JP2002261130A - Ic部品実装方法及び装置 - Google Patents

Ic部品実装方法及び装置

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JP2002261130A JP2002026264A JP2002026264A JP2002261130A JP 2002261130 A JP2002261130 A JP 2002261130A JP 2002026264 A JP2002026264 A JP 2002026264A JP 2002026264 A JP2002026264 A JP 2002026264A JP 2002261130 A JP2002261130 A JP 2002261130A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の実装位置に対して正確に平行に実装で
きて確実に適正な接合を確保できるIC部品実装方法を
提供する。 【解決手段】 基板Bの各IC部品実装位置における傾
きを予め検出しておき、各IC部品Pの実装時にそのI
C部品実装位置の傾きに合わせて基板設置テーブル3の
傾きを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はIC部品、特にフリップ
チップを回路基板に直接実装する場合などに好適に適用
できるIC部品実装方法及びその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、IC部品を回路基板に実装する方
法としては、側辺から突出するリードを有するパッケー
ジ形態のIC部品を供給し、このIC部品をその供給位
置で実装ヘッドにて吸着し、吸着したIC部品の吸着姿
勢を部品認識部で画像認識し、IC部品の吸着姿勢を補
正して回路基板上の装着位置に装着し、IC部品のリー
ドと回路基板の電極を半田接合する方法が一般的に採用
されている。
【0003】なお、フリップチップをフェースダウンで
絶縁基板に実装し、フリップチップの電極と絶縁基板の
電極とを直接接続するフリップチップボンディングもワ
イヤボンディングに代わるものとして知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年は高機
能・小型の電子機器を開発するためにIC部品の高集積
化と小型化、及びそれによる多ピン・狭ピッチ化が進ん
でおり、更に携帯電話やポケットワープロなどの超小型
の電子機器を実現する方法としてフリップチップICを
直接回路基板に実装することが考えられているが、上記
従来のIC部品実装方法を適用するには、フリップチッ
プICをその接合電極配置面を下向きにしたフェースダ
ウンで供給位置に供給する必要があり、そのためフリッ
プチップICをフェースダウンでトレー等に収容して搬
送するようにすると、搬送中に電極上に形成したバンプ
を傷めて実装後に適正な接合状態が得られない恐れがあ
るという問題がある。そこで、従来はフリップチップI
Cをフェースアップでトレー等に収容して搬送し、実装
時に手作業にて搬送用トレーから実装用トレーにフェー
スダウンにして収容するという作業を行っていたが、生
産性が悪くしかもトレーにフェースダウンにして収容す
るため上記問題を完全に解消することができないという
問題があった。
【0005】また、フェースアップのフリップチップI
Cを供給位置で吸着する場合、吸着ノズルがバンプ部分
に接触してこれを傷めたり、適正な吸着状態が得られな
かったり、また吸着動作時に従来のように吸着ノズルが
一定位置まで下降するだけであると、フリップチップI
Cのフェースに強く衝突してフリップチップの回路を傷
めてしまう恐れもあるという問題がある。
【0006】また、フリップチップICを直接回路基板
に実装する場合、回路基板にはガラスエポキシ樹脂製の
多層基板が用いられことが多いために、基板全体のうね
りや下層の配線パターン等による凹凸によって実装位置
毎に実装表面に微小な傾きが存在し、その状態でフリッ
プチップICを実装するとバンプと回路基板電極の接合
が適正に行われないことがあるという問題がある。
【0007】また、フリップチップICを直接回路基板
に実装する工法として、フリップチップICの加圧力を
制御したり、フリップチップICを加熱制御したりする
工法があるが、従来の実装装置では実施できないという
問題がある。
【0008】また、加熱する場合、基板規制手段の基準
側を固定したままで実装すると、基板の熱膨張により基
板側の実装位置に位置ずれを生じて、高精度の実装でき
ないという問題がある。
【0009】本発明は、上記従来の問題点の1つを解決
するもので、基板の実装位置に対して正確に平行に実装
できて確実に適正な接合を確保でき、高精度の実装が可
能なIC部品実装方法及び装置を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のIC部品実装方
法は、IC部品を実装ヘッドで吸着し、実装ヘッドに吸
着されたIC部品の位置を認識するとともに位置規制さ
れた基板の基準位置又はIC部品実装位置を認識し、I
C部品を基板のIC部品実装位置に位置決めして実装す
るIC部品実装方法において、基板の各IC部品実装位
置における傾きを予め検出しておき、各IC部品の実装
