JP2002257574A - 車載用情報装置 - Google Patents

車載用情報装置

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JP2002257574A
JP2002257574A JP2001057291A JP2001057291A JP2002257574A JP 2002257574 A JP2002257574 A JP 2002257574A JP 2001057291 A JP2001057291 A JP 2001057291A JP 2001057291 A JP2001057291 A JP 2001057291A JP 2002257574 A JP2002257574 A JP 2002257574A
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voice
voice recognition
unit
input
recognition
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Katsuya Maeda
勝也 前田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナビの制御モード及び携帯電話の番号入力モ
ードは個別に切り換えて起動するもので、携帯電話のハ
ンズフリー通話中はナビの制御を行えなかった。インタ
ーネットのホームページの閲覧や、電子メールの送受信
は、URL、メールアドレスの入力文字数が多いため、
車両運転中では操作の煩わしさが生じる。 【解決手段】 通信網を介して相手側と通信可能な通信
部と、マイクを介して入力される音声を認識する音声認
識部と、前記音声認識部の音声認識を用いるか否かを切
り換えるための認識用スイッチと、その音声認識をより
ナビゲーション機能及び前記通信部の通信動作を制御す
るメイン処理部とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に搭載さ
れ、道路案内処理及び各種通信処理を行う車載用情報装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のナビゲーション装置(特
開平11−66088号公報に開示)の構成を示すブロ
ック図である。このナビゲーション装置50は、音声認
識機能、及び携帯電話の通話機能を備えている。ナビゲ
ーション機能は、GPS受信部51からの位置情報に基
づきシステムコントローラ52が現在の車両の位置情報
を求め、CD−ROMドライブ53から該当する地域の
地図情報を読み出して表示部54の表示画面上に現在地
表示と共に地図表示する。
【0003】また、音声認識機能は、上記ナビゲーショ
ン動作時における地図検索用、及び携帯電話の番号検索
及び接続処理のための機能として設けられている。地図
検索時には、マイク55から電話番号、郵便番号、地名
データ等が音声入力されると、音声認識処理部56が音
声認識を実行しシステムコントローラ52に音声認識後
のデータを出力する。位置情報生成部57は、システム
コントローラ52の検索要求に基づき、メモリ58から
応答する電話番号データ、郵便番号データ、地名データ
を読み出し、対応する位置情報を生成し、検索場所の地
図情報を表示部54上に地図表示する。
【0004】図11は装置の電話番号入力時の表示画面
を示す図である。上記ナビゲーション装置は、携帯電話
装置への接続ユニット59が設けられ、この携帯電話装
置からの発信時における電話番号の音声入力機能を有し
ている。システムコントローラ52は、入力された音声
を音声認識処理部56が認識して表示部54の電話番号
エリア61に発信したい電話番号を順次設定入力する。
この後、通話ボタン62の操作によってシステムコント
ローラ52は接続ユニット59に入力された電話番号を
供給して携帯電話から電話をかけることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のナビゲーション
装置は、ナビの制御モード及び携帯電話の番号入力モー
ドを有するが、これらモードは個別に切り換えて起動す
るものであり、携帯電話のハンズフリー通話中はナビの
制御を行えなかった。例えば、携帯電話ハンズフリー通
話中にナビの目的地を変えたい時に従来であれば、一度
携帯電話を切らなければナビの音声認識制御は行えなか
った。
【0006】また、車両にはインターネットのホームペ
ージの閲覧や、電子メールを送受信する装置が搭載され
始めているが、単に搭載しただけでは車両運転中にUR
L、メールアドレスの入力にキー操作が必要となり、ホ
ームページ閲覧や電子メールの送受信を容易に行えな
い。加えて、これらホームページ閲覧や電子メールの送
受信を単に音声認識で行う構成とした場合においても、
URL、メールアドレスの文字数が多いため、入力に手
間がかかり車両運転中では操作の煩わしさが生じるなど
の課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、通話中における音声認識でのナビ
ゲーション操作と通話状態への復帰を容易に遂行できる
車載用情報装置を得ることを目的とする。また、この発
明は、ホームページ閲覧と電子メールの送受操作を音声
認識で簡単に操作できる車載用情報装置を得ることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車載用情
報装置は、相手側と通信可能な通信部と、入力される音
声を認識する音声認識部と、音声認識に基づき道路情報
を案内するナビゲーション機能及び通信部の通信動作を
制御するメイン処理部と、入力される音声を音声認識部
の音声認識用として用いるか否かを切り換える認識用ス
イッチとを備えたことを特徴とするものである。
【0009】この発明に係る車載用情報装置は、通信部
にデータ通信及び音声通話可能な携帯電話装置を用い、
マイクを介して入力される音声が音声通話用及び音声認
識用として出力され、メイン処理部は携帯電話装置の音
声通話中に認識用スイッチが音声認識側に切り換えられ
るとナビゲーション機能を音声認識部の音声認識に基づ
き実行させ、認識用スイッチが復帰側に切り換えられる
