JP2002262359A - 移動無線通信システム - Google Patents

移動無線通信システム

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JP2002262359A JP2001061067A JP2001061067A JP2002262359A JP 2002262359 A JP2002262359 A JP 2002262359A JP 2001061067 A JP2001061067 A JP 2001061067A JP 2001061067 A JP2001061067 A JP 2001061067A JP 2002262359 A JP2002262359 A JP 2002262359A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 移動無線通信システムの利便性を損なうこと
なく無線通信によって周囲に迷惑を及ぼすことのない通
信システムを実現する。 【解決手段】 移動無線通信システムは、携帯端末への
通信を中継する基地局と、無線通信の規制が必要な領域
に近接して設置され、その領域内にある携帯端末への通
信を制御する局所通信制御装置と、文字・画像表示モー
ド、マナーモード、および通常通話モードを備え、該基
地局からの信号により通信モード制御および電源切断を
可能とした携帯端末から構成する。携帯端末が、局所通
信制御装置が管理する規制領域に入場した際、局所通信
制御装置はその番号取得部によりその携帯端末の識別番
号及び所持者情報を取得して情報記憶部に記録ととも
に、その携帯端末の所持者情報を元にその携帯端末の制
約の通信モードを決定し、当該携帯端末の電源を切断す
るか、もしくは携帯端末の通信モードの切替を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、携帯電話等の移
動無線通信システムに関し、特に公共の場所などにおけ
る携帯電話の発着信によって他者に迷惑がかかることを
未然に防止する通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話は、混雑している場所に
おいて着発信すると周囲の人に不快感を与えるばかりで
なく、心臓にペースメーカを埋め込んでいる人に近接し
て携帯電話の着発信があった場合、ペースメーカの動作
に異常をきたし、生命に危険を及ぼす恐れもある。ま
た、病院、航空機内においては、設置されている電子機
器類に影響を及ぼし、医療事故や航空機事故などの重大
な災害を引き起こす原因ともなると考えられる。さら
に、音楽会など、ホールにおける演奏中や、授業中や会
議中に着信音が鳴ると感興を損なったり授業や会議の妨
げになる。
【0003】そこで、このような公共の場所や、本来無
線通信機器の作動を規制している場所においては、携帯
電話の電源を所有者が自発的に遮断するように呼びかけ
を行っているが、うっかりして携帯電話のスイッチを切
り忘れることもあり、重大事故につながる可能性もある
ため、通信システムとして改善が求められている。
【0004】このような事態を解決するために、公共の
場所において携帯電話等の無線通信機器の電源を外部か
ら制御することが検討されている。例えば、特開平11
−127101号公報には、携帯電話などの無線通信機
器を所有する者が特定の施設に入る際に、当該施設に設
置された発信機から発信される信号により携帯電話の電
源を強制的にオフにするシステムが記載されている。
【0005】また、特開平7−245782号公報に
は、ページャ回路を有する携帯電話機が、通話を禁止し
たい場所に入ると、その場所に設置された制御装置がペ
ージャモード/携帯電話モードの切り替えのための信号
を発信して当該携帯電話のモードを切り替える装置が記
載されている。
【0006】ところで、社会には、このような規制を行
っている場所においても緊急に連絡ができるよう社会的
に要請されている職業がある。例えば、医師、警察関係
者、消防関係者など、緊急事態が発生した場合、このよ
うな制約を受ける場所で連絡が取れないと、緊急事態へ
の対応が遅れ、思わぬ事態に発展する可能性がある。
【0007】さらに、通話の制約の内容においても、病
院内や、混雑している列車内、あるいは航空機内のよう
に携帯電話の発着信時の電波による医療機器等精密電子
機器への影響から、全面的に通信を禁止すべき場所や、
図書館などのように着信音の鳴動が迷惑を及ぼすため、
マナーモードのみ許容できる場所や、コンサートホール
等のように着信音や通話音声が迷惑を及ぼすため、文字
・画像表示による通信のみ許容できる場所等があり、一
律に通信禁止の制約を課することは、携帯電話の利便性
を過剰に制限することになり、移動無線通信システムが
本来持っている利便性という機能を過剰に損なうことと
なる。また、特定の場所においては、時間によって規制
を必要とする時間帯と規制を必要としない時間帯があ
り、このような場所においても一律な規制は移動無線通
信システムの利便性を損なうこととなる。例えば、映画
館においては、映画上映中は規制を必要とするが、休憩
時間帯には規制をする必要はない。これまでのシステム
では、このようなきめ細かい規制を実現することは困難
であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術における問題点を改善するためになされたもので、従
来の携帯電話などの移動無線通信システムにおいては、
単に携帯電話の所有者に自発的に電源を切断するよう呼
びかけるにとどまり、実効があがらなかったことや、電
話機の所有者とその通話に関する緊急性や、通話に制限
