JP2002261640A - Fmステレオ受信機のディエンファシス切替回路 - Google Patents

Fmステレオ受信機のディエンファシス切替回路

Info

Publication number
JP2002261640A
JP2002261640A JP2001051860A JP2001051860A JP2002261640A JP 2002261640 A JP2002261640 A JP 2002261640A JP 2001051860 A JP2001051860 A JP 2001051860A JP 2001051860 A JP2001051860 A JP 2001051860A JP 2002261640 A JP2002261640 A JP 2002261640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
resistor
current mirror
emphasis
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001051860A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Yamagishi
幹夫 山岸
Takashi Iijima
隆 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001051860A priority Critical patent/JP2002261640A/ja
Publication of JP2002261640A publication Critical patent/JP2002261640A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)
  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】仕向地に応じてディファンシス回路の内部の出
力インピーダンスを変え、ディエンファシス回路のディ
エンファシス定数を変える。 【解決手段】本発明はL信号及びR信号を取り出す第1
電流ミラー回路30と第2電流ミラー回路35に2つの
ディエンファシス定数を有する第1及びディエンファシ
ス回路40、45を接続し、制御トランジスタ50、5
1、52にて前記第1及び第2ディエンファシス回路4
0、45の出力インピーダンスを変え、ディエンファシ
ス定数を変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディエンファシス
定数を仕向地に応じて切替えられるFMステレオ受信機
のディエンファシス切替回路に関する。
【0002】
【従来の技術】FMステレオ放送では音質を高めるため
に、送信側では送信信号の高域周波数を高めるエンファ
シスが行われ、受信側では前記高められた高域周波数を
元に戻すディエンファシスが行われている。
【0003】図2は一般的なFMステレオ受信機のブロ
ック図である。アンテナ1にFMチューナ2が接続さ
れ、前記FMチューナ2にはパイロット信号を検出する
PLL回路3及びデコーダ回路4が接続されている。
【0004】前記アンテナ1にFMステレオ放送信号が
受信されると、FMチューナ2よりコンポジット信号が
復調される。前記コンポジット信号のうちパイロット信
号はPLL回路3に加えられ、該PLL回路3で逓倍さ
れ38KHZ副搬送波に変換される。前記変換された3
8KHZ副搬送波信号はステレオ切替回路5に加わえら
れ、180度位相をずらした38KHZ副搬送波をデコ
ーダ4に加える。
【0005】デコーダ回路4にはFMチューナ2で復調
されたコンポジット信号及び前記38KHZ副搬送波信
号が加えられる。デコーダ回路4では前記コンポジット
信号より主信号(L+R)と副信号(L−R)及び副信
号-(L−R)が取り出され、前記主信号(L+R)と副
信号(L-R)及び前記主信号(L+R)と副信号-(L-
R)とがマトリックスされ、デコーダ回路回路4からL
信号とR信号を検出する。
【0006】図3は従来のデコーダ回路4である。第1
トランジスタ10と第2トランジスタ11のベース電極
は前記FMチューナ回路2に接続されコンポジット信号
が加えられる。前記第1トランジスタ10と第2トラン
ジスタ11のエミッタ電極は抵抗12及び抵抗13を介
