JP2002264972A - 加水発熱器用水容器 - Google Patents

加水発熱器用水容器

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JP2002264972A
JP2002264972A JP2001063864A JP2001063864A JP2002264972A JP 2002264972 A JP2002264972 A JP 2002264972A JP 2001063864 A JP2001063864 A JP 2001063864A JP 2001063864 A JP2001063864 A JP 2001063864A JP 2002264972 A JP2002264972 A JP 2002264972A
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water
container
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Keiko Hayashi
慶子 林
Masae Matsuoka
正栄 松岡
Akio Yamamoto
明生 山本
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Earth Corp
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でありながら自己発熱容器からの
熱が設置面へと伝達されるのを抑制できる加水発熱器用
水容器を提供する。 【解決手段】 加水発熱器用水容器10は、加水発熱物
質を収容した自己発熱容器80と、自己発熱容器80が
収納されるとともに所定量の水Wが注がれる外容器11
とを備えて、床等の設置面G上に設置されて使用され
る。自己発熱容器80からの熱が設置面Gへと伝達され
るのを抑制する過熱防止手段が、外容器11の設置面G
に対向する壁12に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、殺虫剤等の薬剤を
蒸散したり、食品を加熱したりするのに好適な加水発熱
器用水容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加水発熱器用水容器として、石灰
等の加水発熱物質を収容した自己発熱容器を外容器内に
収納したものが用いられている。外容器としては、底壁
に周壁を立設した、上部開放型のものが一般的である。
外容器の開放上部はシール部材によってシールされ、さ
らに上蓋が着脱可能に取り付けられている。上蓋の略中
央には開口が設けられ、その開口は、上蓋と外容器との
間に挟持された紙蓋によって塞がれている。
【0003】このような加水発熱器用水容器において
は、使用に際して、最初に上蓋、紙蓋及びシール部材を
外容器から取り外し、次に外容器内に所定量の水を注
ぐ。その後、上蓋を再び外容器に取り付ける。そして、
自己発熱容器内の加水発熱物質が水と反応して発熱する
と、その熱によって被加熱物質が加熱され、例えば薬剤
が上蓋の開口から外部に蒸散される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の加水発熱器用水
容器では、自己発熱容器からの熱が外容器を通して床等
の設置面に伝達され易く、改善が望まれていた。本発明
は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、簡単な構造でありながら自己発熱容器からの熱が設
置面へと伝達されるのを抑制できる加水発熱器用水容器
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成により達成される。 加水発熱物質を収容した自己発熱容器と、該自己発
熱容器が収納されるとともに所定量の水が注がれる外容
器とを備えて、床等の設置面上に設置されて使用される
加水発熱器用水容器において、前記自己発熱容器からの
熱が前記設置面へと伝達されるのを抑制する過熱防止手
段が、前記外容器の前記設置面に対向する壁に設けられ
たことを特徴とする加水発熱器用水容器。 前記過熱防止手段として、外容器の底壁の外面にリ
ング状の脚部が設けられるとともに該脚部に通風孔が設
けられた前記に記載の加水発熱器用水容器。 前記過熱防止手段として、外容器の底壁の内面に凹
凸又は凹部が設けられた前記に記載の加水発熱器用水
容器。 前記過熱防止手段として、外容器の底壁の外面に中
空突起状の脚部が設けられた前記に記載の加水発熱器
用水容器。 前記過熱防止手段として、外容器の底壁の外面から
突出するとともにその内部空間が外容器の内部空間に連
通した中空の脚部が設けられた前記に記載の加水発熱
器用水容器。
【0006】以上のような加水発熱器用水容器において
は、外容器の設置面に対向する壁に設けられた過熱防止
手段によって、自己発熱容器からの熱が設置面へと伝達
されるのが顕著に抑制される。前記でいう「設置面」
には、床の他に壁等も含まれる。なお、前記でいう