を課するその場所の状況に応じたきめ細かい制御がなさ
れていないことに鑑みてこれらを改善しようとするもの
である。すなわち、本発明は、移動無線通信システムの
利便性を過剰に損なうことなく、移動無線通信を制約す
る必要のある場所においてはその通信の実態に応じたき
め細かい制御が可能なシステムを実現することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、管轄す
る領域内に存在する移動無線通信端末を認識し、その移
動無線通信端末と他の通信端末との通信を中継するため
の基地局と、無線通信の使用が制限されている規制領域
に近接して配置され、その規制領域内に存在する移動無
線通信端末の機能を制御する手段を備えた局所通信制御
装置と、音声および文字・画像情報の送受信が可能であ
り、外部からの信号によりその電源の投入・切断および
その通信機能の少なくとも一部を制御することができる
移動無線通信端末とから構成されていることを特徴とす
る移動無線通信システムである。
【0010】上記移動無線通信システムにおいて、上記
基地局は、移動無線通信端末と他の通信端末との通信を
中継する通信手段と、当該基地局が管轄する領域にある
移動無線通信端末の識別番号情報を記憶するための情報
記憶手段と、上記基地局が管轄する領域内にある移動無
線通信端末と他の通信端末との通信を中継するようこれ
らを制御する制御手段とを備えたものであることが望ま
しい。さらに上記情報記憶手段は、該基地局が管轄する
領域に存在する移動無線通信端末宛に伝送されたもので
あって当該移動無線通信端末側の事情により当該移動無
線通信端末に伝送されていない音声あるいは文字メッセ
ージを蓄積しておくこともできる。
【0011】上記移動無線通信システムにおいて、上記
局所通信制御装置は、上記基地局と無線通信を行うため
の無線通信手段と、該移動無線通信端末の上記規制領域
内への入出場を検知する入出場検知手段と、該移動無線
通信端末に記録されている識別番号、所持者情報、およ
び該移動無線通信端末の通信モードを検出する端末記録
情報取得手段と、該移動無線通信端末の電源の投入・切
断を制御しまた当該移動無線通信端末の通信機能の少な
くとも一部を制御する通信モード切替手段と、該局所通
信制御装置が制御する規制領域内に存在する移動無線通
信端末に記録されている移動無線通信端末の識別番号、
所持者情報、および該移動無線通信端末の通信モードを
記憶する情報記憶手段と、これらの各手段の機能を制御
するために各手段に接続された制御手段とを備えたもの
であることが望ましい。
【0012】上記移動無線通信システムにおいて、上記
移動無線通信端末は、基地局との無線通信を行うための
無線通信手段と、音声情報の入力・再生手段と、文字・
画像情報の入力・表示手段と、当該移動無線通信端末へ
の無線通信の着信を音声、音響、振動、発光、および画
像の少なくとも1手段により知らせる着信通知手段とを
備え、上記局所通信制御装置からの信号により電源制御
および通信機能の少なくとも一部の制御を可能としたも
のであることが望ましい。
【0013】上記移動無線通信システムにおいて、上記
局所通信制御装置が管理する領域に上記移動無線通信端
末が入場する際、上記端末記録情報取得手段により該移
動無線通信端末に記録されている移動無線通信端末の識
別番号、所持者情報および該移動無線通信端末の通信モ
ードを取得して該局所通信制御装置の情報記憶手段に記
録するとともに、該所持者情報を元にその移動無線通信
端末において制限すべき機能を決定し、該局所通信制御
装置の通信モード切替手段により当該移動無線通信端末
の電源を切断するかもしくはその少なくとも一部の機能
を無効化することが望ましい。
【0014】上記移動無線通信システムにおいて、上記
局所通信制御装置が管理する領域から上記移動無線通信
端末が出場する際、上記端末記録情報取得手段により取
得した該移動無線通信端末の識別番号を元に該局所通信
制御装置の情報記憶装置に記録されている該移動無線通
信端末が該領域に入場した際の通信モードを取得し、該
局所通信制御装置の通信モード切替手段により該移動無
線通信端末の通信モードを入場時の通信モードに変更す
ることが望ましい。
【0015】第2の本発明は、通信電波の侵入を阻止す
る電波シールドが施された規制施設内に存在する移動無
線通信端末と他の通信端末との無線通信を行うシステム
において、管轄する領域内に存在する移動無線通信端末
を認識し、その移動無線通信端末と他の通信端末との通
信を中継するための基地局と、該規制施設に近接して配
置され、その規制施設内に存在する移動無線通信端末の
機能を制御する手段を備えた局所通信制御装置と、音声
および文字・画像情報の送受信が可能であり、外部から
の無線通信信号によりその電源の投入・切断が可能な移
動無線通信端末とから構成されていることを特徴とする
移動無線通信システムである。
【0016】上記移動無線通信システムにおいて、上記
基地局は、移動無線通信端末と他の通信端末との通信を
中継する通信手段と、当該基地局が管轄する領域にある
移動無線通信端末の識別番号情報を記憶するとともに他
の通信端末から当該移動無線通信端末へ伝送すべき情報
を一時的に蓄積するための情報記憶手段と、上記基地局
が管轄する領域内にある移動無線通信端末と他の通信端
末との通信を中継するようこれらを制御する制御手段と
を備えたものであることが望ましい。
【0017】上記移動無線通信システムにおいて、上記
局所通信制御装置は、上記基地局と無線通信を行うため
の無線通信手段と、該移動無線通信端末の該規制施設内
への入出場を検知する入出場検知手段と、該移動無線通
信端末に記録されている識別番号、所持者情報、および
