JP3557369B2 - ディスク記録再生装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カートリッジに収納されたディスクを記録又は再生するディスク記録再生装置に係わり、特に、カートリッジの装置への誤挿入を防止する誤挿入防止機構を備えたディスク記録再生装置及び撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば光ディスクのような情報記録媒体には、記録方式の違いなどにより複数の規格があるのみならず、同一規格においても記録容量の違いなどにより片面又は両面記録媒体が存在するため、同一規格のカートリッジの誤った方向や異なる規格のカートリッジの挿入による装置の損傷を防止する誤挿入防止機構が必要になる。
【0003】
図13に従来のカートリッジとホルダの構成例を示す。最も一般的な誤挿入防止の方法としては、カートリッジ12に挿入方向に延びる溝12aを設け、カートリッジ12を保持するカートリッジホルダ(以降ホルダと略称する)13にカートリッジの溝12aに突入する突片13aを設け、カートリッジの誤挿入を防止する装置が知られている。本装置では以下の3点の理由によりカートリッジに損傷を与える可能性が高い。
1)カートリッジ幅方向の寸法誤差及び温度変化による寸法変化、記録再生部へのカートリッジの位置決め精度に対応するためにホルダとカートリッジの幅方向の寸法差が必要となるため、前記突片とカートリッジのオーバーラップ量が少ないこと。
2)カートリッジ高さ方向の寸法誤差及び温度変化による寸法変化、記録再生部へのカートリッジの位置決め精度に対応するためにホルダとカートリッジの高さ方向の寸法差が必要となるため、前記突片の厚みが十分に確保できないこと。3)カートリッジの構造上、高さ方向中央部に上下のカートリッジ構成部品を組み合わせた際に発生する段差があり、この段差に前記突片が入り込みやすいこと。
【0004】
このようなカートリッジに損傷を与える可能性を低減し、かつカートリッジの誤挿入を防止する従来の技術例が、特開平9−204727号公報に開示されている。図14は従来のカートリッジ及び誤挿入防止機構の一例を示した分解斜視図である。周辺の特定位置の特定高さに凹み30bが設けられたカートリッジ30の挿入通路にカートリッジの周辺に接して応動する第1の摺接子17と、凹み30bに接して応動する第2の摺接子26と、第1の摺接子17の変位を検出する第1の検出手段29と、第2の摺接子26の変位を検出する第2の検出手段28とを設け、第1の検出手段と、第2の検出手段とが作動するタイミングによりカートリッジの誤挿入を検出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のカートリッジ誤挿入防止機構においては、回動する部品が多く、かつ動作が複雑である。また、2つの検出手段を必要とすることから検出手段の故障による誤検出の可能性が高い。このような誤挿入防止機構は、製造コストが高くなるとともにディスク記録再生装置を損傷させる恐れがあるという課題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、簡素な構成で、かつ、機構的な時間差によりカートリッジの誤挿入を防止する優れたカートリッジ誤挿入防止機構を備えたディスク記録再生装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、挿入方向両側面の高さ方向の上下端部近傍の少なくとも一方に保持に用いる切欠き部を設けたカートリッジと、ディスク記録再生装置内に設けられて前記カートリッジの上下面及び両側面の変位を規制し、挿入経路を形成するカートリッジガイド部材と、前記カートリッジガイド部材上に回動可能に設けられ、前記挿入経路内において正規の方向にカートリッジが挿入された場合に切欠きが存在する特定高さに突出する先端部を有し、前記カートリッジの片方の側面及び切欠き部に接して回転方向に応動するとともに軸部材を有する第1のレバーと、前記カートリッジガイド部材上に摺動可能に設けられて前記第1のレバーに設けた軸部材と係合する第1のカム溝と前記挿入経路内に突出する先端部を有し、前記カートリッジの挿入方向の前端面側角部の一方の平坦面に接して挿入方向へ応動する第2のレバーとを備え、前記カートリッジの保持に用いる切欠き部が存在する特定高さにおける挿入方向の前端側の角部の平坦面と保持に用いる切欠き部の挿入方向の寸法差による前記第1のレバーと前記第2のレバーの応動する時間差を、前記第1のレバーに設けた軸部材と前記第1のカム溝で検出することにより、正規の状態での挿入時のみ、前記第1のレバーに設けた回動軸先端とカートリッジの切欠き部が係合して前記カートリッジを保持することにより誤挿入を防止するものである。
以上により、簡素な構成で、かつ、機構的な時間差によりカートリッジの誤挿入を防止する優れたカートリッジ誤挿入防止機構が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、挿入方向両側面の高さ方向の上下端部近傍の少なくとも一方に保持に用いる切欠き部を設けたカートリッジと、ディスク記録再生装置内に設けられて前記カートリッジの上下面及び両側面の変位を規制し、挿入経路を形成するカートリッジガイド部材と、前記カートリッジガイド部材上に回動可能に設けられ、前記挿入経路内において正規の方向にカートリッジが挿入された場合に切欠きが存在する特定高さに突出する先端部を有し、前記カートリッジの片方の側面及び切欠き部に接して回転方向に応動するとともに軸部材を有する第1のレバーと、前記カートリッジガイド部材上に摺動可能に設けられて前記第1のレバーに設けた軸部材と係合する第1のカム溝と前記挿入経路内に突出する先端部を有し、前記カートリッジの挿入方向の前端面側角部の一方の平坦面に接して挿入方向へ応動する第2のレバーとを備え、前記カートリッジの保持に用いる切欠き部が存在する特定高さにおける挿入方向の前端側の角部の平坦面と保持に用いる切欠き部の挿入方向の寸法差による前記第1のレバーと前記第2のレバーの応動する時間差を、前記第1のレバーに設けた軸部材と前記第1のカム溝で検出することにより、正規の状態での挿入時のみ、前記第1のレバーに設けた回動軸先端とカートリッジの切欠き部が係合して前記カートリッジを保持することにより誤挿入を防止することを特徴とするディスク記録再生装置であり、簡素な構成で、かつ、機構的な時間差によりカートリッジの誤挿入を防止することにより誤検出及び誤動作を起こす可能性を低減するという作用を有する。
【0009】
また、請求項2記載の発明は、カートリッジ誤挿入時に、前記第1のレバーに設けた軸部材と前記第1のカム溝との関係により、前記カートリッジの正規位置までの挿入を防止するとともに、弾性部材により前記カートリッジを排出することを特徴とする請求項1記載のディスク記録再生装置であり、カートリッジを誤挿入したことを顧客に感覚として伝えるという作用を有する。
【0010】
また、請求項3記載の発明は、ディスクのみを挿入された際に、前記第1及び第2のレバーを動作させることなく、前記カートリッジガイド部材上に回動可能に設けられて前記挿入経路に突出する先端部を有し、前記カートリッジに設けられた防塵シャッター部材に接して回転方向に応動することにより前記防塵シャッター部材を開く第3のレバーと、前記第3のレバーをカートリッジ挿入方向と反対方向に付勢する弾性部材を備え、前記第3のレバーの突起がディスクの外形を押すことで、ディスクを排出することを特徴とする請求項1記載のディスク記録再生装置であり、本装置に対応しない異なる記録再生媒体を挿入したことを顧客に感覚として伝えるという作用を有する。
【0011】
また、請求項4記載の発明は、前記第1のレバーを回動軸先端が挿入経路に突出する方向に付勢する弾性部材と、前記第2のレバーをカートリッジ挿入方向の反対方向に付勢する弾性部材と、前記カートリッジガイド部材上に回動可能に設けられて前記第2のレバーに設けた第2のカム溝に係合する軸部材を有し、前記第2のレバーが所定のストロークに達した場合のみ前記第2のカム溝と軸部材の係合により回動される第4のレバーと、前記カートリッジガイド以外の固定シャーシに設けられて前記第4のレバーの変位を検出する第1の検出手段と、前記カートリッジガイド部材上に回動可能に設けられて前記挿入経路内に突出する回動軸先端を有し、前記カートリッジの前記第1のレバーの接する反対側の側面及び切欠き部に接して回転方向に応動する回動軸を有する第5のレバーと、前記第5のレバーを回動軸先端が挿入経路に突出する方向に付勢する弾性部材とを備え、前記カートリッジが正規方向に挿入された場合にのみ前記第1及び第5のレバーの先端部が前記カートリッジの切欠き部に係合することでカートリッジを保持するとともに、前記第1の検出手段によりカートリッジの挿入を検出し、前記装置内へのカートリッジ及びカートリッジガイド部材のオートローディングを開始することを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載のディスク記録再生装置であり、カートリッジが正規方向に挿入された場合のみオートローディングを開始することで、カートリッジとカートリッジ誤挿入防止機構及びディスク記録再生装置に損傷を与える可能性を低減するという作用を有する。
