの下流側へ吹き飛ばして溶融燃焼炉4側へ移
送するものである。この媒体吹き込み装置7には、ダク
ト5b,5c内へ媒体Sとして蒸気を吹き込むスートブ
ロワが使用されている。
【0025】即ち、上流側傾斜ダクト5bに設けた媒体
吹き込み装置7は、上流側傾斜ダクト5bの上流側端部
の開口に配置された蒸気吹き込みノズル19と、蒸気吹
き込みノズル19及び溶融燃焼炉4の下流側に接続した
廃熱ボイラ20内の蒸気加熱器21に夫々接続され、蒸
気吹き込みノズル19に蒸気(媒体S)を供給する蒸気
供給管22と、蒸気供給管22に介設され、蒸気吹き込
みノズル19への蒸気の供給量を制御する制御弁23等
から構成されて居り、蒸気吹き込みノズル19から上流
側傾斜ダクト5bの上流側から下流側へ向って蒸気を吹
き込むことによって、ダスト掻き落とし装置6により掻
き落とした付着物Aやダクト5b,5c内に堆積してい
る堆積物Aを下流側傾斜ダクト5c内や溶融燃焼炉4内
へ吹き飛ばすようになっている。
【0026】一方、下流側傾斜ダクト5cのダスト掻き
落とし装置6に設けた媒体吹き込み装置7は、図4及び
図5に示す如く、ダスト掻き落とし装置6の中空状のロ
ッド13の先端部周壁にロッド13内へ連通するように
設けられ、掻き落とし体8の各開口8aに臨む複数の蒸
気吹き込みノズル19と、一端部がロッド13内に挿入
されると共に、他端部が廃熱ボイラ20内の蒸気加熱器
21に接続され、蒸気吹き込みノズル19に蒸気(媒体
S)を供給する蒸気供給管22と、蒸気供給管22に介
設され、蒸気吹き込みノズル19への蒸気の供給量を制
御する制御弁23等から構成されて居り、蒸気吹き込み
ノズル19から下流側傾斜ダクト5cの上流側から下流
側へ向って蒸気を吹き込むことによって、ダスト掻き落
とし装置6により掻き落とした付着物Aやダクト5b,
5c内に堆積している堆積物Aを溶融燃焼炉4内へ吹き
飛ばすようになっている。又、蒸気供給管22のロッド
13内に挿入されている部分は、ロッド13が下流側傾
斜ダクト5c内を往復動した際にロッド13から抜けな
いようになって居り、ロッド13と蒸気供給管22との
間には、ロッド13内の蒸気がロッド13外へ漏洩しな
いようにシール機構24が介設されている。
【0027】次に、上述した清掃装置1を用いて熱分解
ガスダクト5内に付着・堆積した付着物Aや堆積物Aを
熱分解ガスダクト5外へ除去する場合について説明す
る。
【0028】乾留熱分解溶融燃焼装置の運転を継続する
と、熱分解ガスダクト5を構成する上流側傾斜ダクト5
bや下流側傾斜ダクト5cの内壁面に熱分解ガスG中に
含まれているダスト等が付着・堆積して付着物Aや堆積
物Aとなる。この付着物Aや堆積物Aを除去する為、各
傾斜ダクト5b,5cに設けたダスト掻き落とし装置6
と、上流側傾斜ダクト5bに設けた媒体吹き込み装置7
と、下流側傾斜ダクト5cのダスト掻き落とし装置6に
設けた媒体吹き込み装置7とが交互に且つ定期的に作動
する。
【0029】先ず、上流側傾斜ダクト5bに設けたダス
ト掻き落とし装置6及び媒体吹き込み装置7が作動す
る。即ち、上流側傾斜ダクト5bの内壁面にダスト等が
付着・堆積すると、上流側傾斜ダクト5bの収納位置に
ある掻き落とし体8が駆動装置9により回転しながら排
出位置まで前進する。従って、上流側傾斜ダクト5bの
内壁面に付着・堆積している付着物Aや堆積物Aは、上
流側傾斜ダクト5b内を回転・摺動しながら前進する掻
き落とし体8の環状部分8cや爪8bにより掻き取られ
る。又、ダスト掻き落とし装置6の作動に伴って、上流
側傾斜ダクト5bの上流側端部の開口に設けた媒体吹き
込み装置7の蒸気吹き込みノズル19から上流側傾斜ダ
クト5bの上流側から下流側へ向って蒸気が吹き込まれ
る。これによって、掻き取られた付着物Aや上流側傾斜
ダクト5b内に堆積している堆積物Aは、上流側傾斜ダ
クト5b内を下流側へ吹き飛ばされ、下流側傾斜ダクト
5c内や溶融燃焼炉4内へ移送される。尚、掻き落とし
体8は、複数の開口8aを備えている為、上流側傾斜ダ
クト5b内に位置していても、熱分解ガスGや蒸気によ