「通風孔」には、切欠きも含まれる。なお、通風孔が設
けられた脚部は、外容器の底壁に後付けすることができ
るが、外容器の底壁に一体成形してもよい。脚部の材質
としては、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂の
他、発泡スチロール等の発泡体(微多孔体)も採用でき
る。
【0007】例えば脚部を高くすることで、自己発熱容
器からの熱が設置面へと伝達されるのを抑えることも考
えられるが、単にこのようにしたのでは、設置面に対す
る加水発熱器用水容器の安定性が低下する。一方、本発
明の前記構成を採用すれば、例えば脚部を設けるにして
も、その脚部をそれほど高くする必要がなく、設置面に
対する安定性を確保できる。そして、本発明の前記構成
により、自己発熱容器からの熱が設置面へと伝達される
のを顕著に抑制できるのである。
【0008】加水発熱物質としては、生石灰(酸化カル
シウム)、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム、塩化
カルシウム、酸化鉄等、水を添加するのみで発熱する物
品を例示できる。鉄と硫化カリウム、硫化鉄、金属塩化
物、硫酸鉄等の少なくとも1種との混合物を水及び酸素
と接触させる方式、鉄よりイオン化傾向大なる金属と鉄
よりイオン化傾向小なる金属のハロゲン化物との混合物
を水と接触させる方式、金属と重硫酸塩との混合物を水
と接触させる方式、アルミニウムとアルカリ金属硝酸塩
との混合物に水を加える方式等を例示できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1に示す第1実施形態の加
水発熱器用水容器(加水発熱型蒸散器)10は、底壁1
2に周壁13を立設した上部開放型の外容器11と、外
容器11の内部に収納された自己発熱容器80とを備え
ている。外容器11の上部開口はシール部材である樹脂
フィルム14で塞がれている。外容器11の上部には、
紙蓋15を挟んで、上蓋16が着脱可能に取り付けられ
る。上蓋16の中央部には蒸散開口16aが設けられて
いる。
【0010】外容器11の底壁12の外面(下面)は設
置面Gに対向している。外容器12の外面には、後で詳
述する脚部12bが設けられている。一方、外容器11
の底壁12の内面(上面)には、自己発熱容器80を支
持する突起12aが設けられている。この突起12aに
よって、外容器11の底壁12内面と、そこに置かれる
自己発熱容器80の底面との間に隙間を形成している。
外容器11内に、図中二点鎖線で示すように水Wを注い
だ際には、この隙間を通して水が自己発熱容器80内に
取り込まれる。なお、外容器11はポリプロピレン、ポ
リエチレン等の樹脂や、発泡スチロール等で成形でき
る。
【0011】有底円筒状の自己発熱容器80には生石灰
81が収容されている。自己発熱容器80の底板には通
水孔85が設けられている。自己発熱容器80の底板上
には通水部材である不織布シート86が敷かれており、
この不織布シート86によって通水孔85が塞がれてい
る。自己発熱容器80の内部であって、生石灰81の上
方には、被加熱容器82が設けられている。被加熱容器
82内には被加熱物質としての殺虫剤83が収容されて
いる。自己発熱容器80の上部開口は複数の開口87a
を有する樹脂フィルム87によって塞がれている。生石
灰81が発熱して殺虫剤83が加熱されると、樹脂フィ
ルム87が熱で溶融して、開口87aと上蓋16の蒸散
開口16aとを通して、殺虫成分が外部に放出される。
生石灰81が発熱した際に、従来ならば設置面Gに多く
の熱が伝達されていたが、本実施形態では以下に説明す
るような脚部12bを設けているので、このような熱の
伝達を顕著に抑制できる。
【0012】外容器13の底壁12に一体成形又は後付
けされた脚部12bは、外容器13の周壁13と中心線
が共通の円筒状(リング状)であって、その脚部12b
には、断熱性を高めるための無数の通気孔12cが設け
られている。変形例として、通気孔12cの代わりに気
泡を脚部12b内に点在させてもよい。
【0013】図2に、第2実施形態の加水発熱器用水容
器20の要部を示す。なお、以下に説明する実施形態に
おいて、図示しない部分は第1実施形態と同様な構成と
することができる。また、既に説明した部材等について
は、図中に同一符号又は相当符号を付すことにより、説
明を簡略化或いは省略する。図2に示す加水発熱器用水
容器20では、外容器の底壁22の外面に設けられたリ
ング状の脚部22bに、通風孔としての複数のスリット
(長孔)22cが設けられている。スリット22cは、
脚部22bの周方向に沿って延びている。スリット22
cは、脚部22bの高さ方向にみて中心より底壁22側
に設けるのが好ましい。つまり、設置面Gから離れた側
にスリット22cを設けるのが好ましい。
【0014】図3に、第3実施形態の加水発熱器用水容
器30の要部を示す。本実施形態では、外容器の底壁3
2の外面にリング状の脚部32bが設けられるととも
に、底壁32の内面に凹凸が設けられている。ここで
は、底壁32の平面状の内面に複数の凹部32dを設け
ることで、結果としてその内面が凹凸面になっており、
その凸部分の先端は、底壁32内面上に設けられた突起
32aより突出していない。つまり、その凸部分の先端
と自己発熱容器80の底面との間には、水Wが入り込む
隙間がある。以上のような構成によれば、自己発熱容器
80内に水Wが取り込まれていっても、凹部32d内に
水Wが長時間残るので、その残水の気化によって、設置
面Gへ伝わろうとする熱が奪われる。変形例として、底
壁32の内面に凹凸を設けるのみで、脚部32bを設け
ない構成とすることも考えられる。
【0015】図4に、第4実施形態の加水発熱器用水容
器40の要部を示す。本実施形態では、外容器の底壁4
2の外面に、中空突起状の脚部42bが設けられてい
る。ここでは、脚部42bとして円筒状のものが採用さ
れている。
【0016】図5に、第5実施形態の加水発熱器用水容
器50の要部を示す。本実施形態では、外容器の底壁4
2の外面に、中空突起状であってその内部空間が外容器
の内部空間と連通した脚部52bが設けられている。こ
の脚部52bの内部空間には水Wが流れ込み、その水W
によって脚部52bが冷却される。
【0017】図6に、第6実施形態の加水発熱器用水容
器60の要部を示す。本実施形態では、外容器の底壁4
2の外面にリング状の脚部62bが設けられ、その脚部
62bに切欠き62cが設けられている。ここでは、脚
部62bの下端の適宜箇所(例えば対向する2箇所)
に、円弧状の切欠き62cが設けられている。
【0018】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能であ
る。例えば、外容器と脚部とを一体成形せずに、断熱機
能が高い材質からなる脚部を外容器に後付けしてもよ
い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な構造でありながら自己発熱容器からの熱が設置面
へと伝達されるのを抑制できる加水発熱器用水容器を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す概略断面図であ
る。
【図2】第2実施形態の要部断面図である。
【図3】第3実施形態の要部断面図である。
【図4】第4実施形態の要部断面図である。
【図5】第5実施形態の要部断面図である。
【図6】第6実施形態の要部断面図である。
【符号の説明】
10、20,30,40,50 加水発熱器
用水容器 11 外容器 12,22,32,42,52 底壁(設置
面に対向する壁) 12b,22b,32b,42b,52b 脚部 80 自己発熱容
器 G 設置面 W 水

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加水発熱物質を収容した自己発熱容器
    と、該自己発熱容器が収納されるとともに所定量の水が
    注がれる外容器とを備えて、床等の設置面上に設置され
    て使用される加水発熱器用水容器において、 前記自己発熱容器からの熱が前記設置面へと伝達される
    のを抑制する過熱防止手段が、前記外容器の前記設置面
    に対向する壁に設けられたことを特徴とする加水発熱器
    用水容器。
  2. 【請求項2】 前記過熱防止手段として、前記外容器の
    底壁の外面にリング状の脚部が設けられるとともに該脚
    部に通風孔が設けられた請求項1に記載の加水発熱器用
    水容器。
  3. 【請求項3】 前記過熱防止手段として、前記外容器の
    底壁の内面に凹凸又は凹部が設けられた請求項1に記載
    の加水発熱器用水容器。
  4. 【請求項4】 前記過熱防止手段として、前記外容器の
    底壁の外面に中空突起状の脚部が設けられた請求項1に
    記載の加水発熱器用水容器。
  5. 【請求項5】 前記過熱防止手段として、前記外容器の
    底壁の外面から突出するとともにその内部空間が外容器
    の内部空間に連通した中空の脚部が設けられた請求項1
    に記載の加水発熱器用水容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009082101A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Earth Chem Corp Ltd 加熱蒸散用製剤
JP2016135106A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 ライオン株式会社 燻煙剤容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009082101A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Earth Chem Corp Ltd 加熱蒸散用製剤
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