通信モードを取得する端末記録情報取得手段と、該移動
無線通信端末の電源の投入・切断を制御する端末電源制
御手段と、該局所通信制御装置が制御する規制区域内に
存在する移動無線通信端末に記録されている移動無線通
信端末の識別番号、所持者情報、該移動無線通信端末の
通信モード、および該移動無線通信端末へ伝送するため
に一時的に蓄積される音声もしくは文字・画像情報によ
るメッセージを記憶する情報記憶手段と、これらの各手
段の機能を制御するために各手段に接続された制御手段
とを備えたものであることが望ましい。
【0018】上記移動無線通信システムにおいて、上記
移動無線通信端末は、音声情報の入力・再生手段と、文
字・画像情報の入力・表示手段と、当該移動無線通信端
末への無線通信の着信を音声、音響、振動、発光、およ
び画像の少なくとも1手段により知らせる着信通知手段
とを備え、上記局所通信制御装置からの信号により電源
制御を可能としたものであることが望ましい。
【0019】上記移動無線通信システムにおいて、上記
局所通信制御装置が制御する上記規制施設内に上記移動
無線通信端末が入場する際、該局所通信制御装置の端末
記録情報取得手段により該移動無線通信端末に記録され
ている識別番号、所持者情報、および通信モードを取得
して該局所通信制御装置の情報記憶手段に記録するとと
もに、該局所通信制御装置の電源制御手段により当該移
動無線通信端末の電源を切断することが望ましい。
【0020】上記移動無線通信システムにおいて、上記
局所通信制御装置が制御する上記規制施設内から上記移
動無線通信端末が出場する際、上記端末記録情報取得手
段により取得した該移動無線通信端末の識別番号を元に
該局所通信制御装置の情報記憶装置に記録されている該
移動無線通信端末が該領域に入場した際の通信モードを
取得し、該局所通信制御装置の通信モード切替手段によ
り該移動無線通信端末の通信モードを入場時の通信モー
ドに変更することが望ましい。
【0021】なお、本発明において、移動無線通信端末
の電源切断は、当該移動無線通信端末の全ての電源を遮
断するのではなく、電源遮断後も復旧のための信号処理
ができるように少なくとも制御部の電源は遮断すること
なく待機電源はオンに維持しておくことが望ましい。本
発明において、電源遮断は、少なくとも規制領域内にお
いては通信電波を送信することのないよう、通信部の電
源が遮断されていれば、所期の機能を果たすことができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下本発明
の第1の実施の形態について図面を用いて説明する。図
1が、本実施の形態に係わるシステムを示す概念図であ
る。このシステムは基地局10、局所通信制御装置2
0、移動無線通信端末30(以下携帯端末と略称する)
から構成されている。
【0023】<基地局>図中10が、携帯電話などの携
帯端末を用いた通信を中継する無線通信システムの基地
局であり、他の通信領域を管轄する基地局あるいは有線
電話局と回線もしくは無線で接続されている。この基地
局10は、通信手段であるアンテナ11および通信部1
2と、この基地局が管轄する領域内に存在する携帯端末
の識別番号情報を蓄積する情報記憶手段である情報記憶
部14と、上記基地局が管轄する領域内にある移動無線
通信端末と他の通信端末との通信を中継するようこれら
を制御するための制御手段である制御部13とから構成
されている。すなわち、この基地局10は、当該基地局
10の領域内に入っている携帯端末30の位置登録要求
を受け付けて位置情報を登録し、この携帯端末と他の通
信装置との間の通信を中継する。また、規制領域内にあ
って文字・画像表示モードや通信禁止モードにある携帯
端末30への音声や文字メッセージを情報記憶部14
に保存し、メッセージを保存していることを携帯端末3
0に通知する機能を有するものである。また、この基地
局10は、当該基地局が管理する携帯端末に対して他の
通信装置から呼び出しがあり、当該携帯端末がこれに応
じることができない場合、代理端末として当該他の通信
装置との通信を行う機能を果たすこともできる。さら
に、当該携帯端末が応答不能の場合、当該基地局は予め
登録された他の通信装置に転送することもできる。
【0024】<局所通信制御装置>図中20が、病院、
電車、航空機、コンサートホール、図書館など、携帯端
末の使用を制限する規制領域に近接して設置される局所
通信制御装置であり、この局所通信制御装置は、無線通
信手段であるアンテナ21および基地局と通信を行うた
めの通信部22、規制領域内に携帯端末が入場もしくは
出場する際にこれを検知するためのセンサからなる入出
場検出部25、該携帯端末30の識別番号、所持者情
報、および通信モードを検出するための端末記録情報取
得手段である情報取得部26、該携帯端末30の電源を
制御しまた通信モードを変更するための通信モード切替
手段であるモード切替部27および該モード切替部27
に接続され携帯端末にモード切替のための信号を送信す
るアンテナ28、情報記憶手段である情報記憶部24、
上記各手段を制御するための制御手段である制御部23
から構成されている。この局所通信制御装置20は、携
帯端末30の使用を制限する規制領域内にある携帯端末
30の通信モードを管理し、必要に応じて携帯端末30
の代理端末として基地局10との通信を行う機能を果た
すものである。
【0025】<移動無線通信端末(携帯端末)>図中3
0が、本発明で用いられる携帯端末であり、この携帯端
末は、無線通信手段であるアンテナ31と通信部32、
音声情報の入力・再生手段であるマイクなどの音声入力
部38およびスピーカなどの音声出力部39、文字入力
・表示手段である入力キーなどの文字入力部36および
液晶表示装置などの文字・画像表示部37、携帯端末へ
の着信を音響、振動、あるいは光などで通知する着信通
知部40、制御部33、情報記憶部35、および電源部
34から構成されている。また、この携帯端末は、通常
通話モード、マナーモード、文字・画像表示モード、お
よび通信禁止モードなどの通信モードを備え、該局所通
信制御装置20からの無線信号により通信モード制御お
よび電源投入・切断が可能となっている。
【0026】通常通話モードとは、携帯端末から発信も
受信も可能で着信時には着信音による通知を行う通常の
携帯電話の通信モードである。マナーモードとは、携帯
端末から発信も着信も可能であるが、着信時には着信音
に代えて携帯端末の振動や発光表示により着信を通知す
るものであり、着信音によって生じる他者への迷惑を防
止する通信モードである。文字・画像表示モードは、携
帯端末からの発信は禁止され、着信も文字・画像表示の
み可能であり、音声による通話は規制される。このモー
ドは、マナーモードよりさらに音声に対する規制が厳し
い環境において使用される通信モードである。通信禁止
モードは、携帯端末との一切の通信を禁止するモードで
あり、当該携帯端末の電源も遮断される。このモード
は、極めて微弱な電波によっても影響を受けるおそれの
ある電子機器の近辺において実施される規制モードであ
り、病院内、航空機内、混雑している電車内などの環境
において採用される通信モードである。
【0027】<システムの機能および動作>以下、本実
施形態である移動無線通信システムの動作を詳述する。
【0028】携帯電話などの携帯端末を購入する際に、
携帯端末30内の情報記憶部35には、その識別番号、
その所有者に関する情報などが記録される。この記録と
しては、例えば携帯電話番号などの携帯端末識別番号、
所有者の氏名、所有者の職業(この職業の種類によって
通信の優先度が決定される)などの情報(所持者情報)
が記録される。この記録において、警察官、消防士、医
師など常時携帯端末による通信手段の確保が要請されて
いる職業に従事する者(緊急通信手段確保者)について
は優先して通信を行うものとして設定されることが好ま
しい。これらの情報の記録は、無線通信サービス業者が
その責任において慎重に決定し記録する。また、例え
ば、コンサート会場においては、一般の客と、会場のス
タッフを同等に扱うことは不都合を来すことがあり、ス
タッフについては一般客と異なる扱いをする必要がある
が、この場合のスタッフは、上記緊急通信手段確保者と
は異なり、限定された時期・場所においてのみ緊急通信
手段確保者として扱うことになる。そのためには、特定
の携帯端末新規別番号を有する携帯端末保持者を緊急通
信手段確保者として扱えるように、暫定的に限られた場
所においてのみ緊急通信手段確保者として設定できるよ
うに登録手段を備えていることが望ましい。
【0029】当該携帯端末30を所持するものが、規制
された通信モードを必要とする施設(規制領域)に入場
する際、規制領域入り口に設置された局所通信制御装置
20の入出場検出部25が、携帯端末30の所持者を検
知し、その入出場を判断する。具体的には、図2に見ら
れるように、入出場検知部25は規制施設50の入り口
51付近に設置されたゲート部52A、52Bおよびセ
ンサ部53A、53B、また該センサ部から制御部23
への信号の伝達を中継する図示していないインターフェ
ースから構成されており、ゲート部52A、52Bの間
を該携帯端末30の所持者が通過すると、このゲート部
52Aおよび52Bの少なくとも一方に設置されたセン
サ53Aおよび53Bにより携帯端末30もしくはその
所持者を検知するが、その検知の順序が53Aから53
Bの順に検知された場合には、この所持者は当該施設5
0に入場すると判断し、その検知の順序が逆の場合には
この所持者は当該施設50を出場する者と判断する。な
お、入り口及び出口が異なる施設の場合には、当該入出
場口を通過することを検知するのみで、入場か出場かを
判断できるため、図2に示す入出場検出部25の機能
は、情報取得部26による携帯端末識別情報の検出によ
って代行することができる。
【0030】上記ゲート部52A、52Bにおいて、携
帯端末もしくはその所持者を検知するセンサ53Aおよ
び53Bは、当該携帯端末30が発受信するのに使用す
る周波数帯域の電波を検知するセンサでもよいし、人間
が近接した場合静電容量が変化する現象を検出する静電
センサや、ゲート部52A、52B間に設けられる発光
部および受光部間の光の通過・遮断を検知して人間の通
過を検知する光センサなど周知の非接触センサあるいは
タッチセンサなどの接触センサなどを使用することがで
きる。これらの静電センサおよび光センサは携帯端末を
検知するものではないため、これらのセンサに加えて少
なくとも1つの当該携帯端末が使用する周波数帯の電波
を検知して携帯端末を検出するセンサを併用することが
望ましい。
【0031】この入出場検知部25により入場と判断さ
れた携帯端末について、制御部23に接続されている情
報取得部26によりその端末識別番号および所持者情
報、また現在の通信モードが次のような手段で読みとら
れ、局所通信制御装置20の制御部23を経由して情報
記憶部24に記録される。すなわち、情報取得部26に
は、携帯端末と無線通信できるアンテナを備え、情報習
得部からの要求に応じて携帯端末から発信される当該携
帯端末の端末識別番号、所有者情報、通信モード情報な
どの情報を受信し取得する。この情報取得にあたって使
用される電波は、携帯端末の通信に用いる通常の強度を
有する通信帯域の電波でもよいし、または、局所的な通
信にのみ用いる微弱な電波でもよい。あるいは、現在小
型コンピュータと周辺装置との通信に用いられている赤
外線通信や、ブルーツースとして知られているローカル
な無線通信システムを応用することもできる。この情報
取得部26はセンサ54により実現できるが、上記入出
場検出部25を構成する携帯端末検出センサを兼用する
こともできる。
【0032】次いで、上記ステップで取得した所持者情
報により、制御部23が予め設定された規則に従って携
帯端末30の規制通信モードを決定する。この規則とし
ては例えば下記の表1に見られるような規則が考えられ
るが、これにとらわれるものではない。いずれにしても
緊急時の連絡手段の確保が必要とされる職業にある携帯
端末所持者(緊急通信手段確保者)に対しては常に連絡
を取り得る状態になっていること、および当該施設にお
ける携帯端末による通信がその環境に及ぼす影響を可能
な限り最大限低減化することが必要である。
【0033】
【表1】
【0034】上記ステップにより決定された当該携帯端
末への通信モード設定は、局所通信制御装置20のモー
ド切替部27が制御するアンテナ28からの電波信号に
より行われる。マナーモードに通信モードを切り替える
場合は、着信通知部40の着信通知動作(着信音鳴動、
圧電振動子等の振動発生体の駆動、あるいは発光体点滅
など)のうち、着信音鳴動以外の手段に設定する。ま
た、文字・画像表示モードに通信モードを切り替える場
合は、着信通知部40の着信通知動作(着信音鳴動、圧
電振動子等の振動発生体の駆動、発光体点滅、あるいは
音声再生など)のうち、着信音鳴動及び音声再生以外の
手段に設定し、音声出力機能を無効化する。また、通信
禁止モードに通信モードを切り替える場合は、局所通信
制御装置20から発信された通信禁止モードへの切替信
号を受信した携帯端末30は、その制御部33により電
源部34に対して電源遮断の信号が伝送され電源遮断が
行われる。以上の手段により各通信モードへの切替を行
うことができる。なお、規制施設入場者が、すでに自発
的に携帯端末の通信モードを規制モードよりも制約され
たモードに設定している場合には、その設定情報を局所
通信制御装置の情報記憶部に記録し、通信モードの切替
を行うことは必要ではない。
【0035】上記ステップにより設定された通信モード
は、当該規制領域施設内に当該携帯端末が存在している
間は、この規制された通信モードに維持されることが望
ましく、当該携帯端末30への着信は、この規制された
通信モードに従って次のように処理される。なお、規制
施設内において規制された通信モードを意図的に変更さ
れてしまうことが考えられ、この場合には本システムの
機能を損なうものであり、好ましくない。このような状
況に対応するには、通信モードを規制する際に、携帯端
末所持者によるモード変更を不可能にするためのロック
機構を設けるか、あるいは当該規制施設内において常に
規制信号を発信して当該携帯端末の通信モードを規制モ
ードに維持することもできる。マナーモード: モード
切替部27が、携帯電話30のモードを強制的にマナー
モードに切り替え、当該携帯端末30の着信時には振動
あるいは光などの音以外の手段で所持者に着信を通知す
る。当該携帯端末所持者はその後通常の通話が可能であ
る。文字・画像表示モード: モード切替部27が、携
帯電話30のモードを強制的に文字・画像表示モードに
切り替える。モード切替を行った携帯端末に関する情報
(例えば携帯電話番号などの携帯端末識別番号、規制通
信モード)を基地局10に通知し、基地局の情報記憶部
14に記録する。基地局10は、他の通信端末から、当
該携帯電話30へ中継すべき通信を受信した場合、現在
通信が規制されていることを発信元に通知し、発信元か
ら音声メッセージもしくは文字メッセージが伝送された
場合、これを情報記憶部14に記録し、当該携帯電話3
0へのメッセージがある事実を携帯電話30宛に送信
し、携帯電話30の文字・画像表示部35に表示する。
規制解除後、携帯電話30の所持者からの要求に応じて
情報記憶部14に記録してあるメッセージを携帯電話3
0に送信する。通信禁止モード: モード切替部27
が、携帯電話30の電源を強制的に切断する。モード切
替を行った携帯端末に関する情報(携帯端末識別番号、
規制通信モード)を基地局10に通知し、基地局の情報
記憶部14に記録する。基地局10は、他の通信端末か
ら、当該携帯電話30へ中継すべき通信を受信した場
合、必要に応じて現在通信が規制されていることを発信
元に通知し、発信元から音声メッセージもしくは文字メ
ッセージが伝送された場合、これを情報記憶部14に記
録し、当該携帯電話30へのメッセージがある事実を携
帯電話30宛に送信し、携帯電話30の文字・画像表示
部35に表示する。規制解除後、携帯電話30の所持者
からの要求に応じてあるいは強制的に情報記憶部14に
記録してあるメッセージを携帯電話30に送信する。
【0036】この携帯端末30が規制領域施設を出場
し、入出場検出部25において、出場と判断された場
合、番号取得部26により当該携帯端末の番号が取得さ
れる。そして、当該携帯端末30が、通信禁止モードに
なっていた場合、当該携帯端末の電源を投入するよう指
示信号をアンテナ28から発信する。そして、局所通信
制御装置20の情報記憶部24に記録されている当該携
帯端末30の通信モードを、モード切替部27により入
場時の通信モードに再設定する。
【0037】さらにこの間、基地局10の情報記憶部1
4に当該携帯端末30宛に他の通信装置からの音声や文
字・画像情報などのメッセージが蓄積されている場合、
局所通信制御装置20は、当該携帯電話30が規制領域
から出場したことを基地局10に通知する。基地局10
