JP2002265026A - ローラコンベア - Google Patents
ローラコンベアInfo
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Abstract
めた状態で供給し、搬送の途中にて物品を分散し、一列
状に並べて一個ずつ搬出する機能、及び駆動機構を合理
的に簡素化する。 【解決手段】 コンベア本体aの一側及び他側に並列し
た搬送ローラ1a,1bにより、正面視略V形に傾斜する
搬送路bを構成し、また、一側、他側両搬送ローラ1
a,1bにおける交差部の近傍に各々従動磁気車を装着
し、このローラ交差部の下に沿って長軸状の駆動磁気車
50を配置して軸支すると共に、該駆動磁気車50を駆
動回転することにより、上記した従動磁気車4を駆動磁
気車50の磁力により追従させて回転させ、一側、他側
両搬送ローラ1a,1bを駆動回転する。
Description
ジ、トマト、馬鈴薯等の外形が丸い果物や野菜等の搬送
物を搬送するローラコンベアに関し、さらに詳しくは、
搬送物をまとめて供給した状態から搬送中に順次分散
し、一列に整列せしめた状態にて搬出するローラコンベ
アに関する。
外形の丸い搬送物を搬送するローラコンベアがある(特
開平11−199033号,特開平11−343024
号,特開2000−177831号)。
の左右両側に沿ってローラを並列し、各のローラの先端
部を搬送路の略中央にて対向することで搬送路を構成し
ている。そして、左右両側のローラを各々駆動回転する
ことで、搬送路の始端部にまとめて供給された搬送物を
搬送路の中央へ向けて移動し、搬送中に振動及び揺動さ
せることにより、まとまった状態の搬送物を前後に分散
させながら搬送路の中央にて一列状に整列せしめた後、
同搬送路の終端から仕分け工程等のラインに一個ずつ搬
出するように構成したものである。
小径のローラを多数本並列した状態で回転自在に軸支す
ることにより搬送路を構成し、且つ、左右両側に並列し
たローラの基端側に各々プーリを設け、該プーリと、ロ
ーラ列の下部に沿って設けた駆動軸との間に、無端状の
丸ベルトを架け渡すことにより、上記した左右両側の全
ローラを駆動回転している。
に、左右両側の各ローラを無端状の駆動ベルトを介して
駆動するものにあっては、各ローラと駆動軸とが備える
数多いプーリとベルトとが接触することにより駆動回転
力が伝達される為、ベルトの摩耗や発塵、接触騒音を発
生する上、ベルトの接触による摩擦抵抗が必然的に生じ
る。また、多くのローラを同時に駆動回転させる場合、
一軸のローラ故障によりその他のローラ駆動に影響を及
ぼし、ベルトの切断や乗り上げ等の不具合を生じる場合
もあった。
左右2本の駆動軸と、各ローラに設けるプーリ、及びプ
ーリと駆動軸との間に架け渡すベルトを必要とするの
で、製造コストが高く、円滑な駆動を保つためのメンテ
ナンスも大変であった。さらに、駆動機構を収めるのに
比較的大きなスペースが必要なため、装置が大型化して
しまう問題もあった。
部に、みかんやオレンジ、馬鈴薯等、外形の丸い搬送物
をまとめた状態で供給し、その搬送の途中にて物品を分
散し、一列状に並べて一個ずつ搬出する機能を具備しつ
つ、摩耗や発塵、接触音等の発生要因となる駆動機構を
合理的に簡素化し、装置の小型化と製造コストの低減、
及びメンテナンス性の向上を図ることを課題とする。
ために、本発明のローラコンベアは、コンベア本体の一
側と他側とに分けて搬送ローラを並列してある。これら
の搬送ローラは一側、他側両搬送ローラの近接する方の
端部同士を搬送路の略中央において搬送方向へ交互に配
列した状態にて回転自在に軸支してある。また、一側、
他側の各搬送ローラは、正面視において、近接側の軸芯
同士を搬送路幅の略中央にて交差せしめてあり、これに
より、コンベア本体の一側及び他側から搬送路幅の略中
央へ向けて低く傾斜する正面視略V形の搬送路を構成し
ている。
差部の近傍には、従動磁気車を装着して固定してあり、
且つ、各ローラ交差部の下部に沿って長軸状の駆動磁気
車を配置して回転自在に軸支してある。上記駆動磁気車
