JP2002256030A - 3級アミノ基含有高分子化合物、洗浄剤組成物、防汚剤組成物及び洗浄性防汚剤組成物 - Google Patents

3級アミノ基含有高分子化合物、洗浄剤組成物、防汚剤組成物及び洗浄性防汚剤組成物

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JP2002256030A
JP2002256030A JP2001059564A JP2001059564A JP2002256030A JP 2002256030 A JP2002256030 A JP 2002256030A JP 2001059564 A JP2001059564 A JP 2001059564A JP 2001059564 A JP2001059564 A JP 2001059564A JP 2002256030 A JP2002256030 A JP 2002256030A
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Japan
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monomer
group
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tertiary amino
amino group
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JP2001059564A
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Yoshio Shimizu
喜雄 清水
Takeshi Terabayashi
剛 寺林
Masanori Komatsu
正典 小松
Manabu Hattori
学 服部
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)下記式(1)で表される単量体を
各単量体の合計量に対して10〜99質量%、(B)下
記式(2)で表される単量体1〜90質量%、及び
(C)これら以外の重合性不飽和単量体0〜20質量%
を共重合してなる3級アミノ基含有高分子化合物。 CH2=C(R1)CO−Y−A−N(R22 (1) (上記式(1)中、Yは酸素原子又はNH、Aは炭素数
1〜8の直鎖もしくは分岐状アルキレン基を示し、水酸
基を1つ以上含んでも良い。R1は水素原子又はメチル
基、R2は炭素数1〜12のアルキル基) CH2=C(R1)COO(Cn2nO)m3 (2) (上記式(2)中、R1は水素原子又はメチル基、R3
水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又はフェニル基、
nは2〜4の整数、mは2〜50である。) 【効果】 本発明の3級アミノ基含有高分子化合物は、
優れた界面活性能を有し、硬表面、軟表面、ゲル表面に
対して洗浄と同時に該表面に防汚性を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた界面活性能
を有する3級アミノ基含有高分子化合物及びこれを含有
する洗浄剤組成物、防汚剤組成物及び洗浄性防汚剤組成
物に関し、更に詳しくは、ガラス,陶器,ステンレス,
プラスチック,ハードコンタクトレンズなどの硬表面、
毛髪,繊維などの軟表面、及びソフトコンタクトレンズ
のようなゲル表面に対して洗浄と同時に該表面に吸着し
て防汚性を付与する3級アミノ基含有高分子化合物及び
該化合物を含有する洗浄剤組成物、防汚剤組成物及び洗
浄性防汚剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】界面活性剤は、洗浄剤、乳化剤及び分散
剤組成物に応用されている。その際に、界面活性剤は、
アニオン系、カチオン系、ノニオン系、両性系に大別さ
れ、数多くの化合物又は組成物が提案され、単独又は混
合して用いられている。これらの中で、近年、高分子系
界面活性剤の乳化力及び分散力の大きさが注目され、各
種用途への応用が考えられている。
【0003】これに関連する文献として、アクリル系高
分子活性剤としては、特開平1−171628号公報、
特開平5−103969号公報、特開平9−32402
1号公報が報告されている。これらの発明は、長鎖アル
キルエステルからなる疎水性モノマー及びポリアルキレ
ンオキサイド基又はイオン性基を含有する親水性モノマ
ーを必須成分として含有する高分子化合物からなること
を特徴とするもので、主に乳化剤及び分散剤としての用
途を狙ったもので、本発明が訴求する洗浄性と洗浄後の
表面に対する防汚性を兼ね備えた機能は期待できない。
【0004】また、アミノ基を含有する高分子化合物と
しては、特開昭56−93720号公報、特開昭60−
217271号公報が提案されている。いずれもアルキ
ルエステル等の疎水基を必須構成単位とし、その用途も
インキのビヒクルや塗料用の顔料分散剤であって本発明
の効果を狙いとするものではない。
【0005】一方、ガラス(窓ガラス、乗り物のガラ
ス、鏡等),陶器(便器等),ステンレス,各種プラス
チック,ハードコンタクトレンズなどの硬表面、毛髪,
繊維といった軟表面、あるいはソフトコンタクトレンズ
のようなゲル表面は、特殊な有機溶剤と接触すると、簡
単に表面を痛めてしまうものが多く、これらの表面を処
理する技術としては、水溶性タイプの商品が望まれてい
る。また、表面処理剤には、通常の使用によって、接触
する水や濯ぎ水などで簡単に処理剤が取れてしまうの
で、耐久性を有するものが、また、人体に接触する用途
に対しては、安全性が考慮されているものが望まれてい
る。
【0006】このような表面処理剤に関する技術として
は、硬表面において防汚性がある表面処理剤を得る方法
として、例えば特開昭62−260895号公報、特開
平9−169995号公報が提案されている。ここで、
特開昭62−260895号公報では、カチオン性ビニ
ル単量体とアニオン性ビニル単量体との共重合体により
得られる両性高分子化合物と界面活性剤とを特定の比率
で含有する硬表面用液体水性清浄剤を開示しているが、
該高分子化合物には界面活性能が無く、常に界面活性剤
を必要とするために、使用対象面が限られ、また、吸着
性に劣るために、充分な防汚性が得られない。一方、特
開平9−169995号公報では、アニオン界面活性剤
と4級アンモニウム基を含有する界面活性剤あるいは水
溶性ポリマーとを含有するトイレ用防汚組成物を開示
し、耐久性のある親水化を達成しているが、4級アンモ
ニウム基は人体に対する安全性が十分確保されていると
は言い難く、また、単なる4級アンモニウム基を含有す
る水溶性ポリマーでは、本発明の目的とする充分な界面
活性能及び耐久性は達成できない。
【0007】また、コンタクトレンズの洗浄液には、従
来、低分子の界面活性剤が含まれていたが、特にソフト
コンタクトレンズ使用者の眼障害の原因物質として残留
界面活性剤による影響が指摘されている(「カラーアト
ラス コンタクトレンズの基礎と臨床」、水谷由紀夫,
坪田一男 編集、109〜110頁、(株)診断と治療
社(1996))。そのため、1液で洗浄、消毒、保存
を行うコールド消毒液では、ソフトコンタクトレンズの
ポアサイズよりも分子サイズの大きい消毒剤が用いられ
ている(「日本アルコン(株)オプティ・フリーパンフ
レット」9〜10頁)。更に、このようなコンタクトレ
ンズ用洗浄保存液の基剤として、特開平5−16169
4号公報、特開平11−29800号公報、特開平12
−510186号公報が提案されている。特開平5−1
61694号公報では、コンタクトレンズの洗浄液に含
まれる遊離塩素を除去するために、レンズの洗浄中にN
基含有高分子化合物を接触させる方法を提案している
が、これは、コンタクトレンズの処理時に、汚れを除去
するのに有効な量の遊離塩素を含有する処理溶液中にコ
ンタクトレンズを浸漬し、殺菌や洗浄を行った後、遊離
塩素を除去するために、N含有高分子化合物を接触させ
ることを特徴とするもので、高分子化合物自身に洗浄、
且つ防汚効果を有する機能を得るための分子設計がなさ
れていない。また、特開平11−29800号公報で
は、親水性モノマーと疎水性モノマーと重合性架橋剤と
を必須成分とする高分子化合物を含有するゲル洗浄剤が
提案されているが、洗浄効果は期待できるものの、ゲル
であることからレンズ表面への吸着は期待できず、本発
明が達成し得る洗浄後の防汚効果は期待できない。特開
平12−510186号公報には、4級アンモニウム基
を10〜45%有する共重合体を含有するコンタクトレ
ンズへのタンパク質の蓄積を阻害する組成物及び方法が
開示されているが、4級アンモニウム基を有する高分子
化合物では本発明の充分な効果は認められなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ガラス,陶
器,ステンレス,プラスチック,ハードコンタクトレン
ズ等の硬表面、毛髪,繊維等の軟表面、ソフトコンタク
トレンズのようなゲル表面に対して洗浄と同時に防汚性
を有する表面処理剤として使用できるのみならず、特に
優れた洗浄力を有し、且つ水での濯ぎを伴うような洗浄
工程においても濯ぎによって流されず、対象面に吸着し
て防汚性を発現する高分子化合物及び該高分子化合物を
含有する洗浄剤組成物、防汚剤組成物、及び優れた洗浄
力を有すると共に、水での濯ぎを伴うような洗浄工程に
おいても有効成分が濯ぎによって流されず、対象面に吸
着して防汚性を発現し、特にコンタクトレンズ用として
好適に使用される洗浄性防汚剤組成物を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結
果、下記一般式(1)で示される3級アミノ基を含有す
る単量体と、下記一般式(2)で表されるポリアルキレ
ンオキシド基を含有する単量体と、これらの単量体以外
の重合性不飽和単量体とからなる構成単位からなり、且
つこれら単量体を特定割合で共重合させた高分子化合物
が上記硬表面、軟表面、ゲル表面に対して、洗浄と同時
に防汚性を有することを知見し、更に、鋭意検討した結
果、上記高分子化合物を水性組成物中に含有させると、
特に優れた洗浄力を有し、且つ水での濯ぎを伴うような
洗浄工程においても、上記高分子化合物が濯ぎによって
流されず、有効成分として対象面に吸着して防汚性を発
現することを知見し、本発明を完成するに至った。
【0010】 CH2=C(R1)CO−Y−A−N(R22 (1) (但し、上記式(1)中、Yは酸素原子又はNHを示
し、Aは炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐状アルキレン
基を示し、水酸基を1つ以上含んでも良い。R1は水素
原子又はメチル基であり、R2は炭素数1〜12のアル
キル基を表す。) CH2=C(R1)COO(Cn2nO)m3 (2) (但し、上記式(2)中、R1は水素原子又はメチル基
であり、R3は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又
はフェニル基である。nは2〜4の整数であり、mは2
〜50である。)
【0011】即ち、本発明は、(A)上記一般式(1)
で表される3級アミノ基を含有する単量体と、(B)上
記一般式(2)で表されるポリアルキレンオキシド基を
含有する単量体と、(C)上記(A)、(B)以外の重
合性不飽和単量体との共重合体であり、上記単量体全量
に対して(A)単量体10〜99質量%、(B)単量体
1〜90質量%、(C)単量体0〜20質量%を共重合
してなることを特徴とする3級アミノ基含有高分子化合
物を提供する。
【0012】また、本発明は、更に、上記3級アミノ基
含有高分子化合物を含有することを特徴とする洗浄剤組
成物、上記3級アミノ基含有高分子化合物を含有するこ
とを特徴とする防汚剤組成物及び上記3級アミノ基含有
高分子化合物を含有することを特徴とし、特にコンタク
トレンズ用として好適な洗浄性防汚剤組成物を提供す
る。
【0013】以下、本発明についてより詳細に説明す
る。本発明の3級アミノ基含有高分子化合物は、特定の
3級アミノ基含有単量体(A)、特定のポリアルキレン
オキシド基含有単量体(B)、これら(A)、(B)以
外の重合性不飽和単量体(C)からなる構成単位を有す
る共重合体であり、上記(A)〜(C)の単量体を共重
合させる際に、上記単量体の合計配合量(100質量
%)に対して各単量体の配合量が特定割合となるように
配合したものである。従って、本発明の共重合体におけ
る各単量体からなる構成単位の含有量は、共重合する際
の各単量体の配合量と同様である。
【0014】ここで、本発明の3級アミノ基含有単量体
(A)は、下記一般式(1)示されるものである。 CH2=C(R1)CO−Y−A−N(R22 (1)
【0015】上記式(1)において、Yは、酸素原子又
はNHを示す。また、Aは、炭素数1〜8、特に1〜4
の直鎖もしくは分岐状アルキレン基を示し、アルキレン
基の水素原子の1つ以上が水酸基で置換されていてもよ
い。R1は、水素原子又はメチル基であり、R2は炭素数
1〜12、特に1〜4の直鎖もしくは分岐状のアルキル
基を表す。
【0016】上記単量体(A)として、より具体的に
は、例えば(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、
(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチル、(メタ)ア
クリル酸ジプロピルアミノエチル等の(メタ)アクリル
酸ジアルキルアミノアルキル等の(メタ)アクリル酸ジ
アルキルアミノアルキル化合物、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリルアミド、ジエチルアミノプロピル(メタ)
アクリルアミド等のジアルキルアミノアルキル(メタ)
アクリルアミド化合物などが挙げられる。これらは、1
種単独で用いても良いし、2種以上を組み合わせて用い
ても良い。このうち好ましくは、(メタ)アクリル酸ジ
メチルアミノエチル、ジメチルアミノエチル(メタ)ア
クリルアミドであり、より好ましくは(メタ)アクリル
酸ジメチルアミノエチルである。
【0017】上記単量体(A)は、本発明の共重合体中
に10〜99質量%、好ましくは20〜90質量%含有
される。10質量%未満では洗浄面への吸着性が不足
し、充分な防汚効果が発揮されない。
【0018】本発明において用いられるポリアルキレン
オキシド基含有単量体(B)は、下記一般式(2)で示
されるものである。 CH2=C(R1)COO(Cn2nO)m3 (2)
【0019】ここで、上記式(2)において、R1は、
水素原子又はメチル基である。また、R3は、水素原
子、炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐状のアルキル基又
はフェニル基である。nは2〜4の整数であり、mは2
〜50、好ましくは2〜30である。
【0020】上記単量体(B)として、より具体的に
は、例えばポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリ
コール(メタ)アクリレートなどのポリアルキレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシポリ
エチレングリコール−ポリプロピレングリコール(メ
タ)アクリレート、エトキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、エトキシポリエチレングリコー
ル−ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレートな
どのポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレー
トなどの炭素数1〜3のアルキル基でアルコキシ化され
たアルコキシポリアルキレングリコールモノ(メタ)ア
クリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール
−ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレートなど
が挙げられる。これらは、1種単独で用いても良いし、
2種以上を組み合わせて用いても良い。このうち好まし
くは、メトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)ア
クリレートであり、より好ましくは(C24O)の平均
繰り返し数が2〜9のメトキシポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレートである。
【0021】上記単量体(B)は、本発明の共重合体中
に1〜90質量%、好ましくは10〜80質量%含有さ
れる。含有量が少なすぎると防汚性が低下する。一方、
多すぎると洗浄面での耐久性が低下する。
【0022】本発明において用いられる単量体(C)
は、上記単量体(A)、(B)以外の重合性不飽和単量
体であり、このような単量体としては、疎水性ビニル単
量体及びアニオン性ビニル単量体などが挙げられる。
【0023】より具体的には、疎水性ビニル単量体とし
て、例えばエチルアクリレートに代表される各種アルキ
ル(メタ)アクリレート及びプロピルアクリルアミドに
代表される各種アルキル(メタ)アクリルアミド等が挙
げられる。また、アニオン性ビニル単量体としては、例
えばビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、メタクリル
スルホン酸、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸等のスルホン酸類、
(メタ)アクリル酸等のビニル基を有するカルボン酸
類、ビニルホスホン酸、ビニルホスフェート、アシッド
ホスホキシエチル(メタ)アクリレート等のリン酸類な
どが挙げられる。
【0024】本発明の単量体(C)としては、これらの
中でも、好ましくは(メタ)アクリル酸、2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸が挙げられる。
上記疎水性ビニル単量体、アニオン性ビニル単量体は、
1種単独で用いても良いし、2種以上を組み合わせて用
いても良い。また、本発明で用いられているアニオン性
ビニル単量体は、その塩又は酸との混合物の形で用いる
こともできる。これらの塩には、アルカリ金属塩の他、
アンモニアやトリエチルアミン、トリエタノールアミン
等の塩基性化合物との塩を挙げることができる。なお、
本発明において、上記単量体(C)は、上記化合物に限
定されるものではない。
【0025】上記単量体(C)は、本発明の効果を阻害
しない割合で使用可能であり、本発明の共重合体中に0
〜20質量%、好ましくは0〜10質量%含有される。
20質量%を超えると本発明の効果が発揮されなくな
る。
【0026】本発明の3級アミノ基含有高分子化合物
は、その重量平均分子量が特に制限されるものではない
が、重量平均分子量が1,000〜1,000,00
0、好ましくは5,000〜500,000、より好ま
しくは10,000〜300,000であると、好適で
ある。重量平均分子量が小さすぎると例えばソフトコン
タクトレンズに使用した時に、そのポアサイズより小さ
くなる場合があり、大きすぎると高分子化合物溶液の粘
度が高すぎて、製剤設計上の制限が生じる場合がある。
【0027】本発明の共重合体の製造方法は、本発明の
構造単位を有する高分子化合物を作成できれば特に限定
されず、例えば溶液重合、乳化重合、塊状重合により重
合することができるが、工業的には、溶液重合、乳化、
懸濁重合によるラジカル重合が好ましく、中でも溶液重
合による方法が好ましい。なお、本発明の共重合体は、
ランダム共重合体であってもブロック共重合体であって
もよい。
【0028】溶液重合によって重合する場合、溶媒とし
ては、例えば水、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、イソプロピルアルコール等の低級アルコール、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサン
等の芳香族・脂肪族又は複素環式化合物、酢酸エチル、
アセトン、メチルエチルケトンなどの各種有機溶剤が使
用できる。重合濃度は特に規制されないが、通常20〜
50質量%で重合するのが良い。重合開始剤としては、
例えば過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸
カリウム等の過硫酸塩、ベンゾイルパーオキサイド、ラ
ウロイルパーオキサイド等のパーオキシド、クメンハイ
ドロパーオキサイド、ハイドロパーオキサイド等のハイ
ドロパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル等の
アゾ化合物等が挙げられる。重合開始剤濃度は、通常、
使用する各単量体の合計量に対して0.1〜10モル%
が好ましい。更に、分子量を規制するためにアルキルメ
ルカプタンのような連鎖移動剤、ルイス酸化合物などの
重合促進剤、リン酸、クエン酸、酒石酸、乳酸などのp
H調整剤を使用してもよい。重合温度は、用いられる溶
媒、重合開始剤により適宜定められるが、通常、室温〜
150℃が良い。
【0029】本発明の3級アミノ基含有高分子化合物
は、優れた界面活性能を有するので、高分子界面活性剤
として使用することができ、具体的用途としては、ガラ
ス,陶器,ステンレス,プラスチック,ハードコンタク
トレンズ等の硬表面、毛髪,繊維等の軟表面、更に、ソ
フトコンタクトレンズのようなゲル表面などに対する洗
浄性を有し、更に、これら表面に吸着して防汚性を付与
することから、これらを対象とする洗浄剤組成物、防汚
剤組成物に含有させることができ、また、被処理物を洗
浄すると同時に被処理物表面に防汚性を付与することが
できるので、洗浄性防汚剤組成物に含有させると有用で
あり、特にコンタクトレンズ用洗浄性防汚剤組成物に含
有させると、タンパク質の汚れ防止効果により優れたも
のとなるので、より有用である。
【0030】上記各組成物における上記3級アミノ基含
有高分子化合物の配合量は、特に制限されるものではな
いが、通常、各組成物全体に対して0.01〜20質量
%、好ましくは0.05〜10質量%、より好ましくは
0.1〜5質量%とすると、好適である。上記高分子化
合物の配合量が少なすぎると、その機能を十分に発揮す
ることが困難となる場合があり、多すぎると製剤設計上
の制限が生じる場合がある。
【0031】本発明の3級アミノ基含有高分子化合物を
配合して上記各種組成物を調製する場合、水性組成物と
して調製すると、特に優れた洗浄力を有する洗浄剤組成
物、表面処理後に水で濯いでも優れた防汚性を付与する
防汚剤組成物、更に、洗浄性に優れるのみならず、水で
の洗浄工程において上記高分子化合物が濯ぎによって流
されず、有効成分として対象面に吸着して優れた防汚性
を付与できる洗浄性防汚剤組成物が得られる。
【0032】本発明の3級アミノ基含有高分子化合物を
各種組成物に含有させる場合、その用途に合わせて、ア
ニオン性、カチオン性、ノニオン性、両性の低分子量界
面活性剤の1種あるいは2種以上を併用してもよい。こ
のような低分子量界面活性剤としては、例えばアルキル
ベンゼンスルホン酸塩、硫酸アルキルポリオキシエチレ
ン塩、アルキルポリオキシエチレンエーテル、脂肪酸ジ
エタノールアミド、N−アルキルベタイン等が挙げられ
る。ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60(例えばHC
O−60、日本サーファクタント工業(株)製)等のポ
リオキシエチレンオキシステアリン酸トリグリセライ
ド、ポリソルベート80(例えばTO−10M、日本サ
ーファクタント工業(株)製)等のモノオレイン酸ポリ
オキシエチレンソルビタン、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンブロックコポリマー、ポロキサミン(例
えばTETRONIC1107、BASFジャパン
製)、消毒剤として、塩酸ポリヘキサメチレンビグアニ
ド、塩化ポリドロニウム、防腐剤として、塩化ベンザル
コニウム、塩化セチルピリジニウム、グルコン酸クロル
ヘキシジン、ソルビン酸及びその塩、クロロブタノー
ル、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エ
チル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香
酸ブチル、酵素としてトリプシン、キモトリプシン、パ
ンクレアチン、パパイン、コラゲナーゼ、プロメライ
ン、アミノペプチダーゼ、アスペルギロ・ペプチダー
ゼ、プロナーゼE、ディスパーゼ、ズブチリシンA、ズ
ブチリシンB、リパーゼ、グルコシダーゼ、ムタナー
ゼ、α−アミラーゼ、デキストラナーゼ、緩衝剤として
ホウ酸、ホウ砂、トロメタモール、リン酸二水素ナトリ
ウム、リン酸水素二ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナ
トリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、L−
アスパラギン酸カリウム、イプシロン−アミノカプロン
酸、グルタミン酸ナトリウム、安定化剤として、α−シ
クロデキストリン、エデト酸ナトリウム、亜硫酸水素ナ
トリウム、チオ硫酸ナトリウム、等張化剤として、アミ
ノエチルスルホン酸、塩化カリウム、塩化ナトリウム、
塩化カルシウム、グリセリン、ブドウ糖、D−マンニト
ール、溶解補助剤として、エタノール、尿素、プロピレ
ングリコール、マクロゴール4000等のポリエチレン
グリコール、モノエタノールアミン、清涼化剤として、
ウイキョウ油、dl−カンフル、ゲラニオール、ハッカ
水、ハッカ油、ベルガモット油、d−ボルネオール、l
−メントール、ユーカリ油、粘稠化剤として、コンドロ
イチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸及びその塩、デキ
ストラン70、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース、メチルセルロ−ス、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどが挙げら
れる。また、必要に応じて低級アルコール、緩衝剤、安
定剤、抗菌剤、色素及び香料等のそれぞれ1種あるいは
2種以上を併用してもよい。
【0033】上記各組成物の剤型、調製方法、使用方法
は、特に制限されず、各組成物の通常の剤型として各剤
型の常法に準じて調製することができ、各製剤の常用量
を通常の使用方法にて使用することによって、優れた洗
浄性、表面処理能(防汚性)が発揮される。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、優れた界面活性能を有
し、例えばガラス,陶器,ステンレス,プラスチック,
ハードコンタクトレンズ等の硬表面、毛髪,繊維等の軟
表面、あるいはソフトコンタクトレンズのようなゲル表
面に対して洗浄と同時に該表面の表面特性を変える3級
アミノ基含有高分子化合物及び該高分子化合物を含有す
る効果的な表面処理剤である洗浄剤組成物、防汚剤組成
物、洗浄性防汚剤組成物を提供することが可能となっ
た。
【0035】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら
限定されるものではない。
【0036】[実施例1]冷却還流管、滴下ロート、温
度計、窒素導入管及び攪拌装置を取り付けたセパラブル
フラコにエタノール95gを仕込み、攪拌しながら窒素
ガスを導入して78℃に加熱し、メタクリル酸ジメチル
アミノエチル(以下、DMと略す)58.3g、メタク
リル酸メトキシポリエチレングリコール(平均付加モル
数p=4)(以下、M−40Gと略す)46.7g(単
量体の合計配合量に対してDM56質量%、M−40G
44質量%)、エタノール42gの混合溶液と2,2−
アゾビス(2−メチルブチロニトリル)1.26g、エ
チルアルコール21gの混合溶液とを連続的に3時間か
けて加え、更に3時間加熱し続けて、表1に示す組成の
実施例1の共重合体(3級アミノ基含有高分子化合物)
を得た。この実施例1の共重合体について、下記測定方
法に従って表面張力を測定した。
【0037】<表面張力の測定方法>各種濃度のサンプ
ルについて、表面張力を測定した。測定は協和科学
(株)製、自動界面張力計PD−Zを用い、液滴法によ
り20℃で行った。測定結果を図1に示す。
【0038】[実施例2〜9]上記実施例1において、
表1の組成となるように単量体の種類、配合割合を代え
た以外は、上記実施例1と同様の方法によって表1に示
す組成の実施例2〜9の共重合体を得た。なお、単量体
の合計配合量は、実施例1と同様である。
【0039】[比較例1〜3]市販の下記高分子化合物
を比較例1〜3とした。 比較例1;Gafquat755N:ISPジャパン
(株)製 比較例2;Merquat550:カルゴン(株)製 比較例3;カチオン化セルロースXE−511:ライオ
ン(株)製
【0040】[比較例4]上記実施例1において、表1
の組成となるように単量体の種類、配合割合を代えた以
外は、上記実施例1と同様の方法で共重合反応を行な
い、更に臭化エチル44.5g(1.1モル%対DM)
を加え、78℃で3時間加熱、攪拌を続け、3級アミノ
基を4級化して、表1に示す組成の比較例4の共重合体
を得た。なお、単量体の合計配合量は、実施例1と同様
である。
【0041】[比較例5,6]上記比較例4において、
表1の組成となるように単量体の種類、配合割合を代え
た以外は、上記比較例4と同様の操作を行ない、表1に
示す組成の比較例5,6の共重合体を得た。なお、単量
体の合計配合量は、実施例1と同様である。
【0042】上記実施例1〜9及び比較例1〜4の共重
合体(高分子活性剤)について、それぞれ1質量%高分
子化合物水溶液又は分散液での表面張力を上記測定方法
に従って測定し、更に、下記評価方法に従って洗浄性、
防汚性1、防汚性2、防汚性3の評価を行った。結果を
表1に併記する。
【0043】<洗浄性の評価方法>20ml容量のビン
に1質量%の高分子化合物生理食塩水溶液又は分散液を
入れた。次いで、パネラーが5日間装着したハードコン
タクトレンズ又はソフトコンタクトレンズを上記液に完
全に浸るように入れた。室温で7時間経過後にレンズを
取り出して、軽く擦り洗いを行った後に顕微鏡下に暗視
野で比較した時の処理前後を目視観察し、下記評価基準
に従って評価した。
【0044】<評価基準> 3:明らかに透明性が回復した 2:僅かに透明性が回復した 1:透明性に変化がなかった。
【0045】<防汚性1の評価方法>ガラス板(10c
m×10cm)に濃度1質量%の高分子化合物水溶液、
あるいは分散液を1ml塗布し、キムワイプを用いて拭
いた。この処理したガラス板を屋外に2週間放置後、十
分水で濯ぎ、濯ぎ後の汚れの付着度合いを目視で観察
し、下記評価基準に従って評価した。
【0046】<評価基準> 3:汚れが付着していない 2:やや汚れが付着している 1:汚れが付着している
【0047】<防汚性2の評価方法>ソフトコンタクト
レンズ(ACUVUE、ジョンソンアンドジョンソン社
製)を1質量%の高分子化合物生理食塩水溶液又は分散
液5mlに室温で1時間浸漬した。レンズを取りだして
イオン交換水で濯ぎ、清浄な柔らかい紙で水分を吸い取
り、人工涙液(卵白リゾチーム(和光純薬(株)製)
0.120g、塩化ナトリウム0.900g、リン酸水
素二ナトリウム0.045gをイオン交換水100ml
に溶解後、3モル/L水酸化ナトリウムでpH7に調
整)2mlの入った試験管にレンズを浸漬した後、この
試験管を37℃で5時間加温震盪した。レンズを取りだ
し、イオン交換水で濯ぎ、清浄な柔らかい紙で水分を吸
い取った。レンズを1w/v%ドデシル硫酸ナトリウム
水溶液(抽出液)1.5mlの入った別の試験管に移
し、この試験管を37℃で5時間加温震盪した。この抽
出液をビシンコニンサン法を用いてレンズのタンパク質
付着量を定量した。
【0048】<防汚性3の評価方法>ハードコンタクト
レンズ(メニコンO232、メニコン社製)を1質量%
の高分子化合物生理食塩水溶液又は分散液5mlに室温
で1時間浸漬した。レンズを取りだしてイオン交換水で
濯ぎ、清浄な柔らかい紙で水分を吸い取り、人工涙液
(卵白リゾチーム(和光純薬(株)製)0.120g、
塩化ナトリウム0.900g、リン酸水素二ナトリウム
0.045gをイオン交換水100mlに溶解後、3モ
ル/L水酸化ナトリウムでpH7に調整)2mlの入っ
た試験管にレンズを浸漬した後、この試験管を37℃で
1時間加温震盪した。レンズを取りだし、イオン交換水
で濯ぎ、清浄な柔らかい紙で水分を吸い取った。レンズ
を1w/v%エリスロシン水溶液3mlの入った別の試
験管に移し、1分間浸漬後、レンズを取りだし、イオン
交換水で濯ぎ、清浄な柔らかい紙で水分を吸い取った。
レンズを目視観察して、レンズ表面の赤色の濃さを下記
評価基準に従って評価した。
【0049】<評価基準> 3:殆ど赤色に染まらない 2:僅かに赤色に染まる 1:赤色に染まる
【0050】
【表1】 DMA:N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミ
ド M−20G:メタクリル酸メトキシポリエチレングリコ
ール(平均付加モル数p=2) M−90G:メタクリル酸メトキシポリエチレングリコ
ール(平均付加モル数p=9) MAA:メタクリル酸 EA:アクリル酸エチル DM−EtBr:メタクリル酸ジメチルアミノエチルエ
チルブロマイド塩
【0051】[実施例10〜12及び比較例7,8]上
記実施例1〜3及び比較例1,2の共重合体を使用し、
表2の組成に従って洗浄性防汚剤組成物を常法に準じて
調製して、実施例10〜12及び比較例7,8の洗浄性
防汚剤組成物を得た。上記評価方法において1質量%の
高分子化合物溶液又は分散液に代えて各組成物をそのま
ま用いた以外は上記評価方法に従って、各組成物につい
て、洗浄性、防汚性2、防汚性3の評価を行った。結果
を表2に併記する。なお、表2において、高分子化合物
の略語などについては、上記表1と同様である。
【0052】
【表2】 TETRONIC1107:ポロキサミン(BASFジ
ャパン製) ニューポールPE68:プルロニック型非イオン活性剤
(三洋化成(株)製)
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の高分子化合物の濃度と表面張力との
関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 正典 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 服部 学 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AB282 AB332 AC122 AC132 AC302 AC432 AC532 AC582 AC692 AC792 AD072 AD091 AD092 AD252 AD552 CC38 DD23 DD27 EE21 4H003 AC06 AC12 AC23 AE05 DA01 DA02 DA05 DA16 EA11 EA18 EA19 EB04 EB05 EB08 EB12 EB13 EB16 EB22 EB30 EB41 EC02 ED02 FA21 4J100 AB07R AJ02R AL03R AL08P AL08Q AL08R AM15R AM21P AM21R AP01R BA02Q BA03Q BA08Q BA31P BA56R BC43Q CA04 CA05 JA21 JA60 JA61

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記一般式(1)で表される3級
    アミノ基を含有する単量体と、(B)下記一般式(2)
    で表されるポリアルキレンオキシド基を含有する単量体
    と、(C)上記(A)、(B)以外の重合性不飽和単量
    体との共重合体であり、上記単量体全量に対して(A)
    単量体10〜99質量%、(B)単量体1〜90質量
    %、(C)単量体0〜20質量%を共重合してなること
    を特徴とする3級アミノ基含有高分子化合物。 CH2=C(R1)CO−Y−A−N(R22 (1) (但し、上記式(1)中、Yは酸素原子又はNHを示
    し、Aは炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐状アルキレン
    基を示し、水酸基を1つ以上含んでも良い。R1は水素
    原子又はメチル基であり、R2は炭素数1〜12のアル
    キル基を表す。) CH2=C(R1)COO(Cn2nO)m3 (2) (但し、上記式(2)中、R1は水素原子又はメチル基
    であり、R3は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又
    はフェニル基である。nは2〜4の整数であり、mは2
    〜50である。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載の3級アミノ基含有高分子
    化合物を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の3級アミノ基含有高分子
    化合物を含有することを特徴とする防汚剤組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の3級アミノ基含有高分子
    化合物を含有することを特徴とする洗浄性防汚剤組成
    物。
  5. 【請求項5】 コンタクトレンズ用である請求項4記載
    の洗浄性防汚剤組成物。
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