JP2002259472A - 形状モデル変換装置及び方法 - Google Patents

形状モデル変換装置及び方法

Info

Publication number
JP2002259472A
JP2002259472A JP2001054808A JP2001054808A JP2002259472A JP 2002259472 A JP2002259472 A JP 2002259472A JP 2001054808 A JP2001054808 A JP 2001054808A JP 2001054808 A JP2001054808 A JP 2001054808A JP 2002259472 A JP2002259472 A JP 2002259472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shape
design
group
reference shape
surface group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001054808A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Kuno
俊明 久野
Yasuyuki Anami
泰行 阿南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2001054808A priority Critical patent/JP2002259472A/ja
Publication of JP2002259472A publication Critical patent/JP2002259472A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある基準形状を基に設計を行った際の形状操
作を別の基準形状に適用して実行する場合の、両基準形
状間の細部の相違によるエラー発生を抑制する。 【解決手段】 設計の基準形状である仮意匠面及び正式
意匠面を、仮意匠面表示エリア500と正式意匠面表示
エリア550に表示する。面要素の境界線が破線で示さ
れている。この表示上で、仮意匠面と正式意匠面との間
で互いに対応する面グループ505、555をユーザに
指定してもらう。そして、仮意匠面を基準に設計した形
状モデルの設計手順の個々の操作コマンドを、参照先を
正式意匠面の面グループに置き換えて実行する。仮意匠
面と正式意匠面とは、面グループ単位で対応づけが行わ
れているので、面グループ内の面要素の数が両者間で違
っているなどしても、仮意匠面基準で生成した操作コマ
ンドを正式意匠面基準で実行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CAD(Computer
Aided Design)などの形状モデル作成のための技術に
係り、特に一度作成した形状モデルの再利用のための技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】立体製品を設計する手法としてパラメト
リックデザインと呼ばれる手法が知られている。パラメ
トリックデザインは、形状要素間の関係を記述する幾何
拘束条件と形状要素の寸法情報により製品形状を定義す
る手法であり、1つの要素のパラメータを変更すると、
それに応じて関連する要素の形状を自動的に変え得るこ
とができるなどの利点を備えている。また、CADシス
テムの機能としては、形状モデルを作成する際の形状要
素の生成、配置、処理などの操作の履歴を記録し、この
操作履歴を再実行することで形状モデルを構成する機能
も知られている。この機能は、操作履歴を遡って過去の
操作内容を修正できるなどの利点を備える。近年、この
ようなパラメトリックデザイン機能と操作履歴記録・再
生機能の双方を備えるCADシステムが広く利用される
ようになっている。
【0003】さて、実際の設計現場では、時間的な制約
などから、1つの製品の設計作業を複数に分割し、複数
の設計チームで分担して並列的に作業を進めることがよ
く行われる。このような設計分担は、個々のチームの設
計結果が他のチームの設計にできるだけ影響を与えない
ように慎重に決められているが、そのような依存関係を
完全になくすことは困難である。例えば同じ自動車のボ
デー周りの設計でも、ボデー外形(意匠面とも呼ばれ
る)のデザインとボデー各部の個々の構成部品の設計と
は、別のチームにより行われるが、ボデー部品の形状は
ボデー外形形状が定まらないと決定できない。このよう
な場合、ある部分の設計が終わらないとその部分に影響
を受ける部分の設計が開始できないので、設計期間が長
くなりがちである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような問題に対
し、CADシステムのパラメトリックデザイン機能と設
計履歴記録・再生機能を利用した解決の試みがなされて
いる。例えば自動車ボデー設計を例に取ると、意匠面の
仮設計が終わった段階で、その仮意匠面を基準にボデー
部品の設計を行って操作履歴を蓄積し、正式の意匠面が
できると、各操作の参照先を仮意匠面から正式意匠面に
切り替えてその操作履歴を再実行することで、正式意匠
面に整合した部品設計を得るという方式である。
【0005】しかしながら、操作履歴の参照先を仮デザ
インから正式デザインに単純に切り替えるだけでは、次
のような問題が出てくる。
【0006】(1)構成面数の変化によるエラー発生 CADシステムでは、設計者の設計した形状が、システ
ム内部ではその内部的なルールに従っていくつかの面に
分けて表現される。このため、仮デザインから正式デザ
インへの変更により、設計者が知らない間に、同じ部分
を構成する面の数が変わってくる場合があり、このよう
な場合、仮デザインを元に作成した操作コマンドを、正
式デザインを参照して実行しようとするとエラーが生じ
てしまう。例えば図5では、骨部材100の上面の仮意
匠面102に接するように条件設定した面104は、仮
意匠面102を構成する2つの面要素A,Bを引数とし
て持つ操作コマンドにより表現される。ここで、この仮
意匠面102に対応する正式意匠面102aが内部的に
3つの面要素C,D,Eで表されていると、操作コマン