時にそのIC部品実装位置の傾きに合わせて基板設置テ
ーブルの傾きを調整することを特徴とする。
【0011】好適には、IC部品又はその模型を、基板
のIC部品実装位置に押圧してIC部品の接合電極又は
その相当部を塑性変形させ、これら接合電極又はその相
当部の高さを検出して基板のIC部品実装位置の傾きを
検出する。
【0012】又、本発明のIC部品実装装置は、IC部
品を供給するIC部品供給手段と、IC部品を実装する
基板を位置規制して保持する基板設置テーブルと、供給
されたIC部品を吸着して基板のIC部品実装位置に実
装するツールと基板の基準位置又はIC部品実装位置を
画像認識する基板認識手段とを備えた実装ヘッドと、ツ
ールに吸着された部品の位置を認識する部品認識手段と
を備えたIC部品実装装置において、基板の各IC部品
実装位置における傾きを予め検出しておく傾き検出手段
を設けるとともに、この検出値に基づき各IC部品の実
装時にそのIC部品実装位置の傾きに合わせて基板設置
テーブルの傾きを調整する傾き自動調整手段を設けたこ
とを特徴とする。好適には、基板設置テーブルの任意の
位置の高さを変えずにその位置の傾きを自動調整する手
段が設けられ、それは基板設置テーブルを昇降可能にガ
イドするガイド手段と、基板設置テーブルの下面の3点
を独立して高さ調整可能に支持する手段にて構成され
る。
【0013】
【作用】本発明のIC部品実装方法によれば、基板がガ
ラスエポキシ樹脂製の多層基板等から成るために基板全
体のうねりや下層の配線パターン等による凹凸によって
実装位置毎に実装表面に微小な傾きが存在する場合で
も、各IC部品の実装時にそのIC部品実装位置の傾き
に合わせて基板設置テーブルの傾きを調整することによ
り、基板の各実装位置に対してIC部品を完全に平行に
して実装でき、電極の適正な接合を常に確保することが
できる。
【0014】この基板の実装位置の傾きを検出するの
に、IC部品又はその模型を実装位置に押圧して接合電
極又はその相当部を塑性変形させてそれらの高さを検出
することにより、微小な傾きであっても精度良くかつ実
装状態に合わせて適切に検出することができる。
【0015】本発明のIC部品実装装置によれば、上記
発明のIC部品実装方法を合理的な装置構成で実施する
ことができる。
【0016】また、基板設置テーブルの任意の位置の高
さを変えずにその位置の傾きを自動調整する手段が設け
ると、実装高さ位置や認識高さ位置が変わらないので、
それらの動作制御が複雑にならずに済む。
【0017】さらに、その傾き自動調整手段を、基板設
置テーブルを昇降可能にガイドするガイド手段と、基板
設置テーブルの下面の3点を独立して高さ調整可能に支
持する手段にて構成すると、簡単な構成で精度の良い調
整ができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1〜図2
6を参照しながら説明する。
【0019】IC部品実装装置の全体構成を示す図2、
図3において、1はIC部品供給手段であり、IC部品
(フリップチップIC)をその接合電極(バンプ)を配
置した面を上向きにしたフェースアップ姿勢で供給位置
に供給する。2はIC部品吸着反転搬送手段であり、供
給位置でIC部品を吸着した後移載位置に向けて搬送す
る間に上下反転し、移載位置で吸着したIC部品をフェ
ースダウン姿勢とする。3はIC部品を実装すべき基板
を位置規制して保持する基板設置テーブルである。4は
実装ロボットであり、実装ヘッド5を水平方向の2方向
のX、Y方向と、垂直方向のZ方向に移動させるととも
に任意の位置に位置決め可能に構成され、移載位置でI
C部品を吸着して基板設置テーブル3上に位置規制され
た基板の任意に位置に実装するように構成されている。
【0020】6は実装ヘッドに吸着されたIC部品の吸
着位置を認識する部品認識手段であり、部品の外形を認
識する部品外形認識カメラ7とIC部品におけるパター
ンや位置決め用マークを認識する高精度認識カメラ8に
て構成されている。9はIC部品の種類に応じてIC部
品を吸着するツールを交換するためのツールチェンジャ
である。10はIC部品の電極(バンプ)に接合用の銀
ペーストを転写にて付着させる転写手段である。11は
ツールの平行度を検出するための平行度検出手段であ
る。12は経時的に発生する光学系やガイド等のメカニ
カルな位置ずれを検出して位置補正を行うための治具を
配置した位置ずれ検出手段である。13は吸着ノズルチ
ェンジャ、14は廃棄コンベア、15は廃棄ボックスで
ある。
【0021】16は基板の搬入コンベア、17は搬入さ
れた基板を予熱する基板予熱手段、18は基板予熱手段
17上の基板を吸着して基板設置テーブル3上に移載す
る搬入移載手段、19は基板の搬出コンベア、20は基
板設置テーブル3上の基板を吸着して搬出コンベア19
に移載する搬出移載手段である。
【0022】IC部品供給手段1には、図4に示すよう
に、IC部品をフェースアップ状態でマトリックス状に
収容保持したトレイ21をトレイプレート22に並列し
て保持させ、トレイプレート22をマガジン23に複数
段収容した状態でIC部品が供給される。22aは各ト
レイ21を押圧固定する押さえである。23aは各トレ
イプレート22の抜出防止片であり、マガジン23の一
側縁に開閉可能に枢支されている。
【0023】このマガジン23が図5に示すようなリフ
