JP2002257255A - パイロット式電磁弁及び流体圧シリンダ - Google Patents

パイロット式電磁弁及び流体圧シリンダ

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JP2002257255A
JP2002257255A JP2001055553A JP2001055553A JP2002257255A JP 2002257255 A JP2002257255 A JP 2002257255A JP 2001055553 A JP2001055553 A JP 2001055553A JP 2001055553 A JP2001055553 A JP 2001055553A JP 2002257255 A JP2002257255 A JP 2002257255A
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spool valve
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秀三 増尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パイロット式電磁弁を小型化すること。 【解決手段】スプール弁14の内部にはその軸線方向に
沿って延びるエア導入通路35が形成されている。そし
て、そのスプール弁14が第1切換位置に移動したとき
には、第1出力ポート16とエア圧作用室22とがエア
導入通路35を介して連通される。又、スプール弁14
が第2切換位置に移動したときは、第2出力ポート17
とエア圧作用室22とがエア導入通路35を介して連通
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイロット式電磁
弁及びそれを備えた流体圧シリンダに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、例えばエアシ
リンダ等を駆動制御するためにパイロット式電磁弁18
1が用いられる。このパイロット式電磁弁181では、
弁収容ケーシング182内にスプール弁183が摺動可
能に設けられている。このスプール弁183は、パイロ
ット駆動部184と共に形成されたパイロット圧作用室
185に往復動可能に収容された大径ピストン186と
一体的に移動する。そして、パイロット駆動部184に
設けられた第1及び第2の弁部187,188が開閉さ
れることにより、大径ピストン186の受圧面にパイロ
ット圧が付与され、スプール弁183が移動するように
なっている。なお、スプール弁183の他端側に設けら
れた小径ピストン195には常時エア圧がかかってい
る。
【0003】弁収容ケーシング182は、1つの給気ポ
ート189と、第1及び第2出力ポート190,191
と、第1及び第2排気ポート192,193とを有す
る。そして、スプール弁183が一方の切換位置(図6
に示す位置)に移動することにより、給気ポート189
及び第1出力ポート190が互いに連通し、第2出力ポ
ート191及び第2排気ポート193が互いに連通す
る。又、スプール弁183が別の切換位置(図示しな
い)に移動することにより、給気ポート189及び第2
出力ポート191が互いに連通し、第1出力ポート19
0及び第1排気ポート192が互いに連通する。上述し
たように、各ポート189〜193の連通が切り換えら
れることにより、エアシリンダに設けられたロッドが出
没するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のパイ
ロット式電磁弁181においては、弁収容ケーシング1
82の一側面において各ポート189〜193がスプー
ル弁183の軸線方向に沿って並んで配置されているた
め、スプール弁183の軸線方向における弁収容ケーシ
ング182の寸法が大きくなる。すなわち、パイロット
式電磁弁181の大部分を占める弁収容ケーシング18
2が大型化すれば、パイロット式電磁弁181全体が大
型化することとなる。
【0005】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、小型化が可能なパイロット式電磁
弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、流体供給ポートと、
この流体供給ポートに導入される流体をアクチュエータ
に供給する複数の出力ポートとを備えた弁収容ケーシン
グ内に、スプール弁を2位置間で往復移動可能に収容
し、前記スプール弁の両端部側に第1圧力作用室及び第
2圧力作用室を設け、前記第1圧力作用室に大径ピスト
ンを設けるとともに、前記第2圧力作用室にスプール弁
と一体化された小径ピストンを設け、前記大径ピストン
にパイロット圧を付与することによりスプール弁を移動
させるようにしたパイロット式電磁弁において、前記ス
プール弁の内部に流体通路を設け、前記スプール弁が第
1切換位置に移動したときに前記第2圧力作用室と特定
の出力ポートとを前記流体通路を介して連通させ、前記
スプール弁が第2切換位置に移動したときに前記第2圧
力作用室と他の出力ポートとを前記流体通路を介して連