【0012】
また、請求項5記載の発明は、前記第5のレバーの変位を検出する第2の検出手段を備え、前記第1及び第2の検出手段が作動する時間差によりカートリッジ以外の異物挿入による誤検出及び誤動作を防止することを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載のディスク記録再生装置であり、カートリッジ以外の異物挿入による誤検出及び誤動作を防止することで、カートリッジとカートリッジ誤挿入防止機構及びディスク記録再生装置に損傷を与える可能性を低減するという作用を有する。
【0013】
また、請求項6記載の発明は、前記カートリッジ及びカートリッジガイド部材を前記装置内への水平搬送を完了した際に前記第4のレバーの変位を検出し、カートリッジ保持状態を確認することにより、正規保持状態の場合にのみ記録再生部に定置するために垂直搬送を行うとともに不正規な保持状態の場合にはカートリッジ及びカートリッジガイド部材をカートリッジ挿入位置に戻すことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5記載のディスク記録再生装置であり、カートリッジ及びカートリッジガイド部材を前記装置内への水平搬送時に発生した顧客によるカートリッジの抜き取りや衝撃でのカートリッジ保持状態の変化を検出し、正規保持状態の場合のみ記録再生部に定置するために垂直搬送を行うことで、カートリッジとカートリッジ誤挿入防止機構及びディスク記録再生装置に損傷を与える可能性を低減するという作用を有する。
【0014】
また、請求項7記載の発明は、前記カートリッジを前記カートリッジガイド部材から排出する際に、ディスク記録再生装置内での前記カートリッジガイド部材の位置をカートリッジ挿入位置より更に排出方向に動作させることにより、前記第2のレバーを前記カートリッジが正規の方向で挿入された場合に挿入方向に動作する以上の変位を与え、かつ、前記第1及び前記第5のレバーを回動せしめることで、前記第1及び第5のレバーの回動軸先端が前記挿入経路から離れることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6記載のディスク記録再生装置であり、搬送中の確実なカートリッジ保持と排出時の負荷低減を両立するという作用を有する。
【0015】
また、請求項8記載の発明は、請求項1から請求項7までのいずれかに記載のディスク記録再生装置を備えたことを特徴とする撮像装置であり、移動による振動や衝撃、屋外などの環境下において、カートリッジの誤挿入防止及び確実な保持や装置内での搬送動作と排出時の負荷低減を実現することにより、カートリッジやディスク記録再生装置及び撮像装置に損傷を与え得る可能性を低減するとともに、使い勝手の良い撮像装置を実現するという作用を有する。
【0016】
以下、本発明の実施の形態におけるディスク記録再生装置を図面に基づいて説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態におけるカートリッジを示す斜視図である。図1において、カートリッジ1には光ディスク2が収納されている。ディスク2は、多数の規格があり、かつ、同一規格でもディスク両面に記録層を設けた両面ディスクと、片面のみに記録層を設けた片面ディスクがある場合があるが、本実施の形態におけるディスク2は、DVD−RAM規格に準拠した片面ディスクである。また、カートリッジ1もDVD−RAM規格に準拠し、片面ディスクに対応したものである。カートリッジ1には防塵用のシャッタ3が設けてあり、外力を付加することによりカートリッジ1に対しA方向またはB方向に摺動開閉する。カートリッジ1の正規挿入方向を矢印Cで示している(以降、カートリッジの正規挿入方向をC方向と略称する)。
【0017】
図1において、1a、1bはカートリッジ1のC方向前端面角部の平坦面であり、C方向と垂直な面をなしている。同様にC方向後端面角部には平坦面1c、1dが形成されている。カートリッジ1にはC方向と平行な平坦面1e、1fが形成されており、オートローディング時に幅方向を規制するガイドの働きをする。1a、1b、1c、1dと1e、1fの角部にはそれぞれ角R部1g、1h、1i、1jが構成されている。1k、1mはカートリッジ1の両側面1e、1fに設けられた切欠き部で、オートローディング時にカートリッジ1を装置内で保持するためのものである。同様にカートリッジ1のC方向後部にも切欠き部1n、1oが構成されている。
【0018】
図2はカートリッジ1とカートリッジ1の上下面及び両側面の変位を規制し、挿入経路を形成するカートリッジガイド部材4(以降ホルダと略称する)を示す斜視図である。ホルダ4上に設けた軸4aには、第1のレバー(以降第1レバーという)5が回動可能に支持され、図示しない弾性部材により第1レバー5の先端部5aがホルダ4のカートリッジ挿入経路に突出する方向に付勢され、第1レバー5はホルダ4の側面4bに圧接されている。第1レバー5の先端部5aはカートリッジ1がC方向に挿入された場合に切欠きが存在する特定高さに突出するように構成されている。第1レバー5には軸5bが設けられている。
【0019】
また、ホルダ4上に設けた軸4c、4dには第2のレバー(以降第2レバーという)6が摺動可能に支持され、図示しない弾性部材によりC方向と反対方向に付勢されている。第1のカム溝6aは第2レバー6に設けられており、第1レバー5上に設けた軸5bと係合している。6bはホルダ4のカートリッジ挿入経路内に突出する先端部であり、カートリッジ1をホルダ4に挿入する際にカートリッジ1の平坦面1aに接することで、第2レバー6を挿入方向へ応動する構成になっている。第2レバー6には第2のカム溝6cと軸6dが設けられている。
【0020】
さらに、ホルダ4上に設けた軸4eには第3のレバー(以降第3レバーという)7が回動可能に支持され、第3レバー7上に設けた軸7aが第2レバー6に設けたカム溝6cに係合することで、第2レバー6の動作により第3レバー7は回動される。第3レバー7には突起7bが設けられている。
【0021】
さらに、ホルダ4上に設けた軸4fには第4のレバー(以降第4レバーという)8が回動可能に支持され、図示しない弾性部材により第4レバー8の先端部8aがホルダ4のカートリッジ挿入経路内に突出する方向に付勢され、第4レバー8はホルダ4の側面4gに圧接されている。第4レバー8の先端部8aはカートリッジ1がC方向に挿入された場合に切欠きが存在する特定高さに突出するように構成されている。第4レバー8には突起8bと軸8cが設けられている。
【0022】
さらに、ホルダ4上に設けた軸4hには第5のレバー(以降第5レバーという)9が回動可能に支持され、図示しない弾性部材により第5レバー9はC方向と反対方向に付勢され、ホルダ4上に設けた突起4iに圧接されている。9aはホルダ4のカートリッジ挿入経路内に突出する先端部であり、カートリッジ1がC方向に挿入された際に、カートリッジ1のシャッター3に接して回転方向に応動することによりシャッター3を開くように構成されている。
【0023】
図3は本実施の形態におけるカートリッジ1の斜視図であり、図3(a)は正規の挿入状態を示し、ディスク2の記録面はC方向に対し下面になっている。図3(b)は裏面を上に向けた誤った挿入状態を示し、ディスク2の記録面はC方向に対し上面になっている。オートローディング時の保持用の切欠き部1k、1m及び1n、1oは正規の挿入状態で下面側に切欠きが存在するように構成されている。なお、それぞれの切欠き部の上面側にはC方向と平行な平坦面1e、1fが存在している。1p、1qはカートリッジ1を図示しない記録再生装置に定置する際に使用する位置決め穴であり、図示しない記録再生装置上に設けた位置決め軸に係合することで、定置時の位置決めを行う。位置決め穴1p、1qは正規の挿入状態で下面側に存在するように構成されており、裏面で定置動作を行うと、図示しない位置決め軸がカートリッジ1と干渉することにより、定置動作が完了しないとともにカートリッジ1に対する損傷を起こす可能性が高い。両面記録ディスクを収納した図示しないカートリッジの場合には、位置決め穴1p、1qが両面に構成され、これにより両面への記録再生が可能になる。オートローディング時の保持用の切欠き部1k、1m及び1n、1oはカートリッジ1の厚み全体に形成される。
【0024】
図4はカートリッジ挿入待ち状態のホルダ4を示す上面図である。10はディスク記録再生装置の固定シャーシの一部である。10aは第2レバー6上に設けた軸6dに係合し、第2レバー6をC方向に摺動せしめるための突起である。同様に10bは第4レバー8上に設けた軸8cに係合し、第4レバー8を先端部8aがホルダ4のカートリッジ挿入経路から退出する方向に回動せしめるための突起である。シャーシ10上には第3レバー7の突起7bの変位を検出するためのプッシュスイッチ10c、10d、及び第4レバー8の突起8bの変位を検出するためのプッシュスイッチ10eが取り付けられている。なお、シャーシ10全体の詳細な形状は図示していない。