と携帯電話装置の音声通話を復帰させることを特徴とす
るものである。
【0010】この発明に係る車載用情報装置は、携帯電
話装置の受話音声とナビゲーション処理部の合成音声を
同時に音声出力させる音声出力装置を備えたことを特徴
とするものである。
【0011】この発明に係る車載用情報装置は、メイン
処理部は、携帯電話装置による相手側との音声通話中に
音声認識に基づくナビゲーション機能の実行起動時に
は、認識用スイッチの切り換えに連動して音声通話中の
相手側に対しナビゲーション機能の実行の旨を予め設定
した合成音声で案内送出することを特徴とするものであ
る。
【0012】この発明に係る車載用情報装置は、相手側
と音声通話可能な携帯電話装置と、入力される音声を認
識する音声認識部と、ホームページを閲覧するためのホ
ームページ閲覧機能を備え、音声認識部の音声認識で携
帯電話装置の音声通話及びホームページ閲覧機能を動作
制御するメイン処理部と、入力される音声を音声認識部
の音声認識用として用いるか否かを切り換えるための認
識用スイッチとを備えたことを特徴とするものである。
【0013】この発明に係る車載用情報装置は、メイン
処理部は、ホームページ閲覧機能の起動時の表示画面上
にホームページ検索に必要なURLのうち定型部分を予
め設定表示することを特徴とするものである。
【0014】この発明に係る車載用情報装置は、音声認
識部には、インターネット上URLの定型アドレス部分
の単語を音声認識するための専用辞書が設けられ、メイ
ン処理部は、音声認識の基づくホームページ閲覧機能の
実行でURLの入力時に前記専用辞書を選択起動させる
ことを特徴とするものである。
【0015】この発明に係る車載用情報装置は、相手側
と音声通話可能な携帯電話装置と、入力される音声を認
識する音声認識部と、電子メールを送受信する電子メー
ル送受信機能を備え、音声認識部の音声認識で携帯電話
装置の音声通話及び電子メール機能を動作制御するメイ
ン処理部と、入力される音声を音声認識部の音声認識用
として用いるか否かを切り換えるための認識用スイッチ
とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】この発明に係る車載用情報装置は、メイン
処理部は、電子メール送信起動時の表示画面上に電子メ
ールのアドレス入力に必要な定型部分を予め設定表示す
ることを特徴とするものである。
【0017】この発明に係る車載用情報装置は、音声認
識部には、電子メールの定型アドレス部分の単語を音声
認識するための専用辞書が設けられ、音声認識に基づく
アドレスの入力時に専用辞書を選択起動させることを特
徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は本発明による車載用情報装置の実
施の形態1の構成を示すブロック図である。装置はメイ
ン処理部1によって統括制御される。このメイン処理部
1は、CPU等のプロセッサを図示しない制御プログラ
ムの実行により、音声認識機能を用いたナビゲーション
機能、及び通信部を介しての相手側との通信機能を動作
制御する。
【0019】音声認識処理部2は、装置の動作を音声で
制御可能とし、また、利用者(車両の運転者)に対して
各種情報を音声出力するための機能部である。この音声
認識処理部2は、マイク3、増幅器4、A/D変換器
5、音声認識部6、記憶部7、合成音声生成部8によっ
て構成される。マイク3は音声入力用として設けられ
る。増幅器4は、マイク3から入力される音声データを
増幅し、A/D変換器5に出力する。A/D変換器5に
よってA/D変換された音声データは音声認識部6に出
力される。
【0020】音声認識部6は記憶部7に予め格納された
音声認識用の認識辞書に基づき音声データを音声認識
し、対応する認識データをメイン処理部1に出力する。
記憶部7には、音声認識のための認識辞書として数字辞
書、英字辞書、単語辞書、特定辞書等が格納されてい
る。
【0021】数字辞書には、例えば0「ゼロ」、1「イ
チ」、…10「ジュウ」等が格納され、英字辞書には、
a「エー」、b「ビー」、…、z「ゼット」等が格納さ
れている。単語辞書には、例えば、「ア」、「イ」、
…、「ン」の五十音と、この五十音を組み合わせた単語
が格納されている。特定辞書には、メイン処理部1にお
ける特定処理実行用のキーワード、例えば、「バンゴウ
ケンサク」、「フリー」、「チガウ」、「イイエ」、
「ゲンザイチ」、「オワリ」、「モクテキチ」等が格納
されている。
【0022】記憶部7の他の記憶領域には、音声認識後
のデータに対応する各種データ(例えば番号検索時にお
ける電話番号データ)や、上記音声認識で入力された単
語を漢字変換する漢字辞書等、が記憶されている。
【0023】合成音声生成部8は、メイン処理部1が音
声を外部出力する際の要求(例えばナビゲーション操作
時における検索結果の音声出力要求等)に基づき、対応
する音声データを記憶部7から読み出し、出力切換部1
9に合成音声として出力する。
【0024】ナビゲーション処理部10は、目的地検索
時に該当する道路地図を案内表示する機能部である。こ
のナビゲーション処理部10は、主にGPS受信部1
2、地図データ記憶部13、表示装置14により構成さ
れ、メイン処理部1によって統括制御される。このナビ
ゲーション処理部10は、音声認識処理部2による音声
認識に基づき動作する。この他、図示しない操作パネル
の操作入力に基づき動作することも可能である。GPS
受信部12は、GPS衛星からの測定用電波を不図示の
GPSアンテナで受信し、車両の現在位置(緯度−経
度)を検出して現在地データをメイン処理部1に出力す
る。
【0025】地図データ記憶部13は、道路地図データ
を格納したCD、DVD、メモリ等からなり、メイン処
理部1の制御によって表示装置14の表示画面上に車両
の現在位置に該当する地域の地図データ(道路地図)を
所定の縮尺比で画像表示する。この際、メイン処理部1
は、車両の現在位置を合成音声生成部8で合成音声とし
て生成させ音声出力装置20から音声出力できる。ま
た、表示装置14の地図データ上に、該当する現在地デ
ータが示す緯度経度位置に車両の現在位置を重畳して表
示制御できる。また、目的地検索時等には、検索した該