り吹き飛ばされた付着物Aや堆積物Aの流れを止めるこ
とがない。その結果、乾留熱分解溶融燃焼装置を運転し
ながら上流側傾斜ダクト5b内に付着・堆積した付着物
Aや堆積物Aを除去することができる。然も、掻き落と
し体8は、その前面に複数の爪8bを備えている為、上
流側傾斜ダクト5b内に強固に付着している付着物Aが
あっても、これを簡単且つ容易に破砕して掻き落とすこ
とができる。
【0030】そして、掻き落とし体8が排出位置まで移
動したら、駆動装置9により掻き落とし体8が回転しな
がら排出位置から収納位置まで後退し、必要に応じて掻
き落とし体8が上記動作を繰り返し行う。このとき、蒸
気吹き込みノズル19から上流側傾斜ダクト5b内へ蒸
気が吹き込まれていることは勿論である。従って、上流
側傾斜ダクト5b内に付着・堆積している付着物Aや堆
積物Aは、完全に掻き落とされて上流側傾斜ダクト5b
の下流側へ移送され、下流側傾斜ダクト5c内や溶融燃
焼炉4内へ送り込まれる。
【0031】ダスト掻き落とし装置6及び媒体吹き込み
装置7が一定時間作動して上流側傾斜ダクト5b内の付
着物Aや堆積物Aが除去されたら、上流側傾斜ダクト5
bに設けたダスト掻き落とし装置6及び媒体吹き込み装
置7が作動を停止し(ダスト掻き落とし装置6のみが作
動を停止しても良い)、引き続き下流側傾斜ダクト5c
に設けたダスト掻き落とし装置6と媒体吹き込み装置7
とが作動する。即ち、下流側傾斜ダクト5cの収納位置
にある掻き落とし体8が駆動装置9により回転しながら
排出位置へ前進する。従って、下流側傾斜ダクト5cの
内壁面に付着・堆積している付着物Aや堆積物Aは、下
流側傾斜ダクト5c内を回転・摺動しながら前進する掻
き落とし体8の環状部分8cや爪8bにより掻き取られ
つつ、下流側傾斜ダクト5c内を上流側から下流側へ移
送され、下流側傾斜ダクト5cの下流側端部から溶融燃
焼炉4内へ送り込まれる。このとき、上流側傾斜ダクト
5bから下流側傾斜ダクト5c内へ送り込まれた付着物
Aや堆積物Aも、掻き落とし体8により溶融燃焼炉4内
へ送り込まれる。又、ダスト掻き落とし装置6の作動に
伴って、駆動装置9のロッド13の先端部に設けた媒体
吹き込み装置7の蒸気吹き込みノズル19から下流側傾
斜ダクト5cの上流側から下流側へ向って蒸気が吹き込
まれる。これによって、掻き取られた付着物Aや上流側
傾斜ダクト5b内に堆積している堆積物Aは、下流側傾
斜ダクト5c内を下流側へ吹き飛ばされ、下流側傾斜ダ
クト5cの下流側端部から溶融燃焼炉4内へ送り込まれ
る。尚、掻き落とし体8は、複数の開口8aを備えてい
る為、下流側傾斜ダクト5c内に位置していても、熱分
解ガスGや蒸気により吹き飛ばされた付着物Aや堆積物
Aの流れを止めることがない。その結果、乾留熱分解溶
融燃焼装置を運転しながら下流側傾斜ダクト5c内に付
着・堆積した付着物Aや堆積物Aを除去することができ
る。然も、掻き落とし体8は、その前面に複数の爪8b
を備えている為、下流側傾斜ダクト5c内に強固に付着
している付着物Aがあっても、これを簡単且つ容易に破
砕して掻き落とすことができる。又も、ロッド13の先
端部に蒸気吹き込みノズル19を設けている為、掻き落
とし体8の清掃も行われる。
【0032】そして、掻き落とし体8が排出位置まで移
動したら、駆動装置9により掻き落とし体8が回転しな
がら排出位置から収納位置まで後退し、必要に応じて掻
き落とし体8が上記動作を繰り返し行う。このとき、蒸
気吹き込みノズル19から下流側傾斜ダクト5c内へ蒸
気が吹き込まれていることは勿論である。従って、下流
側傾斜ダクト5c内に付着・堆積している付着物Aや堆
積物Aは、完全に掻き落とされて下流側傾斜ダクト5c
の下流側端部から溶融燃焼炉4内へ送り込まれる。
【0033】このように、前記清掃装置1は、熱分解ガ
スG中に含まれているダスト等が熱分解ガスダクト5内
に付着・堆積しても、この付着物Aや堆積物Aを掻き落
とし体8により除去できるようになっている為、付着物
Aや堆積物Aによる熱分解ガスダクト5の閉塞を確実に
