JP2002260914A - 磁性酸化物焼結体およびこれを用いた高周波回路部品 - Google Patents
磁性酸化物焼結体およびこれを用いた高周波回路部品Info
- Publication number
- JP2002260914A JP2002260914A JP2001056413A JP2001056413A JP2002260914A JP 2002260914 A JP2002260914 A JP 2002260914A JP 2001056413 A JP2001056413 A JP 2001056413A JP 2001056413 A JP2001056413 A JP 2001056413A JP 2002260914 A JP2002260914 A JP 2002260914A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mol
- sintered body
- oxide
- terms
- magnetic oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/12—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials
- H01F1/34—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites
- H01F1/342—Oxides
- H01F1/344—Ferrites, e.g. having a cubic spinel structure (X2+O)(Y23+O3), e.g. magnetite Fe3O4
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Magnetic Ceramics (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Abstract
能であり、高周波帯域での透磁率特性が良く、電気抵抗
率が高く、誘電率が低い、Y型六方晶フェライトを主成
分フェライトとする磁性酸化物焼結体およびこれを用い
た高周波回路部品を提供する。 【解決手段】 Y型六方晶フェライトで80%以上占有
されてなる磁性酸化物焼結体であって、該磁性酸化物焼
結体は、主成分として酸化コバルトをCoO換算で3〜
15モル%、酸化銅をCuO換算で5〜17モル%、酸
化鉄をFe2O3換算で57〜61モル%、MOを0〜1
5wt%(MOは、NiO,ZnO,MgOの少なくと
も1種であり、MOの含有率0は除く)、残部をAO
(AOは、BaOまたはSrOの少なくとも1種)とし
て含み、副成分として硼珪酸ガラス、硼珪酸亜鉛ガラス
またはビスマスガラスを0.6〜7wt%含有してなる
ように構成する。
Description
に使用される磁性酸化物焼結体およびそれを用いた高周
波回路部品に関する。
い、高周波帯域において高いインダクタンス、インピー
ダンスを持つ電子部品の需要が高まっている。小型で高
いインダクタンス、インピーダンスを得るためには、い
わゆる印刷工法やシート工法によって磁性体中に導体を
内蔵した積層構造のコイルを作製することが望ましい。
することができ、構造も閉磁路となるため高いインダク
タンス、インピーダンスが得られる。
気抵抗率、融点、コストの面から一般に銀(Ag)が多
く用いられている。銀の融点は1000℃以下であるた
め,積層構造用の磁性体材料としては、従来より一般
に、900℃の焼成でも高い焼結密度が得られるNiZ
n系フェライトが用いられてきた。
気異方性が低いために数百MHzの周波数で自然共鳴を
起こしてしまい、GHzの周波数帯域で使用することが
できなかった。
コイルが用いられることもあるが、非磁性体を用いると
高いインダクタンスやインピーダンスを得ることが困難
になる。
結晶の面内方向とこの面に垂直な方向の磁気的異方性が
異なっているため、自然共鳴を起こしにくく、GHzの
周波数帯域まで高い透磁率を持つという特徴をもってい
る。しかしながら、このものは、所望の焼結密度や磁気
特性を得るためには、焼成温度を高くする必要があっ
た。
トの電気抵抗率は、高くてもせいぜい1×105Ω・m
程度までであり、また高特性を得るためにCuやZnな
どで置換したものについては、その電気抵抗率が1×1
04Ω・m程度であり、これらの値は、電子部品材料に
求められる電気抵抗率1×105Ω・mを超える値と比
べると低いといわざるを得ない。
ェライトに比べて誘電率が高いため、インダクタに発生
する寄生容量が大きくなってしまい、インダクタが自己
共振を起こしやすく、インダクタンスおよびインピーダ
ンスが低くなってしまうなどの問題があった。
に本発明は創案されたものであり、その目的は、上記の
課題を解決し、1000℃以下特に、900℃付近で焼
成可能であり、高周波帯域での透磁率特性が良く、電気
抵抗率が高く、誘電率が低い、Y型六方晶フェライトを
主成分フェライトとする磁性酸化物焼結体およびこれを
用いた高周波回路部品を提供することにある。
るために、本発明は、Y型六方晶フェライトで80%以
上占有されてなる磁性酸化物焼結体であって、該磁性酸
化物焼結体は、主成分として酸化コバルトをCoO換算
で3〜15モル%、酸化銅をCuO換算で5〜17モル
%、酸化鉄をFe2O3換算で57〜61モル%、MOを
