JP2002258838A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2002258838A
JP2002258838A JP2001060165A JP2001060165A JP2002258838A JP 2002258838 A JP2002258838 A JP 2002258838A JP 2001060165 A JP2001060165 A JP 2001060165A JP 2001060165 A JP2001060165 A JP 2001060165A JP 2002258838 A JP2002258838 A JP 2002258838A
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    • G10H2220/005Non-interactive screen display of musical or status data
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    • G10H2220/005Non-interactive screen display of musical or status data
    • G10H2220/015Musical staff, tablature or score displays, e.g. for score reading during a performance.

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部表示器にて表示中の歌詞画面又は楽譜画
面を変更することなく、電子楽器にて各種モード設定用
画面を用いた各種モードの変更を可能とする。 【解決手段】 電子楽器は、鍵盤10及び操作パネル2
0を備えている。操作パネル20には、ディスプレイ2
1と、電子楽器の各種モードを選択設定する制御操作子
22を備えている。一部の制御操作子22は、ディスプ
レイ21における表示画面との組み合わせにより、電子
楽器の各種モードを変更するために利用される。ディス
プレイは、画像データメモリ23aを有する表示制御回
路23により表示制御されて、歌詞、楽譜及び各種モー
ド設定用画面を表示する。この画像データメモリ23a
と独立した外部用画像データメモリ51aを有する画像
データ出力回路51は、画像データを外部に出力して、
外部表示器53にてディスプレイ21とは独立して歌
詞、楽譜及び各種モード設定用画面を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発生される楽音信
号の音色、音量、効果などの楽音要素を設定するための
設定用画面を表示したり、歌詞又は楽譜を表示する表示
器を操作パネルに備えた電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、鍵盤を有する電子楽器の操作
パネル面に本体側表示器を配設するとともに同電子楽器
に画像データ出力端子を設け、本体側表示器にて歌詞又
は楽譜を表示するとともに、同本体側表示器に表示され
ている画像を表す画像データを画像データ出力端子に供
給することにより、同出力端子にケーブルを介して接続
した外部表示器でも歌詞又は楽譜を表示できるようにす
ることは知られている。
【0003】また、この操作パネル面に配設した本体側
表示器は、この電子楽器にて発生される楽音信号の音
色、音量、効果などの楽音要素を選択及び設定する際に
も利用される。この場合、本体側表示器が楽音要素の設
定用画面を表示している状態で、操作パネル面に設けた
制御操作子が操作されると、本体側表示器の表示状態と
制御操作子の操作との組み合わせに応じて、この電子楽
器にて発生される楽音信号の音色、音量、効果などの楽
音要素が選択及び設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置においては、外部表示器にて歌詞又は楽譜を表示して
いる状態で、演奏者が演奏音の音色、音量、効果などの
楽音要素を変更するために、本体側表示器の表示状態を
変更すると、外部表示器の歌詞又は楽譜の表示画面も楽
音要素の設定用画面に変更されてしまう。これでは、演
奏者による電子楽器の演奏音を聞きながら、他の者が、
外部表示器によって表示される歌詞を見て歌を歌った
り、同外部表示器によって表示される楽譜を見て他の楽
器を演奏したりしている場合、他の者にとっては歌詞又
は楽譜を見ることができなくなり、不便である。
【0005】
【発明の概要】本発明は、上記問題に対処するためにな
されたもので、その目的は、電子楽器に設けた本体側表
示器と外部表示器の表示内容を独立させることにより、
本体側表示器の表示内容を変更しても、外部表示器の表
示内容が連動して変更されないようにした電子楽器を提
供することにある。
【0006】上記目的を達成するために、本発明の構成
上の特徴は、発生される楽音信号の音高を指定する演奏
操作子と、操作パネルに配置された制御操作子と、操作
パネルに配置されて、発生される楽音信号の楽音要素を
設定するための設定用画面と、歌詞又は楽譜を表す歌詞
又は楽譜画面とを選択的に表示可能な本体側表示器と、
外部に画像データを出力するための画像データ出力端子
と、本体用画像データメモリを有していて同本体用画像
データメモリに記憶されている画像データに基づいて本
体側表示器の表示を制御する表示制御回路と、外部用画
像データメモリを有していて同外部用画像データメモリ
に記憶されている画像データを画像データ出力端子に出
力する画像データ出力回路と、本体側表示器にて表示さ
れている設定用画面と、制御操作子の操作との組み合わ
せにより、発生される楽音信号の楽音要素を設定制御す
る楽音要素設定制御手段と、制御操作子の操作に応じて
本体用画像データメモリ及び外部用画像データメモリに
選択的に画像データを書き込む画像データ書き込み手段
とを備えたことにある。
【0007】上記のように構成した電子楽器において
は、表示制御回路は、本体用画像データメモリに記憶さ
れている画像データに基づいて本体側表示器の表示を制
御する。画像データ出力回路は、外部用画像データメモ
リに記憶されている画像データを画像データ出力端子に
出力する。これらの本体用画像データメモリ及び外部用
画像データメモリは独立に設けられているとともに、操
作パネルに配置された制御操作子の操作に応じて本体用
画像データメモリ及び外部用画像データメモリに選択的
に画像データが書き込まれるので、画像データ出力端子
に外部表示器を接続すれば、本体側表示器と外部表示器
とで異なる画面を独立して表示させることができる。し
たがって、本体側表示器で設定用画面を表示させるとと
もに制御操作子を操作して、楽音要素設定制御手段が発
生される楽音信号の楽音要素を変更している状態でも、
外部表示器の表示状態を本体側表示器とは独立して異な
った表示状態に保つことができる。
【0008】したがって、本発明によれば、設定用画面
を表示するための設定用画面データと、歌詞又は楽譜を
表示するための歌詞又は楽譜データを用意すれば、外部
表示器にて歌詞又は楽譜を表示している状態で、演奏者
が演奏音の音色、音量、効果などの楽音要素を変更する
ために、本体側表示器の表示状態を設定用画面に変更し
ても、外部表示器にて歌詞又は楽譜を表示させ続けるこ
とができる。その結果、演奏者による電子楽器の演奏音
を聞きながら、他の者が、外部表示器によって表示され
る歌詞を見て歌を歌ったり、同外部表示器によって表示
される楽譜を見て他の楽器を演奏したりする際に、便利
になる。
【0009】また、この場合、前記電子楽器に、設定用
画面を表示するための設定用画面データと、歌詞又は楽
譜を表示するための歌詞又は楽譜データとを予め記憶し