当する地域の地図データ及び道順を案内表示する。
【0026】通信部は、この実施の形態では携帯電話装
置15を用いた例で説明する。この携帯電話装置15
は、携帯電話やPHS等の各種電話網を介して相手側の
携帯電話装置との間でデータ通信及び音声通話が可能で
ある。TELスイッチ16は、着信時あるいは発信時の
操作用の切換スイッチであり、スイッチ操作しやすい位
置、例えばステアリング付近に設置される。TELスイ
ッチ16は、ON時に携帯電話装置15をオフフック状
態にして回線接続及び通信(通話)が可能となり、OF
F時はオンフック状態にして回線切断する。なお、携帯
電話装置15自体にもフックスイッチが設けられてお
り、TELスイッチ16は、携帯電話装置15に設けら
れたフックスイッチと同様の動作を遠隔操作するために
設けられる。
【0027】音声制御部11は、TALKスイッチ1
7、通信制御部18、出力切換部19によって構成され
る。TALKスイッチ17は、メイン処理部1に後述す
る「音声認識モード」を実行させるための認識用スイッ
チとして機能するものであり、利用者がスイッチ操作し
やすい位置、例えばステアリング付近に設置される。図
示のように、マイク3から入力される音声は、常時、音
声認識部6、及び通信制御部18のいずれにも出力され
ている。
【0028】音声認識部6は、マイク3から入力される
音声に基づく音声認識を常時実行してメイン処理部1に
認識データを出力しているが、メイン処理部1は、TA
LKスイッチ17がONの間の期間中は「音声認識モー
ド」となり、音声認識部6による音声認識後の認識デー
タを取り込み、認識データが示す制御を実行する。この
TALKスイッチ17は、音声認識部6における音声認
識処理の動作を直接制御する構成としてもよい。
【0029】通信制御部18には、マイク3から入力さ
れた利用者の音声、メイン処理部1が出力する各種デー
タ(例えば検索結果の地図データ等)、合成音声生成部
8が出力した合成音声が出力切換部19を介して入力さ
れ、これら入力された音声(通話音声、合成音声)、及
びデータを携帯電話装置15に対し制御出力する。ま
た、携帯電話装置15から入力される相手側の通話音声
は出力切換部19を介して音声出力装置20に出力可能
であり、相手側から送信された各種データはメイン処理
部1側に出力させる。
【0030】出力切換部19には、上述した通信制御部
18から出力される通話音声(利用者の送話音声及び相
手側の受話音声)、合成音声生成部8から出力される合
成音声が入力され、これらを選択的に音声出力装置20
に対し出力させる切換制御を行う。
【0031】音声出力装置20は、スピーカで構成さ
れ、携帯電話装置15の通話音声、及び合成音声生成部
8の合成音声を出力する。図示のようにスピーカを2個
設けた構成例において出力切換部19は、一方を通話音
声出力用(送話音声及び受話音声用)、他方を合成音声
出力用として個別に用いるよう出力を切り換え制御する
事が可能である。
【0032】次に、上記構成による装置の動作を説明す
る。図2及び図3は、実施の形態1の構成による携帯電
話とナビゲーションの制御動作を示すフローチャートで
ある。 (携帯電話の通話制御)利用者は、運転中に携帯電話装
置15から発信する際には、TALKスイッチ17をO
Nすることにより(ステップST1)、メイン処理部1
は「音声認識モード」となり、マイク3から入力された
音声データを音声認識部6で音声認識した後の認識デー
タを取り込む。
【0033】この後、利用者が登録電話番号を検索する
キーワード「バンゴウケンサク」をマイク3から音声入
力する(ステップST2)。記憶部7には、予め登録電
話番号検索用のキーワードとして「バンゴウケンサク」
が保存されている。これにより、メイン処理部1は、音
声認識部6による音声認識に基づき登録電話番号検索処
理を実行開始する。先ず、合成音声生成部8で番号検索
を開始する旨の合成音声、例えば「バンゴウケンサク」
を生成させ、音声出力装置20から出力して登録電話番
号検索待ち受け状態となる(ステップST3)。この
際、同時に表示装置14の画面に「番号検索」と映像表
示させる構成にもできる。
【0034】利用者は、番号検索モードである事を確認
したあと、番号検索する名前や名称をマイク3より音声
入力する(ステップST4)。メイン処理部1は音声認
識部6が出力する音声認識後の認識データに基づき、入
力された名前や名称に対応して記憶されている電話番号
を読み出し、音声出力装置20から合成音声で出力し、
必要に応じ表示装置14から表示出力する(ステップS
T5)。
【0035】ここで、発信したい電話番号が上記検索結
果から得られた電話番号と異なる時は(ステップST
6,No)、再度電話番号を再検索できる。この際、ス
テップST5で出力された電話番号が発信したい電話番
号でなければ、マイク3からキーワード「チガウ」、
「イイエ」等の予め設定した音声を入力する(ステップ
ST14)。これにより、音声認識部6による音声認識
後のデータにより、メイン処理部1は発信番号が異なる
と判断してステップST3に復帰し、再度電話番号待ち
受け状態に復帰する。
【0036】ステップST6,Noの判断時には、上記
番号検索処理に限らず、電話番号を1桁ずつ音声で自由
入力する構成としてもよい。この自由入力は、マイク3
からキーワード「フリー」と音声入力する事によって、
音声認識部6が対応する認識データをメイン処理部1に
出力し、メイン処理部1が電話番号を自由入力状態に制
御する。そして、利用者は、電話番号を「ゼロ」、「イ
チ」、「ニ」、…「ジュウ」の各単語音声により1桁ず
つ音声入力できる。
【0037】次に、利用者は、上記の電話番号検索、あ
るいは自由入力によって設定した電話番号に発信する場
合には(ステップST6,Yes)、TALKスイッチ
17をOFFして「音声認識モード」を解除させ、TE
Lスイッチ16をONにする(ステップST7)。そし
て、メイン処理部1は、通信制御部18を制御して携帯
電話装置15から上記設定した電話番号に発信する。
【0038】この際、メイン処理部1は、出力切換部1
9を切り換えて携帯電話装置15の受話音声(相手側の
音声)を音声出力装置20から出力する。一方、利用者
の送話音声は、通信制御部18によりマイク3の音声入
