JP2002260312A - カセット装着装置及びこのカセット装着装置を備えた記録又は再生装置 - Google Patents

カセット装着装置及びこのカセット装着装置を備えた記録又は再生装置

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JP2002260312A
JP2002260312A JP2001015695A JP2001015695A JP2002260312A JP 2002260312 A JP2002260312 A JP 2002260312A JP 2001015695 A JP2001015695 A JP 2001015695A JP 2001015695 A JP2001015695 A JP 2001015695A JP 2002260312 A JP2002260312 A JP 2002260312A
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cassette mounting
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルダ上部の機構により生じるデッドスペー
スを最小限にすると共に、有効に利用可能な構成とし、
更に各構成要素の配置の最適化を図り、装置の小型化を
実現できるカセット装着装置及びこのカセット装着装置
を備えた記録又は再生装置の提供。 【解決手段】 シャーシと、カセット101を保持する
ホルダ1と、ホルダ1の両側面に配され、且つホルダ1
を所定上昇位置と所定下降位置との間で前記シャーシに
対して昇降可能に支持するリンク機構とを備え、リンク
機構を構成する左右一対のレバーが、カセット101上
部近接位置で連結部を介して一体に連結され、一体成形
された略コの字型部材より形成されることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばVTR(ビ
デオテープレコーダ)等のテープカセットが収納される
カセットホルダを昇降させるカセット装着装置及びこの
カセット装着装置を備えた記録又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラ等に搭載されるカセット装
着装置の従来例について、図1〜図9を参照して以下に
説明する。図1〜図3は従来のカセット装着装置の一例
を示す側面図であり、図において、101はテープ用の
カセット、102はカセット101を保持するホルダ、
103はホルダ102に設けられたカセット押さえバ
ネ、104はホルダ102の支持部に取り付けられた連
結軸、105は連結軸104と一体に回転する同調レバ
ー、106は同調レバー105と軸106cで連結され
同調レバー105と共にXリンクを構成するレバー、1
07はホルダ102をロックするロックレバー、108
はカセット101が保持されるサブシャーシ(またはス
ライドシャーシ)、109はサブシャーシ108に設け
られたロックレバー107が噛み合うロック部材、11
0はカセット受け部材、111はホルダ受け部材、11
2はリッド開放部材、113はロックレバー107とX
リンクを構成するレバー106との間に掛けられ、ホル
ダ102を常時上昇方向に付勢すると共にロックレバー
107をホルダ102上の軸102bを中心に時計回り
に付勢するバネ部材、114はホルダ102のロックを
検出する検出スイッチ、115はサブシャーシ108を
スライド自在に保持するメインシャーシ、116はメイ
ンシャーシ115上に設けられ、サブシャーシ108を
支持するガイド軸、117はメインシャーシ115上に
配されたロックレバー駆動部材、123は検出スイッチ
114をサブシャーシ108側面に固定するスイッチホ
ルダ、124はスイッチ114への配線(フレキ)であ
る。
【0003】また、上記カセット装着装置のXリンク機
構は、図示しないカセット101の反対側面にも配設さ
れており、連結軸104は、カセット101両側面の同
調レバー105を連動させることによってXリンクを同
調させるためのものである。
【0004】以下、カセット装着装置の動作について説
明する。
【0005】図1において、カセット101は、ホルダ
102に対して矢印A方向に挿入され、ホルダ102上
部がバネ部材113の上方への付勢力に抗して押し下げ
られると、同調レバー105の軸105a及びXリンク
を構成するレバー106の軸106aが、それぞれサブ
シャーシ108のカム溝108a及びホルダ102のカ
ム溝102aに沿ってスライドし、ホルダ102及びカ
セット101が下降していく。
【0006】このとき、ロックレバー107のピン10
7aは、ロック部材109の斜面に沿って移動し、ま
た、サブシャーシ108上に設けられたリッド開放部材
112が、カセット101のフロントリッド101aを
押し上げ、フロントリッド101a及びバックリッド1
01bが、軸101cを中心に回動してリッドが開いて
いく。
【0007】ホルダ102及びカセット101がホルダ
102の所定下降位置に達すると(図2)、ロックレバ
ー107のピン107aが、ロック部材109の鉤部を
越え、前記ロックレバー107の付勢力によってロック
部材109の下部に飛び込み、噛み合ったロック状態と
なる。このとき、ロックレバー107の飛び込み動作に
よって、ロックレバー107に設けられたスイッチ動作
部107bが、検出スイッチ114のノブ114aを押
して、検出スイッチ114がONとなり、ホルダ102
がロックしたことを検出する。また、カセット101の
フロントリッド101a及びバックリッド101bは、
リッド開放部材112により規定の角度に開いた状態に
保持される。
【0008】図4は、カセット101のリッドが開いた
状態を示す図である。フロントリッド101aは、軸1
01cを中心に回動し、バックリッド101bは、フロ
ントリッド101aと共に動作してカセット101の上
方へ移動している。
【0009】前記検出スイッチ114により、ホルダ1
02のロックが検出されると、不図示のDCモーターを
駆動源とするスライド機構の動作によって、カセット1
01を保持したサブシャーシ108が図面右方向にスラ
イドして記録再生位置(図3)へ移動すると共に、テー
プがテープローディング機構によってカセット101か