は、ローラ交差部の近傍にて長手方向へ一列状に並列す
る各従動磁気車と、平面視において軸芯が略直角に交差
する状態にて支持して、各従動磁気車の外周面に近接せ
しめてあり、駆動磁気車の磁力により、従動磁気車を駆
動回転することで、搬送路を構成する一側、他側の各搬
送ローラが所定の方向へ駆動回転せしめる。
気車、及び従動磁気車は、特開平7−177724号,
特開平7−177725号,特開平8−9625号等に
て開示されているものと同様に構成する。即ち、従動磁
気車は、その外周面に沿って、NS両極帯を所定のピッ
チにて交互に配置するか、若しくは螺旋状に配置する。
また、駆動磁気車は、その外周面に沿ってNS両極帯を
螺旋状に設けてあり、この極帯の螺旋ピッチは各従動磁
気車のNS両極帯のピッチに対応させてある。これによ
り、両磁気車間のN極帯とS極帯とは最接近した状態で
吸引し合う状態を常に維持しようとする。よって、駆動
磁気車を駆動回転すると、上記したNS両極帯による吸
引力により、各従動磁気車が追従する形で駆動回転す
る。
他側両搬送ローラは、上記駆動磁気車の駆動回転に伴っ
て各従動磁気車が同期した状態で駆動回転することによ
り、所定の方向へ回転する。一側、他側両搬送ローラが
駆動回転する状態にて、搬送路の始端部にまとまってみ
かん等の搬送物が供給されると、これらの搬送物は、回
転する搬送ローラにより凹凸の路面を移動する如く適度
に振動しながら搬送される。すると、まとまっていた搬
送物が振動により前後に分散すると共に、正面視略V形
に傾斜する路面により、各搬送物は最低部位となる搬送
路幅の中央へ向けて常に転がり落ちようとし、隣り合う
物同士でぶつかり合いながら、最低部位となる搬送路の
略中央にて一列状に並列する。そして、搬送路の終端で
は、仕分け工程等のラインに搬送物を一個ずつ搬出す
る。尚、請求項2及び請求項3の説明は、実施例の説明
の中で合わせて説明する。
基づいて説明する。図1乃至図4は、本発明を実施した
ローラコンベアAを示している。ローラコンベアAは、
みかんやオレンジ、馬鈴薯等の外形が丸いものを搬送す
るものであり、搬送路の始端部にまとまって供給された
搬送物を搬送しながら一列状に並列させ、この搬送物を
仕分け工程に至るラインに一個ずつ供給するように構成
したものである。このローラコンベアAは、コンベア本
体aの一側と他側、本実施例の場合、搬送路bの搬送方
向を基準として右側と左側とに分けて搬送ローラ1a,
1bを並列することにより、搬送路bを構成してある
(図1,図2)。また、ローラコンベアAは後述する駆
動磁気車50と各従動磁気車4との間に生じる磁力を利
用して動力の伝達を行なっている。また、上記コンベア
本体aの始端側に駆動モータ8を設置してある。
a1を平行状に配置し、このフレ−ムa1の間を底板a
2により連絡することで断面略コ形のコンベア本体aを
構成してある。コンベア本体aの底板a2の上面には、
後述する搬送ローラ1a,1bを支持する支持材2aを
底板a2の右側及び左側に沿って定間隔を置いて配置し
てある。各支持材2a上には長帯状の取り付け板2bを
各々取り付け固定してある。即ち、左右両支持材2a
は、所定の間隔を置いて平面視平行状に設置し、その一
側がコンベア本体aの中央へ向けて上がるように傾斜さ
せてある。また、上記した左右両取り付け板2bの上に
は、搬送ローラ1a,1bを片持ち状態にて軸支する軸
支体3を各々一定の間隔、即ち、搬送ローラ1a同士、
及び1b同士の間隔を置いて並列し、同取り付け板2b
に対してねじ止めしてある(図2)。
軸支体3は、搬送ローラ1a,1bの支軸11を軸支す
る軸受部3aを有する。軸受部3aは中空状に形成し、
その内部に搬送ローラ1a,1bの支軸11を挿入し、
ベアリング12を介して回転自在に軸受してある。ま
た、軸受された右側の各支軸11は、左側のフレ−ムa
1の上部へ向けて延出し、反対に、左側の各支軸11
は、右側のフレ−ムa1の上部へ向けて延出する。尚、
上記した両支軸11の傾斜角は、搬送ローラ1a,1b
の一半部、他半部の傾斜角となるものであり、本実施例
の場合、水平を基準として略15度に設定してある。