力が直接、携帯電話装置15に出力される(ステップS
T8)。この状態で利用者は相手側と通話可能な通話状
態となる(ステップST9)。この際、出力切換部19
は送話音声と受話音声のいずれも音声出力装置20の個
別のスピーカから切換出力させることもできる。
【0039】通話の終了後、あるいは発信後に回線が話
中のときや、相手側が応答しない場合等には、TELス
イッチ16をOFFするか、あるいは携帯電話装置15
本体をオンフックする事によって携帯電話装置15をオ
ンフック状態とし(ステップST12)、通話終了する
ことができる(ステップST13)。
【0040】一方、上記説明した音声認識によらず、携
帯電話装置15本体を直接操作して発信する場合には、
携帯電話装置15を操作して電話番号を入力、または携
帯電話装置15本体に記憶されている電話番号を読み出
し(ステップST20)、携帯電話装置15のオフフッ
クボタンを押す(ステップST21)。これにより、メ
イン処理部1は、通信制御部18を介して携帯電話装置
15がオフフック状態である事を判断し、出力切換部1
9を切り換えて携帯電話装置15の受話音声を音声出力
装置20から出力させ、利用者の送話音声を携帯電話装
置15に出力して(ステップST8)、通話状態にする
(ステップST9)。
【0041】(通話中のナビ制御)マイク3から入力さ
れる利用者の音声は、音声認識部6と通信制御部18に
分かれていずれにも入力されている。したがって、上記
説明の通話状態の期間中(ステップST9)であって
も、この通話状態を保持したまま、これと並行して音声
認識部6の音声認識に基づくナビ制御を行うことができ
る(ステップST10,Yes)。
【0042】ナビ制御で現在地を知りたい時には、TA
LKスイッチ17をON「音声認識モード」とする(ス
テップST15)。この際、メイン処理部1は、通信制
御部18と出力切換部19を制御して携帯電話装置15
に対する送話音声の入力と、音声出力装置20からの受
話音声の出力を一時停止させる(ステップST16)。
また、相手側の携帯電話装置との回線接続状態を維持さ
せる。このとき、メイン処理部1は、TALKスイッチ
17の操作に連動して相手側に対し利用者がナビ操作状
態である旨を案内する合成音声「ナビソウサチュウ」等
を、合成音声生成部8から出力させ送信する構成として
も良い。
【0043】この後、利用者はマイク3からキーワード
「ゲンザイチ」と音声入力する(ステップST17)。
メイン処理部1は、音声認識部6の認識後データによ
り、ナビゲーション処理部10の各部を制御して現在地
の検索処理を実行する。まず、GPS受信部12、地図
データ記憶部13より現在地を検出し、合成音声生成部
8より現在地の音声を生成して音声出力装置20から出
力する(ステップST18)。同時に現在地を表示装置
14に表示出力する。
【0044】上記のナビ制御時において、メイン処理部
1は、操作や設定に基づいてマイク3から入力される音
声を音声認識部6への出力と共に、通信制御部18を介
して送話音声として相手側に出力させることもできる。
また、音声出力装置20に対する音声出力についても、
出力切換部19の切換制御により、一方のスピーカから
受話音声、他方のスピーカからナビの案内音声(合成音
声)を出力する等が可能である。
【0045】ナビ制御終了後、マイク3よりキーワード
「オワリ」を音声入力し、TALKスイッチ17をOF
Fにする事により(ステップST19)、メイン処理部
1は、音声認識部6を介しての「音声認識モード」が終
了と判断する。この後、メイン処理部1は、通信制御部
18と出力切換部19を制御し、以前の通話状態に復帰
させ(ステップST9)、携帯電話装置15への送話音
声の入力、受話音声のスピーカ出力を受話音声に戻す。
【0046】また、ステップST18におけるナビ制御
で目的地を設定したい場合には、TALKスイッチ17
をONにした状態で(ステップST15)、キーワード
「モクテキチ」等を音声入力(ステップST17)す
る。音声認識部6は認識後データをメイン処理部1に出
力し、ナビゲーション処理部10の各部を制御して目的
地の設定処理を実行する。そして、目的地設定の音声入
力待ち受け状態となり、合成音声生成部8に目的地入力
待ち受けの旨を示す合成音声「目的地をどうぞ」等を生
成させて音声出力装置10から出力させる。この際、同
時に表示装置14の画面に「目的地をどうぞ」の語句を
表示し、目的地の設定待ち状態であることを表示出力さ
せる事もできる。
【0047】利用者は目的地をマイク3から音声入力す
る事により、ナビゲーション処理部10は、設定された
目的地までの道順を地図データ記憶部13に格納された
地図データとGPS受信部12で検出された現在地デー
タより求める。そして、合成音声生成部8で合成音声を
生成させて、音声出力装置20から目的地までの情報を
音声出力し、地図データを表示装置14に表示出力する
ことによって目的地までの道順等の誘導を開始する。
【0048】目的地の設定が完了すると、マイク3より
キーワード「オワリ」を音声入力しTALKスイッチ1
7をOFFする事によって(ステップST19)、メイ
ン処理部1は「音声入力モード」の終了と認識して元の
通話状態に復帰させる(ステップST9)。なお、上述
したが、通話終了時には、TELスイッチ16をOFF
するか、あるいは携帯電話装置15本体をオンフックす
る事によって携帯電話装置15をオンフック状態とし
(ステップST12)、通話終了することができる(ス
テップST13)。
【0049】ところで、携帯電話装置15着信時におい
ても、TELスイッチ16をONするか携帯電話装置1
5のオフフックボタンを押す操作を行う(ステップST
22)。これにより、メイン処理部1が携帯電話装置1
5着信時におけるTELスイッチ16のON操作である
事を認識して上記通話状態に移行する(ステップST
9)。着信通話中におけるナビ制御手順(ステップST
15)〜(ステップST19)と、通話終了手順(ステ
ップST12)、(ステップST13)は、上述した発
信時の手順と同様であり説明を省略する。
【0050】上記説明した構成において、通話中におけ
るナビ制御時には、ナビ制御用に入力される音声は、相
手側に送話音声として出力するか否かはメイン処理部1