ドの参照先を仮意匠面から正式意匠面に変えて実行する
際、操作コマンドが参照する面要素の数自体が変わるた
め、システムによる自動的な対応づけができずにエラー
が生じてしまう。
【0007】(2)境界線の向きや数の変化によるエラ
ー発生 CADシステムでは、1つの面はその境界線を規定する
1巡りのループによって表され、ループには右回り、左
回りという2種類の向きが存在する。面の境界線ループ
がどちら向きになるかはシステムの内部処理に依存する
ので、仮デザインと正式デザインで同じ面要素のループ
の向きが変わる場合があり、境界線を参照した操作コマ
ンドの実行時に不具合が起こることがある。例えば、図
6に示すように、骨部材100のフランジ部の仮意匠面
112が3つの面要素から構成され、その外周線114
を参照してある形状を設計していたとする。ここで、外
周線114は、3つの面要素の境界線ループの一辺をつ
なぎ合わせたものであり、その方向(図中矢印で表す)
は揃っている。これに対し、出来上がってきた正式意匠
面112aでは、外周線114aを構成する境界線の向
きが一部(図中真ん中の面要素)反転している。この場
合、線は同じ方向に延びているという前提で処理を行っ
ているので、正式意匠面112aでは正しい外周線11
4aが取り出せないなどのエラーが生じる。また、形状
が参照先の線の方向に依存する操作で表されている場合
などには、線の方向が反転すれば操作の結果が変わり、
設計形状と異なる形状が現れるなどのエラーが生じる。
【0008】同様に、仮デザインと正式デザインとで面
要素の数が変われば、対応する線分を構成する境界線の
数が変わるので、上記(1)の場合と同様に、その線分
を参照する操作コマンドが正式デザインの対応線分に正
しく対応付けできないなどの問題が生じる。
【0009】(3)面の向きの反転によるエラー発生 操作コマンドの中には、ある面から正の方向に向かって
指定した形状を形成するというように、面の向きに依存
したものがある。この種の操作コマンドでは、面の向き
が反転すると、形成される形状が設計したものと異なっ
たものになってしまう。例えば仮デザイン時には、ある
面に対して出っ張るように設計されていたものが、正式
デザインでその面の向きが表裏反転していると、その面
に対して窪んだ形状となってしまい、所望の設計結果が
得られない。前述のように、個々の面要素はCADシス
テムが内部的に生成するので、仮デザインと正式デザイ
ンとで対応する面の向きが反転することは起こりうる。
【0010】なお、以上の説明で判るように、ここで問
題としている面の「向き」は、上下前後左右などといっ
た方向ではなく面の表裏の極性のことである。
【0011】(4)面群の折れによるエラー発生 仮デザイン中の滑らかに接続される面要素群を参照して
ある形状を設計したときに、正式デザインでそれに対応
する面要素群に滑らかに接続されないものができた場
合、仮デザインに基づき作成した操作コマンドを、正式
デザインを参照して実行すると、エラーが生じる。
【0012】例えば、曲面に対して線を投影し、その投
影線によりその曲面を切断して形状を形成したとき、更
にその投影線を参照して別の操作を行う場合がある。例
えば図7に示すように、仮デザインでは滑らかに接続さ
れた面要素群からなる面120に投影対象線122を投
影した場合、投影線124は滑らかな1本の線になる。
したがってこの投影線124を参照する操作コマンドは
その1本の投影線を引数として指定したものとなる。こ
れに対し、正式デザインでは、面120aの例えば面要
素132と134が滑らかに接続されなくなった場合、
面要素間に折れ136が生じてしまい、投影対象線12
2を投影すると、2つの滑らかな投影線124a、12
4bに分かれてしまう。したがって、仮デザインで1本
の投影線124を参照していた操作コマンドを、正式デ
ザインを基準として実行しようとすると、参照先の投影
線を正しく特定することができず、エラーが生じてしま
う。
【0013】以上、仮デザインを元に作成した設計手順
(操作履歴)を正式デザインに自動適用しようとする場
合の問題点を説明したが、同様の問題は、例えばある製
品の設計の際に蓄積した操作履歴を用いて、少し外形を
変えたバリエーション製品の設計をしようとする場合な
どにも起こりうる。
【0014】また、自動車のボデー部品の設計には、ボ
デー外形面を少し内側にオフセットした形状などがよく
現れるが、車両内側方向にサイズを縮小するようなオフ
セットを行った場合、縮小の結果小さな面要素が消失し
てオフセット前に比べて面要素数が減ってしまうことが
ある。このような場合、オフセット前の面を基準に作成
した操作履歴をオフセット後の面に対しても利用しよう
とすると、上述と同様の問題が生じる。
【0015】すなわち、これらはいずれもある基準形状
を基に設計を行った際のCAD操作を、別の基準形状に
適用して実行しようとする場合に、それら両形状間の細
部の不一致に起因して起こる問題といえる。
【0016】本発明は、このような問題点に鑑みなされ
たものであり、ある基準形状を基に設計を行った際の形
状操作を、別の基準形状に適用して実行する場合の上記
諸問題のいずれか又はすべてを解決することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る形状モデル変換装置は、第1の基準形
状を参照する一連の形状操作を実行することで生成され
る第1の形状モデルを、第2の基準形状に基づく第2の
形状モデルに変換する装置であって、ユーザの指定に応
じて、第1の基準形状と第2の基準形状の間で面グルー
プ同士の対応づけを行い、その対応関係を記憶する対応
付け手段と、前記一連の形状操作を実行する際、前記第
1の基準形状内の面グループを参照する形状操作につい
ては、その面グループに対応づけられた前記第2の基準
形状内の面グループを参照して実行することにより、前
記第2の基準形状に基づく第2の形状モデルを生成する
操作実行手段とを備える。
【0018】この装置の好適な態様は、前記第2の基準
面内の面グループの境界線の向きを、それに対応付けら
れた第1の基準形状内の面グループの境界線の向きに合
わせて設定する手段を更に備える。
【0019】また上記装置の好適な態様は、前記第2の
基準形状内の面グループの向きを、それに対応づけられ