防止することができる。然も、熱分解ガスダクト5内に
蒸気吹き込みノズル19から蒸気を吹き込んで掻き落と
した付着物Aや堆積物Aを吹き飛ばすして下流側へ移送
するようにしている為、熱分解ガスダクト5内の閉塞を
より一層確実に防止することができる。又、掻き落とし
体8は、熱分解ガスGや付着物A等が通過可能な開口8
aを備えている為、熱分解ガスダクト5内に位置してい
ても、熱分解ガスGや付着物A等の流れを止めることが
ない。その結果、乾留熱分解溶融燃焼装置4を運転しな
がら熱分解ガスダクト5内に付着・堆積した付着物Aや
堆積物Aを除去することができる。更に、熱分解ガスダ
クト5の垂直ダクト5aは、上流側傾斜ダクト5b及び
下流側傾斜ダクト5cよりも可なり大径の煙突型に形成
されている為、たとえ内部にダスト等が付着しても閉塞
しないようになっている。然も、垂直ダクト5aは、搬
出装置3に垂直姿勢で接続されている為、ダスト等が堆
積することもない。
【0034】図6は本発明の第2の実施の形態に係る熱
分解ガスダクト5の清掃装置1を示し、当該清掃装置1
は、熱分解ガスダクト5を、搬出装置3に垂直姿勢で接
続された煙突型の垂直ダクト5aと、垂直ダクト5a及
び溶融燃焼炉4に水平姿勢で接続された水平ダクト5f
とから構成し、水平ダクト5fにダスト掻き落とし装置
6を設けると共に、このダスト掻き落とし装置6に媒体
吹き込み装置7を設けたものである。
【0035】尚、ダスト掻き落とし装置6及び媒体吹き
込み装置7は、上述した第1の実施の形態に係る清掃装
置1の下流側傾斜ダクト5cに設けたダスト掻き落とし
装置6及び媒体吹き込み装置7と全く同一構造に構成さ
れて居り、図2に示すものと同じ部材・部位には同一の
参照番号を付している。
【0036】前記熱分解ガスダクト5は、搬出装置3に
垂直姿勢で接続され、上端が閉塞された断面形状円形の
垂直ダクト5aと、垂直ダクト5aの上端部及び溶融燃
焼炉4に水平姿勢で夫々接続され、上流側端が閉塞され
た断面形状円形の水平ダクト5fとから構成されてい
る。又、垂直ダクト5aは、水平ダクト5fよりも可な
り大径の煙突型に形成されて居り、仮え内部にダスト等
が付着しても閉塞しない構造となっている。
【0037】尚、熱分解ガスダクト5は、従来の熱分解
ガスダクト5と同様に電気ヒータ(図示省略)により常
時450℃〜500℃に加熱されて居り、熱分解ガスダ
クト5内のタール成分が凝固しないように工夫されてい
る。
【0038】この清掃装置1は、上記第1の実施の形態
に係る清掃装置1と同様の作用効果を奏することができ
る。特に、この清掃装置1は、熱分解ガスダクト5を水
平構造としている為、ダスト掻き落とし装置6と媒体吹
き込み装置7とが一台迄で済み、構造も簡単でコストも
かからず、経済的である。
【0039】尚、上記各実施の形態に於いては、ダスト
掻き落とし装置6及び媒体吹き込み装置7を定期的に作
動させて熱分解ガスダクト5内の付着物Aや堆積物Aを
除去するようにしたが、他の実施の形態に於いては、熱
分解ガスダクト5の上流側(例えば乾留熱分解ドラム2
内)と熱分解ガスダクト5の下流側(例えば溶融燃焼炉
4内)の圧力を検出し、両者の圧力検出値の差が設定値
を越えた場合に、ダスト掻き落とし装置6及び媒体吹き
込み装置7が夫々自動的に作動するようにしても良い。
【0040】上記各実施の形態に於いては、ダスト掻き
落とし装置6の掻き落とし体8を扇形状の開口8aを備
えた円板状に形成するようにしたが、他の実施の形態に
於いては、掻き落とし体8をプロペラ状やスクリュー状
に形成するようにしても良い。
【0041】上記各実施の形態に於いては、掻き落とし
体8をモータ16やネジ軸11等から成る駆動装置9に
より前後進させるようにしたが、他の実施の形態に於い
ては、掻き落とし体8を油圧シリンダやエアシリンダか
ら成る駆動装置9により前後進させるようにしても良
い。
【0042】上記各実施の形態に於いては、媒体吹き込
み装置7の媒体Sに蒸気を使用するようにしたが、他の
実施の形態に於いては、媒体吹き込み装置7の媒体Sに
