JP2002264887A - 浮体型人工地盤 - Google Patents
浮体型人工地盤Info
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Abstract
ーンの両端部を支える2つの岸壁の不同沈下の影響を受
け難くし、また上記ポンツーンを風や波浪等の揺れの影
響を受け難く設置して、経済的で安定した人工地盤を構
築できるようにした浮体型人工地盤を提供することを課
題とする。 【解決手段】 海面8を挟んで互いに対向する岸壁1,
2の相互間に、半潜水型のポンツーン4が海面8に沿い
架け渡されて、同ポンツーン4の一端部は一方の岸壁1
に弾性ゴムブロックなどで拘束支持され、同ポンツーン
4の他端部は他方の岸壁2にバネなどで可動支持されて
おり、一方の岸壁1は他方の岸壁2よりも地盤沈下量の
少ない安定地盤を有している。
Description
れる浮力を利用した人工地盤に関する。
沿岸域で海水による浮力を利用した人工地盤の例を示す
概略構成図で、図9に示す例では、海底3に多量の土砂
等で埋立てられた人工島の岸壁1と岸壁2との間に、半
潜水型のポンツーン4が架け渡され、支持部5と支持部
6とで固定されて、ポンツーン4の上部には建造物7が
構築されている。
ツーン4の両端の岸壁1,2の支点反力Rおよびポンツ
ーン4の浮力Fによって支持される。このとき、ポンツ
ーン4の容量を適正値に設定し、岸壁1,2の接地圧が
過大にならないように支点反力Rを軽減させている。
1,2の相互間に、半潜水型のポンツーン4が架け渡さ
れ、岸壁1,2により拘束されるポンツーン4の両端部
は、海水の干満時に上下動可能な自由端となっている。
そして、ポンツーン4の水平揺動を抑制するために、両
岸壁1,2にはポンツーン4の両端面に対向するドルフ
ィン9,10が設けられるとともに、ポンツーン4の側方
で海底に打込まれた杭12にフェンダー11が設けられて、
四方からポンツーン4の水平揺動を抑止している。
人工島の両岸壁1,2の地盤が不同沈下した場合に、ポ
ンツーン4が両岸壁1,2に固定されていることによ
り、風や海面8における波浪等の揺れの影響を受けない
ものの、建造物が傾斜するという問題点があり、このた
めの対策として、大規模のジャッキアップ装置が必要と
なっている。
ーン4が両岸壁1,2に固定されていないことにより、
両岸壁1,2の地盤が不同沈下した場合でもその影響を
受けないが、風または波浪等による揺動について対策が
必要となっている。
形成のため半潜水型のポンツーンの両端部を支える2つ
の岸壁の不同沈下の影響を受け難くし、また上記ポンツ
ーンを風や波浪等の揺れの影響を受け難く設置して、経
済的で安定した人工地盤を構築できるようにした浮体型
人工地盤を提供することを課題とする。
め、本発明の浮体型人工地盤は、海面を挟んで互いに対
向する一方の岸壁と他方の岸壁との間に、半潜水型のポ
ンツーンが海面に沿って架け渡され、同ポンツーンの一
端部が上記一方の岸壁に拘束支持されるとともに、同ポ
ンツーンの他端部が上記他方の岸壁に可動支持されてい
ることを特徴としている。
ンツーンの一端部を拘束支持する一方の岸壁が、上記ポ
ンツーンの他端部を可動支持する他方の岸壁よりも地盤
沈下量の少ない安定地盤を有していることを特徴として
いる。
ポンツーンの一端部を拘束支持する一方の岸壁が、その
拘束支持手段として上記ポンツーンとの間に弾性ブロッ
クを介装され、上記ポンツーンの他端部を可動支持する
他方の岸壁が、その可動支持手段として上記ポンツーン
との間にバネを介装されていることを特徴としている。