して結合され、さらに抵抗12と抵抗13の結合点とア
ース間に抵抗14を接続し、抵抗マトリックス回路RM
を形成している。
【0007】第3トランジスタ15と第6トランジスタ
18のベース電極にはPLL回路3よりの第1の38K
HZ副搬送波が加えられ、第4トランジスタ16と第5
トランジスタ17のベース電極には第1の38KHZ副
搬送波と位相を180度ずらした第2の38KHZ副搬
送波が加えられる。前記第3トランジスタ15と第4ト
ランジスタ16のエミッタ電極は接続され前記第1トラ
ンジスタ10のコレクタ電極に接続されている。また前
記第5トランジスタ17と第6トランジスタ18のエミ
ッタ電極も接続され前記第2トランジスタ11のコレク
タ電極に接続されている。
【0008】さらに前記第3トランジスタ15と第5ト
ランジスタ17のコレクタ電極は結合され、また前記第
4トランジスタ16と第6トランジスタ18のコレクタ
電極も結合されている。
【0009】第7トランジスタ19と第8トランジスタ
20はベース電極どうしが結合されると共に第8トラン
ジスタ20のベース電極とコレクタ電極も結合され電流
ミラー回路を構成する。前記第7トランジスタ19のコ
レクタ電極にはL信号を取り出すL信号出力端子Lou
tが接続されており、且つ前記コレクタ電極とアース間
にはディエンンファシス回路23aを構成する抵抗24
aとコンデンサ25aが接続されている。さらに第8ト
ランジスタ20の結合されたベース電極とコレクタ電極
は第3トランジスタ15及び第5トランジスタ17のコ
レクタ電極に接続された端子Aに結合されている。
【0010】同様に第9トランジスタ21と第10トラ
ンジスタ22はベース電極どうしを結合すると共に第9
トランジスタ21のベース電極とコレクタ電極を結合し
電流ミラー回路を構成する。前記第10トランジスタ2
2のコレクタ電極にはR信号を取り出すR信号出力端子
Routが接続されており、且つ前記コレクタ電極とア
ース間にはディエンンファシス回路23bを構成する抵
抗24bとコンデンサ25bが接続されている。さらに
第9トランジスタ21の結合されたベース電極とコレク
タ電極は第4トランジスタ16及び第6トランジスタ1
8のコレクタ電極に接続された端子Bに結合されてい
る。
【0011】前述したように、FMチューナ2で復調さ
れたコンポジト信号のうちパイロット信号は逓倍され3
8KHZの180度位相を異にする副搬送波信号として
取り出される。前記副搬送波信号は夫々第3トランンジ
スタ15と第6トランンジスタ18及び第4トランンジ
スタ16と第5トランンジスタ17のベースに加える。
【0012】一方コンポジット信号は第1トランンジス
タ10及び第2トランジスタ11のベースに加わる。第
1トランジスタ10および第2トランジスタ11のエミ
ッタには抵抗12、抵抗13と抵抗14とよりなる抵抗
マトリックス回路RMが接続されているので、前記第3
トランジスタ15のコレクタ電極と第5トランジスタ1
7のコレクタ電極が接続された端子A及び前記第4トラ
ンジスタ16のコレクタ電極と第6トランジスタ18の
コレクタ電極が接続されたコレクタ端子Bに夫々主信号
L+Rが取り出される。
【0013】また前記38KHZ副搬送波により端子A
に差信号(L-R)が取り出され、第10トランジスタ
22の端子Bに差信号-(L-R)が取り出される。前記
主信号L+Rと差信号(L-R)は加えられ、ミラー回路
を構成する第7トランジスタ19のコレクタ電極にL信
号が取り出される。同様に前記主信号L+Rと差信号-
(L-R)は加えられ、ミラー回路を構成する第10ト
ランジスタ22のコレクタ電極にR信号が取り出され
る。
【0014】前記取り出されたL信号及びR信号は抵抗
24a、24b及びコンデンサ25a、25bで構成さ
れるディエンファシス回路23a、23bでディエンフ
ァシスされ端子LoutからL信号が取り出され、R端
子からR信号が取り出される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、FM
放送は送信側で送信信号の高域周波数を高めるエンファ
シスが行われ、受信側で受信信号を元の周波数特性に戻
すためディエンファシスが行われている。しかし国によ
ってエンファシス定数が50μSと75μSとがあるの
で、仕向地毎にディエンファシス定数を変える必要があ
