JP2002260324A - オーディオデータ記録媒体再生装置 - Google Patents

オーディオデータ記録媒体再生装置

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JP2002260324A JP2001054573A JP2001054573A JP2002260324A JP 2002260324 A JP2002260324 A JP 2002260324A JP 2001054573 A JP2001054573 A JP 2001054573A JP 2001054573 A JP2001054573 A JP 2001054573A JP 2002260324 A JP2002260324 A JP 2002260324A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高性能のオーディオCD再生装置の制御を効率
化する。 【解決手段】読取部11で読み取ったオーディオデータ
をバッファメモリ13に書き込むCPU10とバッファ
メモリ22にデータを転送し、これを所定のデータレー
トでDAC23に入力するバッファメモリコントローラ
21とを分離してバスで接続し、さらに、ユーザインタ
フェースを制御するCPU20を別に設けた。このよう
に簡略な制御部を複数設けたことにより、高性能の制御
部を1つ設けるよりも安価に構成することができる。さ
らに、それぞれの機能部をユニット化して分離すること
も可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オーディオCD
などの媒体を再生するオーディオデータ記録媒体再生装
置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の一般的なオーデ
ィオCD再生装置は図7に示すような構成であった。ト
レイにセットされたCDからデータを読み取る読取部5
0および読取部50を制御するフロントエンドDSP5
1が直接DACに接続されており、フロントエンドDS
P51が出力したデジタルオーディオデータをDACが
DA変換しアナログオーディオ信号として出力するよう
になっていた。フロントエンドDSP51にはCPU5
3が接続されているが、このCPU53は、専ら操作ボ
タンやディスプレイなどのユーザインタフェースを制御
するためのものであり、データの読み出しや再生等を直
接制御するものではなかった。このような構成のオーデ
ィオCD再生装置では、読み出したデータをバッファリ
ングなしに、または、再生処理に必要な最小限のバッフ
ァリングをするのみで1倍速(等速)でDACに入力し
ていたため、振動などで読取部50のトラッキングが外
れると、フロントエンドDSP51からDAC52にオ
ーディオデータが入力されず、出力される音声が途切れ
てしまうという問題点があった。
【0003】そこで、フロントエンドDSP51とDA
C52との間にバッファメモリを設けてトラッキングが
外れた場合でもトラッキングが回復するまでバッファメ
モリに蓄積したデータで再生を継続できるようにするこ
とが考えられるが、その場合には読取部50(CDドラ
イブ)をCDオーディオのデータレートよりも高速に読
出可能なものにする必要があるとともに、バッファメモ
リの入出力をコントロールするためのコントローラが必
要になるという問題点があった。
【0004】しかし、上記のように従来のオーディオC
D再生装置に内蔵されていたCPUは専らユーザインタ
フェースを制御するためのものでこれに特化されたもの
もあり、このCPUを用いて読取部の高速読み出しやバ
ッファメモリのリード/ライト制御をすることは現実的
ではない。さらに、読取部の高速読み出し、バッファメ
モリのリード/ライトの全てを一括して制御することが
できる高性能のCPUをオーディオ装置に持たせること
はコストアップの要因になるという問題点があった。
【0005】この発明は、CDなどの媒体からのデータ
読出制御、バッファメモリのリード/ライト制御などの
制御を複数の制御部で分割したことにより、上記課題を
解決したオーディオデータ記録媒体再生装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、デジ
タルオーディオデータが記録された媒体からオーディオ
データの再生レートよりも高速にデータを読み出す媒体
読取手段と、媒体読取手段が読み取ったデータをバッフ
ァする第1のバッファメモリと、前記媒体読取手段の制
御および前記第1のバッファメモリのリード/ライト制
御を行う第1の制御手段と、第1のバッファメモリから