方の岸壁と上記ポンツーンの一端部との間および上記他
方の岸壁と上記ポンツーンの他端部との間に、それぞれ
上下方向の棒鋼と同棒鋼を上下動のみ許容するように嵌
入されたストッパーとからなる水平揺動抑制手段が介装
されていることを特徴としている。
ポンツーンの一端部を拘束支持する一方の岸壁が、その
拘束支持手段として上記ポンツーンとの間に弾性ブロッ
クと摩擦板とを水平に重ねた重合体を介装されるととも
に、上記ポンツーンの他端部を可動支持する他方の岸壁
が、その可動支持手段として上記ポンツーンとの間にハ
字状にそれぞれ対をなして配設されたバネおよびダンパ
ーを介装されていることを特徴としている。
ンツーンの一端部を拘束支持する一方の岸壁が、上記ポ
ンツーンとの間に弾性ブロックと摩擦板とを水平に重ね
た重合体と、上下方向の棒鋼を上下動のみ可能に嵌入さ
れたストッパーからなる水平揺動抑制手段とを介装さ
れ、上記ポンツーンの他端部を可動支持する他方の岸壁
が、上記ポンツーンとの間にハ字状に対をなして配設さ
れたバネと、上下方向の棒鋼と同棒鋼を上下動のみ可能
に嵌入されたストッパーとからなる水平揺動抑制手段と
を介装されていることを特徴としている。
ポンツーンに、その内部を複数の区画に分割して形成さ
れた注排水可能のバラストタンクが設けられていること
を特徴としている。
に対向する一方の岸壁と他方の岸壁との間に架け渡され
た半潜水型のポンツーンが、その一端部を上記一方の岸
壁に拘束支持されるとともに、その他端部を上記他方の
岸壁に可動支持されているので、風や波浪等による影響
や両岸壁相互の不同地盤沈下による影響を軽減しなが
ら、ポンツーンの内部のバラスト調整により同ポンツー
ンを水平に保つことができるようになる。
する一方の岸壁が、同ポンツーンの他端部を可動支持す
る他方の岸壁よりも地盤沈下量の少ない安定地盤を有す
るように選択しておくと、上記ポンツーンの水平支持が
一層適切に行われるようになる。
の一端部を拘束支持する手段として免震ゴム支承部材の
ごとき弾性ブロックを介装し、上記他方の岸壁に上記ポ
ンツーンの他端部を可動支持する手段としてバネを介装
すると、上記ポンツーンの水平維持がさらに的確に行わ
れる。
一端部との間および上記他方の岸壁と上記ポンツーンの
他端部との間に、それぞれ上記ポンツーンの水平揺動抑
制手段として、上下方向の棒鋼と同棒鋼を上下動のみ許
容するように嵌入されたストッパーとが設けられている
と、両岸壁間における上記ポンツーンの保持が一層安定
よく行われるようになる。
持する手段として上記弾性ブロックに摩擦板を水平に重
ねた重合体を介装し、上記ポンツーンの他端部を可動支
持する手段としてハ字状にそれぞれ対をなして配設され
たバネおよびダンパーを介装すると、一方の岸壁におけ
る上記ポンツーンの一端部の拘束支持および同ポンツー
ンの他端部の他方の岸壁における可動支持が、同ポンツ
ーンの水平揺動を極力抑制しながら、適切に行われるよ
うになる。
状に対をなして配設されたバネに、それぞれ上下方向の
棒鋼と同棒鋼を上下動のみ許容するように嵌入されたス
トッパーとからなる水平揺動抑制手段が併設されると、
上記ポンツーンの保持が、その水平揺動を十分に抑制さ
れながら、さらに適切に行われるようになる。
数の区画に分割して形成された注排水可能のバラストタ
ンクを備えていると、同ポンツーンの一端部が一方の岸
壁に拘束支持されるとともに他端部が他方の岸壁に可動
支持されていることと相まって、各バラストタンクにお
けるバラスト水の調整により同ポンツーンの水平維持が
容易に実現できるようになる。
態について説明すると、図1は本発明の第1実施形態と