た表示用データ記憶手段を設け、画像データ書き込み手
段は、制御操作子の操作に応じて設定用画面データと歌
詞又は楽譜データとを表示用データ記憶手段から選択的
に読み出して、同読み出したデータに基づいて本体用画
像データメモリ及び外部用画像データメモリに記憶され
ている画像データを選択的に更新するようにするとよ
い。
【0010】また、本発明の他の構成上の特徴は、画像
データ書き込み手段が、歌詞又は楽譜データを表示用デ
ータ記憶手段から時間経過に従って読み出して、同読み
出した歌詞又は楽譜データに基づいて本体用画像データ
メモリ及び外部用画像データメモリに記憶されている画
像データを更新するようにするとよい。
【0011】これによれば、本体側表示器及び外部表示
器にて表示される歌詞又は楽譜を楽曲の進行に従って順
次変えていくことができる。したがって、電子楽器を演
奏する演奏者又は外部表示器を見ている他の者は、楽曲
の進行に合わせて表示状態の変化する歌詞又は楽譜を見
ながら、楽器を演奏したり、歌を歌うことができるよう
になり、便利になる。
【0012】また、本発明の他の構成上の特徴は、楽音
信号を自動的に発生させるための自動演奏データを記憶
した自動演奏データ記憶手段と、自動演奏データ記憶手
段に記憶されている自動演奏データを時間経過に従って
読み出して、同読み出した自動演奏データに基づいて楽
音信号の発生を制御する自動演奏データ読み出し手段と
を設けたことにもある。
【0013】これによれば、電子楽器から自動演奏音を
合わせて発生させることもでき、外部表示器を見ながら
楽器を演奏し又は歌を歌う他の者にとって便利になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明すると、図1は、同実施形態に係る電子楽
器をブロック図により示している。
【0015】この電子楽器は、鍵盤10及び操作パネル
20を備えている。鍵盤10は演奏操作子としての複数
の鍵からなり、各鍵の押離鍵により、同各鍵にそれぞれ
対応して設けられた鍵スイッチ11がオン・オフするよ
うになっている。鍵スイッチ11のオン・オフは、バス
12に接続された検出回路13により検出されるように
なっている。
【0016】操作パネル20には、ディスプレイ21及
び多数の制御操作子22が配置されている。ディスプレ
イ21は、液晶表示器で構成されて本体側表示器として
機能するもので、少なくとも、発生される楽音信号の音
色、音量、効果などの楽音要素を設定したり、後述する
外部表示器53の表示画面モードを設定するための設定
用画面を表示可能であるとともに、歌詞又は楽譜を表す
歌詞又は楽譜画面を表示可能に構成されている。なお、
このディスプレイ21として、液晶表示器以外の小型ブ
ラウン管装置などの他の表示器を用いてもよい。ディス
プレイ21は、バス12に接続された表示制御回路23
により表示制御されるようになっている。この表示制御
回路23は、ディスプレイ21に表示される画像を表す
画像データを記憶する画像データメモリ23aを内蔵し
ている。
【0017】制御操作子22は、本電子楽器の動作を制
御するもので、各操作により、各制御操作子22にそれ
ぞれ対応した操作子スイッチ24がオン・オフされるよ
うになっている。特に、制御操作子22は、ディスプレ
イ21の表示モードを選択する操作子、同ディスプレイ
21の表示状態との組み合わせにより楽音要素、後述す
る外部表示器53の表示モードなどを選択する操作子、
自動演奏の動作を制御するスタート操作子、ストップ操
作子、所望の楽曲を選択する操作子などを含む。操作子
スイッチ24のオン・オフは、バス12に接続された検
出回路25により検出されるようになっている。
【0018】バス12には、CPU31、ROM32、
RAM33、外部記憶装置34、タイマ35及び音源回
路40が接続されている。CPU31、ROM32、R
AM33及びタイマ35は、マイクロコンピュータ本体
部を構成するもので、本電子楽器の各種動作をプログラ
ムの実行により制御する。外部記憶装置34は、本電子
楽器に予め組み込まれているハードディスクHD、同電
子楽器に装着可能なコンパクトディスクCD、ミニディ
スクMD、フロッピー(登録商標)ディスクFDなどの
種々の記録媒体と、同各記録媒体に対するドライブユニ
ットを含むものであり、大量のデータ及びプログラムを
記憶及び読み出し可能にしている。
【0019】本実施形態の場合、図2に示すように、ハ
ードディスクHDには、図3〜6のプログラムを含む各
種プログラムと、同各種プログラムの実行時に利用され
る各種データとが記憶されている。これらのプログラム
及びデータは、コンパクトディスクCD、ミニディスク
MD、フロッピーディスクFDからハードディスクHD
に供給されたり、後述する外部音楽機器63又は通信ネ
ットワーク64を介した外部からハードディスクHDに
供給されるものである。
【0020】各種データとしては、少なくとも各種画面
データ、楽音要素制御データ、及び複数の楽曲にそれぞ
れ対応した複数組の楽曲データを含む。各種画面データ
は、ディスプレイ21及び外部表示器53における各種
表示画面を表す画像データである。楽音要素制御データ
は、演奏者によって選択され又は自動演奏データによっ
て指定され、音源回路40にて形成される楽音信号の音
色、音量(振幅エンベロープ)、効果などを制御するた
めのデータである。
【0021】各楽曲データは、インデックスデータ、自
動演奏データ、歌詞表示用データ及び楽譜表示用データ
からなる。インデックスデータは、楽曲名を表す楽曲名
データ、楽曲の調を表す調データ、データ形式の種類を
表すデータなどからなる。
【0022】自動演奏データは、初期に発生される楽音
信号の音色、初期の楽曲の再生テンポなどを決定する初
期データ、一連の演奏イベントデータ、一連のタイミグ
データ及びエンドデータなどからなる。演奏イベントデ
ータは、楽曲の進行に従った楽器の演奏イベントを表す
もので、例えば鍵の押鍵又は離鍵を表すキーオン又はキ
ーオフデータ、同押鍵または離鍵された鍵(音高)を表
すノート番号データ、押鍵の速さ(音量)を表すベロシ
ティデータからなる。また、演奏イベントデータとし
て、演奏途中における音色、再生テンポの変更を表す音
色データ、テンポデータなどを含めてもよい。タイミン
グデータは、各演奏イベント間の時間を表す。エンドデ
ータは、楽曲の終了を表す。
【0023】歌詞表示用データは、曲名を表す曲名デー
タなどの初期データ、一連の歌詞データ、一連のタイミ
ングデータ及びエンドデータなどからなる。歌詞データ
は、歌詞を構成する各文字を表すもので、タイミングデ
ータは各文字間の時間を表す。エンドデータは、楽曲の
終了を表す。
【0024】楽譜表示用データは、曲名を表す曲名デー
タ、調を表す調データなどの初期データ、一連の楽譜デ
ータ、一連のタイミングデータ及びエンドデータなどか
らなる。楽譜データは、音符、休符、半音記号などを表
すもので、タイミングデータは各楽譜データ間の時間を
表す。エンドデータは、楽曲の終了を表す。
【0025】音源回路40は、CPU31からの演奏情
報(キーオン信号、キーオフ信号、ノート番号、ベロシ
ティなど)に基づいて楽音信号を形成する。この楽音信
号の形成においては、音源回路40は、CPU31から
の音色、音量(振幅エンベロープ)、効果などの楽音要
素を制御するための楽音要素制御データに基づいて、楽
音信号の楽音要素も制御する。音源回路40にて形成さ
れた楽音信号は、サウンドシステム41に出力される。
サウンドシステム41は、アンプ、スピーカなどからな
り、前記出力された楽音信号に対応した楽音を発音す
る。
【0026】また、バス12には、画像データ出力回路
51、ミディー(MIDI)インターフェース回路61
及び通信インターフェース回路62も接続されている。
