JP2002263354A - 遊技場用台間機 - Google Patents

遊技場用台間機

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JP2002263354A
JP2002263354A JP2001067835A JP2001067835A JP2002263354A JP 2002263354 A JP2002263354 A JP 2002263354A JP 2001067835 A JP2001067835 A JP 2001067835A JP 2001067835 A JP2001067835 A JP 2001067835A JP 2002263354 A JP2002263354 A JP 2002263354A
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machine
bill
stacker
inter
bills
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JP2001067835A
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English (en)
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Kyuichi Shimizu
久一 清水
Yuzo Ishii
祐三 石井
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横幅が狭くかつスロットマシン島とパチンコ
島とに共用し得る遊技場用台間機を提供する。 【解決手段】 遊技機に隣接して設置される台間機A
は、少なくとも紙幣投入口2aから投入された紙幣wの
真贋を識別する紙幣識別機2を備える。紙幣識別機を、
その紙幣投入口に紙幣を縦にして投入するように設け、
この紙幣識別機の後側に紙幣識別機で真札であると識別
した紙幣を台間機の幅方向に重ね合わせて収納するスタ
ッカー3を配置する。また、紙幣識別機及びスタッカー
を、台間機本体4に対し前方に引き出し可能に設け、こ
れらの引き出し状態でスタッカーの前側に設けた開口部
30a,31bからその内部に収納された紙幣を前方に
取り出し可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に隣接した
設置される遊技場用台間機に関し、特に紙幣の投入によ
り遊技媒体の貸出などの処理を行うものに係わる。
【0002】
【従来の技術】一般に、遊技場に設置されるパチンコ島
においては、図9に示すように、隣接する2台のパチン
コ機a,a同士の間及び左端のパチンコ機aと島端壁b
との間にそれぞれ横幅が40mm程度と比較的狭い球貸
出機としての台間機cを配置している。そして、この台
間機cで紙幣を使用可能とする場合には、台間機cに紙
幣を縦にして投入する紙幣投入口及び紙幣識別機を設け
るとともに、台間機の背面側に島列方向に延びる紙幣搬
送機を配置し、各台間機cの紙幣投入口に投入された紙
幣の真贋を紙幣識別機で識別した後真正な紙幣を紙幣搬
送機により搬送回収して、島端などに配置された紙幣回
収保管部に保管するようにしている。
【0003】一方、遊技場に設置されるスロットマシン
島においては、図10に示すように、2台のスロットマ
シンd,dに対し1台の台間機eを設置することが多
く、また各台間機eは、横幅が90〜100mm程度と
比較的広く設定されているとともに、紙幣投入口から投
入された紙幣の表裏面を上下にして収納するスタッカー
を紙幣識別機と共に備えている。これは、スロットマシ
ンdの構造上隣接する他のスロットマシンdとの間のス
ペースfが60mm以上でないとスロットマシンdの前
扉d1が支点g回りに開閉できないこと、またスロット
マシンdの筐体d2が箱形構造であるため、パチンコ島
の場合と同様にストットマシンdの背面側に紙幣搬送機
を配置した場合紙幣搬送機で紙幣詰まりが発生したとき
などの修理や点検が容易でないことによるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、スロ
ットマシンとして、パチンコ機と同様にプリペイドカー
ド対応のいわゆるCR機が使用されて来ており、このC
R型のスロットマシンを複数台並列に並べてスロットマ
