JP2002260971A - 電気二重層キャパシタ - Google Patents
電気二重層キャパシタInfo
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
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- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】耐電圧が高く、エネルギ密度が格段に大きい電
気二重層キャパシタを提供する。 【解決手段】対向する一対の電極の正極1を活性炭を主
体とする分極性電極とし、負極5をリチウムをイオン化
した状態で吸蔵、脱離しうる炭素材料であってフルフリ
ルアルコール樹脂の熱分解物又はノボラック樹脂の熱分
解物からなる炭素材料にリチウムを化学的方法又は電気
化学的方法で吸蔵させた炭素質材料を主体とするものと
し、電解液7を非水系電解液とする。
気二重層キャパシタを提供する。 【解決手段】対向する一対の電極の正極1を活性炭を主
体とする分極性電極とし、負極5をリチウムをイオン化
した状態で吸蔵、脱離しうる炭素材料であってフルフリ
ルアルコール樹脂の熱分解物又はノボラック樹脂の熱分
解物からなる炭素材料にリチウムを化学的方法又は電気
化学的方法で吸蔵させた炭素質材料を主体とするものと
し、電解液7を非水系電解液とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐電圧が高く、高エ
ネルギ密度化が可能な電気二重層キャパシタに関する。
ネルギ密度化が可能な電気二重層キャパシタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気二重層キャパシタは、1)集
電体上に活性炭を主体とする電極層を形成して平板状の
分極性電極とし、対向する分極性電極の間にセパレータ
を挟んで素子とし、この素子を電解液とともに容器中に
収容し、封口板とガスケットにより、容器の金属ケース
と封口板の間をガスケットで絶縁した状態で密封して構
成しているか、2)一対のシート状分極性電極の間にセ
パレータを重ねた状態で巻回して素子とし、この素子に
電解液を含浸させて容器の金属ケース中に収容し、金属
ケースの開口部を、電解液が蒸発しないように封口部材
で密封して構成している。
電体上に活性炭を主体とする電極層を形成して平板状の
分極性電極とし、対向する分極性電極の間にセパレータ
を挟んで素子とし、この素子を電解液とともに容器中に
収容し、封口板とガスケットにより、容器の金属ケース
と封口板の間をガスケットで絶縁した状態で密封して構
成しているか、2)一対のシート状分極性電極の間にセ
パレータを重ねた状態で巻回して素子とし、この素子に
電解液を含浸させて容器の金属ケース中に収容し、金属
ケースの開口部を、電解液が蒸発しないように封口部材
で密封して構成している。
【0003】また、大電流あるいは大容量用途向けに、
多数の平板状分極性電極の間にそれぞれセパレータを挟
んで積層した素子を、電解液とともに容器中に収容した
電気二重層キャパシタも提案されている(特開平4−1
54106、特開平3−203311、特開平4−28
6108)。
多数の平板状分極性電極の間にそれぞれセパレータを挟
んで積層した素子を、電解液とともに容器中に収容した
電気二重層キャパシタも提案されている(特開平4−1
54106、特開平3−203311、特開平4−28
6108)。
【0004】たとえば、この種の電気二重層キャパシタ
では、平板状分極性電極の形状を矩形とし、平板状分極
性電極とセパレータを交互に積層して素子とし、正極及
び負極とする分極性電極の端部にそれぞれ正極リード部
材および負極リード部材をかしめにより接続し、正極リ
ード部材と負極リード部材を上蓋に設けた正極端子と負
極端子にそれぞれ接続し、素子に電解液を含浸して容器
のケース中に収容し上蓋で密閉している。
では、平板状分極性電極の形状を矩形とし、平板状分極
性電極とセパレータを交互に積層して素子とし、正極及
び負極とする分極性電極の端部にそれぞれ正極リード部
材および負極リード部材をかしめにより接続し、正極リ
ード部材と負極リード部材を上蓋に設けた正極端子と負
極端子にそれぞれ接続し、素子に電解液を含浸して容器
のケース中に収容し上蓋で密閉している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】正極および負極の両方
に活性炭を主体とする分極性電極を使用した従来の電気
二重層キャパシタでは、使用する電解液の溶媒と電解質
の選択にもよるが、単一の電気二重層キャパシタの耐電
圧は、水系電解液で約1.3V、有機溶媒系電解液で約
2.5Vである。この場合、より大きいエネルギ容量の
電気二重層キャパシタを実現するためには、電気二重層
キャパシタの耐電圧をさらに高くすることが近道であ
る。
に活性炭を主体とする分極性電極を使用した従来の電気
二重層キャパシタでは、使用する電解液の溶媒と電解質
の選択にもよるが、単一の電気二重層キャパシタの耐電
圧は、水系電解液で約1.3V、有機溶媒系電解液で約
2.5Vである。この場合、より大きいエネルギ容量の
電気二重層キャパシタを実現するためには、電気二重層
キャパシタの耐電圧をさらに高くすることが近道であ
る。
【0006】小型の電気二重層キャパシタは、現在メモ
リバックアップ用に多く使用されており、ICの多くが
5Vで駆動されていたため、電気二重層キャパシタを複
数個直列に接続して5V超の耐電圧を得ていた。その
後、ICが3Vで駆動されるようになってメモリバック
アップの電圧も3V超で済むようになり、単一の電気二
重層キャパシタで3V超の使用電圧を有する二重層キャ
パシタの実現が待たれている。
リバックアップ用に多く使用されており、ICの多くが
5Vで駆動されていたため、電気二重層キャパシタを複
数個直列に接続して5V超の耐電圧を得ていた。その
後、ICが3Vで駆動されるようになってメモリバック
アップの電圧も3V超で済むようになり、単一の電気二
重層キャパシタで3V超の使用電圧を有する二重層キャ
パシタの実現が待たれている。
【0007】従来は、電気二重層キャパシタの容量を大
きくするため、比表面積の大きな活性炭を採用して大容
量化していたが、活性炭の比表面積は3000m2/g
程度が限度であり、大比表面積の活性炭を使用する電気