ら引き出され、記録再生可能な状態となる。
【0010】このとき、カセット101は、サブシャー
シ108上のカセット高さの基準であるカセット受け部
材110に、カセット押さえバネ103(図1)の作用
によって押し付けられ、ホルダ102とカセット101
の底面には、相互が接触しないような隙間が設けられて
いる。
【0011】次に、図5乃至図7は、図1の矢印A方向
から見た上記カセット装着動作を示す各図である。図5
はカセット下降途中の状態を示すカセット挿入方向から
見た側面図で、カセット101は、ホルダ102の下側
受け面上に、カセット押さえバネ103の作用で押圧保
持されながら下降する。
【0012】図7は、ホルダ102がロックレバー10
7とロック部材109とが噛み合うことによってロック
した下降完了状態(図2)を示すカセット挿入方向から
見た側面図である。ここで、ロックレバー107のピン
107a(図1)が、ロック部材109に飛び込む(噛
み合う)ためには、ロック後の位置関係よりも余分にホ
ルダ102が下降動作する(オーバーストローク)必要
があり、ホルダ102は、ロック状態の高さ(図6中の
HL)よりも下方まで押し下げた後、ロック状態に戻
る。
【0013】図7は、このオーバーストローク分、ホル
ダ102が下降した状態を示す図であり、この状態を経
由した後、ロックレバー107が、ロック部材109と
噛み合い、同時にバネ部材113(図1)の作用でホル
ダ102が上昇して、図6の状態となる。
【0014】また、ホルダ受け部材111は、前記ロッ
ク時の押し下げや、その他の荷重によりホルダ102が
下方へ下がったときに、ホルダ下面を受けて高さを規制
するものであり、前記ロック機構に必要なオーバースト
ロークに応じた高さに設定されている。
【0015】図8及び図9は、サブシャーシ108を上
方から見た平面図で、上記スライド動作を判り易く示し
たものである。118は記録再生ドラム、119はキャ
プスタン、120はリール台、121はカセットメモリ
端子、122はテープガイドである。
【0016】また、108bはサブシャーシ108上に
設けられ、ガイド軸116と摺動するスライド溝、10
1dはテープである。前記スライド溝108bは、図中
のように、サブシャーシ108の両端に沿って配置され
る。更に、サブシャーシ108には、前記ロックレバー
107の先端部が貫通して動作する領域に逃げ穴108
cが設けられており、前記ロックレバー107の先端部
は、ホルダダウン状態において、図2及び図3に示す如
くサブシャーシ108の下面に突き出した状態となる。
【0017】図8は、図1及び図2に示す如くカセット
装着動作が行われる位置であり、前述したように、ホル
ダ102のロックが検出されると、この位置から、サブ
シャーシ108が図面上方にスライドすると共に、テー
プガイド122によってテープ101dがカセット10
1から引き出され、図9に示す所定のテープパスを形成
して、テープ101dへの記録再生を行うように構成さ
れている。ここで、周知のとおり、キャプスタン119
は、テープ101dを所定の速度で搬送し、リール台1
20はカセット101内のリールハブと噛み合い、キャ
プスタン119の送り出したテープ101dを所定のト
ルクで巻き取るように構成されている。
【0018】次に、従来のカセット取り出しの動作につ
いて説明する。イジェクト指令がなされると、上記スラ
イドイン動作とは逆に、サブシャーシ108が図2及び
図8に示す如くカセット装着位置へとスライドアウトす
ると共に、テープ101dがカセット101内に巻き取
られる。
【0019】その後、メインシャーシ115上のロック
レバー駆動部材117が図2の矢印B方向に移動し、ロ
ックレバー107をバネ部材113の力に抗して反時計
回りに回動させることにより、ロックレバー107とロ
ック部材109のロックが解除され、バネ部材113に
よる上方への付勢力によってホルダ102が上昇し、図
1のカセット取り出し位置に移動するように構成されて
いる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例においては、各レバーや検出スイッチ等が小型化
に対して最適なものにはなっていなかった。
【0021】まず、連結軸104がホルダ102の上部
に配置されているため、ホルダ102上部の機構による
デッドスペースが大きく装置の薄型化が難しいという問
題点があった。
【0022】また、デッキの占有スペースを極力小さく
する為には、連結軸104をなるべくカセットリッド近
傍の位置に配し、カセット101上面のスペースを有効
に活用できるようにする必要がある。しかしながら、上
述の従来例では、リッド近傍に連結軸104を配置する
には、検出スイッチ114及びそのホルダ、接続フレキ
等がレイアウトの妨げとなっていた。
【0023】即ち、カセット101とサブシャーシ10
8の夫々の側壁との間に、Xリンクとカセットの検出ス
イッチ114を収めるためには、レバー等の干渉を避け
るため、幅方向の寸法を大きくせざるを得ないという問
題があった。
【0024】更に、連結軸104をリッドの近傍に配置
するには、上記従来例に示したロックレバー107の位
置のごとく、同調レバー105の位置を避けた、カセッ
ト挿入口側にロックレバー107を配置する必要がある
が、図8に示したように、ロックレバー107が貫通す
る穴108cは、サブシャーシ108のスライド溝10
8bと隣接する位置に配置することとなり、強度上の問
題から、図8に示したdの寸法を或る程度確保せざるを
得ず、幅方向の寸法を小さくすることができなかった。
【0025】また、上記従来例では、リッド開放部材1
12がサブシャーシ108上に設けられているため、設
計の自由度を低下させる要因となると共に、小型化の妨
げとなっていた。
【0026】このように、上記従来例においては、高さ
方向と、幅方向の寸法の両方を最小限に小型化すること
が困難であった。
【0027】本発明は、上述の事情に鑑みて成されたも
のであり、ホルダ上部の機構により生じるデッドスペー
スを最小限にすると共に、ホルダ上部のスペースを有効
に利用可能な構成とし、更に各構成要素の配置の最適化
を図り、装置の小型化を実現できるカセット装着装置及
びこのカセット装着装置を備えた記録又は再生装置を提