0〜15wt%(MOは、NiO,ZnO,MgOの少
なくとも1種であり、MOの含有率0は除く)、残部を
AO(AOは、BaOまたはSrOの少なくとも1種)
として含み、副成分として硼珪酸ガラス、硼珪酸亜鉛ガ
ラスまたはビスマスガラスを0.6〜7wt%含有して
なるように構成される。
電体が埋設された構造を備える高周波回路部品であっ
て、前記磁性酸化物焼結体は、主成分として酸化コバル
トをCoO換算で3〜15モル%、酸化銅をCuO換算
で5〜17モル%、酸化鉄をFe2O3換算で57〜61
モル%、MOを0〜15wt%(MOは、NiO,Zn
O,MgOの少なくとも1種であり、MOの含有率0は
除く)、残部をAO(AOは、BaOまたはSrOの少
なくとも1種)として含み、副成分として硼珪酸ガラ
ス、硼珪酸亜鉛ガラスまたはビスマスガラスを0.6〜
7wt%含有してなるように構成される。
磁性酸化物焼結体の製造における仮焼温度は、850℃
〜1000℃の範囲で行なわれる。
ましい態様として、前記導電体は銀(Ag)を主成分と
してなるように構成される。
について詳細に説明する。本発明の磁性酸化物焼結体は
セラミック焼結体であるために通常のセラミック作製プ
ロセスで製造することができる。
て酸化コバルトをCoO換算で3〜15モル%(好まし
くは、3〜5モル%)、酸化銅をCuO換算で5〜17
モル%(好ましくは、5.5〜10モル%)、酸化鉄を
Fe2O3換算で57〜61モル%(好ましくは、59〜
60モル%)、残部をAO(AOは、BaOまたはSr
Oの少なくとも1種)として含んでいる。、MOを0〜
15wt%、好ましくは1〜15wt%、特に好ましく
は5〜15wt%(MOは、NiO,ZnO,MgOの
少なくとも1種であり、MOの含有率0は除く)、残部
をAO(AOは、BaOまたはSrOの少なくとも1
種)として含んでいる。
MgOの単独形態、または少なくとも2種以上の混在形
態である。2種以上を混合して用いる場合には、混合し
た総計モル%が上記の範囲に入るようにすればよい。
独形態、またはBaOとSrOの混在形態である。
分として硼珪酸ガラス、硼珪酸亜鉛ガラスまたはビスマ
スガラスを0.6〜7wt%(好ましくは0.6〜5w
t%)、含有している。
2を含むガラスを示し、硼珪酸亜鉛ガラスとは、一般に
B2O3、SiO2、ZnOを含むガラスを示し、ビスマ
スガラスとは、一般にBi2O3を含むガラスを示す。こ
れらの各ガラスの定義において上記の各成分が主成分で
ある必要はない。
は、硼珪酸ガラス、硼珪酸亜鉛ガラスおよびビスマスガ
ラスの中の1種を単独で用いても良いし、また、これら
の中の2種または3種を混合して用いてもよい。2種以
上を混合して用いる場合には、混合した総計重量%が上
記の範囲に入るようにすればよい。このようなガラスを
添加することにより、高電気抵抗率化(電気抵抗率を高
くすること)および低誘電率化(誘電率を低くするこ
と)を得ることができる。従って、このような本願所定
のガラスの添加により、高周波回路部品としての例え
ば、積層部品材料に必要な1×105Ω・m以上の電気
抵抗率が得られる。
誘電率を低減させる効果も発現し、本発明焼結体を高周
波部品として用いた場合、高い周波数において高いイン
ピーダンスを得ることや、インピーダンスの広帯域化に
効果がある。なお、これらのガラス添加は添加時におけ
る状態がガラスであることが必要である。焼成後、用い
たガラス成分は、ガラス状態の有無を問わず焼成体の中
に存在する。
鉛ガラスや硼珪酸ガラスが高抵抗率、低誘電率をより効
果的に実現させるために好ましい。また、同じガラス添
加量で比較した場合、90%以上の相対密度が得られる
温度を下げることができるという観点からは、特に、ビ
スマスガラスが好ましい。
3モル%未満となると、例えば2GHzにおける透磁率
が低下する(例えば2.0未満)という不都合が生じる
傾向にあり、CoOが15モル%を超えると、透磁率が
低下する(例えば500MHzにおける透磁率が2.5
未満になったり、2GHzにおける透磁率が2.0未満
になったりする)という不都合が生じる傾向にある。
焼き温度が1000℃を超えるという不都合が生じる傾
向にあり、CuOが17モル%を超えると、2GHzに
おける透磁率が低下するという不都合が生じる傾向にあ
る。
り、Fe2O3が61モル%を超えたりすると透磁率が低
下するという不都合が生じる傾向にある。
定のガラスの含有量が0.6wt%未満となると、10
00℃以下の焼成で理論密度の90%以上が得られなく
なるという不都合が生じる傾向にあり、上記ガラスの含
有量が7wt%を超えると、透磁率が低下するという不
都合が生じる傾向にある。
上記のCuO量の含有と相俟って低温焼結を顕著に実現
させることができる。焼成温度が低くなると、安価で電
気抵抗の低いAgのような低融点の電極材料を内蔵した
形で同時焼成し、電極一体型の閉磁路構成の素子を容易
に製造できる。このようにして製造された素子は、例え
ば、小型でかつ高いQ値を持つインダクタ、あるいは小
型で高周波帯の特に特定周波数でのインピーダンスが大
きいノイズフィルター等の高周波素子(高周波回路部
品)として利用される。
〜15wt%(含有率0は除く)含有させた場合には、
透磁率を各段と向上させることができ、高周波回路部品
を作製したときの高インピーダンス化(高いインピーダ
ンスを得ること)およびインピーダンスの広帯域化に特