二重層キャパシタの単位容積当たりの容量もほぼ限界に
達し、さらにICメモリをバックアップしうる時間を長
くできるように、より大容量の二重層キャパシタの実現
が待たれている。
きくするため、比表面積の大きな活性炭を採用して大容
量化していたが、活性炭の比表面積は3000m2/g
程度が限度であり、大比表面積の活性炭を使用する電気
二重層キャパシタの単位容積当たりの容量もほぼ限界に
達し、さらにICメモリをバックアップしうる時間を長
くできるように、より大容量の二重層キャパシタの実現
が待たれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
すべくなされたものであり、本発明の電気二重層キャパ
シタは、セパレータを挟んで対向する電極と、電解液と
を容器中に収容した電気二重層キャパシタであって、正
側の電極(正極)が活性炭を主体とする分極性電極であ
り、前記炭素材料がフルフリルアルコール樹脂の熱分解
物又はノボラック樹脂の熱分解物であり、負側の電極
(負極)がリチウムをイオン化した状態で吸蔵、離脱し
うる炭素材料に化学的方法又は電気化学的方法で予めリ
チウムを吸蔵させた炭素質材料を主体とする電極であ
り、電解液が非水系電解液であることを特徴とする。
すべくなされたものであり、本発明の電気二重層キャパ
シタは、セパレータを挟んで対向する電極と、電解液と
を容器中に収容した電気二重層キャパシタであって、正
側の電極(正極)が活性炭を主体とする分極性電極であ
り、前記炭素材料がフルフリルアルコール樹脂の熱分解
物又はノボラック樹脂の熱分解物であり、負側の電極
(負極)がリチウムをイオン化した状態で吸蔵、離脱し
うる炭素材料に化学的方法又は電気化学的方法で予めリ
チウムを吸蔵させた炭素質材料を主体とする電極であ
り、電解液が非水系電解液であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の電気二重層キャパシタに
は2種類の電極が使用されており、それぞれ吸着又は吸
蔵されるイオンが限定されている。すなわち、リチウム
をイオン化した状態で吸蔵、離脱しうる炭素材料に予め
リチウムを吸蔵させた炭素質材料を主体とする電極は、
リチウムイオンのみを吸蔵でき、これが負極(非分極性
電極)となる。また、活性炭を主体とした分極性電極は
アニオンを吸着でき、これが正極となる。
は2種類の電極が使用されており、それぞれ吸着又は吸
蔵されるイオンが限定されている。すなわち、リチウム
をイオン化した状態で吸蔵、離脱しうる炭素材料に予め
リチウムを吸蔵させた炭素質材料を主体とする電極は、
リチウムイオンのみを吸蔵でき、これが負極(非分極性
電極)となる。また、活性炭を主体とした分極性電極は
アニオンを吸着でき、これが正極となる。
【0010】これら正極と負極の特性をフルに発揮させ
るため、電解液は非水系電解液とされ、また、電解液の
電解質はカチオンがリチウムイオンであるリチウム塩と
される。リチウム塩としては以下のものが好ましく例示
される。
るため、電解液は非水系電解液とされ、また、電解液の
電解質はカチオンがリチウムイオンであるリチウム塩と
される。リチウム塩としては以下のものが好ましく例示
される。
【0011】LiClO4、LiCF3SO3、LiC
(SO2CF3)3、LiB(C6H5)4、LiC4
F9SO3、LiC8F17SO3、LiB[C6H3
(CF3)2−3,5]4、LiB(C6F5)4、L
iB[C6H4(CF3)−4]4、LiBF4、Li
PF6、LiAsF6、LiSbF6、LiCF3CO
2、LiN(CF3SO2)2。なお、上式中[C6H
3(CF3)2−3,5]はフェニル基の3位と5位
に、[C6H4(CF3)−4]はフェニル基の4位
に、それぞれ−CF3が置換されているものを意味す
る。
(SO2CF3)3、LiB(C6H5)4、LiC4
F9SO3、LiC8F17SO3、LiB[C6H3
(CF3)2−3,5]4、LiB(C6F5)4、L
iB[C6H4(CF3)−4]4、LiBF4、Li
PF6、LiAsF6、LiSbF6、LiCF3CO
2、LiN(CF3SO2)2。なお、上式中[C6H
3(CF3)2−3,5]はフェニル基の3位と5位
に、[C6H4(CF3)−4]はフェニル基の4位
に、それぞれ−CF3が置換されているものを意味す
る。
【0012】これらリチウム塩の非水系電解液中の濃度
は、電気二重層キャパシタの特性が充分引き出せるよう
に、0.1〜2.5モル/リットル、さらには0.2〜
2.0モル/リットルとするのが好ましい。
は、電気二重層キャパシタの特性が充分引き出せるよう
に、0.1〜2.5モル/リットル、さらには0.2〜
2.0モル/リットルとするのが好ましい。
【0013】非水系電解液の溶媒としては以下のものが
好ましく例示される。これらの溶媒はそれぞれ単独で使
用してもよく、2種以上混合して使用してもよい。
好ましく例示される。これらの溶媒はそれぞれ単独で使
用してもよく、2種以上混合して使用してもよい。
【0014】プロピレンカーボネート、プロピレンカー
ボネート誘導体、エチレンカーボネート、エチレンカー
ボネート誘導体、ブチレンカーボネート、ジメチルカー
ボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボ
ネート、γ−ブチロラクトン、1,3−ジオキソラン、
ジメチルスルホキシド、スルホラン、ホルムアミド、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジオキソ
ラン、リン酸トリエステル、無水マレイン酸、無水コハ
ク酸、無水フタル酸、1,3−プロパンスルトン、4,
5−ジヒドロピラン誘導体、ニトロベンゼン、1,3−
ジオキサン、1,4−ジオキサン、3−メチル−2−オ
キサゾリジノン、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒ
ドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒ
ドロフラン誘導体、シドノン化合物、アセトニトリル、
ニトロメタン、アルコキシエタン、トルエン。
ボネート誘導体、エチレンカーボネート、エチレンカー
ボネート誘導体、ブチレンカーボネート、ジメチルカー
ボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボ
ネート、γ−ブチロラクトン、1,3−ジオキソラン、
ジメチルスルホキシド、スルホラン、ホルムアミド、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジオキソ
ラン、リン酸トリエステル、無水マレイン酸、無水コハ
ク酸、無水フタル酸、1,3−プロパンスルトン、4,
5−ジヒドロピラン誘導体、ニトロベンゼン、1,3−
ジオキサン、1,4−ジオキサン、3−メチル−2−オ
キサゾリジノン、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒ
ドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒ
ドロフラン誘導体、シドノン化合物、アセトニトリル、
ニトロメタン、アルコキシエタン、トルエン。
【0015】高い耐電圧が得られるように、リチウム塩
を溶かした非水系電解液中に含まれる水分量は150p
pm以下、さらには50ppm以下とするのが好まし
い。
を溶かした非水系電解液中に含まれる水分量は150p
pm以下、さらには50ppm以下とするのが好まし
い。
【0016】本発明の電気二重層キャパシタの電極のう
ち、活性炭を主体とする分極性電極の正極は、好ましく
は活性炭と電子伝導性を付与する導電剤で構成される。
分極性電極は、従来知られている種々の方法で形成でき
る。たとえば、活性炭粉末に導電剤のカーボンブラック
と結合剤のフェノール系樹脂とを混合したものをプレス
成形し、得られた成形体を不活性ガス雰囲気中で焼成
し、水蒸気雰囲気中で賦活することにより、主として活
性炭とカーボンブラックの導電剤からなる分極性電極
(正極)が得られる。この正極は集電体に導電性接着剤
等を用いて接合するのが好ましい。
ち、活性炭を主体とする分極性電極の正極は、好ましく
は活性炭と電子伝導性を付与する導電剤で構成される。
分極性電極は、従来知られている種々の方法で形成でき
る。たとえば、活性炭粉末に導電剤のカーボンブラック
と結合剤のフェノール系樹脂とを混合したものをプレス
成形し、得られた成形体を不活性ガス雰囲気中で焼成
し、水蒸気雰囲気中で賦活することにより、主として活
性炭とカーボンブラックの導電剤からなる分極性電極
(正極)が得られる。この正極は集電体に導電性接着剤
等を用いて接合するのが好ましい。
【0017】また、活性炭粉末、カーボンブラック(導
電剤)及び結合剤をアルコールの存在下で混練し、シー
ト状に成形し、次いで乾燥すれば分極性電極が得られ
る。分極性電極の正極は、導電性接着剤等を用いて集電
体と接合するのが好ましい。結合剤としては、たとえば
ポリテトラフルオロエチレンが好ましい。また、活性炭
粉末、導電剤のカーボンブラック及び結合剤に溶媒を混
合してスラリとし、集電体の金属箔表面に塗布して乾燥
し、集電体と一体化された正極とする方法も好ましい方
法である。
電剤)及び結合剤をアルコールの存在下で混練し、シー
ト状に成形し、次いで乾燥すれば分極性電極が得られ
る。分極性電極の正極は、導電性接着剤等を用いて集電
体と接合するのが好ましい。結合剤としては、たとえば
ポリテトラフルオロエチレンが好ましい。また、活性炭
粉末、導電剤のカーボンブラック及び結合剤に溶媒を混
合してスラリとし、集電体の金属箔表面に塗布して乾燥
し、集電体と一体化された正極とする方法も好ましい方
法である。
【0018】また、電極のうち、リチウムをイオン化し
た状態で吸蔵、離脱しうる炭素材料に予めリチウムを吸
蔵させた炭素質材料を主体とする負極は、好ましくはリ
チウムをイオン化した状態で吸蔵しうる炭素材料と結合
剤で構成される。この負極は、たとえば以下のような方
法で形成できる。
た状態で吸蔵、離脱しうる炭素材料に予めリチウムを吸
蔵させた炭素質材料を主体とする負極は、好ましくはリ
チウムをイオン化した状態で吸蔵しうる炭素材料と結合
剤で構成される。この負極は、たとえば以下のような方
法で形成できる。
【0019】1)リチウムをイオン化した状態で吸蔵し
うる炭素材料の粉末と結合剤とをアルコールの存在下で
混練し、シート状に成形後乾燥して負極とする。次いで
この負極を導電性接着剤等を用いて集電体に接合し、リ
チウム箔を負極に接触させた状態で電気二重層キャパシ
タの容器中に封入した後加温し、リチウムを炭素材料に
吸蔵させる。好ましい結合剤には、たとえばポリテトラ
フルオロエチレンがある。
うる炭素材料の粉末と結合剤とをアルコールの存在下で
混練し、シート状に成形後乾燥して負極とする。次いで
この負極を導電性接着剤等を用いて集電体に接合し、リ
チウム箔を負極に接触させた状態で電気二重層キャパシ
タの容器中に封入した後加温し、リチウムを炭素材料に
吸蔵させる。好ましい結合剤には、たとえばポリテトラ
フルオロエチレンがある。
【0020】2)リチウムをイオン化した状態で吸蔵し
うる炭素材料の粉末と結合剤に溶媒を混合してスラリと
し、集電体の金属箔上に塗布後乾燥し、集電体と一体化
された負極とする。これら正極と負極を製造するに際
し、スラリを塗布する場合に用いる好ましい結合剤とし
ては、ポリビニリデンフルオリド、フルオロオレフィン
共重合体架橋ポリマー、フルオロオレフィンビニルエー
テル共重合体架橋ポリマー、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポ
リアクリル酸がある。
うる炭素材料の粉末と結合剤に溶媒を混合してスラリと
し、集電体の金属箔上に塗布後乾燥し、集電体と一体化
された負極とする。これら正極と負極を製造するに際
し、スラリを塗布する場合に用いる好ましい結合剤とし
ては、ポリビニリデンフルオリド、フルオロオレフィン
共重合体架橋ポリマー、フルオロオレフィンビニルエー
テル共重合体架橋ポリマー、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポ
リアクリル酸がある。
【0021】スラリの溶媒は、これら結合剤を溶解しう
るものを使用するのが好ましく、N−メチルピロリド
ン、ジメチルホルムアミド、トルエン、キシレン、イソ
ホロン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、フタル酸ジメチル、エタノール、メタ
ノール、ブタノール、水等が使用できる。また、上記架
橋ポリマーの架橋剤には、たとえばアミン類、ポリアミ