供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記構成を備
えることにより上記課題を解決できるものである。
【0029】(1)シャーシと、カセットを保持するホ
ルダと、 該ホルダの両側面に配され、且つ前記ホルダ
を所定上昇位置と所定下降位置との間で前記シャーシに
対して昇降可能に支持するリンク機構とを備え、前記リ
ンク機構を構成する左右一対のレバーが、前記カセット
上部近接位置で連結部を介して一体に連結され、一体成
形された略コの字型部材より形成されることを特徴とす
るカセット装着装置及びこのカセット装着装置を備えた
記録又は再生装置。
【0030】(2)シャーシと、カセットを保持するホ
ルダと、該ホルダの両側面に配され、且つ前記ホルダを
所定上昇位置と所定下降位置との間で前記シャーシに対
して昇降可能に支持するリンク機構とを備え、前記リン
ク機構を構成する左右一対のレバーが、前記カセット上
部近接位置で連結部を介して連結され、前記連結部が、
前記所定上昇位置においては、前記カセットのカセット
リッド開閉時の動作領域内に位置するように配され、前
記所定下降位置においては、前記カセットリッドの動作
領域外へ移動し、開いた前記リッドと干渉しないように
構成されたことを特徴とするカセット装着装置及びこの
カセット装着装置を備えた記録又は再生装置。
【0031】(3)前記所定下降位置において、前記連
結部が、前記カセットリッドと前記ホルダとの間の空間
に配置されることを特徴とする前項(1)または(2)
記載のカセット装着装置及びこのカセット装着装置を備
えた記録又は再生装置。
【0032】(4)前記所定下降位置において、前記連
結部が、前記カセットリッドの高さ以下に配置されてい
ることを特徴とする前項(3)記載のカセット装着装置
及びこのカセット装着装置を備えた記録又は再生装置。
【0033】(5)前記所定下降位置において、前記連
結部が、前記カセットリッド外形に略平行に配置されて
いることを特徴とする前項(1)乃至(3)のいずれか
に記載のカセット装着装置及びこのカセット装着装置を
備えた記録又は再生装置。
【0034】(6)前記所定下降位置において、前記連
結部が、前記カセットリッドの近傍に配置されているこ
とを特徴とする前項(1)乃至(3)のいずれかに記載
のカセット装着装置及びこのカセット装着装置を備えた
記録又は再生装置。
【0035】(7)前記所定上昇位置において、前記連
結部が、前記カセット挿入時のカセット上面のガイドと
して機能することを特徴とする前項(1)又は(2)記
載のカセット装着装置及びこのカセット装着装置を備え
た記録又は再生装置。
【0036】(8)前記連結部を介して連結されたレバ
ーが、プレス加工の板金で一体に成形されていることを
特徴とする前項(1)又は(2)記載のカセット装着装
置及びこのカセット装着装置を備えた記録又は再生装
置。
【0037】(9)シャーシと、カセットを保持するホ
ルダと、前記ホルダを前記シャーシに対して昇降自在に
支持する複数のレバーからなるリンク機構と、前記レバ
ーの一部に形成され、且つ前記ホルダ内に挿入されたカ
セットのリッドに係合可能な係合部とを備え、該係合部
は、前記ホルダの下降動作に伴って前記ホルダ内に挿入
されたカセットのリッドに係合してこれを開放すること
を特徴とするカセット装着装置及びこのカセット装着装
置を備えた記録又は再生装置。
【0038】(10)前記係合部が形成されたレバー
は、前記ホルダの下降動作に伴って前記カセットのリッ
ド方向に回動することを特徴とする前項(9)記載のカ
セット装着装置及びこのカセット装着装置を備えた記録
又は再生装置。
【0039】(11)前記係合部が形成されたレバー
は、前記ホルダの両側面に位置する一対のレバーと、前
記一対のレバーの夫々一端を連結する連結部とからなる
略コの字形状に形成され、前記係合部は、前記連結部と
反対側の端部に形成されていることを特徴とする前項
(9)記載のカセット装着装置及びこのカセット装着装
置を備えた記録又は再生装置。
【0040】(12)シャーシと、カセットを保持する
ホルダと、リール台を搭載し、前記シャーシに対してス
ライド可能なスライドシャーシと、前記ホルダの両側面
に配され、且つ前記ホルダを前記スライドシャーシに対
して昇降自在に支持する支持手段と、前記ホルダを前記
スライドシャーシにロックするロック手段と、該ロック
手段によるロック状態を検出する検出手段と、該検出手
段を動作させるための中継部材とを備え、前記検出手段
と前記中継部材は前記スライドシャーシ上に配され、前
記ロック手段による前記ホルダのロック動作に応じて前
記中継部材が前記検出手段を動作させることを特徴とす
るカセット装着装置及びこのカセット装着装置を備えた
記録又は再生装置。
【0041】(13)前記カセットのイジェクト指示に
応じて前記中継部材を駆動し、前記ロック手段によるロ
ックの解除動作を行う駆動手段を備えることを特徴とす
る前項(12)記載のカセット装着装置及びこのカセッ
ト装着装置を備えた記録又は再生装置。
【0042】(14)前記中継部材は、前記検出手段を
動作させる第1の位置と、前記ロック手段によるロック
の解除を行う第2の位置との間を回動可能であり、前記
第1の位置と前記第2の位置との中間に位置する第3の
位置に常時復元可能に付勢されて成ることを特徴とする
前項(12)記載のカセット装着装置及びこのカセット
装着装置を備えた記録又は再生装置。
【0043】(15)前記ロック手段は、前記ホルダ側
面に備えられて所定方向に付勢されたロックレバーが、
前記スライドシャーシ上のロック部材に係合することに
より前記ホルダをロックすることを特徴とする前項(1
2)記載のカセット装着装置及びこのカセット装着装置
を備えた記録又は再生装置。
【0044】(16)シャーシと、カセットを保持する
ホルダと、該ホルダの両側面に配設され、且つ前記ホル
ダを所定上昇位置と所定下降位置との間で前記シャーシ
に対して昇降自在に支持する支持手段と、前記所定下降
位置において前記ホルダを所定の高さ位置に規制する規
制手段と、前記ホルダの片方の側面に前記ホルダの昇降
方向に可動自在に支持されたサブホルダとを備え、前記
規制手段は前記サブホルダを支持しない側のホルダ部と
前記サブホルダとを所定の高さ位置に規制することを特
