JP2002260937A - コモンモードチョークコイル - Google Patents

コモンモードチョークコイル

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JP2002260937A
JP2002260937A JP2001055015A JP2001055015A JP2002260937A JP 2002260937 A JP2002260937 A JP 2002260937A JP 2001055015 A JP2001055015 A JP 2001055015A JP 2001055015 A JP2001055015 A JP 2001055015A JP 2002260937 A JP2002260937 A JP 2002260937A
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JP
Japan
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choke coil
winding
common mode
mode choke
core
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Application number
JP2001055015A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Yarai
正芳 矢来
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Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
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Publication date
Application filed by Toko Inc filed Critical Toko Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】整列巻線のできる、かつ、巻線の膨らみを押さ
え、線の絶縁皮膜に傷等を起こさせないメガネ型コアを
用い、安定した低い直流抵抗となり巻線間の分布容量を
押さえ、特性のばらつきがきわめて小さくなるようにし
たコモンモードチョークコイルを提供すること。 【解決手段】2つの環状磁気回路が一部を共通にして一
体的に形成されたメガネ型コアの所定部位に複数の巻線
を施したコモンモードチョークコイルであって、メガネ
型コアの巻線を施す巻軸部分を角柱状に形成し、巻軸部
分両端の外周面を面取りした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源回路等に用い
られるコモンモードチョークコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】電源回路に用いられるコモンモードチョ
ークコイルは、高周波領域のノイズを阻止するために巻
線の分布容量を小さくし、かつ、大きな電流を流すため
に太い線を用いて直流抵抗を小さくしている。従来のコ
モンモードチョークコイルの代表的な2つの構成を図4
(a)、(b)に示す。図4のように、磁性体成型品で
あるメガネ型コア10は、平面図では略四角形状で、楕
円径の正面から背面まで貫通した2つの丸孔12と13
を形成したものであり、2つの環状磁気回路が一部を共
通にした共通磁脚11aを有して一体化されたものであ
る。
【0003】図4(a)のコモンモードチョークコイル
は、メガネ型コア10の丸孔12と13で挟まれた共通
磁脚11aに巻線14を施している。また、図4(b)
のコモンモードチョークコイルは、メガネ型コア10の
丸孔12の外周部分の磁脚12aと丸孔13の外周部分
の磁脚13aの2箇所に巻線14を施している。これら
のコモンモードチョークコイルの巻線14は、2ライン
(2巻線)を一回路とし、2本の線を同時に巻回するか
または一本毎に巻回して2ラインとする。
【0004】このような、従来のコモンモードチョーク
コイルでは、メガネ型コア10の巻線14を施す巻軸部
分が曲線的であり、しかもその太さが部位により連続的
に変化しているので、図4(a)、(b)に示すよう
に、巻線14の各巻回する線が均一に巻けない(整列巻
線ができない)ため、巻線の線路長がばらつく欠点があ
った。そして、図5(a)、(b)に示すように、巻軸
部分11a、12a,13aの端面は丸孔12、13と
外周面が垂直に形成されているために、巻線14の各巻
回する線は直角に巻けず、丸みを帯びた、膨らみを持っ
た状態(巻だるみd)で巻かれていくため、巻外形が大
きくなること、および巻回数を増すたびに巻回す線路長
が長くなり、直流抵抗が増大する欠点があった。また、
巻回するテンションを強くすると、丸孔の端面エッジ部
eで線の絶縁皮膜に傷をつけたり、断線に至る危険があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、整列巻
線のできる、かつ、巻線の膨らみを押さえ、線の絶縁皮
膜に傷等を起こさせない、安定した低い直流抵抗と巻線
間の分布容量を押さえ、特性のばらつきがきわめて小さ
くなるようにしたメガネ型コアによるコモンモードチョ
ークコイルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】貫通孔を有する環状磁気
回路が形成されたコアの所定部位に複数の巻線を施した
コモンモードチョークコイルであって、コアの少なくと
も巻線を施す巻軸部分を角柱状に形成し、巻軸部分両端
の外周面を面取りしたことを特徴とする。
【0007】2つの環状磁気回路が一部を共通にするよ
うに一体的に形成されたメガネ型コアの所定部位に複数
の巻線を施したコモンモードチョークコイルであって、