尚、この傾斜角は必要に応じて変更してもよい。
は、それぞれガイド支持材9aを設け、略く形に折曲し
た先端部にガイド板9を取り付け支持してある。ガイド
板9は、搬送路bの左右両側部を全長に亘ってカバーす
る部材であって、左右両側の搬送ローラ1a,1bの傾
斜よりも幾分大きな角度にて取り付け支持してあり、そ
の下端側の縁の下に左右両側の搬送ローラ1a,1bの
上端側が入り込むように構成してある。上記したように
設置した左右の両ガイド板9は作動中において、左右両
側部の搬送ローラ1a,1bから外側にはみだそうとす
る搬送物を受けて搬送路bの中央へ向けて転がり落とし
て定位置に戻す機能を有する。
磁気車4を嵌挿し、さらに先端側を中空状に形成したロ
ーラ体14の一端口から圧入して支軸11とローラ1
a,1bと従動磁気車4とが一体化して回転するように
構成してある。また、本実施例のローラ体14はフレ−
ムa1側の径が幾分大径となるように成形してある。
尚、搬送路bの右側半部に並設した搬送ローラ1aと、
左側に並設した搬送ローラ1bとは、平面視において従
動磁気車4を設けた近接側の部位を搬送路bの搬送方向
へ向けて交互に配置し、右側の搬送ローラ1aと左側の
搬送ローラ1bの交差部分が近接し、非接触状態にて回
動するように構成してある(図3,図6)。
ラ1aと1bとは、正面視(図2)において、近接側の
軸芯同士を搬送路幅の中央にて交差せしめてあり、これ
により、コンベア本体aの右側及び左側から搬送路b幅
の略中央へ向けて低くなるように傾斜する正面視略V形
の搬送路bを構成している。また、上記搬送ローラ1
a,1bの正面視における交差部の直下に沿っては、略
長軸状の駆動磁気車50を軸支してある。駆動磁気車5
0は、中芯軸5aの外周に略筒状に形成した磁気車5を
順次嵌装し、同中芯軸5aの軸芯に沿って定間隔をおい
て取り付け固定してある。さらに、駆動磁気車50は、
中芯軸5aの下部に沿って適宜な間隔を置いて設けた軸
受体6によって回転自在に支持し、各磁気車5の外周
が、左右両側の従動磁気車4の外周に近接した状態を保
つように構成してある(図2,図3)。
けた各従動磁気車4は、搬送ローラ1a,1bの交差部
中心よりも幾分傾斜下方(図2中左側)へずらした位置
に固定し、且つ磁気車5の軸芯方向の一半部にかかる状
態で保持してある。(図3,図6)。他方、左側の搬送
ローラ1bに設けた各従動磁気車体4は、搬送ローラ1
a,1bの交差中心よりも幾分傾斜下方(図2中右側)
へずらした位置に固定し、且つ同磁気車5の軸芯方向の
一半部にかかる状態で保持してある(図4−a)。即
ち、一個の磁気車5の磁力により左右一対の搬送ローラ
1a,1bを駆動回転するように構成してある。尚、上
記した状態において、磁気車5の軸芯と、左右両搬送ロ
ーラ1a,1bの軸芯は、平面視において直交する。
気車5は、Mn −Al 磁石等の永久磁石からなり、筒状
に形成した周面に、N極帯5nとS極帯5sとを螺旋状
に着磁することにより構成してある。一方、左右両側の
搬送ローラ1a,1bに装着される従動磁気車4は、上
記した磁気車5と同様に、筒状に形成した周面にN極帯
4nとS極帯4sとを螺旋状に着磁してある。また、上
記駆動磁気車50が備える各磁気車5は、NS両極帯5
n,5Sのピッチ、即ち、螺旋ピッチは、搬送ローラ1
a,1bに設けた従動磁気車4のNS両極体4n,4s
の両螺旋ピッチに一致させてある。
駆動機構にあっては、駆動磁気車50の各磁気車5のN
極帯とS極帯5n,5sと、左右両搬送ローラ1a,1
bの従動磁気車4のNS両極体4n,4sとは、磁界に
よる吸引力により常時最接近した状態を維持しようとす
る。即ち、駆動磁気車50を駆動回転させると、各磁気
車5の螺旋状に構成されるNS両極帯5n,5sの範囲
は、回転に伴って磁気車5の軸方向へ向けて連続的に移
動する。
50と軸芯が略直交し、且つNS両極帯4n,4sを周
面に沿って交互に配置してあるため、駆動磁気車50の
各磁気車5のNS両極帯5n,5sの螺旋移動を追って
順次移動して回転する。これにより、駆動磁気車50の