に好ましい効果を発揮する。また、MOとしてNiOや
MgOを用いて、0〜15wt%(含有率0は除く)含
有させた場合には、透磁率を向上させることはもとよ
り、共鳴周波数を高くする効果がある。従って、高周波
回路部品として、高いインピーダンスとインピーダンス
の帯域を制御するのに特に好ましい効果を発揮する。
は、その80%以上、特に好ましくは、90%以上がY
型六方晶フェライトで形成されている。ここに言う
「%」は、エックス線回折強度のメインピーク比から算
出したものである。
焼成する場合、本焼成温度が低くなるため、焼結後のY
型六方晶フェライトを80%以上とするためには、仮焼
時にY型六方晶フェライトを80%以上生成しておく必
要がある。組成によって異なるが、850℃付近からB
aFe12O19およびBaFe2O4の分解が始まり、Y型
六方晶フェライトの生成が始まる。しかしながら、Ba
Fe12O19およびBaFe2O4の分解が十分に進まなけ
ればY型六方晶フェライトの生成が進まない。従って、
Y型六方晶フェライトを80%以上とするために、仮焼
温度を850℃以上,特に、850℃〜1000℃とす
る必要がある。さらに、CuO量を好ましくは5.5〜
17モル%含有させる必要がある。仮焼温度が850℃
未満となったり、CuO量が所定量存在しないと、80
%を超えるY型六方晶フェライトの生成が困難となる。
また仮焼温度が1000℃を超えて高くなりすぎると、
細かい粉砕粉が得られない。細かい粉砕粉の作製は、低
温焼成には極めて重要な技術である。
度を850〜1000℃において、Y型六方晶フェライ
トの生成率を高くするためには、主成分としての前記C
uO量を好ましくは5.5〜17モル%含有させること
が必要となる。
は、磁性酸化物焼結体中に導電体が埋設された構造を備
える高周波回路部品、例えば、例えば、インピーダ、イ
ンダクタとして用いられる。
詳細に説明する。
下記表1に示すような組成となるように各原料を秤量
し、鋼鉄製ボールミルで15時間湿式混合した。次に、
この混合粉を大気中、表1に記載された温度で2時間仮
焼きした。次いで、表1に示されるごとく所定のガラス
を所定量添加した後、鉄鋼製ボールミルで15時間粉砕
した。
粉を造粒して、100MPaの圧力で所望の形状に成形
した。
で2時間焼結した。六方晶フェライト焼結体の組成は下
記表1に示すとおりであり、これらの各サンプルについ
て、25℃における周波数500MHzおよび2GHz
の透磁率、並びに電気抵抗率、誘電率をそれぞれ測定し
て表2に示した。
いて2.5以上の値を、また2GHzの周波数において
2.0以上の値をそれぞれ目標としている。また、電気
抵抗率は1×105Ω・mの値を目標としている。誘電
率は低ければ低いほど良い。ちなみに、後述の実験結果
より、電気抵抗率が1×105Ω・mの値を超えていれ
ば誘電率は30以下の低い値を示している。
は、焼結体の粉砕粉を用いて、X線回折ピークの強度比
より算出した。
−2サンプルの主成分において、添加成分の種類および
添加量を下記表3に示すとおり変えて種々のサンプルを
作製した。これらのサンプルについて、90%以上の相
対密度(理論密度100に対して)が得られる温度を測
定した。
てインピーダンス素子を作製した。すなわち、焼結後の
組成が上記表1の実施例I−2サンプルの主成分に示さ
れるような組成となるように各原料を秤量し、鋼鉄製ボ
ールミルで15時間湿式混合した。次に、この混合粉を
大気中、950℃で2時間仮焼きした。次いで、副成分
としてビスマスガラスを5wt%添加した後、鉄鋼製ボ
ールミルで15時間粉砕した。
し、ドクターブレード法により均一なグリーンシートを
形成した。
ライト粉末(NiO=45モル%、CuO=5モル%、
ZnO=1.5モル%、Fe2O3=48モル%、CoO
=0.5モル%)を用いて作製したグリーンシートも準
備した。
ストを用意し、先のグリーンシート上にコイルをスパイ
ラル状となるように積層した。厚み方向に圧力を加えて
圧着し、磁性体に電極がサンドイッチされたグリーンシ
ート積層体を作製した。これを930℃で2時間焼成し
た。得られた焼結体の側面の内部導電体の位置に銀ペー
ストを塗布し、外部電極を焼き付け、図1に概略的に示
されるインピーダンス素子(高周波回路部品)とした。
なお、図1は素子内部構造の理解を容易にするためモデ
ル図として描かれている。図1において、符号11はイ
ンナーコンダクタ(Agコイル)であり、符号10はタ
ーミナルコンダクタであり、符号20はフェライトを示
している。
ンスおよび透磁率を2GHzで測定したところ、本発明
のものではインピーダンスが236Ω(透磁率は4.
2)という極めて優れた特性が得られた。これに対して
従来のNiCuZnフェライトのインピーダンスは13
5Ω(透磁率1.2)であった。
ある。すなわち、本発明は、Y型六方晶フェライトで8
0%以上占有されてなる磁性酸化物焼結体であって、該
磁性酸化物焼結体は、主成分として酸化コバルトをCo
O換算で3〜15モル%、酸化銅をCuO換算で5〜1
7モル%、酸化鉄をFe2O3換算で57〜61モル%、
MOを0〜15wt%(MOは、NiO,ZnO,Mg
Oの少なくとも1種であり、MOの含有率0は除く)、
残部をAO(AOは、BaOまたはSrOの少なくとも
1種)として含み、副成分として硼珪酸ガラス、硼珪酸
亜鉛ガラスまたはビスマスガラスを0.6〜7wt%含