の設定により任意に変更可能である。
【0051】以上説明したように、実施の形態1によれ
ば、携帯電話装置15で通話しているハンズフリーの状
態のまま音声認識でナビゲーション機能を使用できるよ
うになる。これにより、相手側との通話中に行きたい場
所が発生しても、通話を終了しナビを起動させナビ終了
後に再度相手側へ電話をかけ直す等の煩わしさがなく、
通話及びナビ制御のいずれも滞り無く容易に行えるよう
になり、特に、車両を運転中の通話及びナビ動作を音声
入力で適切に制御できるようになる。また、TALKス
イッチ17の切り換えで音声認識モードを開始させ、ま
た終了させることができるため、通話中の音声で誤って
番号検索やナビ制御が起動することを防止できる。ま
た、音声出力装置20から通話中の受話音声とナビゲー
ション操作時の合成音声を同時に音声出力できるため、
これらの音声を聞く際の切り換え操作を不要にでき、ハ
ンズフリー状態のまま複数の機能を簡単に操作できるよ
うになる。さらに、通話中に音声認識でナビゲーション
機能を実行起動させた時には通話中の相手側に対しナビ
ゲーション機能の実行の旨を合成音声で案内送出できる
ため、相手側に操作状況を案内せずとも、ハンズフリー
状態のままで機能の切り換えが簡単に行えるようにな
る。
【0052】実施の形態2.図4は本発明の車載用情報
装置の実施の形態2の構成を示すブロック図である。同
図において図1と相違する点は、ホームページ閲覧処理
部30及び電子メール送受信処理部40を設けた構成で
あり、その他の構成部は図1と同様であり説明を省略す
る。メイン処理部1は、音声認識機能を用いたホームペ
ージ閲覧機能、電子メール送信機能、及び携帯電話の通
話機能を動作制御する。
【0053】記憶部7には、ホームページ閲覧処理部3
0、電子メール送受信処理部40の起動時にのみ連動し
て選択可能なキーワード用の専用辞書が設定保存されて
いる。この専用辞書には、URL「ユーアールエル」、
URL登録「ユーアールエルトウロク」、「メール」、
「メールトウロク」、「オーケー」、「ヤリナオシ」、
「ツギ」、「ススム」、「モドル」、「ソウシン」等が
格納されている。
【0054】記憶部7の他の記憶領域には、URL、及
びメールアドレスにおけるローマ字入力用の変換辞書を
有する。この変換辞書は、上記音声認識で入力された単
語をローマ字に自動変換するもので、例えば、音声入力
の認識が「ミツビシ」のとき「mitsubishi」
に変換する。
【0055】ホームページ閲覧処理部30は、インター
ネット上の複数のサーバが保有する各種ホームページを
閲覧する機能部である。このホームページ閲覧処理部3
0は、WWW上でのリンク先(URL)の設定入力によ
り、該当アドレスに保存されているHTML形式等で記
載された画像情報(ホームページ)を閲覧するための閲
覧ソフト(ブラウザ)を実行制御する。閲覧時の画像情
報は、ナビゲーション処理部10の表示装置14や、携
帯電話装置15に設けられた表示部に表示出力される。
【0056】電子メール送受信処理部40は、インター
ネットの通信網や、携帯電話、PHS等の各種電話網を
介して相手側の端末装置(携帯電話装置15やパーソナ
ルコンピュータ等)との間で相手側のメールアドレスを
指定して実行される電子メールの送受機能部である。実
際に送受される電子メールは、利用者及び相手側共に設
定したメールサーバー宛に送受する。この電子メール送
受信処理部40は、上記ブラウザの一機能として設け、
所定のメールサーバーが提供する送受信機能に接続する
形態や、別途、電子メールソフトを実行制御してメール
サーバー宛に送受信する形態等がある。
【0057】メイン処理部1は、これらホームページ閲
覧処理部30、及び電子メール送受信処理部40による
インターネット等への回線接続時に携帯電話装置15と
の間でホームページ、及び電子メール送受のデータを入
出力する。これらホームページ閲覧処理部30、電子メ
ール送受信処理部40は、メイン処理部1の一機能とし
て設けてもよい。
【0058】次に、上記構成による装置の動作を説明す
る。図5は実施の形態2の構成によるホームページ閲覧
の制御動作を示すフローチャートである。 (ホームページ閲覧制御)ホームページを閲覧する際の
入力は、利用者がTALKスイッチ17をON「音声認
識モード」とする(ステップST23)。
【0059】この後利用者が、マイク3よりキーワード
「ユーアールエル」と音声入力すると(ステップST2
4)、メイン処理部1は、音声認識部6の認識後データ
により、ホームページ閲覧処理部30のブラウザを起動
させ、通信制御部18を制御し回線をプロバイダーと接
続させてインターネットへの接続状態にする(ステップ
ST25)。この後、音声認識部6は音声入力待ち受け
状態とし、表示装置14に入力用画面を表示出力する
(ステップST26)。
【0060】図6はブラウザの表示画面を示す図であ
る。図示のように、このブラウザ起動時には画面上にア
ドレスの入力項目部14aが表示される。図示のよう
に、ブラウザの画面上には、URLとして必要な定型部
分(http://www.)が予め設定されており、
入力項目部14aには以降に続くURLを入力するよう
設定されている。この入力項目部14a内には英数字
(英文字及び数字)の入力位置を示すカーソル14aa
が表示されている。
【0061】そして、利用者が表示装置14の入力項目
部14aに入力する英数字をマイク3より音声入力する
(ステップST27)。これにより、メイン処理部1は
音声認識部6での認識後データに基づき、音声入力され
た英数字に対応した英数字データを入力項目部14aの
カーソル位置14aaから順に1文字ずつ設定表示して
いく(ステップST28)。
【0062】利用者は、入力項目部14aに設定表示さ
れた英数字に誤りがあれば(ステップST28,N
o)、マイク3よりキーワード「ヤリナオシ」を音声入
力する(ステップST34)。この際、メイン処理部1
は認識後データに基づきNGである事を認識し、再度
(ステップST26)に復帰して、表示装置14の入力
項目部14aの入力状態とする。
【0063】そして、入力項目部14aに設定表示され
た英数字が所望するアドレスに一致していれば、マイク