【0025】
第1レバー5は図示しない弾性部材により先端部5aがホルダ4のカートリッジ挿入経路に突出する方向に付勢されている。第2レバー6は図示しない弾性部材によりC方向と反対方向に付勢されている。第3レバー7は軸7aと第2レバー6に設けたカム溝6cの係合により、突起7bがプッシュスイッチ10cから離れた状態で保持されている。第4レバー8は図示しない弾性部材により先端部8aがホルダ4のカートリッジ挿入経路内に突出する方向に付勢されている。第5レバー9は図示しない弾性部材によりC方向と反対方向に付勢され、ホルダ4上に設けた突起4iに圧接されている。シャーシ10上に設けたプッシュスイッチ10c、10d、10eは図4に示すカートリッジ挿入待ち状態では第3レバー7の突起7b及び第4レバー8の突起8bと接触しておらず、スイッチの出力はすべてOFFになっている。
【0026】
図5はカートリッジ挿入完了直前状態のホルダ4を示す上面図である。第1レバー5は先端部5aがカートリッジ1の角部1g及び側面1eに接することで回転方向に応動する。第2レバー6は突起6bがカートリッジ1の平坦面1aに接することでC方向に応動する。第1レバー5に設けた軸5bと第2レバー6に設けたカム溝6aは正規の状態でカートリッジ1をホルダ4に挿入した場合には干渉せず、第1レバー5の回動及び第2レバー6の摺動が可能なように構成されている。第3レバー7は軸7aと第2レバー6に設けたカム溝6cの係合により保持されている。第3レバー7に設けた突起7bはカートリッジ1の挿入途中においてプッシュスイッチ10cと接触することはなく、スイッチ10cの出力はOFFのままである。第4レバー8は先端部8aがカートリッジ1の角部1h及び側面1fに接することで回転方向に応動する。第4レバー8に設けた突起8bはプッシュスイッチ10eと接触し、スイッチ10eの出力はONになっている。第5レバー9は突起9aがカートリッジ1のシャッタ3に接することで、回転方向に応動する。シャッタ3は第5レバー9に設けた突起9aにより開かれる。
【0027】
図6はカートリッジ挿入完了状態のホルダ4を示す上面図である。第1レバー5は先端部5aがカートリッジ1の切欠き部1k内に入り、図示しない弾性部材により第1レバー5はホルダ4の側面4bに圧接される。第4レバー8は先端部8aがカートリッジ1の切欠き部1m内に入り、図示しない弾性部材により第4レバー8はホルダ4の側面4gに圧接される。これによりカートリッジ1のホルダ4に対する保持が完了する。第2レバー6は突起6bがカートリッジ1の平坦面1aに接することでC方向に応動し、所定位置への摺動が完了する。第3レバー7は軸7aと第2レバー6に設けたカム溝6cの係合により保持され、第2レバー6が所定位置への摺動を完了した際に第3レバー7に設けた突起7bはプッシュスイッチ10cと接触する。これによりスイッチ10cの出力はONになる。第4レバー8に設けた突起8bとプッシュスイッチ10eは先端部8aがカートリッジ1の切欠き部1m内に入ることで接触しなくなり、これによりスイッチ10eの出力はOFFになる。プッシュスイッチ10dに接触する部材はカートリッジ挿入時には存在しないため、この状態でのプッシュスイッチ10dの出力は常にOFFである。
【0028】
図7はカートリッジ挿入時のプッシュスイッチ10c、10eの状態を示す。前記の通り、カートリッジ挿入時のプッシュスイッチ10dの出力は常にOFFであるため、プッシュスイッチ10c、10eのタイミングを監視することにより、正規のタイミングを満足し、かつ、プッシュスイッチ10cがONになった場合のみカートリッジ1及びホルダ4の図示しない記録再生装置への搬送を開始する。正規のタイミングを満足せずプッシュスイッチ10cのみがONになった場合にはカートリッジ1及びホルダ4の図示しない記録再生装置への搬送を行わないように制御する。これによりカートリッジ1以外の異物による装置の誤動作を防止する。
【0029】
図8はカートリッジ1を図3(b)に示す裏面状態でホルダ4に挿入した場合のホルダ4の上面図である。第1レバー5は先端部5aがカートリッジ1の角部1h及び側面1fに接することで回転方向に応動する。第2レバー6は突起6bがカートリッジ1の平坦面1bに接することでC方向に応動する。第4レバー8は先端部8aがカートリッジ1の角部1g及び側面1eに接することで回転方向に応動する。第4レバー8に設けた突起8bはプッシュスイッチ10eと接触し、スイッチ10eの出力はONになっている。第5レバー9は突起9aがカートリッジ1のシャッタ3に接することで、回転方向に応動する。シャッタ3は第5レバー9に設けた突起9aにより開かれる。ここで、正規の挿入状態では第1レバー5の先端部5aがカートリッジ1の切欠き部1kに入ることで、第1レバー5に設けた軸5bと第2レバー6に設けたカム溝6aが干渉することはなかったが、裏面に挿入された場合には特定高さに切欠き部1mが存在しないため、軸5bとカム溝6aが干渉し、これにより第2レバー6は所定位置まで摺動できず、カートリッジ1のホルダ4に対する保持は完了しない。第3レバー7は軸7aと第2レバー6に設けたカム溝6cの係合により保持されているため、第3レバー7に設けた突起7bはプッシュスイッチ10cと接触することはなく、スイッチ10cの出力はOFFのままである。これによりカートリッジ1及びホルダ4の図示しない記録再生装置への搬送は開始されない。カートリッジ1は第1レバー5の先端部5a及び第4レバー8の先端部8aによる保持がないため、第2レバー6をC方向と反対方向に付勢する図示しない弾性部材と第5レバー9をC方向と反対方向に付勢する図示しない弾性部材により排出方向に排出される。
【0030】
図9は光ディスク2のみをホルダ4に挿入した場合のホルダ4の上面図である。ホルダ4の挿入経路内にディスク2を挿入した場合には、ディスク2の外形と第1レバー5の先端部5a、第2レバー6の突起6b、第4レバー8の先端部8aは接することがなく、第1レバー5、第2レバー6、第3レバー7、第4レバー8、プッシュスイッチ10c、10d、10eはカートリッジ挿入待ちの状態のままで、ディスク2及びホルダ4の図示しない記録再生装置への搬送は開始されない。第5レバー9の突起9aはディスク2の外形に接することで、回転方向に応動する。しかし、ディスク2をホルダ4に対し保持する部材はないため、ディスク2は第5レバー9をC方向と反対方向に付勢する図示しない弾性部材により排出方向に排出される。
【0031】
図10はカートリッジ1及びホルダ4の記録再生装置内へのC方向への搬送が終了した状態を示す。カートリッジ1のホルダ4に対する保持が正常な場合には、第3レバー7の突起7bとプッシュスイッチ10dが接触することで、プッシュスイッチ10dの出力はONになっている。カートリッジ1のホルダ4に対する保持が不完全な場合には、第2レバー6がC方向と反対方向に摺動することにより、所定位置に存在しない。この場合には、第2レバー6のカム溝6cと第3レバー7の軸7aの関係で第3レバー7の突起7bとプッシュスイッチ10dは接触せず、プッシュスイッチ10dの出力はOFFのままである。このプッシュスイッチ10dの出力とオートローディング開始からの時間またはホルダ4の記録再生装置に対する位置を検出する図示しない検出手段の組み合わせにより以降の動作を行う。オートローディング開始から所定の時間が経過した場合又はホルダ4の記録再生装置に対する位置を検出する図示しない検出手段の出力が検出できた場合にプッシュスイッチ10dの出力がONであれば、ホルダ4を記録再生装置の図示しない記録再生部への垂直搬送動作を行い、記録再生動作を開始する。しかし、プッシュスイッチ10dの出力がOFFの場合には、ホルダ4を記録再生装置の図示しない記録再生部への垂直搬送動作を行わず、ホルダ4を排出方向に搬送し、記録再生装置内のカートリッジ挿入位置に戻す。
【0032】
図11は装置内におけるカートリッジ排出位置でのホルダ4の上面図である。装置内におけるカートリッジ排出状態でのホルダ4の位置は、図3に示したカートリッジ挿入待機位置より排出方向に更なる変位が与えられている。シャーシ10の突起10aと第2レバー6の軸6dが接することで第2レバー6はC方向に応動し、通常のカートリッジ挿入時以上のC方向への変位が与えられる。第2レバー6のカム溝6aと第1レバー5の軸5bの関係により第1レバー5は回動され、先端部5aはホルダ4のカートリッジ挿入経路から退出される。同様にシャーシ10の突起10bと第4レバー8の軸8cが接することで第4レバー8は回動され、先端部8aはホルダ4のカートリッジ挿入経路から退出される。これにより装置からのカートリッジ排出時の負荷を低減する。この状態ではプッシュスイッチ10c、10d、10eと接触する部材はなく、それぞれのプッシュスイッチの出力はOFFである。
【0033】