窒素ガス等の不活性ガスを使用するようにしても良い。
【0043】上記各実施の形態に於いては、熱分解ガス
ダクト5やダスト掻き落とし装置6に媒体吹き込み装置
7を設けるようにしたが、他の実施の形態に於いては、
媒体吹き込み装置7を省略するようにしても良い。
【0044】上記第1の実施の形態に於いては、下流側
傾斜ダクト5cに設けたダスト掻き落とし装置6に媒体
吹き込み装置7を設けるようにしたが、他の実施の形態
に於いては、下流側傾斜ダクト5cに媒体吹き込み装置
7を設けるようにしても良い。
【0045】上記第2の実施の形態に於いては、ダスト
掻き落とし装置6に媒体吹き込み装置7を設けたが、他
の実施の形態に於いては、熱分解ガスダクト5の水平ダ
クト5fに媒体吹き込み装置7を設け、水平ダクト5f
の上流側端部から水平ダクト5f内へ媒体Sを吹き込む
ようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】上述の通り、本発明の請求項1の清掃装
置は、熱分解ガスダクトを垂直ダクトと上流側傾斜ダク
トと下流側傾斜ダクトとから構成し、上流側傾斜ダクト
及び下流側傾斜ダクトに、ダクト内の付着物や堆積物を
ダクト外へ移送する熱分解ガスが通過可能なダスト掻き
落とし装置を夫々設ける構成としている為、熱分解ガス
ダクト内のダスト等の付着物や堆積物を自動的に除去す
ることができ、付着物や堆積物による熱分解ガスダクト
の閉塞を確実に防止することができる。その結果、乾留
熱分解溶融燃焼装置の連続運転が可能となり、廃棄物を
より高能率で溶融処理することが可能になると共に、エ
ネルギー消費量の大幅な削減を図ることができる。然
も、ダスト掻き落とし装置が熱分解ガスの流れを止める
ことがない為、乾留熱分解溶融燃焼装置を運転しながら
熱分解ガスダクトの内壁面に付着・堆積した付着物や堆
積物を除去することができる。
【0047】本発明の請求項2乃至請求項4の清掃装置
は、上記効果に加えて更に次のような効果を奏すること
ができる。即ち、本発明の請求項2の清掃装置は、熱分
解ガスダクトを垂直ダクトと水平ダクトとから構成し、
水平ダクトにダスト掻き落とし装置を設ける構成として
いる為、ダスト掻き落とし装置が一台で済み、構造も簡
単でコストもかからず、経済的である。又、本発明の請
求項3の清掃装置は、ダスト掻き落とし装置を、ダクト
内に摺動自在に配設された掻き落とし体と、掻き落とし
体をダクトの長手方向に沿って往復動させる駆動装置と
から構成している為、ダクト内に付着しているダスト等
の付着物を確実に掻き落とすことができると共に、掻き
落とした付着物やダクト内に堆積している堆積物を確実
に移送することができる。更に、本発明の請求項4の清
掃装置は、熱分解ガスダクト若しくはダスト掻き落とし
装置に、ダクト内へ媒体を吹き込んで掻き落とした付着
物や内部に堆積している堆積物をダクト外へ移送する媒
体吹き込み装置を設ける構成としている為、掻き落とし
た付着物やダクト内に堆積している堆積物を確実に移送
することができ、熱分解ガスダクト内の付着物や堆積物
をより確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る熱分解ガスダ
クトの清掃装置を設けた廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装
置の一部を示す系統図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る清掃装置の概
略断面図である。
【図3】清掃装置のダスト掻き落とし装置の概略図であ
る。
【図4】ダスト掻き落とし装置の要部の拡大図である。
【図5】図4のI−I線断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る熱分解ガスダ
クトの清掃装置の概略断面図である。
【図7】従前の廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置の一例
を示す全体系統図である。