ター24に設置されることにより、マガジン23内の任
意のトレイプレート22が所定高さ位置に位置決めさ
れ、その高さ位置で図2に示す引出し手段25にてトレ
イプレート22が引き出され、トレイ21に収容された
任意のIC部品が供給位置に位置決めされる。リフター
24は、フレーム26にて昇降自在に支持されるととも
に送りねじ機構27にて昇降駆動される昇降枠28内に
マガジン23を収納保持するように構成されている。2
6aは、フレーム26に設けられたマガジン載置台、2
9は送りねじ機構27の駆動モータである。
【0024】IC部品吸着反転搬送手段2は、トレイプ
レート22の引出し方向と直交する方向に延設された移
動レール31に沿って供給位置と移載位置との間で往復
移動する移動体32に、図6に示すように、昇降可能な
昇降ベース33が設けられ、この昇降ベース33に供給
位置から移載位置に向かって移動する間に下向き姿勢か
ら上向き姿勢に反転する反転枠34が設けられ、この反
転枠34に吸着ノズル35が設けられている。また、移
動体32には供給位置のIC部品の高さを検出する高さ
検出センサ36と、IC部品の形状を画像認識する認識
カメラ37が設けられている。38はIC部品吸着用の
吸引ユニットであり、吸着時の吸引圧力を検出して吸着
状態の適否を検出するように構成されている。39は吸
着ノズル35の回転手段である。
【0025】実装ヘッド5には、図2、図7に示すよう
に、IC部品を吸着するツール41と、その昇降加圧機
構42と、基板の基準位置又はIC部品実装位置を画像
認識する基板認識カメラ43と、接着剤を塗布するディ
スペンサ44が設けられている。昇降加圧機構42は、
図8に模式図を示すように、昇降用モータ45にて駆動
される送りねじ機構46にて昇降駆動される昇降枠47
に加圧シリンダ48と自重補償シリンダ49が取付けら
れ、これらシリンダに昇降自在に支持された昇降体50
が連結され、この昇降体50にツール取付ユニット51
が垂直軸芯回りに回転可能に配設されている。加圧シリ
ンダ48と昇降体50の間にはロードセルから成る加圧
力検出センサ52が介装され、検出圧力に応じて加圧シ
リンダ48をフィードバック制御し、正確に所望の加圧
力で加圧できるように構成されている。53はツール取
付ユニット51を任意の回転位置に位置決めする回転手
段、54は実装位置に冷却風を吹き付けて冷却する冷風
ブローノズルである。
【0026】ツール取付ユニット51は、図9に示すよ
うに、回転手段53にて回転される装着軸55の下端部
に嵌合固定される装着部材56とその下部に取付けられ
た冷却ジャケット57と、その下部に取付けられたツー
ル取付部材58にて構成されている。ツール取付部材5
8は、冷却ジャケット57に対する取付板59から伝熱
規制小断面部60を垂下し、その下端にツール取付部6
1が設けられている。ツール取付部61の下面にはツー
ル当接面62が形成され、各IC部品に対応した形状の
ツール41が着脱自在に吸着保持されている。
【0027】ツール41はIC部品吸着面41aと平行
な取付面41bを有する偏平な部材からなり、その中央
に吸着穴63を有している。また取付面41bの両側に
はツール41を位置規制する規制係合部64が設けられ
ている。吸着穴63に連通する部品吸着用の吸引通路6
5がツール取付部材58、冷却ジャケット57を貫通し
て装着部材56の外周に開口するように形成されてい
る。また、ツール当接面62には吸引通路65の両側に
ツール吸着穴66が開口され、ツール吸着用の吸引通路
67がツール取付部材58、冷却ジャケット57を貫通
して装着部材56の外周に開口するように形成されてい
る。ツール取付部61にはヒータ68と熱電対などのツ
ール取付部温度検出手段69が設けられている。装着部
材56には細軸部70が設けられ、その下部の調整板部
71の周囲に螺合させた複数の調整ねじ72にてツール
41のIC部品吸着面41aの基板設置テーブル3に対
する平行度を調整できるように構成されている。図7に
おいて、73はツール41吸着用の真空エジェクタ、7
4はIC部品吸着用の真空エジェクタ、75は空圧レギ
ュレータである。
【0028】ツールチェンジャ9は、図10に示すよう
に、ツール41を載置支持する複数のツール載置部76
と、各ツール載置部のツール41の対角位置を挟持する
各一対の挟持部材77a、77bと、これら挟持部材7
7a、77bを一括して矢印方向に開閉する開閉駆動手
段78と各ツールの有無を検出する検出手段79とが設
けられている。
【0029】また、このツールチェンジャ9におけるツ
ール載置部76の底面には、図11に示すように、複数
のツール吸着面温度検出手段80が配設され、図示の如
く、ツール取付部61のヒータ68にてツール41を加
熱した時のIC部品吸着面41aの実際の温度とその分
布をこのツール吸着面温度検出手段80にて検出し、ツ
ール取付部温度検出手段69による検出温度との相対的
な関係を求めておき、ツール取付部温度検出手段69に
よる検出温度に基づいてヒータ68を制御することによ
りIC部品吸着面41aの温度を正確に所定の温度に設
定できるように構成されている。
【0030】基板設置テーブル3は、図12に示すよう
に、基板を吸着して保持するとともに内蔵されたヒータ
81と温度検出手段82にて基板を所望の温度に制御で