以上のように、本実施の形態によれば、装置内に設けられてカートリッジ1の上下面及び両側面の変位を規制し、挿入経路を形成するカートリッジガイド部材4と、カートリッジガイド部材4上に回動可能に設けられて挿入経路の正規の方向にカートリッジ1が挿入された場合に切欠き1kが存在する特定高さに突出する先端部5aを有しカートリッジ1の片方の側面及び切欠き部1kに接して回転方向に応動するとともに軸部材5bを有する第1のレバー5と、カートリッジガイド部材4上に摺動可能に設けられて第1のレバー5に設けた軸部材5bと係合する第1のカム溝6aと、挿入経路内に突出する先端部6bとを有し、カートリッジ1の挿入方向の前端面と側角部の一方の平坦面1aに接して挿入方向へ応動する第2のレバー6とを備え、カートリッジ1をカートリッジガイド部材4に挿入した際、挿入方向前端側の角部の平坦面1aと保持に用いる切欠き部1kの挿入方向の寸法差による第1のレバー5と第2のレバー6の応動する時間差を、互いに係合する第1のレバー5に設けた軸部材5bと第2のレバー6に設けた第1のカム溝6aとで検出し、正規の状態での挿入時のみ、レバー5の先端部5aとレバー8の先端部8aがカートリッジ1の切欠き部1kと1mと係合し、カートリッジを保持することにより誤挿入を防止するようにしたので、ディスク記録再生装置へのカートリッジ及びディスクの誤挿入を防止できるとともに、記録再生装置のカートリッジ挿入損傷を防止することができる。
【0034】
なお、以上の説明では、検出手段をプッシュスイッチで構成した例で説明したが、その他の検出手段についても同様に実施可能である。また、第1レバー5、第4レバー8の支点軸4a、4fをカートリッジ1の切欠き部1k、1mより挿入口側に構成した例で説明したが、カートリッジ1の切欠き部1k、1mより更にカートリッジ挿入方向側に配置した場合についても同様に実施可能である。
【0035】
図12は上記した誤挿入防止機構を備えたディスク記録再生装置を組み込んだ撮像装置を示す。撮像装置11内にはディスク記録再生装置11aが搭載され、撮像装置11で撮像された画像はディスク記録再生装置11aに記録され、再生される。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明は、挿入方向両側面の高さ方向の上下端部近傍の少なくとも一方に保持に用いる切欠き部を設けたカートリッジと、ディスク記録再生装置内に設けられて前記カートリッジの上下面及び両側面の変位を規制し、挿入経路を形成するカートリッジガイド部材と、前記カートリッジガイド部材上に回動可能に設けられ、前記挿入経路内において正規の方向にカートリッジが挿入された場合に切欠きが存在する特定高さに突出する先端部を有し、前記カートリッジの片方の側面及び切欠き部に接して回転方向に応動するとともに軸部材を有する第1のレバーと、前記カートリッジガイド部材上に摺動可能に設けられて前記第1のレバーに設けた軸部材と係合する第1のカム溝と前記挿入経路内に突出する先端部を有し、前記カートリッジの挿入方向の前端面側角部の一方の平坦面に接して挿入方向へ応動する第2のレバーとを備え、前記カートリッジの保持に用いる切欠き部が存在する特定高さにおける挿入方向の前端側の角部の平坦面と保持に用いる切欠き部の挿入方向の寸法差による前記第1のレバーと前記第2のレバーの応動する時間差を、前記第1のレバーに設けた軸部材と前記第1のカム溝で検出することにより、正規の状態での挿入時のみ、前記第1のレバーに設けた回動軸先端とカートリッジの切欠き部が係合して前記カートリッジを保持することにより誤挿入を防止するものであり、簡素な構成で、かつ、機構的な時間差によりカートリッジの誤挿入を防止する優れたカートリッジ誤挿入防止機構を備えたディスク記録再生装置及び撮像装置を実現できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるカートリッジを示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態におけるカートリッジ及びカートリッジガイド部材を示す分解斜視図
【図3】(a)は正規の挿入状態を示すカートリッジの斜視図
(b)は裏面での挿入状態を示すカートリッジの斜視図
【図4】本発明の実施の形態におけるカートリッジ挿入待ち状態のカートリッジガイド部材を示す上面図
【図5】本発明の実施の形態におけるカートリッジ挿入完了直前状態のカートリッジガイド部材を示す上面図
【図6】本発明の実施の形態におけるカートリッジ挿入完了状態のカートリッジガイド部材を示す上面図
【図7】本発明の実施の形態における正規のカートリッジ挿入時のプッシュスイッチの状態を示すタイミング図
【図8】本発明の実施の形態におけるカートリッジガイド部材にカートリッジを裏面を上に向けて挿入した状態を示す上面図
【図9】本発明の実施の形態におけるカートリッジガイド部材に光ディスクのみを挿入した状態を示す上面図
【図10】本発明の実施の形態におけるカートリッジガイド部材の記録再生装置内への水平搬送が終了した状態を示す上面図
【図11】本発明の実施の形態におけるカートリッジ排出位置でのカートリッジガイド部材を示す上面図
【図12】本発明の実施の形態における撮像装置を示す正面図
【図13】従来のカートリッジとホルダの構成を示す斜視図
【図14】従来のカートリッジ及び誤挿入防止機構の一例を示す分解斜視図
【符号の説明】
1 カートリッジ
1a、1b、1c、1d、1e、1f 平坦面
1g、1h、1i、1j 角部
1k、1m、1n、1o 保持用切欠き部
1p、1q 位置決め穴
2 光ディスク
3 防塵用シャッタ
4 カートリッジガイド部材(ホルダ)
4a 軸
4b 側面
4c、4d、4e、4f 軸
4g 側面
4h 軸
4i ストッパ
5 第1のレバー
5a 先端部
5b 軸
6 第2のレバー
6a 第1のカム溝
6b 突起
6c 第2のカム溝
6d 軸
7 第3のレバー
7a 軸
7b 突起
8 第4のレバー
8a 先端部
8b 突起
8c 軸
9 第5のレバー
9a 突起
10 シャーシ
10a、10b 突起
10c、10d、10e プッシュスイッチ
11 撮像装置
11a ディスク記録再生装置
12 カートリッジ
12a 溝
13 カートリッジホルダ
13a 突起
14 シャーシ
14a、14b 軸
14c、14d ストッパ
15 第1のアーム
15a 軸
15b、15c ストッパ
16 第2のアーム
16a 軸
17 送りローラ
18 モータ
19 プーリ
20、21 プーリ付きギヤ
22、23 ベルト
24、25 捩りコイルばね
26 レバー
27 捩りコイルばね
28、29 マイクロスイッチ
30 カートリッジ
30a 溝
30b 凹み
【発明の属する技術分野】
本発明は、カートリッジに収納されたディスクを記録又は再生するディスク記録再生装置に係わり、特に、カートリッジの装置への誤挿入を防止する誤挿入防止機構を備えたディスク記録再生装置及び撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば光ディスクのような情報記録媒体には、記録方式の違いなどにより複数の規格があるのみならず、同一規格においても記録容量の違いなどにより片面又は両面記録媒体が存在するため、同一規格のカートリッジの誤った方向や異なる規格のカートリッジの挿入による装置の損傷を防止する誤挿入防止機構が必要になる。
【0003】
図13に従来のカートリッジとホルダの構成例を示す。最も一般的な誤挿入防止の方法としては、カートリッジ12に挿入方向に延びる溝12aを設け、カートリッジ12を保持するカートリッジホルダ(以降ホルダと略称する)13にカートリッジの溝12aに突入する突片13aを設け、カートリッジの誤挿入を防止する装置が知られている。本装置では以下の3点の理由によりカートリッジに損傷を与える可能性が高い。
1)カートリッジ幅方向の寸法誤差及び温度変化による寸法変化、記録再生部へのカートリッジの位置決め精度に対応するためにホルダとカートリッジの幅方向の寸法差が必要となるため、前記突片とカートリッジのオーバーラップ量が少ないこと。
2)カートリッジ高さ方向の寸法誤差及び温度変化による寸法変化、記録再生部へのカートリッジの位置決め精度に対応するためにホルダとカートリッジの高さ方向の寸法差が必要となるため、前記突片の厚みが十分に確保できないこと。3)カートリッジの構造上、高さ方向中央部に上下のカートリッジ構成部品を組み合わせた際に発生する段差があり、この段差に前記突片が入り込みやすいこと。
【0004】