転送されたデータをバッファする第2のバッファメモリ
と、第2のバッファメモリからデータを受け取ってDA
変換しアナログオーディオ信号に変換するDA変換手段
と、前記第2のバッファメモリのリード/ライト制御を
行う第2の制御手段と、を有し、前記第1の制御手段と
第2の制御手段をインタフェースを介して接続したこと
を特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、上記発明において、前
記媒体読取手段、第1のバッファメモリおよび第1の制
御手段が単一のユニットとして構成されていることを特
徴とする。請求項3の発明は、上記発明において、前記
第2の制御手段とは別にユーザインタフェースの制御を
行う第3の制御手段を設けたことを特徴とする。請求項
4の発明は、上記発明において、前記オーディオデータ
が記録された媒体は、コンパクトディスクであることを
特徴とする。
【0008】請求項5の発明は、デジタルオーディオデ
ータが記録された媒体からオーディオデータの1倍速再
生レートよりも高速にデータを読み出す媒体読取手段
と、媒体読取手段が読み取ったデータをバッファする第
1のバッファメモリと、前記媒体読取手段の制御および
前記第1のバッファメモリのリード/ライト制御を行う
第1の制御手段と、第1のバッファメモリから転送され
たデータをバッファする第2のバッファメモリと、第2
のバッファメモリからデータを受け取ってDA変換し1
倍速再生のアナログオーディオ信号に変換するDA変換
手段と、前記第2のバッファメモリのリード/ライト制
御を行う第2の制御手段と、を有し、前記第1の制御手
段と第2の制御手段はインタフェースを介して接続さ
れ、第1のバッファメモリと第2のバッファメモリ間の
データ転送を間欠的に行うことを特徴とする。
【0009】この発明では、媒体読取手段がオーディオ
データの再生レートよりも高速に媒体からオーディオデ
ータを読み取る。媒体読取手段が読み取ったデータのバ
ッファリングを制御する制御手段と、バッファしたデー
タをDA変換手段に出力する制御手段を分離し、第1の
制御手段、第2の制御手段とした。そして、それに応じ
てバッファメモリを第1のバッファメモリ、第2のバッ
ファメモリに分離した。これにより、各制御手段は、バ
ッファメモリへのデータの書き込み、DA変換手段への
データの入力を担当すればよく、廉価な素子で制御手段
を構成することが可能になり、1つの高速制御手段を用
いるよりも廉価にすることができる。また、第1のバッ
ファメモリと第2のバッファメモリ間のデータの受渡し
は、媒体読取手段のデータ読み出し速度やDA変換手段
の変換レートよりもはるかに高速であるため、時々まと
めて行えばよく処理負担は軽い。なお請求項5の発明に
おける間欠的は、周期的に行うことおよび不定期に行う
ことを含む意であり、周期的に行う場合には第2のバッ
ファメモリの容量に基づいて定めた周期で行えばよく、
不定期に行う場合には第2の制御手段が第2のバッファ
メモリの残量が少なくなったことを検出したとき第1の
制御手段に要求を出すようにすればよい。
【0010】そして、このように第1の制御手段−第1
のバッファメモリ、および、第2の制御手段−第2のバ
ッファメモリのように2つに分離したことにより、さら
に、第1の制御手段−第1のバッファメモリをユニット
化したことにより、取付、交換が容易であり、他のユニ
ットと交換することも可能である。媒体は一般的にはコ
ンパクトディスク(CD)であるが、これ以外にもDV
D、HDD、MOなどの媒体を適用することができる。
また、第1の制御手段と第2の制御手段を接続するイン
タフェースは、どのようなものであってもよく、汎用イ
ンタフェースを適用する場合にはATA/ATAPIバ
スインタフェースやSCSIインタフェースを用いれば
よい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態である
オーディオCD再生装置のブロック図である。オーディ
オCD再生装置は、オーディオCDに記録されているデ
ジタルオーディオデータを読み取り、これをアナログの
オーディオ信号にして外部出力する装置である。この実
施形態のオーディオCD再生装置は、本体装置である信
号処理部2と、CD(ディスク)がセットされるデバイ
ス部1からなっている。デバイス部1と信号処理部2は
ATAPIバスを介してデジタルオーディオデータや制
御信号を送受信する。また、信号処理部2はオーディオ
コンポーネント機器としての筐体を有している。オーデ
ィオコンポーネント機器としての筐体とは、イコライザ
アンプ、メインアンプなどの他のコンポーネント機器と