3より「オーケー」と音声入力する(ステップST2
9)。これにより、メイン処理部1は音声認識部6の認
識後データに基づき入力したURLが正しい事を認識
し、入力項目部14aに設定表示されたURLにアクセ
スして、該当するホームページの画像情報をブラウザ上
で閲覧する事ができる(ステップST30)。
【0064】ここで、予め記憶部7の専用辞書に、ホー
ムページURLとして使用頻度が高いco.jp「会
社」あるいは「コオジェーピー」、また、.com「ド
ットコム」、ne.jp「ネジェ」等を登録しておけ
ば、これらキーワードを用い1回の音声入力によって複
数の英数字を設定表示できる。
【0065】また、上述したURL音声認識待ち受け状
態時に(ステップST26)は、URLを1文字ずつ設
定入力する構成としたが、予め記憶部7に所望するホー
ムページアドレスのURLを登録しておき、設定入力時
に読み出して設定入力することもできる。この際、UR
L音声認識待ち受け状態時に(ステップST26)、キ
ーワード「ユーアールエルトウロク」を音声入力するこ
とにより、メイン処理部1が登録されたURLを記憶部
7から読み出し、入力項目部14aに設定入力する。記
憶部7に登録するURLは、ホームページ単位等で複数
登録でき、キーワード「ユーアールエルトウロク」の音
声入力によって登録された複数のURLを一覧表示させ
て選択可能に構成したり、各URLに個別の登録用キー
ワードをそれぞれ設定してもよい。これにより、URL
を容易に設定入力できるようになる。
【0066】ホームページ閲覧を終了する場合には(ス
テップST31,Yes)、マイク3よりキーワード
「オワリ」を音声入力しTALKスイッチ17をOFF
する事によって(ステップST32)、メイン処理部1
はブラウザを終了させプロバイダーとの回線接続を切断
し、また、「音声入力モード」を終了させる(ステップ
ST33)。
【0067】(電子メール送信制御)次に、図7,8
は、電子メール送信の制御動作を示すフローチャートで
ある。電子メールを送信する場合には、利用者がTAL
Kスイッチ17をONし(ステップST23)、マイク
3より「メールトウロク」と音声入力する(ステップS
T35)。これにより、メイン処理部1は音声認識部6
の出力である認識後データに基づきメールアドレスの音
声認識待ち受け状態となり、表示装置14にメール送信
の入力用画面を表示出力する(ステップST37)。
【0068】図9はメール送信の入力用画面を示す図で
ある。図示のように、この起動時には画面上に、メール
アドレスとして必要な定型部分(@と、@の前後にそれ
ぞれ第1、第2の入力項目部14b、14c)が予め設
定されている。そして、第1の入力項目部14b内に英
数字(英文字及び数字)の入力位置を示すカーソル14
baを表示する。
【0069】次に、相手側のメールアドレスのうち第1
の入力項目部14bに該当する英数字をマイク3より音
声入力する。メイン処理部1は、認識後データに基づき
音声入力された英数字を認識し、第1の入力項目部14
b内でカーソル14baの位置から順に1文字ずつ設定
表示していく(ステップST38)。
【0070】この第1の入力項目部14bに設定表示さ
れた英数字に誤りがあれば(ステップST39,N
o)、マイク3よりキーワード「ヤリナオシ」を音声入
力する(ステップST52)。この際、メイン処理部1
は認識後データに基づきNGである事を認識し、再度
(ステップST37)に復帰して、表示装置14の入力
項目部14bの入力状態とする。
【0071】そして、第1の入力項目部14bに設定表
示された英数字が所望するメールアドレスに一致してい
れば、マイク3よりキーワード「ツギ」と音声入力する
(ステップST40)。これにより、メイン処理部1は
音声認識部6の認識後データに基づき第1の入力項目部
14bに入力したメールアドレスが正しい事を認識し、
次の第2の入力項目部14cにカーソル14caを案内
表示させる(ステップST42,No、ステップST4
1)。利用者は、上記と同じ手順で第2の入力項目部1
4cに相手側のメールアドレスのうち該当するアドレス
の英数字を音声入力し(ステップST37〜ステップS
T39)、また、必要に応じ修正して(ステップST5
2)、第2の入力項目部14cに設定表示された英数字
が所望するアドレスに一致するよう音声入力操作する。
【0072】このメールアドレス入力時においては、上
記専用辞書が選択起動され、「コオジェーピー」、「ド
ットコム」等を用い、1回の音声入力で容易にメールア
ドレスを設定入力できる。加えて、所望するメールアド
レス入力用のキーワード(対応する名前等)を用いてキ
ーワードに対応するメールアドレスを設定入力する事も
可能である。
【0073】そして、これら第1、第2の入力項目部1
4b,14cに表示されたメールアドレスが相手側のメ
ールアドレスと一致していることを確認後に、キーワー
ド「ツギ」と音声入力する(ステップST40)。メイ
ン処理部1は、第2の入力項目部14cが設定入力され
ている状態に基づき、メールアドレスの入力が終了した
と判断する(ステップST42,Yes)。
【0074】この後、表示装置14のメール件名の入力
項目部14dにカーソル14daを案内表示させ、メー
ル件名音声認識待ち受け状態とする(ステップST4
3)。そして、利用者がマイク3より件名を音声入力す
ると、メイン処理部1は音声認識部6の認識後データに
基づきメール件名を入力項目部14d部に表示する(ス
テップST44)。なお、メイン処理部1は、この件
名、及び後述するメール本文入力時には、上記専用辞書
を選択せず、通常文章の音声入力での誤認識を防止す
る。
【0075】入力項目部14dに表示されたメール件名
が所望する件名と異なる場合には(ステップST45,
No)、キーワード「ヤリナオシ」をマイク3より音声
入力する(ステップST53)。これによって、メイン
処理部1はNGである事を認識し、再度、表示装置14
のメール件名入力部14dの入力状態とする(ステップ
ST43への復帰)。
【0076】入力項目部14dに表示されたメール件名
が所望する件名に一致していれば、(ステップST4
5,Yes)、キーワード「ツギ」を入力する(ステッ
プST46)。これにより、メイン処理部1はメール件