徴とするカセット装着装置及びこのカセット装着装置を
備えた記録又は再生装置。
【0045】(17)前記サブホルダを支持する側のホ
ルダ部は、前記ホルダが前記規制手段により規制された
所定の高さ位置より下降可能であることを特徴とする前
項(16)記載のカセット装着装置及びこのカセット装
着装置を備えた記録又は再生装置。
【0046】(18)前記サブホルダを支持する側のホ
ルダ側面に配設され、前記シャーシに前記ホルダをロッ
クするためのロック手段を備え、前記所定の高さ位置
は、前記ロック手段による前記ホルダのロック状態の高
さ位置であり、前記ロック手段は、前記ホルダが前記所
定の高さ位置より所定のストローク下降することにより
前記ホルダをロックすることを特徴とする前項(16)
記載のカセット装着装置及びこのカセット装着装置を備
えた記録又は再生装置。
【0047】(19)前記サブホルダは、前記ホルダに
対して少なくとも前記所定のストローク昇降方向に可動
することを特徴とする前項(18)記載のカセット装着
装置及びこのカセット装着装置を備えた記録又は再生装
置。
【0048】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る実施の形態を
説明する。
【0049】図1は、従来のカセット装着装置のポップ
アップ状態を示す側面図、図2は、従来のカセット装着
装置のロック状態を示す側面図、図3は、従来のカセッ
ト装着装置のロック状態を示す側面図、図4は、カセッ
トのリッドが開いた状態図、図5は、従来のカセット装
着装置のカセット下降途中の状態を示すカセット挿入方
向から見た側面図、図6は、従来のカセット装着装置の
ロック状態を示すカセット挿入方向から見た側面図、図
7は、従来のカセット装着装置のオーバーストローク状
態を示すカセット挿入方向から見た側面図、図8は、従
来のスライドシャーシを示す平面図、図9は、従来のス
ライドシャーシを示す平面図、図10は、実施例のカセ
ット装着装置のポップアップ状態を示す側面図、図11
は、実施例のポップアップ状態の同調レバーとカセット
リッドとの位置関係を示す側面図、図12は、実施例の
カセット装着装置のカセットダウン中の状態を示す側面
図、図13は、実施例のカセットダウンロック状態を示
す側面図、図14は、実施例の記録再生状態を示す側面
図、図15は、実施例のホルダ、サブホルダ及びロック
レバーの構成を示す側面図、図16は、実施例のカセッ
ト装着装置の平面図、図17は、実施例のスライドシャ
ーシの平面図、図18は、実施例のイジェクトレバー周
りの側面図、図19は、実施例のイジェクトレバー周り
の斜視図、図20は、実施例のスライドシャーシの平面
図、図21は、実施例のスライドシャーシの平面図、図
22は、実施例のスライドシャーシの平面図、図23
は、イジェクトレバーの他の実施例を示す斜視図、図2
4は、係合部3cの他の実施例3c′を示す側面図、図
25は、カセット装着装置のカセット挿入方向から見た
側面図、図26は、カセット装着装置のカセット挿入方
向から見た側面図である。
【0050】以下図面を参照して詳細に説明する。
【0051】図10乃至図15に本発明に係るカセット
装着装置の一実施例の各側面図、及び図16、17に各
平面図を示す。
【0052】(構成)図10及び17において、1は矢
印A方向より挿入されるテープカセット101を保持す
るホルダ、2はカセット押さえバネ、3はホルダ1に設
けられた軸1bを中心に回動自在にホルダ1に連結され
た同調レバー、4は同調レバー3と軸3aで連結され、
同調レバー3とX(型)リンクを構成するレバー、5は
ロックレバー6とX(型)リンクを構成するレバー4と
の間に掛けられ、ロックレバー6をホルダ1に設けられ
た軸1cを中心に時計回りに付勢すると共に、ホルダ1
を常に上方に付勢する例えばコイルバネ等のバネ部材で
ある。
【0053】7は、ホルダ1の内側に、上下にスライド
自在に取り付けられたサブホルダ、8はスライドシャー
シ、9は、レバー4と軸4aとで回動自在に連結された
バックプレート、10はスライドシャーシ8上の軸8c
に回動自在に取り付けられたイジェクトレバー、11は
メインシャーシ、12はメインシャーシ11に設けられ
た駆動レバーである。
【0054】図10は、カセット101を挿入するポッ
プアップ状態を示す側面図で、図11は、ポップアップ
状態における同調レバー3とカセットリッドとの位置関
係を示す側面図である。
【0055】図11に示すように、連結部材となる同調
レバー3の連結部分3dは、ポップアップ位置(図1
0)では、カセット101のリッドが開くスペース(図
4における斜線部のスペース)の中に、入り込むように
配置されている。
【0056】図12は、カセットダウン途中のリッドの
状態を示した側面図、図13は、ホルダ1がロックした
状態を示す側面図、図14はスライドシャーシ8がメイ
ンシャーシ11に対して相対的にスライドし、記録再生
位置へと至った状態を示す側面図である。
【0057】図15は、ホルダ1とサブホルダ7及びロ
ックレバー6の構成を示した側面図であり、サブホルダ
7は、ホルダ1の側壁の長穴1dに軸7aを介して上下
にスライド自在に取り付けられている。また、ロックレ
バー6は、ホルダ1の軸1cに鍵穴6dをスライドさせ
て組み付けられ、前記バネ部材5(図10)を前記Xリ
ンクを構成するレバー4との間に掛けることにより、軸
1cを中心に時計回りに付勢される。このとき、ロック
レバー6に設けられたストッパ6cは、前記サブホルダ
7の軸7aに当接するように構成され、サブホルダ7
は、ホルダ1に対し下方に付勢され片寄せられる。
【0058】図16は、本実施例のカセット装着装置の
平面図である。前記同調レバー3は、左右のレバー部分
と連結部3dからなり、カセット両側面を挟むようなコ
の字型に一体に形成されたプレス部材であり、カセット
101の上部近接位置中央付近に配置されている。バッ
クプレート9は、両側面のレバー(前記レバー4及び反
対側側面に配置された同等レバー)の軸4a(図10)
を回動自在に連結するプレス部材である。
【0059】図17は前記スライドシャーシ8(図1
0)の平面図である。ホルダ1及び同調レバー3等から
成る前述の如くリンク機構は、図16における同調レバ
ー3の先端の係合部3c部分から形成されているカム溝