有してなるように構成されているので、1000℃以下
特に、900℃付近で焼成可能であり、高周波帯域での
透磁率特性が良く、電気抵抗率が高く、誘電率が低い、
Y型六方晶フェライトを主成分フェライトとする磁性酸
化物焼結体およびこれを用いた高周波回路部品を提供す
るができる。
路部品)の概略図面である。
Claims (5)
- 【請求項1】 Y型六方晶フェライトで80%以上占有
されてなる磁性酸化物焼結体であって、 該磁性酸化物焼結体は、主成分として酸化コバルトをC
oO換算で3〜15モル%、酸化銅をCuO換算で5〜
17モル%、酸化鉄をFe2O3換算で57〜61モル
%、MOを0〜15wt%(MOは、NiO,ZnO,
MgOの少なくとも1種であり、MOの含有率0は除
く)、残部をAO(AOは、BaOまたはSrOの少な
くとも1種)として含み、 副成分として硼珪酸ガラス、硼珪酸亜鉛ガラスまたはビ
スマスガラスを0.6〜7wt%含有してなることを特
徴とする磁性酸化物焼結体。 - 【請求項2】 前記磁性酸化物焼結体の製造における仮
焼温度が850℃〜1000℃である請求項1に記載の
磁性酸化物焼結体。 - 【請求項3】 磁性酸化物焼結体中に導電体が埋設され
た構造を備える高周波回路部品であって、 前記磁性酸化物焼結体は、主成分として酸化コバルトを
CoO換算で3〜15モル%、酸化銅をCuO換算で5
〜17モル%、酸化鉄をFe2O3換算で57〜61モル
%、MOを0〜15wt%(MOは、NiO,ZnO,
MgOの少なくとも1種であり、MOの含有率0は除
く)、残部をAO(AOは、BaOまたはSrOの少な
くとも1種)として含み、 副成分として硼珪酸ガラス、硼珪酸亜鉛ガラスまたはビ
スマスガラスを0.6〜7wt%含有してなることを特
徴とする高周波回路部品。 - 【請求項4】 前記磁性酸化物焼結体の製造における仮
焼温度が850℃〜1000℃である請求項3に記載の
高周波回路部品。 - 【請求項5】 前記導電体が銀(Ag)を主成分とする
請求項3または請求項4に記載の高周波回路部品。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001056413A JP4074440B2 (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | 磁性酸化物焼結体およびこれを用いた高周波回路部品 |
PCT/JP2001/006691 WO2002070432A1 (fr) | 2001-03-01 | 2001-08-03 | Agglomere d'oxyde magnetique et partie de circuit haute frequence l'utilisant |
EP01954432A EP1364927B1 (en) | 2001-03-01 | 2001-08-03 | Magnetic oxide sinter and high-frequency circuit part employing the same |
US10/070,706 US6660179B2 (en) | 2001-03-01 | 2001-08-03 | Sintered body and high-frequency circuit component |
KR10-2001-7016331A KR100423961B1 (ko) | 2001-03-01 | 2001-08-03 | 자성 산화물 소결체 및 이것을 이용한 고주파 회로부품 |
CNB018087744A CN1232471C (zh) | 2001-03-01 | 2001-08-03 | 磁性氧化物烧结体及使用该烧结体的高频电路部件 |
DE60136223T DE60136223D1 (de) | 2001-03-01 | 2001-08-03 | Gesintertes magnetisches oxid und hochfrequenzschaltkreisteil dieses verwendend |
TW90119381A TW572864B (en) | 2001-03-01 | 2001-08-08 | Magnetic oxide sinter and high-frequency circuit part employing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001056413A JP4074440B2 (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | 磁性酸化物焼結体およびこれを用いた高周波回路部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002260914A true JP2002260914A (ja) | 2002-09-13 |
JP4074440B2 JP4074440B2 (ja) | 2008-04-09 |
Family