通させることを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のパイロット式電磁弁において、前記流体供給ポート
は、前記弁収容ケーシングにおいて前記出力ポートが配
置されている面とは異なる面に配置されていることを要
旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載のパイロット式電磁弁において、前記スプール
弁は、内部に可動鉄心を有するコイルを通電することに
よって駆動され、前記可動鉄心と前記スプール弁とは、
それらの軸線が平行となる位置関係をもって配置されて
いることを要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明では、シリンダチュ
ーブ内に移動体を往復移動可能に収容し、その移動体に
よって区画される第1の圧力室と第2の圧力室とを前記
シリンダチューブ内に設け、両圧力室のうちいずれかに
供給される流体の圧力により前記移動体を往復移動させ
るようにした流体圧シリンダにおいて、前記各圧力室へ
の流体供給を切り換えるために請求項1〜3のいずれか
に記載のパイロット式電磁弁を備えたことを要旨とす
る。
【0010】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の流体圧シリンダにおいて、前記シリンダチューブの
外面には移動体の位置を検出する位置検出センサが設け
られ、この位置検出センサに接続されたリード線の端部
には、前記パイロット式電磁弁を駆動制御する制御ユニ
ットから延びる電線に対し電気的に接続するためのコネ
クタが設けられ、このコネクタは前記パイロット式電磁
弁に設けられた電気接続コネクタ付近に配置されている
ことを要旨とする。
【0011】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によれば、スプール弁が第1
切換位置に移動したときに、圧力作用室内にある流体
は、流体通路を介して特定の出力ポートへと流れる。
又、スプール弁が第2切換位置に移動したときに、圧力
作用室内にある流体は、流体通路を介して他の出力ポー
トへと流れる。つまり、圧力作用室にある流体をそれぞ
れの出力ポートに流している。そのため、圧力作用室に
流体を供給しさえすれば、流体を供給するためのポート
を決められた位置に配置する必要がない。この結果、複
数の出力ポート及び流体供給ポートを、スプール弁の軸
線方向に沿って集中的に配置しなくて済むので、弁収容
ケーシングの小型化を実現することが可能となる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の作用に加えて、弁収容ケーシングにおいて出力
ポートが配置されている面とは異なる面に流体供給ポー
トを配置できるため、設計の自由度が高くなる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の作用に加えて、可動鉄心とスプール弁と
は平行に配置されているため、スプール軸線方向におけ
るパイロット式電磁弁の寸法を小さくすることができ
る。従って、パイロット式電磁弁を更にコンパクト化す
ることが可能になる。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、パイロッ
ト式電磁弁の小型化を図ることが可能であるため、弁収
容ケーシング全体の小型化を実現することが可能とな
る。請求項5に記載の発明では、パイロット式電磁弁の
電気接続コネクタと、位置検出センサのコネクタとが集
中的に配置されている。そのため、各コネクタに対して
接続されている配線の着脱作業を容易に行うことができ
る。又、コネクタを1箇所に集中配置したことにより、
コネクタに接続される配線をまとめ易くなる。従って、
配線スペースを小さくすることができるとともに、配線
の簡素化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を流体圧シリンダと
してのバルブ付きエアシリンダに具体化した一実施形態
を図面に基づき詳細に説明する。
【0016】図1に示すように、バルブ付きエアシリン
ダAは、筒状のシリンダチューブ1を備えている。シリ
ンダチューブ1の開口部のうち、図1の右側の開口部は
ヘッドカバー2によって閉塞され、左側の開口部はロッ
ドカバー3によって閉塞されている。
【0017】ヘッドカバー2には、第1エア通路4と第
2エア通路5とが形成されている。両エア通路4,5
は、シリンダチューブ1の内部空間に連通している。シ
リンダチューブ1の内部空間には、ピストン6がシリン
ダチューブ1の長手方向に沿って摺動可能に収容されて
いる。このピストン6の存在により、シリンダチューブ
1の内部空間は、2つの圧力作用室7,8に区画されて
いる。
【0018】第1の圧力室としてのヘッドカバー側圧力
作用室7には、前記第1エア通路4を介して流体として
のエアが給排される。一方、第2の圧力室としてのロッ
ドカバー側圧力作用室8には、前記第2エア通路5を介
してエアが給排される。なお、図1において、第2エア