きるように構成されている。この基板設置テーブル3は
基板設置テーブル3以外の部分への熱伝達を防止すべく
冷却水配管84が内蔵された支持テーブル83上に設置
されている。85は吸着用の吸引配管、85aは吸着ス
イッチである。
【0031】支持テーブル83上に、基板設置テーブル
3上の基板における4辺の内の隣合う2辺の側縁に係合
して位置規制する基準側の規制手段86、87と、残り
の2辺を基準側の規制手段86、87に向けて押し付け
て規制する可動側規制手段88、89とが配設されてい
る。第1の基準側規制手段86は、基板の一辺のほぼ全
長にわたって係合するように複数の規制ローラ90が並
列配置された規制部材91をシリンダ92にてレバー連
動機構93を介して規制位置と規制解除位置との間で移
動可能に構成されている。又、第2の基準側規制手段8
7及び可動側規制手段88、89は、規制ローラ94を
シリンダ95にて基板の側縁に向けて押圧付勢及び退避
移動可能に構成され、かつ第2の基準側規制手段87は
その付勢力が大きく設定されている。かくして、これら
規制手段86〜89にて基板を所定位置に規制するとと
もに、実装加熱時に規制解除できるように構成されてい
る。96は基板設置テーブル3上の基板を検出する基板
検出センサ、97はそのアンプである。
【0032】支持テーブル83は、図13、図14に示
すように、四周の側端面の内の隣合う2つの側端面にそ
れぞれ係合する各一対の固定ガイドローラ98と、残り
の2つの側端面にそれぞれ係合する各一対の押圧ガイド
ローラ99とにより、昇降及び微小量傾き可能に支持さ
れている。押圧ガイドローラ99はばねとレバーから成
る押圧機構100にて押圧付勢されている。この支持テ
ーブル83の下面にはその一側両端部の2箇所と他側中
央部の1箇所の計3箇所に支持ローラ101が配設さ
れ、これら支持ローラ101に対応してその高さ位置を
それぞれ独立して調整する高さ調整手段102が配設さ
れている。高さ調整手段102は、傾斜ガイド103に
沿って移動可能でかつ支持ローラ101が転動自在に係
合する上面が水平な可動楔状部材104と、この可動楔
状部材104を移動駆動する送りねじ機構105と、そ
の送りねじを回転駆動する駆動モータ106にて構成さ
れている。かくして、各高さ調整手段102にて支持テ
ーブル83の一側両端部の2箇所と他側中央部の1箇所
の高さを調整することによって、支持テーブル83の任
意の位置の高さを変えることなく、その位置の傾きを任
意に調整できるように構成されている。
【0033】転写手段10は、図15に示すように、転
写プレート111上に電極接合用の銀ペーストを供給ノ
ズル112から供給し、回転駆動される複数の均しプレ
ート113〜115を駆動モータ116にて回転させて
転写プレート111上に銀ペーストの均一な薄膜を形成
するように構成されている。かくして、この転写プレー
ト111上にIC部品を軽く押し当てることによってそ
のバンプに銀ペーストが転写付着される。
【0034】平行度検出手段11は、図16に示すよう
に、水平な取付板117に垂直に4つのレベルゲージ1
18を取付けて構成され、ツール41に測定板を吸着さ
せた状態でその4隅近傍をこれらレベルゲージに押し当
てることによってツール41のIC部品吸着面41aの
水平方向の基準面に対する傾きを検出できるように構成
されている。そして、検出した傾きに応じて上記のよう
にツール取付部材58の調整ねじ72を調整してIC部
品吸着面41aを水平方向の基準面に一致させる。
【0035】位置ずれ検出手段12は、図17〜図19
に示すように、支持体121の上面に、透明ガラス板か
ら成るとともに中央に吸着穴123を形成された下部治
具板122が固定して配設され、その上に透明ガラス板
から成る上部治具板124が載置されている。吸着穴1
23は真空吸引手段125に連通されており、下部治具
板122上に載置された上部治具板124を吸着固定で
きるように構成されている。下部治具板122は仮想実
装位置を表し、上部治具板124はその実装位置に実装
する仮想IC部品を表している。上部治具板124の下
面には、図18(b)に示すように、中心位置に中心マ
ーク126が形成されるとともに一対の対角位置に位置
ずれ検出マーク127a、127bが形成され、下部治
具板122の上面には、図18(a)に示すように、位
置ずれ検出マーク127a、127bに対応させてその
外側に位置するように位置ずれ検出マーク128a、1
28bが形成されており、下部治具板122上に上部治
具板124を正規の位置関係で重ねると、図19
(a)、(b)に示す状態となる。129は目視確認用
マークである。
【0036】搬入移載手段18及び搬出移載手段20
は、実質的に同一の構成であり、図20に示すように、
共通の移動レール131に沿って移動自在な移動体13
2から支持アーム133が延出され、この支持アーム1
33の基板の四隅部に対応する各先端部に吸着パッド1
34が取付けられている。移動体132は、その移動経
路に沿って張設した無端駆動ベルト135にて移動駆動
可能に構成されている。136はその駆動プーリであ
る。
【0037】次に、以上の構成のIC部品実装装置によ
るIC部品の実装動作について、主として図1の動作フ
ローチャートを参照して説明する。なお、この実施例
は、図24に示すように、フリップチップICから成る