ID=18916442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001056413A Expired - Fee Related JP4074440B2 (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | 磁性酸化物焼結体およびこれを用いた高周波回路部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4074440B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003342061A (ja) * | 2002-05-24 | 2003-12-03 | Osamu Kimura | 高周波用磁性材料 |
WO2006064839A1 (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-22 | Hitachi Metals, Ltd. | 六方晶フェライト並びにそれを用いたアンテナ及び通信機器 |
JP2007318701A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-12-06 | Hitachi Metals Ltd | チップアンテナ、アンテナ装置および通信機器 |
JP2008005124A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Hitachi Metals Ltd | 携帯通信機器 |
JP2009170704A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Hitachi Metals Ltd | フェライト焼結体および磁性体アンテナ |
WO2012074238A2 (ko) * | 2010-12-03 | 2012-06-07 | 주식회사 이엠따블유 | 와이형 페라이트 및 이로 제조된 페라이트 성형체 |
Citations (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05226139A (ja) * | 1992-02-14 | 1993-09-03 | Murata Mfg Co Ltd | 酸化物磁性材料 |
JPH08148338A (ja) * | 1994-11-18 | 1996-06-07 | Taiyo Yuden Co Ltd | 積層チップインダクタとその製造方法 |
JPH09129433A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-05-16 | Tokin Corp | 軟磁性六方晶フェライト |
JPH09167703A (ja) * | 1995-12-15 | 1997-06-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マイクロ波用磁性体材料およびこれを用いた高周波回路部品 |
JPH09246031A (ja) * | 1996-03-11 | 1997-09-19 | Osamu Kimura | 高周波用磁性材料 |
JP2691715B2 (ja) * | 1987-07-01 | 1997-12-17 | ティーディーケイ株式会社 | フェライト焼結体、チップインダクタおよびlc複合部品 |
JPH10163018A (ja) * | 1996-11-30 | 1998-06-19 | Samsung Electro Mech Co Ltd | インダクター用軟磁性材料およびそれを用いたインダクターの製造方法 |
JPH10335133A (ja) * | 1997-05-30 | 1998-12-18 | Osamu Kimura | 高周波用磁性材料 |
JPH11243006A (ja) * | 1998-02-25 | 1999-09-07 | Murata Mfg Co Ltd | 磁性体磁器組成物およびそれを用いたインダクタ部品 |
JP2000208316A (ja) * | 1999-01-11 | 2000-07-28 | Tdk Corp | 磁性フェライト材料、積層型チップフェライト部品および複合積層型部品 |
JP2000272961A (ja) * | 1999-01-18 | 2000-10-03 | Osamu Kimura | 高周波用磁性材料 |
JP2000323320A (ja) * | 1999-03-09 | 2000-11-24 | Tdk Corp | 軟磁性フェライト粉末の製造方法および積層チップインダクタの製造方法 |
JP2001006915A (ja) * | 1999-06-23 | 2001-01-12 | Osamu Kimura | 高周波用磁性材料 |
JP2002015913A (ja) * | 2000-04-28 | 2002-01-18 | Tdk Corp | 磁性フェライト粉末、磁性フェライト焼結体、積層型フェライト部品および積層型フェライト部品の製造方法 |
JP2002068830A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-03-08 | Murata Mfg Co Ltd | 六方晶y型酸化物磁性材料およびインダクタ素子 |
JP2002246224A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-30 | Toda Kogyo Corp | 軟磁性シート |