画像データ出力回路51は、外部へ出力する画像データ
を記憶する外部用画像データメモリ51aを内蔵してお
り、同メモリ51aに書き込まれた画像データを画像デ
ータ出力端子52に出力する。この画像データ出力端子
52には、外部表示器53がケーブルなどを介して接続
されるようになっている。外部表示器53は、前記ディ
スプレイ21に比べて大型のCRTディスプレイ、液晶
表示器などで構成され、少なくとも、前記ディスプレイ
21の場合と同様な設定用画面、及び歌詞又は楽譜画面
を表示可能に構成されている。なお、画像データ出力回
路51から画像データ出力端子52を介して外部表示器
53に出力される画像データの出力方式は、通常のビデ
オ出力方式でも、高画質出力方式でもよい。
【0027】ミディーインターフェース回路61は、前
述した自動演奏データ、歌詞表示用データ、楽譜表示用
データなどの音楽に関するデータを、同インターフェー
ス回路61に接続された外部音楽機器63と交信し合う
ためのものである。通信インターフェース回路62は、
通信ネットワーク64を介して外部と接続可能となって
いて、この電子楽器が外部と各種プログラム及びデータ
を交信可能となっている。
【0028】次に、上記のように構成した実施形態の動
作を説明する。ユーザが、電子楽器の電源スイッチ(図
示しない)を投入したり、同電源スイッチの投入後にい
ずれかの制御操作子22を操作すると、CPU31は、
ROM32に記憶された図示しないプログラムの実行に
より、本電子楽器の初期設定動作を実行する。この初期
設定動作においては、外部記憶装置34のハードディス
クHDに記憶されている図3〜図6のプログラムを含む
各種プログラム、各種画面データ及び楽音要素制御デー
タを読み出してRAM33に記憶させ、同RAM33に
記憶された所定のプログラムを起動する。
【0029】なお、各種プログラムがハードディスクH
Dに記憶されていない場合には、コンパクトディスクC
D、ミニディスクMD、フロッピーディスクFDなどに
記憶されている各種プログラムをハードディスクHDに
記憶させた後、又は外部音楽機器63又は通信ネットワ
ーク64を介した外部から前記各種プログラムをハード
ディスクHDにダウンロードした後、各種プログラムを
RAM33に転送して起動する。また、前記各種プログ
ラム、各種画面データ及び楽音要素制御データのうちの
一部を、前記RAM33に記憶させないで、必要に応じ
てハードディスクHD又はその他の記録媒体に記憶させ
たままにしてもよい。
【0030】まず、操作パネル20に設けた制御操作子
22の操作による音色設定動作、ディスプレイ21及び
外部表示器53の表示制御動作について説明する。制御
操作子22は、ディスプレイ21にて、音色設定用画
面、歌詞表示画面、楽譜表示画面、外部表示器53の表
示モード設定用画面、及びその他の表示画面をそれぞれ
表示させるための制御操作子を含んでいる。そして、こ
れらの制御操作子が操作されると、CPU31は、図3
の本体画像モード設定プログラムをステップS100に
て開始し、ステップS102にていずれの制御操作子2
2が操作されたかを判定する。そして、この判定処理に
より、ステップS104〜S134にて制御操作子22
の操作に応じた各種処理を実行した後、ステップS13
6にてこの本体画像モード設定プログラムの実行を終了
する。
【0031】音色設定用画面を表示させる制御操作子2
2が操作されると、ステップS102の判定処理によ
り、ステップS104に進む。ステップS104におい
ては、設定用画面フラグLCF1及び音色設定フラグV
CF1を“1”にそれぞれセットするとともに、歌詞フ
ラグLRF1及び楽譜フラグSCF1を“0”にそれぞ
れリセットする。また、同ステップS104において
は、音色設定フラグVCF1以外のその他の各種設定フ
ラグを“0”にリセットする。この音色設定フラグVC
F1以外のその他の各種設定フラグの中には、後述する
外部表示器53の表示モードを設定する外部表示モード
設定フラグODF1に加え、楽音信号に付与される効果
を選択するための設定フラグ、自動リズムの種類を選択
するための設定フラグなどが含まれる。
【0032】設定用画面フラグLCF1は、“1”によ
り制御操作子22の操作に従って電子楽器の動作を設定
するための各種設定用画面をディスプレイ21で表示す
ることを表し、“0”によりそれ以外の画面をディスプ
レイ21で表示することを表す。音色設定フラグVCF
1は、“1”により制御操作子22の操作に従って楽音
信号の音色を設定するための設定用画面をディスプレイ
21で表示することを表し、“0”によりそれ以外の画
面をディスプレイ21で表示することを表す。歌詞フラ
グLRF1は、“1”により歌詞画面をディスプレイ2
1で表示することを表し、“0”によりそれ以外の画面
をディスプレイ21で表示することを表す。楽譜フラグ
SCF1は、“1”により楽譜画面をディスプレイ21
で表示することを表し、“0”によりそれ以外の画面を
ディスプレイ21で表示することを表す。その他の各種
設定フラグも、音色設定フラグVCF1と同様に、
“1”により制御操作子22の操作に従って各種フラグ
に対応した電子楽器の各種動作を制御するパラメータを
設定するための設定用画面をディスプレイ21で表示す
ることを表し、“0”によりそれ以外の画面をディスプ
レイ21で表示することを表す。
【0033】前記ステップS104の処理後、ステップ
S106にて、前述した初期設定処理によってRAM3
3に記憶されている各種画面データのうちの音色設定用
画面データを読み出して、画像データメモリ23aに書
き込む。すなわち、本体用画像データを音色設定用画面
データに変更する。表示制御回路23は、この画像デー
タメモリ23aに書き込まれた音色設定用画面データに
基づいてディスプレイ21を制御して、同ディスプレイ
21にて図7及び図9(C)に示すような音色設定用画面
を表示する。なお、この表示状態において、制御操作子
22を操作することにより楽音信号の音色を設定する動
作については後述する。
【0034】歌詞画面を表示させる制御操作子22が操
作されると、ステップS102の判定処理により、ステ
ップS108に進む。ステップS108においては、歌
詞フラグLRF1が“0”であるか否かを判定する。歌
詞フラグLRF1が“0”であれば、ステップS108
にて「YES」と判定し、ステップS110にて歌詞フ
ラグLRF1を“1”にセットするとともに、楽譜フラ
グSCF1及び設定用画面フラグLCF1を“0”にそ
れぞれリセットする。
【0035】前記ステップS110の処理後、ステップ
S112にて、後述する自動演奏設定プログラムの処理
により現在選択されて最新の楽曲に関する楽曲データで
あって、外部記憶装置34であるハードディスクHDか
らRAM33に書き込まれている楽曲データ中の歌詞表
示用データを読み出して、同読み出した歌詞表示用デー
タを歌詞画像データに変換して画像データメモリ23a
に書き込む。すなわち、本体用画像データを歌詞用画面
データに変更する。この場合、自動演奏が動作していな
い状態では、歌詞表示用データの最初から所定区間の歌
詞データに対応した歌詞画像データが画像データメモリ
23aに書き込まれる。自動演奏が動作している状態で
は、楽曲の進行に応じた位置の所定区間の歌詞データに
対応した歌詞画像データが画像データメモリ23aに書
き込まれる。表示制御回路23は、この画像データメモ
リ23aに書き込まれた歌詞画像データに基づいてディ
スプレイ21を制御して、同ディスプレイ21にて図9
(A)に示すような歌詞画面を表示する。
【0036】一方、前記ステップS108にて「NO」と
判定されると、すなわち歌詞フラグLRF1が“1”で
あれば、ステップS114にて歌詞フラグLRF1及び
楽譜フラグSCF1を“0”にリセットするとともに、
