JP2011208061A - トイレ洗浄用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】抗菌・殺菌作用を奏するポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩の抗菌・殺菌作用を向上させ、低濃度での効果的な抗菌・殺菌作用を実現するとともに、黒ずみ汚れを抑制することができるトイレ洗浄用組成物を提供する。
【解決手段】抗菌・殺菌作用を奏するポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩、および、下記一般式(1)で表され、式中l、mおよびnは任意の整数であり、ポリオキシプロピレン残基の平均分子量が950〜4250であり、かつエチレンオキサイドの含有率が0〜80重量%であるノニオン性界面活性剤を含有するトイレ洗浄用組成物に関する。
ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩の重量濃度が0.3〜3.0ppmであることが好ましく、前記ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩1重量部に対して、下記一般式(1)で表されるノニオン性界面活性剤が5重量部以上50重量部以下であることが好ましい。
[化1]
Figure 2011208061

【選択図】なし

Description

本発明は、ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩の抗菌活性を、特定のノニオン性界面活性剤によって向上させたトイレ洗浄用組成物に関する。
一般にトイレの便器内部のような一時的に水が流れる環境においては、無機質及び有機質が不溶性の塩を形成し、そのまま汚れとなる場合や、それらを基質として細菌やカビに由来する黒ずみ汚れが生じる。そのため、水洗トイレタンクに手洗い水を利用して自動的に洗浄水を水タンクに投入するトイレ洗浄用組成物に抗菌・殺菌作用を付与することが一般的に行われており、例えば、抗菌剤として第4級アンモニウム塩化合物が使用されている。
しかしながら、第4級アンモニウム塩化合物は、低濃度における抗菌活性が殆ど認められないため、大過剰の水に希釈して用いるようなトイレ洗浄用組成物等の用途においては、細菌やカビに由来する黒ずみ汚れを抑制する効果に対して満足できる抗菌・殺菌作用を得ることは困難であった。
特許文献1には、トイレ等の床や器具などに使用できる殺菌洗浄剤として、硬質表面用固形殺菌洗浄剤組成物が開示されている。
この硬質表面用固形殺菌洗浄剤組成物は、カチオン系殺菌剤0.05〜20重量%およびノニオン性界面活性剤0.5〜30重量%を含有する非発泡性の硬質表面用固形殺菌洗浄剤組成物であり、特許文献1には、ノニオン性界面活性剤であるポリオキシエチレンアルキル(C12〜18)エーテルを含有することによりカチオン系殺菌剤であるビグアナイド系殺菌剤の浸透性が向上し、殺菌作用が向上することが記載されている。
しかしながら、ノニオン性界面活性剤によるビグアナイド系殺菌剤の殺菌作用の向上効果は2倍程度にすぎず、また、黒ずみ汚れを抑制する効果も期待できなかった。
特許文献2には、ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩を含むビグアナイド系殺菌剤、および、アルキルフェノール系化合物とエチレンオキサイドとの付加重合物を含有するトイレ洗浄水添加剤組成物が開示されている。
しかしながら、このトイレ洗浄水添加剤組成物は、ビグアナイド系殺菌剤の濃度が3重量%(希釈時60ppm)未満では、殺菌力が不充分であり、殺菌剤を低濃度にして使用することが困難であった。
特開平11−124594号公報 特開平7−150194号公報
本発明は、抗菌・殺菌作用を奏するポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩の抗菌・殺菌作用を向上させ、低濃度での効果的な抗菌・殺菌作用を実現するとともに、黒ずみ汚れを抑制することができるトイレ洗浄用組成物を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく検討したところ、ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩に、特定のノニオン性界面活性剤を配合すると、ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩の抗菌・殺菌作用を向上させることができるので低濃度で使用でき、また、トイレの黒ずみ汚れの防止に有効であることを見出した。
すなわち、本発明は、
ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩、および、
下記一般式(1):
Figure 2011208061
(式中l、mおよびnは任意の整数である。)
で表され、ポリオキシプロピレン残基の平均分子量が950〜4250であり、かつエチレンオキサイドの含有率が0〜80重量%である化合物
を含有することを特徴とするトイレ洗浄用組成物に関する。