る。従来は出力インピーダンスRが一定のため外付けコ
ンデンサの容量値を仕向地毎に変えているので不便であ
った。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明はエミッタ電極に
抵抗マトリックス回路が接続され、ベース電極に夫々コ
ンポジット信号が加えられる第1トランジスタと第2ト
ランジスタと、結合された電極が前記第1トランジスタ
のコレクタ電極に接続され、且つベース電極に位相を異
にする副搬送波信号が加えられる第3トランジスタと第
4トランジスタと、結合されたエミッタ電極が前記第2
トランジスタのコレクタ電極に接続され、且つベース電
極に位相を異にする副搬送波信号が加えられる第5トラ
ンジスタ及び第6トランジスタと、前記第3トランジス
タ及び第5トランジスタのコレクタ電極に接続されL信
号と取出す第1電流ミラー回路と、前記第4トランジス
タ及び第6トランジスタのコレクタ電極に接続されR信
号を取り出す第2電流ミラー回路と、前記第1電流ミラ
ー回路及び第2電流ミラー回路に接続された2つのディ
エンファシス定数を有するディエンファシス回路とより
なり、制御トランジスタにて前記ディエンファシス回路
のディエンファシス定数を変えることができるようにし
たFMステレオ受信機のディエンファシス切替回路を提
供する。
【0017】本発明は第1電流ミラー回路を結合された
ベース電極とコレクタ電極が前記第3トランジスタ及び
第5トランジスタのコレクタ電極に接続された第1電流
ミラートランジスタと、前記第1電流ミラートランジス
タとベース電極が結合され構成する第2電流ミラートラ
ンジスタ及び第3電流ミラートランジスタとで構成し、
第2電流ミラー回路を結合されたベース電極とコレクタ
電極が前記第4トランジスタ及び第6トランジスタのコ
レクタ電極に接続された第4電流ミラートランジスタ
と、前記第4電流ミラートランジスタとベース電極が結
合され構成する第5電流ミラートランジスタ及び第6電
流ミラートランジスタとで構成し、前記第2電流ミラー
トランジスタのコレクタとアース間に接続され第1コン
デンサと共にディエンファシス回路を構成する第1抵抗
と、前記第3電流ミラートランジスタのコレクタとアー
ス間に接続され第1コンデンサと共に第1ディエンファ
シス回路を構成する第2抵抗と、前記第5電流ミラート
ランジスタのコレクタとアース間に接続され第2コンデ
ンサと共にディエンファシス回路を構成する第3抵抗
と、前記第6電流ミラートランジスタのコレクタとアー
ス間に接続され第2コンデンサと共に第2ディエンファ
シス回路を構成する第4抵抗と、制御入力信号によって
ON・OFFされる第1制御トランジスタと、該第1制
御トランジスタによりON・OFFされ前記第1抵抗と
第2抵抗の非アース端子を結合・非結合する第2制御ト
ランジスタと、前記第1制御トランジスタによりON・
OFFされ前記第3抵抗と第4抵抗の非アース端子を結
合・非結合する第3制御トランジスタとよりなり、前記
第1制御トランジスタ、第2制御トランジスタ及び第3
制御トランジスタのON・OFFにより第1ディエンフ
ァシス回路及び第2ディエンファシス回路のディエンフ
ァシス定数を変更出来るようにしたFMステレオ受信機
のディエンファシス切替回路を提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のFMステレオ受信機のデ
ィエンファシス切替回路を図1及び図2に従って説明す
る。尚、従来と同一構成部分は同一番号を付す。
【0019】図1において、第1トランジスタ10と第
2トランジスタ11のベース電極にはFMチューナ回路
2で復調されたコンポジット信号が加えられる。前記第
1トランジスタ10と第2トランジスタ11とのエミッ
タ電極は抵抗12及び抵抗13を介して結合され、前記
抵抗12と抵抗13の結合点とアース間に抵抗14を接
続し、抵抗マトリックス回路MRを形成している。
【0020】第3トランジスタ15と第6トランジスタ
18のベース電極にはPLL回路でパイロット信号を逓
倍し得た第1の38KHZ副搬送波が加えられ、第4ト
ランジスタ16と第5トランジスタ17のベース電極に
は第1の38KHZ副搬送波と位相を180度ずらした
第2の38KHZ副搬送波が加えられる。前記第3トラ
ンジスタ15と第4トランジスタ16のエミッタ電極は
接続され前記第1トランジスタ10のコレクタ電極に接
