JP2002266995A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JP2002266995A
JP2002266995A JP2001060498A JP2001060498A JP2002266995A JP 2002266995 A JP2002266995 A JP 2002266995A JP 2001060498 A JP2001060498 A JP 2001060498A JP 2001060498 A JP2001060498 A JP 2001060498A JP 2002266995 A JP2002266995 A JP 2002266995A
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valve
pressure
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control valve
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JP2001060498A
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Akitomo Suzuki
明智 鈴木
Takayuki Kuno
孝之 久野
Masahiro Hayabuchi
正宏 早渕
Masaaki Nishida
正明 西田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な油路構成で油圧サーボの供給油路を切
換可能とする。 【解決手段】 自動変速機の油圧制御装置は、摩擦係合
要素C−1を操作する油圧サーボ2の供給油路La〜L
dに、油圧サーボへの油圧供給を制御するコントロール
弁6が介挿され、供給油路とコントロール弁の介挿部で
並列し、コントロール弁より下流側で油圧サーボに接続
された並列油路aと、コントロール弁より下流側で供給
油路に介挿されるとともに並列油路に介挿され、供給油
路の連通と並列油路の連通を切換える切換弁9と、コン
トロール弁と切換弁に,それらの制御のための信号圧を
印加するソレノイド弁7とを備える。これにより信号圧
の制御でコントロール弁と切換弁が自ずとタイミングよ
く関連作動し供給油路が切換られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の油圧
制御装置に関し、特に、変速機構のクラッチ、ブレーキ
等の係合要素を操作する油圧サーボの油圧供給制御に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は、その変速機構中に介装さ
れたクラッチやブレーキの係合要素を係脱操作して変速
機構の伝達経路を変更することで多段の変速段を達成す
るものであり、これら係合要素は、それぞれの油圧サー
ボにより操作される。これら油圧サーボへの油圧の供給
は、自動変速機内に配置された油圧制御装置によりなさ
れる。
【0003】ところで、油圧制御装置による油圧サーボ
への油圧の供給は、係合要素の係合時のショックを抑え
る必要性から、油圧制御装置回路のライン圧(車両の走
行負荷に応じて係合要素の係合を維持させるに足る油
圧)を基圧とし、それを減圧して供給を開始し、徐々に
昇圧させて最終的にライン圧に到達させる形態に制御さ
れる。このため、各油圧サーボの供給油路には圧力を制
御する調圧弁形式のコントロール弁が配置される。この
ように油圧サーボの供給油路に介挿されるコントロール
弁は、それが入出力ポート間を閉じた状態でスティック
すると、油圧サーボへの油圧供給がなされなくなり、係
合要素の係合が維持できなくなるため、場合によっては
車両走行能力が損なわれる恐れがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうしたことから、油
圧サーボへの油圧の供給油路は、係合要素の係合過渡時
の調圧が必要な期間だけコントロール弁を通る油路とさ
れ、係合要素の係合維持状態では、コントロール弁を迂
回してつながる別途の油路とされることが望ましい。そ
こで、コントロール弁経由の供給油路と、それと並列す
る油路とを設ける場合、それらの油路と油圧サーボとの
連通を切換える切換弁を両油路に介挿した配置で設け、
切換弁をサーボ油圧に応じて切換制御する必要がある。
【0005】しかしながら、サーボ油圧を直接切換弁の