ン類、ポリイソシアネート類、ビスフェノール類、ペル
オキシド類が使用できる。
るものを使用するのが好ましく、N−メチルピロリド
ン、ジメチルホルムアミド、トルエン、キシレン、イソ
ホロン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、フタル酸ジメチル、エタノール、メタ
ノール、ブタノール、水等が使用できる。また、上記架
橋ポリマーの架橋剤には、たとえばアミン類、ポリアミ
ン類、ポリイソシアネート類、ビスフェノール類、ペル
オキシド類が使用できる。
【0022】正極に使用できる活性炭には、やしがら系
活性炭、石油コークス系活性炭等があり、大容量の電気
二重層キャパシタを得るには石油コークス系活性炭を使
用するのが好ましい。また、活性炭の賦活処理の方法に
は、水蒸気賦活処理法、溶融KOH賦活処理法等があ
り、より大容量の電気二重層キャパシタを得るには溶融
KOH賦活処理法によるものを使用するのが好ましい。
活性炭、石油コークス系活性炭等があり、大容量の電気
二重層キャパシタを得るには石油コークス系活性炭を使
用するのが好ましい。また、活性炭の賦活処理の方法に
は、水蒸気賦活処理法、溶融KOH賦活処理法等があ
り、より大容量の電気二重層キャパシタを得るには溶融
KOH賦活処理法によるものを使用するのが好ましい。
【0023】また、導電性を高めるために正極に配合す
るカーボンブラック等の導電剤の量は少ないとその効果
がほとんどなく、多すぎると容量が小さくなるので、活
性炭及びバインダの合量中1〜50重量%とするのが好
ましい。正極に配合しうる好ましい導電剤としては、他
にケッチェンブラック、アセチレンブラック、天然黒
鉛、人造黒鉛、金属ファイバー、酸化チタン、酸化ルテ
ニウムがある。
るカーボンブラック等の導電剤の量は少ないとその効果
がほとんどなく、多すぎると容量が小さくなるので、活
性炭及びバインダの合量中1〜50重量%とするのが好
ましい。正極に配合しうる好ましい導電剤としては、他
にケッチェンブラック、アセチレンブラック、天然黒
鉛、人造黒鉛、金属ファイバー、酸化チタン、酸化ルテ
ニウムがある。
【0024】また、活性炭としては、平均粒径が20μ
m以下で、比表面積が1500〜3000m2/gのも
のを使用するのが好ましく、このような活性炭の使用に
よって電気二重層キャパシタの容量を大きく、かつ内部
抵抗を低くできる。
m以下で、比表面積が1500〜3000m2/gのも
のを使用するのが好ましく、このような活性炭の使用に
よって電気二重層キャパシタの容量を大きく、かつ内部
抵抗を低くできる。
【0025】負極の主な構成材料である、リチウムをイ
オン化した状態で吸蔵、離脱しうる炭素材料としては、
天然黒鉛、人造黒鉛、黒鉛化メソフェーズカーボン小球
体、黒鉛化メソフェーズカーボン繊維、黒鉛ウィスカ、
黒鉛化炭素繊維、フルフリルアルコール樹脂の熱分解
物、ノボラック樹脂の熱分解物、ピッチ、コークス等の
縮合多環炭化水素化合物の熱分解物が挙げられるが、本
発明ではフルフリルアルコール樹脂の熱分解物又はノボ
ラック樹脂の熱分解物を使用する。
オン化した状態で吸蔵、離脱しうる炭素材料としては、
天然黒鉛、人造黒鉛、黒鉛化メソフェーズカーボン小球
体、黒鉛化メソフェーズカーボン繊維、黒鉛ウィスカ、
黒鉛化炭素繊維、フルフリルアルコール樹脂の熱分解
物、ノボラック樹脂の熱分解物、ピッチ、コークス等の
縮合多環炭化水素化合物の熱分解物が挙げられるが、本
発明ではフルフリルアルコール樹脂の熱分解物又はノボ
ラック樹脂の熱分解物を使用する。
【0026】天然黒鉛は、発達した結晶構造を有する不
純物の少ないものが好ましい。発達した結晶構造を有す
る好ましい天然黒鉛とは、広角X線回折で測定される面
間隔d002が0.336nm以下であり、結晶粒子の
c軸方向のサイズLcが100nm以上のものである。
純物の少ないものが好ましい。発達した結晶構造を有す
る好ましい天然黒鉛とは、広角X線回折で測定される面
間隔d002が0.336nm以下であり、結晶粒子の
c軸方向のサイズLcが100nm以上のものである。
【0027】天然黒鉛の精製方法として、一般に硝酸、
硫酸、フッ酸等による酸洗浄が行われるが、不純物を効
果的に除くため、フッ酸による酸洗浄を行ったものを使
用するのが好ましい。特には、酸洗浄によって不純物を
除去した、純度が99%以上の天然黒鉛を使用するのが
好ましい。
硫酸、フッ酸等による酸洗浄が行われるが、不純物を効
果的に除くため、フッ酸による酸洗浄を行ったものを使
用するのが好ましい。特には、酸洗浄によって不純物を
除去した、純度が99%以上の天然黒鉛を使用するのが
好ましい。
【0028】人造黒鉛は、発達した結晶構造を有する不
純物の少ないものが好ましい。発達した結晶構造を有す
るものとは、広角X線回折により測定した面間隔d
002が0.337nm以下であり、結晶粒子のc軸方
向のサイズLcが20nm以上のものである。人造黒鉛
は出発物質を選ぶことによって高純度のものが容易に得
られるので、純度が99.5%以上のものを使用するの
が好ましい。
純物の少ないものが好ましい。発達した結晶構造を有す
るものとは、広角X線回折により測定した面間隔d
002が0.337nm以下であり、結晶粒子のc軸方
向のサイズLcが20nm以上のものである。人造黒鉛
は出発物質を選ぶことによって高純度のものが容易に得
られるので、純度が99.5%以上のものを使用するの
が好ましい。
【0029】黒鉛化メソカーボン小球体は、不活性雰囲
気中において2500℃以上の高温で熱処理された発達
した結晶構造を有する不純物の少ないものが好ましい。
発達した結晶構造を有するものとは、広角X線回折によ
り測定した面間隔d002が0.338nm以下であ
り、結晶粒子のc軸方向のサイズLcが20nm以上の
ものである。
気中において2500℃以上の高温で熱処理された発達
した結晶構造を有する不純物の少ないものが好ましい。
発達した結晶構造を有するものとは、広角X線回折によ
り測定した面間隔d002が0.338nm以下であ
り、結晶粒子のc軸方向のサイズLcが20nm以上の
ものである。
【0030】黒鉛化メソフェーズカーボン繊維は、不活
性雰囲気中において2500℃以上の高温で熱処理され
た発達した結晶構造を有する不純物の少ないものが好ま
しい。発達した結晶構造を有するものとは、広角X線回
折により測定した面間隔d0 02が0.337nm以下