続されている。また前記第5トランジスタ17と第6ト
ランジスタ18のエミッタ電極も接続され前記第2トラ
ンジスタ11のコレクタ電極に接続されている。
【0021】さらに前記第3トランジスタ15と第5ト
ランジスタ17のコレクタ電極は結合され、また前記第
4トランジスタ16と第6トランジスタ18のコレクタ
電極も結合されている。
【0022】第1電流ミラー回路30はベース電極とコ
レクタ電極とが結合された第1電流ミラートランジスタ
31と該第1電流ミラートランジスタ31にベース電極
が接続された第2電流ミラートランジスタ32及び第3
電流ミラートランジスタ33とよりなる。前記第1電流
ミラートランジスタ31のコレクタは前記第3トランジ
スタ15と第5トランジスタ17のコレクタが結合され
た端子Aに接続されている。さらに第2電流ミラートラ
ンジスタ32のコレクタにL信号を取り出すL端子が接
続されている。
【0023】第2電流ミラー回路35は第1電流ミラー
回路30と同様にベース電極とコレクタ電極とが結合さ
れた第4電流ミラートランジスタ36と該第4電流ミラ
ートランジスタ36にベース電極が接続された第5電流
ミラートランジスタ37と第6電流ミラートランジスタ
38とよりなる。前記第4電流ミラートランジスタ36
のコレクタは前記第4トランジスタ16と第6トランジ
スタ18のコレクタが結合された端子に接続されてい
る。さらに第5電流ミラートランジスタ37のコレクタ
にR信号を取り出すR端子が接続されている。
【0024】第1ディエンファシス回路40は前記第2
電流ミラートランジスタ32のコレクタとアース間に接
続された第1抵抗41と、第3電流ミラートランジスタ
33のコレクタとアース間に接続された第2抵抗42及
びコンデンサ43よりなる。
【0025】第2ディエンファシス回路45は前記第5
電流ミラートランジスタ37のコレクタとアース間に接
続された第3抵抗46と、第6電流ミラートランジスタ
38のコレクタとアース間に接続された第4抵抗47及
びコンデンサ48よりなる。
【0026】前記第1ディファエンシス回路40の第1
抵抗41と第2ディファエンシス回路45の第3抵抗4
6とは同一抵抗値を有し、前記第1ディファエンシス回
路40の第2抵抗42と前記第2ディファエンシス回路
45の第4抵抗47とは同一抵抗値をなす。そして第2
抵抗42と第4抵抗47の抵抗値は第1抵抗41と第3
抵抗46の抵抗値の2倍の抵抗値を有する。
【0027】第1制御トランジスタ50は制御入力信号
がハイレベル(以下Hレベルという)のときONされ
る。第2制御トランジスタ51のエミッタ電極とコレク
タ電極は前記第1抵抗41と第2抵抗42の非アース側
に接続されており、前記第2制御トランジスタ51は第
1制御トランジスタ50がOFFされたときONされ前
記第1抵抗41と抵抗42とが並列接続される。
【0028】第3制御トランジスタ52のエミッタ電極
とコレクタ電極は前記第1抵抗46と第2抵抗47の非
アース側に接続されており、前記第3制御トランジスタ
52は第1制御トランジスタ50がOFFされたときO
Nされ前記第3抵抗46と抵抗47とが並列接続され
る。
【0029】第2制御トランジスタ51と第3制御トラ
ンジスタ52がOFFされたときは、第1抵抗41とコ
ンデンサ43とが第1ディエンファシス回路40を構成
し、第3抵抗46とコンデンサ48とが第2ディエンフ
ァシス回路45を構成する。又第4制御トランジスタ5
3と第5トランジスタ54は同様に制御入力信号がHレ
ベルのときONされ前記第2抵抗42及び第4抵抗46
を短絡する。
【0030】図2に示すように、FMチューナ2で復調
されたコンポジト信号のうちパイロット信号はPLL回
路3で逓倍され38KHZの180度位相を異にする副
搬送波信号として取り出される。前記副搬送波信号は夫
々第3トランンジスタ15と第6トランンジスタ18及
び第4トランンジスタ16と第5トランンジスタ17の
ベースに加える。
【0031】一方コンポジット信号は第1トランンジス
タ10及び第2トランジスタ11のベースに加わる。第
1トランジスタ10および第2トランジスタ11のエミ
ッタには抵抗12、抵抗13と抵抗14とよりなる抵抗
マトリックス回路RMが接続されているので、前記第3
トランジスタ15のコレクタ電極と第5トランジスタ1
7のコレクタ電極が接続された端子A及び前記第4トラ