制御に用いると、切換時のサーボ油圧は実質上ライン圧
に匹敵する高圧であるため、この油圧に対抗させるリタ
ーンスプリングをバネ係数の大きな高負荷のスプリング
としなければならず、切換弁が大形化する。また、こう
した問題を避けるべく、他の低圧の油圧を切換に用いる
場合、その油圧をサーボ油圧と適切に対応させてタイミ
ングよく切換が生じるようにしなければならず、複雑な
回路構成を余儀なくされる。
【0006】本発明は上記のような事情に鑑み案出され
たものであり、簡単な油路構成で油圧サーボの供給油路
を切換可能とした自動変速機の油圧制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、係合要素を操作する油圧サーボの供給油
路に、油圧サーボへの油圧供給を制御するコントロール
弁が介挿された自動変速機の油圧制御装置において、前
記供給油路と少なくともコントロール弁の介挿部で並列
し、油圧サーボに接続された並列油路と、供給油路の連
通と並列油路の連通を切換える切換弁と、コントロール
弁と切換弁に,それらの制御のための信号圧を印加する
ソレノイド弁とを備えることを特徴とする。
【0008】上記の構成において、前記並列油路は、コ
ントロール弁より下流側で油圧サーボに接続され、切換
弁は、コントロール弁より下流側で供給油路に介挿され
るとともに並列油路に介挿された構成とするのが有効で
ある。
【0009】上記の構成において、前記ソレノイド弁
は、連続可変の信号圧を出力するリニアソレノイド弁で
構成されるのが有効である。
【0010】上記の構成において、前記切換弁は、ソレ
ノイド弁が出力する信号圧と、ソレノイド弁に調圧のた
めに供給される基圧とを対向して印加される構成とされ
ると更に有効である。
【0011】上記の構成において、前記並列油路は、供
給油路のコントロール弁の介挿部を迂回するバイパス油
路で構成されるのも有効である。
【0012】
【発明の作用及び効果】前記の構成からなる請求項1記
載の構成では、コントロール弁と切換弁がソレノイド弁
から出力される共通の信号圧により制御されるため、コ
ントロール弁の作動に対する切換弁の作動のタイミング
が自ずと適正化される。また、切換弁の作動圧が、ソレ
ノイド弁が出力する低圧の信号圧であるため、切換弁の
大型化も避けられる。更に、コントロール弁が供給油路
を閉じた状態でスティックした場合にも、ソレノイド弁
が出力する信号圧で並列油路が連通するため、コントロ
ール弁フェール時の係合要素の係合が可能となる。
【0013】次に、請求項2記載の構成では、油圧サー
ボへの油圧供給をコントロール弁の下流で切換弁により
供給油路と並列油路とに切換可能となるため、コントロ
ール弁のフェール時にも、ソレノイド弁が出力する信号
圧による切換弁の制御で油圧サーボの油圧の給排制御が
可能となる。
【0014】次に、請求項3記載の構成では、コントロ
ール弁の調圧作動と、切換弁の切り換え作動を連動させ
て単一のソレノイド弁により制御することができる。
【0015】次に、請求項4記載の構成では、切換弁が
信号圧をその基圧との対向で作動するため、油圧サーボ
のサーボ油圧を反映する信号圧とその基圧との均衡によ
り、サーボ油圧を用いることなく、実質上、サーボ油圧
の上昇に合わせた切換弁の作動タイミングを得ることが
できる。
【0016】次に、請求項5記載の構成では、並列油路
を供給油路に付随する、油圧制御装置の他の回路構成に
影響を与えない独立した回路とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿い、本発明の実施
形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る油圧
制御装置の回路構成を示す。この回路は、ライン圧油路
L0にライン圧ポート(PL)を接続され、運転者のシ
フト操作により切換え操作されるマニュアルバルブ1
と、図示しない係合要素としてのクラッチC−1を操作
する油圧サーボ2と、マニュアルバルブ1のDレンジポ
ート(D)を油圧サーボ2に接続し、並列するオリフィ
スとチェックボールから成る逆流絞り回路4と、コント
ロール弁6とを介挿した油圧供給油路La〜Ldと、油
圧供給油路Lbに逆流絞り回路4より下流側で接続する
アキュムレータ5と、コントロール弁6にその制御のた
めの信号圧(以下、ソレノイド圧という)を印加すべく
設けられたソレノイド弁7と、ソレノイド弁7にソレノ
イド圧出力のための基圧としてモジュレータ圧を供給す