設定用画面フラグLCF1を“1”にそれぞれセットす
る。
【0037】前記ステップS114の処理後、ステップ
S116にて、前記RAM33に記憶されている各種画
面データのうちで、“1”に設定されている各種設定フ
ラグ(音色設定フラグVCF1を含む)に対応した1組
の設定用画面データを読み出して、画像データメモリ2
3aに書き込む。すなわち、本体用画像データを各種設
定フラグに応じた設定用画面データに変更する。表示制
御回路23は、この画像データメモリ23aに書き込ま
れた設定用画面データに基づいてディスプレイ21を制
御して、同ディスプレイ21にて各種設定フラグに応じ
た設定用画面を表示する。この場合、例えば、音色設定
フラグVCF1が“1”であれば、前記ステップS10
6の場合と同様に、ディスプレイ21にて音色設定用画
面が表示される。音色設定フラグVCF1以外の各種設
定フラグとしては、楽音信号に付与される効果を選択す
るための設定フラグ、自動リズムの種類を選択するため
の設定フラグなどがあり、これらの設定フラグが“1”
であれば、効果選択画面、リズム種類選択画面がディス
プレイ21にて表示される。
【0038】楽譜画面を表示させる制御操作子22が操
作されると、ステップS102の判定処理により、ステ
ップS118に進む。ステップS118においては、楽
譜フラグSCF1が“0”であるか否かを判定する。楽
譜フラグSCF1が“0”であれば、ステップS118
にて「YES」と判定し、ステップS120にて楽譜フ
ラグSCF1を“1”にセットするとともに、歌詞フラ
グLRF1及び設定用画面フラグLCF1を“0”にそ
れぞれリセットする。
【0039】前記ステップS120の処理後、ステップ
S122にて、前記最新の楽曲に関する楽曲データであ
って、外部記憶装置34であるハードディスクHDから
RAM33に書き込まれている楽曲データ中の楽譜表示
用データを読み出して、同読み出した楽譜表示用データ
を楽譜画像データに変換して画像データメモリ23aに
書き込む。すなわち、本体用画像データを楽譜用画面デ
ータに変更する。この場合も、自動演奏が動作していな
い状態では、楽譜表示用データの最初から所定区間の楽
譜データに対応した楽譜画像データが画像データメモリ
23aに書き込まれる。自動演奏が動作している状態で
は、楽曲の進行に応じた位置の所定区間の楽譜データに
対応した楽譜画像データが画像データメモリ23aに書
き込まれる。表示制御回路23は、この画像データメモ
リ23aに書き込まれた楽譜画像データに基づいてディ
スプレイ21を制御して、同ディスプレイ21にて図9
(B)に示すような楽譜画面を表示する。
【0040】一方、前記ステップS118にて「NO」と
判定されると、すなわち楽譜フラグSCF1が“1”で
あれば、ステップS124にて楽譜フラグSCF1及び
歌詞フラグLRF1を“0”にリセットするとともに、
設定用画面フラグLCF1を“1”にそれぞれセットす
る。前記ステップS124の処理後、ステップS126
にて、前記ステップS116の処理と同様な処理を実行
して、画像データメモリ23a内の本体用画像データを
各種設定フラグに応じた設定用画面データに変更する。
そして、表示制御回路23は、変更された設定用画面デ
ータに基づいてディスプレイ21を制御して、同ディス
プレイ21にて各種設定フラグに応じた設定用画面を表
示する。
【0041】外部表示器53の表示モード設定用画面を
表示させる制御操作子22が操作されると、ステップS
102の判定処理により、ステップS128に進む。ス
テップS128においては、設定用画面フラグLCF1
及び外部表示モード設定フラグODF1を“1”にそれ
ぞれセットするとともに、歌詞フラグLRF1及び楽譜
フラグSCF1を“0”にそれぞれリセットする。ま
た、同ステップS128においては、外部表示モード設
定フラグODF1以外の音色設定フラグVCF1を含む
その他の各種設定フラグも“0”にリセットする。
【0042】前記ステップS128の処理後、ステップ
S130にて、前述した初期設定処理によってRAM3
3に記憶されている各種画面データのうちの外部表示モ
ード設定用画面データを読み出して、画像データメモリ
23aに書き込む。すなわち、本体用画像データを外部
表示モード設定用画面データに変更する。表示制御回路
23は、この画像データメモリ23aに書き込まれた外
部表示モード設定用画面データに基づいてディスプレイ
21を制御して、同ディスプレイ21にて図8に示す外
部表示器53の表示モード設定用画面を表示する。な
お、この表示状態において、制御操作子22を操作する
ことにより外部表示器53の表示モードを設定する動作
については後述する。
【0043】また、前記以外の設定用画面を表示させる
制御操作子22が操作されると、ステップS102の判
定処理により、ステップS132,S134の処理を実
行する。ステップS132においては、前記ステップS
104、S128と同様なフラグ処理を、操作された制
御操作子22に応じて行う。ステップS134において
は、前記ステップS106、S130と同様な本体用画
像データの変更処理を、操作された制御操作子22に応
じて行う。
【0044】次に、上記ステップS106,S116,
S126,S130,S134の処理により、ディスプ
レイ21にて音色設定用画面、外部表示モード設定用画
面、その他の設定用画面が表示された状態で、音色、外
部表示モード、その他の電子楽器の動作を設定する動作
について説明する。この場合、多数の制御操作子22の
うちで、ディスプレイ21の近傍に位置する制御操作子
22が操作されると、CPU31は、図4の画面利用モ
ード切り換えプログラムを実行する。
【0045】この画面利用モード切り換えプログラムの
実行はステップS200にて開始され、ステップS20
2にて、ディスプレイ21が音色設定用画面を表示中か
を判定する。具体的には、設定用画面フラグLCF1及
び音色設定フラグVCF1が共に“1”であるかを判定
すればよい。この判定において「YES」と判定される
と、ステップS204にて前述したディスプレイ21の
近傍に配置された制御操作子22の操作に応じて楽音信
号の音色を設定し、ステップS226にて画面利用モー
ド切り換えプログラムの実行を終了する。
【0046】この音色設定処理を一例を上げて詳細に説
明しておくと、この状態で、ディスプレイ21は、前述
した図7(図9(C))に示すように、「グランドピアノ
(Grand Piano)」、「ロックピアノ(Rock Piano)」
などの音色を表す文字を表示している。この場合、ディ
スプレイ21の左右近傍に配置されて音色を表す文字の
隣りに位置する各制御操作子22が、前記文字にて表示
された音色にそれぞれ対応している。そして、これらの
ディスプレイ21の左右近傍に配置された制御操作子2
2のいずれかを操作することは、同操作された制御操作
子22に対応した音色を選択することを意味する。した
がって、ステップS204の音色設定処理においては、
初期設定によりRAM33に転送記憶させた楽音要素制
御データのうちで、前記操作された制御操作子22に対
応した音色制御データを読み出して、音源回路40に供
給する。
【0047】音源回路40においては、今まで記憶され
ていた音色制御データを今回供給された音色制御データ
で更新する。これにより、鍵盤10の演奏操作による楽
音信号であって、音源回路40にてこれから形成される
楽音信号の音色は、前記新たな音色制御データにより決
定されるようになる。
【0048】また、ディスプレイ21の近傍に位置する
制御操作子22が操作されたとき、ディスプレイ21が
図8に示すように外部表示器53の表示モード設定用画
面を表示していたとする。この場合、CPU31は、ス
テップS202にて「NO」と判定し、ステップS20
6にて「YES」すなわちディスプレイ21が外部表示