であり、結晶粒子のc軸方向のサイズLcが25nm以
上のものである。
性雰囲気中において2500℃以上の高温で熱処理され
た発達した結晶構造を有する不純物の少ないものが好ま
しい。発達した結晶構造を有するものとは、広角X線回
折により測定した面間隔d0 02が0.337nm以下
であり、結晶粒子のc軸方向のサイズLcが25nm以
上のものである。
【0031】黒鉛ウィスカは、発達した結晶構造を有す
る不純物の少ないものが好ましい。発達した結晶構造を
有するものとは、広角X線回折により測定した面間隔d
00 2が0.338nm以下であり、結晶粒子のc軸方
向のサイズLcが10nm以上のものである。
る不純物の少ないものが好ましい。発達した結晶構造を
有するものとは、広角X線回折により測定した面間隔d
00 2が0.338nm以下であり、結晶粒子のc軸方
向のサイズLcが10nm以上のものである。
【0032】黒鉛化炭素繊維は、アクリロニトリル樹脂
等を不活性雰囲気中において2500℃以上の高温で熱
処理した、発達した結晶構造を有する不純物の少ないも
のが好ましい。発達した結晶構造を有するものとは、広
角X線回折により測定した面間隔d002が0.337
nm以下であり、結晶粒子のc軸方向のサイズLcが1
0nm以上のものである。
等を不活性雰囲気中において2500℃以上の高温で熱
処理した、発達した結晶構造を有する不純物の少ないも
のが好ましい。発達した結晶構造を有するものとは、広
角X線回折により測定した面間隔d002が0.337
nm以下であり、結晶粒子のc軸方向のサイズLcが1
0nm以上のものである。
【0033】フルフリルアルコール樹脂の熱分解物は、
フルフリルアルコール樹脂を不活性雰囲気中において1
000〜1500℃で熱処理した不純物の少ないものが
好ましい。1000〜1500℃の熱処理によって、こ
の熱分解物の広角X線回折により測定される面間隔d
002は0.375〜0.39nmとなる。
フルフリルアルコール樹脂を不活性雰囲気中において1
000〜1500℃で熱処理した不純物の少ないものが
好ましい。1000〜1500℃の熱処理によって、こ
の熱分解物の広角X線回折により測定される面間隔d
002は0.375〜0.39nmとなる。
【0034】ノボラック樹脂の熱分解物は、ノボラック
樹脂を不活性雰囲気中において800℃以下の温度で熱
処理した、熱処理後の炭素材料のH/C原子比が0.2
5〜0.28であるものが好ましい。この熱分解物を広
角X線回折で測定した面間隔d002は0.37nm以
上となる。
樹脂を不活性雰囲気中において800℃以下の温度で熱
処理した、熱処理後の炭素材料のH/C原子比が0.2
5〜0.28であるものが好ましい。この熱分解物を広
角X線回折で測定した面間隔d002は0.37nm以
上となる。
【0035】ピッチ、コークス等の多環炭化水素縮合高
分子化合物の熱分解物は、ピッチ、コークス等の多環炭
化水素縮合高分子化合物を不活性雰囲気中において50
0〜1800℃で熱処理した、広角X線回折で測定した
面間隔d002が0.34〜0.37nmであり、結晶
粒子のc軸方向のサイズLcが1.2〜23nmのもの
が好ましい。
分子化合物の熱分解物は、ピッチ、コークス等の多環炭
化水素縮合高分子化合物を不活性雰囲気中において50
0〜1800℃で熱処理した、広角X線回折で測定した
面間隔d002が0.34〜0.37nmであり、結晶
粒子のc軸方向のサイズLcが1.2〜23nmのもの
が好ましい。
【0036】リチウムをイオン化した状態で吸蔵、離脱
しうる炭素材料の粉末は、好ましくは平均粒径が30μ
m以下のものを使用する。これによって、電気二重層キ
ャパシタの容量を大きくでき、かつ内部抵抗を低くでき
る。また、正極と負極に配合する結合剤の量は0.5〜
20重量%とするのが好ましい。結合剤が0.5重量%
未満であると電極の結合強度が不足し、20重量%超で
あると内部抵抗が増大したり、容量が小さくなったりす
るためである。容量と結合強度のバランスを考慮する
と、結合剤の配合量は0.5〜10重量%とするのがよ
り好ましい。
しうる炭素材料の粉末は、好ましくは平均粒径が30μ
m以下のものを使用する。これによって、電気二重層キ
ャパシタの容量を大きくでき、かつ内部抵抗を低くでき
る。また、正極と負極に配合する結合剤の量は0.5〜
20重量%とするのが好ましい。結合剤が0.5重量%
未満であると電極の結合強度が不足し、20重量%超で
あると内部抵抗が増大したり、容量が小さくなったりす
るためである。容量と結合強度のバランスを考慮する
と、結合剤の配合量は0.5〜10重量%とするのがよ
り好ましい。
【0037】電極は、薄い塗布膜、シート状又は板状の
成形体、さらには複合物からなる板状成形体のいずれで
あってもよい。集電体は電気化学的及び化学的に耐食性
のある導電体であればよく、正極に用いる好ましい集電
体には、ステンレス、アルミニウム、チタン又はタンタ
ルがある。これらのうち、ステンレス及びアルミニウム
がその性能と入手する価格が安い点で好ましい。負極の
集電体には、リチウムと反応しないステンレス、銅又は
ニッケルを使用するのが好ましい。
成形体、さらには複合物からなる板状成形体のいずれで
あってもよい。集電体は電気化学的及び化学的に耐食性
のある導電体であればよく、正極に用いる好ましい集電
体には、ステンレス、アルミニウム、チタン又はタンタ
ルがある。これらのうち、ステンレス及びアルミニウム
がその性能と入手する価格が安い点で好ましい。負極の
集電体には、リチウムと反応しないステンレス、銅又は
ニッケルを使用するのが好ましい。
【0038】また、リチウムをイオン化した状態で吸
蔵、離脱しうる炭素材料に予めリチウムを吸蔵させてお
く方法としては、たとえば次の方法がある。
蔵、離脱しうる炭素材料に予めリチウムを吸蔵させてお
く方法としては、たとえば次の方法がある。
【0039】1)粉末状のリチウムをリチウムをイオン
化した状態で吸蔵、離脱しうる炭素材料と混合しておく
化学的方法。
化した状態で吸蔵、離脱しうる炭素材料と混合しておく
化学的方法。
【0040】2)負側の電極とリチウム金属箔とを接触
させた状態で非水系電解液とともに予め容器中に封入
し、次いで加温してリチウムをイオン化させ、イオン化
した状態のリチウムを炭素材料中に取り込ませる化学的
方法。
させた状態で非水系電解液とともに予め容器中に封入