3b内にスライドシャーシ8の軸8bを挿入した後、前
記バックプレート9(図10)をスライドシャーシ8に
ビス止めすることで、スライドシャーシ8の左右の曲げ
の内側に取り付けられる。
【0060】また、図17〜図22を用いて本発明のカ
セットイン検出機構について説明する。14はスライド
シャーシ8上に設けられたカセットイン検出スイッチ、
15はカセットメモリ端子、16はリール台、17はリ
ールセンサ、18は押さえ板、19はフレキシブル基板
(フレキ)、20はイジェクトレバー10に取り付けら
れた戻しバネ(図19)である。
【0061】図17はホルダダウン時の状態(以下、S
T−BY状態と呼ぶ)を示す平面図であり、図18はイ
ジェクトレバー周りの構成を示す側面図、図19はその
斜視図、図20はホルダダウン動作完了後、ロックレバ
ー6によりホルダ1がロックされた状態(以下、ロック
状態と呼ぶ)を示す平面図、図21はイジェクト指示に
よりホルダロックを解除する状態(以下、イジェクト状
態と呼ぶ)を示す平面図である。
【0062】図中、イジェクトレバー10は、サブシャ
ーシ8上の軸8cを中心に回動自在に支持されており、
その上部には薄板でできた押さえ板18が配置されてい
る。
【0063】また、図19に示すように、イジェクトレ
バー10の回転中心近傍に設けられた立ち曲げ10e、
10fに引っかけるようにして、戻しバネ20が一体に
取り付けられている。この戻しバネ20の腕は、イジェ
クトレバー10の2箇所の立ち曲げ10cにチャージ状
態で嵌めてあり、また、腕の先端部分は、前記押さえ板
18の2箇所の立ち曲げ部18aにもチャージ状態にな
るように組みつけられている。これにより、イジェクト
レバー10は、図17に示した中立位置に戻るように常
に付勢されている。
【0064】即ち、図20に示したロック状態(イジェ
クトレバー10が時計回りに回動した状態)では、戻し
バネ20の腕20aが押さえ板18の立ち曲げ18aと
チャージして、反時計回りのモーメントを発生し、図2
1に示したイジェクト状態(イジェクトレバー10が反
時計回りに回動した状態)では、戻しバネ20の腕20
bが押さえ板18の立ち曲げ18aとチャージして、時
計回りのモーメントを発生するようになっている。
【0065】また、イジェクトレバー10の被駆動部1
0bは、スライドシャーシ8の穴部8fを通して、スラ
イドシャーシ8下部に突き出しているが、穴部8fは、
図20に示したように、スライドシャーシ8上のスライ
ド溝8dと隣接しない位置に設けられており、強度上の
問題も無い。
【0066】なお、図23に示したように、厚みに余裕
があれば、イジェクトレバー10′を樹脂材料で成形
し、樹脂の弾性を利用してレバーに付勢しても良い。
【0067】また、カセットイン検出スイッチ14は、
スライドシャーシ8上に穿設された穴部8e(図17)
に露出した、サブシャーシ裏面に貼り付けられたフレキ
シブル基板(フレキ)19の上面に実装され、厚み方向
のスペースを最小限にしている。フレキ19上には、リ
ール台16の回転を検出するリールセンサ17と、カセ
ットメモリ端子15も実装されており、図22に示すよ
うに実装部材を集中的に配置することで、フレキ19の
面積を、小さく、且つシンプルな形状としている。
【0068】また、前記カセットイン検出スイッチ14
のノブ14aは、前記押さえ板18とスライドシャーシ
8の間のスペースに、所定の隙間を持ってガイドされる
ようになっており、前記イジェクトレバー10のスイッ
チ動作部10dは、金属板を折り返して厚みをもたせ、
薄い構造でありながら安定したスイッチ押圧動作を可能
としている。
【0069】(動作)以下、本発明に係る実施例による
カセット装着装置の動作について説明する。まず、カセ
ット装着動作について説明する。
【0070】図10において、矢印Aの方向からカセッ
ト101を挿入、ホルダ1をバネ部材5の上方への付勢
力に抗して押し下げると、同調レバー3のカム溝3bと
スライドシャーシ8の軸8b、及びXリンクを構成する
レバー4のカム溝4cとホルダ1の軸1aがスライド
し、ホルダ1が下降していく。
【0071】図10のポップアップ状態では、前記同調
レバー3の連結部3dは、挿入されるカセットに対して
挿入方向に傾斜しており、カセットの上部が当接して
も、これを係止してしまうことはなく、その上部をガイ
ドするようになっており、カセット101を正規の位置
へ挿入するための案内部材として機能している。
【0072】図12において、下降中のカセット101
のフロントリッド101aは、ホルダ1の下降とともに
反時計回りに回動される同調レバー3の先端の係合部3
cに持ち上げられ、回転中心101c回りに回動し、同
時にバックリッド101bがカセット101上方に移動
しリッドが開いていく。このとき、同調レバー3の両側
連結部分3dは、同調レバー3自身の反時計回りへの回
動動作によってバックリッド101bと同方向(図10
矢印Aの逆方向)に移動する。
【0073】ホルダ1及びカセット101がホルダ1の
下降位置に達すると(図13)、ロックレバー6のピン
6aが、ガイド部材8aの角部を越え、前記ロックレバ
ー6の付勢力によってガイド部材8aの下部に飛び込
み、噛み合ったロック状態となる。
【0074】ロックレバー6の先端部6b(図10)
は、ロックと同時にイジェクトレバー10の10a部を
押し、イジェクトレバー10を動作させる。ロックレバ
ー6の回動力は、イジェクトレバー10の戻り力より強
く設定してあり、イジェクトレバー10は図17の中立
位置から図20のロック位置へと回動して、カセットイ
ン検出スイッチ14がONとなり、ホルダロックが検出
される。
【0075】また、カセット101のフロントリッド1
01a及びバックリッド101bは、同調レバー3先端
の係合部3cにより規定の角度に開いた状態に保持さ
れ、テープを引き出すことが可能な状態となる。これに
より、リッドを開くための機構が同調レバー3によって
為されるので、構成が簡単になり、且つカセットホルダ
の下降動作に対するタイミングも確実となる。
【0076】なお、同調レバー3の先端の係合部3c
は、図24に示すような弾性部材3c′を設けることに
より構成してもよい。
【0077】また、同調レバー3の上部(連結部分)
は、開いたバックリッド101bに沿うように位置し、