【符号の説明】
1は清掃装置、2は熱分解ドラム、3は搬出装置、4は
溶融燃焼炉、5は熱分解ガスダクト、5aは垂直ダク
ト、5bは上流側傾斜ダクト、5cは下流側傾斜ダク
ト、5fは水平ダクト、6はダスト掻き落とし装置、7
は媒体吹き込み装置、8は掻き落とし体、9は駆動装
置、Aは付着物・堆積物、Gは熱分解ガス、Dは熱分解
残渣、Sは媒体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉井 隆裕 兵庫県尼崎市金楽寺町2丁目2番33号 株 式会社タクマ内 Fターム(参考) 3K061 RA02 RA04 RA09 RA10 RB04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を乾留熱分解する乾留熱分解ドラ
    ムから排出された熱分解ガスを溶融燃焼炉へ導く熱分解
    ガスダクトに、その内壁面に付着・堆積した付着物や堆
    積物を熱分解ガスダクト外へ除去するダスト掻き落とし
    装置を設けた熱分解ガスダクトの清掃装置であって、前
    記熱分解ガスダクトを、熱分解ドラムから排出された熱
    分解ガス及び熱分解残渣を熱分解ガスと熱分解残渣とに
    分離して排出する搬出装置に垂直姿勢で接続された煙突
    型の垂直ダクトと、垂直ダクトに下流側が高くなる傾斜
    姿勢で接続された上流側傾斜ダクトと、上流側傾斜ダク
    ト及び溶融燃焼炉に下流側が低くなる傾斜姿勢で接続さ
    れた下流側傾斜ダクトとから構成し、前記上流側傾斜ダ
    クト及び下流側傾斜ダクトに、ダクトの内壁面に付着し
    た付着物を掻き落とすと共に掻き落とした付着物やダク
    ト内に堆積している堆積物をダクト外へ移送する熱分解
    ガスが通過可能なダスト掻き落とし装置を夫々設けたこ
    とを特徴とする熱分解ガスダクトの清掃装置。
  2. 【請求項2】 廃棄物を乾留熱分解する乾留熱分解ドラ
    ムから排出された熱分解ガスを溶融燃焼炉へ導く熱分解
    ガスダクトに、その内壁面に付着・堆積した付着物や堆
    積物を熱分解ガスダクト外へ除去するダスト掻き落とし
    装置を設けた熱分解ガスダクトの清掃装置であって、前
    記熱分解ガスダクトを、熱分解ドラムから排出された熱
    分解ガス及び熱分解残渣を熱分解ガスと熱分解残渣とに
    分離して排出する搬出装置に垂直姿勢で接続された煙突
    型の垂直ダクトと、垂直ダクト及び溶融燃焼炉に水平姿
    勢で接続された水平ダクトとから構成し、前記水平ダク
    トに、その内壁面に付着した付着物を掻き落とすと共に
    掻き落とした付着物や水平ダクト内に堆積している堆積
    物を水平ダクト外へ移送する熱分解ガスが通過可能なダ
    スト掻き落とし装置を設けたことを特徴とする熱分解ガ
    スダクトの清掃装置。
  3. 【請求項3】 ダスト掻き落とし装置を、ダクト内に摺
    動自在に配設され、ダクトの内壁面に付着した付着物を
    掻き落とすと共に掻き落とした付着物やダクト内に堆積
    している堆積物をダクト外へ移送する熱分解ガスが通過
    可能な掻き落とし体と、掻き落とし体をダクトの長手方
    向に沿って往復動させる駆動装置とから構成したことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱分解ガスダ
    クトの清掃装置。
  4. 【請求項4】 熱分解ガスダクト側若しくはダスト掻き
    落とし装置側の何れか一方若しくは両方に、ダクト内へ
    媒体を吹き込んで掻き落とした付着物や内部に堆積して
    いる堆積物をダクト外へ移送する媒体吹き込み装置を設
    けたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3
    に記載の熱分解ガスダクトの清掃装置。
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