し、次いで加温してリチウムをイオン化させ、イオン化
した状態のリチウムを炭素材料中に取り込ませる化学的
方法。
【0041】3)リチウム塩を含む非水系電解液中にお
いて、一方をリチウムをイオン化した状態で吸蔵、離脱
しうる炭素材料と結合剤により形成された電極とし、も
う一方をリチウム金属の電極として電流を通じ、炭素材
料中にリチウムをイオン化した状態で取り込ませる電気
化学的方法。
いて、一方をリチウムをイオン化した状態で吸蔵、離脱
しうる炭素材料と結合剤により形成された電極とし、も
う一方をリチウム金属の電極として電流を通じ、炭素材
料中にリチウムをイオン化した状態で取り込ませる電気
化学的方法。
【0042】これら1)〜3)の方法のうち、2)は簡
便なので特に好ましい。
便なので特に好ましい。
【0043】本発明によれば、従来の電気二重層キャパ
シタと比べ、耐電圧が顕著に高くて容量の大きい、従来
製品の2倍から4倍程度のエネルギ密度を有する電気二
重層キャパシタが得られる。本発明は、コイン型のよう
な小サイズの電気二重層キャパシタに適用しても顕著な
効果が得られるが、静電容量が100〜10000F、
もしくは電流3〜1000Aの、超大容量、大電流向け
の電気二重層キャパシタにも好適である。
シタと比べ、耐電圧が顕著に高くて容量の大きい、従来
製品の2倍から4倍程度のエネルギ密度を有する電気二
重層キャパシタが得られる。本発明は、コイン型のよう
な小サイズの電気二重層キャパシタに適用しても顕著な
効果が得られるが、静電容量が100〜10000F、
もしくは電流3〜1000Aの、超大容量、大電流向け
の電気二重層キャパシタにも好適である。
【0044】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例によって説明
するが、本発明は以下の実施例によって限定されない。
するが、本発明は以下の実施例によって限定されない。
【0045】[例1(参考例)]KOH賦活処理法で賦
活された石油コークス系活性炭粉末(比表面積2200
m2/g、平均粒径5μm)80重量%、ケッチェンブ
ラックEC10重量%、ポリテトラフルオロエチレン1
0重量%からなる混合物にエタノールを加えて混練し、
ロール圧延して幅10cm、長さ10cm、厚さ1.2
mmのシートとし、次いでこのシートを200℃で2時
間乾燥して電極シートとした。
活された石油コークス系活性炭粉末(比表面積2200
m2/g、平均粒径5μm)80重量%、ケッチェンブ
ラックEC10重量%、ポリテトラフルオロエチレン1
0重量%からなる混合物にエタノールを加えて混練し、
ロール圧延して幅10cm、長さ10cm、厚さ1.2
mmのシートとし、次いでこのシートを200℃で2時
間乾燥して電極シートとした。
【0046】この電極シートを直径12mmの円形に打
ち抜いて得た電極を正極1とし、図1に示したように黒
鉛系の導電性接着剤2を使用してステンレス316製容
器のケース3の内底に接着した。次に、天然黒鉛粉末
(純度99.3%、黒鉛結晶の面間隔d002=0.3
355nm、結晶粒子のc軸に垂直な方向のサイズLc
=200nm以上、平均粒径10μm)90重量%とポ
リビニリデンフルオリド10重量%からなる混合物に対
し、N−メチルピロリドンを重量比で3倍量加え、超音
波撹拌し、ポリビニリデンフルオリドがN−メチルピロ
リドンに溶解した天然黒鉛のスラリとし、このスラリを
ステンレス316製容器の上蓋4に塗布、190℃で1
時間乾燥して直径12.5mm、厚さ0.1mmの塗膜
からなる負極5が形成された上蓋4を得た。
ち抜いて得た電極を正極1とし、図1に示したように黒
鉛系の導電性接着剤2を使用してステンレス316製容
器のケース3の内底に接着した。次に、天然黒鉛粉末
(純度99.3%、黒鉛結晶の面間隔d002=0.3
355nm、結晶粒子のc軸に垂直な方向のサイズLc
=200nm以上、平均粒径10μm)90重量%とポ
リビニリデンフルオリド10重量%からなる混合物に対
し、N−メチルピロリドンを重量比で3倍量加え、超音
波撹拌し、ポリビニリデンフルオリドがN−メチルピロ
リドンに溶解した天然黒鉛のスラリとし、このスラリを
ステンレス316製容器の上蓋4に塗布、190℃で1
時間乾燥して直径12.5mm、厚さ0.1mmの塗膜
からなる負極5が形成された上蓋4を得た。
【0047】この負極5(非分極性電極)が形成された
上蓋4と正極1(分極性電極)が形成されたケース3
を、200℃の真空下において4時間乾燥した後、アル
ゴン雰囲気のグローブボックス中に移し、負極5である
塗膜上に直径8mm、厚さ0.02mmのリチウム金属
箔6を圧着し、1.2モル/リットルの濃度のLiBF
4を含むエチレンカーボネートとエチルメチルカーボネ
ート(容積比1:1)の溶液7を両電極に含浸した。そ
の後、セパレータ8を挟んで両電極を対向させ、ポリプ
ロピレン製絶縁ガスケット9を用いてかしめ封口した。
上蓋4と正極1(分極性電極)が形成されたケース3
を、200℃の真空下において4時間乾燥した後、アル
ゴン雰囲気のグローブボックス中に移し、負極5である
塗膜上に直径8mm、厚さ0.02mmのリチウム金属
箔6を圧着し、1.2モル/リットルの濃度のLiBF
4を含むエチレンカーボネートとエチルメチルカーボネ
ート(容積比1:1)の溶液7を両電極に含浸した。そ
の後、セパレータ8を挟んで両電極を対向させ、ポリプ
ロピレン製絶縁ガスケット9を用いてかしめ封口した。
【0048】このコイン型電気二重層キャパシタを70
℃の恒温槽中に16時間放置した。この操作により、上
蓋に塗布した塗膜からなる負極5と電気的に接触してい
たリチウム金属箔6がイオン化した状態で負極5中に取
り込まれた。得られたコイン型電気二重層キャパシタの
寸法は、直径18.3mm、厚さ2.0mmである。リ
チウムがイオン化した状態で吸蔵されていることは、E
SRによって確認された。
℃の恒温槽中に16時間放置した。この操作により、上
蓋に塗布した塗膜からなる負極5と電気的に接触してい
たリチウム金属箔6がイオン化した状態で負極5中に取
り込まれた。得られたコイン型電気二重層キャパシタの
寸法は、直径18.3mm、厚さ2.0mmである。リ
チウムがイオン化した状態で吸蔵されていることは、E
SRによって確認された。
【0049】[例2(参考例)]例1において、天然黒
鉛に代えて人造黒鉛(純度99.9%、d002=0.