バネ部材5はバックリッド101b及び同調レバー3の
高さよりも下方に位置し、カセット101の上方のデッ
ドスペースが最小限に押さえられている。本発明によれ
ば、連結部分3d及び同調レバー3の回転中心1bをリ
ッド近傍に配置し、ロックレバー6をカセット挿入口側
に寄せて配置することで、カセットサイズに近い小型化
を達成している。
【0078】ホルダ1のロックが検出されると、不図示
の駆動機構によって、スライドシャーシ8が、図17中
の溝8dに沿ってメインシャーシ11上をスライドする
と共に、不図示のテープローディング機構によってテー
プがカセット101から引き出され、記録再生ヘッドに
巻き付けられた所定のテープパスを形成し、テープに記
録再生を行う(図14)。
【0079】次に、カセット101とホルダ1及びサブ
ホルダ7の関係について説明する。
【0080】図25はカセット装着装置のロック状態を
矢印A方向から見た側面図、図26(a)はカセットダ
ウン途中のホルダ1とカセット101の関係を示す側面
図、図26(b)はロック状態におけるホルダ1とカセ
ット101の関係を示す側面図、図26(c)はオーバ
ーストローク位置のホルダ1とカセット101の関係を
示す側面図である。
【0081】図26(a)において、カセット101は
ホルダ1及びサブホルダ7の受け面上にカセット押さえ
バネ2の作用で押圧保持されながら下降する。サブホル
ダ7はロックレバー6による付勢力と、カセット101
からの力で、ホルダ1に対して下方に片寄せられてい
る。なお、カセット押さえバネ2は、図16に示したよ
うにカセット101の上面を押さえるようになってお
り、サブホルダ7はカセット押さえバネ2とは干渉しな
いように構成されている。
【0082】図26(b)に示すカセットロック状態に
おいて、カセット101はカセット受け部材21にカセ
ット押さえバネ2の作用で押し付けられる。また、ホル
ダ1の図面左側(ロック機構の無い側)底面は、ホルダ
受け部材22に当接し、高さが規制されている。
【0083】図26(c)に示すオーバーストローク状
態では、ホルダ1の図面右側(ロック機構のある側)の
みがサブホルダ7に対し相対的に下方に移動し、ロック
動作が行われる。
【0084】前述したとおり、ロックレバー6のピン6
aがガイド部材8aに飛び込むためには、ロック後の位
置関係よりも余分にホルダ1が下降動作する(オーバー
ストロークする)必要があるが、上記の構成によれば、
図26(c)に示すオーバーストローク時にホルダ1の
カセット受け面及びサブホルダ7のカセット受け面が夫
々ホルダ受け部材22に当たって下降せず、ホルダ1の
ロック側部分だけがオーバーストローク分下降すること
によってロック動作を可能としている。これにより、サ
ブホルダ7及びホルダ1のカセット受け面と、スライド
シャーシ8との高さ方向のデッドスペースが削減され
る。
【0085】次に、イジェクト動作について説明する。
“イジェクト”が指令されると、スライドシャーシ8
は、メインシャーシ11から離れる方向にスライドする
と共に、テープがカセット101の中に巻き取られ、図
13の状態に戻る。
【0086】ここで、メインシャーシ11上の駆動レバ
ー12が図11の矢印B方向に移動し、イジェクトレバ
ー10の10c部を押し、イジェクトレバー10が軸8
cを中心に反時計回りに回動し10a部がロックレバー
6の6b部を押し、ロックが解除されてホルダ1がバネ
部材5の作用でポップアップし、図10の状態となる。
このとき、Xリンクを構成するレバー4に取り付けられ
た緩衝ゴム4bがバックプレート9の9a部に当接する
ことにより、ポップアップの衝撃を緩和するように構成
されている。
【0087】また、カセットイン検出スイッチ14がO
FFになることで、イジェクト動作完了が検出される
と、前記駆動レバー12はスタンバイ位置へ復帰し、ス
ライドシャーシ8上のイジェクトレバー10は戻しバネ
20の作用によって、図17に示す中立位置へと復帰す
る。
【0088】以上説明したように、上述の実施例によれ
ば、従来の磁気記録又は再生装置のカセット装着装置の
両側に配設されるX(型)リンクを同調させるための従
来の連結軸を廃止し、従来の連結軸に相当する部分と両
側面のレバー部分とをプレス加工により一体に成形し、
そのプレス部材をカセット上部を跨ぐように配置するこ
とで、カセット上部のデッドスペースを削減できる。
【0089】更に、前記一体成形されたプレス部材を、
カセット装着装置のポップアップ時には、カセットリッ
ドが開くスペースに位置するように配し、カセットダウ
ンと共に開くリッドから逃げるように構成することで、
連結部の強度を確保しつつ、カセット上部のデッドスペ
ースを最小限に押さえたカセット装着装置を実現し、機
器の小型化を実現する効果がある。
【0090】また、前記連結軸と左右のレバーをかしめ
て接合した従来の構成例に比べ、一体に成形されたプレ
ス部材とすることにより、コストダウンの効果も得られ
る。
【0091】また、上述の実施例によれば、リッドを開
く機構をリンク機構によって構成したので構成が簡単に
なり、薄型化にも効果があると共に、ホルダの昇降動作
に対してリッドの開閉をタイミングよく行うことができ
る。
【0092】更に、本実施例によれば、スライドシャー
シ8上にカセットイン検出スイッチ14を配置すると共
に、ロックレバー6のロック動作に連動してカセットイ
ン検出スイッチ14を動作させ、且つイジェクトレバー
10のイジェクト動作に連動してロックレバー6の解除
動作を行うための部材をスライドシャーシ8上に配置す
ることにより、カセット装着装置の同調レバー3をリッ
ド近傍の位置に設けることができ、また、ロックレバー
6を、前記同調レバー3と干渉しないカセット挿入口側
に配置することが可能となり、カセット装着装置を大幅
に小型化する効果がある。
【0093】また、本実施例によれば、カセットホルダ
のロック機構のある側に、カセットホルダに対して上下
に可動自在、且つホルダの下降動作時にスライドシャー
シ上のホルダ受け部材に規制されるサブホルダを設ける
ことにより、カセットホルダとスライドシャーシとの高
さ方向に存在したオーバーストローク分のデッドスペー
スが削減できる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホルダ上部の機構により生じるデッドスペースを最小限