共通の材質および横幅(40cm〜45cm)の正面パ
ネルを有し、これら複数のコンポーネント機器を縦積み
にしたときに一体感のある外観を有するものである。デ
バイス部1は、この信号処理部2の内部にユニットとし
て取り付けられ、ATAPIバス用ケーブルにより接続
される。
【0012】デバイス部1は、CPU10、読取部1
1、フロントエンドDSP12、バッファメモリ13、
バスインタフェース14を有している。CPU10はこ
のデバイス部1全体の動作、特にバッファメモリ13の
監視および信号処理部2との通信を制御する。読取部1
1は、オーディオCDを回転させてその記録面にレーザ
光を照射し、光学的にトラックのデータを読み取る機構
部である。このディスクの回転およびレーザ光のフォー
カシング、トラッキングをCPU10の指示に従ってフ
ロントエンドDSP12が制御する。CPU10が、信
号処理部2からいずれかのトラック(曲)のデータを読
み出す旨の指示を受けると、フロントエンドDSP12
にデータ読み取りの指示を送る。フロントエンドDSP
12は、この指示に応じてディスクを回転させて光学的
にデータを読み取り、CPU10に入力する。CPU1
0はこのデータをバッファメモリ13に蓄積する。読取
部11はCDをオーディオ再生レートの数十倍(24倍
〜40倍)の速度で読み出すことができるものであり、
バッファメモリ13は、8MB程度の容量を有してい
る。バッファメモリ13に蓄積されたデータはセクタ単
位で間欠的に信号処理部2に読み出されてゆく。この間
欠的な読み出しを時間軸上で平均した平均読み出しレー
トは、ディジタルオーディオの再生レートと同じであ
る。このバッファメモリ13からの読み出しレートより
もバッファメモリ13への書き込みレート、すなわちC
Dからのデータの読み出しレートの方が数十倍高速であ
るため、読取部11のCDデータの読み出しは間欠的に
行われる。前記信号処理部2によるバッファデータの読
み出しは、バスインタフェース14およびATAPIバ
スを介して行われる。
【0013】信号処理部2は、CPU20、バッファメ
モリコントローラ21、バッファメモリ22、DAC2
3、操作部24、表示部25を有している。操作部24
は、プレイボタン、ストップボタン、スキップボタン、
曲番号入力ボタン、音量調性操作子などを有し、利用者
はこの操作部24を操作してCDの再生を制御する。な
お、この操作部24に赤外線リモコンシステムが含まれ
ていてもよい。表示部25はLCDまたはLEDのマト
リクスディスプレイ等の表示部であり、ディスクの演奏
時間や演奏中のトラック(曲)番号などを表示する。
【0014】バッファメモリコントローラ21は、AT
A/ATAPIバスインタフェースを内蔵し、デバイス
部1と通信してバッファメモリ13に蓄積されているデ
ジタルオーディオデータを受け取り、このデータの(信
号処理部2側の)バッファメモリ22への書き込み、お
よび、書き込んだデータの読み出しを制御する。また、
バッファメモリコントローラ21にはDAC23が接続
されている。DAC23は、バッファメモリ22から読
み出されたデータをアナログのオーディオデータに変換
する。なお、バッファメモリ22は、512kB程度で
ある。バッファメモリコントローラ21は、バッファメ
モリ22を監視し、データ残量が少なくなったとき、バ
スを介してCPU10に対してデータの転送を要求す
る。
【0015】CPU20は、主としてユーザインタフェ
ース制御のために動作しており、操作部24の操作を検
出するとともに表示部25の表示内容を制御する。さら
に、操作部24の操作内容、たとえば選曲されたトラッ
ク番号やトラックのスキップの指示などをバッファメモ
リコントローラ21に伝達する。バッファメモリコント
ローラ21はこれに応じてバッファメモリ22の書き込
み・読み出しを制御するとともに、バスを介してデバイ
ス部1のCPU10にこれを通知する。
【0016】利用者が操作部24を操作して曲を選択
し、その曲の再生スタートを指示すると、CPU20は
この操作内容を読み取って、表示部25の表示内容を変
更するとともに、選択された曲のトラック番号をバッフ
ァメモリコントローラ21を介してデバイス部1のCP
U10に伝達する。その後バッファメモリコントローラ
21がCPU10から転送準備OKの信号(フラグセッ
ト)を受け取ると、バッファメモリコントローラ21は
バッファメモリ13からバッファメモリ22へデータを
転送する。転送したデータをCDのサンプリングレート
に従ってDAC23に出力してゆき、アナログのオーデ
ィオ信号を再生する。
【0017】図2〜図4のフローチャート、図5のバッ