3365nm、Lc=50nm以上、平均粒径7μm)
を用い、他は例1と同様にしてコイン型電気二重層キャ
パシタを組み立てた。
鉛に代えて人造黒鉛(純度99.9%、d002=0.
3365nm、Lc=50nm以上、平均粒径7μm)
を用い、他は例1と同様にしてコイン型電気二重層キャ
パシタを組み立てた。
【0050】[例3(参考例)]例1において、天然黒
鉛に代えて黒鉛化メソフェーズカーボン小球体(純度9
9.6%、d002=0.3366nm、Lc=55n
m以上、平均粒径18μm)を用い、他は例1と同様に
してコイン型電気二重層キャパシタを組み立てた。
鉛に代えて黒鉛化メソフェーズカーボン小球体(純度9
9.6%、d002=0.3366nm、Lc=55n
m以上、平均粒径18μm)を用い、他は例1と同様に
してコイン型電気二重層キャパシタを組み立てた。
【0051】[例4(参考例)]例1において、天然黒
鉛に代えて黒鉛化ウィスカ(純度99.8%、d002
=0.336nm、Lc=10nm以上、直径約1μ
m、長さ約60μmの針状品)を用い、他は例1と同様
にしてコイン型電気二重層キャパシタを組み立てた。
鉛に代えて黒鉛化ウィスカ(純度99.8%、d002
=0.336nm、Lc=10nm以上、直径約1μ
m、長さ約60μmの針状品)を用い、他は例1と同様
にしてコイン型電気二重層キャパシタを組み立てた。
【0052】[例5(参考例)]例1において、天然黒
鉛に代えて黒鉛化炭素繊維(純度99.7%、d002
=0.337nm、Lc=25nm以上、直径約10μ
m、長さ約40μmの繊維)を用い、他は例1と同様に
してコイン型電気二重層キャパシタを組み立てた。
鉛に代えて黒鉛化炭素繊維(純度99.7%、d002
=0.337nm、Lc=25nm以上、直径約10μ
m、長さ約40μmの繊維)を用い、他は例1と同様に
してコイン型電気二重層キャパシタを組み立てた。
【0053】[例6(実施例)]例1において、天然黒
鉛に代えてフルフリルアルコール樹脂の熱分解物(12
00℃熱処理、d002=0.38nm、平均粒径15
μm)を用い、他は例1と同様にしてコイン型電気二重
層キャパシタを組み立てた。
鉛に代えてフルフリルアルコール樹脂の熱分解物(12
00℃熱処理、d002=0.38nm、平均粒径15
μm)を用い、他は例1と同様にしてコイン型電気二重
層キャパシタを組み立てた。
【0054】[例7(実施例)]例1において、天然黒
鉛に代えてノボラック樹脂の熱分解物(650℃で熱処
理され、熱分解物中のH/C原子比=0.27、d
002=0.386nm、平均粒径15μm)を用い、
他は例1と同様にしてコイン型電気二重層キャパシタを
組み立てた。
鉛に代えてノボラック樹脂の熱分解物(650℃で熱処
理され、熱分解物中のH/C原子比=0.27、d
002=0.386nm、平均粒径15μm)を用い、
他は例1と同様にしてコイン型電気二重層キャパシタを
組み立てた。
【0055】[例8(参考例)]例1において、天然黒
鉛に代えて黒鉛化メソフェーズカーボン繊維(純度9
9.5%、熱処理温度300℃、d002=0.336
5nm、LC=40nm、繊維径10μm、繊維長20
0μm)を用い、他は例1と同様にしてコイン型電気二
重層キャパシタを組み立てた。
鉛に代えて黒鉛化メソフェーズカーボン繊維(純度9
9.5%、熱処理温度300℃、d002=0.336
5nm、LC=40nm、繊維径10μm、繊維長20
0μm)を用い、他は例1と同様にしてコイン型電気二
重層キャパシタを組み立てた。
【0056】[例9(参考例)]例1において、天然黒
鉛に代えて石油ピッチの熱処理物(N2雰囲気中で1時
間800℃で熱処理して炭素化後室温に冷却し、次いで
N2雰囲気中で3時間1600℃で熱処理したもの、d
002=0.35nm、LC=5nm、平均粒径20μ
m)を用い、他は例1と同様にしてコイン型電気二重層
キャパシタを組み立てた。
鉛に代えて石油ピッチの熱処理物(N2雰囲気中で1時
間800℃で熱処理して炭素化後室温に冷却し、次いで
N2雰囲気中で3時間1600℃で熱処理したもの、d
002=0.35nm、LC=5nm、平均粒径20μ
m)を用い、他は例1と同様にしてコイン型電気二重層
キャパシタを組み立てた。
【0057】[比較例1]KOH賦活処理法で賦活され
た石油コークス系活性炭粉末(比表面積2200m2/
g、平均粒径5μm)80重量%、ケッチェンブラック
EC10重量%、ポリテトラフルオロエチレン10重量
%からなる混合物にエタノールを加えて混練し、ロール
圧延して幅10cm、長さ10cm、厚さ0.65mm
の電極シートを得た。ついでこの電極シートを200℃
で2時間乾燥した。
た石油コークス系活性炭粉末(比表面積2200m2/
g、平均粒径5μm)80重量%、ケッチェンブラック
EC10重量%、ポリテトラフルオロエチレン10重量
%からなる混合物にエタノールを加えて混練し、ロール
圧延して幅10cm、長さ10cm、厚さ0.65mm
の電極シートを得た。ついでこの電極シートを200℃
で2時間乾燥した。
【0058】この電極シートを直径12mmの円形に打
ち抜き、図1に示したように導電性接着剤を使用してス
テンレス製容器の上蓋の内面とケースの内底に接着し
た。これらを200℃の真空下において4時間乾燥した
後、アルゴン雰囲気のグローブボックス中に移し、1.