磁力が各従動磁気車4に作用して回転力を与え、これら
従動磁気車4を具備する左右両搬送ローラ1a,1bが
同一方向へ駆動回転せしめる。ちなみに、駆動磁気車5
0を逆方向に回転させると、各従動磁気車4及び左右両
搬送ローラ1a,1bも逆方向に回転することになる。
50は、中芯軸5aの外周に筒状の磁気車5を所定の間
隔を置いて配置することにより略長軸状に構成したが、
本発明の駆動磁気車は、1本の長軸状に形成した駆動磁
気車の周面に永久磁石のN極帯とS極帯とを所定の螺旋
ピッチにて着磁することにより構成してもよい。また、
各従動磁気車の周面に沿っては永久磁石のN極帯とS極
帯とが交互に設けられている。また、各従動磁気車は駆
動磁気車に対して軸芯を直角若しくは斜めに交差し、互
いの周面を非接触状態にて近接させた状態で軸支されて
いる。
車は、図4−bにて示すように構成してもよい。この従
動磁気車4'は、従動磁気車の周面に沿ってN極4nと
S極4sとを交互に着磁したものである。搬送ローラに
設ける従動磁気車4'は、上記したもののようにN極と
S極とを上記した如く配置しても、前述した従動磁気車
4と同様に駆動回転する。上記した駆動磁気車50の中
芯軸5aの一端部には、プーリ7aを装着し、該プーリ
7aとコンベア本体aの底板a2に設置した駆動モータ
8の出力軸8aに取り付けたプーリ7bとの間に無端状
のベルト7cを架設する。これにより、駆動モータ8の
駆動により駆動磁気車50が駆動回転するように構成し
てある。
の搬送ローラ1a,1bの回転速度の違いを示してい
る。上記したローラコンベアAは、始端部の範囲におい
て、左右両搬送ローラ1a,1bの回転速度は同じにな
るように設定してある。また、左側の搬送ローラ1b
は、始端部から終端部までの範囲b2の回転速度を、上
記搬送路b始端の範囲b1の搬送ローラ1a,1bより
も幾分早くなるように設定してある。さらに、搬送路b
の終端部の範囲b3は、左右両搬送ローラ1a,1bの
双方の回転速度を上記した範囲b2と同じ回転速度にな
るように設定してある。尚、搬送ローラ1a,1bの回
転速度の増減は、従動磁気車、又は駆動磁気車の極数を
変更することにより行なう。
bとの間で回転速度に差をつけることにより、みかんや
オレンジ等の丸い搬送物を搬送路bの始端b1にまとめ
て供給した際に、その搬送物は、略そのままの状態で次
の範囲b2に移行する。範囲b2では、左側半部の搬送
ローラ1bの回転速度が早いので、移動する搬送物に対
して搬送路bの幅方向へ振るような付勢力を与える。こ
れにより、まとまった状態で供給された搬送物を搬送路
bにおける範囲b2内において確実に分散することがで
きる。また、搬送路bの終端部の範囲b3では左右両搬
送ローラ1a,1bの速度が早い速度に保たれ、終端部
に至った搬送物を一個ずつ確実に搬出することができ
る。
回転速度の差とその範囲は、上記したものに限定するも
のではなく、任意に設定してもよい。例えば図7−bに
示すローラコンベアA'のように、回転速度の早い範囲
b1〜b6を搬送路b上において左右交互に配置するこ
とで、搬送物の分散を蛇行する形で行ない、その効果を
より高めることも可能である。
アAの作動について説明する。図5にて示すように、ロ
ーラコンベアAの始端には、みかんやオレンジを搬送す
る供給コンベアd1を設置する。また、同搬送路bの終
端には、搬送物を仕分けする仕分け用のコンベアd2を
接続してある。そして、駆動磁気車50の駆動回転によ
り左右両側の搬送ローラ1a,1bを駆動回転させた状
態にて、搬送路bの始端部にみかん等の搬送物がまとま
った状態にて供給されると、これらの搬送物は、回転す
る搬送ローラ1a,1bの駆動回転により、凹凸の路面
を移動するように適度に振動しながら搬送路の中間部に
移行する。
ラ1a,1b上を移動する際の振動により前後に分散す
ると共に、正面視略V形に傾斜する搬送路の路面によ
り、各搬送物は最低部位となる搬送路bの幅の中央へ向
けて常に転がり落ちようとする。さらに、上記搬送物に
は、前記したように左右の搬送ローラ1a,1bとの間
の速度差による分散力も働くことになる。上記搬送物