JP2002252109A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-06 | Tdk Corp | 磁性フェライト材料および積層型フェライト部品 |
JP2004143042A (ja) * | 2003-12-16 | 2004-05-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マイクロ波用磁性体材料とその製造方法およびこれを用いた高周波回路部品 |
-
2001
- 2001-03-01 JP JP2001056413A patent/JP4074440B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2691715B2 (ja) * | 1987-07-01 | 1997-12-17 | ティーディーケイ株式会社 | フェライト焼結体、チップインダクタおよびlc複合部品 |
JPH05226139A (ja) * | 1992-02-14 | 1993-09-03 | Murata Mfg Co Ltd | 酸化物磁性材料 |
JPH08148338A (ja) * | 1994-11-18 | 1996-06-07 | Taiyo Yuden Co Ltd | 積層チップインダクタとその製造方法 |
JPH09129433A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-05-16 | Tokin Corp | 軟磁性六方晶フェライト |
JPH09167703A (ja) * | 1995-12-15 | 1997-06-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マイクロ波用磁性体材料およびこれを用いた高周波回路部品 |
JPH09246031A (ja) * | 1996-03-11 | 1997-09-19 | Osamu Kimura | 高周波用磁性材料 |
JPH10163018A (ja) * | 1996-11-30 | 1998-06-19 | Samsung Electro Mech Co Ltd | インダクター用軟磁性材料およびそれを用いたインダクターの製造方法 |
JPH10335133A (ja) * | 1997-05-30 | 1998-12-18 | Osamu Kimura | 高周波用磁性材料 |
JPH11243006A (ja) * | 1998-02-25 | 1999-09-07 | Murata Mfg Co Ltd | 磁性体磁器組成物およびそれを用いたインダクタ部品 |
JP2000208316A (ja) * | 1999-01-11 | 2000-07-28 | Tdk Corp | 磁性フェライト材料、積層型チップフェライト部品および複合積層型部品 |
JP2000272961A (ja) * | 1999-01-18 | 2000-10-03 | Osamu Kimura | 高周波用磁性材料 |
JP2000323320A (ja) * | 1999-03-09 | 2000-11-24 | Tdk Corp | 軟磁性フェライト粉末の製造方法および積層チップインダクタの製造方法 |
JP2001006915A (ja) * | 1999-06-23 | 2001-01-12 | Osamu Kimura | 高周波用磁性材料 |
JP2002015913A (ja) * | 2000-04-28 | 2002-01-18 | Tdk Corp | 磁性フェライト粉末、磁性フェライト焼結体、積層型フェライト部品および積層型フェライト部品の製造方法 |
JP2002068830A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-03-08 | Murata Mfg Co Ltd | 六方晶y型酸化物磁性材料およびインダクタ素子 |
JP2002246224A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-30 | Toda Kogyo Corp | 軟磁性シート |
JP2002252109A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-06 | Tdk Corp | 磁性フェライト材料および積層型フェライト部品 |
JP2004143042A (ja) * | 2003-12-16 | 2004-05-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マイクロ波用磁性体材料とその製造方法およびこれを用いた高周波回路部品 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003342061A (ja) * | 2002-05-24 | 2003-12-03 | Osamu Kimura | 高周波用磁性材料 |
WO2006064839A1 (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-22 | Hitachi Metals, Ltd. | 六方晶フェライト並びにそれを用いたアンテナ及び通信機器 |