通路5は、その一部しか描かれていないが、実際にはロ
ッドカバー側圧力作用室8と連通している。ピストン6
の中心部にはピストンロッド9の内端部が螺合により一
体化されている。ピストンロッド9の外端部は、ロッド
カバー3を貫通してシリンダチューブ1の外部に突出さ
れている。
【0019】そして、ヘッドカバー側のストロークエン
ドにピストン6がある状態で第1エア通路4にエアが供
給されると、ヘッドカバー側圧力作用室7内にはエアが
導入され、同室7内の圧力が上昇する。すると、ピスト
ン6及びロッド9がロッドカバー側に移動するととも
に、ロッドカバー側圧力作用室8内のエアが第2エア通
路5を介して外部に排出される。これに対して、ロッド
カバー側ストロークエンドにピストン6がある状態で第
2エア通路5にエアを供給すると、ロッドカバー側圧力
作用室8内にはエアが導入され、同室8内の圧力が上昇
する。すると、ピストン6及びロッド9がヘッドカバー
側に移動するとともに、ヘッドカバー側圧力作用室7内
のエアが第1エア通路4を介して外部に排出される。
【0020】図1,図5に示すように、シリンダチュー
ブ1のヘッドカバー側端部にはパイロット式電磁弁11
が設けられている。このパイロット式電磁弁11の励磁
により、前記エア通路4,5に対するエアの供給が切り
換えられるようになっている。
【0021】シリンダチューブ1の外周面には、位置検
出センサである2つの磁気センサ80,81が間隔をお
いて取り付けられている。両磁気センサ80,81は、
ピストン6のストロークエンド付近にそれぞれ配置され
ている。そして、両磁気センサ80,81は、ピストン
6に設けられたマグネット93の磁力を検出する。これ
により、ピストン6がロッドカバー側ストロークエンド
或いはヘッドカバー側ストロークエンドに移動したか否
かが検出される。
【0022】各磁気センサ80,81には、パイロット
式電磁弁11に形成されたリード線取付溝94に挿入さ
れているリード線82が接続されている。そして、リー
ド線82は取付溝94を塞ぐ押さえカバー95によって
位置ずれしないようになっている。リード線82の端部
にはセンサ用雌型コネクタ83,84がそれぞれ設けら
れている。各センサ用雌型コネクタ83,84は、パイ
ロット式電磁弁11の側面に設けられた取付カバー85
に装着されている。これらのセンサ用雌型コネクタ8
3,84は、パイロット式電磁弁11に設けられた電気
接続コネクタとしての電磁弁用雌型コネクタ86付近に
配置されている。
【0023】前記各雌型コネクタ83,84,86に
は、センサ用雄型コネクタ87,88と、電磁弁用雄型
コネクタ89とが着脱可能に接続されている。そして、
センサ用雄型コネクタ87,88は、電線としての多芯
ケーブル90を介して一方の端子台97に接続されてい
る。又、電磁弁用雄型コネクタ89は、多芯ケーブル9
0を介して他方の端子台98に接続されている。そし
て、一方の端子台97は入力側コントローラ91に接続
され、他方の端子台98は出力側コントローラ92に接
続されている。
【0024】以上のような接続関係により、磁気センサ
80,81は、制御ユニットを構成する入力側コントロ
ーラ91に接続されている。又、パイロット式電磁弁1
1は、制御ユニットを構成する出力側コントローラ92
に電気的に接続されている。そして、磁気センサ80,
81から検出信号が出力されると、その検出信号は入力
側コントローラ91に入力される。この信号入力に基づ
いて、出力側コントローラ92は、パイロット式電磁弁
11を駆動制御する。
【0025】図1〜図3に示すように、パイロット式電
磁弁11は、合成樹脂製の弁収容ケーシング12を備え
ており、その内部には筒状の耐摩耗部材としてのスリー
ブ10が設けられている。スリーブ10は、ステンレス
やアルミ等の金属製となっている。
【0026】このスリーブ10内には、流体であるエア
の流路を切り換える移動体としてのスプール弁14が往
復移動可能に収容されている。スプール弁14はその軸
上に互いに離間して配置された複数の弁部14aを有
し、各弁部14aには環状のシール部材23がそれぞれ
装着されている。シール部材23は、スリーブ10の内
周面と弁部14aとの界面をシールする。各弁部14a
の径はスプール弁14の径よりもわずかに大きい。弁収
容ケーシング12は、1つの給気ポートP、パイロット
弁給気ポート15a、パイロット弁排気ポート15b、
パイロット弁出力ポート15c、第1出力ポート16、
第2出力ポート17、第1排気ポート18、第2排気ポ
ート19を有する。
【0027】第1及び第2出力ポート16,17は、前
記バルブ付きエアシリンダAの第1及び第2エア通路
4,5に通じている。これに対して、図4に示すように
第1及び第2排気ポート18,19は、排気エア通路3
2a,33aを介して共通の排気ポートHにそれぞれ通
じている。図4,図5に示すように、各排気エア通路3
2a,33a上には2つの絞り弁(図4では絞り弁32
のみを図示している)32,33が設けられている。こ
の絞り弁32,33は、弁収容ケーシング12に対し進
退可能に螺合して取り付けられている。そして、各排気
エア通路32a,33aを通るエアの流量をそれぞれに
対応する絞り弁32,33によって調節することによ