は、隣り合う物同士でぶつかり合いながら、最低部位と
なる搬送路bの中央に沿って、一列状に並列する。そし
て、搬送路の終端では、仕分け工程等に連絡する仕分け
用コンベアd2の始端へ向けて搬送物を一個ずつ確実に
供給する。
A''について説明する。このローラコンベアA''は、前
記したローラコンベアAと同様に構成してあるが、断面
略コ形に折曲成形したフレ−ムa3の底面部に、所定の
断面形に押出し成形したアルミ製の支持基板eを取り付
け固定してある。上記支持基盤eには、左右両搬送ロー
ラ1a,1bの軸支体3'をスライド可能にネジ止めす
ることにより構成してある。上記したように構成したロ
ーラコンベアA''は、アルミを押出し成形してなる支持
基板eを各軸受部3'と駆動磁気車50の取り付け部材
として利用したので、各軸支体や駆動磁気車の取り付け
構造を一体化して簡素に構成することができ、製造コス
トの低減と、分解や組み立て作業を容易に行なえる利点
がある。
ついて説明する。このローラコンベアA2は、上記した
ローラコンベアA''と同様に構成されるが、左右両側の
搬送ローラ1a,1bに設ける従動磁気車4を、同搬送
ローラ1a,1bの支軸11下端側を延出し、ここに嵌
装して固定してある。これら従動磁気車4の直下に沿っ
て、各々駆動磁気車50を配置し、各従動磁気車4の軸
芯と駆動磁気車50の軸芯とが直交するように構成して
ある。また、上記駆動磁気車50の端部にはプーリ7a
を、また、両駆動磁気車50の中央下部にはテンション
プーリ7dを配設する。さらに、駆動モータ8の出力軸
8aには駆動プーリ7bを取り付け、これら各プーリ7
a,7b及び7dに無端状のベルト7cを掛け回してあ
る。
は、駆動モータ8の駆動により、両駆動磁気車50を同
期させて駆動回転する。両駆動磁気車50は、左右両側
の搬送ローラ1a,1bを駆動回転させる。上記した如
く構成したローラコンベアA2は、各搬送ローラ1a,
1bのトルクを高めることができると共に、隣り合う従
動磁気車4同士の間で生じる磁気の相互干渉を低減でき
る利点がある。
たように構成したものであるから、搬送路の一端部にみ
かんやオレンジ、馬鈴薯等の外形の丸い搬送物を搬送路
の始端部にまとまった状態で供給した際に、これらの搬
送物を搬送路の一側、他側両搬送ローラにより適度に振
動させながら搬送する。また、一側、他側両搬送ローラ
によって構成される搬送路は、搬送路幅の略中央が最低
部位となるよう正面視略V形に傾斜させてあるので、上
記したように搬送路の始端部にまとまって供給された搬
送物は、隣り合う物同士がぶつかり合いながら、前後方
向へ徐々に分散する。搬送物は、分散するのと同時に、
最低部位へ向けてずれ落ち、搬送が進むに連れて最低部
位となる搬送路の略中央に自然と落ち着いて一列状に整
列する。そして、同搬送路の終端では、次に接続される
仕分け工程等のラインに搬送物を一個ずつ供給する。即
ち、本願のローラコンベアは、簡素な構造にて、上記し
たようにみかんやオレンジ、馬鈴薯等の丸い搬送物の分
散と整列を円滑且つ確実に行なうことができる。
1本の駆動磁気車から各搬送ローラに設けた従動磁気車
に対する駆動回転力の伝達を、駆動磁気車との間に生じ
る磁力を利用して非接触状態のまま行なうので、プーリ
と丸ベルト等を用いて駆動回転する従来のコンベアのよ
うに、ベルトの摩耗や発塵、接触騒音、接触抵抗を発生
することがなく、各ローラの同時回転に伴う駆動回転力
の伝達をスムースに行なうことができる。即ち、1本の
駆動磁気車により一側及び他側の各搬送ローラを駆動回
転できるので、構造を簡素化でき、製造コストを低減で
きると共に、駆動機構を設置するためのスペースを削減
できるので、ローラコンベアの小型化を図ることがで
き、さらに、従来の丸ベルトのように切れや削れがな
く、メンテナンスフリーである。
た請求項1記載のローラコンベアと同様に、簡素な構造
にてみかんやオレンジ等の丸い搬送物の分散と整列を円
滑に行ない、次に接続されるラインに向けて搬送物を一
個ずつ供給することができる。また、一側、他側両搬送
ローラにおける反近接側の端部近傍に各々従動磁気車を