ファメモリの設定例を参照してこのCD再生装置の動作
を説明する。図2はデバイス部1の動作を示すフローチ
ャートである。また図5(A)はデバイス部1のバッフ
ァメモリ13のしきい値設定例を示す図である。デバイ
ス部1がバッファメモリ13へのバッファリングを開始
すると(s1)、まず読取部11にセットされているC
Dにレーザのフォーカスおよびトラッキングをオンする
(s2、s3)。このフォーカスおよびトラッキングの
オンはCPU10の指示によってフロントエンドDSP
12が行う。そして、読み出すトラックの先頭を頭出し
して(s4)、このトラックのデータの読み出し(トレ
ース)をスタートする(s5)。読み出したデータは、
フロントエンドDSP12からCPU10を介してバッ
ファメモリ13に蓄積されてゆく(s7、s8)。この
読み出し・蓄積処理をバッファメモリ13のデータ蓄積
量がTH1以上になるまで行い、TH1以上になればC
PU10がフロントエンドDSP12に対して読み出し
のポーズを指示する(s10)。
【0018】デバイス部1のバッファメモリ13に蓄積
されたデータは、信号処理部2によって、平均読出レー
トがDAC23の再生レートになるように間欠的に読み
出されてゆく。バッファメモリ13のデータ残量がTL
1以下になるまで待機し(s12)、信号処理部2によ
る読み出しによってバッファメモリ13のデータ残量が
TL1以下になったときs5に戻ってトレースを再スタ
ートしてCDのデータ読み出しおよびバッファメモリ1
3のへのデータの蓄積を再開する。なお、バッファメモ
リ13へのデータの蓄積中に読み出すべきデータが終了
した場合、すなわちバッファリングが終了にはそれ以上
のデータがないためこのバッファリング動作を終了する
(s9、s11→s13)。
【0019】図3は信号処理部2の動作を示すフローチ
ャートである。また図5(B)は信号処理部2のバッフ
ァメモリ22のしきい値設定例を示す図である。信号処
理部2がバッファメモリ22へのバッファリングを開始
すると(s20)、まずデバイス部1をアクセスし、
(バッファメモリ13に蓄積されている)データの転送
準備が整っているか否かを調べる(s21)。これはA
TAPIバスを介して見ることのできるフラグのセット
/リセットで判断することができる。転送準備が整って
いない場合には、転送準備が整うまで待機する。転送準
備が整っている(OK)場合には、(デバイス部1の)
バッファメモリ13に蓄積されているデータを(信号処
理部2)のバッファメモリ22に転送する(s24)。
この転送処理は、CPU20のEnable信号に応じ
てバッファメモリコントローラ21が行い、CPU20
がデータ転送に直接関与することはない。この転送をバ
ッファメモリ22のデータ蓄積量がTH2以上になるま
で行い、TH2以上になったとき転送処理を一旦中止す
る(s26)。CPU20がDisable信号をバッ
ファメモリコントローラ21に出力することで転送処理
が中止される。
【0020】バッファメモリコントローラ21は、バッ
ファメモリ22に蓄積したデータをCDの再生レート
(等速再生の場合には44.1kHz)で読み出し、D
AC23に出力する。DAC23はこのデジタルオーデ
ィオデータをアナログのオーディオ信号に変換して外部
出力する。バッファメモリ22のデータ残量がTL2以
下になるまで待機し(s28)。バッファメモリ22の
データ残量がTL2以下になれば、s21にもどってデ
ータの転送を再開する。なお、バッファメモリ22への
データの転送中に転送すべきデータが終了した場合それ
以上のデータがないためこのデータ転送動作を終了する
(s25、s27→s29)。
【0021】図4は信号処理部2のデータ出力側、すな
わちCDオーディオの再生動作を示すフローチャートで
ある。曲の再生を開始したとき(s30)、まずバッフ
ァメモリ22にTA2以上のデータが蓄積されるまで待
機する(s31)。このデータの蓄積は図3の動作で行
われる。データが蓄積されると、バッファメモリ22か
らDAC23へデータを転送する(s32)。このデー
タの転送は、CPU20のEnable信号に応じてバ
ッファメモリコントローラ21が行う。所定の曲のトラ
ックの再生が終了するまでこの動作を継続的に実行す
る。全てのデータの出力が終了すると(s33)、バッ
ファからDACへのデータ転送を中止して(s34)、
再生動作を終了する(s35)。なお、データ転送の中
止は、CPU20がバッファメモリコントローラ2に対
してDisalbe信号を出力することで行われる。
【0022】図6は、上記オーディオCD再生装置にお