このようなカートリッジに損傷を与える可能性を低減し、かつカートリッジの誤挿入を防止する従来の技術例が、特開平9−204727号公報に開示されている。図14は従来のカートリッジ及び誤挿入防止機構の一例を示した分解斜視図である。周辺の特定位置の特定高さに凹み30bが設けられたカートリッジ30の挿入通路にカートリッジの周辺に接して応動する第1の摺接子17と、凹み30bに接して応動する第2の摺接子26と、第1の摺接子17の変位を検出する第1の検出手段29と、第2の摺接子26の変位を検出する第2の検出手段28とを設け、第1の検出手段と、第2の検出手段とが作動するタイミングによりカートリッジの誤挿入を検出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のカートリッジ誤挿入防止機構においては、回動する部品が多く、かつ動作が複雑である。また、2つの検出手段を必要とすることから検出手段の故障による誤検出の可能性が高い。このような誤挿入防止機構は、製造コストが高くなるとともにディスク記録再生装置を損傷させる恐れがあるという課題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、簡素な構成で、かつ、機構的な時間差によりカートリッジの誤挿入を防止する優れたカートリッジ誤挿入防止機構を備えたディスク記録再生装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、挿入方向両側面の高さ方向の上下端部近傍の少なくとも一方に保持に用いる切欠き部を設けたカートリッジと、ディスク記録再生装置内に設けられて前記カートリッジの上下面及び両側面の変位を規制し、挿入経路を形成するカートリッジガイド部材と、前記カートリッジガイド部材上に回動可能に設けられ、前記挿入経路内において正規の方向にカートリッジが挿入された場合に切欠きが存在する特定高さに突出する先端部を有し、前記カートリッジの片方の側面及び切欠き部に接して回転方向に応動するとともに軸部材を有する第1のレバーと、前記カートリッジガイド部材上に摺動可能に設けられて前記第1のレバーに設けた軸部材と係合する第1のカム溝と前記挿入経路内に突出する先端部を有し、前記カートリッジの挿入方向の前端面側角部の一方の平坦面に接して挿入方向へ応動する第2のレバーとを備え、前記カートリッジの保持に用いる切欠き部が存在する特定高さにおける挿入方向の前端側の角部の平坦面と保持に用いる切欠き部の挿入方向の寸法差による前記第1のレバーと前記第2のレバーの応動する時間差を、前記第1のレバーに設けた軸部材と前記第1のカム溝で検出することにより、正規の状態での挿入時のみ、前記第1のレバーに設けた回動軸先端とカートリッジの切欠き部が係合して前記カートリッジを保持することにより誤挿入を防止するものである。
以上により、簡素な構成で、かつ、機構的な時間差によりカートリッジの誤挿入を防止する優れたカートリッジ誤挿入防止機構が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、挿入方向両側面の高さ方向の上下端部近傍の少なくとも一方に保持に用いる切欠き部を設けたカートリッジと、ディスク記録再生装置内に設けられて前記カートリッジの上下面及び両側面の変位を規制し、挿入経路を形成するカートリッジガイド部材と、前記カートリッジガイド部材上に回動可能に設けられ、前記挿入経路内において正規の方向にカートリッジが挿入された場合に切欠きが存在する特定高さに突出する先端部を有し、前記カートリッジの片方の側面及び切欠き部に接して回転方向に応動するとともに軸部材を有する第1のレバーと、前記カートリッジガイド部材上に摺動可能に設けられて前記第1のレバーに設けた軸部材と係合する第1のカム溝と前記挿入経路内に突出する先端部を有し、前記カートリッジの挿入方向の前端面側角部の一方の平坦面に接して挿入方向へ応動する第2のレバーとを備え、前記カートリッジの保持に用いる切欠き部が存在する特定高さにおける挿入方向の前端側の角部の平坦面と保持に用いる切欠き部の挿入方向の寸法差による前記第1のレバーと前記第2のレバーの応動する時間差を、前記第1のレバーに設けた軸部材と前記第1のカム溝で検出することにより、正規の状態での挿入時のみ、前記第1のレバーに設けた回動軸先端とカートリッジの切欠き部が係合して前記カートリッジを保持することにより誤挿入を防止することを特徴とするディスク記録再生装置であり、簡素な構成で、かつ、機構的な時間差によりカートリッジの誤挿入を防止することにより誤検出及び誤動作を起こす可能性を低減するという作用を有する。
【0009】
また、請求項2記載の発明は、カートリッジ誤挿入時に、前記第1のレバーに設けた軸部材と前記第1のカム溝との関係により、前記カートリッジの正規位置までの挿入を防止するとともに、弾性部材により前記カートリッジを排出することを特徴とする請求項1記載のディスク記録再生装置であり、カートリッジを誤挿入したことを顧客に感覚として伝えるという作用を有する。
【0010】
また、請求項3記載の発明は、ディスクのみを挿入された際に、前記第1及び第2のレバーを動作させることなく、前記カートリッジガイド部材上に回動可能に設けられて前記挿入経路に突出する先端部を有し、前記カートリッジに設けられた防塵シャッター部材に接して回転方向に応動することにより前記防塵シャッター部材を開く第3のレバーと、前記第3のレバーをカートリッジ挿入方向と反対方向に付勢する弾性部材を備え、前記第3のレバーの突起がディスクの外形を押すことで、ディスクを排出することを特徴とする請求項1記載のディスク記録再生装置であり、本装置に対応しない異なる記録再生媒体を挿入したことを顧客に感覚として伝えるという作用を有する。
【0011】
また、請求項4記載の発明は、前記第1のレバーを回動軸先端が挿入経路に突出する方向に付勢する弾性部材と、前記第2のレバーをカートリッジ挿入方向の反対方向に付勢する弾性部材と、前記カートリッジガイド部材上に回動可能に設けられて前記第2のレバーに設けた第2のカム溝に係合する軸部材を有し、前記第2のレバーが所定のストロークに達した場合のみ前記第2のカム溝と軸部材の係合により回動される第4のレバーと、前記カートリッジガイド以外の固定シャーシに設けられて前記第4のレバーの変位を検出する第1の検出手段と、前記カートリッジガイド部材上に回動可能に設けられて前記挿入経路内に突出する回動軸先端を有し、前記カートリッジの前記第1のレバーの接する反対側の側面及び切欠き部に接して回転方向に応動する回動軸を有する第5のレバーと、前記第5のレバーを回動軸先端が挿入経路に突出する方向に付勢する弾性部材とを備え、前記カートリッジが正規方向に挿入された場合にのみ前記第1及び第5のレバーの先端部が前記カートリッジの切欠き部に係合することでカートリッジを保持するとともに、前記第1の検出手段によりカートリッジの挿入を検出し、前記装置内へのカートリッジ及びカートリッジガイド部材のオートローディングを開始することを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載のディスク記録再生装置であり、カートリッジが正規方向に挿入された場合のみオートローディングを開始することで、カートリッジとカートリッジ誤挿入防止機構及びディスク記録再生装置に損傷を与える可能性を低減するという作用を有する。
【0012】
また、請求項5記載の発明は、前記第5のレバーの変位を検出する第2の検出手段を備え、前記第1及び第2の検出手段が作動する時間差によりカートリッジ以外の異物挿入による誤検出及び誤動作を防止することを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載のディスク記録再生装置であり、カートリッジ以外の異物挿入による誤検出及び誤動作を防止することで、カートリッジとカートリッジ誤挿入防止機構及びディスク記録再生装置に損傷を与える可能性を低減するという作用を有する。
【0013】
また、請求項6記載の発明は、前記カートリッジ及びカートリッジガイド部材を前記装置内への水平搬送を完了した際に前記第4のレバーの変位を検出し、カートリッジ保持状態を確認することにより、正規保持状態の場合にのみ記録再生部に定置するために垂直搬送を行うとともに不正規な保持状態の場合にはカートリッジ及びカートリッジガイド部材をカートリッジ挿入位置に戻すことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5記載のディスク記録再生装置であり、カートリッジ及びカートリッジガイド部材を前記装置内への水平搬送時に発生した顧客によるカートリッジの抜き取りや衝撃でのカートリッジ保持状態の変化を検出し、正規保持状態の場合のみ記録再生部に定置するために垂直搬送を行うことで、カートリッジとカートリッジ誤挿入防止機構及びディスク記録再生装置に損傷を与える可能性を低減するという作用を有する。
【0014】
また、請求項7記載の発明は、前記カートリッジを前記カートリッジガイド部材から排出する際に、ディスク記録再生装置内での前記カートリッジガイド部材の位置をカートリッジ挿入位置より更に排出方向に動作させることにより、前記第2のレバーを前記カートリッジが正規の方向で挿入された場合に挿入方向に動作する以上の変位を与え、かつ、前記第1及び前記第5のレバーを回動せしめることで、前記第1及び第5のレバーの回動軸先端が前記挿入経路から離れることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6記載のディスク記録再生装置であり、搬送中の確実なカートリッジ保持と排出時の負荷低減を両立するという作用を有する。
【0015】