IC部品Pを多層回路基板Bに直接実装するものであ
り、IC部品Pの一側面(フェース)に形成された多数
の表面電極t上に接合電極としてのバンプbが設けら
れ、このバンプbを銀ペーストから成る接合金属mにて
多層回路基板Bの電極dに接合し、かつIC部品Pと多
層回路基板Bの間に充填した熱硬化性接着剤rにて封止
するとともに一体固着するものである。
【0038】この場合、IC部品Pの製造工場から実装
工場に搬送する間にバンプbが傷まないように、図25
に示すように、IC部品Pはバンプbを設けた面を上向
きにしたフェースアップ状態で供給され、そのためこの
IC部品Pを取り出す際には、仮想線で示すように吸着
ノズル35をバンプbと干渉しない位置に位置決めして
吸着する必要がある。
【0039】また、この実施例ではIC部品Pを装着す
ると同時に実装を完了するため、図26に示すような所
定のプロファイルに沿ってIC部品Pの加圧と加熱を行
う必要がある。即ち、最初に初期加圧力P1 を加えた後
1 時間掛けてP2 まで加圧し、その加圧力を維持した
まま次に温度をT1 から徐々に上昇させ、t2 時間掛け
てT3 まで上昇させ、この加熱・加圧状態をt3 時間保
持した後、t4 時間掛けて温度をT2 まで冷却し、次に
5 時間掛けて加圧力を初期加圧力P1 まで下降させて
加圧を解除するというプロファイルで加熱加圧を行う必
要がある。
【0040】図1において、まず回路基板B搬入搬出動
作を説明すると、搬入コンベア16にて基板Bを基板予
熱手段17上に搬入してこれを予熱しておく。基板設置
テーブル3上の基板Bに対する実装が完了するとその基
板Bの吸着を解除した後、搬入移載手段18にて基板予
熱手段17上の基板Bを基板設置テーブル3上に移載す
ると同時に搬出移載手段20にて基板設置テーブル3上
の基板Bを搬出コンベア19上に移載する。基板設置テ
ーブル3上に移載された基板Bは、基準側規制手段8
6、87及び可動側規制手段88、89が規制位置に移
動することによって位置決め規制された後吸着されて固
定保持される。また、温度検出手段82にて温度検出し
ながらヒータ81にて基板設置テーブル3が加熱される
ことによって基板Bが所定温度に維持される。
【0041】次に、IC部品Pの実装ヘッド5に対する
供給動作を説明すると、IC部品供給手段1において、
リフター24を作動させて次に実装すべきIC部品Pを
収納しているトレープレート22を所定の引出し高さ位
置に位置させた後、引出し手段25にて引出し、そのI
C部品Pが吸着ノズル35の移動経路上の位置(供給位
置)に位置するようにトレープレート22を位置決めす
る。
【0042】次に、IC部品吸着反転搬送手段2の移動
体32をこの供給位置に移動させ、吸着ノズル35にて
吸着する。その際に、図25に示したように適正に吸着
するため、まず図21(a)に示すように、認識カメラ
37をIC部品Pの上方に位置させ、IC部品Pの正確
な位置を検出し、検出結果に応じて引出し手段25にて
トレープレート22の位置補正を行うとともに高さ検出
センサ36及び吸着ノズル35をIC部品P上に位置決
めする際の移動量の補正を行う。次に、図21(b)に
示すように、高さ検出センサ36にてIC部品Pの吸着
位置の高さを検出し、次に吸着ノズル35をIC部品P
の直上に位置決めした後、図21(c)に示すように吸
着ノズル35をIC部品Pとの間に微小な隙間が生じる
位置まで下降させ、その状態でIC部品Pを吸着する。
このように吸着ノズル35の下降位置を制御することに
よって吸着ノズル35がIC部品Pのフェースに強く衝
突してその回路にダメージを与える恐れを無くすことが
できる。
【0043】この吸着状態の異常は吸引ユニット38に
おける吸引圧力によって検出され、異常があった場合に
は廃棄コンベア14位置まで移動体32を移動させて廃
棄し、次のIC部品Pを供給して吸着する。次に、必要
に応じて吸着ノズル35を回転手段39にて回転させて
IC部品Pの回転姿勢を変更し、移動体32を移載位置
に向けて移動させると、反転枠34が反転し、移載位置
で吸着ノズル35が上向きとなり、IC部品Pがフェー
スダウン姿勢で実装ヘッド5に供給される。
【0044】次に、IC部品Pの基板Bへの実装動作を
説明すると、実装ヘッド5を次の実装位置に向けて移動
させる間に、基板Bの実装位置における傾きに応じて基
板設置テーブル3を設置した支持テーブル83の3つの
支持点の高さをそれぞれ高さ調整手段102にて調整す
ることにより実装位置の高さを変えることなく、その傾
きを補正し、基板Bの実装位置の面をツール41のIC
部品吸着面41aと正確に平行にする。
【0045】即ち、基板Bが多層基板の場合、下層パタ
ーンによって基板Bの表面はその位置によって傾きが変
化することになる。その傾き状態は、一般に同一機種の
基板Bについては同一傾向があり、同一機種における個
々の基板B間では大きく変わることはなく、従って機種
毎に基板Bの各実装位置における傾きを予め測定してお
き、各実装位置毎にその傾きに応じて上記の如く基板B
の傾き補正を行うことによりIC部品Pのバンプbを基
板Bの電極dに接合でき、IC部品Pを高い信頼性を持
って実装することができるのである。
【0046】基板Bの各実装位置での傾きを測定する方
法としては、基板Bの実装位置の高さの変化を直接測定
することも考えられるが、測定すべき値に対してその表