US7651626B2 (en) | 2004-12-17 | 2010-01-26 | Hitachi Metals, Ltd. | Hexagonal ferrite, antenna using the same and communication apparatus |
JP2007318701A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-12-06 | Hitachi Metals Ltd | チップアンテナ、アンテナ装置および通信機器 |
JP2008005124A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Hitachi Metals Ltd | 携帯通信機器 |
JP2009170704A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Hitachi Metals Ltd | フェライト焼結体および磁性体アンテナ |
WO2012074238A2 (ko) * | 2010-12-03 | 2012-06-07 | 주식회사 이엠따블유 | 와이형 페라이트 및 이로 제조된 페라이트 성형체 |
WO2012074238A3 (ko) * | 2010-12-03 | 2012-07-26 | 주식회사 이엠따블유 | 와이형 페라이트 및 이로 제조된 페라이트 성형체 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4074440B2 (ja) | 2008-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101210772B1 (ko) | 육방정 페라이트 및 그것을 이용한 안테나 및 통신 기기 | |
JP3693398B2 (ja) | セラミックス磁性体材料およびこれを用いた高周波用回路部品 | |
KR100423961B1 (ko) | 자성 산화물 소결체 및 이것을 이용한 고주파 회로부품 | |
WO1997002221A1 (fr) | Porcelaine dielectrique, son procede de production et composants electroniques obtenus a partir de celle-ci | |
JP3772963B2 (ja) | 高周波用磁性体の製造方法 | |
JP2691715B2 (ja) | フェライト焼結体、チップインダクタおよびlc複合部品 | |
JP6983382B2 (ja) | 積層コイル部品 | |
JP2002141215A (ja) | 酸化物磁性材料とその製造方法および積層チップインダクタ | |
JP3343813B2 (ja) | 磁性フェライト材料、積層型チップフェライト部品および複合積層型部品 | |
JP4069284B2 (ja) | 磁性フェライト材料および積層型フェライト部品 | |
JP2002015913A (ja) | 磁性フェライト粉末、磁性フェライト焼結体、積層型フェライト部品および積層型フェライト部品の製造方法 | |
JP3975051B2 (ja) | 磁性フェライトの製造方法、積層型チップフェライト部品の製造方法及びlc複合積層部品の製造方法 | |
JP4074440B2 (ja) | 磁性酸化物焼結体およびこれを用いた高周波回路部品 | |
WO2005005341A1 (ja) | 磁性フェライトおよびそれを用いた磁性素子 | |
JPH0891919A (ja) | 酸化物磁性材料組成物とその製造方法、ならびにインダクタ、積層チップインダクタ、および複合積層部品 | |
JP4074438B2 (ja) | 磁性酸化物焼結体およびこれを用いた高周波回路部品 | |
JP2004262682A (ja) | 磁性酸化物焼結体およびこれを用いた高周波回路部品 | |
JP2001010820A (ja) | フェライト組成物、フェライト焼結体、積層型電子部品およびこれらの製造方法 | |
JP4074437B2 (ja) | 磁性酸化物焼結体およびこれを用いた高周波回路部品 | |
JPH1092624A (ja) | 六方晶z型磁性酸化物焼結体、その製造方法およびインピーダンス素子 | |
JP4074439B2 (ja) | 磁性酸化物焼結体およびこれを用いた高周波回路部品 | |
JP4449091B2 (ja) | 磁性フェライト材料、積層型チップフェライト部品、複合積層型部品および磁心 | |
WO2004074208A1 (ja) | 磁性酸化物焼結体およびこれを用いた高周波回路部品 | |
JP2004262683A (ja) | 磁性酸化物焼結体およびこれを用いた高周波回路部品 | |
JPH0343225B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070220 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080122 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080125 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140201 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |