JP2000306295A - カセットローディング機構 - Google Patents

カセットローディング機構

Info

Publication number
JP2000306295A
JP2000306295A JP11109479A JP10947999A JP2000306295A JP 2000306295 A JP2000306295 A JP 2000306295A JP 11109479 A JP11109479 A JP 11109479A JP 10947999 A JP10947999 A JP 10947999A JP 2000306295 A JP2000306295 A JP 2000306295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
holder
loading
cassette holder
detection sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11109479A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Shibagaki
柴垣  奨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11109479A priority Critical patent/JP2000306295A/ja
Publication of JP2000306295A publication Critical patent/JP2000306295A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動部であるカセットホルダーにセンサーの
ハーネスを引き回す必要をなくすこと。 【解決手段】 カセット挿入検出センサーS1及びカセ
ット誤挿入検出センサーS2のカセット1によって可動
される可動部材44、48をカセットホルダー15の左
右一対の側板に取り付け、これらの可動部材44、48
の可動位置を検出する光センサー45、49をメカデッ
キ12側に固定した1枚のカセット挿入検出基板54に
直接マウントしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダ等の記録再生装置に適用され、テープ状記録媒体や
ディスク状記録媒体等の記録媒体を収納したカセットを
カセットホルダーによってカセット挿入位置からカセッ
ト装着位置へローディングするカセットローディング機
構に関し、特に、カセット挿入検出機構の技術分野に属
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、据置きタイプのビデオテープ
レコーダ等におけるフロントローディング方式のカセッ
トローディング機構では、カセットをフロントパネルの
カセット挿入口内に水平に挿入すると、そのカセットが
カセット挿入位置に復帰されているカセットホルダー内
に水平に挿入されて保持され、そのカセットの挿入がカ
セット挿入検出センサーによって電気的に検出されてロ
ーディングモータが正回転駆動される。すると、カセッ
トホルダーによってカセットがカセット挿入位置から一
度水平に引き込まれた後、垂直に下降されてカセット装
着位置へローディングされる。そして、そのカセット装
着位置にてカセット内のテープ状記録媒体の記録及び/
又は再生が行われるように構成されている。
【0003】そこで、従来のカセットローディング機構
では、図16に示すように、カセット91が矢印a方向
から挿入されるカセットホルダー92の底板部92aの
左右両側部に左右一対のカセット挿入検出センサーS
L、SRを取り付けたカセット挿入検出機構を採用して
いる。そして、これら左右一対のカセット挿入検出セン
サーSL、SRは左右一対のスライダー93、その戻し
バネ94及びフォトインタラプタである光センサー95
によって左右対称形状に構成し、カセットホルダー91
に取り付けられた左右一対の光センサー95はメカデッ
キ側に固定されているカセット挿入検出基板(図示せ
ず)にそれぞれ左右一対のハーネス96によって接続さ
れていて、左右一対のスライダー93が左右一対の光セ
ンサー95のシャッター板に構成されている。
【0004】そして、カセット91がカセットホルダー
92内の底板部92a上に矢印a方向から水平に挿入さ
れた時に、そのカセット91の前端部91aで左右一対
のスライダー93を戻しバネ94に抗して矢印a方向に
スライドして左右一対の光センサー95をONからOF
Fに切り換えることによって左右一対のカセット挿入検
出センサーSL、SRがカセット91が正しく挿入完了
されたことを検出してローディングモータが正回転駆動
されるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、左右一対
のカセット挿入検出センサーSL、SRを可動部である
カセットホルダー92に取り付け、そのカセットホルダ
ー92とカセット挿入検出基板との間をハーネス96に
よって接続した従来のカセット挿入検出機構によれば、
カセットホルダー92がカセット挿入位置に正しく復帰
されているか、否かも常時監視することができるので、
カセット91のローディングを確実に行える反面、カセ
ットホルダー92がカセット挿入位置とカセット装着位
置との間で移動される度に、左右一対のハーネス96も
常時可動して機構部品等に絡みついて機構部品の破損や
ハーネス96自体の断線等の事故が発生し易い。また、
外気温度の低温時にはハーネス96が硬くなってカセッ
トホルダー92の動きを悪くしてしまう等、信頼性に問
題があった。また、カセット挿入検出センサーSL、S
Rの左右一対の光センサー95を可動部であるカセット
ホルダー92に取り付ける構造では、ハーネス96及び
左右一対の光センサー95をカセットホルダー92に取
り付けるための左右一対の小型のセンサー基板が必要に
なり、カセットホルダー92にマウントする部品点数が
増え、構造が複雑となり、高価につくばかりか、カセッ
トホルダー92の小型化が困難となるために、ポータブ
ル機器には適さない等の問題があった。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、可動部であるカセットホルダーと
メカデッキ側に固定されるカセット挿入検出基板との間
をハーネスで接続する必要がないようにしたカセットロ
ーディング機構を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のカセットローディング機構は、カセットホ
ルダーへのカセットの挿入を検出してローディングモー
タを作動させることによって、カセットホルダーをカセ
ット挿入位置からカセット装着位置へローディングする
ようにしたカセット挿入検出センサーをカセットホルダ
ーが支持されているメカデッキ側に固定したものであ
る。
【0008】上記のように構成された本発明のカセット
ローディング機構は、カセットホルダー内へのカセット
の挿入を検出するカセット挿入検出センサーをメカデッ
キ側に固定したので、カセットホルダーとメカデッキ側
に固定されるカセット挿入検出基板との間をハーネスで
接続する必要がなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したカセット
ローディング機構の実施の形態を図1〜図15を参照し
て、以下の順序で説明する。 (1) ・・・ カセットローディング機構の概要説明 (2) ・・・ カセット挿入検出機構の説明
【0010】(1) ・・・ カセットローディング機
構の概要説明 まず、図1〜図13によって、カセットローディング機
構の概要について説明すると、テープ状記録媒体である
磁気テープが収納されているカセット(テープカセッ
ト)1は上方へ開放自在の前蓋1aを有している。そし
て、その前蓋1aの前面下端の左右両端近傍位置には左
右一対の浅い切欠き1bが形成されていて、これらの切
欠き1b内にはカセット1の底板部の前端に形成された
左右一対の底板凸部1cが露出されている。そして、前
蓋1aの左側の切欠き1bの左横には前蓋ロック解除用
の深い切欠き1dが連続して形成されていて、その前蓋
1aの左側側面に形成されたロック穴1e内にはロック
レバー1fが内側から係合、離脱自在に係合されて、前
蓋1aが閉蓋状態にロックされている。
【0011】次に、カセットローディング機構11は、
水平なメカデッキ12上に板金等にて形成された垂直状
の左右一対のカセットホルダー支持板13が間隔を隔て
て平行状に取り付けられていて、これらのカセットホル
ダー支持板13の上端部間は水平な天板部13aによっ
て相互に連結されている。そして、板金等にて形成され
たカセットホルダー15が左右一対のカセットホルダー
支持板13間に水平状に架設されていて、このカセット
ホルダー15は水平な底板部15aと、その底板部15
aの左右両端から上方に垂直状に立ち上げられた左右一
対の側板部15b、15cとによって上向き開放形のほ
ぼコ字状に構成されている。そして、底板部15aの前
端の左右両端近傍位置から上方にカセットストッパー1
5dとカセット1の前蓋ロック解除用の突起15eが垂
直状に立ち上げられている。なお、カセットストッパー
15dはカセットホルダー15内へのカセット1の出し
入れ方向である矢印a、b方向に対して直角状に構成さ
れ、前蓋ロック解除用の突起15eはその矢印a、b方
向と平行状に構成されている。そして、左右一対の側板
部15b、15cの上端部から内側へ水平状に折り曲げ
られた各一対、合計4つのカセット浮き上り防止用の突
起15fが設けられている。
【0012】そして、カセットホルダー15を前後水平
方向である矢印a、b方向と上下垂直方向である矢印
c、d方向に誘導するための左右各一対のL形ガイド溝
17、18が左右一対のカセットホルダー支持板13に
左右対称形状で、かつ、上下に段差を有する状態に形成
されていて、これらのL形ガイド溝17、18はそれぞ
れ水平溝部17a、18aと垂直溝部17b、18bと
によってほぼL形に構成されている。そして、カセット
ホルダー15の左右一対の側板部15b、15cの外側
面における前後2箇所に、上下方向に段差を有する状態
に各一対のガイドピン19、20が水平状に取り付けら
れていて、これらのガイドピン19、20の外周にそれ
ぞれ回転自在に取り付けられた2段溝付のコロ21、2
2が内側の溝によって各一対のL形ガイド溝17、18
内に転動自在に係合されている。そして、これら左右一
対のカセットホルダー支持部材13の左右両側に左右対
称形状の左右一対のスライド駆動板23が平行状に配置
されていて、これらのスライド駆動板23の前後方向の
2箇所に、上下方向の段差を有する状態に傾斜溝である
各一対のカム溝24、25が平行状で、かつ、左右対称
形状に形成されている。そして、カセットホルダー15
の左右両側に取り付けられている各一対の2段溝付のコ
ロ21、22が外側の溝によって、これらの各一対のカ
ム溝24、25内に転動自在に係合されている。なお、
上側に配置されている左右一対のL形ガイド溝17の水
平溝部17aが前後方向(矢印a、b方向)に十分に長
く構成されていて、左右一対のスライド駆動板23の上
端側の一部の内側に回転自在に取り付けられたコロ26
がそのL形ガイド溝17の水平溝部17a内に転動自在
に係合されている。
【0013】従って、これら左右一対のスライド駆動板
23は各一対のコロ21と26によって各一対のL形ガ
イド溝17の水平溝部17aに沿って矢印a、b方向に
水平移動できるように構成されている。そして、左右一
対のピニオン27が左右一対のカセットホルダー支持板
13の後方側(矢印a方向側)の外側位置に同一中心状
に回転自在に取り付けられていて、左右一対のスライド
駆動板23の後端側の上端縁に沿って水平状に形成され
た左右一対のラック28がその左右一対のピニオン27
の下側に噛合されている。そして、左右一対のカセット
ホルダー支持板13の何れか一方の内側に取り付けられ
たローディングモータ29(図15参照)によりギアト
レイン及びピニオン結合軸(何れも図示せず)によって
左右一対のピニオン27が同期して矢印e、f方向に正
逆回転駆動されるように構成されている。
【0014】そして、カセットホルダー15の左右一対
の側板部15b、15cの外側面には左右一対のカセッ
ト圧着レバー31が左右一対の支点ピン32を中心に上
下方向である矢印g、h方向に回転自在に取り付けられ
ている。そして、これら左右一対の圧着レバー31のカ
セット圧着部31aが左右一対の側板部15b、15c
の内側に配置されていて、これら左右一対のカセット圧
着レバー31は左右一対の側板部15b、15cとの間
に取り付けられた引張りコイルバネである左右一対のカ
セット圧着バネ33によってカセット圧着方向である矢
印g方向に回転付勢されている。
【0015】このカセットローディング機構11は、以
上のように構成されていて、まず、カセットホルダー1