シン島を構成する場合、1台のスロットマシン毎に1台
の台間機を隣接して配置する必要がある一方で、従来の
スロットマシンを用いてスロットマシン島を構成する場
合におけるスロットマシンの設置台数を維持する必要が
あることから、パチンコ島での台間機と同じく横幅の狭
いものが要望されている。
【0005】そこで、このような要望に答えるために、
本出願人等は、横幅の狭い台間機として、紙幣投入口に
紙幣を縦に投入する紙幣識別機を備え、この紙幣識別機
の後側に紙幣を台間機の幅方向に重ね合わせて収納する
スタッカーを配置するとともに、紙幣識別機及びスタッ
カーを台間機本体に対し一体的に前方に引き出し可能に
設け、これらの引き出し状態でスタッカーの側面に設け
た蓋を開けてその内部に収納された紙幣を取り出すこと
ができるようにしたものを提案している。この提案の台
間機によれば、その横幅を従来のパチンコ島の台間機と
同程度(40mm)にすることができることから、スロ
ットマシン島だけでなくパチンコ島にも使用して紙幣搬
送機を撤去したいという新たな要望が出てきた。
【0006】しかしながら、上記提案の台間機は、次の
ような理由からスロットマシン島とパチンコ島とに共用
することができないという不具合がある。すなわち、ス
ロットマシン島では、隣接する2台のスロットマシン
d,d間のスペースfは上述の如く60mm程度に設定
されるが、このスペースfに横幅が40mm程度の提案
の台間機を設置する場合、この台間機は、信号の授受を
行う正面から見て右隣りのスロットマシンd側に寄せか
つそのスロットマシンdの前扉d1が開閉できるように
前扉d1の支点gよりも後方に配置されることから、台
間機のスタッカー側面の蓋は左側面に設ける必要があ
る。これに対し、パチンコ島では、隣接する2台のパチ
ンコ機c,c間に提案の台間機を設置する場合、その台
間機のスタッカー側面の蓋は左側面及び右側面のいずれ
でもよいが、島端壁bの右隣りに提案の台間機を設置す
る場合、その台間機のスタッカー側面の蓋は右側面に設
ける必要があるからである。
【0007】本発明はかかる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その課題とするところは、特に、上述の如き提
案の台間機において、内蔵するスタッカーからの紙幣の
取り出し構造を改良して、横幅が狭くかつスロットマシ
ン島とパチンコ島とに共用し得る遊技場用台間機を提供
せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、少なくとも紙幣投入口から
投入された紙幣の真贋を識別する紙幣識別機を備えた遊
技場用台間機において、上記紙幣識別機を、その紙幣投
入口に紙幣を縦にして投入するように設け、この紙幣識
別機の後側に紙幣識別機で真札であると識別した紙幣を
台間機の幅方向に重ね合わせて収納するスタッカーを配
置するとともに、紙幣識別機及びスタッカーを、台間機
本体に対し前方に引き出し可能に設け、これらの引き出
し状態でスタッカーの前側(つまりスタッカーの紙幣識
別機との接続面又はスタッカーの前部)に設けた開口部
からその内部に収納された紙幣が前方に取り出し可能な
構成とする。
【0009】この構成では、紙幣識別機を、その紙幣投
入口に紙幣を縦に投入するように設けるとともに、この
紙幣識別機の後側に紙幣を台間機の幅方向に重ね合わせ
て収納するスタッカーを配置したことにより、台間機の
横幅を小さくすることができる。その上、スタッカーに
収納された紙幣を取り出すときには、紙幣識別機及びス
タッカーを台間機本体から前方に引き出した後、スタッ
カーの前側に設けた開口部からスタッカー内の紙幣を前
方に取り出すようになっているため、スロットマシン島
で隣接する2台のスロットマシン間に台間機を設置した
場合及びパチンコ島で島端壁の右隣りに台間機を設置し
た場合のいずれにもスタッカー内の紙幣の取り出しを行
うことができ、スロットマシン島とパチンコ島の両方に
同じ台間機を共用することができる。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1記載の遊
技場用台間機において、上記スタッカーの前側に設けた
開口部が、スタッカーの紙幣識別機との接続面の開口部
である構成とする。この構成では、スタッカー自体を前
後に2つに分割して開口部を設ける場合よりも構造が簡
単なものになる。
【0011】請求項3及び4に係る発明は、いずれも請