けるバッファメモリコントローラ21の1実施形態を示
す図である。このバッファメモリコントローラ21は、
1つのLSIで構成されており、バスインタフェース3
1、RAMインタフェース32、Qコードデコーダ3
3、データスイッチ34、レベル検出器35、DIT
(ディジタルオーディオ・インタフェース・トランスミ
ッタ)36、SRC/HPF(サンプリング・レート・
コンバータ/ハイ・パス・フィルタ)37、PLLクロ
ックジェネレータ38、CPUインタフェース39を有
している。ATA/ATAPIバスインタフェース31
は、ATAPIバスを介してデバイス部1をアクセスす
るためのインタフェースである。RAMインタフェース
32はバッファメモリ22の書き込み/読み出しを制御
するインタフェースである。Qコードデコーダ33は、
デバイス部1から読み込まれたデータからサブコード
(Qコード)を検出し、曲のトラック番号、頭出しコー
ド、時間データなどを読み出すデコーダである。PLL
クロックジェネレータ38は、デバイス部1から入力し
たクロック信号に同期したクロック信号を発生する回路
であり、このLSIはこのクロック信号で動作する。
【0023】DIT36は、ディジタルオーディオデー
タをデータストリームとして外部出力する送信回路であ
る。また、SRC/HPF37には入力回路部としてD
IR(デジタルオーディオ・インタフェース・レシー
バ)26およびADC27が接続されている。DIR2
6はデジタルオーディオデータストリームを入力する回
路部であり、ADC27はアナログのオーディオ信号を
入力してデジタルオーディオデータストリームに変換す
る回路である。SRC/HPF37は、DIR入力時は
サンプルレートコンバータとして動作する。すなわち、
このLSIはCD規格の44.1kHzのサンプリング
レートで動作するが、データストリームで入力される信
号は、DAT規格,DVD規格等の種々のサンプリング
周波数(たとえば96kHz、48kHz、32kHz
など)のものも含まれるため、これを44.1kHzの
データに変換する。また、ADCから入力される信号に
は、DC成分が含まれているためHPFとして機能して
これを除去する。
【0024】データスイッチ34は、RAMインタフェ
ース32がバッファメモリ22から読み出したデータ、
SRC/HPF37から入力されたデータのうち一方の
データを入力データとして選択し、これをDAC23お
よびDIT36に出力する。また、信号処理用のDSP
28が外部接続されており、これを用いてホール残響な
どのエフェクトをかける場合にはその入出力も制御す
る。
【0025】また、データスイッチ34にはレベル検出
器35が接続されている。レベル検出器35は、データ
スイッチ34に入力されたオーディオデータのレベルお
よびピーク値を検出する。データスイッチ34は、デジ
タルボリュームを兼ねており、そのレベル検出器35の
検出結果に基づきCPU20から指示されたボリューム
値になるようにオーディオデータのレベルを変換する。
CPU20が指示するボリューム値は操作部24を操作
して利用者が入力した値である。
【0026】この構成のバッファメモリコントローラを
備えたことにより、この実施形態における信号処理部2
では、CPU20は専らユーザインタフェースの制御を
すればよく、オーディオデータ処理を行う必要がないた
め、低速で安価なCPUを用いることが可能になる。
【0027】なおこの実施形態では、CDを再生する装
置について説明したが、媒体はCDに限定されず、M
D、HDD、MOなどどのような媒体であってもよい。
デバイス部1がユニット化されているため、これらを差
し換えで交換できるようにしてもよく、また、複数のユ
ニットを同時に接続できるようにしてもよい。また、こ
の実施形態では第2の制御手段にはバッファメモリコン
トローラ21が対応するが、CPU20でバッファメモ
リの入出力制御を行うようにしてもよい。また、CPU
10とバッファメモリコントローラ21とを接続するイ
ンタフェースもATA/ATAPIバスインタフェース
に限定されず、SCSIインタフェースなど各種のイン
タフェースを適用することができる。
【0028】また、上記実施形態ではバッファメモリ1
3を8MB、バッファメモリ22を512kBとしてい
るが、各バッファメモリの容量はこれに限定されず、読
取部11の機能などを考慮して適宜決定すればよい。
【0029】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、高性能
のオーディオCD再生装置の制御を複数の制御手段に分
割して行わせたことにより、各制御手段を小型廉価に構