5が図4に実線で示すと共に、図5に示すカセット挿入
位置に復帰されている状態で、図1〜図5に示すよう
に、カセット1が前蓋1a側からそのカセットホルダー
15内の底板部15a上で、かつ、合計4つの突起15
5の下部位置に矢印a方向から水平に挿入される。そし
て、その挿入されたカセット1の一方の切欠き1bに露
出されている底板凸部1cがカセットホルダー15のカ
セットストッパー15dに当接されることによってカセ
ットホルダー15内へのカセット1の挿入位置が規定さ
れると共に、図9に示すように、そのカセット1の他方
の切欠き1dがカセットホルダー15の前蓋ロック解除
用の突起15eに矢印a方向から挿入されて、その突起
15eによってカセット1内のロックレバー1fがロッ
ク穴1eから内側へ離脱されて、前蓋1aのロックが解
除される。そして、この時、図9に示すように、左右一
対のカセット圧着レバー31のカセット圧着部31aが
カセット1の左右両端の上面上に乗り上げて、これらの
カセット圧着レバー31が左右一対のカセット圧着バネ
33に抗して矢印h方向に少し回転される。そして、こ
れらのカセット圧着バネ33の反力によってこれらのカ
セット圧着レバー31のカセット圧着部31aがカセッ
ト1をカセットホルダー15の底板部15a上に上方か
ら圧着して固定する。
【0016】そして、このカセットホルダー15内への
カセット1の挿入の完了が後述するカセット挿入検出機
構のセンサーによって電気的に検出されると、ローディ
ングモータ29が正回転駆動されて、左右一対のピニオ
ン27が矢印e方向に同時に正回転駆動される。する
と、左右一対のラック28を介して左右一対のスライド
駆動板23が図4に実線で示すと共に、図5に示すアン
ローディング位置から図4に1点鎖線で示すと共に、図
7に示すローディング位置まで矢印a方向に同時、か
つ、水平にスライド駆動される。
【0017】そして、左右一対のスライド駆動板23の
各一対のカム溝24、25が矢印a方向に水平移動さ
れ、これらのカム溝24、25によるカム作用によって
カセットホルダー15の左右各一対のコロ21、22が
左右一対のカセットホルダー支持板13の左右各一対の
L形ガイド溝17、18の水平溝部17a、18a及び
垂直溝部17b、18bに沿って矢印a、c方向にL形
にスライド駆動される。すると、カセットホルダー15
が図4に実線で示すと共に、図5に示すカセット挿入位
置から図6に示すカセット引込み位置まで矢印c方向に
水平に引き込まれた後、図4に1点鎖線で示すと共に、
図7に示すメカデッキ12上のカセット装着位置まで矢
印c方向に垂直に下降されて、カセット1がそのカセッ
ト装着位置に水平にローディングされる。なお、この
時、メカデッキ12上の開蓋機構(図示せず)によって
カセット1の前蓋1aが内蔵バネ(図示せず)に抗して
矢印i方向に開蓋されると共に、カセット1がメカデッ
キ12上のカセット位置決めピン(図示せず)上に矢印
c方向から左右一対のカセット圧着レバー31のカセッ
ト圧着バネ33によって係合、圧着されて固定されると
共に、カセット1内の左右一対のテープリールがメカデ
ッキ12上の左右一対のリール台(何れも図示せず)に
矢印c方向から係合される。そして、このカセット装着
位置へのカセット1のローディングの完了が後述するカ
セット挿入検出機構のセンサーによって電気的に検出さ
れることによってローディングモータ29が停止され
る。
【0018】そして、このカセットローディング後に、
メカデッキ12上のテープローディング機構によってカ
セット1内の磁気テープがカセット1外の前方に引き出
されて回転ドラム(何れも図示せず)にローディングさ
れ、磁気テープへのデータの記録、再生が行われる。そ
して、そのデータの記録、再生後のカセットイジェクト
時には、ローディングモータ29が逆回転駆動されて、
左右一対のピニオン27によって左右一対のラック28
を介して左右一対のスライド駆動板23が図4に1点鎖
線で示すと共に、図7に示すローディング位置から図4
に実線で示すと共に、図5に示すアンローディング位置
まで矢印b方向に同時に、かつ、水平にスライド駆動さ
れ、前述したローディング時の逆動作によってカセット
ホルダー15と一体にカセット1がカセット装着位置か
らカセット引込み位置を経てカセット挿入位置まで矢印
d、b方向にイジェクトされる。そして、カセット1が
カセット装着位置からカセット引込み位置まで矢印d方
向に上昇される過程で、そのカセット1の前蓋1aが内
蔵バネによって矢印j方向に閉蓋され、カセットホルダ
ー15がカセット挿入位置まで矢印b方向に復帰された
時点で、後述するカセット挿入検出機構のセンサーによ
って電気的に検出されてローディングモータ29が停止
されるように構成されている。
【0019】(2) ・・・ カセット挿入検出機構の
説明 次に、図1〜図15によって、カセット挿入検出機構に
ついて説明する。このカセット挿入検出機構41は、カ
セット挿入検出センサーS1と、カセット誤挿入検出セ
ンサーS2と、ローディング完了検出センサーS3と、
イジェクト完了検出センサーS4とを備えている。そし
て、特に、カセット挿入検出センサーS1とカセット誤
挿入検出センサーS2は、薄い板金等にて形成されたス
ライド部材であるスライダー42、46及び回転部材で
ある回転レバー43、47が組み合わされた可動部材4
4、48と、電気的検出手段であって、回転レバー4
3、47に形成されたシャッター43a、47aによっ
てON−OFFされるフォトインタラプタである光セン
サー45、49によって構成されている。また、ローデ
ィング完了検出センサーS3とイジェクト完了検出セン
サーS4は、カートリッジローディング機構11中の可
動部材である例えば左右一対のスライド駆動板23(又
はそれに連動された回転レバー等)に形成されたシャッ
ター50、52によってON−OFFされる電気的検出
手段を構成するフォトインタラプタである光センサー5
1、53を備えている。
【0020】そして、これらカセット挿入検出センサー
S1、カセット誤挿入検出センサーS2、ローディング
完了検出センサーS3及びイジェクト完了検出センサー
S4の光センサー45、49、51、53はプリント配
線基板で構成されているカセット挿入検出基板54の下
面に直にマウント(半田付けされていること)されてメ
カデッキ121側に固定されている。そして、カセット
挿入検出センサーS1及びカセット誤挿入検出センサー
S2の可動部材44、48はカセットホルダー15の左
右一対の側板部15b、15cの外側に平行状に取り付
けられて左右一対のスライド駆動板23との間の隙間内
に垂直状に配置されている。
【0021】即ち、図1、図8〜図10に示すように、
カセットホルダー15の右側側板部15bにカセット挿
入検出センサーS1の可動部材44を構成しているスラ
イダー42と回転レバー43が平行状に取り付けられて
いて、そのスライダー42は前後一対のガイドピン56
及びガイド溝57によってガイドされて矢印a、b方向
にスライド自在に構成されていて、そのスライダー42
の矢印a方向側の端部から内側へ水平に折り曲げられた
アーム部分42aの先端に上方に垂直状に立ち上げられ
たカセット当接部42bがカセットホルダー15の底板
部15aでカセットストッパー15dの右横に形成され
た切欠き58内で矢印a、b方向にスライド自在に配置
されている。そして、このスライダー42は右側板部1
5bとの間に取り付けられた引張りコイルバネからなる
戻しバネ59によって矢印b方向にスライド付勢されて
いる。そして、回転レバー43はほぼL型に形成されて
いて、右側側板部15bの矢印a方向側の端部の上端側
に配置されているガイドピン19の周りに矢印m、n方
向に回転自在に取り付けられていて、その回転レバー4
3の下端がスライダー42にガイドピン60及びガイド
溝61を介して連動されている。そして、その回転レバ
ー43の上端に光センサー45をON−OFFするシャ
ッター43aが形成されている。
【0022】また、図1、図11〜図13に示すよう
に、カセットホルダー15の左側側板部15cにカセッ
ト誤挿入検出センサーS2の可動部材48を構成してい
るスライダー46と回転レバー47が平行状に取り付け
られていて、そのスライダー46は前後一対のガイドピ
ン66及びガイド溝67によってガイドされて矢印a、
b方向にスライド自在に構成されていて、そのスライダ
ー46の矢印a方向側の端部から内側へ水平に折り曲げ
られたアーム部分46aの先端に上方に垂直状に立ち上
げられたカセット当接部46bがカセットホルダー15
の底板部15aでカセット1の前蓋ロック解除用の突起
15eの左横に形成された切欠き68内で矢印a、b方
向にスライド自在に配置されている。そして、このスラ
イダー46は右側板部15cとの間に取り付けられた引
張りコイルバネからなる戻しバネ69によって矢印b方
向にスライド付勢されている。そして、回転レバー47
はほぼL型に形成されていて、左側側板部15cの矢印
a方向側の端部の上端側に配置されているガイドピン1
9の周りに矢印m、n方向に回転自在に取り付けられて
いて、その回転レバー47の下端がスライダー46にガ
イドピン70及びガイド溝71を介して連動されてい
る。そして、その回転レバー47の上端に光センサー4
9をON−OFFするシャッター47aが形成されてい
る。
【0023】そして、カセット挿入検出基板54の平面
形状がほぼコ字状に形成されていて、左右一対の細長い
板状部54a、54bを左右一対のカセットホルダー支
持板13の真上に水平状に重ねるようにして天板部13
aの上部に複数のビス13bによって水平状にビス止め
されている。そして、合計4つのセンサーS1、S2、
S3、S4の合計4つの光センサー45、49、51、
53がこのカセット挿入検出基板54の左右一対の細長
い板状部54a、54bの下面に直にマウントされてい
て、2つの光センサーS1とS3は一方の細長い板状部
54aの前後方向(矢印a、b方向)の両端近傍位置に
配置され、残りの2つの光センサーS2とS4は他方の
細長い板状部54bの前側(矢印b方向側)の端部近傍
位置に互いにやや接近されて配置されている。
【0024】このカセット挿入検出機構41は、以上の
ように構成されていて、合計4つのセンサーS1、S
2、S3、S4の電気的検出手段である光センサー4
5、49、51、53がカセット挿入検出基板54の下
面に直にマウントされていることから、これらの光セン
サー45、49、51、53の配線のためのハーネスの
引き回しは一切不要であり、また、カセット挿入検出基
板54を天板部13a上にビス止めした後の調整等も一
切不要である。
【0025】そして、カセット1のローディング開始前
の状態では、図4に実線で示すと共に、図5に示すよう
に、カセットホルダー15がカセット挿入位置へ復帰さ
れている状態では、図8に示すように、カセット挿入検
出センサーS1の回転レバー43のシャッター43aが
光センサー45をOFFすると共に、図5に示すよう
に、一方のスライド駆動板23に形成されているシャッ
ター52がイジェクト完了検出センサーS4の光センサ
ー53をOFFしている。
【0026】そして、カセット1のローディング時に
は、図2〜図5に示すように、カセット1がカセット挿
入位置に復帰されているカセットホルダー15内の底板
部15a上に矢印a方向から水平に挿入されるが、この
時、図14に実線で示すように、カセット1がカセット
ホルダー15内に正しく挿入された時(以下、カセット
正挿入と記載する)には、そのカセット1の一方の底板
凸部1cがカセットストッパー15dに矢印a方向から
当接されて停止されると、図3及び図9に示すように、
そのカセット1の一方の底板凸部1cがカセット挿入検
出センサーS1のスライダー42のカセット当接部42
bを矢印a方向に押す。すると、図9に示すように、そ
のスライダー42が戻しバネ59に抗して矢印a方向に
スライドされて、それに連動して回転レバー43が矢印
m方向に回転され、そのシャッター43aが光センサー
45内から下方に離脱されて、その光センサー45がO
FFされ、図15のタイミングチャートに示すように、
カセット挿入検出センサーS1がONされる。
【0027】一方、このカセット正挿入時には、図3及
び図12に示すように、カセット誤挿入検出センサーS
2のスライダー46のカセット当接部46bにカセット
1の切欠き1dが矢印a方向から挿入されて、その切欠
き1dの最深部でそのカセット当接部46bを矢印a方
向に押す。すると、図12に示すように、そのスライダ
ー46が戻しバネ69に抗して矢印a方向にスライドさ
れて、それに連動して回転レバー43が矢印m方向に回
転され、そのシャッター43aで光センサー49のOF
F可能位置から下方に引き下げられる。従って、このカ
セット正挿入時には、図15のタイミングチャートに示
すように、カセット誤挿入検出センサーS2はON状態
にそのまま保持される。
【0028】そして、このカセット正挿入時には、図1
5のタイミングチャートに示すように、カセット挿入検
出センサーS1がONされてから約0.3秒後にローデ