ンジスタ16のコレクタ電極と第6トランジスタ18の
コレクタ電極が接続されたコレクタ端子Bに夫々主信号
L+Rが取り出される。
【0032】また前記38KHZ副搬送波により端子A
に差信号(L-R)が取り出され、端子Bに差信号-(L
-R)が取り出される。前記主信号L+Rと差信号(L-
R)は加えられ、第1電流ミラー回路30を構成する第
1電流ミラートランジスタ31のコレクタ電極にL信号
が取り出される。同様に前記主信号L+Rと差信号-(L
-R)は加えられ、第2電流ミラー回路35を構成する
第4電流ミラートランジスタ36のコレクタ電極にR信
号が取り出される。
【0033】前記取り出されたL信号及びR信号は第1
ディエンファシス回路40と第2ディエンファシス回路
45でディエンファシスされ端子LoutからL信号が
取り出され、Rout端子からR信号が取り出される。
ところで制御入力信号がHレベルのとき第1制御トラン
ジスタ50がONされ、第2制御トランジスタ51と第
3制御トランジスタ52がOFFされる。
【0034】第2制御トランジスタ51と第3制御トラ
ンジスタ52がOFFされると、第1抵抗41とコンデ
ンサ43とが第1ディエンファシス回路40を構成し、
第3抵抗46とコンデンサ48とが第2ディエンファシ
ス回路45を構成する。従って第1ディエンファシス回
路40と第2ディエンファシス回路45のディエンファ
シス常数は第1抵抗41とコンデンサ43及び第3抵抗
46とコンデンサ48とで定められる。
【0035】制御入力信号がLレベルのとき第1制御ト
ランジスタ50がOFFされ、第2制御トランジスタ5
1と第3制御トランジスタ52がONされる。従って第
1ディエンファシス回路40のディエンファシス定数は
並列接続にされた第1抵抗41と第2抵抗42の抵抗値
とコンデンサ43とで定められ、第2ディエンファシス
回路45のディエンファシス定数は並列接続にされた第
3抵抗46と第4抵抗47の抵抗値とコンデンサ48と
で定められる。
【0036】さらに詳述する。今第1抵抗41と第3抵
抗46の抵抗値をRとし、第2抵抗42と第4抵抗47
の抵抗値を2Rとコンデンサ43及びコンデサ48の容
量値をCとする。又第2電流ミラートランジスタ32と
第3電流ミラートランジスタ33のトランジスタのサイ
ズ比を2:1とし、同様に第5電流ミラートランジスタ
37と第6電流ミラートランジスタ38のトランジスタ
のサイズ比を2:1とする。
【0037】それにより制御入力信号がHレベルのとき
ディエンファシス定数Thは Th=C×R となる。
制御入力信号がLレベルのときディエンファシス定数T
1は T1=C×2R/3 となる。
【0038】それ故に制御入力信号がHレベルのときデ
ィエンファシス定数Th=75μSになるように前記コ
ンデンサ43とコンデンサ48の容量値及び第1抵抗4
1、第2抵抗42、第3抵抗46及び第4抵抗47の抵
抗値を設定すると、制御入力信号がLレベルのときディ
エンファシス定数T1=50μSになる。このように仕
向地により75μSと50μSと異なるディエンファシ
ス定数に対して外付けのコンデンサを変えず、内部で制
御入力信号により出力インピーダンスを切替えること
で、ディエンファシス定数75μSと50μSとの双方
の仕向けに対応できる。
【0039】又出力レベルとDCバイアスは第2電流ミ
ラートランジスタ32と第5電流ミラートランジスタ3
7あたりの動作電流iとしたとき、第2電流ミラートラ
ンジスタ32と第1抵抗41及び第5電流ミラートラン
ジスタ37と第3抵抗46の経路では i×Rとなり、
第3電流ミラートランジスタ33と第2抵抗42及び第
6電流ミラートランジスタ38と第4抵抗47の経路で
は i/2×2R=i×Rとなる。このように出力レベル
とDCバイアス電圧が同一であるので、第1制御トラン
ジスタ50、第2制御トランジスタ51及び第3制御ト
ランジスタ52のON・OFFに伴う出力レベル変動と
DCバイアス電圧変動は起こらない。
【0040】さらに第2制御トランジスタ51及び第3
制御トランジスタ52がOFFの時は、第2抵抗42と
第4抵抗47に対してコンデンサ43及びコンデンサ4
8は接続されない。そのためSUBデコーダのスイッチ
ング信号(及び高調波)レベルは低減されない。
【0041】その場合第3電流ミラートランジスタ33
と第6電流ミラートランジスタ38が飽和領域に入る。
そのため第1電流ミラートランジスタ31、第2電流ミ