るソレノイドモジュレータバルブ8とを備えている。
【0018】更にこの回路では、供給油路とコントロー
ル弁6の介挿部で並列し、コントロール弁6より下流側
で油圧サーボ2に接続された並列油路aが設けられてい
る。そして、この並列油路aに関連して、コントロール
弁6より下流側で供給油路Lc,Ld間に介挿されると
ともに並列油路aに介挿され、供給油路Lc,Ldの連
通と並列油路aの供給油路Ldへの連通を切換える切換
弁としてのC1アプライリレーバルブ9が設けられてい
る。
【0019】次に、前記各弁と油路の関係を説明する。
先ず、マニュアルバルブ1は、7ポジションを持つスプ
ール弁とされている。すなわち、スプールの作動でライ
ン圧油路L0に接続した入力ポート(PL)を閉鎖する
“P”ポジションと、入力ポート(PL)をRレンジ出
力ポート(R)に連通させ、他の出力ポートをドレーン
させる“R”ポジションと、入力ポート(PL)を全て
の出力ポートに対して閉鎖する“N”ポジション(図は
この“N”ポジションを示す)と、入力ポート(PL)
をDレンジ出力ポート(D)に連通させ、Rレンジ出力
ポート(R)をドレーンさせ、第2のDレンジ出力ポー
ト(D)を閉鎖する“D”,“4”,“3”ポジション
と、入力ポート(PL)をDレンジ出力ポートと第2の
Dレンジ出力ポート(D)に共に連通させ、Rレンジ出
力ポート(R)をドレーンさせる“2”ポジションを持
っている。
【0020】供給油路Lbと供給油路Lcとの間に介挿
されたコントロール弁6は、この形態では、図示しない
電子制御装置からの駆動信号に基づき調圧作動するソレ
ノイド弁7と組合せた構成とされている(以下、組み合
わされた両弁を総称してC1ソレノイドバルブとい
う)。C1ソレノイドバルブは、スプリング61負荷さ
れたスプール60で入・出力ポート6a,6bとドレー
ンポート6dの連通度合いを制御する3ポート形の調圧
弁からなるコントロール弁6と、スプール60の反スプ
リング負荷側端にソレノイド圧を印加する同じくソレノ
イド72負荷とスプリング負荷を対向印加された3ポー
ト形のリニアソレノイドバルブからなるソレノイド弁7
を直列に並べた構成とされている。そして、ソレノイド
弁7は、その入力ポート7aをモジュレータ圧油路L1
を介してソレノイドモジュレータバルブ8に接続され、
出力ポート7bをコントロール弁6のスプール端の信号
圧ポート6eに接続されている。コントロール弁6は、
入力ポート6aを供給油路Lbに接続され、出力ポート
6bを供給油路Lcに接続され、スプリング61負荷側
のスプール端に通じるフィードバックポート6cをオリ
フィスを介して出力ポート6bの下流側の供給油路Lc
に接続されている。
【0021】アキュムレータ5は、スプリング負荷され
たピストンシリンダ機構で構成され、ピストン受圧面側
の蓄圧室が、並列油路a経由で供給油路Lbに接続され
ている。
【0022】供給油路Lcと供給油路Ldとの間に介挿
され、かつ並列油路aが供給油路Lcと供給油路Ldと
につながる部分に介挿されたC1アプライリレーバルブ
9は、両端にランド91,92を持ち、一方のランド9
2にスプリング93を当接させたスプリング復帰式の3
ポート形の切換弁とされ、反スプリング負荷側のランド
91でコントロール弁6を迂回する並列油路(以下、バ
イパス油路という)aと供給油路Ldの連通を遮断し、
他方のランド92で供給油路Lcと供給油路Ldの連通
を遮断し、ランド間でコントロール弁6を迂回するバイ
パス油路aと供給油路Ldの連通と、供給油路Lcと供
給油路Ldの連通を切換える弁とされている。したがっ
て、この弁の一方の入力ポート9aはコントロール弁6
の上流側でバイパス油路aに接続され、他方の入力ポー
ト9bはコントロール弁6の下流の供給油路Lcに接続
され、出力ポート9cは供給油路Ldに接続されてい
る。そして、ランド91端側の受圧部は、モジュレータ
圧油路L1に接続され、スプリング負荷側ランド端の受
圧部は、ソレノイド圧油路L2に接続されている。
【0023】こうした構成からなる供給回路は、図示し
ないオイルポンプを油圧源とし、それをプライマリレギ
ュレータバルブでエンジン負荷に応じたライン圧に調圧
された油圧の供給を受ける。このライン圧は、ソレノイ
ドモジュレータバルブ8で調圧されてモジュレータ圧と
してソレノイド弁7の入力ポート7aに供給され、ソレ
ノイド弁7によるソレノイド圧の基圧とされるほか、マ
ニュアルバルブ1にライン圧油路L0から供給されて、