ィングモータ29が正回転駆動開始されて、前述したよ
うに、カセットホルダー15が図4に実線で示すと共
に、図5に示すカセット挿入位置から図6に示すカセッ
ト引込み位置を経て図7に示すカセット装着位置まで矢
印a、c方向に移動されて、カセット1がカセット装着
位置にローディングされる。なお、このカセットローデ
ィング途中で、カセットホルダー15が図6に示すカセ
ット引込み位置を矢印a方向に通過する際に、図12に
示すように、カセット誤挿入検出センサーS2のシャッ
ター47aが光センサー49の下部を矢印a方向に通過
するが、光センサー49はそのままON状態を保持す
る。
【0029】そして、図4に1点鎖線で示すように、カ
セットホルダー15がカセット装着位置へローディング
完了されると、一方のスライド駆動板23に形成されて
いるシャッター50がローディング完了検出センサーS
3の光センサー51をOFFし、図15のタイミングチ
ャートに示すように、そのローディング完了検出センサ
ーS3ガOFFとなってローディングモータ29が停止
される。
【0030】なお、カセット1のイジェクト時には、前
述したように、ローディングモータ29が逆回転駆動さ
れて、カセットホルダー15によってカセット1がカセ
ット装着位置からカセット引込み位置を経てカセット挿
入位置まで矢印d、b方向にイジェクトされるが、図5
に示すように、カセットホルダー15がカセット挿入位
置まで矢印b方向に復帰された時に、他方のスライド駆
動板23のシャッター52によってイジェクト完了検出
センサーS4の光センサー53をOFFされて、ローデ
ィングモータ29が停止される。
【0031】次に、カセットホルダー15内へのカセッ
ト1の誤挿入(以下、カセット誤挿入と記載する)につ
いて説明すると、このカセット誤挿入としては、図14
に1点鎖線と2点鎖線で示すように、カセット1が矢印
a1、a2方向に斜めに挿入されることが考えられる。
また、図14に実線で示すように、カセット1がカセッ
トホルダー15内に矢印a方向に正挿入されて、前述し
たカセット1のローディングが開始された直後に、図1
4に点線で示すように、カセット1がカセットホルダー
15外に矢印b方向に抜き取られるようないじわる操作
等も考えられる。
【0032】そして、図14に1点鎖線で示すように、
カセット1がカセットホルダー15内に矢印a1方向に
斜めに誤挿入された場合には、図9に示すように、カセ
ット挿入検出センサーS1のスライダー42のカセット
当接部42bがカセット1の一方の底板凸部1cで矢印
a方向に押されて、スライダー42が矢印a方向にスラ
イドされ、回転レバー43が矢印m方向に回転され、シ
ャッター43aが光センサー45をONするので、図1
5のタイミングチャートに示すように、カセット挿入検
出センサーS1はONとなり、ローディングモータ29
が正回転駆動開始される。
【0033】しかし、カセット1の切欠き1dが図12
に示すようにカセット誤挿入検出センサーS2のスライ
ダー46のカセット当接部46bに矢印a方向から完全
に挿入されるまでには至らず、そのスライダー46が矢
印a方向には完全にスライドされることがない。従っ
て、図11に示すように、スライダー46は戻しバネ7
0によって矢印b方向にほぼ復帰されていて、それに連
動して回転レバー47が矢印n方向に上昇されている。
【0034】従って、ローディングモータ29の正回転
駆動開始に伴い、前述したように、カセットホルダー1
5が図5に示すカセット挿入位置から図6に示すカセッ
ト引込み位置まで矢印a方向に水平に引き込まれた時点
で、図12に1点鎖線で示すように、カセット誤挿入検
出センサーS2の矢印n方向に回転されている回転レバ
ー47のシャッター47aが光センサー49をOFFす
る。すると、図15のタイミングチャートのカセット誤
挿入時に示すように、そのカセット誤挿入検出センサー
S2がローディング途中でONからOFFに切り換えら
れて、ローディングモータ29が正回転から逆回転に切
り換えられる。すると、カセットホルダー15が図6に
示すカセット引込み位置から図5に示すカセット挿入位
置まで矢印b方向に直ちにイジェクトされて、カセット
1がカセットホルダー15内に誤挿入されたままカセッ
ト装着位置にローディングされてしまうことを未然に防
止することができる。
【0035】次に、図14に2点鎖線で示すように、カ
セット1が矢印a2方向に斜めに誤挿入された場合に
は、カセット1の一方の底部凸部1cが図9に示すよう
にカセット挿入検出センサーS1のスライダー42のカ
セット当接部42bを矢印a方向に完全に押し切るまで
には至らず、そのスライダー42が矢印a方向に完全に
スライドされることがない。従って、図8に示すよう
に、スライダー42は戻しバネ59によって矢印b方向
にほぼ復帰されていて、それに連動して回転レバー43
が矢印n方向に上昇され、そのシャッター43aが光セ
ンサー45をOFF状態に保つ。
【0036】従って、このカセット1の誤挿入時には、
図15のタイミングチャートに示すように、カセット挿
入検出センサーS1がONされることがなく、前述した
カセット1のローディング動作はそのまま禁止されるこ
とになる。
【0037】次に、図14に実線で示すように、カセッ
ト1がカセットホルダー15内に矢印a方向から正挿入
されて、カセット挿入検出センサーS1がONされ、ロ
ーディングモータ29が正回転駆動され、カセットホル
ダー15が図5に示すカセット挿入位置から矢印a方向
にローディング開始された直後に、図14に点線で示す
ように、カセット1がカセットホルダー15外に矢印b
方向に抜き取られるようないじわる操作が行われた場合
には、そのローディング開始直後に、図11に示すよう
に、カセット誤挿入検出センサーS2のスライダー46
が戻しバネ69によって矢印b方向に復帰され、それに
連動して回転レバー47が矢印n方向に上昇される。す
ると、カセットホルダー15が図16に示すカセット引
込み位置まで矢印a方向に引き込まれた時点で、図12
に1点鎖線で示すように、カセット誤挿入検出センサー
S2のシャッター47aが光センサー49をOFFする
ので、図15のタイミングチャートの誤挿入時に示すよ
うに、カセット誤挿入検出センサーS2がローディング
途中でONからOFFに切り換えられる。すると、前述
同様に、ローディングモータ29が正回転から逆回転に
切り換えられて、カセットホルダー15が図16に示す
カセット引込み位置から図5に示すカセット挿入位置ま