名が一致している事を認識し、次に、表示装置14のメ
ール本文の入力項目部14eにカーソル14eaを案内
表示してメール本文の音声認識待ち受け状態とする(ス
テップST47)。
【0077】利用者はここでマイク3より本文を音声入
力する事によって、メイン処理部1は音声認識部6を介
して認識し、表示装置14のメール本文の入力項目部1
4eに認識後の文字を設定表示していく(ステップST
48)。利用者は、認識後に表示された本文に修正が必
要な時には(ステップST49,No)、キーワード
「ヤリナオシ」をマイク3より音声入力する(ステップ
ST54)。これによって、メイン処理部1はNGであ
る事を認識し、再度、メール本文の入力項目部14dの
入力状態とする(ステップST47への復帰)。文字の
修正時には、キーワード「ススム」、「モドル」等の音
声入力によってカーソル14eaを移動させ、移動位置
上の文字を修正可能である。
【0078】そして、利用者はメール本文の入力項目部
14eに表示された本文の内容が正しいと確認すれば
(ステップST49,Yes)、次に、マイク3からキ
ーワード「ソウシン」と音声入力しTALKスイッチ1
7をOFFにする(ステップST50)。メイン処理部
1は認識後データに基づき送信と判断し、アドレス、件
名、本文の各入力項目部14b、14c、14d、14
eにそれぞれ設定入力した内容の電子メールを送信し、
プロバイダーとの接続を切断し(ステップST51)、
また、「音声入力モード」を終了させる。
【0079】ところで、電子メール受信操作は、(ステ
ップST23)で利用者がTALKスイッチ17をON
し、マイク3より「メールジュシン」と音声入力して
(ステップST35)、容易にメール受信処理を実行で
きる。この後、TALKスイッチ17をOFFさせるこ
とにより「音声入力モード」を終了させプロバイダーと
の接続を切断する(ステップST51)。
【0080】以上説明した実施の形態2での音声認識に
よるホームページ閲覧と、電子メールの送受信機能は、
各々を単独で起動させるに限らず、携帯電話装置15の
通話中(図2記載のステップST9)の期間においてT
ALKスイッチ17をONさせることにより、マイク3
から入力される音声を通話用から音声認識用へと移行で
きるようになる。なお、携帯電話装置15の通信回線を
用いてホームページ閲覧、及び電子メールの送受信を行
う場合には、通話を一端切断し、ホームページ閲覧、及
び電子メールの送受信後に再度回線接続させる。
【0081】この実施の形態2では、ホームページ閲覧
と電子メールを選択的に音声認識により選択的に起動さ
せる構成としたが、音声認識に限らず特定のスイッチ操
作でホームページ閲覧と電子メールを切り換えて起動可
能な構成を追加してもよい。
【0082】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、ハンズフリーの状態のまま音声認識に基づくホーム
ページの閲覧、電子メールの送信が可能となり、ホーム
ページ閲覧、電子メールの送受信のいずれも滞り無く容
易に行えるようになる。また、ホームページ閲覧、及び
電子メール送信の起動時には、それぞれで必要な入力項
目部のうち定型部分が予め設定表示されるため、音声認
識によるURL、メールアドレス入力の省力化が図れる
ようになる。また、URL、アドレスの一部に専用辞書
を用いることにより、より簡単に音声入力できるように
なる。
【0083】上記説明した各実施の形態によれば、音声
認識によるハンズフリー状態で携帯電話装置15の通話
制御(電話番号検索)、ナビ制御、ホームページ閲覧、
メール送受信の各機能を選択的に起動させることができ
る。したがって、適宜これら各機能を組み合わせ、例え
ば、ナビ制御と並行して携帯電話装置15を用いてのホ
ームページ閲覧、あるいはメール送受信が可能に構成す
ることもでき、これらはいずれも音声認識により選択し
て起動できる。
【0084】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、入力
される音声を認識用スイッチの切り換えでナビゲーショ
ン操作のための音声認識用として選択することができ、
通話中においてもナビゲーション操作を円滑に操作で
き、通話への復帰も容易に遂行できるようになる。この
認識用スイッチの切り換えにより、入力される音声を通
話用として用いるか、あるいはナビゲーション機能、ホ
ームページ閲覧機能、電子メール送受機能用の音声認識
用として用いるかを明示化できるため、ハンズフリー状
態であっても通話中に誤って音声認識動作する事を防止
できるようになる。
【0085】また、通話中の受話音声とナビゲーション
操作時の合成音声を同時に音声出力できる構成により、
これらの音声を聞く際の切り換え操作を不要にでき、ハ
ンズフリー状態のまま複数の機能を円滑に実行できるよ
うになる。さらに、メイン処理部は、通話中に音声認識
でナビゲーション機能を実行起動させた時に通話中の相
手側に対しナビゲーション機能の実行の旨を予め設定し
た合成音声で案内送出する構成により、相手側に対して
操作状況を逐次案内する必要がなく、ハンズフリー状態
のままで円滑に機能の切り換えが行えるようになる。さ
らに、ホームページ閲覧時及び電子メール送信時には起
動と共にURL、電子メールアドレスに必要な定型部分
が設定されるため、音声認識によるURL、電子メール
アドレスの入力を省力化し容易に音声入力できるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 実施の形態1による携帯電話とナビゲーショ
ンの制御動作を示すフローチャート(その1)である。
【図3】 実施の形態1による携帯電話とナビゲーショ
ンの制御動作を示すフローチャート(その2)である。
【図4】 この発明の実施の形態2による構成を示すブ
ロック図である。
【図5】 実施の形態2によるホームページ閲覧の制御
動作を示すフローチャートである。
【図6】 ホームページ閲覧のためのブラウザの表示画
面を示す図である。
【図7】 実施の形態2による電子メール送信の制御動
作を示すフローチャート(その1)である。
【図8】 実施の形態2による電子メール送信の制御動
作を示すフローチャート(その2)である。