しての浮体型人工地盤を示す正面図、図2は図1の浮体
型人工地盤におけるポンツーンの平面図、図3は図1の
支持部Aの拡大図、図4は図1の支持部Bの拡大図であ
り、図5および図6は本発明の第2実施形態としての浮
体型人工地盤の要部を示すもので、図5はそのポンツー
ンの一端部を拘束支持する部分の正面図、図6は同ポン
ツーンの他端部を可動支持する部分の正面図であり、図
7および図8は本発明の第3実施形態としての浮体型人
工地盤の要部を示すもので、図7はそのポンツーンの一
端部を拘束支持する部分の正面図、図8は同ポンツーン
の他端部を可動支持する部分の正面図である。
人工地盤について説明すると、図1に示すように、陸地
あるいは人工島などに形成された2つの岸壁1,2が海
面8を挟んで互いに対向するように設けられており、一
方の岸壁1と他方の岸壁2との間には半潜水型のポンツ
ーン4が海面8に沿い架け渡されていて、同ポンツーン
4の内部には、図示しない複数の区画に分割して形成さ
れた注排水可能のバラストタンクが設けられている。
1に拘束支持されるとともに、同ポンツーン4の他端部
は他方の岸壁2に可動支持されている。すなわち、図1
の支持部Aを拡大した図3に示すように、ポンツーン4
の一端部は一方の岸壁1に免震ゴム支承部材のごとき弾
性ブロック15により拘束支持され、また図1の支持部B
を拡大した図4に示すように、ポンツーン4の他端部は
他方の岸壁2にハ字状に対をなして配設された等価水平
弾性体としての2本のバネ16, 16により可動支持されて
いる。
に示すように、一方の岸壁1とポンツーン4の一端部と
の間および他方の岸壁2とポンツーン4の他端部との間
に、それぞれ上下方向の棒鋼13a,13bと同棒鋼をほぼ
上下動のみ許容するように嵌入されたストッパー14a,
14bとからなる水平揺動抑制手段Tが設けられている。
なお、棒鋼13a, 13bとしては管材の場合も含むものと
する。
部Aを備えた一方の岸壁1は、同ポンツーン4の他端部
を可動支持する支持部Bを備えた他方の岸壁2よりも地
盤沈下量の少ない安定地盤を有するものとされ、図2に
示すように、上記の支持部Aおよび支持部Bはポンツー
ン4の両端縁部に沿ってそれぞれ多数列設されている。
ーン4により構成された人工地盤の上には、本実施形態
では建造物7が構築されているが、あるいは、この人工
地盤の上面を航空機のための滑走路として利用すること
も可能である。
よれば、建造物7を含む全重量Wは、ポンツーン4の片
側の岸壁1の支点反力Rおよびポンツーン4の浮力Fに
よって支持されている。このとき、適正な支点反力Rに
なるようにポンツーン4の内部のバラストタンクにおけ
るバラスト水によって浮力Fが調整されている。
すると、岸壁1側が弾性ブロック15によって図2の支持
部Aのように岸壁1に沿って複数箇所で片側支持されて
いるので、上下および水平揺動が抑止されるとともに、
棒鋼13aとストッパー14aとによって水平揺動が抑止さ
れる。一方、岸壁2側は、2本のバネ16によって水平位
置を保持するように上下揺動を抑制し、棒鋼13bとスト
ッパー14bとによって水平揺動が抑止される。
した場合には、地盤沈下量が少なく地盤の安定している
岸壁1側の支持部Aで片側支持しているので、岸壁2側
の支持部Bの不同沈下の影響を無くすことができる。そ
して、支持部Aの沈下量の補正は必要であるが、浮力を
利用することでジャッキアップ装置を小型化することが
できる。
盤によれば、人工島の岸壁1と岸壁2との間にポンツー
ン4を架け渡し、地盤沈下量が少なく地盤の安定してい
る岸壁1側で拘束支持とし、岸壁2側で可動支持とした