で矢印b方向に直ちにイジェクトされ、前述同様に、カ
セット1がカセットホルダー15内に誤挿入されたまま
カセット装着位置にローディングされてしまうことを未
然に防止することができる。
【0038】なお、図示を省略したが、カセット1が裏
返し状態でカセットホルダー15内に誤挿入されるよう
ないじわる操作が行われた時には、そのカセット1がカ
セットホルダー15の前蓋ロック解除用の突起15eに
当接されるので、カセット1を裏返し状態でカセットス
トッパー15dに当接されるまで完全に挿入することが
できず、カセット挿入検出センサーS1をONすること
ができない。また、カセット1をその長さ方向からカセ
ットホルダー15内に誤挿入するようなカセット縦挿入
するいじわる操作が行われた時には、カセット挿入検出
センサーS1及びカセット誤挿入検出センサーS2の何
れもONすることができないか、或いはこれら両センサ
ーS1、S2の何れか一方のみをONできるだけであ
る。従って、このカセット誤挿入によって、仮に、カセ
ット挿入検出センサーS1をONしてカセットホルダー
15のローディングが開始されたとしても、前述同様に
ローディング途中で、カセットホルダー15がカセット
挿入位置までイジェクトされることになる。
【0039】ところで、このカセット挿入検出機構41
によれば、カセットホルダー15の右側のカセット挿入
検出センサーS1だけでカセット挿入完了を検出してロ
ーディング動作を開始し、その後に、カセットホルダー
15の左側のカセット誤挿入センサーS2でカセット1
がカセットホルダー15内に正しく固定されているか否
か2段階で判別するように構成したことによって、図1
4に1点鎖線と2点鎖線とに示すように、カセット1が
カセットホルダー15内に矢印a1、a2方向に斜めに
誤挿入された2通りのカセット誤挿入と、図14に点線
で示すように、ローディング開始直後にカセット1がカ
セットホルダー15内から矢印b方向に抜き取られるよ
うないじわる操作やカセット1の裏返し挿入や縦挿入等
のいじわる操作等の多数の全トラブルを、カセット挿入
検出センサーS1とカセット誤挿入検出センサーS2と
の最少である2つのセンサーによって検出し、その全ト
ラブルを解消することができる。従って、このカセット
挿入検出機構41の部品点数及び組立工数の削減による
構造の簡素化及び低コスト化を実現することができる。
【0040】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。例えば、上述した実施の形態ではセンサーの電気
的検出手段として非接触式の光センサーを示したが、そ
の他の各種の非接触式センサーやマイクロスイッチ等の
各種の接触式センサーを使用することができる。また、
上述した実施の形態では、テープ状記録媒体を収納した
カセットのローディング機構について説明したが、ディ
スク状記録媒体を収納したカセット(ディスクカートリ
ッジ)のローディング機構にも適用可能である。
【0041】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のカセッ
トローディング機構は、次のような効果を奏することが
できる。
【0042】請求項1は、カセットホルダー内へのカセ
ットの挿入を検出するカセット挿入検出センサーをメカ
デッキ側に固定して、カセットホルダーとメカデッキ側
に固定されるカセット挿入検出基板との間をハーネスで
接続する必要がなくなるように構成したので、カセット
ホルダーのローディング及びイジェクトの動作がハーネ
スによって阻害されることながなく、そのカセットホル
ダーのローディング及びイジェクトの動作を常にスムー
ズに、かつ、確実に行うことができて、高い信頼性を確
保できる。そして、カセットホルダーにマウントする部
品点数及び組立工数が減少し、構造の簡素化及び低コス
ト化を実現できる上に、カセットホルダーの小型化が可
能となり、ポータブル機器に適用し易い。また、上記の
ハーネスが不要となることから、カセットホルダーを横
向きで垂直状に立てた状態で動作させるような垂直動作
が可能となり、ビデオカメラ等に適用し易い。
【0043】請求項2は、カセット挿入検出センサーの
カセットによって可動される可動部材をカセットホルダ
ーに取り付け、その可動部材の可動位置を検出する電気
的検出手段をメカデッキ側に固定したので、その電気的
検出手段をメカデッキ側に固定されるカセット挿入検出
基板に直接マウントすることができて、その電気的検出
手段の組立て時の調整等を不要にすることができ、生産
効率を向上できる。
【0044】請求項3はカセット挿入検出センサー及び
カセット誤挿入検出センサーをメカデッキ側に固定した
ので、これらのセンサー全てをメカデッキ側に固定され
るカセット挿入検出基板に直接マウントすることがで
き、これらのセンサーの組立て時の調整等も不要にする
ことができて、生産効率を大幅に向上できる。
【0045】請求項4は、カセット挿入検出センサー及
びカセット誤挿入検出センサーのそれぞれの可動部材を
カセットホルダーに取り付け、これら複数のセンサーの
電気的検出手段をメカデッキ側に固定したので、これら
複数のセンサーの電気的検出手段をメカデッキ側に固定
される1枚のカセット挿入検出基板に一度にマウントす
ることができて、組立工数の大幅な削減を図ることがで
きると共に、これら複数のセンサーの電気的検出手段の
組立て時の調整等も不要にして、生産効率を大幅に向上
できる。
【0046】請求項5は、カセットホルダーの一方の側
部にカセット挿入検出センサーを配置し、カセットホル
ダーの他方の側部にカセット誤挿入検出センサーを配置
して、これら2つのセンサーによってカセット挿入検出
と、カセット誤挿入検出を行うことができるように構成
したので、これら2つのセンサーで、カセット挿入、カ
セット誤挿入(カセット斜め挿入、カセット裏返し挿
入、カセット縦挿入、カセット挿入直後の引き抜き等の
いじわる操作)等の全てのトラブルに対応することがで
きて、最少部品による高性能化を実現できる。
【0047】請求項6は、カセットホルダーの一方の側
部にカセット挿入検出センサーを配置し、カセットホル
ダーの他方の側部にカセット誤挿入検出センサーを配置
した際に、そのカセット誤挿入検出センサーの電気的検
出手段によるカセット誤挿入検出位置をカセットホルダ
ーのローディング経路の途中に設定したので、カセット
挿入検出センサーと、カセット誤挿入検出センサーとの
2段階の検出動作によってカセットの挿入及びカセット
の誤挿入をそれぞれ明確に判別することが可能になり、