にすると共に、ホルダ上部のスペースを有効に利用可能
な構成とし、更に構成要素となる各レバー、リッド開放
部材、及び検出スイッチ等の配置の最適化を図り、装置
全体の小型化を実現可能とする効果を呈する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のカセット装着装置のポップアップ状態
を示す側面図
【図2】 従来のカセット装着装置のロック状態を示す
側面図
【図3】 従来のカセット装着装置のロック状態を示す
側面図
【図4】 カセットのリッドが開いた状態図
【図5】 従来のカセット装着装置のカセット下降途中
の状態を示すカセット挿入方向から見た側面図
【図6】 従来のカセット装着装置のロック状態を示す
カセット挿入方向から見た側面図
【図7】 従来のカセット装着装置のオーバーストロー
ク状態を示すカセット挿入方向から見た側面図
【図8】 従来のスライドシャーシを示す平面図
【図9】 従来のスライドシャーシを示す平面図
【図10】 実施例のカセット装着装置のポップアップ
状態を示す側面図
【図11】 実施例のポップアップ状態の同調レバーと
カセットリッドとの位置関係を示す側面図
【図12】 実施例のカセット装着装置のカセットダウ
ン中の状態を示す側面図
【図13】 実施例のカセットダウンロック状態を示す
側面図
【図14】 実施例の記録再生状態を示す側面図
【図15】 実施例のホルダ、サブホルダ及びロックレ
バーの構成を示す側面図
【図16】 実施例のカセット装着装置の平面図
【図17】 実施例のスライドシャーシの平面図
【図18】 実施例のイジェクトレバー周りの側面図
【図19】 実施例のイジェクトレバー周りの斜視図
【図20】 実施例のスライドシャーシの平面図
【図21】 実施例のスライドシャーシの平面図
【図22】 実施例のスライドシャーシの平面図
【図23】 イジェクトレバーの他の実施例を示す斜視
【図24】 係合部3cの他の実施例を示す側面図
【図25】 カセット装着装置のカセット挿入方向から
見た側面図
【図26】 カセット装着装置のカセット挿入方向から
見た側面図
【符号の説明】
1 ホルダ 2 カセット押さえバネ 3 同調レバー 4 同調レバー3とX(型)リンクを構成するレバー 5 バネ部材 6 ロックレバー 7 サブホルダ 8 スライドシャーシ 9 バックプレート 10、10′ イジェクトレバー 11 メインシャーシ 12 駆動レバー 13 スライド軸 14 カセットイン検出スイッチ 15 カセットメモリ端子 16 リール台 17 リールセンサ 18 押さえ板 19 フレキシブル基板(フレキ) 20 戻しバネ 21 カセット受け部材 22 ホルダ受け部材 101 カセット (以下、従来例に用いた符号) 102 ホルダ 103 カセット押さえバネ 104 連結軸 105 同調レバー 106 Xリンクを構成するレバー 107 ロックレバー 108 サブシャーシ 109 ロック部材 110 カセット受け部材 111 ホルダ受け部材 112 リッド開放部材 113 バネ部材 114 検出スイッチ 115 メインシャーシ 116 ガイド軸 117 ロックレバー駆動部材 118 記録再生ドラム 119 キャプスタン 120 リール台 121 カセットメモリ端子 122 テープガイド 123 スイッチホルダ 124 配線(フレキ)

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシと、 カセットを保持するホルダと、 該ホルダの両側面に配され、且つ前記ホルダを所定上昇
    位置と所定下降位置との間で前記シャーシに対して昇降
    可能に支持するリンク機構とを備え、 前記リンク機構を構成する左右一対のレバーが、前記カ
    セット上部近接位置で連結部を介して一体に連結され、
    一体成形された略コの字型部材より形成されることを特
    徴とするカセット装着装置及びこのカセット装着装置を
    備えた記録又は再生装置。
  2. 【請求項2】 シャーシと、 カセットを保持するホルダと、 該ホルダの両側面に配され、且つ前記ホルダを所定上昇
    位置と所定下降位置との間で前記シャーシに対して昇降
    可能に支持するリンク機構とを備え、 前記リンク機構を構成する左右一対のレバーが、前記カ
    セット上部近接位置で連結部を介して連結され、 前記連結部が、前記所定上昇位置においては、前記カセ
    ットのカセットリッド開閉時の動作領域内に位置するよ
    うに配され、前記所定下降位置においては、前記カセッ
    トリッドの動作領域外へ移動し、開いた前記リッドと干
    渉しないように構成されたことを特徴とするカセット装
    着装置及びこのカセット装着装置を備えた記録又は再生
    装置。
  3. 【請求項3】 前記所定下降位置において、前記連結部
    が、前記カセットリッドと前記ホルダとの間の空間に配
    置されることを特徴とする請求項1又は2記載のカセッ
    ト装着装置及びこのカセット装着装置を備えた記録又は
    再生装置。
  4. 【請求項4】 前記所定下降位置において、前記連結部
    が、前記カセットリッドの高さ以下に配置されているこ
    とを特徴とする請求項3記載のカセット装着装置及びこ
    のカセット装着装置を備えた記録又は再生装置。
  5. 【請求項5】 前記所定下降位置において、前記連結部
    が、前記カセットリッド外形に略平行に配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカ
    セット装着装置及びこのカセット装着装置を備えた記録
    又は再生装置。
  6. 【請求項6】 前記所定下降位置において、前記連結部
    が、前記カセットリッドの近傍に配置されていることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカセット
    装着装置及びこのカセット装着装置を備えた記録又は再
    生装置。
  7. 【請求項7】 前記所定上昇位置において、前記連結部
    が、前記カセット挿入時のカセット上面のガイドとして
    機能することを特徴とする請求項1又は2記載のカセッ