また、請求項8記載の発明は、請求項1から請求項7までのいずれかに記載のディスク記録再生装置を備えたことを特徴とする撮像装置であり、移動による振動や衝撃、屋外などの環境下において、カートリッジの誤挿入防止及び確実な保持や装置内での搬送動作と排出時の負荷低減を実現することにより、カートリッジやディスク記録再生装置及び撮像装置に損傷を与え得る可能性を低減するとともに、使い勝手の良い撮像装置を実現するという作用を有する。
【0016】
以下、本発明の実施の形態におけるディスク記録再生装置を図面に基づいて説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態におけるカートリッジを示す斜視図である。図1において、カートリッジ1には光ディスク2が収納されている。ディスク2は、多数の規格があり、かつ、同一規格でもディスク両面に記録層を設けた両面ディスクと、片面のみに記録層を設けた片面ディスクがある場合があるが、本実施の形態におけるディスク2は、DVD−RAM規格に準拠した片面ディスクである。また、カートリッジ1もDVD−RAM規格に準拠し、片面ディスクに対応したものである。カートリッジ1には防塵用のシャッタ3が設けてあり、外力を付加することによりカートリッジ1に対しA方向またはB方向に摺動開閉する。カートリッジ1の正規挿入方向を矢印Cで示している(以降、カートリッジの正規挿入方向をC方向と略称する)。
【0017】
図1において、1a、1bはカートリッジ1のC方向前端面角部の平坦面であり、C方向と垂直な面をなしている。同様にC方向後端面角部には平坦面1c、1dが形成されている。カートリッジ1にはC方向と平行な平坦面1e、1fが形成されており、オートローディング時に幅方向を規制するガイドの働きをする。1a、1b、1c、1dと1e、1fの角部にはそれぞれ角R部1g、1h、1i、1jが構成されている。1k、1mはカートリッジ1の両側面1e、1fに設けられた切欠き部で、オートローディング時にカートリッジ1を装置内で保持するためのものである。同様にカートリッジ1のC方向後部にも切欠き部1n、1oが構成されている。
【0018】
図2はカートリッジ1とカートリッジ1の上下面及び両側面の変位を規制し、挿入経路を形成するカートリッジガイド部材4(以降ホルダと略称する)を示す斜視図である。ホルダ4上に設けた軸4aには、第1のレバー(以降第1レバーという)5が回動可能に支持され、図示しない弾性部材により第1レバー5の先端部5aがホルダ4のカートリッジ挿入経路に突出する方向に付勢され、第1レバー5はホルダ4の側面4bに圧接されている。第1レバー5の先端部5aはカートリッジ1がC方向に挿入された場合に切欠きが存在する特定高さに突出するように構成されている。第1レバー5には軸5bが設けられている。
【0019】
また、ホルダ4上に設けた軸4c、4dには第2のレバー(以降第2レバーという)6が摺動可能に支持され、図示しない弾性部材によりC方向と反対方向に付勢されている。第1のカム溝6aは第2レバー6に設けられており、第1レバー5上に設けた軸5bと係合している。6bはホルダ4のカートリッジ挿入経路内に突出する先端部であり、カートリッジ1をホルダ4に挿入する際にカートリッジ1の平坦面1aに接することで、第2レバー6を挿入方向へ応動する構成になっている。第2レバー6には第2のカム溝6cと軸6dが設けられている。
【0020】
さらに、ホルダ4上に設けた軸4eには第3のレバー(以降第3レバーという)7が回動可能に支持され、第3レバー7上に設けた軸7aが第2レバー6に設けたカム溝6cに係合することで、第2レバー6の動作により第3レバー7は回動される。第3レバー7には突起7bが設けられている。
【0021】
さらに、ホルダ4上に設けた軸4fには第4のレバー(以降第4レバーという)8が回動可能に支持され、図示しない弾性部材により第4レバー8の先端部8aがホルダ4のカートリッジ挿入経路内に突出する方向に付勢され、第4レバー8はホルダ4の側面4gに圧接されている。第4レバー8の先端部8aはカートリッジ1がC方向に挿入された場合に切欠きが存在する特定高さに突出するように構成されている。第4レバー8には突起8bと軸8cが設けられている。
【0022】
さらに、ホルダ4上に設けた軸4hには第5のレバー(以降第5レバーという)9が回動可能に支持され、図示しない弾性部材により第5レバー9はC方向と反対方向に付勢され、ホルダ4上に設けた突起4iに圧接されている。9aはホルダ4のカートリッジ挿入経路内に突出する先端部であり、カートリッジ1がC方向に挿入された際に、カートリッジ1のシャッター3に接して回転方向に応動することによりシャッター3を開くように構成されている。
【0023】
図3は本実施の形態におけるカートリッジ1の斜視図であり、図3(a)は正規の挿入状態を示し、ディスク2の記録面はC方向に対し下面になっている。図3(b)は裏面を上に向けた誤った挿入状態を示し、ディスク2の記録面はC方向に対し上面になっている。オートローディング時の保持用の切欠き部1k、1m及び1n、1oは正規の挿入状態で下面側に切欠きが存在するように構成されている。なお、それぞれの切欠き部の上面側にはC方向と平行な平坦面1e、1fが存在している。1p、1qはカートリッジ1を図示しない記録再生装置に定置する際に使用する位置決め穴であり、図示しない記録再生装置上に設けた位置決め軸に係合することで、定置時の位置決めを行う。位置決め穴1p、1qは正規の挿入状態で下面側に存在するように構成されており、裏面で定置動作を行うと、図示しない位置決め軸がカートリッジ1と干渉することにより、定置動作が完了しないとともにカートリッジ1に対する損傷を起こす可能性が高い。両面記録ディスクを収納した図示しないカートリッジの場合には、位置決め穴1p、1qが両面に構成され、これにより両面への記録再生が可能になる。オートローディング時の保持用の切欠き部1k、1m及び1n、1oはカートリッジ1の厚み全体に形成される。
【0024】
図4はカートリッジ挿入待ち状態のホルダ4を示す上面図である。10はディスク記録再生装置の固定シャーシの一部である。10aは第2レバー6上に設けた軸6dに係合し、第2レバー6をC方向に摺動せしめるための突起である。同様に10bは第4レバー8上に設けた軸8cに係合し、第4レバー8を先端部8aがホルダ4のカートリッジ挿入経路から退出する方向に回動せしめるための突起である。シャーシ10上には第3レバー7の突起7bの変位を検出するためのプッシュスイッチ10c、10d、及び第4レバー8の突起8bの変位を検出するためのプッシュスイッチ10eが取り付けられている。なお、シャーシ10全体の詳細な形状は図示していない。
【0025】
第1レバー5は図示しない弾性部材により先端部5aがホルダ4のカートリッジ挿入経路に突出する方向に付勢されている。第2レバー6は図示しない弾性部材によりC方向と反対方向に付勢されている。第3レバー7は軸7aと第2レバー6に設けたカム溝6cの係合により、突起7bがプッシュスイッチ10cから離れた状態で保持されている。第4レバー8は図示しない弾性部材により先端部8aがホルダ4のカートリッジ挿入経路内に突出する方向に付勢されている。第5レバー9は図示しない弾性部材によりC方向と反対方向に付勢され、ホルダ4上に設けた突起4iに圧接されている。シャーシ10上に設けたプッシュスイッチ10c、10d、10eは図4に示すカートリッジ挿入待ち状態では第3レバー7の突起7b及び第4レバー8の突起8bと接触しておらず、スイッチの出力はすべてOFFになっている。
【0026】
図5はカートリッジ挿入完了直前状態のホルダ4を示す上面図である。第1レバー5は先端部5aがカートリッジ1の角部1g及び側面1eに接することで回転方向に応動する。第2レバー6は突起6bがカートリッジ1の平坦面1aに接することでC方向に応動する。第1レバー5に設けた軸5bと第2レバー6に設けたカム溝6aは正規の状態でカートリッジ1をホルダ4に挿入した場合には干渉せず、第1レバー5の回動及び第2レバー6の摺動が可能なように構成されている。第3レバー7は軸7aと第2レバー6に設けたカム溝6cの係合により保持されている。第3レバー7に設けた突起7bはカートリッジ1の挿入途中においてプッシュスイッチ10cと接触することはなく、スイッチ10cの出力はOFFのままである。第4レバー8は先端部8aがカートリッジ1の角部1h及び側面1fに接することで回転方向に応動する。第4レバー8に設けた突起8bはプッシュスイッチ10eと接触し、スイッチ10eの出力はONになっている。第5レバー9は突起9aがカートリッジ1のシャッタ3に接することで、回転方向に応動する。シャッタ3は第5レバー9に設けた突起9aにより開かれる。
【0027】
