JP2002263547A - ラミネート装置 - Google Patents

ラミネート装置

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JP2002263547A
JP2002263547A JP2001060178A JP2001060178A JP2002263547A JP 2002263547 A JP2002263547 A JP 2002263547A JP 2001060178 A JP2001060178 A JP 2001060178A JP 2001060178 A JP2001060178 A JP 2001060178A JP 2002263547 A JP2002263547 A JP 2002263547A
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film
water
emulsion liquid
laminating apparatus
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JP2001060178A
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English (en)
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Keiji Fukui
圭二 福井
Yasuaki Matsui
康明 松井
Masaki Koroyasu
雅樹 頃安
Akira Okuno
明 奥野
Katsushige Tsukuya
勝茂 津久家
Daimon Ueda
大門 上田
Katsumasa Tanaka
克昌 田中
Masaaki Miyamoto
正明 宮本
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LAMI CORP CO Ltd
Kyokuto Sanki Co Ltd
VIGteQnos Co Ltd
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LAMI CORP CO Ltd
Kyokuto Sanki Co Ltd
VIGteQnos Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エマルジョン液塗布装置よりエマルジョン液
が漏れ出すことがなく、表面の仕上がり状態が均質で優
れた、表面仕上げの状態を変更し得るラミネート装置を
提供すること。 【解決手段】 被処理メディアMを載せた搬送用フィル
ムCを引き出す引出装置5と、搬送用フィルムCに載せ
られたメディアMの表面に水を塗布して湿らせる水塗布
装置2と、水で湿らされたメディアMの表面にアクリル
系、ウレタン系等のエマルジョン液を塗布するエマルジ
ョン液塗布装置3と、メディアMの表面に塗布されたエ
マルジョン液を乾燥・硬化させる加熱装置4と、処理さ
れたメディアMを巻き取る巻取装置6とにより構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポスターや駅で掲示
する時刻表、サイン広告等の印刷物、インクジェット・
プリンターによる出力物(以下、メディアという)の表
面にアクリル系またはウレタン系のエマルジョン液を塗
布し、乾燥・硬化させることにより、メディアの表面に
耐候性のある塗膜を形成する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】メディアの表面に耐候性のある塗膜を形
成する従来のラミネート装置は、図5の側面図に示すよ
うに、台枠1の左右両側に固定された平行な側板11を備
え、この側板11の間には、搬送用フィルムCの原反を保
持する軸12と、搬送用フィルムCの上にメディアMを重
ねるアイドル・ローラ14およびテーブル13と、搬送され
るメディアMの表面にアクリル系、ウレタン系等のエマ
ルジョン液を塗布するエマルジョン液塗布装置7と、塗
布されたエマルジョン液を乾燥・硬化させる加熱装置4
と、モータによって駆動され、処理済みのメディアMを
搬送用フィルムCとともに巻芯に巻き取る巻取装置6と