面の凹凸が大きいためにどの測定点から傾きを演算する
のかを決定できず、精度の高い測定を行うことができな
い。そこで、本実施例ではIC部品P又はその模型を実
装ヘッド5にて保持して、図22(a)に示すように、
基板Bの実装位置に押し付けることによってそのバンプ
bを基板Bの電極dにて塑性変形させ、次に図22
(b)に示すように、そのIC部品P又はその模型の各
バンプbの高さを高さ検出手段Hを走査して測定し、そ
れらの高さから基板Bのその実装位置での傾きを演算
し、各機種の基板Bにおける各実装位置毎にその傾きを
IC部品実装装置の制御部に予め登録しておく。そし
て、基板Bの各実装位置に対するIC部品Pの実装動作
毎に、上記の如く支持テーブル83の3つの支持点の高
さをそれぞれ調整し、図22(c)に示すように、基板
Bの傾きを補正する。
【0047】次に、実装ヘッド5が実装位置の直上位置
に到達すると、その基板認識カメラ43にて実装位置の
パターン又は実装位置マークを認識し、正確な実装位置
を測定する。次に、実装ヘッド5を移載位置に向けて移
動させるとともにその間にツール41をIC部品Pの回
転姿勢に合わせて回転手段53にて回転させ、移載位置
に到達するとIC部品Pをツール41にて吸着する。
【0048】次に、実装ヘッド5を転写手段10に移動
させ、その転写プレート111にIC部品Pを押し付け
ることによってIC部品Pのバンプbに銀ペーストmを
転写する。次に、実装ヘッド5を部品認識手段6に向け
て移動させるとともに、その間にツール取付部61のヒ
ータ68に通電してツール41を加熱することによって
銀ペーストmの有機溶剤を蒸発除去した後、後工程で熱
硬化性接着剤r内に没入させる際に悪影響を与えないよ
うに冷風ブローノズル54から冷却風を吹き付けて冷却
する。
【0049】実装ヘッド5が部品認識手段6上に到達す
ると、ツール41にて吸着されたIC部品Pを部品外形
認識カメラ7上に位置決めし、その外形とIC部品Pの
大まかな吸着位置を認識する。適正なIC部品Pが吸着
されていなかったり、吸着姿勢が適正でない場合は、廃
棄ボックス15に廃棄する。適正なIC部品Pが適正に
吸着されている場合は、大まかに検出したIC部品Pの
位置に応じてIC部品Pの所定のパターン又は位置決め
マークが高精度認識カメラ7の視野に入るように位置決
めし、IC部品Pの吸着位置を高精度に認識する。
【0050】次に、ディスペンサ44が基板Bの実装位
置の直上に位置するように実装ヘッド5を位置決めし、
このディスペンサ44にて実装位置の中央に熱硬化性接
着剤rを塗布する。
【0051】次に、IC部品Pを基板Bの実装位置の直
上に位置決めし、ツール41を下降させることによっ
て、先に塗布した熱硬化性接着剤rを押し拡げながらI
C部品Pと基板Bの間の隙間がこの熱硬化性接着剤rに
て完全に充填されるようにIC部品Pを装着する。この
IC部品Pの装着時に、基板認識カメラ43にて認識し
た基板Bの実装位置の位置データと、高精度認識カメラ
8にて認識したIC部品Pの吸着位置の位置データにて
実装ヘッド5の実装位置データを補正し、IC部品Pを
精度良く基板Bの実装位置に装着する。次に、加圧力検
出センサ52にて加圧力を検出してフィードバック制御
しながら加圧シリンダ48にてツール41を加圧すると
ともに、ツール取付部温度検出手段69にて温度を検出
してフィードバック制御しながらヒータ68にてツール
41を加熱することにより、上述の図26に示したプロ
ファイルで加圧・加熱し、IC部品Pを基板Bに実装す
る。
【0052】この加圧・加熱時に、基準側規制手段8
6、87を固定し、可動側規制手段88、89が基板B
の熱膨張分だけ退避移動するようにした場合には、図2
3(a)に示すように、IC部品Pの正しい実装位置が
仮想線で示す位置に変位するが、IC部品Pはツール4
1にて実線位置で固定されるため、実装位置に位置ずれ
を生じてしまうことになる。そこで、本実施例では図2
3(b)に示すように、ツール41による加圧・加熱時
に、第1の基準側規制手段86の規制ローラ90、及び
第2の基準側規制手段87と可動側規制手段88、89
の規制ローラ94を全て実線で示す規制位置から仮想線
で示す退避位置にシリンダ92及びシリンダ95にて移
動させている。こうすることにより、基板Bは実装位置
を中心にして四方に熱膨張するため、実装位置に位置ず
れを生じることはない。
【0053】所定時間加圧・加熱してIC部品Pのバン
プbが基板Bの電極dに銀ペーストmにて接合され、熱
硬化性接着剤rが硬化すると、図26のプロファイルに
従ってツール41及び実装部分に向けて冷風ブローノズ
ル54から冷却風を吹き付けて冷却し、加圧力を解除し
て実装動作を完了する。
【0054】基板設置テーブル3上の基板Bに対して、
以上の動作を繰り返すことによって所要のIC部品Pを
基板Bに実装する。その際に、1つの基板Bに対して実
装すべきIC部品Pの間でその形状や大きさが異なるた
めに吸着ノズル35やツール41を交換する必要がある
場合には、次のIC部品Pの実装動作に先立って移動体
32を吸着ノズルチェンジャ13に移動させ、また実装
ヘッド5をツールチェンジャ9に移動させてそれぞれ次
のIC部品Pに対応する吸着ノズル35及びツール41
に交換する。
【0055】また、雰囲気温度の変化による実装ロボッ