メガネ型コアの少なくとも巻線を施す巻軸部分を角柱状
に形成し、巻軸部分両端の外周面を面取りしたことを特
徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】貫通孔を有する環状磁気回路が形
成されたコアの所定部位に複数の巻線を施したコモンモ
ードチョークコイルであって、コアの少なくとも巻線を
施す巻軸部分を角柱状に形成し、巻軸部分両端の外周面
を面取りする。
【0009】2つの環状磁気回路が一部を共通するよう
に一体的に形成されたメガネ型コアの所定部位に複数の
巻線を施したコモンモードチョークコイルであって、メ
ガネ型コアの少なくとも巻線を施す巻軸部分を角柱状に
形成し、巻軸部分両端の外周面を面取りする。詳しく
は、メガネ型コアに丸孔ではなく巻軸部分を直線的断面
を有する角柱状に形成し、その巻軸部分両端の外周面に
R面取りまたはC面取りを形成する。
【0010】
【実施例】本発明のコモンモードチョークコイルの一実
施例を図1乃至図3を用いて説明する。図1(a)、
(b)のように、このメガネ型コア1は、断面が略四角
形で形成されており、2つの貫通孔2および3は4角形
に形成されている。そして、図2(a)のように、角孔
2または角孔3における巻線が整列して配置されてい
る。図2(b)は、メガネ型コア1における角孔2と角
孔3に挟まれた共通磁脚1aおよび角孔2の周囲部分と
角孔3の周囲部分の磁脚2a,3aの巻線軸が、厚みが
一定の角柱状で外周面はR状の膨らみ(盛り上がり)を
形成している。図2(c)は、メガネ型コア1における
角孔2、角孔3に挟まれた共通磁脚1aおよび角孔2の
周囲部分と角孔3の周囲部分の磁脚2a,3aの巻線軸
が、厚みが一定の角柱状で外周面はテーパ−Cを形成し
ている。
【0011】このように、メガネ型コア1の2つの孔を
角孔で形成することで、太い線を用いた巻線は整列巻が
可能となること。さらに、巻線軸の両端面の外周面にR
またはCの膨らみを設けることで、線の巻だるみを押さ
え、線を巻軸に沿った巻線とすることで、ばらつきの少
ない、線を傷つけることのない巻線を行なうことができ
る。使用する太線は0.3mmφ以上で形状効果がより
発揮される。巻線軸に設けたRまたはCの膨らみは巻線
に用いる太線径以上とすることが好ましい。
【0012】図3は、上記に説明した本発明のコモンモ
ードチョークコイルに用いたメガネ型コアの斜視図を示
す。図3(a)は、メガネ型コア1の巻線軸1a、2
a、3aのR状の盛り上がりを略四角形の外径面より突
き出して形成したものである。図3(b)は、メガネ型
コア1の巻線軸1a、2a、3aのR状の盛り上がりを
略四角形の外径面内に形成したものである。以上説明し
たが、本発明は、これらに限られるものではない。例え
ば、コアについていえば、閉磁路を用いたロの字型コ
ア、EI型コア等でも良い。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、メガネ型
コアにおける巻線を施す巻軸部分を角柱状に形成し、巻
軸部分の外周面に盛り上がりを設けて、巻回する線の巻
だるみを押さえ、巻線軸に沿った巻線とし、線の絶縁皮
膜を傷つけることなく、最短距離で巻線できることか
ら、ばらつきの少ない低直流抵抗で、かつ、巻線間の分
布容量も小さくでき、高域特性に優れた、大きな電流を
流すことができる、コモンモードチョークコイルを提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコモンモードチョークコイルの一実施
例における正面図
【図2】本発明のコモンモードチョークコイルの一実施
例における巻線断面図
【図3】本発明のコモンモードチョークコイルの一実施
例における斜視図
【図4】従来のコモンモードチョークコイルの正面図
【図5】従来のコモンモードチョークコイルの巻線断面
【符号の説明】
1 メガネ型コア 1a、2a,3a 巻線軸 2,3 孔 4 巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 17/06 H01F 17/06 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貫通孔を有する環状磁気回路が形成された
    コアの所定部位に複数の巻線を施したコモンモードチョ
    ークコイルであって、該コアの該巻線を施す巻軸部分を
    角柱状に形成し、該巻軸部分両端の外周面を面取りした
    ことを特徴とするコモンモードチョークコイル。
  2. 【請求項2】2つの環状磁気回路が一部を共通にして一
    体的に形成されたメガネ型コアの所定部位に複数の巻線
    を施したコモンモードチョークコイルであって、該メガ
    ネ型コアの該巻線を施す巻軸部分を角柱状に形成し、該
    巻軸部分両端の外周面を面取りしたことを特徴とするコ
    モンモードチョークコイル。
  3. 【請求項3】前記巻軸部分両端の外周面をR面取りとし
    たことを特徴とする請求項1または請求項2記載のコモ
    ンモードチョークコイル。
  4. 【請求項4】前記巻軸部分両端の外周面をC面取りとし
    たことを特徴とする請求項1または請求項2記載のコモ
    ンモードチョークコイル。
JP2001055015A 2001-02-28 2001-02-28 コモンモードチョークコイル Pending JP2002260937A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010171245A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Nec Tokin Corp インダクタンス素子

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