供給油路Laの供給圧とされる。
【0024】この回路構成では、マニュアルバルブ1を
図示の“N”ポジションから“D”ポジションに切換え
るN−Dシフトが行なわれると、Dレンジポートから供
給油路Laへのライン圧出力が開始され、このライン圧
が逆流絞り回路4のチェックボールを押し開いて、供給
油路Lbからコントロール弁6の入力ポート6aに供給
される。このとき、電子制御装置から駆動信号のリニア
ソレノイド72への印加が開始された状態にあるソレノ
イド弁7からの信号圧出力をスプール60端に印加され
たコントロール弁6は、入力ポート6aと出力ポート6
bが連通した図示右側の全開状態にあり、反スプリング
負荷側スプール端にモジュレータ圧を印加されたC1ア
プライリレーバルブ9は、スプリング負荷に抗して図示
右側位置の入力ポート9aの遮断状態にあるため、コン
トロール弁6経由の油圧が供給油路Lc、C1アプライ
リレーバルブ9、供給油路Ldを経て油圧サーボ2に供
給される。そしてこの油圧供給が進行し、油圧サーボ2
の圧力がライン圧近くまで上昇すると、C1アプライリ
レーバルブ9において、ソレノイド圧の上昇によりスプ
リング負荷側スプール端にバネ力に重畳して印加されて
いる押圧力が、対向するモジュレータ圧に勝り、C1ア
プライリレーバルブ9が図示左側のバイパス連通状態に
切換わる。この切換え後は、主としてC1アプライリレ
ーバルブ9を通るバイパス油路aから供給油路Ld経由
の油圧供給となる。したがって、この回路構成による
と、クラッチC−1の係合後は、バイパス油路aからの
C1アプライリレーバルブ9経由のライン圧の供給によ
りクラッチ係合が維持される。
【0025】また、クラッチC−1が発進時以外の特定
の変速段達成のために係合されるときの回路作動は、マ
ニュアルバルブ1が常時“D”ポジションにあり、供給
油路Laにライン圧の供給が常時なされた状態にあるた
め、油圧サーボ2への油圧供給は、当初ソレノイド圧が
印加されないコントロール弁6の閉鎖状態(図示左側の
状態)から開始される。この場合、電子制御装置からの
ソレノイド駆動信号は、当初が100%のフル出力状態
から信号電圧を減じる方向に制御される。これによりソ
レノイド弁7では、次第にドレーンポート7dを絞り、
入出力ポート7a,7bの連通度を増す作動が生じ、ソ
レノイド圧がモジュレータ圧に近づく方向に上昇して行
く。この信号圧の印加でコントロール弁6の開度も大き
くなり、油圧サーボ2のサーボ圧も上昇して行く。これ
以後の回路作動は、先のN−Dシフト時と同様である。
【0026】また、クラッチC−1の解放時の油圧サー
ボ2からのサーボ油圧の排出は、電子制御装置からのソ
レノイド駆動信号により専らC1ソレノイドバルブによ
るドレーン制御によりなされる。この場合、電子制御装
置からのソレノイド駆動信号をフル出力又はそれに近い
出力に戻すことで、ソレノイド圧がソレノイド弁7によ
りドレーンされる。それによりコントロール弁6は、入
力ポート6aを閉じ、出力ポート6bをドレーンポート
6dに連通した図示左側のドレーン連通に切換わり、同
時にC1アプライリレーバルブ9もスプリング負荷側の
ソレノイド圧の印加を解放されて、モジュレータ圧によ
り図示右側位置に切換わり、バイパス油路a側の入力ポ
ート9aを閉じ、供給油路Lc側の入力ポート9bを開
くため、油圧サーボ2のサーボ油圧は、供給油路Ld、
C1アプライリレーバルブ9、供給油路Lc、コントロ
ール弁6の経路でソレノイド駆動信号を出力に応じた速
度でドレーンされる。このときアキュムレータ5からの
排圧は、C1アプライリレーバルブ9で遮断されてこの
ドレーンには影響しない。
【0027】次に、油圧サーボ2への油圧供給がなされ
ていて、クラッチC−1が係合している状態からD−N
シフトが行なわれると、Dレンジポートがドレーン連通
となる。このときソレノイド駆動信号をオフとすると、
ソレノイド弁7によるコントロール弁6の信号圧ポート
6eへのソレノイド圧の印加はフル出力となり、コント
ロール弁6は図示右側の連通状態を保ち、同様にC1ア
プライリレーバルブ9もスプリング負荷側のソレノイド
圧の印加で図示左側の入力ポート9aと出力ポート9c
の連通状態を保つ。これにより油圧サーボ2のサーボ油
圧は、供給油路Ld、C1アプライリレーバルブ9、バ
イパス油路aの経路で、アキュムレータ5からの排圧の
影響を受けながら逆流絞り回路4のオリフィスで絞られ
つつ、供給油路La、マニュアルバルブ1を経て緩徐に
ドレーンされる。