0モル/リットルの濃度のテトラエチルアンモニウムテ
トラフルオロボレートを含有するプロピレンカーボネー
ト溶液を両電極に含浸した。次いで例1と同様にしてコ
イン型電気二重層キャパシタを組み立てた。
ち抜き、図1に示したように導電性接着剤を使用してス
テンレス製容器の上蓋の内面とケースの内底に接着し
た。これらを200℃の真空下において4時間乾燥した
後、アルゴン雰囲気のグローブボックス中に移し、1.
0モル/リットルの濃度のテトラエチルアンモニウムテ
トラフルオロボレートを含有するプロピレンカーボネー
ト溶液を両電極に含浸した。次いで例1と同様にしてコ
イン型電気二重層キャパシタを組み立てた。
【0059】[比較例2〜10]例1〜9において、例
1〜9の場合のように負極とする容器の上蓋の塗膜上に
リチウム金属箔を載せず、また、70℃の恒温槽中加温
しないで(リチウム金属箔を使用しないで)、他はそれ
ぞれ例1〜9と同様にしてそれぞれ比較例2〜10のコ
イン型電気二重層キャパシタを組み立てた。
1〜9の場合のように負極とする容器の上蓋の塗膜上に
リチウム金属箔を載せず、また、70℃の恒温槽中加温
しないで(リチウム金属箔を使用しないで)、他はそれ
ぞれ例1〜9と同様にしてそれぞれ比較例2〜10のコ
イン型電気二重層キャパシタを組み立てた。
【0060】例1〜9及び比較例1〜10で得た電気二
重層キャパシタについて、その静電容量、耐電圧(可使
用電圧)及び内部抵抗を測定した結果を表1に示す。表
1の結果から、本発明による電気二重層キャパシタは、
従来の電気二重層キャパシタと比べて耐電圧と静電容量
が顕著に大きく、エネルギ密度も格段に大きいことがわ
かる。
重層キャパシタについて、その静電容量、耐電圧(可使
用電圧)及び内部抵抗を測定した結果を表1に示す。表
1の結果から、本発明による電気二重層キャパシタは、
従来の電気二重層キャパシタと比べて耐電圧と静電容量
が顕著に大きく、エネルギ密度も格段に大きいことがわ
かる。
【0061】
【表1】
【0062】
【発明の効果】本発明による電気二重層キャパシタが3
V超の高い耐電圧を有していることから、コイン型電気
二重層キャパシタを用いる最近の3Vで駆動されるパソ
コンのバックアップの場合、電気二重層キャパシタを直
列に接続することなく単一でバックアップが可能とな
る。また、エネルギ密度が従来の電気二重層キャパシタ
(比較例1)と比べて約4倍あるため、パワー用に使用
される高エネルギ密度の電気二重層キャパシタとしも、
その実用的価値は顕著である。
V超の高い耐電圧を有していることから、コイン型電気
二重層キャパシタを用いる最近の3Vで駆動されるパソ
コンのバックアップの場合、電気二重層キャパシタを直
列に接続することなく単一でバックアップが可能とな
る。また、エネルギ密度が従来の電気二重層キャパシタ
(比較例1)と比べて約4倍あるため、パワー用に使用
される高エネルギ密度の電気二重層キャパシタとしも、
その実用的価値は顕著である。
【図1】本発明によってコイン型の電気二重層キャパシ
タを製造する場合の、中間工程を示すコイン型の電気二
重層キャパシタの一例の縦断面図。
タを製造する場合の、中間工程を示すコイン型の電気二
重層キャパシタの一例の縦断面図。
1:正極 2:黒鉛系導電性接着剤 3:ステンレス316製容器のケース 4:ステンレス316製容器の上蓋 5:負極 6:リチウム金属箔 7:電解液 8:セパレータ 9:ガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 剛 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】セパレータを挟んで対向する電極と、電解
液とを容器中に収容した電気二重層キャパシタであっ
て、正側の電極が活性炭を主体とする分極性電極であ
り、負側の電極がリチウムをイオン化した状態で吸蔵、
離脱しうる炭素材料に化学的方法又は電気化学的方法で
予めリチウムを吸蔵させた炭素質材料を主体とする電極
であり、前記炭素材料がフルフリルアルコール樹脂の熱
分解物又はノボラック樹脂の熱分解物であり、電解液が
非水系電解液であることを特徴とする電気二重層キャパ
シタ。 - 【請求項2】前記炭素材料が、広角X線回折により測定
した面間隔d002が0.375〜0.390nmのフ
ルフリルアルコール樹脂の熱分解物である請求項1に記
載の電気二重層キャパシタ。 - 【請求項3】前記炭素材料が、広角X線回折により測定
した面間隔d002が0.37nm以上であり、H/C
の原子比が0.25〜0.28のノボラック樹脂の熱分
解物である請求項1に記載の電気二重層キャパシタ。 - 【請求項4】前記炭素材料にリチウムを吸蔵させる方法
が、負側の電極とリチウム金属箔とを接触させた状態で
非水系電解液とともに予め容器中に封入しておいて加温
する化学的方法である請求項1〜3のいずれかに記載の
電気二重層キャパシタ。 - 【請求項5】前記炭素材料は、平均粒径が30μm以下
である請求項1〜4のいずれかに記載の電気二重層キャ
パシタ。
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JP19075194 | 1994-08-12 | ||
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---|---|---|---|---|
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KR101138474B1 (ko) | 2010-08-31 | 2012-04-25 | 삼성전기주식회사 | 리튬 이온 커패시터의 제조 방법 및 이로부터 제조된 리튬 이온 커패시터 |
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2002
- 2002-01-17 JP JP2002008987A patent/JP2002260971A/ja active Pending
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