装着し、この両従動磁気車列の下部に沿って、各々駆動
磁気車を配設したので、より大きなトルクを確保できる
と共に、一側及び他側の各搬送ローラの間で回転速度の
差をつける際において、回転速度の設定を幅広く且つ容
易に行なうことができる。
における所定の範囲において、搬送路一側と同搬送路他
側の両搬送ローラの間に、回転速度の差をつけたもので
あるから、みかんやオレンジ等の丸い搬送物を搬送路に
まとめて供給した際に、その搬送物が搬送される途中に
おいて、上記搬送ローラの速度差によって、移動する搬
送物に対して搬送路の幅方向へ振るような付勢力を与え
ることで、まとまった状態で搬送される搬送物を決めら
れた範囲内においてより確実に分散することができる。
図。
ベアの始端側から視た正面図。
の配置関係を示す斜視図。
図。
であり、(a)は早い回転範囲を搬送路の左半部に設け
てなるコンベア、(b)は、早い範囲を搬送路の左右
に、且つ交互に配置した搬送ローラを示す。
動磁気車の取り付け部材として構成したローラコンベア
の始端側を示す正面図。
側端部に設け、これら左右両従動磁気車の列に沿って駆
動磁気を配置して成るローラコンベアの始端側を示す正
面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 コンベア本体の一側と他側とに分けて搬
送ローラを並列し、回転自在に軸支せしめ、上記一側、
他側両搬送ローラの近接する端部同士を搬送方向へ交互
に配列し、且つ正面視において、一側、他側両搬送ロー
ラの近接側の軸芯同士を搬送路幅の略中央にて交差せし
めて、コンベア本体の一側及び他側から搬送路幅の略中
央へ向けて低く傾斜する正面視略V形の搬送路を構成
し、上記一側、他側両搬送ローラにおける交差部の近傍
に各々従動磁気車を装着し、このローラ交差部の下に沿
って略長軸状に構成した駆動磁気車を配置して軸支する
と共に、該駆動磁気車の外周面を上記ローラ交差部の従
動磁気車の外周面に近接せしめ、該駆動磁気車を駆動回
転自在に構成して成るローラコンベア。 - 【請求項2】 コンベア本体の一側と他側とに分けて搬
送ローラを並列し、これらを回転自在に軸支せしめ、上
記一側、他側両搬送ローラの近接する端部同士を搬送方
向へ交互に配列し、且つ正面視において、一側、他側両
搬送ローラの近接側の軸芯同士を搬送路幅の略中央にて
交差せしめて、コンベア本体の一側及び他側から搬送路
幅の略中央へ向けて低く傾斜する正面視略V形の搬送路
を構成し、上記一側、他側両搬送ローラにおける反近接
側の端部近傍に各々略長軸状に構成した従動磁気車を装
着すると共に、この両従動磁気車列の下部に沿って、略
長軸状に構成した駆動磁気車を各々に配置して軸支し、
これら駆動磁気車の外周面を各々の従動磁気車の外周面
に近接せしめ、該駆動磁気車を駆動回転自在に構成して
成るローラコンベア。 - 【請求項3】 搬送路における所定の範囲において、搬
送路一側と同搬送路他側の両搬送ローラの間に、回転速
度の差をつけて成る請求項1又は請求項2記載のローラ
コンベア。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005343679A (ja) * | 2004-06-07 | 2005-12-15 | Maruyasu Kikai Kk | 循環式整列搬送装置 |
JP2006321623A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板搬送装置 |
JP2009137689A (ja) * | 2007-12-05 | 2009-06-25 | Tsubakimoto Chain Co | ローラコンベヤ装置 |
-
2001
- 2001-03-06 JP JP2001062401A patent/JP3842565B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|---|---|---|
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