た第1の基準形状内の面グループの向きに合わせて設定
する手段を更に備える。
【0020】また上記装置の好適な態様では、前記対応
付け手段は、互いに滑らかに接続される面要素群のみを
同一の面グループに組み込む手段を備える。
【0021】また上記装置の好適な態様は、前記対応付
け手段で指定された面グループの中に他の面要素と滑ら
かに接続しない面要素がある場合に所定の警告処理を行
う手段を備える。
【0022】また上記装置の好適な態様は、前記第2の
基準形状が前記第1の基準形状をオフセットしたもので
ある場合において、前記対応付け手段により前記第2の
基準形状内に指定された面グループの中に互いに滑らか
に接続しない面要素群がある場合には、それら面要素同
士が滑らかに接続されるように補正する手段を更に備え
る。
【0023】また、本発明に係る形状モデル変換装置
は、第1の基準形状を参照する一連の形状操作を実行す
ることで生成される第1の形状モデルを、第2の基準形
状に基づく第2の形状モデルに変換する装置であって、
ユーザの指定に基づき、第1の基準形状と第2の基準形
状の間で面同士の対応付けをおこない、その対応関係を
記憶する対応付け手段と、前記第2の基準形状内の面の
向きを、その面に対応付けられた前記第1の基準形状内
の面の向きに合わせる面方向調整処理を行う面調整手段
と、前記前記第1の形状モデルを規定する一連の形状操
作を実行する際、前記第1の基準形状内の面を参照する
形状操作については、前記面調整手段で処理済の前記第
2の基準形状内の対応面を参照して実行することによ
り、前記第2の基準形状に基づく第2の形状モデルを生
成する操作実行手段と、を備える。
【0024】また、本発明は、一連の形状操作を実行す
ることにより形状モデルを生成する形状モデル生成装置
において、第1の基準形状を参照する一連の形状操作を
実行することで生成される第1の形状モデルを、第2の
基準形状に基づく第2の形状モデルに変換する方法であ
って、ユーザの指定に応じて、第1の基準形状と第2の
基準形状の間で面グループ同士の対応づけを行い、その
対応関係を記憶するステップと、前記第1の形状モデル
を規定する一連の形状操作を実行する際、前記第1の基
準形状内の面グループを参照する形状操作については、
その面グループに対応づけられた前記第2の基準形状内
の面グループを参照して実行することにより、前記第2
の基準形状に基づく第2の形状モデルを生成するステッ
プと、を備える。
【0025】この方法の好適な態様では、前記第2の基
準面内の面グループの境界線の向きを、それに対応付け
られた第1の基準形状内の面グループの境界線の向きに
合わせて設定するステップを更に備える。
【0026】また上記方法の好適な態様では、前記第2
の基準形状内の面グループの向きを、それに対応づけら
れた第1の基準形状内の面グループの向きに合わせて設
定するステップを更に備える。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0028】図1は、本発明に係る形状モデル変換の機
能を組み込んだCADシステムの概略構成を示す図であ
る。
【0029】図において、CAD処理部10は、ユーザ
の入力に応じて3次元物体の形状モデルを形成する処理
機構であり、従来のCADシステムと同様のパラメトリ
ックデザイン機能、操作履歴記録・再生機能を備える。
すなわち、このCAD処理部10は、ある形状要素(点
や線、面など)を基準に別の形状要素を規定する(すな
わち後者が前者を参照する)ことができるととも、ユー
ザの設計操作入力に応じた形状モデルへの操作コマンド
を逐次記録して履歴を形成することができる。もちろ
ん、CAD処理部10は、このような操作履歴に係る操
作コマンド群を実行し、3次元的な形状モデル(ソリッ
ドモデル及び/又はサーフェイスモデルなど)の情報を
生成したり、表示したりする機能も備える。
【0030】また、CAD処理部10は、このような従
来からのCAD機能を実現する機能モジュールに加え、
グループ化処理部12及びグループ対応付け処理部14
を備えている。グループ化処理部12は、与えられた基
準形状内の互いに隣接する複数の面要素を面グループに
まとめる処理を行う機能モジュールである。一方、グル
ープ対応付け処理部14は、2つの基準形状同士の間
で、面グループの対応付けを行う機能モジュールであ
る。本実施形態のシステムでは、これら各処理部12、
14の機能を用いることにより、例えば仮デザインを基
準に作成した形状モデルの操作履歴から、正式デザイン
を基準にした形状モデルを自動生成できるようにする。
【0031】データ記憶部20には、この実施形態の処
理に用いられる各種データが記憶される。各種データの
内容については、後の処理手順の説明の際に併せて説明
する。
【0032】ユーザ操作部30は、形状モデルその他の
データを表示し、それに対するユーザからの操作入力を
受け付けるユーザインタフェース機構であり、例えばマ
ウス等を用いたGUI(グラフィカル・ユーザ・インタ
フェース)などの形で実現できる。
【0033】以下、このCADシステムを用いた設計作
業の流れを説明する。ここでは、自動車のボデー部品の
設計を例にとって説明する。この設計作業は、まず仮の
意匠面(ボデー外板形状)を基準として部品を設計して
その設計手順を蓄積し、次に正式意匠面が出来上がった
段階で仮意匠面をその正式意匠面に置き換えてその設計
手順を実行することで正式な部品の形状モデルを生成す
るという、大きく分けて2段階の作業となる。以下、各
段階の作業を順に説明する。
【0034】[仮意匠面に基づく設計手順の蓄積]意匠
面設計チームが意匠面の仮設計を終えた段階で、ボデー
部品設計チームはその仮意匠面の形状データを取得し、
本実施形態のシステムのデータ記憶部20に仮意匠面デ
ータ202として登録する。
【0035】そして、ユーザ(部品設計者)は、この仮
意匠面データ202で表される仮意匠面を基準に部品形
状を設計していく。このとき、CAD処理部10は、ユ
ーザがユーザ操作部30から入力した個々の設計操作内
容に応じて部品形状のモデルに変化を加えていくととも
に、その操作内容に対応する操作コマンドを操作履歴2
06に記録していく。
【0036】ここで、本実施形態では、仮意匠面内の面