を備えている。
【0003】搬送用フィルムCの原反を保持する軸12に
は、搬送用フィルムCにテンションを付与するためにブ
レーキが設けられており、処理済みメディアMおよび搬
送用フィルムCを巻き取る巻取装置6の軸には、過剰な
トルクが作用しないようにクラッチが設けられている。
【0004】巻芯に巻かれた処理前のメディアMを転動
自在に保持するために、間隔をあけて平行に配置された
2本のローラを有する受台18が使用される。
【0005】従来のラミネート装置におけるエマルジョ
ン液塗布装置7は、図6の斜視図および図7の側面図に
示すように、搬送用フィルムCおよびメディアMの上面
と接触するように配置され、メディアMの進行方向と直
交する方向に配置された1組の棒部材71、72と、メディ
アMの進行方向と平行な方向に配置されて、1組の棒部
材71、72を支持する1組の仕切部材72で構成され、後の
棒部材72は、前の棒部材71よりも高い位置に配置されて
いる。高い棒部材73の表面には、塗布すべきエマルジョ
ン液の量を規制する約0.2mmピッチのスプラインが
形成されている。
【0006】そして、低い棒部材71と1組の仕切部材73
で囲まれた空間により、メディアM表面上においてエマ
ルジョン液を貯留する貯留部を形成している。エマルジ
ョン液は、高い位置に設けられたエマルジョン液タンク
74からパイプおよび供給バルブ75を経て貯留部に供給さ
れる。
【0007】メディアMの表面に塗布されたエマルジョ
ン液を乾燥・硬化させる加熱装置4は、複数本の管状ヒ
ータ41を平行に配置したものであって、テーブル43上を
搬送されるメディアMの表面に輻射熱を照射する。
【0008】作業者が、軸12に搬送用フィルムCの原反
をセットして、アイドル・ローラ14およびテーブル13の
上、エマルジョン液塗布装置3の下、加熱装置4のテー
ブル43の上を経て、巻取装置6の軸に保持された巻芯に
巻き付ける。そして、印刷面を内側にして巻き取られた
処理前のメディアMを受台18に載せて引き出し、その先
端部を粘着テープなどで搬送用フィルムCに固定する。
【0009】加熱装置4の管状ヒータ41に通電して、低
い棒部材71と1組の仕切部材73で囲まれ、搬送用フィル
ムCおよびメディアMを底部とする貯留部にエマルジョ
ン液を注入してモータを回転させて運転を開始すると、
メディアMは搬送用フィルムCとともに前進する。
【0010】搬送用フィルムCとともに前進するメディ
アMが、エマルジョン液塗布装置3の下を通過するとき
に、メディアMの表面にエマルジョン液が付着するが、
スプラインを形成した高い棒部材72により過剰なエマル
ジョン液を掻き落として均す。
【0011】このように表面にエマルジョン液が塗布さ
れたメディアMを、加熱装置4を通過させることによ
り、表面のエマルジョン液を乾燥・硬化させたのち、巻
取装置6において巻芯に巻き取っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のラミネート装置
においては、エマルジョン液塗布装置3が低い棒部材71
と1組の仕切部材73で構成されているので、搬送用フィ
ルムCのテンションの相違によって、メディアMの表面
に形成される塗布膜の厚みが変化し、テンションが不足
したり、メディアBの表面に凹凸があると、貯留してい
るエマルジョン液が漏れ出すことがあった。
【0013】また、メディアの印刷に使用されたインク
の種類、メディアの材質(加工紙、プラスチックフィル
ム等)によってはエマルジョン液が均一に塗布されず、
はじかれて、乾燥・硬化させると塗布膜に多数の小さな
気泡が現れることがあった。
【0014】従来のラミネート装置においては、塗布膜
の厚みは、高い棒部材72のスプラインのピッチと深さで
決まるので、塗布膜の厚みを変える場合には、棒部材72
を交換しなければならなかった。したがって、メディア
の搬送途中において塗布状態を見ながら塗布量を調節す
ることはできなかった。
【0015】メディアMの仕上がり表面を使用目的に応
じて「光沢」にしたり、「つや消し」にしたい場合があ
る。従来のラミネート装置においては、仕上がり状態を
変える場合には、エマルジョン液の種類を変更してい
た。エマルジョン液を交換する際には、搬送フィルムC
の取り換えやエマルジョン液塗布装置3の洗浄等の作業
が必要となり、この作業は、労力と時間を要し、エマル
ジョン液の無駄を生じるものであった。
【0016】また、周囲温度によって、メディアMの表
面に塗布されたエマルジョン液の乾燥・硬化状態が変化
し、棒部材72のスプラインの痕跡が残ることがあり、表
面の仕上がり状態が一定化しないなどの問題があった。
そこで、この発明は、このような問題点を解決するため
に考えられたものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明のラミネート装
置は、被処理メディアを載せた搬送用フィルムを引き出
す引出装置と、搬送用フィルムに載せられた上記メディ
アの表面に水を塗布して湿らせる水塗布装置と、水で湿
らされた上記メディアの表面にアクリル系、ウレタン系
等のエマルジョン液を塗布するエマルジョン液塗布装置
と、上記メディアの表面に塗布されたエマルジョン液を
乾燥・硬化させる加熱装置と、処理されたメディアを巻
き取る巻取装置とにより構成されている。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明のラミネート装置は、図
1の側面図に示すように、台枠1の左右両側に固定され
た平行な側板11を備え、この側板11の間には、搬送用フ
ィルムCの原反を保持する軸12と、搬送用フィルムCの
上にメディアMを重ねるアイドル・ローラ14およびテー
ブル13と、搬送されるメディアMの表面に水を塗布して
湿らせる水塗布装置2と、水で湿らされたメディアMの
表面にアクリル系、ウレタン系等のエマルジョン液を塗
布するエマルジョン液塗布装置3と、塗布されたエマル
ジョン液を乾燥・硬化させる加熱装置4と、モータ50に
よって駆動され、搬送用フィルムCとともにメディアM
を引き出す搬送ローラ51および加圧ローラ52よりなる引
出装置5と、モータ50によって駆動され、引き出された
メディアMを搬送用フィルムCととも巻芯に巻き取る巻
取装置6と、メディアMの表面を加圧して表面仕上げを
行う加圧ローラ52とを備えている。
【0019】搬送用フィルムCの原反を保持する軸12に
は、搬送用フィルムCにテンションを付与するためにブ
レーキが設けられており、処理済みメディアMおよび搬
送用フィルムCにテンションを付与するために、巻取装
置6の巻取速度が搬送ローラ51の引出速度より速くなる
ように速度比が設定され、巻取装置6の軸61には、過剰
なトルクが作用しなようにクラッチ62が設けられてい
る。
【0020】巻芯に巻かれた処理前のメディアMを転動
自在に保持するために、間隔をあけて平行に配置された
2本のローラを有する受台18が使用される。
【0021】搬送用フィルムCが、テーブル13の上、水
塗布装置2、エマルジョン液塗布装置3、加熱装置4を
通過するときに、メディアMが水平な姿勢を保つように
アイドル・ローラ14〜17が設けられている。
【0022】水塗布装置2は、図1の側面図および図2
の斜視図に示すように、アイドル・ローラ21の上にフェ
ルト22を全幅にわたって設け、このフェルト22に水を補
給する水タンク23を全幅にわたって設けたものであり、
搬送用フィルムCとともにメディアMをアイドル・ロー
ラ21とフェルト22との間を通過させながらメディアMの
表面に水を塗布して湿らせるものである。この水タンク
23には、バルブ24を経て適宜水が補給される。
【0023】エマルジョン液塗布装置3は、図3の斜視
図に示すように、搬送用フィルムCの下面に配置され、
頂部にスポンジ31を貼り付けた受板32を備えている。搬
送用フィルムCおよびメディアMの上面には、メディア
Mの進行方向と直交する方向に配置された1組の板部材
33a、33bと、メディアMの進行方向と平行な方向に配
置された他の1組の板部材34で囲まれた箱状のエマルジ
ョン液を貯留する空間30を備えている。
【0024】メディアMの進行方向と平行な方向に配置
された他の1組の板部材34は、メディアMの幅に合わせ
てその間隔が調整できるように構成されている。
【0025】メディアMの進行方向と直交する方向に配
置された1組の板部材33a、33bの両端は、側板11に固
定された1対のガイド35に沿って昇降可能な板材36に固
定されており、1組の板部材33a、33bの前側の側面よ
り下面に沿って、それぞれフィルム37a、37bが貼り付
けられている。このフィルム37a、37bは、メディアM
の進行方向に向かって引きずられる。
【0026】1組の板部材33a、33bが固定された板材
36は、つまみ38を回して螺子棒39を回動させることによ
り、側板11に対して昇降し、搬送用フィルムCとメディ
アMの厚みに合わせて、スポンジ31を貼り付けた受板32
に対する間隔、即ち接触圧を調整できるように構成され
ている。
【0027】メディアMの表面に塗布されたエマルジョ
ン液を乾燥・硬化させる加熱装置4は、図1の側面図に
示すように、複数本の管状ヒータ41を平行に配置したも
のであり、上方へ輻射された熱を下向きに反射させる反
射板42で覆われている。
【0028】表面のエマルジョン液が乾燥・硬化された
メディアMを搬送用フィルムCとともに引き出す引出装
置5は、図4の斜視図(a)および側面図(b)に示すよう
に、モータ50によって駆動される搬送ローラ51を備え、
この搬送ローラ51に対して上下に対向するように加圧ロ
ーラ52が設けられている。この加圧ローラ52は、メディ
アMを搬送用フィルムCとともに搬送ローラ51に押しつ
け、メディアMの表面仕上げを行うものである。
【0029】加圧ローラ52には、表面を鏡面仕上げされ
たものと、表面を梨地仕上げされたものとを用意し、メ
ディアMの表面を「光沢」に仕上げる際には鏡面仕上げ
の加圧ローラ52を使用し、ディアMの表面を「つや消
し」に仕上げる際には梨地仕上げの加圧ローラ52を使用
する。なお、この加圧ローラ52は、加熱装置4のヒータ
41からの輻射熱により加熱されて、適当な温度に保たれ
ている。
【0030】このように、加圧ローラ52を交換して、メ
ディア表面の仕上げ状態の変更を容易ならしめるため
に、搬送ローラ51の軸は、側板11に設けた軸受によって
軸支されており、加圧ローラ52の軸は、側板11に固定さ
れた1対のガイド53により上下方向に移動可能である
が、横方向には移動できないように保持されている。さ
らに、一端部に把手54を有し、中間部が軸支55され、他
端部にスプリング57が結合され、把手54の近くにローラ
ベアリング56を設けた押えレバー58を備えている。
【0031】この押えレバー58のローラベアリング56を
介して、スプリング57の弾力で加圧ローラ52を下向きに
押しつけている。加圧ローラ52を交換するときには、押
えレバー58を引き上げて、1対のガイド53の間から加圧
ローラ52の軸を挿脱することにより、容易に交換するこ
とができる。
【0032】なお、引き出されたメディアMを搬送用フ
ィルムCととも巻芯に巻き取る巻取装置6も、引出装置
5のモータ50によって駆動される。
【0033】次に、このように構成されたラミネート装
置の動作を説明する。
【0034】作業者が、軸12に搬送用フィルムCの原反
をセットして、アイドル・ローラ14およびテーブル13の
上、水塗布装置2、エマルジョン液塗布装置3、加熱装
置4とテーブル43の間を経て、搬送ローラ51と加圧ロー
ラ52との間を通過させ、巻取装置6の軸61に保持された
巻芯に巻き付ける。そして、印刷面を内側にして巻き取
られた処理前のメディアMを受台18に載せて引き出し、
その先端部を粘着テープなどで搬送用フィルムCに固定
する。
【0035】加熱装置4の管状ヒータ41に通電して、エ
マルジョン液塗布装置3の貯留部30にエマルジョン液を
注入し、モータ50を回転させて運転を開始すると、メデ
ィアMは搬送用フィルムCとともに前進する。
【0036】搬送用フィルムCとともに前進するメディ
アMは、水塗布装置2を通過するときに、メディアMの
表面に水が塗布されて湿らされる。
【0037】このように、水で湿らされたメディアM
が、エマルジョン液塗布装置3を通過するときに、メデ
ィアMを載せた搬送用フィルムCの下面がスポンジ43を
貼り付けた受板42で支えられ、かつ、1組の板部材33
a、33bおよび1組の板部材34で構成される箱状の枠が
昇降可能であって、接触圧を調整することができるの
で、塗布膜の厚みを任意に調整することが容易である。
しかも、エマルジョン液を塗布する前に、予めメディア
Mの表面が水で湿らされているので、エマルジョン液と
メディア表面との親和性がよくなり、塗布膜に気泡を生
じることなく、均一に塗布することができる。
【0038】そして、エマルジョン液塗布装置3におい
て、1組の板部材33a、33bの前側の側面より下面に沿
って、それぞれフィルム37a、37bが貼り付けられてい
るので、メディアMの表面に凹凸があってもエマルジョ
ン液を均しながら一定の膜厚に塗布することができ、ま
た、フィルム37aが前進するメディアMの表面を押さえ
ているので、前側にエマルジョン液が漏れ出すことがな
いのである。
【0039】このように表面にエマルジョン液が塗布さ
れたメディアMを、加熱装置4を通過させることによ
り、表面のエマルジョン液を乾燥・硬化させながら、搬
送ローラ51と加圧ローラ52の間を通過させると、管状ヒ
ータ41の輻射熱で約80℃程度に加熱された加圧ローラ
52によって塗布膜の表面を仕上げることができる。
【0040】このとき、表面が鏡面仕上げされた加圧ロ
ーラ52を使用すると、メディアMの表面を「光沢」に仕
上げることができ、表面が梨地仕上げされた加圧ローラ
52を使用すると、メディアMの表面を「つや消し」に仕
上げることができる。
【0041】このように仕上げられたメディアMは、搬
送用フィルムCとともに巻取装置6の軸61に保持された
巻芯に巻き取られる。
【0042】以上で説明した実施形態においては、この
発明のラミネート装置を長尺のメディアの表面処理に適
用したものについて説明したが、単葉のメディアの表面
処理にも適用することができる。
【0043】単葉のメディアを処理する場合には、アイ
ドル・ローラ14を経てテーブル13上に拡がる搬送用フィ
ルムCの上に単葉のメディアmを載せることにより、長
尺のメディアと同様に表面処理を施すことができる。こ
のように、単葉のメディアmの表面処理に適用する場合
には、搬送用フィルムCとして、弱粘着性を有するフィ
ルムを使用すると、単葉のメディアmを容易に保持さ
せ、かつ容易に取り外すことができる。
【0044】
【発明の効果】以上の実施形態に基づく説明から明らか
なように、この発明のラミネート装置によると、エマル
ジョン液を塗布する前に、予めメディアの表面が水で湿
らせているので、エマルジョン液とメディア表面との親
和性がよくなり、塗布膜に気泡を生じることなく、均一
に塗布することができる。
【0045】エマルジョン液塗布装置において、後の板
部材に貼り付けられたフィルムによって、エマルジョン
液を均しているので、メディアの表面に凹凸があっても
均一に均すことができる。また、また、前の板部材に貼
り付けられたフィルムが前進するメディアの表面を押さ
えているので、前側にエマルジョン液が漏れ出すことが
ないのである。
【0046】さらに、加圧ローラとして、表面を鏡面仕
上したものと、表面を梨地仕上げしたものとを用意し、
交換可能に構成されているので、何れかの加圧ローラを
選択することにより、メディアMの表面を「光沢」に仕
上げたり、「つや消し」に仕上げたりすることができる
などの優れた効果を奏することができる。
【0047】また、搬送用フィルムとして弱粘着性を有
するフィルムを使用すると、単葉のメディアを処理する
場合には、単葉のメディアを容易に保持させ、かつ容易
に取り外すことができるという効果を奏することができ
る。。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のラミネート装置を一部断面で示した
側面図、
【図2】この発明のラミネート装置において使用する水
塗布装置を示す斜視図、
【図3】この発明のラミネート装置において使用するエ
マルジョン液塗布装置を示す斜視図、
【図4】この発明のラミネート装置において使用する搬
送ローラおよび加圧ローラよりなる引出装置を示す斜視
図(a)および側面図(b)、
【図5】従来のラミネート装置の一例を示す側面図、
【図6】従来のラミネート装置において使用するエマル
ジョン液塗布装置を示す斜視図、
【図7】図6に示すエマルジョン液塗布装置の側面図で
ある。
【符号の説明】