器53の表示モード設定用画面を表示中であると判定す
る。具体的には、設定用画面フラグLCF1及び外部表
示モード設定フラグODF1が共に“1”であるかを判
定すればよい。前記ステップS206の「YES」との
判定後、ステップS208〜S222の処理により、前
述したディスプレイ21の近傍に配置された制御操作子
22の操作に応じて外部表示器53の表示モードを設定
し、ステップS226にて画面利用モード切り換えプロ
グラムの実行を終了する。
【0049】この外部表示器53の表示モード設定処理
について一例を上げて詳細に説明しておく。この状態で
は、ディスプレイ21は、前述した図8に示すように、
「サイズ(SIZE) 小(SMALL) 大(LARGE)」、「表示内容
(Screen Content) 歌詞(Lyric) 楽譜(Score) 本体
(LCD)」などの表示態様に関する文字を表示している。
「サイズ」などに関しては、本発明に直接関係ないので
説明を省略し、「表示内容」に関してのみ詳しく説明す
る。
【0050】この場合、ディスプレイ21の下側に近接
配置されて各文字の下側に位置する各制御操作子22
が、各文字に対するカーソルの移動操作子として機能す
る。すなわち、「表示内容(Screen Content) 歌詞(Lyr
ic) 楽譜(Score) 本体(LCD)」と表示された下側に
位置する2段の制御操作子22のうちで上段の操作子が
カーソルを上方に移動する機能を有し、下段の操作子が
カーソルを下方へ移動する機能を有する。そして、これ
らの2段の制御操作子22が操作された場合、ステップ
S208の処理によりカーソルが移動され、ステップS
210にてカーソルの移動位置が判定される。
【0051】いま、カーソルが歌詞位置(最上位位置)
に移動したとすると、ステップS210の判定処理によ
り、ステップS212に進む。ステップS212におい
ては、歌詞フラグLRF2を“1”にセットするととも
に、楽譜フラグSCF2及び本体表示フラグLCF2を
“0”にリセットする。歌詞フラグLRF2は、“1”
により歌詞画面を外部表示器53で表示することを表
し、“0”によりそれ以外の画面を外部表示器53で表
示することを表す。楽譜フラグSCF2は、“1”によ
り楽譜画面を外部表示器53で表示することを表し、
“0”によりそれ以外の画面を外部表示器53で表示す
ることを表す。本体表示フラグLCF2は、“1”によ
りディスプレイ21と同一画面を外部表示器53で表示
することを表し、“0”によりそれ以外の画面を外部表
示器53で表示することを表す。
【0052】前記ステップS212の処理後、ステップ
S214にて、前記図3のステップS112の同様な歌
詞データをRAM33から読み出して歌詞画像データに
変換し、画像データ出力回路51の外部用画像データメ
モリ51aに書き込んで、ステップS226にてこの画
面利用モード切り換えプログラムの実行を終了する。す
なわち、外部用画像データを歌詞用画面データに変更す
る。画像データ出力回路51は、外部用画像データメモ
リ51aに書き込まれた外部用画像データを読み出し
て、画像データ出力端子52に出力する。したがって、
画像データ出力端子52に外部表示器53が接続されて
いれば、外部表示器53は、前記出力された外部用画像
データを受け取って歌詞表示する(図9(A)参照)。な
お、以降、外部表示器53が画像データ出力端子52に
接続されているものとして説明する。
【0053】また、前記ステップS208の処理によ
り、カーソルが楽譜位置(中央位置)に移動したとする
と、ステップS210の判定処理により、ステップS2
16に進む。ステップS216においては、楽譜フラグ
SCF2を“1”にセットするとともに、歌詞フラグL
RF2及び本体表示フラグLCF2を“0”にリセット
する。
【0054】前記ステップS216の処理後、ステップ
S218にて、前記図3のステップS112の同様な楽
譜データをRAM33から読み出して楽譜画像データに
変換し、画像データ出力回路51の外部用画像データメ
モリ51aに書き込んで、ステップS226にてこの画
面利用モード切り換えプログラムの実行を終了する。す
なわち、外部用画像データを楽譜用画面データに変更す
る。画像データ出力回路51は、外部用画像データメモ
リ51aに書き込まれた外部用画像データを読み出し
て、画像データ出力端子52に出力する。したがって、
外部表示器53は、前記出力された外部用画像データを
受け取って楽譜表示するようになる(図9(B)参照)。
【0055】また、前記ステップS208の処理によ
り、カーソルが本体表示(最下位位置)に移動したとす
ると、ステップS210の判定処理により、ステップS
220に進む。ステップS220においては、本体表示
フラグLCF2を“1”にセットするとともに、歌詞フ
ラグLRF2及び楽譜フラグSCF2を“0”にリセッ
トする。
【0056】前記ステップS220の処理後、ステップ
S222にて、表示制御回路23内の画像データメモリ
23aに記憶されている画像データを読み出して、同画
像データを外部用画像データとして画像データ出力回路
51の外部用画像データメモリ51aに書き込み、ステ
ップS226にてこの画面利用モード切り換えプログラ
ムの実行を終了する。すなわち、外部用画像データを本
体用画像データに変更する。画像データ出力回路51
は、外部用画像データメモリ51aに書き込まれた外部
用画像データを読み出して、画像データ出力端子52に
出力する。したがって、外部表示器53は、ディスプレ
イ21と同じ画面を表示することになる。
【0057】また、ディスプレイ21が前記した音色設
定用画面及び外部表示器53のモード設定用画面以外の
画面を表示していれば、ステップS202,S206に
てそれぞれ「NO」と判定して、ステップS224にてそ
の他の処理を実行して、ステップS226にてこの画面
利用モード切り換えプログラムの実行を終了する。この
ステップS224の処理においては、ディスプレイ21
の近傍に位置する制御操作子22とディスプレイ21と
の表示画面との組み合わせに応じて、音色設定び外部表
示器53のモード設定以外の電子楽器の動作を設定制御
する。
【0058】次に、外部記憶装置34のハードディスク
HDに記憶されている楽曲データに基づいて、自動演奏
させたり、ディスプレイ21及び外部表示器53の表示
を制御する動作について説明する。この場合、制御操作
子22のいずれかを操作することにより、電子楽器を自
動演奏モードに設定する。この自動演奏モードにおいて
は、CPU31は、図5の自動演奏設定プログラムを所
定の短時間ごとに繰り返し実行する。
【0059】この自動演奏設定プログラムは、ステップ
S300にて開始され、ステップS302にて対象とな
る楽曲を選択する。この選択においては、CPU31
が、外部記憶装置34のハードディスクHDに記憶され
ている複数の楽曲データ中の各楽曲名データを読み出し
て、同楽曲名データに基づいてディスプレイ21に複数
の楽曲名を表示する。そして、ユーザが、表示されてい
る複数の楽曲名の中から一つの楽曲を制御操作子22を
操作することにより選択する。これにより、選択された
楽曲に関するインデックスデータ、自動演奏データ、歌
詞表示用データ及び楽譜表示用データからなる1組の楽
曲データが、RAM33に転送記憶される。
【0060】また、ユーザが所望とする楽曲に関する楽
曲データがハードディスクHDに記憶されていない場合
には、他の楽曲データを記憶したコンパクトディスクC
D、ミニディスクMD、フロッピーディスクFDから所
望の楽曲に関する楽曲データをRAM33に読み込んだ
り、通信ネットワーク64を介して外部から所望の楽曲
に関する楽曲データをRAM33に読み込んだりしても
よい。ただし、この場合には、楽曲データの繰り返し利