要素をグループ化処理部12によりグループ化し、この
グループを個々の操作の参照先として指定できるように
する。
【0037】グループ化処理部12による面要素のグル
ープ化では、滑らかに接続する一連の面要素群を1つの
面グループとする。したがって、同じ面グループに属す
る隣接する面要素同士は互いに滑らかに接続する。面同
士が滑らかに接続するか否かは、例えばそれら面同士の
接続部分で両者の接平面が連続するか、など公知の判定
条件で判定すればよい。このように滑らかな面要素同士
のみをグループ化することで、後の設計作業その他での
幾何学的操作において、位相的な問題(例えば1本の線
の投影結果が2本の投影線となるなど)が起こりにくく
なる。また、更に面グループの外周の境界線が接線連続
でなければならないという条件を課すことで、得られる
面グループの外周境界線に関係する操作についても、位
相的な問題を起こりにくくすることができる。
【0038】グループ化によりできた面グループには、
一意なIDが付与される。そして、面を参照する操作が
入力された場合は、その面を表す面グループのIDを引
数とした操作コマンドを生成し、操作履歴206に記録
する。すなわち、従来はそのグループに属する複数の面
要素を参照先としていたが、本実施形態では参照先を1
つの面グループにまとめたことになる。
【0039】また、グループ化処理部12は、このよう
に構成された面グループについて、その面グループが表
す滑らかな複合面の向き(表裏極性)、及びその複合面
の境界線ループの向きの指定をユーザから受け付け、記
録する機能を備える。この機能により、ユーザの設計作
業負担の軽減を図る。
【0040】すなわち、一般に意匠面設計では意匠面の
形状のみが問題とされ、意匠面を構成する個々の面要素
の向き(表裏の極性)などは問題とされないのに対し、
意匠面を基準としたボデー部品の設計では、面要素の向
きが問題となる。例えば、複数の面要素からなる複合面
をオフセットさせた面を作る操作を考えた場合、それら
すべての面要素の表裏が揃っていないと、正常な操作を
規定することができない。また面グループの個々の面要
素の向きがまちまちであると、面要素ごとに境界線ルー
プの向きもまちまちになる。この場合、面グループが表
す複合面の境界線を参照した操作を行おうとすると従来
技術の課題として説明した(2)の問題点と同様の問題
が起こる可能性がある。そこで、本実施形態では、面グ
ループに対して一括して面の向きと境界線ループの向き
を設定できるようにし、これらグループについての向き
の情報を個々の面要素に設定された向きの情報に優先さ
せることで、それらの問題を解消する。
【0041】このようにして生成された各面グループの
情報は、仮意匠面グループ情報204としてデータ記憶
部20に記憶される。図2は、この仮意匠面グループ情
報204における1つの面グループを表すデータ内容の
一例である。このデータには、その面グループのID4
02に対応付けて、構成面要素のID群404、境界線
ループ情報406、及び面グループの向き408が登録
されている。構成面要素のID群404には、その面グ
ループに含まれる個々の面要素のIDが列挙される。面
要素自体のIDは従来のCAD機能により付与されてお
り、仮意匠面データ202に記憶されている。境界線ル
ープ情報406は、その面グループの表す複合面の境界
線のループの向きを表す情報であり、ユーザ指定に応じ
て登録される。面グループの向き408は、その面グル
ープが表す複合面の表裏極性の情報であり、ユーザ指定
に応じて記録される。
【0042】このような面グループをベースとした設計
のために、ユーザ操作部30では、仮意匠面の表示にお
いて、面要素単位の区画だけでなく、面グループ単位の
区画も識別できる表示を行う。設計操作入力では、ユー
ザはマウス等で参照先となる面グループを選択し、操作
の内容を入力する。これに応じ、面グループを参照先と
した操作コマンドが生成され、操作履歴206に記録さ
れる。この操作入力を所望の部品形状が形成されるまで
繰り返すことにより、所望の形状モデルと、それに対応
した操作履歴206が出来上がる。
【0043】なお、CAD処理部10で、この操作履歴
206に示される操作コマンドの系列を、仮意匠面デー
タ202及び仮意匠面グループ情報204を参照して実
行すれば、仮意匠面に基づくその部品の形状モデルが得
られる。
【0044】[正式意匠面に基づく形状モデルの生成]
さて、意匠面設計チームが正式な意匠面の設計を完了す
ると、その正式意匠面のデータをデータ記憶部20に正
式意匠面データ208として登録する。そして、仮意匠
面を基準に作成した操作履歴206をこの正式意匠面に
基づいて再実行することで、正式意匠面に適合した部品
形状のモデルを得る。ただし、単に仮意匠面を正式意匠
面に置き換えただけでは従来の問題が残るので、本実施
形態では次のような準備処理を行う。
【0045】すなわち、本実施形態では、グループ対応
付け処理部14を用いて、仮意匠面と正式意匠面との間
で、面グループ同士の対応づけを行う。もっとも、意匠
面設計チームから取得したばかりの正式意匠面では面要
素のグループ化がなされていないので、ここでは仮意匠
面内の面グループに対応する面グループを正式意匠面内
で見つけだすという作業になる。このため、グループ対
応付け処理部14は、例えば図3のような対応付け用の
ユーザインタフェース画面を生成し、ユーザに面グルー
プの対応付けの指定を促す。
【0046】図3の画面例には、仮意匠面を表示する仮
意匠面表示エリア500と正式意匠面を表示する正式意
匠面表示エリア550とが表示される。この例では、各
意匠面内の面要素の境界が破線で示されている。また、
面グループが形成されている仮意匠面については、仮意
匠面表示エリア500にて各面グループ同士が識別可能
な表示を行うことが好適である。これには、例えば面グ
ループ同士を色分け表示してもよいし、また面グループ
同士の境界を面要素の境界とは別の種類の区画線で表示
してもよい。
【0047】ユーザは、この表示エリア500と550
の表示を見比べ、両者の間で互いに対応する面グループ
505、555(その外周を実線で示す)を指定する。
この指定には、例えば、仮意匠面表示エリア500で、