成することができるとともに、制御手段毎に、装置をユ
ニット化して製造、組み立て、交換修理などを容易にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるオーディオCD再生
装置のブロック図
【図2】同オーディオCD再生装置のデバイス部のバッ
ファリング動作を示すフローチャート
【図3】同オーディオCD再生装置の信号処理部のバッ
ファリング動作を示すフローチャート
【図4】同オーディオCD再生装置の信号処理部の再生
動作を示すフローチャート
【図5】同オーディオCD再生装置のバッファメモリの
しきい値の設定例を示す図
【図6】同オーディオCD再生装置のバッファメモリコ
ントローラの例を示す図
【図7】従来のオーディオCD再生装置のブロック図
【符号の説明】
1…デバイス部、2…信号処理部、10…CPU、11
…読取部、12…フロントエンドDSP、13…バッフ
ァメモリ、14…バスインタフェース、20…CPU、
21…バッファメモリコントローラ、22…バッファメ
モリ、23…DAC、24…操作部、25…表示部、2
6…DIR、27…ADC、28…(信号処理用の)D
SP、31…ATA/ATAPIバスインタフェース、
32…RAMインタフェース、33…Qコードデコー
ダ、34…データスイッチ、35…レベル検出器、36
…DIT、37…SRC/HPF、38…PLLクロッ
クジェネレータ、39…CPUインタフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成澤 貞之 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 Fターム(参考) 5D044 AB05 BC03 CC06 FG10 HH05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルオーディオデータが記録された
    媒体からオーディオデータの再生レートよりも高速にデ
    ータを読み出す媒体読取手段と、 媒体読取手段が読み取ったデータをバッファする第1の
    バッファメモリと、 前記媒体読取手段の制御および前記第1のバッファメモ
    リのリード/ライト制御を行う第1の制御手段と、 第1のバッファメモリから転送されたデータをバッファ
    する第2のバッファメモリと、 第2のバッファメモリからデータを受け取ってDA変換
    しアナログオーディオ信号に変換するDA変換手段と、 前記第2のバッファメモリのリード/ライト制御を行う
    第2の制御手段と、 を有し、前記第1の制御手段と第2の制御手段をインタ
    フェースを介して接続したことを特徴とするオーディオ
    データ記録媒体再生装置。
  2. 【請求項2】 前記媒体読取手段、第1のバッファメモ
    リおよび第1の制御手段が単一のユニットとして構成さ
    れている請求項1に記載のオーディオデータ記録媒体再
    生装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の制御手段とは別にユーザイン
    タフェースの制御を行う第3の制御手段を設けた請求項
    1または請求項2に記載のオーディオデータ記録媒体再
    生装置。
  4. 【請求項4】 前記デジタルオーディオデータが記録さ
    れた媒体は、コンパクトディスクである請求項1、請求
    項2または請求項3に記載のオーディオデータ記録媒体
    再生装置。
  5. 【請求項5】 デジタルオーディオデータが記録された
    媒体からオーディオデータの1倍速再生レートよりも高
    速にデータを読み出す媒体読取手段と、 媒体読取手段が読み取ったデータをバッファする第1の
    バッファメモリと、 前記媒体読取手段の制御および前記第1のバッファメモ
    リのリード/ライト制御を行う第1の制御手段と、 第1のバッファメモリから転送されたデータをバッファ
    する第2のバッファメモリと、 第2のバッファメモリからデータを受け取ってDA変換
    し1倍速再生のアナログオーディオ信号に変換するDA
    変換手段と、 前記第2のバッファメモリのリード/ライト制御を行う
    第2の制御手段と、 を有し、 前記第1の制御手段と第2の制御手段はインタフェース
    を介して接続され、第1のバッファメモリと第2のバッ
    ファメモリ間のデータ転送を間欠的に行うことを特徴と
    するオーディオデータ記録媒体再生装置。
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