求項2記載の遊技場用台間機において、紙幣識別機とス
タッカーとの接続構造の好ましい形態を提供するもので
ある。すなわち、請求項3に係る発明では、上記紙幣識
別機とスタッカーとを、係合構造により脱着可能に接続
する構成とする。この構成では、スタッカーに収納され
た紙幣を取り出すとき、紙幣識別機及びスタッカーを台
間機本体から前方に引き出した後紙幣識別機を取り外す
ことにより、スタッカーの前側つまり紙幣識別機との接
合面の開口部が前方に開口して見え、この開口部よりス
タッカー内の紙幣を容易に前方に取り出すことができ
る。
【0012】また、請求項4に係る発明では、上記紙幣
識別機を、スタッカーにヒンジを介して上方又は下方に
回動可能に結合する構成とする。この構成では、スタッ
カーに収納された紙幣を取り出すとき、紙幣識別機及び
スタッカーを台間機本体から前方に引き出した後紙幣識
別機を上方又は下方に回動させることにより、スタッカ
ーの前側つまり紙幣識別機との接合面の開口部が前方に
開口して見え、この開口部よりスタッカー内の紙幣を容
易に前方に取り出すことができる。
【0013】請求項5に係る発明は、少なくとも紙幣投
入口から投入された紙幣の真贋を識別する紙幣識別機を
備えた遊技場用台間機において、上記紙幣識別機を、そ
の紙幣投入口に紙幣を縦にして投入するように設け、こ
の紙幣識別機の後側に紙幣識別機で真札であると識別し
た紙幣を台間機の幅方向に重ね合わせて収納するスタッ
カーを配置するとともに、紙幣識別機及びスタッカー
を、台間機本体に対し前方に引き出し可能に設け、これ
らの引き出し状態でスタッカーの上部に設けた開口部か
らその内部に収納された紙幣が上方に取り出し可能な構
成とする。
【0014】この構成では、請求項1に係る発明の場合
と同様に、台間機の横幅を小さくすることができる上、
スタッカーに収納された紙幣を取り出すときには、紙幣
識別機及びスタッカーを台間機本体から前方に引き出し
た後、スタッカーの上部に設けた開口部からスタッカー
内の紙幣を上方に取り出すようになっているため、スロ
ットマシン島で隣接する2台のスロットマシン間に台間
機を設置した場合及びパチンコ島で島端壁の右隣りに台
間機を設置した場合のいずれにもスタッカー内の紙幣の
取り出しを行うことができ、スロットマシン島とパチン
コ島の両方に同じ台間機を共用することができる。しか
も、紙幣識別機の取り外しなどを要することなく、紙幣
の取り出しを容易に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に
係る遊技場用台間機Aを示し、この台間機Aは、遊技場
の島でスロットマシン又はパチンコ機などの遊技機に隣
接して設置されるもので、通常右隣りの遊技機に対しケ
ーブルを介して信号授受可能に接続される。
【0016】上記台間機Aは、機枠1内に紙幣識別機
2、スタッカー3、カードユニット及び主制御基板(共
に図示せず)などを装備しており、機枠1の正面上部に
は紙幣識別機2の紙幣投入口2aが、正面中央部にはカ
ード挿入・排出口5及びカード挿入ボタン6がそれぞれ
設けられている。そして、紙幣投入口2aに紙幣を投入
すると紙幣識別機2でその投入紙幣が真札であることを
確認した後カードユニットがカード挿入・排出口5より
カードを発行し、またカード挿入ボタン6を押すとカー
ドをカードユニットに取り込み、その後右隣りの遊技機
に設けられた球貸ボタンを押すとその遊技機に対し遊技
媒体(メダル又はパチンコ球)の貸出が行われるように
なっている。
【0017】上記紙幣識別機2は、その紙幣投入口2a
に紙幣を縦にして投入するように設けられているととも
に、図2に示すように、側面に蓋2bが開閉可能に設け
られていて、紙幣投入口2aより投入された紙幣が内部
で詰ったとき蓋2bを開けて紙幣を取り出せるようにな
っている。この紙幣識別機2の内部にはベルト21、ロ
ーラ22、磁気センサ23及び光センサ24が適宜配設
されていて、紙幣投入口2aより投入された紙幣の真贋
を2種類のセンサ23,24で識別し、真札であれば投
入紙幣を縦にしたままベルト21とローラ22とで挟持
して後方に送り出す一方、偽札であれば投入紙幣を紙幣
投入口2aに戻すようになっている。
【0018】上記スタッカー3は、紙幣識別機2の後側
に連接して配置されていて、紙幣識別機2から後方に送
り出された真札の紙幣を横方向つまり台間機Aの幅方向
に重ね合わせて収納するようになっている。すなわち、
スタッカー3は、図3に示すように、一側面に紙幣取込
口31aを有する収納ボックス31と、この収納ボック
ス31の紙幣取込口31aに対応した押圧部32aを有
する押圧部材32と、この押圧部材32を収納ボックス
31に対し近接させる位置と離隔させる位置との間で移
動させる上下一対のばね付きソレノイド33,33と、
収納ボックス31内に配置されかつばね34により紙幣
取込口31a側の側面に常時付勢された押え板35とを
備えている。そして、紙幣識別機2から紙幣wが収納ボ
ックス31と押圧部材32との間に送り出されて来ると
ソレノイド33の作動により押圧部材32が収納ボック
ス31に近接する位置に移動することにより、その紙幣
wは、押圧部材32の押圧部32aによって収納ボック
ス31の紙幣取込口31aから収納ボックス31内に押
し込められ、収納ボックス31内に既に収納されている
紙幣wと台間機Aの幅方向に重ね合わされた状態で押え
板35により収納ボックス31内の紙幣取込口31a側
側面に当接して収納される。
【0019】上記紙幣識別機2及びスタッカー3は、そ
れらの高さ及び横幅が同一で前後方向に連続する1つの
ユニット構造になっているとともに、図1に仮想線で示
す如く機枠1及びその他の機器よりなる台間機本体4に
対し一体的に前方に引き出し可能に設けられている。ま
た、この紙幣識別機2とスタッカー3とは、図4に示す
ように、それらの引き出し状態で両者の接続面で分離可
能ないし脱着可能に設けられている。すなわち、スタッ
カー3のケース30の左右側面の前縁部にはそれぞれ上
下方向に延びる一対の係合溝41,41が形成されてい
る一方、紙幣識別機2の後端部にはこの両係合溝41,
41に対応して上下方向に延びる左右一対の係合爪4
2,42が後方に突出して設けられていて、この一対の
係合爪42,42を各々対応する係合溝41,41に挿
入して係合させることにより紙幣識別機2とスタッカー
3とが接続され、またこの接続状態から紙幣識別機2を
上方に持ち上げることにより係合爪42と係合溝41と
の係合状態が解除され、紙幣識別機2が取り外されるよ
うになっている。紙幣識別機2の取り外し状態では、ス
タッカー3は、そのケース30の前面開口30aが前方
に臨んで開口するとともに、収納ボックス31に設けた
前面開口部31bから収納ボックス31内に収納された
紙幣wの束の一部が前方に露出することで紙幣wの束が
前方に取り出し可能になっている。
【0020】さらに、上述の如く紙幣識別機2及びスタ
ッカー3を台間機本体4に対し前方に引き出し可能に設
ける当たり、紙幣識別機2にはこれを台間機本体4側に
ロックするためのキー装置43が設けられている。ま
た、スタッカー3のケース30と台間機本体4との隙間
には、図5に示すように、スタッカー3のケース30に
取り付けた摺動子44,…と台間機本体4に取り付けた
摺動子45,…とが介在されていて、これらの摺動子4
4,45により紙幣識別機2及びスタッカー3の引き出
し動作を円滑にし、またその引き出し時に上記両摺動子
44,45同士が接触して引き出し位置を規制するよう
になっている。
【0021】尚、図4中、47及び48はそれぞれ紙幣
識別機2及びスタッカー3に設けられたケーブルのコネ
クタであって、この両コネクタ47,48は、少なくと
も一方がケーブルの弛みによって紙幣識別機2又はスタ
ッカー3から引き出し可能に設けられていて、紙幣識別
機2とスタッカー3との接続に先立って互いに接続され
る。
【0022】次に、上記台間機Aの作動、特に紙幣wの
投入及び回収について説明するに、台間機Aの正面に面
する紙幣識別機2の紙幣投入口2aに紙幣wを縦にして
投入したときには、その紙幣wは紙幣識別機2内で適正
なものであるかどうかつまり真贋が識別され、真札であ
れば紙幣識別機2からその後側のスタッカー3に送り出
される。このスタッカー3において、紙幣識別機2から
送り出された紙幣wは収納ボックス31内に既に収納さ
れている紙幣wと台間機Aの幅方向に重ね合わせて収納
される。
【0023】一方、スタッカー3の収納ボックス31内
に収納された紙幣wを回収するときには、先ず、キー装
置43を解錠した後、紙幣識別機2及びスタッカー3を
台間機本体4から前方に引き出す。続いて、紙幣識別機
2を上方に持ち上げてスタッカー3から取り外した後、
スタッカー3のケース30の前面開口30a及び収納ボ
ックス31の前面開口部31bを通して前方に露出する
紙幣wの束を前方に取り出す。紙幣wを取り出した後
は、紙幣識別機2の係合爪42をスタッカー3のケース
30の係合溝41に挿入係合して紙幣識別機2をスタッ
カー3に接続した後、紙幣識別機2及びスタッカー3を
台間機本体4側に押し込み、キー装置43を施錠するこ
とにより、元の状態に戻す。
【0024】このような紙幣wの回収方法では、図9に
示す如くパチンコ島で島端壁bの右隣りに台間機cの代
わりに台間機Aを設置した場合、及び図10に示す如く
スロットマシン島で隣接する2台のスロットマシンd,
d間に台間機e又はスペースfの代わりに台間機Aを設
置した場合のいずれにも台間機Aのスタッカー3から紙
幣wを取り出することができるので、スロットマシン島
とパチンコ島の両方に同じ台間機Aを共用することがで
きる。しかも、台間機Aは、紙幣識別機2を、その紙幣
投入口2aに紙幣wを縦にして投入するように設けると
ともに、この紙幣識別機2の後側に紙幣wを台間機Aの
幅方向に重ね合わせて収納するスタッカー3を配置して
なるため、台間機Aの横幅を40mm程度に小さくする
ことができる。
【0025】その上、上記スタッカー3の紙幣取り出し
口としてのケース30の前方開口30aは、スタッカー
3の前端面つまり紙幣識別機2との接続面に位置するも
のであるため、スタッカー3の前部でこれを前後に2分
割して紙幣取り出し口を設ける場合よりもスタッカー3
の収納ボックス31などの内部機器の配置及び構造への
影響を少なくすることができ、実施化を図る上で有利な
ものである。また、紙幣識別機2は上方に持ち上げるだ
けでスタッカー3から取り外すことができるので、この
スタッカー3の前方開口30aから紙幣wの取り出しを
容易に行うことができ、作業性の向上を図ることができ
る。
【0026】図6は本発明の第2の実施形態に係る遊技
場用台間機Bを示す。この台間機Bは、第1の実施形態
に係る台間機Aと比べて、紙幣識別機2とスタッカー3
との接続構造が異なる。
【0027】すなわち、スタッカー3のケース30の左
右側面の前縁部にはそれぞれ内側に突出する上下2つず
つの係合突起部51,51が設けられている一方、紙幣
識別機2の後面にはこの各係合突起部51に対応して4
つの係合突起部52,52,…が後方に突出して設けら
れていて、紙幣識別機2側の各係合突起部52とこれに
対応するスタッカー3側の係合突起部51とをそれぞれ
係合させることにより紙幣識別機2とスタッカー3とが
接続され、またこの接続状態から紙幣識別機2を上方に
持ち上げることにより係合突起部51,52同士の係合
状態が解除され、紙幣識別機2が取り外されるようにな
っている。尚、台間機Bのその他の構成は、第1の実施
形態に係る台間機Aの場合と同じであり、同一の部材・
部品には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0028】図7は本発明の第3の実施形態に係る遊技
場用台間機Cを示す。この台間機Cも、第2の実施形態
に係る台間機Bの場合と同様に、第1の実施形態に係る
台間機Aと比べて、紙幣識別機2とスタッカー3との接
続構造が異なる。
【0029】すなわち、紙幣識別機2の後端とスタッカ
ー3のケース30の前端とは、下縁側でヒンジ61を介
して下方に回動可能に結合されている。そして、紙幣識
別機2を持って紙幣識別機2及びスタッカー3を台間機
本体4から前方に引き出した後、紙幣識別機2を持つ力
を緩めて紙幣識別機2をヒンジ61回りに下方に回動さ
せることにより、スタッカー3のケース30の前面開口
30aが前方に臨んで開口するとともに、収納ボックス
31の前面開口部31bから収納ボックス31内に収納
された紙幣wの束の一部が前方に露出することで紙幣w
の束が前方に取り出し可能になっている。
【0030】図8は本発明の第4の実施形態に係る遊技
場用台間機Dを示す。この台間機Dは、第1の実施形態
に係る台間機Aと比べて、紙幣識別機2及びスタッカー
3の引き出し状態でスタッカー3内から紙幣wを取り出
す構造が異なる。
【0031】すなわち、紙幣識別機2とスタッカー3と
は分離不能に結合されている一方、スタッカー3のケー
ス30には上面開口30bが設けられているとともに、
スタッカー3の収納ボックス31には上面開口部31c
が設けられている。そして、紙幣識別機2及びスタッカ
ー3の引き出し状態でスタッカー3のケース30の上面
開口30b及び収納ボックス31の上面開口部31cを
通して収納ボックス31内に収納された紙幣wが上方に
取り出し可能になっている。
【0032】また、スタッカー3の構成は、基本的には
図3に示す第1の実施形態に係る台間機Aのそれと同じ
であるが、押圧部材32を収納ボックス31に対し近接
位置と離隔位置との間で移動させるソレノイド33とし
て、収納ボックス31の上側に配置するものは省略さ
れ、収納ボックス31の下側に配置するもののみを有す
るか、あるいは収納ボックス31の下側と後側とに各々
配置する一対のものを有する構成になっている。
【0033】そして、上記第2ないし第4の実施形態に
係る台間機B〜Dのいずれにおいても、第1の実施形態
に係る台間機Aの場合と同様に、スロットマシン島とパ
チンコ島の両方に共用することができるなどの効果を奏
するのは勿論である。特に、第4の実施形態に係る台間
機Dでは、紙幣識別機2及びスタッカー3を台間機本体
4から前方に引き出した後、紙幣識別機2の取り外しな
どを行うことなく直ちにスタッカー3のケース30の上
面開口30b及び収納ボックス31の上面開口部31c
を通してスタッカー3の収納ボックス31内の紙幣wを
上方に取り出すことができるので、作業性の向上をより
図ることができる。
【0034】尚、本発明は上記第1〜第4の実施形態に
限定されるものではなく、その他種々の形態を包含する
ものである。例えば上記各実施形態では、紙幣を台間機
の幅方向に重ね合わせて収納するスタッカー3として、
ケース30内に収納ボックス31を配置し、この収納ボ
ックス31内に紙幣を収納する二重構造としたが、本発
明は、ケースと収納ボックスとを一体化して構成しても
よい。
【0035】また、上記第1〜第3の実施形態では、い
ずれも紙幣識別機2及びスタッカー3を台間機本体4に
対し一体的に前方に引き出し可能に設けるとともに、紙
幣識別機2とスタッカー3との接合面で両者を分離可能
又は回動可能に設けて、スタッカー3の紙幣識別機2と
の接合面の開口部(ケース30の前面開口30a及び収
納ボックス31の前面開口部31b)からスタッカー3
内に収納された紙幣wを前方に取り出し得るようにした
が、本発明は、スタッカー3の前部でスタッカー3を前
後に2分割するとともに、その分割面で両者を脱着可能
又は回動可能に接続し、その分割面の開口部からスタッ
カーの分割面より後側部分に収納された紙幣を前方に取
り出し得るように構成してもよい。
【0036】上記各実施形態では、紙幣識別機2及びス
タッカー3を台間機本体4に対し前方に引き出し可能に
設けるに当たり、両者を結合して一体的に引き出し可能
に設けたが、本発明は、紙幣識別機とスタッカーとを結
合することなく、例えば紙幣識別機を鍵で引き出し可能
とする一方、この紙幣識別機の引き出し後スタッカーを
モーターにより自動的に引き出すように構成してもよ
い。
【0037】さらに、本発明は、紙幣識別機2の後側に
スタッカー3を設けるに当たり、この両者の外壁部材を
一体化してもよい。この場合、特に請求項1に係る発明
は、一体化したスタッカー(詳しくはスタッカー相当部
分)の前側に設けた開口部からその内部に収納された紙
幣を前方に取り出し可能にすればよく、また請求項5に
係る発明は、一体化したスタッカーの上部に設けた開口
部からその内部に収納された紙幣を上方に取り出し可能
にすればよい。
【0038】加えて、上記各実施形態では、カード発行
機能を有するCR対応の台間機A〜Dに適用した場合に
ついて述べたが、本発明は、カード発行機能の有無に拘
らずカード及び紙幣の両方の投入を受け付けるCR及び
現金共用型の台間機、カードなどの記憶媒体の取扱いを
一切行わず紙幣の投入のみによってパチンコ球やメダル
などの遊技媒体の貸出を行う台間機、及び遊技媒体の貸
出を一切行わず記憶媒体の発行のみを行う台間機など、
少なくとも紙幣投入口から投入された紙幣の真贋を識別
する紙幣識別機を備える遊技場用台間機に広く適用する
ことができるものである。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明の遊技場用台間機
によれば、紙幣搬送機の設置を要することなく紙幣の使
用を可能にしながら、横幅を小さくすることができると
ともに、スロットマシン島とパチンコ島の両方に共用す
ることができるので、実用性に優れた効果を有するもの
である。
【0040】特に、請求項2に係る発明では、構造を簡
略化しながら、スタッカー前側の開口部からスタッカー
内の紙幣を前方に取り出すことができ、実施化を図る上
で有利なものである。
【0041】また、請求項3及び4に係る発明では、ス
タッカー前側の開口部からスタッカー内の紙幣の取り出
しを容易に行うことができ、作業性の向上を図ることが
できるという効果をも有する。
【0042】さらに、請求項5に係る発明では、紙幣識
別機及びスタッカーを台間機本体から前方に引き出した
後直ちにスタッカー上部の開口部からスタッカー内の紙
幣を上方に取り出すことができるので、作業性の向上を
より図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る台間機の斜視図
である。
【図2】上記台間機の主要部品である紙幣識別機の蓋を
開いた状態の斜視図である。
【図3】同じく主要部品であるスタッカーの構成を示す
断面図である。
【図4】上記紙幣識別機及びスタッカーを台間機本体か
ら前方に引き出しかつスタッカー内の紙幣を取り出し可
能にした状態を示す拡大斜視図である。
【図5】図4のX−X線における断面図である。
【図6】第2の実施形態を示す図4相当図である。
【図7】第3の実施形態を示す図4相当図である。
【図8】第4の実施形態を示す図4相当図である。
【図9】従来のパチンコ島の配列状態を示す平面図であ
る。
【図10】従来のスロットマシン島の配列状態を示す平
面図である。
【符号の説明】
A,B,C,D 台間機 w 紙幣 2 紙幣識別機 2a 紙幣投入口 3 スタッカー 4 台間機本体 30 ケース 30a 前面開口 30b 上面開口 31 収納ボックス 31b 前面開口部 31c 上面開口部 41 係合溝 42 係合爪 51,52 係合突起部 61 ヒンジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07D 9/00 408 G07D 9/00 408E G07F 17/32 G07F 17/32 Fターム(参考) 2C088 BA88 BB03 BB19 BB20 BC73 BC79 EA48 3E040 AA01 BA03 BA20 FA02 FC02 FC13 3E041 AA03 BB01 BB07 EA05 EA10 3E048 AA03 BA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも紙幣投入口から投入された紙
    幣の真贋を識別する紙幣識別機を備えた遊技場用台間機
    において、 上記紙幣識別機は、その紙幣投入口に紙幣を縦にして投
    入するように設けられており、この紙幣識別機の後側に
    は紙幣識別機で真札であると識別した紙幣を台間機の幅
    方向に重ね合わせて収納するスタッカーが配置されてい
    るとともに、紙幣識別機及びスタッカーは、台間機本体
    に対し前方に引き出し可能に設けられ、これらの引き出
    し状態でスタッカーの前側に設けた開口部からその内部
    に収納された紙幣が前方に取り出し可能になっているこ
    とを特徴とする遊技場用台間機。
  2. 【請求項2】 上記スタッカーの前側に設けた開口部
    は、スタッカーの紙幣識別機との接続面の開口部である
    請求項1記載の遊技場用台間機。
  3. 【請求項3】 上記紙幣識別機とスタッカーとは、係合
    構造により脱着可能に接続されている請求項2記載の遊
    技場用台間機。
  4. 【請求項4】 上記紙幣識別機は、スタッカーにヒンジ
    を介して上方又は下方に回動可能に結合されている請求
    項2記載の遊技場用台間機。
  5. 【請求項5】 少なくとも紙幣投入口から投入された紙
    幣の真贋を識別する紙幣識別機を備えた遊技場用台間機
    において、 上記紙幣識別機は、その紙幣投入口に紙幣を縦にして投
    入するように設けられており、この紙幣識別機の後側に
    は紙幣識別機で真札であると識別した紙幣を台間機の幅
    方向に重ね合わせて収納するスタッカーが配置されてい
    るとともに、紙幣識別機及びスタッカーは、台間機本体
    に対し前方に引き出し可能に設けられ、これらの引き出
    し状態でスタッカーの上部に設けた開口部からその内部
    に収納された紙幣が上方に取り出し可能になっているこ
    とを特徴とする遊技場用台間機。
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