面グループ505の外周を規定する頂点510群をマウ
ス等の操作により選び(これにより仮意匠面の面グルー
プが1つ選択される)、次に正式意匠面表示エリア55
0にて、それに対応する面グループ555の外周を規定
する頂点560群を同様に選択すればよい。図3の例で
は、面グループが4辺形なので、4つの頂点を選択する
ことで1つの面グループを指定できる。このとき、仮意
匠面及び正式意匠面において、面グループを規定する4
頂点を選択する順序(図中それぞれ1,2,3,4の番
号で示す)により、両意匠面間での面グループの頂点同
士の対応づけができる。また、仮意匠面と正式意匠面と
で、対応する頂点を交互に一つずつ選んでいく操作で
も、頂点同士の対応づけができる。
【0048】このような面グループの対応付け操作入力
に応じ、グループ対応付け処理部14は、グループ化処
理部12を用い、正式意匠面についても仮意匠面の場合
と同様の面グループの情報(図2参照)を作成し、デー
タ記憶部20に正式意匠面グループ情報210として登
録する。また、グループ対応付け処理部14は、このよ
うに対応づけを行った仮意匠面の面グループと正式意匠
面の面グループとの対応関係(例えば面グループのID
同士のペアで表現できる)を、データ記憶部20にグル
ープ間対応関係情報212として登録する。
【0049】ここで、図3の例では、仮意匠面の面グル
ープの外周境界線のループの向きに一巡する順番で頂点
を選択し、正式意匠面でも同じ向きに従って頂点を選択
している。この選択操作を利用すれば、仮意匠面と正式
意匠面とで、面グループの外周境界線のループを同じ向
きに方向付けすることができる。すなわち、例えば図3
の面要素572、574(それぞれ矢印の向きに境界線
ループが設定されている)を注目すると判るように、正
式意匠面では個々の面要素の境界線ループの向きがまち
まちなので、上述の従来技術の問題(2)のような事態
が起こり得る。これに対し、本実施形態では、このグル
ープ対応付けの作業により、正式意匠面の面グループの
外周境界線ループの向きを、仮意匠面の対応面グループ
の境界線ループの向きに合わせることができ、そのよう
な問題を解消することができる。この正式意匠面の面グ
ループの境界線ループの向きの情報は、当該面グループ
の境界線ループ情報406(図2参照)として登録され
る。なお、以上の処理では正式意匠面の面グループの境
界線の向きをユーザに明示的に指定してもらったが、仮
意匠面との間で面グループの頂点同士の対応付けができ
ているのであれば、その頂点対応関係の情報と仮意匠面
の対応面グループの境界線ループの向きから、正式意匠
面の面グループの境界線ループの向きを自動的に求めて
設定することもできる。
【0050】また、このようにして形成された正式意匠
面の面グループについて、その面グループの表す複合面
の向きを指定するユーザインタフェースを提供すること
も好適である。指定された向きの情報は、当該面グルー
プの向きの情報408に設定される。また、このような
ユーザ指定の代わりに、面グループの頂点同士の対応の
情報と、仮意匠面の対応面グループの向きの情報から、
正式意匠面の面グループの向きを自動的に求めて設定す
るようにしてもよい。
【0051】以上説明した面グループの対応付けの作業
を、すべての面グループについて繰り返し行うことによ
り、正式意匠面に基づく形状モデル生成の準備が完了す
る。
【0052】準備が完了すると、CAD処理部10で、
仮意匠面基準で作成した操作履歴206を、正式意匠面
データ208、正式意匠面グループ情報210及びグル
ープ間対応関係情報212を参照して実行することによ
り、正式意匠面に適合した部品の形状モデルが得られ
る。この操作履歴の実行では、仮意匠面の面グループを
参照する操作コマンドについては、対応関係情報212
を参照してその面グループに対応する正式意匠面の面グ
ループを求め、これを参照先に変えてその操作コマンド
を実行することで、正式意匠面に適合した形状操作が行
える。この操作において必要となる具体的な形状の情報
については、面グループのIDを基に正式意匠面グルー
プ情報210及び正式意匠面データ208を参照するこ
とで得られる。なお、このように操作コマンドの参照先
を実行時に動的に読み替える代わりに、グループ対応付
け処理に応じて操作コマンドの参照先自体を書き換え、
その書き換え済の操作コマンドの系列を実行するように
してももちろんよい。
【0053】以上説明した本実施形態のCADシステム
によれば、従来技術の問題として挙げた(1)〜(3)
の問題点が解消される。
【0054】すなわち、まず本実施形態では、仮意匠面
と正式意匠面とで(面要素単位ではなく)面グループ単
位で対応付けを行い、面グループを参照して操作コマン
ドを実行するので、対応面グループ同士の面要素の数が
仮意匠面と正式意匠面とで異なっていたとしても問題な
く操作コマンドを実行することができる。したがって、
上記(1)の問題点が解消される。
【0055】次に、本実施形態では、境界線の向きを面
グループ単位で規定し、正式意匠面と仮意匠面とで対応
する面グループの境界線の向きを整合させるので、上記
(2)の問題点が生じなくなる。
【0056】また、本実施形態では、正式意匠面での面
グループの向き(表裏極性)を、仮意匠面の対応面グル
ープの向きに整合させることができるので、上記(3)
の問題も解消される。
【0057】なお、以上の実施形態では、仮意匠面と正
式意匠面との間の面グループ同士の対応づけにおいて、
正式意匠面の面グループ内に、対応する仮意匠面の面グ
ループ内にはなかった「折れ」ができていると、上述の
従来技術の問題点(4)が生じてしまう。これに対する
対策としては、ユーザが正式意匠面内で指定した面グル
ープ内の各面要素の接続関係をCAD処理部10が調
べ、滑らかに連続しない接続部分が見つかると、面に折
れがある旨などを示す警告メッセージを表示するなどの
処理が好適である。ユーザ(部品設計者)は、このメッ
セージに応じ、例えば意匠面設計チームに折れをなくす
修正を求めるなどの処置をとることができ、前もってエ
ラーの原因を取り除くことができる。
【0058】また、このようにユーザが指定した面グル
ープに折れがあるかどうかを判定する代わりに、正式意
匠面でも仮意匠面のグループ化と同様、滑らかに連続す