ト4の熱伸縮による位置ずれや、湿度変化による光学系
に用いられている接着剤の膨張・収縮によって生じる認
識位置ずれ等の経時的に発生する位置ずれを補正するた
めに、一定時間間隔ごとに位置ずれ検出手段12を用い
て位置ずれ量を測定し、実装位置データの補正を自動的
に行う。
【0056】具体的には、ツール41にて上部治具板1
24を吸着した状態で実装ヘッド5を高精度認識カメラ
8の光軸上に位置するように位置決めし、その中心マー
ク126を認識し、次にツール41を180°回転させ
て再び中心マーク126を認識する。すると、これら2
つの認識位置の中点が実装ヘッド5の中心座標であり、
その位置が初期値に対して変化していれば、その変化量
を実装ヘッド5の位置ずれ量してオフセットデータの補
正を行う。
【0057】次に、基板認識カメラ43とツール41間
の位置ずれによる実装位置ずれを補正するため、上部治
具板124をツール41にて吸着し、高精度認識カメラ
8にて上部治具板124の対角位置にある位置ずれ検出
マーク127aと127bをそれぞれ認識し、その認識
位置と実装ヘッド5の位置から上部治具板124の吸着
位置を算出する。次に、実装ヘッド5を位置ずれ検出手
段12上に移動させ、基板認識カメラ43にて下部治具
板122の位置ずれ検出マーク128a、128bをそ
れぞれ認識して装着位置を求め、ツール41にて吸着し
た上部治具板124を下部治具板122上に装着し、上
部治具板124を吸着穴123にて吸着固定する。こう
して上部治具板124を模擬実装した状態で、図19
(b)に仮想線で囲んで示したように、基板認識カメラ
43の視野に位置ずれ検出マーク127aと128aを
納めてそれらの相対位置を求め、次に同様にその視野に
位置ずれ検出マーク127bと128bを納めてそれら
の相対位置を求めることにより、下部治具板122と上
部治具板124の位置ずれ量を求める。この動作を複数
回繰り返し、その位置ずれ量の平均値を求めて基板認識
カメラ43とツール41間のオフセットデータの補正を
行う。以上の補正処理を適当時間間隔置きに行うことに
より、経時変化による位置ずれ誤差の発生を無くし、高
精度の実装わ行うことができる。
【0058】上記実施例の説明では、IC部品Pのバン
プbに対して実装動作の途中で転写手段10にて銀ペー
ストmを転写する例を示したが、銀ペーストを転写した
状態のIC部品Pを供給することもでき、その場合転写
手段10を配設する必要がないことは言うまでもない。
【0059】また、上記実施例ではフェースアップ状態
で供給されるフリップチップICから成るIC部品Pを
回路基板Bに直接実装する例を示したが、フェースダウ
ン状態で供給されるその他のIC部品を回路基板に高精
度に実装する場合にもIC部品吸着反転搬送手段を省略
した形態で本発明を適用することもできる。
【0060】
【発明の効果】本発明のIC部品実装方法によれば、基
板がガラスエポキシ樹脂製の多層基板等から成るために
基板全体のうねりや下層の配線パターン等による凹凸に
よって実装位置毎に実装表面に微小な傾きが存在する場
合でも、基板の各IC部品実装位置における傾きを予め
検出しておき、各IC部品の実装時にそのIC部品実装
位置の傾きに合わせて基板設置ステージの傾きを調整す
ることにより、基板の各実装位置に対してIC部品を完
全に平行にして実装でき、電極の適正な接合を常に確保
することができる。
【0061】この基板の実装位置の傾きを検出するの
に、IC部品又はその模型を実装位置に押圧して接合電
極又はその相当部を塑性変形させてそれらの高さを検出
することにより、微小な傾きであっても精度良くかつ実
装状態に合わせて適切に検出することができる。
【0062】本発明のIC部品実装装置によれば、基板
設置テーブルの傾きの自動調整手段を設けているので、
上記発明のIC部品実装方法を合理的な装置構成で実施
することができる。
【0063】また、基板設置テーブルの任意の位置の高
さを変えずにその位置の傾きを自動調整する手段を設け
ると、実装高さ位置や認識高さ位置が変わらないので、
それらの動作制御が複雑にならずに済む。
【0064】さらに、その傾き自動調整手段を、基板設
置テーブルを昇降可能にガイドするガイド手段と、基板
設置テーブルの下面の3点を独立して高さ調整可能に支
持する手段にて構成すると、簡単な構成で精度の良い調
整ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のIC部品実装動作のフロー
チャートである。
【図2】同実施例のIC部品実装装置の全体平面図であ
る。
【図3】同実施例のIC部品実装装置の全体斜視図であ
る。
【図4】同実施例におけるトレープレートとマガジンの
斜視図である。
【図5】同実施例におけるリフターの斜視図である。
【図6】同実施例におけるIC部品吸着反転搬送手段の
移動体の斜視図である。
【図7】同実施例における実装ヘッドの斜視図である。
【図8】同実施例における実装ヘッドの加圧機構の模式
図である。
【図9】同実施例におけるツール取付ユニットを示し、
(a)は部分断面正面図、(b)は縦断側面図である。
【図10】同実施例におけるツールチェンジャの斜視図
である。
【図11】同実施例のツールチェンジャにおけるツール
吸着面の温度検出手段を示す縦断面図である。
【図12】同実施例における基板載置テーブルの斜視図
である。