用を実現するために、RAM33に書き込んだ楽曲デー
タをハードディスクHDにも書き込んでおくとよい。
【0061】次に、ステップS304にて、制御操作子
22に含まれる自動演奏のスタート操作子及びストップ
操作子の操作を検出する。そして、ステップS304に
て作動フラグRUNが“0”であるかを判定する。この
作動フラグRUNは、“0”により自動演奏の停止状態
を表し、“1”により自動演奏の作動状態を表す。自動
演奏が停止状態にあって作動フラグRUNが“0”に設
定されていれば、ステップS306にて「YES」と判
定し、ステップS308にて前記ステップS304の処
理によってスタート操作子のオン操作が検出されている
かを判定する。ステップS304の処理によってスター
ト操作子のオン操作が検出されていなければ、ステップ
S308にて「NO」と判定して、ステップS328に
てこの自動演奏設定プログラムの実行を終了する。
【0062】これに対して、ステップS304の処理に
よってスタート操作子のオン操作が検出されていると、
ステップS308にて「YES」と判定して、ステップ
S310にて作動フラグRUNを“1”に設定する。こ
のステップS310の処理後、ステップS312にて歌
詞フラグLRF1が“1”であるかを判定するととも
に、ステップS314にて楽譜フラグSCF1が“1”
であるかを判定する。両フラグLRF1,SCF1が共
に“0”であれば、両ステップS312,S314にて
共に「NO」と判定して、ステップS320に進む。
【0063】歌詞フラグLRF1が“1”であれば、ス
テップS312にて「YES」と判定し、ステップS3
16にて、前記選択した楽曲に関する楽曲データであっ
て、外部記憶装置34であるハードディスクHDからR
AM33に書き込まれている楽曲データ中の歌詞表示用
データのうちで、最初から所定区間の歌詞データを読み
出す。そして、同読み出した歌詞表示用データを歌詞画
像データに変換して画像データメモリ23aに書き込
む。すなわち、本体用画像データを初期の歌詞用画面用
データに変更する。表示制御回路23は、この画像デー
タメモリ23aに書き込まれた歌詞画像データに基づい
てディスプレイ21を制御して、同ディスプレイ21に
て図9(A)に示すような選択曲の初期の歌詞画面を表示
する。
【0064】楽譜フラグSCF1が“1”であれば、ス
テップS312にて「NO」と判定するとともにステッ
プS314にて「YES」と判定し、ステップS318
にて、前記選択した楽曲に関する楽曲データであって、
外部記憶装置34であるハードディスクHDからRAM
33に書き込まれている楽曲データ中の楽譜表示用デー
タのうちで、最初から所定区間の楽譜データを読み出
す。そして、同読み出した楽譜表示用データを楽譜画像
データに変換して画像データメモリ23aに書き込む。
すなわち、本体用画像データを初期の楽譜用画面データ
に変更する。表示制御回路23は、この画像データメモ
リ23aに書き込まれ楽譜画像データに基づいてディス
プレイ21を制御して、同ディスプレイ21にて図9
(B)に示すような選択曲の初期の楽譜画面を表示する。
【0065】前記ステップS312〜318の処理後、
ステップS320にて歌詞フラグLRF2が“1”であ
るかを判定するとともに、ステップS322にて楽譜フ
ラグSCF2が“1”であるかを判定する。両フラグL
RF2,SCF2が共に“0”であれば、両ステップS
320,S322にて共に「NO」と判定して、ステッ
プS328にてこの自動演奏設定プログラムの実行を終
了する。
【0066】歌詞フラグLRF2が“1”であれば、ス
テップS320にて「YES」と判定し、ステップS3
24にて、前記ステップS316の場合と同様にして、
選択曲の初期の歌詞画像データを形成して、画像データ
出力回路51内の外部用画像データメモリ51aに書き
込み、ステップS328にてこの自動演奏設定プログラ
ムの実行を終了する。すなわち、外部用画像データを選
択曲の初期の歌詞用画面データに変更する。なお、歌詞
フラグLRF1も“1”であれば、前記ステップS31
6と同じ歌詞用画面データを用いることもできる。画像
データ出力回路51は、外部用画像データメモリ51a
に書き込まれた外部用画像データを読み出して、画像デ
ータ出力端子52に出力する。したがって、外部表示器
53は、前記出力された外部用画像データを受け取って
選択曲の初期の歌詞を表示するようになる(図9(A)参
照)。
【0067】楽譜フラグSCF2が“1”であれば、ス
テップS320にて「NO」と判定するとともに、ステ
ップS322にて「YES」と判定し、ステップS32
6にて、前記ステップS318の場合と同様にして、選
択曲の初期の楽譜画像データを形成して、画像データ出
力回路51内の外部用画像データメモリ51aに書き込
み、ステップS328にてこの自動演奏設定プログラム
の実行を終了する。すなわち、外部用画像データを選択
曲の初期の楽譜用画面データに変更する。なお、楽譜フ
ラグSCF1も“1”であれば、前記ステップS318
と同じ楽譜用画面データを用いることもできる。画像デ
ータ出力回路51は、外部用画像データメモリ51aに
書き込まれた外部用画像データを読み出して、画像デー
タ出力端子52に出力する。したがって、外部表示器5
3は、前記出力された外部用画像データを受け取って選
択曲の初期の楽譜を表示するようになる(図9(B)参
照)。
【0068】このような自動演奏設定プログラムの実行
により、前記本体画像モード設定プログラム及び画面利
用モード切り換えプログラムで設定した歌詞フラグLR
F1,LRF2及び楽譜フラグSCF1,SCF2に応
じて、選択曲の初期の歌詞及び楽譜がディスプレイ21
及び外部表示器53にて選択的に表示される。
【0069】次に、自動演奏による楽音信号の再生動作
と、歌詞及び楽譜表示の進行動作について説明する。前
述したように作動フラグRUNが“1”に設定される
と、CPU31は、図示しないプログラムにより設定さ
れる演奏テンポに応じた短時間ごとに図6の自動演奏及
び表示制御プログラムを実行し始める。このプログラム
の実行はステップS400にて開始され、ステップS4
02にて、前記図5のステップS302の処理によって
RAM33に転送した自動演奏データの読み出し処理を
行う。この読み出し処理においては、タイミングデータ
によって規定される時間ごとに演奏イベントデータ(キ
ーオン又はキーオフデータ、ノート番号データ及びベロ
シティデータ)及びエンドデータが順次読み出される。
【0070】次に、ステップS404にて前記読み出し
たデータがエンドデータであるかを判定する。前記読み
出したデータがエンドデータであれば、ステップS40
4にて「YES」と判定し、ステップS406にて作動
フラグRUNを“0”に戻して、ステップS430にて
自動演奏及び表示制御プログラムの実行を終了する。こ
れにより、この場合には、自動演奏は終了する。
【0071】また、前記読み出したデータがエンドデー
タでなければ、すなわち演奏イベントデータであれば、
ステップS404にて「NO」と判定し、ステップS4
08にて、前記読み出した演奏イベントデータ(キーオ
ン又はキーオフデータ、ノート番号データ及びベロシテ
ィデータ)を音源回路40に供給する。音源回路40に
おいては、前記供給された演奏イベントデータに基づい
て、楽音信号を発生する。この場合、キーオン又はキー
オフデータにより楽音信号の発生開始又は終了が制御さ
れ、ノート番号データにより発生楽音信号の音高周波数
が制御され、及びベロシティデータにより発生楽音信号
の音量が制御される。そして、この楽音信号はサウンド
システム41に出力され、同システム41は楽音を発音
する。その結果、電子楽器からは、選択楽曲に関する自
動演奏データに基づいて同楽曲を構成する楽音が順次発
音される。