る面要素群を複合面にまとめ、それら複合面同士が区別
できる表示を行うことも好適である。この場合、複合面
同士の境界は面の折れを示すので、この表示によりユー
ザは、自分の考えている面グループが折れを含むか否か
を画面上で確認できる。
【0059】このように、本実施形態によれば、仮設計
段階の仮意匠面を基準に設計した形状モデルの操作履歴
を、正式意匠面を基準に変えて実行する際のエラー発生
を大幅に低減することができる。したがって、依存関係
にある設計対象の設計を並列的に進め、設計作業期間を
短縮することが可能になる。
【0060】なお、上記実施形態のシステムは、依存関
係にある対象の設計作業の並列化の際だけでなく、過去
の製品の設計の際の操作履歴のデータから、外形を少し
変えた新製品を設計する場合などにも、利用できること
は明らかであろう。
【0061】また、自動車のボデー部品に限らず、製品
内部の形状には、製品外形形状を内側にオフセットした
形状がよく現れるが、本実施形態のシステムは、このよ
うなオフセット形状についての操作のエラー抑制のため
にも利用できる。すなわち、意匠面を車両内側方向に縮
小するようにオフセットした場合、小さな面がシステム
上の下限サイズ以下に縮小されて消えてしまうなどによ
り、オフセット元の形状とオフセット後の形状とで面要
素単位の対応づけができなくなったり、境界線の対応付
けができなくなったりする場合がある。このような場
合、例えばオフセット元とオフセット先の両形状にまた
がる操作などでは、面要素や境界線の対応づけができな
いために、正常に操作を実行できなくなる場合が考えら
れる。これに対する対策として、上記実施形態の面グル
ープの対応付け機能を利用することができる。
【0062】すなわち、仮意匠面と正式意匠面との間で
の面グループの対応づけと同様に、オフセット元の形状
とオフセット先の形状との間で対応する面グループをユ
ーザに指定してもらい、その対応関係を記憶する。これ
により、オフセットの前後で面要素の数が変わるなどし
ても、両者の対応づけが面グループ単位で保たれるの
で、オフセット形状に関する操作のエラーを抑制するこ
とができる。
【0063】なお、オフセット元の面が滑らかであって
も、オフセットにより面要素が消えるなどにより、オフ
セット後の面に折れができる場合がある。このように折
れができると、オフセット元の面上の滑らかな1本の線
をオフセット後の面に投影すると、2本の線に分かれて
しまい、オフセット前後の線同士の対応づけができなく
なる等の問題が生じる。このような問題に対する対処と
して、オフセット後の形状内で指定された面グループに
折れがあるかどうかを判定し、折れがあれば、その折れ
の部分を滑らかな補正面に置き換える処理が好適であ
る。図4を用いて説明すると、オフセット後の形状内で
指定された面グループ600(破線は個々の面要素の境
界)内に折れ610がある場合、この補正処理では、そ
の折れ610の両側の面要素622、624の形状(例
えばパラメトリックパッチとして表現されている)の情
報を基に、それら両面要素622、624を滑らかに繋
ぐ補正面630を公知のアルゴリズムで自動生成し、こ
れを両面要素622、624の間に挿入する。このよう
な折れの補正処理により、オフセット前後の面グループ
の対応関係を更に頑強なものにすることができる。
【0064】なお、正式意匠面の面グループ内に折れが
ある場合には、このような補正面の自動挿入処理は行わ
なかったが、これは部品設計チームには正式意匠面に変
更を加える権限がなく、意匠面設計チームに相談する必
要があるなどの事情を考慮したからである。これに対
し、オフセット面は部品自体の形状でなので部品設計チ
ームの管轄であり、また外観に現れるものでもないの
で、このような自動処理による補完で十分対応できる。
【0065】なお、上記実施形態では、仮意匠面を基準
に部品形状を設計する際に、面要素のグループ化を行っ
ていたが、この代わりに、その設計段階ではグループ化
を行わずに従来通り面要素を参照する操作コマンドの履
歴を蓄積するようにしてもよい。この場合、仮意匠面と
正式意匠面との間で面グループ同士の対応付けを行う際
に、仮意匠面の面グループと、それに対応する正式意匠
面の面グループの両方を生成する。そしてこのとき、参
照先を面要素で示していた操作コマンドを、面グループ
を参照する操作コマンドに書き換えればよい。この書き
換えでは、例えば、仮意匠面内の面要素と面グループの
対応関係の情報を参照して、元の操作コマンドが参照す
る面要素を含んだ面グループを特定し、その面グループ
に対応する正式意匠面内の面グループをその操作コマン
ドの参照先とすればよい。
【0066】以上説明した本実施形態のシステムは、典
型的には、上記の各機能、処理手順を記述するプログラ
ムをコンピュータシステムに実行させることにより構築
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したCADシステムの概略構成
を示す機能ブロック図である。
【図2】 面グループを表すデータの一例を示す図であ
る。
【図3】 仮意匠面と正式意匠面の面グループの対応づ
けのためのユーザインタフェース画面の例を示す図であ
る。
【図4】 オフセット面の折れの補正処理を説明するた
めの図である。
【図5】 従来技術の問題点を説明するための図であ
る。
【図6】 従来技術の問題点を説明するための図であ
る。
【図7】 従来技術の問題点を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10 CAD処理部、12 グループ化処理部、14
グループ対応付け処理部、20 データ記憶部、30
ユーザ操作部、202 仮意匠面データ、204 仮意
匠面グループ情報、206 操作履歴、208 正式意
匠面データ、210 正式意匠面グループ情報、212
グループ間対応関係情報。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基準形状を参照する一連の形状操
    作を実行することで生成される第1の形状モデルを、第
    2の基準形状に基づく第2の形状モデルに変換する装置
    であって、 ユーザの指定に応じて、第1の基準形状と第2の基準形
    状の間で面グループ同士の対応づけを行い、その対応関