高い信頼性を確保することができる。
【0048】請求項7は、各センサーの可動部材を挿入
されるカセットによって可動されるスライド部材と、そ
のスライド部材のスライドストロークを拡大する回転部
材とによって構成し、その回転部材のシャッターで光セ
ンサーをON−OFFするように構成したので、カセッ
ト挿入及びカセット誤挿入をそれぞれ確実に検出するこ
とができて、高い信頼性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカセットローディング機構とカセット
挿入検出機構の概要を説明する一部切欠き分解斜視図で
ある。
【図2】このカセットローディング機構の概略平面図で
ある。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図2の右側側面図であって、カセットホルダー
のカセット挿入位置とカセット装着位置を説明する図面
である。
【図5】図2の左側側面図であって、カセットホルダー
のカセット挿入位置を説明する図面である。
【図6】図2の左側側面図であって、カセットホルダー
のカセット引込み位置を説明する図面である。
【図7】図2の左側側面図であって、カセットホルダー
のカセット装着位置を説明する図面である。
【図8】図2の右側側面図であって、カセット挿入検出
センサーを説明する図面である。
【図9】図8のカセット正挿入時の側面図である。
【図10】カセットホルダーの右側端部を示した平面図
(但し、回転レバーが削除されている)である。
【図11】図2の左側側面図であって、カセット誤挿入
検出センサーを説明する図面である。
【図12】図8のカセット正挿入時の側面図である。
【図13】カセットホルダーの左側端部を示した平面図
(但し、回転レバーが削除されている)である。
【図14】カセットホルダー内へのカセットの正挿入、
誤挿入及び挿入直後の抜き取りを説明する概略平面図で
ある。
【図15】カセットローディング時のタイミングチャー
トである。
【図16】従来のカセットローディング機構のカセット
挿入検出機構の概略平面図である。
【符号の説明】
1はカセット、11はカセットローディング機構、12
はメカデッキ、15はカセットホルダー、41はカセッ
ト挿入検出機構、S1はカセット挿入検出センサー、S
2はカセット誤挿入検出センサー、42、46はスライ
ダー、43、47は回転レバー、44、48は可動部
材、45、49は電気的検出手段である光センサー、4
3a、47aはシャッター、54はカセット挿入検出基
板である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体が収納されたカセットを保持する
    カセットホルダー及びローディングモータを備え、 上記ローディングモータにより上記カセットホルダーを
    上記カセットが挿入されるカセット挿入位置から上記記
    録媒体を記録及び/又は再生するカセット装着位置へロ
    ーディングするように構成されたカセットローディング
    機構において、 上記カセットホルダーへの上記カセットの挿入を検出し
    て上記ローディングモータを作動させるカセット挿入検
    出センサーを、そのカセットホルダーが支持されている
    メカデッキ側に固定したことを特徴とするカセットロー
    ディング機構。
  2. 【請求項2】記録媒体が収納されたカセットを保持する
    カセットホルダー及びローディングモータを備え、 上記ローディングモータにより上記カセットホルダーを
    上記カセットが挿入されるカセット挿入位置から上記記
    録媒体を記録及び/又は再生するカセット装着位置へロ
    ーディングするように構成されたカセットローディング
    機構において、 上記カセットホルダーへの上記カセットの挿入を検出し
    て上記ローディングモータを作動させるカセット挿入検
    出センサーを、そのカセットホルダーに取り付けられて
    上記挿入されるカセットによって可動される可動部材
    と、上記カセットホルダーが支持されているメカデッキ
    側に固定されて、上記可動部材の可動位置を検出する電
    気的検出手段とによって構成したことを特徴とするカセ
    ットローディング機構。
  3. 【請求項3】記録媒体が収納されたカセットを保持する
    カセットホルダー及びローディングモータを備え、 上記ローディングモータにより上記カセットホルダーを
    上記カセットが挿入されるカセット挿入位置から上記記
    録媒体を記録及び/又は再生するカセット装着位置へロ
    ーディングするように構成されたカセットローディング
    機構において、 上記カセットホルダーへの上記カセットの挿入を検出し
    て上記ローディングモータを正回転駆動することによ
    り、そのカセットホルダーを上記カセット装着位置へロ
    ーディングするカセット挿入検出センサーと、 上記カセットホルダーへの上記カセットの誤挿入を検出
    して上記ローディングモータの正回転駆動を禁止する
    か、又は、そのローディングモータを逆回転駆動して、
    そのカセットホルダーを上記カセット挿入位置へイジェ
    クトするカセット誤挿入検出センサーを備え、 上記カセット挿入検出センサー及び上記カセット誤挿入
    検出センサーを上記カセットホルダーが支持されている
    メカデッキ側に固定したことを特徴とするカセットロー
    ディング機構。
  4. 【請求項4】記録媒体が収納されたカセットを保持する
    カセットホルダー及びローディングモータを備え、 上記ローディングモータにより上記カセットホルダーを
    上記カセットが挿入されるカセット挿入位置から上記記
    録媒体を記録及び/又は再生するカセット装着位置へロ
    ーディングするように構成されたカセットローディング
    機構において、 上記カセットホルダーへの上記カセットの挿入を検出し
    て上記ローディングモータを正回転駆動することによ
    り、そのカセットホルダーを上記カセット装着位置へロ
    ーディングするカセット挿入検出センサーと、 上記カセットホルダーへの上記カセットの誤挿入を検出
    して上記ローディングモータの作動を禁止するか、又
    は、そのローディングモータを逆回転駆動して、そのカ
    セットホルダーを上記カセット挿入位置へイジェクトす
    るカセット誤挿入検出センサーを備え、 上記カセット挿入検出センサー及びカセット誤挿入検出