【0072】前記ステップS408の処理後、ステップ
S410にて歌詞フラグLRF1が“1”であるかを判
定するとともに、ステップS412にて楽譜フラグSC
F1が“1”であるかを判定する。
【0073】歌詞フラグLRF1が“1”であれば、ス
テップS410にて「YES」と判定し、ステップS4
14にて、前記図5のステップS304の処理によって
RAM33に転送した歌詞表示用データを構成する歌詞
データを、タイミングデータによって規定される時間ご
とに読み出して、同読み出した歌詞データに基づいて画
像データメモリ23aに記憶されている本体用画像デー
タを更新する。この更新においては、新たに読み出した
歌詞データにより楽曲の進行位置を判定し、進行位置を
表示するための本体用画像データを書き換える。
【0074】そして、表示制御回路23は、画像データ
メモリ23a内の更新された本体用画像データに基づい
てディスプレイ21を制御するので、同ディスプレイ2
1にて図9(A)に示すような歌詞表示に楽曲の進行位置
が付加される。この進行位置の表示は、カーソルのよう
なマークを楽曲の進行に合わせて移動させてもよいし、
歌詞を構成する文字の表示色を楽曲の進行に合わせて移
動させるようにしてもよい。
【0075】楽譜フラグSCF1が“1”であれば、ス
テップS410にて「NO」と判定するとともにステッ
プS412にて「YES」と判定し、ステップS416
にて、前記図5のステップS304の処理によってRA
M33に転送した楽譜表示用データを構成する楽譜デー
タを、タイミングデータによって規定される時間ごとに
読み出して、同読み出した楽譜データに基づいて画像デ
ータメモリ23aに記憶されている本体用画像データを
更新する。この更新においても、新たに読み出した楽譜
データにより楽曲の進行位置を判定し、進行位置を表示
するための本体画像用データを書き換える。そして、表
示制御回路23は、ディスプレイ21を前記と同様に制
御するので、同ディスプレイ21にて、図9(B)に示す
ような楽譜表示に楽曲の進行位置が付加される。この進
行位置の表示も、カーソルのようなマークを楽曲の進行
に合わせて移動させてもよいし、楽譜を構成する音符の
表示色を楽曲の進行に合わせて移動させるようにしても
よい。
【0076】また、歌詞フラグLRF1及び楽譜フラグ
SCF1が共に“0”であれば、ステップS410、S
412にてそれぞれ「NO」と判定し、ステップS41
8にて画像データメモリ23aに記憶されている本体画
像用データを設定用画面データに変更する。この場合、
設定用画面フラグLCF1は“1”にセットされてお
り、ディスプレイ21は、音色設定フラグVCF1、外
部表示モード設定フラグODF1などの各種設定フラグ
に従った表示画面となる。例えば、音色設定フラグVC
F1が“1”であれば、このステップS418の処理は
図3のステップS106の処理と同じになる。また、外
部表示モード設定フラグODF1が“1”であれば、こ
のステップS418の処理は図3のステップS130の
処理と同じになる。
【0077】したがって、このような自動演奏の作動中
であって、自動演奏データ、歌詞表示用データ及び楽譜
表示用データを楽曲の進行に従って読み出し中であって
も、ディスプレイ21においては音色、外部表示器53
の表示モード、その他の設定用画面が表示される。その
結果、自動演奏の作動中にも、音色などの楽音信号の各
種要素の設定を含む電子楽器の各種動作の設定を、ユー
ザによる制御操作子の操作に応じて変更できる。
【0078】前記ステップS414〜S418の処理
後、ステップS420にて歌詞フラグLRF2が“1”
であるかを判定するとともに、ステップS422にて楽
譜フラグSCF2が“1”であるかを判定する。
【0079】歌詞フラグLRF2が“1”であれば、ス
テップS420にて「YES」と判定し、ステップS4
24にて、前記ステップS414の処理と同様にして、
画像データ出力回路51内の外部用画像データメモリ5
1aに記憶されている外部用画像データを歌詞の進行位
置を表示するために更新し、ステップS430にてこの
自動演奏及び表示制御プログラムの実行を終了する。な
お、歌詞フラグLRF1も“1”であれば、前記ステッ
プS414と同じ本体用画像データ(歌詞画像データ)
を用いることもできる。画像データ出力回路51は、外
部用画像データメモリ51aに書き込まれた外部用画像
データを読み出して、画像データ出力端子52に出力す
る。したがって、外部表示器53は、前記出力された外
部用画像データに基づく歌詞画面を表示するので、楽曲
の進行に従った歌詞の位置が表示される。この場合も、
この進行位置の表示は、カーソルのようなマークを楽曲
の進行に合わせて移動させてもよいし、歌詞を構成する
文字の表示色を楽曲の進行に合わせて移動させるように
してもよい。
【0080】楽譜フラグSCF2が“1”であれば、ス
テップS420にて「NO」と判定するとともにステッ
プS422にて「YES」と判定し、ステップS426
にて、前記ステップS416の処理と同様にして、画像
データ出力回路51内の外部用画像データメモリ51a
に記憶されている外部用画像データを歌詞の進行位置を
表示するために更新し、ステップS430にてこの自動
演奏及び表示制御プログラムの実行を終了する。なお、
楽譜フラグSCF1も“1”であれば、前記ステップS
416と同じ本体用画像データ(楽譜画像データ)を用
いることもできる。この場合も、画像データ出力回路5
1は、外部用画像データメモリ51aに書き込まれた外
部用画像データを読み出して、画像データ出力端子52
に出力する。したがって、外部表示器53は、前記出力
された外部用画像データに基づく楽譜画面を表示するの
で、楽曲の進行に従った楽譜の位置が表示される。この
場合も、この進行位置の表示は、カーソルのようなマー
クを楽曲の進行に合わせて移動させてもよいし、楽譜を
構成する音符の表示色を楽曲の進行に合わせて移動させ
るようにしてもよい。
【0081】また、歌詞フラグLRF2及び楽譜フラグ
SCF2が共に“0”であれば、ステップS420、S
422にてそれぞれ「NO」と判定し、ステップS42
8にて、表示制御回路23内の画像データメモリ23a
に記憶されている画像データを読み出して、同画像デー
タを外部用画像データとして画像データ出力回路51の
外部用画像データメモリ51aに書き込み、ステップS
430にてこの自動演奏及び表示制御プログラムの実行
を終了する。すなわち、外部用画像データを本体用画像
データに変更する。画像データ出力回路51は、外部用
画像データメモリ51aに書き込まれた外部用画像デー
タを読み出して、画像データ出力端子52に出力する。
したがって、外部表示器53は、ディスプレイ21と同
じ画面を表示することになる。
【0082】なお、前述したステップS414,S41
6,S424,S426の処理において、ディスプレイ
21又は外部表示器53にて表示中の歌詞又は楽譜の最
後の文字又は音符に関する歌詞データ又は音符データの
読み出しが終了した場合には、前述の楽曲の進行位置の
表示制御に加えて次の処理を実行する。すなわち、次の
歌詞データ及び楽譜データを読み出す際に、同次の歌詞
データ又は楽譜データから所定区間の歌詞データ又は楽
譜データを読み出して、これらの読み出した所定区間の
歌詞データ又は楽譜データを歌詞用画面データ又は楽譜
用画面データに変換して、新たな歌詞画面又は楽譜画面
をディスプレイ21又は外部表示器53にて表示する。
【0083】また、このような自動演奏の動作中であっ
ても、歌詞又は楽譜の表示中であっても、制御操作子2
2の操作によって図3の本体画像モード設定プログラム
及び図4の画面利用モード切り換えプログラムが実行さ
れて、ディスプレイ21又は外部表示器53の表示状態
は、音色、音量等の楽音要素、外部表示器53の表示モ