C 搬送用フィルム M メディア 1 架台 2 水塗布装置 3 エマルジョン液塗布装置 4 加熱装置 5 引出装置 6 巻取装置 13 テーブル 22 フェルト 23 水タンク 33a、33b 板部材 37a、37b フィルム 41 管状ヒータ 42 反射板 43 テーブル 50 モータ 51 搬送ローラ 52 加圧ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 7/24 301 B05D 7/24 301F H05B 3/00 335 H05B 3/00 335 345 345 (72)発明者 福井 圭二 兵庫県龍野市龍野町日飼190番地 極東産 機株式会社内 (72)発明者 松井 康明 兵庫県龍野市龍野町日飼190番地 極東産 機株式会社内 (72)発明者 頃安 雅樹 兵庫県龍野市龍野町日飼190番地 極東産 機株式会社内 (72)発明者 奥野 明 大阪府大阪市福島区福島6丁目4番11号 株式会社ラミーコーポレーション内 (72)発明者 津久家 勝茂 大阪府大阪市福島区福島6丁目4番11号 株式会社ラミーコーポレーション内 (72)発明者 上田 大門 大阪府大阪市福島区福島6丁目4番11号 株式会社ラミーコーポレーション内 (72)発明者 田中 克昌 奈良県御所市大字城山台166番地17 ビッ グテクノス株式会社内 (72)発明者 宮本 正明 奈良県御所市大字城山台166番地17 ビッ グテクノス株式会社内 Fターム(参考) 3K058 AA41 BA00 CE16 DA02 GA06 4D075 AC11 AC47 AC72 BB26Z CA47 DA04 DB31 DC50 EA05 EA13 EB22 EB38 4F040 AA03 AA22 AB04 AB14 AC01 AC04 BA06 BA10 BA35 CA02 CA15 CC02 CC19 DB12 4F042 AA02 AA22 CA01 CB02 DB02 DB06 DB17 DC03 DD03 DD11 ED02 ED05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理メディアを載せた搬送用フィルム
    を引き出す引出装置と、搬送用フィルムに載せられた上
    記メディアの表面に水を塗布して湿らせる水塗布装置
    と、水で湿らされた上記メディアの表面にアクリル系、
    ウレタン系等のエマルジョン液を塗布するエマルジョン
    液塗布装置と、上記メディアの表面に塗布されたエマル
    ジョン液を乾燥・硬化させる加熱装置と、処理されたメ
    ディアを巻き取る巻取装置とを具備することを特徴とす
    るラミネート装置。
  2. 【請求項2】 水塗布装置は、フェルトをメディアの全
    幅にわたって設け、このフェルトに水を補給する水タン
    クを全幅にわたって設けたものであることを特徴とする
    請求項1に記載のラミネート装置。
  3. 【請求項3】 エマルジョン液塗布装置は、メディアの
    進行方向と直交する方向に配置された1組の板部材と、
    メディアの進行方向と平行な方向に配置された他の1組
    の板部材で囲まれた箱状のエマルジョン液を貯留する空
    間を有し、メディアの進行方向と直交する方向に配置さ
    れた上記1組の板部材の側面より下面に沿って、それぞ
    れフィルムが貼り付けられていることを特徴とする請求
    項1に記載のラミネート装置。
  4. 【請求項4】 引出装置は、モータによって駆動される
    搬送ローラと、該搬送ローラに対して上下に対向するよ
    うに配置された加圧ローラとにより構成されることを特
    徴とする請求項1に記載のラミネート装置。
  5. 【請求項5】 メディア表面の仕上げ状態に合わせて加
    圧ローラを交換可能としたことを特徴とする請求項4に
    記載のラミネート装置。
  6. 【請求項6】 加圧ローラは、加熱装置からの輻射熱に
    よって加熱されることを特徴とする請求項5に記載のラ
    ミネート装置。
  7. 【請求項7】 搬送用フィルムは、弱粘着性フィルムで
    あることを特徴とする請求項1に記載のラミネート装
    置。
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Cited By (1)

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