    センサーを、それぞれ上記カセットホルダーに取り付け
    られて上記挿入されるカセットによって可動される2つ
    の可動部材と、上記カセットホルダーが支持されている
    メカデッキ側に固定されて、上記2つの可動部材の可動
    位置をそれぞれ検出する2つの電気的検出手段とによっ
    て構成したことを特徴とするカセットローディング機
    構。
  5. 【請求項5】記録媒体が収納されたカセットを保持する
    カセットホルダー及びローディングモータを備え、 上記ローディングモータにより上記カセットホルダーを
    上記カセットが挿入されるカセット挿入位置から上記記
    録媒体を記録及び/又は再生するカセット装着位置へロ
    ーディングするように構成されたカセットローディング
    機構において、 上記カセットホルダーの一方の側部に配置されて、その
    カセットホルダーへの上記カセットの挿入を検出して上
    記ローディングモータを正回転駆動することにより、そ
    のカセットホルダーをカセット挿入位置へローディング
    するカセット挿入検出センサーと、 上記カセットホルダーの他方の側部に配置されて、その
    カセットホルダーへの上記カセットの誤挿入を検出して
    上記ローディングモータの正回転駆動を禁止するか、又
    はそのローディングモータを逆回転駆動してそのカセッ
    トホルダーを上記カセット挿入位置へイジェクトするカ
    セット誤挿入検出センサーを備えたことを特徴とするカ
    セットローディング機構。
  6. 【請求項6】上記カセット誤挿入検出センサーの電気的
    検出手段によるカセット誤挿入検出位置を上記カセット
    ホルダーのカセット挿入位置から上記カセット装着位置
    へのローディング経路の途中に設定したことを特徴とす
    る請求項5に記載のカセットローディング機構。
  7. 【請求項7】上記各センサーを上記カセットホルダーに
    スライド自在に取り付けられて、上記カセットでスライ
    ド駆動されるスライド部材と、そのカセットホルダーに
    回転自在に取り付けられて上記スライド部材のスライド
    ストロークを拡大する回転部材と、メカデッキ側に固定
    されて上記回転部材のシャッターでON−OFFされる
    光センサーによって構成したことを特徴とする請求項1
    又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又
    は請求項6に記載のカセットローディング機構。
JP11109479A 1999-04-16 1999-04-16 カセットローディング機構 Withdrawn JP2000306295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11109479A JP2000306295A (ja) 1999-04-16 1999-04-16 カセットローディング機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11109479A JP2000306295A (ja) 1999-04-16 1999-04-16 カセットローディング機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000306295A true JP2000306295A (ja) 2000-11-02

Family

ID=14511296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11109479A Withdrawn JP2000306295A (ja) 1999-04-16 1999-04-16 カセットローディング機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000306295A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100513854B1 (ko) * 2003-02-14 2005-09-09 삼성전자주식회사 테이프 레코더용 하우징 록킹 감지센서 고정장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100513854B1 (ko) * 2003-02-14 2005-09-09 삼성전자주식회사 테이프 레코더용 하우징 록킹 감지센서 고정장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5126899A (en) Manual/automatic loading/unloading apparatus
JPH10208359A (ja) 電子機器
KR100432600B1 (ko) 디스크카트리지의로딩장치
JPH0256761A (ja) 磁気記録/再生装置
JPH11162055A (ja) カセットチェンジャー
JP2000306295A (ja) カセットローディング機構
US6754039B2 (en) Cassette loading apparatus
JP6152687B2 (ja) ディスク搬送装置
JP3531294B2 (ja) カートリッジ交換装置
JP3642165B2 (ja) ディスクローディング装置
JP3541543B2 (ja) 記録再生装置
JPH11312348A (ja) 記録再生装置
JPH10177752A (ja) 記録再生装置
US20050235305A1 (en) Disk apparatus
JP2000306297A (ja) 記録・再生装置
JP3118401B2 (ja) カセット装着装置
JP3557369B2 (ja) ディスク記録再生装置
JP2602458Y2 (ja) カートリッジ吸引機構
JPH0753143Y2 (ja) テーププレーヤ
JPH10302348A (ja) テープレコーダ装置
JPH05325377A (ja) ディスクドライブのローディング構造
JPH10172210A (ja) 記録再生装置
JPH03245350A (ja) 複数カセット装着装置
JPH1040618A (ja) 記録媒体カセット内のメモリの記録/再生装置
JPH0689482A (ja) カセット装填装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060704