ードなどに変更され得る。
【0084】上記説明からも理解できるように、上記実
施形態においては、表示制御回路23に画像データメモ
リ23aを設けるとともに、これとは独立して画像デー
タ出力回路51内に外部用画像データメモリ51aを設
け、制御操作子22の操作により、ディスプレイ21及
び外部表示器53にて、電子楽器の各種モードの設定用
画面、歌詞用画面及び楽譜用画面を選択的に独立して表
示できるようにした。したがって、上記実施形態によれ
ば、外部表示器53にて歌詞又は楽譜を表示している状
態で、演奏者が演奏音の音色、音量、効果などの楽音要
素を変更するために、ディスプレイ21の表示状態を設
定用画面に変更しても、外部表示器53にて歌詞又は楽
譜を表示させ続けることができる。その結果、演奏者に
よる電子楽器の演奏音を聞きながら、他の者が、外部表
示器53によって表示される歌詞を見て歌を歌ったり、
同外部表示器53によって表示される楽譜を見て他の楽
器を演奏したりする際に、便利になる。
【0085】また、このようなディスプレイ21の表示
モードは、歌詞画面表示、楽譜画面表示及び設定用画面
表示の3種類に大別され、設定用画面表示は、さらに音
色、音量、外部表示器53の表示モードの設定のような
種々の状態に切り換えられる。これに対して、外部表示
器53の表示モードは、歌詞画面表示、楽譜画面表示及
び本体側と同一画面表示の3種類に大別され、本体側と
同一の画面表示においては、ディスプレイ21と同一画
面が表示される。すなわち、ディスプレイ21で歌詞が
表示されていれば歌詞が表示され、ディスプレイ21で
楽譜が表示されていれば楽譜が表示され、ディスプレイ
21で各種設定用画面が表示されていれば同設定用画面
が表示される。したがって、外部表示器53を用いて演
奏者によるディスプレイ21を用いた演奏操作を常に監
視することができ、この表示機能を教育用、合奏用など
に使用すると便利である。
【0086】また、上記実施形態の電子楽器において
は、自動演奏データ、歌詞表示用データ及び楽譜表示用
データからなる楽曲データを記憶しておき、これらの各
データを楽曲の進行に従って順次読み出して、自動演奏
音の発生、歌詞及び楽譜の進行表示を可能とするように
した。したがって、この実施形態によれば、電子楽器を
演奏する演奏者又は外部表示器を見ている他の者は、自
動演奏を聞きながら、また楽曲の進行に合わせて表示状
態の変化する歌詞又は楽譜を見ながら、楽器を演奏した
り、歌を歌うことができるようになり、便利になる。
【0087】なお、上記実施形態においては、ディスプ
レイ21及び外部表示器53で表示される画面として、
歌詞表示画面、楽譜表示画面及び各種モード設定用画面
のみを例示したが、さらに他の情報も表示することが可
能である。
【0088】また、上記実施形態においては、本発明を
演奏操作子としての鍵盤を有する電子楽器に適用した例
について説明したが、本発明は、タッチプレート、押し
ボタン、弦などを演奏操作子として有する種々の楽器に
も適用できるものである。
【0089】さらに、本発明の実施にあたっては、上記
実施形態及びその変形例に限定されるものではなく、本
発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変形も可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電子楽器の概略ブ
ロック図である。
【図2】 同電子楽器にて利用される各種データのフォ
ーマット図である。
【図3】 図1のCPUで実行される本体画像モード設
定プログラムのフローチャートである。
【図4】 図1のCPUで実行される画面利用モード切
り換えプログラムのフローチャートである。
【図5】 図1のCPUで実行される自動演奏設定プロ
グラムのフローチャートである。
【図6】 図1のCPUで実行される自動演奏及び表示
制御プログラムのフローチャートである。
【図7】 図1のディスプレイにおける音色設定用画面
及び操作子の配置例を示す図である。
【図8】 図1のディスプレイにおける外部表示器のモ
ード設定用画面及び操作子の配置例を示す図である。
【図9】 (A)は歌詞画面の一例を示す図であり、(B)
は楽譜画面の一例を示す図であり、(C)は音色設定用画
面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10…鍵盤、20…操作パネル、21…ディスプレイ、
22…制御操作子、23…表示制御回路、23a…画像
データメモリ、31…CPU,33…RAM、34…外
部記憶装置、40…音源回路、51…画像データ出力回
路、51a…外部用画像データメモリ、52…画像デー
タ出力端子、53…外部表示器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発生される楽音信号の音高を指定する演奏
    操作子と、 操作パネルに配置された制御操作子と、 操作パネルに配置されて、発生される楽音信号の楽音要
    素を設定するための設定用画面と、歌詞又は楽譜を表す
    歌詞又は楽譜画面とを選択的に表示可能な本体側表示器
    と、 外部に画像データを出力するための画像データ出力端子
    と、 本体用画像データメモリを有していて同本体用画像デー
    タメモリに記憶されている画像データに基づいて前記本
    体側表示器の表示を制御する表示制御回路と、 外部用画像データメモリを有していて同外部用画像デー
    タメモリに記憶されている画像データを前記画像データ
    出力端子に出力する画像データ出力回路と、 前記本体側表示器にて表示されている設定用画面と、前
    記制御操作子の操作との組み合わせにより、発生される
    楽音信号の楽音要素を設定制御する楽音要素設定制御手
    段と、 前記制御操作子の操作に応じて前記本体用画像データメ
    モリ及び外部用画像データメモリに選択的に画像データ
    を書き込む画像データ書き込み手段とを備えた電子楽
    器。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載した電子楽器におい
    て、 前記設定用画面を表示するための設定用画面データと、
    歌詞又は楽譜を表示するための歌詞又は楽譜データとを
    予め記憶した表示用データ記憶手段を設け、 前記画像データ書き込み手段は、前記制御操作子の操作
    に応じて前記設定用画面データと前記歌詞又は楽譜デー
    タとを前記表示用データ記憶手段から選択的に読み出し
    て、同読み出したデータに基づいて前記本体用画像デー
    タメモリ及び前記外部用画像データメモリに記憶されて
    いる画像データを選択的に更新するものである電子楽
    器。
  3. 【請求項3】前記請求項2に記載した電子楽器におい
    て、 前記画像データ書き込み手段は、前記歌詞又は楽譜デー
    タを前記表示用データ記憶手段から時間経過に従って読
    み出して、同読み出した歌詞又は楽譜データに基づいて
    前記本体用画像データメモリ及び前記外部用画像データ
    メモリに記憶されている画像データを更新するものであ
    る電子楽器。
  4. 【請求項4】前記請求項1乃至3のうちのいずれか一つ
    に記載した電子楽器において、 楽音信号を自動的に発生させるための自動演奏データを
    記憶した自動演奏データ記憶手段と、 前記自動演奏データ記憶手段に記憶されている自動演奏
    データを時間経過に従って読み出して、同読み出した自
    動演奏データに基づいて楽音信号の発生を制御する自動
    演奏データ読み出し手段とを設けた電子楽器。
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