【図9】 メール送信の入力用画面を示す図である。
【図10】 従来のナビゲーション装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図11】 従来装置の電話番号入力時の表示画面を示
す図である。
【符号の説明】
1 メイン処理部、2 音声認識処理部、3 マイク、
4 増幅器、5 A/D変換器、6 声認識部、7 記
憶部、8 合成音声生成部、10 ナビゲーション処理
部、11 音声制御部、12 GPS受信部、13 地
図データ記憶部、14 表示装置、14a,14b,1
4c,14d,14e 入力項目部、14aa,14b
a,14ca,14da,14ea カーソル、15
携帯電話装置、16 TELスイッチ、17 TALK
スイッチ、18 通信制御部、19 出力切換部、20
音声出力装置、30 ホームページ閲覧処理部、40
電子メール送受信処理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 15/28 G10L 3/00 551A 15/22 551P H04Q 7/38 571V 571K H04B 7/26 109G Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AC02 AC14 AC18 AC19 5D015 AA01 BB02 GG01 KK02 LL10 5D045 AB26 5H180 AA01 BB05 BB13 CC12 FF04 FF22 FF25 FF27 FF32 5K067 AA34 BB03 BB04 BB21 BB36 EE02 FF02 FF07 FF23 FF38 FF40 GG01 HH22 HH23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網を介して相手側と通信可能な通信
    部と、マイクを介して入力される音声を認識する音声認
    識部と、前記音声認識部の音声認識に基づき車両の現在
    位置を刻時検出して道路情報を案内するナビゲーション
    機能及び前記通信部の通信動作を制御するメイン処理部
    と、前記マイクを介して入力される音声を前記音声認識
    部の音声認識用として用いるか否かを切り換えるための
    認識用スイッチとを備えたことを特徴とする車載用情報
    装置。
  2. 【請求項2】 前記通信部がデータ通信及び音声通話可
    能な携帯電話装置からなり、前記マイクを介して入力さ
    れる音声が前記携帯電話装置の音声通話用及び前記音声
    認識部の音声認識用としてそれぞれに出力され、メイン
    処理部は前記携帯電話装置の音声通話中に認識用スイッ
    チが音声認識側に切り換えられるとナビゲーション機能
    を音声認識部の音声認識に基づき実行させ、前記認識用
    スイッチが復帰側に切り換えられると前記携帯電話装置
    の音声通話を復帰させることを特徴とする請求項1記載
    の車載用情報装置。
  3. 【請求項3】 携帯電話装置から出力される通話中の受
    話音声とナビゲーション処理部の道路案内で出力される
    合成音声を同時に音声出力させる音声出力装置を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の車載用情報装置。
  4. 【請求項4】 メイン処理部は、携帯電話装置による相
    手側との音声通話中に音声認識に基づくナビゲーション
    機能の実行起動時には、認識用スイッチの切り換えに連
    動して音声通話中の相手側に対しナビゲーション機能の
    実行の旨を予め設定した合成音声で案内送出することを
    特徴とする請求項2記載の車載用情報装置。
  5. 【請求項5】 通信網を介して相手側と音声通話可能な
    携帯電話装置と、入力される音声を認識する音声認識部
    と、インターネット上のホームページを閲覧するための
    ホームページ閲覧機能を備え、前記音声認識部の音声認
    識に基づき前記携帯電話装置の音声通話及び前記ホーム
    ページ閲覧機能を動作制御するメイン処理部と、入力さ
    れる音声を前記音声認識部の音声認識用として用いるか
    否かを切り換えるための認識用スイッチとを備えたこと
    を特徴とする車載用情報装置。
  6. 【請求項6】 メイン処理部は、ホームページ閲覧機能
    の起動時の表示画面上にホームページ検索に必要なUR
    Lのうち定型部分を予め設定表示することを特徴とする
    請求項5記載の車載用情報装置。
  7. 【請求項7】 音声認識部には、インターネット上UR
    Lの定型アドレス部分の単語を音声認識するための専用
    辞書が設けられ、メイン処理部は、音声認識の基づくホ
    ームページ閲覧機能の実行でURLの入力時に前記専用
    辞書を選択起動させることを特徴とする請求項5または
    請求項6のいずれか一つに記載の車載用情報装置。
  8. 【請求項8】 通信網を介して相手側と音声通話可能な
    携帯電話装置と、入力される音声を認識する音声認識部
    と、電子メールを送受信する電子メール送受信機能を備
    え、前記音声認識部の音声認識に基づき前記携帯電話装
    置の音声通話及び前記電子メール機能を動作制御するメ
    イン処理部と、入力される音声を前記音声認識部の音声
    認識用として用いるか否かを切り換えるための認識用ス
    イッチとを備えたことを特徴とする車載用情報装置。
  9. 【請求項9】 メイン処理部は、電子メール送信起動時
    の表示画面上に電子メールのアドレス入力に必要な定型
    部分を予め設定表示することを特徴とする請求項8に記
    載の車載用情報装置。
  10. 【請求項10】 音声認識部には、電子メールの定型ア
    ドレス部分の単語を音声認識するための専用辞書が設け
    られ、音声認識に基づくアドレスの入力時に前記専用辞
    書を選択起動させることを特徴とする請求項8または請
    求項9のいずれか1項記載の車載用情報装置。
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