ラートランジスタ32及び第3電流ミラートランジスタ
33で構成する第1電流ミラー回路30及び第4電流ミ
ラートランジスタ36、第5電流ミラートランジスタ3
7及び第6電流ミラートランジスタ37で構成する第2
電流ミラー回路35の電流ミラー比が崩れ、出力信号L
out及び出力Routの歪率が悪化する。
【0042】これを防ぐ為に、第2抵抗42の非アース
とアース間に第4制御トランジスタ53のコレクタ電極
とエミッタ電極を接続し、第2制御トランジスタ51が
OFFのとき前記第3制御トランジスタ53をONさ
せ、前記第2抵抗42のインピータンスを十分に小さく
出来、第3電流ミラートランジスタ33が飽和領域に入
らないようにし、歪率の悪化が起こらないようにしてい
る。
【0043】同様に第4抵抗47の非アースとアース間
に第5制御トランジスタ54のコレクタ電極とエミッタ
電極を接続し、第3制御トランジスタ52がOFFのと
き前記第5制御トランジスタ54をONさせ、前記第4
抵抗47のインピータンスを十分に小さく出来、第6電
流ミラートランジスタ38が飽和領域に入らないように
し、歪率の悪化が起こらないようにしている。
【0044】
【発明の効果】本発明のFMステレオ受信機のディエン
ファシス切替回路はL信号及びR信号を取り出す第1電
流ミラー回路と第2電流ミラー回路に2つの抵抗で構成
したディエンファシス回路を接続し、制御トランジスタ
にて前記抵抗を切替えディエンファシス回路の出力イン
ピーダンスを変えるようにしたので、外付けのコンデン
サの容量は固定したものでディエンファシス回路の定数
を切替えることができる。
【0045】また前記ディファンシス回路を構成する抵
抗を制御トランジスタで切替え出力インピーダンスを変
えるとき、使用されない抵抗のインピーダンスを他の制
御トランジスタで短絡するようにしたので、電流ミラー
回路の電流ミラー比が崩れ、出力信号の歪率が悪化する
こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のFMステレオ受信機のディエンファシ
ス回路の回路図である。
【図2】本発明及び従来のディエンファシス回路を用い
たFMステレオ受信機の回路図である。
【図3】従来のFMステレオ受信機のディエンファシス
回路の回路図である。
【符号の説明】
4 デコーダ 10 第1トランジスタ 11 第2トランジスタ RM 抵抗マトリックス回路 15 第3トランジスタ 16 第4トランジスタ 17 第5トランジスタ 18 第6トランジスタ 30 第1電流ミラー回路 31 第1電流ミラートランジスタ 32 第2電流ミラートランジスタ 33 第3電流ミラートランジスタ 35 第2電流ミラー回路 36 第4電流ミラートランジスタ 37 第5電流ミラートランジスタ 38 第6電流ミラートランジスタ 40 第1ディエンファシス回路 41 第1抵抗 42 第2抵抗 45 第2ディエンファシス回路 46 第3抵抗 47 第4抵抗 50 第1制御トランジスタ 51 第2制御トランジスタ 52 第3制御トランジスタ 53 第4制御トランジスタ 54 第5制御トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K061 BB04 CC16 CC41 CC45 JJ01 5K066 BB01 DD15 DD33 GG16 5K068 AA05 BA01 BB01 BC04 CB01 CC02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗マトリックス回路が接続され、コン
    ポジット信号が加えられる第1トランジスタ及び第2ト
    ランジスタと、 前記第1トランジスタに接続され且つ、位相を異にする
    副搬送波信号が加えられる第3トランジスタ及び第4ト
    ランジスタと、 前記第2トランジスタに接続され且つ、位相を異にする
    副搬送波信号が加えられる第5トランジスタと第6トラ
    ンジスタと、 前記第3トランジスタ及び第5トランジスタに接続され
    L信号を取出す第1電流ミラー回路と、 前記第4トランジスタ及び第6トランジスタに接続され
    R信号を取り出す第2電流ミラー回路と、 前記第1電流ミラー回路及び第2電流ミラー回路に接続
    された2つのディエンファシス定数を有するディエンフ