図6はカートリッジ挿入完了状態のホルダ4を示す上面図である。第1レバー5は先端部5aがカートリッジ1の切欠き部1k内に入り、図示しない弾性部材により第1レバー5はホルダ4の側面4bに圧接される。第4レバー8は先端部8aがカートリッジ1の切欠き部1m内に入り、図示しない弾性部材により第4レバー8はホルダ4の側面4gに圧接される。これによりカートリッジ1のホルダ4に対する保持が完了する。第2レバー6は突起6bがカートリッジ1の平坦面1aに接することでC方向に応動し、所定位置への摺動が完了する。第3レバー7は軸7aと第2レバー6に設けたカム溝6cの係合により保持され、第2レバー6が所定位置への摺動を完了した際に第3レバー7に設けた突起7bはプッシュスイッチ10cと接触する。これによりスイッチ10cの出力はONになる。第4レバー8に設けた突起8bとプッシュスイッチ10eは先端部8aがカートリッジ1の切欠き部1m内に入ることで接触しなくなり、これによりスイッチ10eの出力はOFFになる。プッシュスイッチ10dに接触する部材はカートリッジ挿入時には存在しないため、この状態でのプッシュスイッチ10dの出力は常にOFFである。
【0028】
図7はカートリッジ挿入時のプッシュスイッチ10c、10eの状態を示す。前記の通り、カートリッジ挿入時のプッシュスイッチ10dの出力は常にOFFであるため、プッシュスイッチ10c、10eのタイミングを監視することにより、正規のタイミングを満足し、かつ、プッシュスイッチ10cがONになった場合のみカートリッジ1及びホルダ4の図示しない記録再生装置への搬送を開始する。正規のタイミングを満足せずプッシュスイッチ10cのみがONになった場合にはカートリッジ1及びホルダ4の図示しない記録再生装置への搬送を行わないように制御する。これによりカートリッジ1以外の異物による装置の誤動作を防止する。
【0029】
図8はカートリッジ1を図3(b)に示す裏面状態でホルダ4に挿入した場合のホルダ4の上面図である。第1レバー5は先端部5aがカートリッジ1の角部1h及び側面1fに接することで回転方向に応動する。第2レバー6は突起6bがカートリッジ1の平坦面1bに接することでC方向に応動する。第4レバー8は先端部8aがカートリッジ1の角部1g及び側面1eに接することで回転方向に応動する。第4レバー8に設けた突起8bはプッシュスイッチ10eと接触し、スイッチ10eの出力はONになっている。第5レバー9は突起9aがカートリッジ1のシャッタ3に接することで、回転方向に応動する。シャッタ3は第5レバー9に設けた突起9aにより開かれる。ここで、正規の挿入状態では第1レバー5の先端部5aがカートリッジ1の切欠き部1kに入ることで、第1レバー5に設けた軸5bと第2レバー6に設けたカム溝6aが干渉することはなかったが、裏面に挿入された場合には特定高さに切欠き部1mが存在しないため、軸5bとカム溝6aが干渉し、これにより第2レバー6は所定位置まで摺動できず、カートリッジ1のホルダ4に対する保持は完了しない。第3レバー7は軸7aと第2レバー6に設けたカム溝6cの係合により保持されているため、第3レバー7に設けた突起7bはプッシュスイッチ10cと接触することはなく、スイッチ10cの出力はOFFのままである。これによりカートリッジ1及びホルダ4の図示しない記録再生装置への搬送は開始されない。カートリッジ1は第1レバー5の先端部5a及び第4レバー8の先端部8aによる保持がないため、第2レバー6をC方向と反対方向に付勢する図示しない弾性部材と第5レバー9をC方向と反対方向に付勢する図示しない弾性部材により排出方向に排出される。
【0030】
図9は光ディスク2のみをホルダ4に挿入した場合のホルダ4の上面図である。ホルダ4の挿入経路内にディスク2を挿入した場合には、ディスク2の外形と第1レバー5の先端部5a、第2レバー6の突起6b、第4レバー8の先端部8aは接することがなく、第1レバー5、第2レバー6、第3レバー7、第4レバー8、プッシュスイッチ10c、10d、10eはカートリッジ挿入待ちの状態のままで、ディスク2及びホルダ4の図示しない記録再生装置への搬送は開始されない。第5レバー9の突起9aはディスク2の外形に接することで、回転方向に応動する。しかし、ディスク2をホルダ4に対し保持する部材はないため、ディスク2は第5レバー9をC方向と反対方向に付勢する図示しない弾性部材により排出方向に排出される。
【0031】
図10はカートリッジ1及びホルダ4の記録再生装置内へのC方向への搬送が終了した状態を示す。カートリッジ1のホルダ4に対する保持が正常な場合には、第3レバー7の突起7bとプッシュスイッチ10dが接触することで、プッシュスイッチ10dの出力はONになっている。カートリッジ1のホルダ4に対する保持が不完全な場合には、第2レバー6がC方向と反対方向に摺動することにより、所定位置に存在しない。この場合には、第2レバー6のカム溝6cと第3レバー7の軸7aの関係で第3レバー7の突起7bとプッシュスイッチ10dは接触せず、プッシュスイッチ10dの出力はOFFのままである。このプッシュスイッチ10dの出力とオートローディング開始からの時間またはホルダ4の記録再生装置に対する位置を検出する図示しない検出手段の組み合わせにより以降の動作を行う。オートローディング開始から所定の時間が経過した場合又はホルダ4の記録再生装置に対する位置を検出する図示しない検出手段の出力が検出できた場合にプッシュスイッチ10dの出力がONであれば、ホルダ4を記録再生装置の図示しない記録再生部への垂直搬送動作を行い、記録再生動作を開始する。しかし、プッシュスイッチ10dの出力がOFFの場合には、ホルダ4を記録再生装置の図示しない記録再生部への垂直搬送動作を行わず、ホルダ4を排出方向に搬送し、記録再生装置内のカートリッジ挿入位置に戻す。
【0032】
図11は装置内におけるカートリッジ排出位置でのホルダ4の上面図である。装置内におけるカートリッジ排出状態でのホルダ4の位置は、図3に示したカートリッジ挿入待機位置より排出方向に更なる変位が与えられている。シャーシ10の突起10aと第2レバー6の軸6dが接することで第2レバー6はC方向に応動し、通常のカートリッジ挿入時以上のC方向への変位が与えられる。第2レバー6のカム溝6aと第1レバー5の軸5bの関係により第1レバー5は回動され、先端部5aはホルダ4のカートリッジ挿入経路から退出される。同様にシャーシ10の突起10bと第4レバー8の軸8cが接することで第4レバー8は回動され、先端部8aはホルダ4のカートリッジ挿入経路から退出される。これにより装置からのカートリッジ排出時の負荷を低減する。この状態ではプッシュスイッチ10c、10d、10eと接触する部材はなく、それぞれのプッシュスイッチの出力はOFFである。
【0033】
以上のように、本実施の形態によれば、装置内に設けられてカートリッジ1の上下面及び両側面の変位を規制し、挿入経路を形成するカートリッジガイド部材4と、カートリッジガイド部材4上に回動可能に設けられて挿入経路の正規の方向にカートリッジ1が挿入された場合に切欠き1kが存在する特定高さに突出する先端部5aを有しカートリッジ1の片方の側面及び切欠き部1kに接して回転方向に応動するとともに軸部材5bを有する第1のレバー5と、カートリッジガイド部材4上に摺動可能に設けられて第1のレバー5に設けた軸部材5bと係合する第1のカム溝6aと、挿入経路内に突出する先端部6bとを有し、カートリッジ1の挿入方向の前端面と側角部の一方の平坦面1aに接して挿入方向へ応動する第2のレバー6とを備え、カートリッジ1をカートリッジガイド部材4に挿入した際、挿入方向前端側の角部の平坦面1aと保持に用いる切欠き部1kの挿入方向の寸法差による第1のレバー5と第2のレバー6の応動する時間差を、互いに係合する第1のレバー5に設けた軸部材5bと第2のレバー6に設けた第1のカム溝6aとで検出し、正規の状態での挿入時のみ、レバー5の先端部5aとレバー8の先端部8aがカートリッジ1の切欠き部1kと1mと係合し、カートリッジを保持することにより誤挿入を防止するようにしたので、ディスク記録再生装置へのカートリッジ及びディスクの誤挿入を防止できるとともに、記録再生装置のカートリッジ挿入損傷を防止することができる。
【0034】
なお、以上の説明では、検出手段をプッシュスイッチで構成した例で説明したが、その他の検出手段についても同様に実施可能である。また、第1レバー5、第4レバー8の支点軸4a、4fをカートリッジ1の切欠き部1k、1mより挿入口側に構成した例で説明したが、カートリッジ1の切欠き部1k、1mより更にカートリッジ挿入方向側に配置した場合についても同様に実施可能である。
【0035】