ので、岸壁2側の不同沈下の影響を無くすことができる
とともに、風や波浪等による揺動を軽減することができ
る。
としての免震ゴム支承部材による拘束支持手段と、棒鋼
13aおよびストッパー14aの組合わせによる水平揺動抑
制手段Tと相まって、上下動および水平揺動を適切に抑
制することができ、支持部Bについては、バネ16による
可動支持手段と棒鋼13bおよびストッパー14bの組合わ
せによる水平揺動抑制手段Tとによって水平揺動を適切
に抑制することができる。
態について説明すると、図5および図6はそれぞれ前述
の第1実施形態の図3および図4に対応する要部正面図
であって、この第2実施形態の場合も、半潜水型ポンツ
ーン4の一端部を拘束支持する一方の岸壁1は、同ポン
ツーン4の他端部を可動支持する他方の岸壁2よりも地
盤沈下量の少ない安定地盤を有しているものが選択され
る。そして、ポンツーン4の内部には、第1実施形態と
同様に注排水可能のバラストタンクが設けられる。
ツーン4の一端部を拘束支持する一方の岸壁1は、ポン
ツーン4との間に、免震ゴム支承部材のごとき弾性ブロ
ック21の上部に保持具22を介し摩擦板24を水平に重ねた
重合体を介装されるほか、ポンツーン4の浮上がりおよ
び揺動を防止するため、ハ字状に対をなして配設された
オイルダンパー25, 25を介装されており、さらに保持具
22の水平移動を拘束するストッパー23, 23が、同保持具2
2の両側方にやや間隔をあけるようにして岸壁1上に立
設されている。
他端部を可動支持する他方の岸壁2は、ポンツーン4と
の間に、ハ字状に対をなして配設された等価水平弾性体
としての2本のバネ26, 26を介装されるほか、ハ字状に
対をなして配設されたオイルダンパー25, 25を介装され
ている。
形態としての浮体型人工地盤によれば、風や波浪などに
よってポンツーン4が揺動すると、岸壁1側(支持部
A)が弾性ブロック21、保持具22および摩擦板24に加わ
る圧下荷重と2本のオイルダンパー25による拘束力とに
よって拘束支持されているので、上下および水平揺動が
抑制されるとともに、保持具22とストッパー23とによっ
て水平揺動が抑止される。
れハ字状に配設された2本のバネ26および2本のオイル
ダンパー25による可動支持でポンツーン4は水平位置を
保持されながら上下揺動を抑制されるようになる。
も、前述の第1実施形態と同様に、岸壁2側(支持部
B)の可動支持により、不同沈下の影響を無くすことが
できる。そして、その他、第1実施形態と同様の作用・
効果を得ることができる。
態について説明すると、図7および図8はそれぞれ前述
の第1実施形態の図3および図4に対応する要部正面図
であって、この第3実施形態の場合も、半潜水型ポンツ
ーン4の一端部を拘束支持する一方の岸壁1は、同ポン
ツーン4の他端部を可動支持する他方の岸壁2よりも地
盤沈下量の少ない安定地盤を有しているものが選択され
る。そして、ポンツーン4の内部には、第1実施形態と
同様に注排水可能のバラストタンクが設けられる。
ツーン4の一端部を拘束支持する一方の岸壁1は、ポン
ツーン4との間に、免震ゴム支承部材のごとき弾性ブロ
ック21の上部に保持具22を介し摩擦板24を水平に重ねた
重合体を介装されるほか、ポンツーン4の水平揺動を抑
制するため、同ポンツーン4から垂下された上下方向の
棒鋼13aと同棒鋼13aをほぼ上下動のみ許容するように
嵌入されて岸壁1上に固定されたストッパー14aとから
なる水平揺動抑制手段Tが設けられており、さらに保持
具22の水平移動を拘束するストッパー23, 23が、同保持
具22の両側方にやや間隔をあけるようにして岸壁1上に
立設されている。
他端部を可動支持する他方の岸壁2は、ポンツーン4と
の間にハ字状に対をなして配設された等価水平弾性体と
しての2本のバネ26, 26を介装されるほか、ポンツーン
4の水平揺動を抑制するため、同ポンツーン4から垂下
された上下方向の棒鋼13bと同棒鋼13bをほぼ上下動の
み許容するように嵌入されて岸壁2上に固定されたスト
ッパー14bとからなる水平揺動抑制手段Tが設けられて
いる。
形態としての浮体型人工地盤によれば、風や波浪などに
よってポンツーン4が揺動すると、岸壁1側(支持部
A)が弾性ブロック21、保持具22および摩擦板24に加わ
る圧下荷重によって拘束支持されているので、上下揺動
が抑制されるとともに、保持具22とストッパー23とによ
って水平揺動が抑止され、さらに、棒鋼13aとストッパ
ー14aとによって水平揺動が抑止される。
態と同様に、2本のバネ16によって水平位置を保持する
ように上下揺動を抑制し、棒鋼13bとストッパー14bと
によって水平揺動が抑止される。
した場合には、前述の第1実施形態と同様に、岸壁2側
(支持部B)の不同沈下の影響を無くすことができる。
その他、第1実施形態と同様の作用・効果を得ることが
できる。
工地盤によれば次のような効果が得られる。 (1) 互いに対向する一方の岸壁と他方の岸壁との間に架
け渡された半潜水型のポンツーンが、その一端部を上記
一方の岸壁に拘束支持されるとともに、その他端部を上
記他方の岸壁に可動支持されているので、風や波浪等に
よる影響や両岸壁相互の不同地盤沈下による影響を軽減
しながら、ポンツーンの内部のバラスト調整により同ポ
ンツーンを水平に保つことができるようになる。 (2) 上記ポンツーンの一端部を拘束支持する一方の岸壁
が、同ポンツーンの他端部を可動支持する他方の岸壁よ
りも地盤沈下量の少ない安定地盤を有するように選択し
ておくと、上記ポンツーンの水平支持が一層適切に行わ
れるようになる。 (3) 上記一方の岸壁に上記ポンツーンの一端部を拘束支
持する手段として免震ゴム支承部材のごとき弾性ブロッ
クを介装し、上記他方の岸壁に上記ポンツーンの他端部
を可動支持する手段としてバネを介装すると、上記ポン
ツーンの水平維持がさらに的確に行われる。 (4) 上記一方の岸壁と上記ポンツーンの一端部との間お
よび上記他方の岸壁と上記ポンツーンの他端部との間
に、それぞれ上記ポンツーンの水平揺動抑制手段とし
て、上下方向の棒鋼と同棒鋼を上下動のみ許容するよう
に嵌入されたストッパーとが設けられていると、両岸壁
間における上記ポンツーンの保持が一層安定よく行われ
るようになる。 (5) 上記ポンツーンの一端部を拘束支持する手段として
上記弾性ブロックに摩擦板を水平に重ねた重合体を介装
し、上記ポンツーンの他端部を可動支持する手段として
ハ字状にそれぞれ対をなして配設されたバネおよびダン
パーを介装すると、一方の岸壁におけるポンツーンの一
端部の拘束支持および同ポンツーンの他端部の他方の岸
壁における可動支持が、同ポンツーンの水平揺動を極力
抑制しながら、適切に行われるようになる。 (6) 上記摩擦板を含む重合体およびハ字状に対をなして
配設されたバネに、それぞれ上下方向の棒鋼と同棒鋼を
上下動のみ許容するように嵌入されたストッパーとから
なる水平揺動抑制手段が併設されると、上記ポンツーン
の保持が、その水平揺動を十分に抑制されながら、さら
に適切に行われるようになる。 (7) 上記ポンツーンが、その内部に複数の区画に分割し
て形成された注排水可能のバラストタンクを備えている
と、同ポンツーンの一端部が一方の岸壁に拘束支持され
るとともに他端部が他方の岸壁に可動支持されているこ
とと相まって、各バラストタンクにおけるバラスト水の
調整により同ポンツーンの水平維持が容易に実現できる
ようになる。 (8) 上記各項により、風や波浪等の影響を受け難い安定
した浮体型人工地盤を経済的に提供することができる。
を示す正面図である。
面図である。
の要部を図3に対応させて示す正面図である。
の他の要部を図4に対応させて示す正面図である。
の要部を図3,5に対応させて示す正面図である。
の他の要部を図4,6に対応させて示す正面図である。
る。
である。
Claims (7)
- 【請求項1】 海面を挟んで互いに対向する一方の岸壁
と他方の岸壁との間に、半潜水型のポンツーンが海面に
沿って架け渡され、同ポンツーンの一端部が上記一方の
岸壁に拘束支持されるとともに、同ポンツーンの他端部
が上記他方の岸壁に可動支持されていることを特徴とす
る、浮体型人工地盤。 - 【請求項2】 請求項1に記載の浮体型人工地盤におい
て、上記ポンツーンの一端部を拘束支持する一方の岸壁
が、上記ポンツーンの他端部を可動支持する他方の岸壁
よりも地盤沈下量の少ない安定地盤を有していることを
特徴とする、浮体型人工地盤。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の浮体型人工地
盤において、上記ポンツーンの一端部を拘束支持する一
方の岸壁が、その拘束支持手段として上記ポンツーンと
の間に弾性ブロックを介装され、上記ポンツーンの他端
部を可動支持する他方の岸壁が、その可動支持手段とし
て上記ポンツーンとの間にバネを介装されていることを
特徴とする、浮体型人工地盤。 - 【請求項4】 請求項3に記載の浮体型人工地盤におい
て、上記一方の岸壁と上記ポンツーンの一端部との間お
よび上記他方の岸壁と上記ポンツーンの他端部との間
に、それぞれ上下方向の棒鋼と同棒鋼を上下動のみ許容
するように嵌入されたストッパーとからなる水平揺動抑
制手段が介装されていることを特徴とする、浮体型人工
地盤。 - 【請求項5】 請求項1または2に記載の浮体型人工地
盤において、上記ポンツーンの一端部を拘束支持する一
方の岸壁が、その拘束支持手段として上記ポンツーンと
の間に弾性ブロックと摩擦板とを水平に重ねた重合体を
介装されるとともに、上記ポンツーンの他端部を可動支
持する他方の岸壁が、その可動支持手段として上記ポン
ツーンとの間にハ字状にそれぞれ対をなして配設された
バネおよびダンパーを介装されていることを特徴とす
る、浮体型人工地盤。 - 【請求項6】 請求項1または2に記載の浮体型人工地
盤において、上記ポンツーンの一端部を拘束支持する一
方の岸壁が、上記ポンツーンとの間に弾性ブロックと摩
擦板とを水平に重ねた重合体と、上下方向の棒鋼を上下
動のみ可能に嵌入されたストッパーからなる水平揺動抑
制手段とを介装され、上記ポンツーンの他端部を可動支
持する他方の岸壁が、上記ポンツーンとの間にハ字状に
対をなして配設されたバネと、上下方向の棒鋼と同棒鋼
を上下動のみ可能に嵌入されたストッパーとからなる水
平揺動抑制手段とを介装されていることを特徴とする、
浮体型人工地盤。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1つに記載の浮
体型人工地盤において、上記ポンツーンに、その内部を
複数の区画に分割して形成された注排水可能のバラスト
タンクが設けられていることを特徴とする、浮体型人工
地盤。
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