    係を記憶する対応付け手段と、 前記一連の形状操作を実行する際、前記第1の基準形状
    内の面グループを参照する形状操作については、その面
    グループに対応づけられた前記第2の基準形状内の面グ
    ループを参照して実行することにより、前記第2の基準
    形状に基づく第2の形状モデルを生成する操作実行手段
    と、 を備える形状モデル変換装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の基準面内の面グループの境界
    線の向きを、それに対応付けられた第1の基準形状内の
    面グループの境界線の向きに合わせて設定する手段を更
    に備える請求項1記載の形状モデル変換装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の基準形状内の面グループの向
    きを、それに対応づけられた第1の基準形状内の面グル
    ープの向きに合わせて設定する手段を更に備える請求項
    1記載の形状モデル変換装置。
  4. 【請求項4】 前記対応付け手段は、互いに滑らかに接
    続される面要素群のみを同一の面グループに組み込む手
    段を備えるを特徴とする請求項1記載の形状モデル変換
    装置。
  5. 【請求項5】 前記対応付け手段で指定された面グルー
    プの中に他の面要素と滑らかに接続しない面要素がある
    場合に所定の警告処理を行う手段を備えることを特徴と
    する請求項1記載の形状モデル変換装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の基準形状が前記第1の基準形
    状をオフセットしたものである場合において、前記対応
    付け手段により前記第2の基準形状内に指定された面グ
    ループの中に互いに滑らかに接続しない面要素群がある
    場合には、それら面要素同士が滑らかに接続されるよう
    に補正する手段を更に備える請求項1記載の形状モデル
    変換装置。
  7. 【請求項7】 第1の基準形状を参照する一連の形状操
    作を実行することで生成される第1の形状モデルを、第
    2の基準形状に基づく第2の形状モデルに変換する装置
    であって、 ユーザの指定に基づき、第1の基準形状と第2の基準形
    状の間で面同士の対応付けをおこない、その対応関係を
    記憶する対応付け手段と、 前記第2の基準形状内の面の向きを、その面に対応付け
    られた前記第1の基準形状内の面の向きに合わせる面方
    向調整処理を行う面調整手段と、 前記前記第1の形状モデルを規定する一連の形状操作を
    実行する際、前記第1の基準形状内の面を参照する形状
    操作については、前記面調整手段で処理済の前記第2の
    基準形状内の対応面を参照して実行することにより、前
    記第2の基準形状に基づく第2の形状モデルを生成する
    操作実行手段と、 を備える形状モデル変換装置。
  8. 【請求項8】 一連の形状操作を実行することにより形
    状モデルを生成する形状モデル生成装置において、第1
    の基準形状を参照する一連の形状操作を実行することで
    生成される第1の形状モデルを、第2の基準形状に基づ
    く第2の形状モデルに変換する方法であって、 ユーザの指定に応じて、第1の基準形状と第2の基準形
    状の間で面グループ同士の対応づけを行い、その対応関
    係を記憶するステップと、 前記第1の形状モデルを規定する一連の形状操作を実行
    する際、前記第1の基準形状内の面グループを参照する
    形状操作については、その面グループに対応づけられた
    前記第2の基準形状内の面グループを参照して実行する
    ことにより、前記第2の基準形状に基づく第2の形状モ
    デルを生成するステップと、 を備える形状モデル変換方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の基準面内の面グループの境界
    線の向きを、それに対応付けられた第1の基準形状内の
    面グループの境界線の向きに合わせて設定するステップ
    を更に備える請求項8記載の形状モデル変換方法。
  10. 【請求項10】 前記第2の基準形状内の面グループの
    向きを、それに対応づけられた第1の基準形状内の面グ
    ループの向きに合わせて設定するステップを更に備える
    請求項8記載の形状モデル変換方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータシステムを、 ユーザの指定に応じて、第1の基準形状と第2の基準形
    状の間で面グループ同士の対応づけを行い、その対応関
    係を記憶する対応付け手段、 前記第1の基準形状を参照して設計された第1の形状モ
    デルを規定する一連の形状操作を実行する際、前記第1
    の基準形状内の面グループを参照する形状操作について
    は、その面グループに対応づけられた前記第2の基準形
    状内の面グループを参照して実行することにより、前記
    第2の基準形状に基づく第2の形状モデルを生成する操
    作実行手段、 として機能させるためのプログラム。
  12. 【請求項12】 前記第2の基準面内の面グループの境
    界線の向きをそれに対応付けられた第1の基準形状内の
    面グループの境界線の向きに合わせて設定する手段、と
    してコンピュータシステムを機能させるプログラムモジ
    ュールを更に含んだ請求項11記載のプログラム。
  13. 【請求項13】 前記第2の基準形状内の面グループの
    向きをそれに対応づけられた第1の基準形状内の面グル
    ープの向きに合わせて設定する手段、としてコンピュー
    タシステムを機能させるプログラムモジュールを更に含
    んだ請求項11記載のプログラム。
  14. 【請求項14】 前記対応付け手段で指定された面グル
    ープの中に他の面要素と滑らかに接続しない面要素があ
    る場合に所定の警告処理を行う手段、としてコンピュー
    タシステムを機能させるプログラムモジュールを更に含