図12は上記した誤挿入防止機構を備えたディスク記録再生装置を組み込んだ撮像装置を示す。撮像装置11内にはディスク記録再生装置11aが搭載され、撮像装置11で撮像された画像はディスク記録再生装置11aに記録され、再生される。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明は、挿入方向両側面の高さ方向の上下端部近傍の少なくとも一方に保持に用いる切欠き部を設けたカートリッジと、ディスク記録再生装置内に設けられて前記カートリッジの上下面及び両側面の変位を規制し、挿入経路を形成するカートリッジガイド部材と、前記カートリッジガイド部材上に回動可能に設けられ、前記挿入経路内において正規の方向にカートリッジが挿入された場合に切欠きが存在する特定高さに突出する先端部を有し、前記カートリッジの片方の側面及び切欠き部に接して回転方向に応動するとともに軸部材を有する第1のレバーと、前記カートリッジガイド部材上に摺動可能に設けられて前記第1のレバーに設けた軸部材と係合する第1のカム溝と前記挿入経路内に突出する先端部を有し、前記カートリッジの挿入方向の前端面側角部の一方の平坦面に接して挿入方向へ応動する第2のレバーとを備え、前記カートリッジの保持に用いる切欠き部が存在する特定高さにおける挿入方向の前端側の角部の平坦面と保持に用いる切欠き部の挿入方向の寸法差による前記第1のレバーと前記第2のレバーの応動する時間差を、前記第1のレバーに設けた軸部材と前記第1のカム溝で検出することにより、正規の状態での挿入時のみ、前記第1のレバーに設けた回動軸先端とカートリッジの切欠き部が係合して前記カートリッジを保持することにより誤挿入を防止するものであり、簡素な構成で、かつ、機構的な時間差によりカートリッジの誤挿入を防止する優れたカートリッジ誤挿入防止機構を備えたディスク記録再生装置及び撮像装置を実現できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるカートリッジを示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態におけるカートリッジ及びカートリッジガイド部材を示す分解斜視図
【図3】(a)は正規の挿入状態を示すカートリッジの斜視図
(b)は裏面での挿入状態を示すカートリッジの斜視図
【図4】本発明の実施の形態におけるカートリッジ挿入待ち状態のカートリッジガイド部材を示す上面図
【図5】本発明の実施の形態におけるカートリッジ挿入完了直前状態のカートリッジガイド部材を示す上面図
【図6】本発明の実施の形態におけるカートリッジ挿入完了状態のカートリッジガイド部材を示す上面図
【図7】本発明の実施の形態における正規のカートリッジ挿入時のプッシュスイッチの状態を示すタイミング図
【図8】本発明の実施の形態におけるカートリッジガイド部材にカートリッジを裏面を上に向けて挿入した状態を示す上面図
【図9】本発明の実施の形態におけるカートリッジガイド部材に光ディスクのみを挿入した状態を示す上面図
【図10】本発明の実施の形態におけるカートリッジガイド部材の記録再生装置内への水平搬送が終了した状態を示す上面図
【図11】本発明の実施の形態におけるカートリッジ排出位置でのカートリッジガイド部材を示す上面図
【図12】本発明の実施の形態における撮像装置を示す正面図
【図13】従来のカートリッジとホルダの構成を示す斜視図
【図14】従来のカートリッジ及び誤挿入防止機構の一例を示す分解斜視図
【符号の説明】
1 カートリッジ
1a、1b、1c、1d、1e、1f 平坦面
1g、1h、1i、1j 角部
1k、1m、1n、1o 保持用切欠き部
1p、1q 位置決め穴
2 光ディスク
3 防塵用シャッタ
4 カートリッジガイド部材(ホルダ)
4a 軸
4b 側面
4c、4d、4e、4f 軸
4g 側面
4h 軸
4i ストッパ
5 第1のレバー
5a 先端部
5b 軸
6 第2のレバー
6a 第1のカム溝
6b 突起
6c 第2のカム溝
6d 軸
7 第3のレバー
7a 軸
7b 突起
8 第4のレバー
8a 先端部
8b 突起
8c 軸
9 第5のレバー
9a 突起
10 シャーシ
10a、10b 突起
10c、10d、10e プッシュスイッチ
11 撮像装置
11a ディスク記録再生装置
12 カートリッジ
12a 溝
13 カートリッジホルダ
13a 突起
14 シャーシ
14a、14b 軸
14c、14d ストッパ
15 第1のアーム
15a 軸
15b、15c ストッパ
16 第2のアーム
16a 軸
17 送りローラ
18 モータ
19 プーリ
20、21 プーリ付きギヤ
22、23 ベルト
24、25 捩りコイルばね
26 レバー
27 捩りコイルばね
28、29 マイクロスイッチ
30 カートリッジ
30a 溝
30b 凹み
Claims (8)
- 挿入方向両側面の高さ方向の上下端部近傍の少なくとも一方に保持に用いる切欠き部を設けたカートリッジと、ディスク記録再生装置内に設けられて前記カートリッジの上下面及び両側面の変位を規制し、挿入経路を形成するカートリッジガイド部材と、前記カートリッジガイド部材上に回動可能に設けられ、前記挿入経路内において正規の方向にカートリッジが挿入された場合に切欠きが存在する特定高さに突出する先端部を有し、前記カートリッジの片方の側面及び切欠き部に接して回転方向に応動するとともに軸部材を有する第1のレバーと、前記カートリッジガイド部材上に摺動可能に設けられて前記第1のレバーに設けた軸部材と係合する第1のカム溝と前記挿入経路内に突出する先端部を有し、前記カートリッジの挿入方向の前端面側角部の一方の平坦面に接して挿入方向へ応動する第2のレバーとを備え、前記カートリッジの保持に用いる切欠き部が存在する特定高さにおける挿入方向の前端側の角部の平坦面と保持に用いる切欠き部の挿入方向の寸法差による前記第1のレバーと前記第2のレバーの応動する時間差を、前記第1のレバーに設けた軸部材と前記第1のカム溝で検出することにより、正規の状態での挿入時のみ、前記第1のレバーに設けた回動軸先端とカートリッジの切欠き部が係合して前記カートリッジを保持することにより誤挿入を防止することを特徴とするディスク記録再生装置。
- カートリッジ誤挿入時に、前記第1のレバーに設けた軸部材と前記第1のカム溝との関係により、前記カートリッジの正規位置までの挿入を防止するとともに、弾性部材により前記カートリッジを排出することを特徴とする請求項1記載のディスク記録再生装置。
- ディスクのみを挿入された際に、前記第1及び第2のレバーを動作させることなく、前記カートリッジガイド部材上に回動可能に設けられて前記挿入経路に突出する先端部を有し、前記カートリッジに設けられた防塵シャッター部材に接して回転方向に応動することにより前記防塵シャッター部材を開く第3のレバーと、前記第3のレバーをカートリッジ挿入方向と反対方向に付勢する弾性部材を備え、前記第3のレバーの突起がディスクの外形を押すことで、ディスクを排出することを特徴とする請求項1記載のディスク記録再生装置。
- 前記第1のレバーを回動軸先端が挿入経路に突出する方向に付勢する弾性部材と、前記第2のレバーをカートリッジ挿入方向の反対方向に付勢する弾性部材と、前記カートリッジガイド部材上に回動可能に設けられて前記第2のレバーに設けた第2のカム溝に係合する軸部材を有し、前記第2のレバーが所定のストロークに達した場合のみ前記第2のカム溝と軸部材の係合により回動される第4のレバーと、前記カートリッジガイド以外の固定シャーシに設けられて前記第4のレバーの変位を検出する第1の検出手段と、前記カートリッジガイド部材上に回動可能に設けられて前記挿入経路内に突出する回動軸先端を有し、前記カートリッジの前記第1のレバーの接する反対側の側面及び切欠き部に接して回転方向に応動する回動軸を有する第5のレバーと、前記第5のレバーを回動軸先端が挿入経路に突出する方向に付勢する弾性部材とを備え、前記カートリッジが正規方向に挿入された場合にのみ前記第1及び第5のレバーの先端部が前記カートリッジの切欠き部に係合することでカートリッジを保持するとともに、前記第1の検出手段によりカートリッジの挿入を検出し、前記装置内へのカートリッジ及びカートリッジガイド部材のオートローディングを開始することを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載のディスク記録再生装置。
- 前記第5のレバーの変位を検出する第2の検出手段を備え、前記第1及び第2の検出手段が作動する時間差によりカートリッジ以外の異物挿入による誤検出及び誤動作を防止することを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載のディスク記録再生装置。
- 前記カートリッジ及びカートリッジガイド部材を前記装置内への水平搬送を完了した際に前記第4のレバーの変位を検出し、カートリッジ保持状態を確認することにより、正規保持状態の場合にのみ記録再生部に定置するために垂直搬送を行うとともに不正規な保持状態の場合にはカートリッジ及びカートリッジガイド部材をカートリッジ挿入位置に戻すことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5記載のディスク記録再生装置。
- 前記カートリッジを前記カートリッジガイド部材から排出する際に、ディスク記録再生装置内での前記カートリッジガイド部材の位置をカートリッジ挿入位置より更に排出方向に動作させることにより、前記第2のレバーを前記カートリッジが正規の方向で挿入された場合に挿入方向に動作する以上の変位を与え、かつ、前記第1及び前記第5のレバーを回動せしめることで、前記第1及び第5のレバーの回動軸先端が前記挿入経路から離れることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6記載のディスク記録再生装置。
- 請求項1から請求項7までのいずれかに記載のディスク記録再生装置を備えたことを特徴とする撮像装置。
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