り、ピストンロッド9の突出速度及び没入速度を自在に
調節できるようになっている。
【0028】ちなみに、一方の絞り弁33にて第1排気
ポート18から排出されるエアの排気流量を少なくする
ことにより、ピストンロッド9の没入速度を遅くし、逆
に多くすることにより没入速度を速くすることが可能で
ある。又、他方の絞り弁32にて第2排気ポート19か
ら排出されるエアの排気流量を少なくすることにより、
ピストンロッド9の突出速度を遅くし、逆に多くするこ
とにより突出速度を速くすることが可能である。
【0029】各ポート15a〜15c、他のポート16
〜19、及び給気ポートPはそれぞれ弁収容ケーシング
12の異なる側面において形成されている。本実施形態
において、パイロット弁給気ポート15a、パイロット
弁排気ポート15b及びパイロット弁出力ポート15c
は、各ポート16〜19が配置されている弁収容ケーシ
ング12の側面とは対峙する側面に配置されている。給
気ポートPは、各ポート15a〜15c,16〜19が
配置されている弁収容ケーシング12の側面に対し直交
する側面に配置されている。
【0030】弁収容ケーシング12においてスプール弁
14の一端に位置する箇所には、第1圧力作用室として
のパイロット圧作用室21が形成されている。一方、ス
プール弁14の他端に位置する箇所には、第2圧力作用
室としてのエア圧作用室22が形成されている。各圧力
作用室21,22内には、大径ピストン25と、スプー
ルと一体的に設けられた小径ピストン26とが収容され
ている。
【0031】大径ピストン25の外周には、摺動パッキ
ン27が装着されている。摺動パッキン27は、パイロ
ット圧作用室21の内周面と、大径ピストン25の外周
面との界面をシールする。小径ピストン26の外周に
も、大径ピストン25と同様に摺動パッキン28がパッ
キンホルダ29を介して装着されている。摺動パッキン
28は、エア圧作用室22の内周面と小径ピストン26
の外周面との界面をシールする。
【0032】パイロット圧を受ける大径ピストン25の
受圧面積と、エア圧を受ける小径ピストン26の受圧面
積の大きさは異なっている。すなわち、大径ピストン2
5の受圧面積の方が小径ピストン26のそれよりも大き
くなっている。これにより、大径ピストン25が受ける
パイロット圧による推力は、小径ピストン26が受ける
エア圧による推力よりも大きいといえる。両ピストン2
5,26が同時にエア圧力を受けると、両ピストン2
5,26に生じる推力差によってスプール弁14は第1
切換位置(図2に示す位置)に移動する。又、小径ピス
トン26のみがエア圧を受けると、スプール弁14は第
2切換位置(図3に示す位置)に移動する。
【0033】弁収容ケーシング12にはパイロット圧作
用室21に通じるパイロットエア供給通路30が形成さ
れ、このパイロットエア供給通路30の外端部が前記パ
イロット弁出力ポート15cとなっている。弁収容ケー
シング12にはエア圧作用室22とに通じるエア供給通
路31が形成され、このエア供給通路31の外端部が前
記パイロット弁給気ポート15aとなっている。給気ポ
ートPからはエア供給通路31を介してエアが常時供給
されている。よって、小径ピストン26に対しエア圧に
よる推力が常に作用している。
【0034】図2,図3に示すように、スプール弁14
には流体通路としてのエア導入通路35が形成されてい
る。エア導入通路35の一端は、小径ピストン26の端
面において開口され、他端は、スプール弁14の外周面
において開口されている。エア導入通路35は、1つの
大径流路35aと、それよりも孔径が小さい複数(2
つ)の小径流路35bとから構成されている。大径流路
35aは、スプール弁14の端面から中央部付近にかけ
てスプール弁14の軸線方向に沿って延びている。一
方、2つの小径流路35bは、その両端が開口され、大
径流路35aの内端部において互いに直交するようにス
プール弁14の径方向に沿って延びている。つまり、エ
ア導入通路35の一端はスプール弁14の一端面におい
て1箇所開口され、他端はスプール弁14の外周面中央
部付近において複数箇所開口されている。
【0035】そして、スプール弁14が第1切換位置
(図2に示す位置)に移動することにより、エア圧作用
室22と第1出力ポート16とは、エア導入通路35を
介して互いに連通する。従って、スプール弁14が第1
切換位置にあるとき、パイロット圧作用室21内に送り
込まれている加圧エアがエア導入通路35を介して第1
出力ポート16に供給される。
【0036】又、スプール弁14が第2切換位置(図3
に示す位置)に移動することにより、エア圧作用室22
と第2出力ポート17とは、エア導入通路35を介して
互いに連通する。従って、スプール弁14が第2切換位
置にあるとき、パイロット圧作用室21内に送り込まれ
ている加圧エアがエア導入通路35を介して第2出力ポ
ート17に供給される。
【0037】図1〜図3に示すように、前記弁収容ケー
シング12の一側(図1の右側)にはパイロット駆動部
Dが設けられている。このパイロット駆動部Dは、弁収
容ケーシング12に対して接合された合成樹脂製の駆動
部本体41を備えている。この駆動部本体41には、前
記パイロット弁給気ポート15aに通じるパイロット給
気通路34と、パイロット弁排気ポート15bに通じる
パイロット排気通路37とが形成されている。
【0038】又、駆動部本体41には、パイロット弁出
力ポート15cに通じるパイロット出力通路40が形成
されている。このパイロット出力通路40は、駆動部本
体41に形成された連通路36を介してパイロット給気
通路34に通じている。つまり、給気ポートPに供給さ
れる加圧エアは、パイロット給気通路34、連通路3
6、パイロット出力通路40を介してパイロット圧作用
室21内に供給されるようになっている。
【0039】駆動部本体41においてパイロット給気通
路34の内端部に位置する箇所には、第1弁座38が設
けられている。又、駆動部本体41においてパイロット
排気通路37の内端部に位置する箇所には、第2弁座3
9が設けられている。両弁座38,39は同一線上にお
いて互いに反対方向を向くように背向配置されている。
【0040】駆動部本体41の一側部にはコイル収容ケ
ーシング42が設けられ、その内部にはボビン43に巻
回されたコイル44が設けられている。ボビン43の中
央部形成された収容孔43aには、固定鉄心45と可動
鉄心46とが設けられている。収容孔43aの一端開口
部は固定鉄心45によって塞がれ、他端開口部からは可
動鉄心46が突出されている。
【0041】この可動鉄心46は、その軸線が前記スプ
ール弁14の軸線と平行となる位置関係で配置されてい
る。このような配置とすることにより、スプール弁14
の軸線方向に対し直交する方向におけるパイロット式電
磁弁11全体をコンパクト化することが可能になる。な
ぜなら、スプール弁14が設けられている弁収容ケーシ
ング12は、スプール弁14の軸線方向の外形寸法が大
きく、その軸線方向に対して直交する方向の外形寸法が
小さいからである。又、パイロット駆動部Dは、可動鉄
心46の軸線方向の外形寸法が大きく、その軸線方向に
対して直交する方向の外形寸法が小さいからである。
【0042】可動鉄心46の先端部には、それと一体的
に可動する第1弁シート51と第2弁シート52とが設
けられている。第1弁シート51は、可動鉄心46の先
端面に配置され、その端面は前記第1弁座38に対し当
接可能となっている。これに対して、第2弁シート52
は、シートホルダ53を介して前記第1弁シート51と
は離間した位置に配置されている。第2弁シート52の
端面は前記第2弁座39に当接可能となっている。
【0043】そして、コイル44に通電すると、そこに
生じる電磁力によって可動鉄心46は吸引され、図2に
示す通電位置に配置される。この結果、給気用パイロッ
ト弁B1は開かれるとともに、排気用パイロット弁B2
は閉じられる。又、コイル44に通電しないと電磁力が
生じなくなるため、可動鉄心46は突出され、図3に示
す非通電位置に配置される。この結果、給気用パイロッ
ト弁B1は閉じられるとともに、排気用パイロット弁B
2は開かれる。
【0044】図2,図3に示すように、前記可動鉄心4
6の先端部には、大径コイルバネ56が外挿されてい
る。大径コイルバネ56の一端は、前記コイル収容ケー
シング42に設けられたコイルカバー55に係止されて
いる。大径コイルバネ56の他端は、可動鉄心46の先
端外周面に形成された環状突部54に係止されている。
そして、大径コイルバネ56は、第1弁シート51を第
1弁座38に近づける方向に弾性力を付与している。
【0045】駆動部本体41において第2弁シート52
と対峙する箇所には、バネ支持部59が取り付けられて
いる。このバネ支持部59と第2弁シート52との間に
は、小径コイルバネ60が設けられている。この小径コ
イルバネ60の一端は、第2弁シート52の端部に形成
された係止突部61に係合され、他端はバネ支持部59
に形成された係止突部62に係合されている。そして、
小径コイルバネ60は、第2弁シート52を第2弁座3
9に近づける方向に弾性力を付与している。なお、本実
施形態では、前記第1弁シート51及び第1弁座38に
より給気用パイロット弁B1が構成されている。又、第
2弁シート52及び第2弁座39により排気用パイロッ
ト弁B2が構成されている。
【0046】大径コイルバネ56は、小径コイルバネ6
0の弾性力よりも大きい弾性力に設定されている。その
ため、コイル44が通電されていない状態においては、
第1弁座38に対し第1弁シート51のみが圧接される
こととなる。又、小径コイルバネ60の弾性力とコイル
44の電磁吸引力とを合わせた力は、大径コイルバネ5
6の弾性力よりも大きくなるように設定されている。従
って、コイル44が通電されている状態においては、第
2弁座39に対し第2弁シート52が圧接されることと
なる。
【0047】次に、上記のように構成されたパイロット
式電磁弁11の作用について説明する。 (ピストンロッド9の突出動作)コイル44が通電され
ると、そこに生じる電磁力により可動鉄心46が吸引さ
れ、給気用パイロット弁B1が開くとともに、排気用パ
イロット弁B2が閉じる。これにより、給気ポートP、
エア供給通路31、パイロット給気通路34、連通路3
6及びパイロット出力通路40を介してパイロット圧作
用室21内に加圧エアが供給される。すると、大径ピス
トン25の受圧面にパイロット圧が加わり、大径ピスト
ン25に推力が生じる。
【0048】このとき、給気ポートPからの加圧エア
は、エア供給通路31を介してエア圧作用室22内にも
供給されており、小径ピストン26の受圧面にエア圧が
常に加わっている。つまり、小径ピストン26には、エ
ア圧による推力が常に働いている。しかし、この推力は
大径ピストン25の推力よりも小さいため、結果として
スプール弁14は第1切換位置(図2に示す位置)に移
動する。
【0049】スプール弁14が第1切換位置に移動する
ことにより、給気ポートP、エア供給通路31、エア圧
作用室22、エア導入通路35、第1出力ポート16、
第1エア通路4を介してヘッドカバー側圧力作用室7内
に加圧エアが供給される。これにより、ヘッドカバー側
圧力作用室7内の圧力が上昇し、ピストン6及びピスト
ンロッド9がロッドカバー側(図1の左側)の方向に移
動する。それとともに、ロッドカバー側圧力作用室8内
のエアは、第2エア通路5、第2出力ポート17を介し
てスリーブ10内を通り、更に第2排気ポート19、排
気エア通路32a、排気ポートHを介して外部に排出さ
れる。
【0050】(ピストンロッド9の没入動作)次いで、
コイル44への通電がされなくなると、両コイルバネ5
6,60の弾性力の差でもって、可動鉄心46が突出さ
れ、給気用パイロット弁B1が閉じるとともに、排気用
パイロット弁B2が開く。これにより、給気ポートPか
らの加圧エアは、エア圧作用室22のみに供給されるこ
ととなる。すなわち、大径ピストン25の受圧面にはパ
イロット圧がかからなくなるので、大径ピストン25に
推力が生じなくなる。この結果、小径ピストン26のみ
の推力を受けてスプール弁14が第2切換位置(図3に
示す位置)に移動する。又、スプール弁14が第2切換
位置に移動するのに伴い、パイロット圧作用室21内に
あるエアは、パイロットエア供給通路30、パイロット
出力通路40、パイロット排気通路37、パイロット弁
排気ポート15b、第1排気ポート18、排気エア通路
33a、排気ポートHを介して外部に排出される。
【0051】スプール弁14が第2切換位置に切り換え
られることにより、給気ポートP、エア供給通路31、
エア圧作用室22、エア導入通路35、第2出力ポート
17、第2エア通路5を介してロッドカバー側圧力作用
室8内に加圧エアが供給される。これにより、ロッドカ
バー側圧力作用室8内の圧力が上昇し、ピストン6及び
ピストンロッド9がヘッドカバー側(図1の右側)の方
向に移動する。それとともに、ヘッドカバー側圧力作用
室7内のエアは、第1エア通路4、第1出力ポート16
を介してスリーブ10内を通り、更に第1排気ポート1
8、排気エア通路33a、排気ポートHを介して外部に
排出される。
【0052】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1)スプール弁14の内部にはその軸線方向に沿って
延びるエア導入通路35が形成されている。そして、そ
のスプール弁14が第1切換位置に移動したときには、
第1出力ポート16とエア圧作用室22とがエア導入通
路35を介して連通される。又、スプール弁14が第2
切換位置に移動したときは、第2出力ポート17とエア
圧作用室22とがエア導入通路35を介して連通され
る。そのため、エア圧作用室22内の加圧エアを各出力
ポート16,17から排出することができ、ピストンロ
ッド9を出没させることができる。この結果、給気ポー
トPからの加圧エアをエア圧作用室22内に供給しさえ
すれば、給気ポートPの位置は、従来技術に示すように
両出力ポートの間に配置する必要がない。よって、各ポ
ート16,17,Pをスプール弁14の軸線方向に沿っ
て並設せずに済むことから、スプール弁14の軸線方向
における弁収容ケーシング12の寸法が小さくなる。従
って、パイロット式電磁弁11全体を小型化することが
でき、エアシリンダA全体の小型化を図ることができ
る。
【0053】(2)弁収容ケーシング12において両出
力ポート16,17が配置されている面とは異なる面に
給気ポートPを配置することができる。そのため、弁収
容ケーシング12に形成されているエア供給通路31、
パイロットエア供給通路30等のエア通路や、各ポート
16〜19等の配置の自由度が高くなる。従って、パイ
ロット式電磁弁11の設計が行い易くなる。
【0054】(3)弁収容ケーシング12において両出
力ポート16,17が配置されている面とは異なる面に
給気ポートPを配置することができるので、スプール弁
14に形成された弁部14aの数を少なくすることがで
きる。すなわち、従来技術において弁部14aが6つ設
けられているのに対して、本実施形態では4つに減らす
ことができる。よって、スリーブ10に接しているシー
ル部材23の数が少なくなるので、スリーブ10に対す
るスプール弁14の摺動抵抗を減らすことができる。特
に、スプール弁14の始動時における抵抗力を低下する
ことができるので、スプール弁14の応答性を向上する
ことができる。
【0055】(4)エア導入通路35の存在によりスプ
ール弁14の軽量化を図ることができるため、スプール
弁14の応答性をいっそう向上することができる。 (5)弁収容ケーシング12には、スプール弁14が摺
動する部分に耐摩耗性を有するスリーブ10が設けられ
ている。このスリーブ10の存在により、スプール弁1
4と弁収容ケーシング12とは全く接していないことか
ら、弁収容ケーシング12に対するスプール弁14の摺
動部分を無くすことができる。従って、弁収容ケーシン
グ12の形成材料に安価かつ軽量な合成樹脂等を採用す
ることができる。この結果、パイロット式電磁弁11全
体のコストダウン、及び軽量化に貢献することができ
る。
【0056】(6)ヘッドカバー側圧力作用室7内にあ
るエアを排出する場合と、パイロット圧作用室21内に
あるエアを排出する場合とでは、共通の流路を介して排
気ポートHから排出することができる。具体的に言う
と、いずれの場合においてエアをシリンダ用第1排気ポ
ート18、排気エア通路33aを通して排出することが
できる。従って、エアの排出経路を共通化することによ
り、弁収容ケーシング12に形成されるエア通路の単純
化に貢献することができるので、弁収容ケーシング12
の加工コストを低減することができる。
【0057】(7)パイロット駆動部Dに設けられた可
動鉄心46と、弁収容ケーシング12に設けられたスプ
ール弁14とは、それらの軸線が平行となる位置関係を
もって配置されている。そのため、可動鉄心46とスプ
ール弁14との軸線が直交する位置関係で配置した場合
と比較して、スプール軸線方向におけるパイロット式電
磁弁11の寸法を小さくすることができる。
【0058】(8) パイロット式電磁弁11に設けた
電磁弁用雌型コネクタ86と、磁気センサ80,81に
接続されているセンサ用雌型コネクタ83,84は、そ
れぞれ集中的に配置されている。そのため、各雌型コネ
クタ83,84,86に対して雄型コネクタ87,8
8,89を着脱する作業を容易に行うことができる。従
って、メンテナンス等によりエアシリンダAを簡単に交
換することができる。又、雌型コネクタ83,84,8
6を集中配置したことから、多芯ケーブル901つにす
ることができる。そのため、配線スペースを削減するこ
とができるとともに配線の簡素化を図ることができる。
【0059】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 給気ポートPを例えばエア圧作用室22の近傍に設
け、エア供給通路31を介すことなく加圧エアをエア圧
作用室22に直接供給するようにしてもよい。この場合
における給気ポートPの配置箇所としては、例えば弁収
容ケーシング12の上面(図1の上面)や、弁収容ケー
シング12の左側面上部(図1の左側面)等が考えられ
る。
【0060】・ 前記実施形態では、弁収容ケーシング
12にスリーブ10を設け、その内部にスプール弁14
を収容したが、このスリーブ10を省略してもよい。こ
の構成を採用した場合には、弁収容ケーシングを合成樹
脂製ではなく金属製にすることが好ましい。
【0061】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に示す。 (1)請求項1〜3のうちいずれかにおいて、弁収容ケ
ーシングには、アクチュエータから流れる流体を排出
し、かつ端部に排気ポートを有する流体排出通路(排気
エア通路32a,33a)が設けられ、この流体排出通
路は、前記第1圧力作用室内の流体を排出することを兼
ねていることを特徴とするパイロット式電磁弁。この構
成にすれば、弁収容ケーシング内において流体が流れる
通路を簡素化することができる。
【0062】(2)請求項1〜3、前記(1)のうちい
ずれかにおいて、弁収容ケーシングとスプール弁との境
界部には耐摩耗部材(スリーブ)が設けられていること
を特徴とするパイロット式電磁弁。この構成にすれば、
弁収容ケーシングに耐摩耗性能を持たせなくてもよくな
るので、弁収容ケーシングの形成材料に耐摩耗性をもた
せなくてもよい。従って、弁収容ケーシングの材料を例
えば合成樹脂等にすることができる。従って、パイロッ
ト式電磁弁の軽量化かつコストダウンを図ることができ
る。
【0063】(3)流体供給ポートと、この流体供給ポ
ートに導入される流体をアクチュエータに供給する複数
の出力ポートとを備えた弁収容ケーシング内に、スプー
ル弁を2位置間で往復移動可能に収容し、前記スプール
弁の端部側に設けられた圧力作用室に、前記スプール弁
と一体化されたピストンを往復移動可能に設け、前記ピ
ストンにパイロット圧を付与することによりスプール弁
を移動させるようにしたパイロット式電磁弁において、
前記スプール弁の内部に流体通路を設け、前記スプール
弁が第1切換位置に移動したときに前記圧力作用室と特
定の出力ポートとを前記流体通路を介して連通させ、前
記スプール弁が第2切換位置に移動したときに前記圧力
作用室と他の出力ポートとを前記流体通路を介して連通
させることを特徴とするパイロット式電磁弁。
【0064】(4)請求項4又は5において、前記各圧
力室は、前記パイロット式電磁弁に設けられている前記
流体排出通路(排気エア通路32a,33a)に連通さ
れ、前記流体排出通路の途中には移動体の移動速度を調
節する流量調整手段(絞り弁32,33)が設けられて
いることを特徴とするパイロット式電磁弁。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
スプール弁に設けた流体通路を通して流体供給ポートか
らの流体を出力ポートに流しているため、パイロット式
電磁弁を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルブ付きエアシリンダの断面図。
【図2】電磁弁が通電している状態を示す断面図。
【図3】電磁弁が通電していない状態を示す断面図。
【図4】図2とは異なる位置における電磁弁の断面図。
【図5】バルブ付きエアシリンダの分解斜視図。
【図6】従来技術におけるバルブ付きエアシリンダの断
面図。
【符号の説明】
6…ピストン(移動体)、7…ヘッドカバー側圧力作用
室(第1の圧力室)、8…ロッドカバー側圧力作用室
(第2の圧力室)、9…ピストンロッド(移動体)、1
1…パイロット式電磁弁、12…弁収容ケーシング、1
4…スプール弁、16…第1出力ポート、17…第2出
力ポート、18…第1排気ポート、19…第2排気ポー
ト、21…パイロット圧作用室(第1圧力作用室)、2
2…エア圧作用室(第2圧力作用室)、25…大径ピス
トン、26…小径ピストン、35…エア導入通路(流体
通路)、46…可動鉄心、82…リード線、83,84
…センサ用雌型コネクタ(コネクタ)、86…電磁弁用
雌型コネクタ(電気接続コネクタ)、90…多芯ケーブ
ル(電線)、91…入力側コントローラ(制御ユニッ
ト)、92…出力側コントローラ(制御ユニット)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H056 AA09 BB32 CA01 CB02 CC05 CC12 CD04 CD06 DD02 GG12 3H067 AA17 AA33 BB03 BB12 CC32 DD05 DD12 DD33 EA06 EA33 FF11 GG03 GG22 3H081 AA03 BB01 BB03 CC23 DD33 DD37 FF05 FF27 FF47 GG04 GG15 GG22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体供給ポートと、この流体供給ポート
    に導入される流体をアクチュエータに供給する複数の出
    力ポートとを備えた弁収容ケーシング内に、スプール弁
    を2位置間で往復移動可能に収容し、前記スプール弁の
    両端部側に第1圧力作用室及び第2圧力作用室を設け、
    前記第1圧力作用室に大径ピストンを設けるとともに、
    前記第2圧力作用室にスプール弁と一体化された小径ピ
    ストンを設け、前記大径ピストンにパイロット圧を付与
    することによりスプール弁を移動させるようにしたパイ
    ロット式電磁弁において、 前記スプール弁の内部に流体通路を設け、前記スプール
    弁が第1切換位置に移動したときに前記第2圧力作用室
    と特定の出力ポートとを前記流体通路を介して連通さ
    せ、前記スプール弁が第2切換位置に移動したときに前
    記第2圧力作用室と他の出力ポートとを前記流体通路を
    介して連通させることを特徴とするパイロット式電磁
    弁。
  2. 【請求項2】 前記流体供給ポートは、前記弁収容ケー
    シングにおいて前記出力ポートが配置されている面とは
    異なる面に配置されていることを特徴とする請求項1に
    記載のパイロット式電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記スプール弁は、内部に可動鉄心を有
    するコイルを通電することによって駆動され、前記可動
    鉄心と前記スプール弁とは、それらの軸線が平行となる
    位置関係をもって配置されていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のパイロット式電磁弁。
  4. 【請求項4】 シリンダチューブ内に移動体を往復移動
    可能に収容し、その移動体によって区画される第1の圧
    力室と第2の圧力室とを前記シリンダチューブ内に設
    け、両圧力室のうちいずれかに供給される流体の圧力に
    より前記移動体を往復移動させるようにした流体圧シリ
    ンダにおいて、前記各圧力室への流体供給を切り換える
    ために請求項1〜3のいずれかに記載のパイロット式電
    磁弁を備えたことを特徴とする流体圧シリンダ。
  5. 【請求項5】 前記シリンダチューブの外面には移動体
    の位置を検出する位置検出センサが設けられ、この位置
    検出センサに接続されたリード線の端部には、前記パイ
    ロット式電磁弁を駆動制御する制御ユニットから延びる
    電線に対し電気的に接続するためのコネクタが設けら
    れ、このコネクタは前記パイロット式電磁弁に設けられ
    た電気接続コネクタ付近に配置されていることを特徴と
    する請求項4に記載の流体圧シリンダ。
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