    ト装着装置及びこのカセット装着装置を備えた記録又は
    再生装置。
  8. 【請求項8】 前記連結部を介して連結されたレバー
    が、プレス加工の板金で一体に成形されていることを特
    徴とする請求項1又は2記載のカセット装着装置及びこ
    のカセット装着装置を備えた記録又は再生装置。
  9. 【請求項9】 シャーシと、 カセットを保持するホルダと、 前記ホルダを前記シャーシに対して昇降自在に支持する
    複数のレバーからなるリンク機構と、 前記レバーの一部に形成され、且つ前記ホルダ内に挿入
    されたカセットのリッドに係合可能な係合部とを備え、 該係合部は、前記ホルダの下降動作に伴って前記ホルダ
    内に挿入されたカセットのリッドに係合してこれを開放
    することを特徴とするカセット装着装置及びこのカセッ
    ト装着装置を備えた記録又は再生装置。
  10. 【請求項10】 前記係合部が形成されたレバーは、前
    記ホルダの下降動作に伴って前記カセットのリッド方向
    に回動することを特徴とする請求項9記載のカセット装
    着装置及びこのカセット装着装置を備えた記録又は再生
    装置。
  11. 【請求項11】 前記係合部が形成されたレバーは、前
    記ホルダの両側面に位置する一対のレバーと、前記一対
    のレバーの夫々一端を連結する連結部とからなる略コの
    字形状に形成され、前記係合部は、前記連結部と反対側
    の端部に形成されていることを特徴とする請求項9記載
    のカセット装着装置及びこのカセット装着装置を備えた
    記録又は再生装置。
  12. 【請求項12】 シャーシと、 カセットを保持するホルダと、 リール台を搭載し、前記シャーシに対してスライド可能
    なスライドシャーシと、 前記ホルダの両側面に配され、且つ前記ホルダを前記ス
    ライドシャーシに対して昇降自在に支持する支持手段
    と、 前記ホルダを前記スライドシャーシにロックするロック
    手段と、 該ロック手段によるロック状態を検出する検出手段と、 該検出手段を動作させるための中継部材とを備え、 前記検出手段と前記中継部材は前記スライドシャーシ上
    に配され、前記ロック手段による前記ホルダのロック動
    作に応じて前記中継部材が前記検出手段を動作させるこ
    とを特徴とするカセット装着装置及びこのカセット装着
    装置を備えた記録又は再生装置。
  13. 【請求項13】 前記カセットのイジェクト指示に応じ
    て前記中継部材を駆動し、前記ロック手段によるロック
    の解除動作を行う駆動手段を備えることを特徴とする請
    求項12記載のカセット装着装置及びこのカセット装着
    装置を備えた記録又は再生装置。
  14. 【請求項14】 前記中継部材は、前記検出手段を動作
    させる第1の位置と、前記ロック手段によるロックの解
    除を行う第2の位置との間を回動可能であり、前記第1
    の位置と前記第2の位置との中間に位置する第3の位置
    に常時復元可能に付勢されて成ることを特徴とする請求
    項12記載のカセット装着装置及びこのカセット装着装
    置を備えた記録又は再生装置。
  15. 【請求項15】 前記ロック手段は、前記ホルダ側面に
    備えられて所定方向に付勢されたロックレバーが、前記
    スライドシャーシ上のロック部材に係合することにより
    前記ホルダをロックすることを特徴とする請求項12記
    載のカセット装着装置及びこのカセット装着装置を備え
    た記録又は再生装置。
  16. 【請求項16】 シャーシと、 カセットを保持するホルダと、 該ホルダの両側面に配設され、且つ前記ホルダを所定上
    昇位置と所定下降位置との間で前記シャーシに対して昇
    降自在に支持する支持手段と、 前記所定下降位置において前記ホルダを所定の高さ位置
    に規制する規制手段と、 前記ホルダの片方の側面に前記ホルダの昇降方向に可動
    自在に支持されたサブホルダとを備え、 前記規制手段は前記サブホルダを支持しない側のホルダ
    部と前記サブホルダとを所定の高さ位置に規制すること
    を特徴とするカセット装着装置及びこのカセット装着装
    置を備えた記録又は再生装置。
  17. 【請求項17】 前記サブホルダを支持する側のホルダ
    部は、前記ホルダが前記規制手段により規制された所定
    の高さ位置より下降可能であることを特徴とする請求項
    16記載のカセット装着装置及びこのカセット装着装置
    を備えた記録又は再生装置。
  18. 【請求項18】 前記サブホルダを支持する側のホルダ
    側面に配設され、前記シャーシに前記ホルダをロックす
    るためのロック手段を備え、 前記所定の高さ位置は、前記ロック手段による前記ホル
    ダのロック状態の高さ位置であり、前記ロック手段は、
    前記ホルダが前記所定の高さ位置より所定のストローク
    下降することにより前記ホルダをロックすることを特徴
    とする請求項16記載のカセット装着装置及びこのカセ
    ット装着装置を備えた記録又は再生装置。
  19. 【請求項19】 前記サブホルダは、前記ホルダに対し
    て少なくとも前記所定のストローク昇降方向に可動する
    ことを特徴とする請求項18記載のカセット装着装置及
    びこのカセット装着装置を備えた記録又は再生装置。
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JP2001015695A Pending JP2002260312A (ja) 2000-01-25 2001-01-24 カセット装着装置及びこのカセット装着装置を備えた記録又は再生装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006185502A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Sony Corp カセット装着装置並びに情報記録及び/又は再生装置

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