【図13】同実施例における基板載置テーブルの傾き調
整手段の平面図である。
【図14】同実施例における基板載置テーブルの傾き調
整手段の側面図である。
【図15】同実施例における転写手段の斜視図である。
【図16】同実施例における平行度検出手段の斜視図で
ある。
【図17】同実施例における位置ずれ検出手段の斜視図
である。
【図18】同実施例の位置ずれ検出手段における治具板
を示し、(a)は下部治具板の平面図、(b)は上部治
具板の底面図である。
【図19】同実施例の位置ずれ検出手段において下部治
具板上に上部治具板を載置した状態を示し、(a)は縦
断面図、(b)は平面図である。
【図20】同実施例における搬入移載手段と搬出移載手
段を示す斜視図である。
【図21】同実施例においてIC部品を供給位置で吸着
する工程の説明図である。
【図22】同実施例において基板の実装位置の傾きを測
定する工程の説明図である。
【図23】加熱実装時の状態説明図であり、(a)は比
較のための従来の状態の説明図、(b)は同実施例にお
ける状態の説明図である。
【図24】同実施例におけるIC部品の基板への実装状
態の縦断面図である。
【図25】その状態を示す斜視図である。
【図26】同実施例における実装時の加圧・加熱のフロ
ファイルの説明図である。
【符号の説明】
1 IC部品供給手段 2 IC部品吸着反転搬送手段 3 基板設置テーブル 5 実装ヘッド 6 部品認識手段 21 トレイ 22 トレイプレート 25 引出し手段 32 移動体 35 吸着ノズル 36 高さ検出センサ 37 認識カメラ 41 ツール 41a IC部品吸着面 41b 取付面 43 基板認識カメラ 48 加圧シリンダ 52 加圧力検出センサ 57 冷却ジャケット 60 伝熱規制小断面部 61 ツール取付部 62 ツール当接面 66 ツール吸着穴 68 ヒータ 69 ツール取付部温度検出手段 80 ツール吸着面温度検出手段 86 第1の基準側規制手段 87 第2の基準側規制手段 88 可動側規制手段 89 可動側規制手段 98 固定ガイドローラ 99 押圧ガイドローラ 102 高さ調整手段 B 基板 P IC部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐伯 啓二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 壁下 朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渡辺 展久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA03 AA11 AA23 CC03 CC04 CC05 CD04 DD07 DD12 DD13 EE02 EE03 EE24 EE35 FF12 FF24 FF25 FF29 FF31 FF32 FF40 5F044 PP17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IC部品を実装ヘッドで吸着し、実装ヘ
    ッドに吸着されたIC部品の位置を認識するとともに位
    置規制された基板の基準位置又はIC部品実装位置を認
    識し、IC部品を基板のIC部品実装位置に位置決めし
    て実装するIC部品実装方法において、基板の各IC部
    品実装位置における傾きを予め検出しておき、各IC部
    品の実装時にそのIC部品実装位置の傾きに合わせて基
    板設置テーブルの傾きを調整することを特徴とするIC
    部品実装方法。
  2. 【請求項2】 IC部品又はその模型を、基板のIC部
    品実装位置に押圧してIC部品の接合電極又はその相当
    部を塑性変形させ、これら接合電極又はその相当部の高
    さを検出して基板のIC部品実装位置の傾きを検出する
    ことを特徴とする請求項1記載のIC部品実装方法。
  3. 【請求項3】 IC部品を供給するIC部品供給手段
    と、IC部品を実装する基板を位置規制して保持する基
    板設置テーブルと、供給されたIC部品を吸着して基板
    のIC部品実装位置に実装するツールと基板の基準位置
    又はIC部品実装位置を画像認識する基板認識手段とを
    備えた実装ヘッドと、ツールに吸着された部品の位置を
    認識する部品認識手段とを備えたIC部品実装装置にお
    いて、基板の各IC部品実装位置における傾きを予め検
    出しておく傾き検出手段を設けるとともに、この検出値
    に基づき各IC部品の実装時にそのIC部品実装位置の
    傾きに合わせて基板設置テーブルの傾きを調整する傾き
    自動調整手段を設けたことを特徴とするIC部品実装装
    置。
  4. 【請求項4】 傾き自動調整手段は基板設置テーブルの
    任意の位置の高さを変えずにその位置の傾きを自動調整
    するものである請求項3記載のIC部品実装装置。
  5. 【請求項5】 基板設置テーブルを昇降可能にガイドす
    るガイド手段と、基板設置テーブルの下面の3点を独立
    して高さ調整可能に支持する手段とを設けたことを特徴
    とする請求項4記載のIC部品実装装置。
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