    んだ請求項11記載のプログラム。
  15. 【請求項15】 前記第2の基準形状が前記第1の基準
    形状をオフセットしたものである場合において、前記対
    応付け手段により前記第2の基準形状内に指定された面
    グループの中に互いに滑らかに接続しない面要素群があ
    る場合には、それら面要素同士が滑らかに接続されるよ
    うに補正する手段、としてコンピュータシステムを機能
    させるためのプログラムモジュールを更に含んだ請求項
    11記載のプログラム。
JP2001054808A 2001-02-28 2001-02-28 形状モデル変換装置及び方法 Pending JP2002259472A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001054808A JP2002259472A (ja) 2001-02-28 2001-02-28 形状モデル変換装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001054808A JP2002259472A (ja) 2001-02-28 2001-02-28 形状モデル変換装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002259472A true JP2002259472A (ja) 2002-09-13

Family

ID=18915084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001054808A Pending JP2002259472A (ja) 2001-02-28 2001-02-28 形状モデル変換装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002259472A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006285836A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Univ Of Electro-Communications 3次元cadシステム及びソリッドモデルの作成方法
JP2007328758A (ja) * 2006-05-10 2007-12-20 Sharp Corp 設計支援装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006285836A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Univ Of Electro-Communications 3次元cadシステム及びソリッドモデルの作成方法
JP2007328758A (ja) * 2006-05-10 2007-12-20 Sharp Corp 設計支援装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101741402B1 (ko) 평행 지오데식 곡선들에 의해 모델링되는 부품의 설계
JP4342193B2 (ja) 三次元cadシステム、部分再投影方法、及びコンピュータプログラム
JP2005018591A (ja) 位相判断装置、分解可能形状生成装置、構造メッシュ生成装置、位相判断方法、分解可能形状生成方法、および該位相判断方法を実行させるためのコンピュータ実行可能なプログラム、分解可能形状生成方法を実行させるためのコンピュータ実行可能なプログラム並びに構造メッシュ生成システム
JPH064118A (ja) カッタパスの自動再作成を行うcad/cam方式
US5701404A (en) Method and system for efficiently trimming a nurbs surface with a projected curve
JP2762000B2 (ja) 曲面生成方法および曲面生成装置
JP3557839B2 (ja) 曲面上メッシュデータの作成方法
US20100156936A1 (en) Deformation method of analysis model and computer
CN104573167A (zh) 连接不完美匹配nurbs面片以形成适于有限元分析的计算机模型
JP2002259472A (ja) 形状モデル変換装置及び方法
JP4364133B2 (ja) 局所座標系決定プログラム
JP4747632B2 (ja) フィーチャベースパラメトリックモデリングとダイレクトモデリングを混在させる3dcadモデリング方法、プログラム及び装置
JPH09326045A (ja) 三次元モデル生成方法及び装置並びに三次元モデルを生成するプログラムを格納した記憶媒体
JP2002215696A (ja) 3次元cadシステム
JP3904363B2 (ja) 3次元形状処理システムにおける頂点移動処理装置、及び記録媒体
JP2007047426A (ja) 映像表示装置及び表示用制御回路
JP2000268067A (ja) 3次元cadデータ修正装置
JP3798672B2 (ja) 変形形状算出装置及び方法
JP2002328958A (ja) メッシュ生成方法、プログラム、記録媒体およびメッシュ生成システム
JP4599723B2 (ja) 数値解析方法、それを実施するためのプログラムおよびそれを記録した記録媒体
US11423601B1 (en) Transforming a three-dimensional virtual model to a manipulatable format
JP2000048218A (ja) コンピュータ支援設計装置及びコンピュータ支援設計方法並びにコンピュータ支援設計プログラムを記録した記録媒体
JP2570954B2 (ja) 3次元スプラインの次元変換時の直線形状判定方法
JP3421082B2 (ja) Cadシステム
JP3126335B2 (ja) 板金cad/camシステムにおける板金モデル展開方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060822