は、当該携帯電話の番号から、情報記憶部12の情報を
照合し、記録されているメッセージがある場合、携帯電
話30にその旨文字情報等で通知し、当該携帯端末所持
者によるそのメッセージへのアクセスを可能にする。
【0038】(第2の実施の形態)以下本発明の第2の
実施の形態について図面を用いて説明する。図3が、本
実施の形態に関するシステムを示す概念図である。この
システムは、特に微弱な電波によっても影響を受けやす
い精密電子機器を配備した施設において、無線通信電波
の影響を回避するためのシステムであり、このシステム
は基地局、電波シールドされた規制施設、局所通信制御
装置、携帯端末から構成されている。本実施の態様にお
いて、基地局、局所通信制御装置、および携帯端末につ
いては、おおむね上記第1の実施の形態に記載されたも
のと同等の機能を果たすものであり、この説明において
は上記第1の実施の形態と相違している部分についての
み説明する。
【0039】<電波シールドされた規制施設>病院など
精密電子機器が設備されている施設では、微弱な電波で
あっても電子機器に悪影響を与えることから、その施設
内で無線通信が行えないように電波シールドを行う。電
波シールドの方法としては、公知の技術が用いることが
できる。例えば、当該規制施設の周囲を通信に使用する
電波の波長より十分小さいメッシュを有する金属網かあ
るいは金属板で被覆することが考えられる。
【0040】<基地局、局所通信制御装置、携帯端末>
基地局10、および携帯端末30については、基本的に
上記第1の実施の形態におけるものとそれぞれ異なると
ころはない。また、本実施態様においては、規制領域内
にある全ての携帯端末の電源は強制的に切断されること
から、局所通信制御装置20には、施設内に緊急に連絡
をとる必要のある緊急通信手段確保者宛に着信があった
ことを通知するための施設内周知化手段を設けることが
必要となる。これは、例えば、施設内の適切な箇所に配
置されたスピーカにより音声で通知する方法や、同じく
電光表示装置を用いて通知する方法などが考えられる。
いずれの方法においても施設内周知化部29により着信
のある携帯端末の識別番号をアナウンスすることで実現
できる。この施設内周知化部は電波を使用せずに当該施
設内において所在が特定されない携帯端末所持者に対し
て連絡をとることができる手段であれば使用が可能であ
る。また、局所通信制御装置20は、上記電波シールド
された規制施設に近接して設置されることが望ましく、
この局所通信制御装置を構成するアンテナ21、および
28は電波シールドされた領域の外部に設置するとが、
電波シールドの効果を低下させないために望ましい。
【0041】<システムの機能および動作>以下、本実
施形態である移動無線通信システムの動作を詳述する。
【0042】携帯電話などの無線通信端末を購入する際
に、携帯端末30内の情報記憶部35には、その識別番
号、その所有者に関する情報などが記録される。この記
録としては、例えば携帯電話番号などの携帯端末識別番
号、所有者の氏名、所有者の職業(この職業の種類によ
って通話の優先度が決定される)等の情報(所持者情
報)が記録される。これらの情報の記録は、無線通信サ
ービス業者がその責任において慎重に決定し記録するこ
とが望ましい。この記録において、警察官、消防士、医
師など常時携帯端末による通信手段の確保が要請されて
いる職業に従事する者(緊急通信手段確保者)について
は優先して通信を行うものとして設定されることが好ま
しい。
【0043】当該携帯端末30を所持するものが、規制
された通信モードを必要とする施設(規制領域)に入場
する場合、規制領域入り口に設置された局所通信制御装
置20の入出場検出部25を該携帯端末30が通過する
と、図2に示すように入出場検出部25の第1の検知器
が該携帯端末30を検知した後、第2の検知器が同じ携
帯端末30を検知すると、入出場検出部25に接続され
た制御部23が当該携帯端末30が規制領域に入場する
ものと判断する。この入出場検知部25により入場と判
断された携帯端末について、情報取得部26によりその
携帯端末識別番号、所持者情報および入場時の通信モー
ド情報が取得される。
【0044】次いで、モード切替部27が、当該携帯電
話30の電源を遮断し、局所通話規制装置20は、基地
局10に対して当該携帯電話30が通話禁止の規制通信
モードにあることを通知し、該携帯端末30への通信
は、局所通話制御装置20に転送することを指示する。
【0045】他の通信端末から当該通信規制されている
携帯端末30への通信要求があった場合、基地局10は
通信を局所通話制御装置20へ転送する。局所通話制御
装置20は、携帯端末30に代わって発信元へ当該携帯
電話30が、現在通信規制モードにあることを発信元に
通知し、発信元から伝送される音声メッセージもしくは
文字メッセージを情報記憶部14に記録する。また、局
所通信制御装置20は、着信のあった携帯端末30の番
号を情報記憶部24に記録されている当該携帯端末30
の所持者情報と照合し、当該通話が緊急通信手段確保者
に対するものである場合、規制施設内に別途設置される
場内アナウンスあるいは電光掲示装置などの施設内周知
化手段29により、当該携帯端末30の所持者に着信が
あったことを伝達する。またこの場合において、緊急通
信手段確保者に対する通信が常に緊急性を有するとは限
らないことから、発信元を特定し、例えば病院、警察
署、消防署など緊急性があると判断される発信元からの
通信についてのみ緊急通信であると判断し上記処置を行
うことができる。この場合、緊急性を有する発信元の電
話番号については、予め局所通信制御装置20の情報記
憶部24に登録しておくことにより実現できる。
【0046】携帯端末30の所持者が、入出場検出部2
5によって通信規制領域から出場すると判断された場
合、番号取得部25が当該携帯電話の番号を取得し、情
報記憶部24の記録情報と照合して、当該携帯端末30
の入場時の通信モード情報を取得する。
【0047】次いで、モード切替部27は、携帯電話3
0の電源を投入し、携帯電話30の通信モードを上記手
順で得られた入場時の通信モードに復帰させる。
【0048】上記局所通信制御装置20の情報記憶部2
4に当該携帯端末30へのメッセージが保存されている
場合、携帯端末30の文字・画像表示部35にメッセー
ジが保存されていることを表示して携帯端末所持者に伝
達する。通信規制解除後、局所通信制御装置20は携帯
端末30の所持者からの要求に応じて情報記憶部14に
記録してあるメッセージを携帯電話30に送信する。
【0049】次いで局所通信制御装置20は、当該携帯
端末30が規制領域から出場したことを基地局10に通
知する。基地局10は、当該携帯電話の転送先としての
当該局所通信制御装置の登録を解消して通常の通信に復
帰する。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、緊急の連絡を必要とす
る職業の携帯端末所持者に対する通信を過剰に制約する
ことなく、規制領域の特性に応じた通信を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の移動無線通信システムの第1実施態
様である構成を示した図である。
【図2】 本発明の局所通信制御蔵置を設置した通信規
制施設の状況を示す概略図である。
【図3】 本発明の移動無線通信システムの第2実施態
様である構成を示した図である。
【符号の説明】
10・・・基地局 11、21、28、31・・・アンテナ 12・・・通信部 13、23、33・・・制御部 14、24、35・・・情報記憶部 20・・・局所通信制御装置 25・・・入出場検出部 26・・・情報取得部 27・・・モード切替部 30・・・移動無線通信端末 34・・・電源部 37・・・文字・画像表示部 50・・・規制施設 51・・・出入口 52A、52B・・・ゲート部 53A、53B・・・センサ部
フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 AA61 CC11 GG10 5K034 DD02 EE03 FF02 TT06 5K067 AA34 AA35 BB04 DD17 DD27 DD52 DD53 DD54 EE02 EE10 EE12 FF31 HH22 HH23 KK00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管轄する領域内に存在する移動無線通信端
    末を認識し、その移動無線通信端末と他の通信端末との
    通信を中継するための基地局と、 無線通信の使用が制限されている規制領域に近接して配
    置され、その規制領域内に存在する移動無線通信端末の
    機能を制御する手段を備えた局所通信制御装置と、 音声、文字情報ならびに画像情報の送受信が可能であ
    り、外部からの信号によりその電源の投入・切断および
    その通信機能の少なくとも一部を制御することができる
    移動無線通信端末とから構成されていることを特徴とす
    る移動無線通信システム。
  2. 【請求項2】上記基地局は、移動無線通信端末と他の通
    信端末との通信を中継する通信手段と、当該基地局が管
    轄する領域にある移動無線通信端末の識別番号情報を記
    憶するための情報記憶手段と、上記基地局が管轄する領
    域内にある移動無線通信端末と他の通信端末との通信を
    中継するようこれらを制御する制御手段とを備えたもの
    であることを特徴とする請求項1に記載の移動無線通信
    システム。
  3. 【請求項3】上記局所通信制御装置は、上記基地局と無
    線通信を行うための無線通信手段と、該移動無線通信端
    末の上記規制領域内への入出場を検知する入出場検知手
    段と、該移動無線通信端末に記録されている識別番号、
    所持者情報、および該移動無線通信端末の通信モードを
    検出する端末記録情報取得手段と、該移動無線通信端末
    の電源の投入・切断を制御し、あるいは当該移動無線通
    信端末の通信機能の少なくとも一部を制御する通信モー
    ド切替手段と、該局所通信制御装置が制御する規制領域
    内に存在する移動無線通信端末に記録されている移動無
    線通信端末の識別番号、所持者情報、および該移動無線
    通信端末の通信モードを記憶する情報記憶手段と、これ
    らの各手段の機能を制御するために各手段に接続された
    制御手段とを備えたものであることを特徴とする請求項
    1もしくは請求項2に記載の移動無線通信システム。
  4. 【請求項4】上記移動無線通信端末は、基地局との無線
    通信を行うための無線通信手段と、音声情報の入力・再
    生手段と、文字・画像情報の入力・表示手段と、当該移
    動無線通信端末への無線通信の着信を音声、音響、振
    動、発光、および画像の少なくとも1手段により知らせ
    る着信通知手段とを備え、上記局所通信制御装置からの
    信号により電源制御および通信機能の少なくとも一部の
    制御を可能としたものであることを特徴とする請求項1
    ないし請求項3のいずれかに記載の移動無線通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】上記局所通信制御装置が管理する領域に上
    記移動無線通信端末が入場する際、上記端末記録情報取
    得手段により該移動無線通信端末に記録されている移動
    無線通信端末の識別番号、所持者情報および該移動無線
    通信端末の通信モードを取得して該局所通信制御装置の
    情報記憶手段に記録するとともに、該所持者情報を元に
    その移動無線通信端末において制限すべき機能を決定
    し、該局所通信制御装置の通信モード切替手段により当
    該移動無線通信端末の電源を切断するかもしくはその少
    なくとも一部の機能を無効化することを特徴とする請求
    項1ないし請求項4のいずれかに記載の移動無線通信シ
    ステム。
  6. 【請求項6】上記局所通信制御装置が管理する領域から
    上記移動無線通信端末が出場する際、上記端末記録情報
    取得手段により取得した該移動無線通信端末の識別番号
    を元に該局所通信制御装置の情報記憶装置に記録されて
    いる該移動無線通信端末が該領域に入場した際の通信モ
    ードを取得し、該局所通信制御装置の通信モード切替手
    段により該移動無線通信端末の通信モードを入場時の通
    信モードに変更することを特徴とする請求項1ないし請
    求項5のいずれかに記載の移動無線通信システム。
  7. 【請求項7】通信電波の侵入を阻止する電波シールドが
    施された規制施設内に存在する移動無線通信端末と他の
    通信端末との無線通信を行うシステムにおいて、 管轄する領域内に存在する移動無線通信端末を認識し、
    その移動無線通信端末と他の通信端末との通信を中継す
    るための基地局と、 該規制施設に近接して配置され、その規制施設内に存在
    する移動無線通信端末の機能を制御する手段を備えた局
    所通信制御装置と、 音声および文字・画像情報の送受信が可能であり、外部
    からの無線通信信号によりその電源の投入・切断が可能
    な移動無線通信端末とから構成されていることを特徴と
    する移動無線通信システム。
  8. 【請求項8】上記基地局は、移動無線通信端末と他の通
    信端末との通信を中継する通信手段と、当該基地局が管
    轄する領域にある移動無線通信端末の識別番号情報を記
    憶するとともに他の通信端末から当該移動無線通信端末
    へ伝送すべき情報を一時的に蓄積するための情報記憶手
    段と、上記基地局が管轄する領域内にある移動無線通信
    端末と他の通信端末との通信を中継するようこれらを制
    御する制御手段とを備えたものであることを特徴とする
    請求項7に記載の移動無線通信システム。
  9. 【請求項9】上記局所通信制御装置は、上記基地局と無
    線通信を行うための無線通信手段と、該移動無線通信端
    末の該規制施設内への入出場を検知する入出場検知手段
    と、該移動無線通信端末に記録されている識別番号、所
    持者情報、および通信モードを取得する端末記録情報取
    得手段と、該移動無線通信端末の電源の投入・切断を制
    御する端末電源制御手段と、該局所通信制御装置が制御
    する規制区域内に存在する移動無線通信端末に記録され
    ている移動無線通信端末の識別番号、所持者情報、該移
    動無線通信端末の通信モード、および該移動無線通信端
    末へ伝送するために一時的に蓄積される情報を記憶する
    情報記憶手段と、これらの各手段の機能を制御するため
    に各手段に接続された制御手段とを備えたものであるこ
    とを特徴とする請求項7もしくは請求項8に記載の移動
    無線通信システム。
  10. 【請求項10】上記移動無線通信端末は、音声情報の入
    力・再生手段と、文字・画像情報の入力・表示手段と、
    当該移動無線通信端末への無線通信の着信を音声、音
    響、振動、発光、および画像の少なくとも1手段により
    知らせる着信通知手段とを備え、上記局所通信制御装置
    からの信号により電源制御を可能としたものであること
    を特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれかに記載
    の移動無線通信システム。
  11. 【請求項11】上記局所通信制御装置が制御する上記規
    制施設内に上記移動無線通信端末が入場する際、該局所
    通信制御装置の端末記録情報取得手段により該移動無線
    通信端末に記録されている識別番号、所持者情報、およ
    び通信モードを取得して該局所通信制御装置の情報記憶
    手段に記録するとともに、該局所通信制御装置の電源制
    御手段により当該移動無線通信端末の電源を切断するこ
    とを特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれかに
    記載の移動無線通信システム。
  12. 【請求項12】上記局所通信制御装置が制御する上記規
    制施設内から上記移動無線通信端末が出場する際、上記
    端末記録情報取得手段により取得した該移動無線通信端
    末の識別番号を元に該局所通信制御装置の情報記憶装置
    に記録されている該移動無線通信端末が該領域に入場し
    た際の通信モードを取得し、該局所通信制御装置の通信
    モード切替手段により該移動無線通信端末の通信モード
    を入場時の通信モードに変更することを特徴とする請求
    項7ないし請求項11のいずれかに記載の移動無線通信
    システム。
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