    ァシス回路とよりなり、 制御トランジスタにて前記ディエンファシス回路のディ
    エンファシス定数を変えることを特徴とするFMステレ
    オ受信機のディエンファシス切替回路。
  2. 【請求項2】 エミッタ電極に抵抗マトリックス回路が
    接続され、ベース電極に夫々コンポジット信号が加えら
    れる第1トランジスタ及び第2トランジスタと、 結合されたエミッタ電極が前記第1トランジスタのコレ
    クタ電極に接続され且つ、ベース電極に位相を異にする
    副搬送波信号が加えられる第3トランジスタ及び第4ト
    ランジスタと、 結合されたエミッタ電極が前記第2トランジスタのコレ
    クタ電極に接続され且つ、ベース電極に位相を異にする
    副搬送波信号が加えられる第5トランジスタ及び第6ト
    ランジスタと、 結合されたベース電極とコレクタ電極が前記第3トラン
    ジスタ及び第5トランジスタのコレクタ電極に接続され
    た第1電流ミラートランジスタと、ベース電極が前記第
    1電流ミラートランジスタのベース電極に結合されL信
    号を出力する第2電流ミラートランジスタ及び同じくベ
    ース電極が前記第1電流ミラートランジスタのベース電
    極に結合された第3電流ミラートランジスタとよりなる
    第1電流ミラー回路と、 結合されたベース電極とコレクタ電極が前記第4トラン
    ジスタ及び第6トランジスタのコレクタ電極に接続され
    た第4電流ミラートランジスタと、ベース電極が前記第
    4電流ミラートランジスタのベース電極が結合されR信
    号を出力する第5電流ミラートランジスタ及び同じくベ
    ース電極が前記第4電流ミラートランジスタのベース電
    極に結合された第6電流ミラートランジスタとよりなる
    第2電流ミラー回路と、 前記第2電流ミラートランジスタのコレクタとアース間
    に接続され第1コンデンサと共にディエンファシス回路
    を構成する第1抵抗と、前記第3電流ミラートランジス
    タのコレクタとアース間に接続され第1抵抗と共に第1
    ディエンファシス回路を構成する第2抵抗と、 前記第5電流ミラートランジスタのコレクタとアース間
    に接続され第2コンデンサと共にディエンファシス回路
    を構成する第3抵抗と、前記第6電流ミラートランジス
    タのコレクタとアース間に接続され第3抵抗と共に第2
    ディエンファシス回路を構成する第4抵抗と、 制御入力信号によってON・OFFされる第1制御トラ
    ンジスタと、該第1制御トランジスタによりON・OF
    Fされ前記第1抵抗と第2抵抗の非アース端子を結合・
    非結合する第2制御トランジスタと、前記第1制御トラ
    ンジスタによりON・OFFされ前記第3抵抗と第4抵
    抗の非アース端子を結合・非結合する第3制御トランジ
    スタとよりなり、 前記第1制御トランジスタ、第2制御トランジスタ及び
    第3制御トランジスタのON・OFFにより第1ディエ
    ンファシス回路及び第2ディエンファシス回路のディエ
    ンファシス定数を変更したことを特徴とするFMステレ
    オ受信機のディエンファシス切替回路。
  3. 【請求項3】 前記第1制御トランジスタがON時に第
    2制御トランジスタ及び第3制御トランジスタをOFF
    し第1ディエンファシス回路及び第2ディエンファシス
    回路を第1抵抗および第2抵抗とコンデンサのみのディ
    エンファシス定数になるようにし、前記第1制御トラン
    ジスタがOFF時に第2制御トランジスタ及び第3制御
    トランジスタをONし第1ディエンファシス回路及び第
    2ディエンファシス回路を第1抵抗と第2抵抗および第
    3抵抗と第4抵抗とが並列接続され、前記並列接続され
    た抵抗とコンデンサで定まるディエンファシス定数にな
    るようにしたことを特徴とする請求項2記載のFMステ
    レオ受信機のディエンファシス切替回路。
  4. 【請求項4】 前記第1抵抗と第3抵抗とを同一抵抗値
    とし、前記第2抵抗と第4抵抗とを同一抵抗値とし且
    つ、第2抵抗と第4抵抗の抵抗値を第1抵抗と第3抵抗
    の抵抗値の2倍にしたことを特徴とする請求項2記載の
    FMステレオ受信機のディエンファシス切替回路。
  5. 【請求項5】 前記第2抵抗と第4抵抗の両端間に前記
    第2制御トランジスタ及び第3制御トランジスタがOF
    F時にONする第4制御トランジスタ及び第5制御トラ
    ンジスタのコレクタ電極とエミッタ電極が接続したこと
    を特徴とする請求項2記載のFMステレオ受信機のディ
    エンファシス切替回路。
JP2001051860A 2001-02-27 2001-02-27 Fmステレオ受信機のディエンファシス切替回路 Withdrawn JP2002261640A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001051860A JP2002261640A (ja) 2001-02-27 2001-02-27 Fmステレオ受信機のディエンファシス切替回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001051860A JP2002261640A (ja) 2001-02-27 2001-02-27 Fmステレオ受信機のディエンファシス切替回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002261640A true JP2002261640A (ja) 2002-09-13

Family

ID=18912584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001051860A Withdrawn JP2002261640A (ja) 2001-02-27 2001-02-27 Fmステレオ受信機のディエンファシス切替回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002261640A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3263395B2 (ja) 利得制御増幅器
US5479137A (en) Controlled oscillator, as for synchyronous video detector
EP0225332B1 (en) Balanced variable reactance circuit and method of producing the same
US4390746A (en) Stereo signal demodulator having an improved separation characteristic
JPH03128579A (ja) テレビジョン装置
US5859674A (en) Tuning circuit for a receiver, particularly a television receiver
JPH03128578A (ja) テレビジョン装置
JP2002261640A (ja) Fmステレオ受信機のディエンファシス切替回路
JPH0969730A (ja) 周波数ミキサ回路
KR960008946B1 (ko) 신호 접속용 회로 장치
JPS6216044Y2 (ja)
JP3012741B2 (ja) Fm/am受信回路
JP2911683B2 (ja) Fm/am受信回路
JPH0210687Y2 (ja)
JP3713412B2 (ja) テレビジョンチューナの中間周波回路
JPS6322748Y2 (ja)
JP2689653B2 (ja) 出力インピーダンス切換回路およびそれを用いた電気回路装置
JPH0332110Y2 (ja)
JPS5826221B2 (ja) Fm受信機
JPS646585Y2 (ja)
JPS6238364Y2 (ja)
JPS597784Y2 (ja) ヘッドホン型ラジオ受信機
JPS6221301B2 (ja)
JP3143223B2 (ja) Fm/am受信回路
JPS588620B2 (ja) ザツオンジヨキヨカイロ

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051227

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071228

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090708