【0028】このサーボ油圧の排出の際には、D−Nシ
フト時の電子制御装置からのソレノイド駆動信号をフル
出力に変えることで、ソレノイド圧をソレノイド弁7に
よりドレーンする操作に変えると、それによりコントロ
ール弁6は図示左側のドレーン連通に切換わり、同時に
C1アプライリレーバルブ9もスプリング負荷側のソレ
ノイド圧の印加を解放されて図示右側位置に切換わるた
め、油圧サーボ2のサーボ油圧は、供給油路Ld、C1
アプライリレーバルブ9、供給油路Lc、コントロール
弁6の経路で急速にドレーンされる。このときアキュム
レータ5からの排圧は、C1アプライリレーバルブ9で
遮断されてこのドレーンには影響なく、逆流絞り回路4
のオリフィス、供給油路La、マニュアルバルブ1経由
の別ルートでドレーンされる。このようにして、電子制
御装置の信号出力の切換えで、サーボ油圧のクイックド
レーンも必要に応じて可能となる。
【0029】かくしてこの実施形態の回路構成によれ
ば、コントロール弁6とC1アプライリレーバルブ9が
ソレノイド弁7から出力される共通のソレノイド圧によ
り制御されるため、コントロール弁6の作動に対するC
1アプライリレーバルブ9の作動のタイミングが自ずと
適正化される。また、C1アプライリレーバルブ9の作
動圧が、ソレノイド弁7が出力する低圧の信号圧である
ため、C1アプライリレーバルブ9の大型化も避けられ
る。更に、コントロール弁6が供給油路を閉じた状態で
スティックした場合にも、ソレノイド弁7が出力するソ
レノイド圧でバイパス油路aが連通するため、コントロ
ール弁6のフェール時のC−1クラッチの係合が可能と
なる。
【0030】以上、本発明を実施形態の挙げて詳説した
が、本発明は例示の実施形態に限らず、特許請求の範囲
に記載の事項の範囲内で種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る油圧制御装置の回路
図である。
【符号の説明】
C−1 クラッチ(係合要素) 2 油圧サーボ 6 コントロール弁 7 ソレノイド弁 9 C1アプライリレーバルブ(切換弁) La〜Ld 供給油路 a バイパス油路(並列油路)
フロントページの続き (72)発明者 早渕 正宏 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 西田 正明 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 3J552 MA02 PB06 QA05B QA26B QA41B QA42B QA43B SA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係合要素を操作する油圧サーボの供給油
    路に、油圧サーボへの油圧供給を制御するコントロール
    弁が介挿された自動変速機の油圧制御装置において、 前記供給油路と少なくともコントロール弁の介挿部で並
    列し、油圧サーボに接続された並列油路と、 供給油路の連通と並列油路の連通を切換える切換弁と、 コントロール弁と切換弁に,それらの制御のための信号
    圧を印加するソレノイド弁とを備えることを特徴とする
    自動変速機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記並列油路は、コントロール弁より下
    流側で油圧サーボに接続され、 切換弁は、コントロール弁より下流側で供給油路に介挿
    されるとともに並列油路に介挿された、請求項1記載の
    自動変速機の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ソレノイド弁は、連続可変の信号圧
    を出力するリニアソレノイド弁である、請求項1又は2
    記載の自動変速機の油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 前記切換弁は、ソレノイド弁が出力する
    信号圧と、ソレノイド弁に調圧のために供給される基圧
    とを対向して印加される、請求項1、2又は3記載の自
    動変速機の油圧制御装置。
  5. 【請求項5】 前記並列油路は、供給油路のコントロー
    ル弁の介挿部を迂回するバイパス油路である、請求項
    1、2又は3記載の自動変速機の油圧制御装置。
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