本発明において、ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩の重量濃度は、0.3〜3.0ppmであることが好ましい。
また、本発明では、ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩1重量部に対して、一般式(1)で表される化合物が5重量部以上50重量部以下であることが好ましい。
本発明のトイレ洗浄用組成物によれば、ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩に、特定のノニオン性界面活性剤を配合することにより、ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩の抗菌・殺菌作用を向上させることができることから、低濃度でも効果的な抗菌・殺菌作用を発揮することができる。
また、黒ずみ汚れの発生を抑制することもできる。
本発明のトイレ洗浄用組成物は、
ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩(以下、PHMBともいう)、および、
下記一般式(1):
Figure 2011208061
(式中l、mおよびnは任意の整数である。)
で表され、ポリオキシプロピレン残基の平均分子量が950〜4250であり、かつエチレンオキサイドの含有率が0〜80重量%である化合物(以下、化合物Aともいう)を含有する。
PHMBは、ビグアナイド系殺菌剤の1つであり、トイレ洗浄用組成物において抗菌・殺菌作用を奏する有効成分として機能する。
前記化合物Aは、ノニオン性界面活性剤である。前記一般式(1)において、l、mおよびnは任意の整数であるが、lは0〜200の整数、mは16〜73の整数およびnは0〜200の整数であることが好ましく、(l+n)/m=0〜5を満たすことがより好ましい。
上記化合物Aは、ポリオキシプロピレン残基の平均分子量が950〜4250である。下限は、好ましくは1450、より好ましくは1800、さらに好ましくは2000である。上限は、好ましくは3750、より好ましくは3500、さらに好ましくは3250である。ポリオキシプロピレン残基の平均分子量がこの範囲外であると、PHMBの抗菌・殺菌作用を向上させることができない。
また、上記化合物Aは、エチレンオキサイドの含有率が0〜80重量%である。下限は、好ましくは5重量%、より好ましくは10重量%である。上限は、好ましくは65重量%、より好ましくは50重量%である。
エチレンオキサイドの含有率がこの範囲内にあると、PHMBの抗菌・殺菌作用を向上させるのにより好適だからである。
ここで、化合物Aにおいて、ポリオキシプロピレン残基の平均分子量やエチレンオキサイドの含有率は、エチレンオキサイド(EO)やプロピレンオキサイド(PO)の付加モル数を変更することで調整することができる。EOやPOの付加モル数を変更することは、当該分野で周知の方法により行うことができる。
本発明においては、PHMBと化合物Aとを併用することで、PHMBの抗菌・殺菌作用を向上させることができる。
そのため、PHMBの重量濃度は、特に限定されないが、0.3〜3.0ppmであることが好ましく、0.3〜2.0ppmであることがより好ましい。下限は0.5ppmがさらに好ましい。上限は1.0ppmがさらに好ましく、0.8ppmが特に好ましい。
この範囲内であれば、化合物Aと併用したときのPHMBの抗菌・殺菌作用の向上効果がより顕著である。また、従来、この範囲内であれば、PHMBの抗菌・殺菌作用は見られなかったが、化合物Aと併用すると、このような低濃度の範囲内でも抗菌・殺菌作用に優れるトイレ洗浄用組成物とすることができる。このことから、従来、抗菌・殺菌作用がないとして使用されてこなかった低濃度であっても、本発明によれば使用可能である。そして、トイレ洗浄用組成物中への抗菌剤の配合量については、環境への影響を考慮して限りなく低濃度であることが求められるが、本発明によれば、低濃度でも抗菌性に優れるトイレ洗浄用組成物を得ることができる。
また、本発明のトイレ洗浄用組成物によれば、トイレ便器等の黒ずみ汚れの発生を抑制することもできる。黒ずみ汚れは、便器等に付着した有機又は無機付着物の上に細菌が付着した後、この細菌が細胞外ポリマーを生成し、その細胞外ポリマー表面上にカビの胞子等が付着することで発生すると考えられるが、本発明では、抗菌・殺菌作用により有機又は無機付着物上に付着した細菌を除去することで細胞外ポリマーの生成を抑制することができるため、黒ずみ汚れの発生を抑制することができると考えられる。
ここで、PHMBの濃度は、使用時の濃度であって、例えば、使用時に水で希釈されることを想定したトイレ洗浄用組成物においては希釈後の濃度を意味する。例えば、トイレ洗浄用組成物のうち、容器に充填し、水洗トイレのタンク上部の手洗い部に備え付けて使用される、いわゆるオンタンク型のトイレ洗浄用組成物の場合、フラッシュによって水を流すと、容器内の組成物が一定量排出され、水と一緒にタンク内に溜まるが、この時のタンク内の濃度を意味する。
また、本発明のトイレ洗浄用組成物は、PHMB1重量部に対して、化合物Aが5重量部以上50重量部以下配合されることが好ましい。
下限は、10重量部がより好ましい。一方、上限は、40重量部がより好ましく、30重量部が更に好ましく、20重量部が特に好ましい。
化合物Aの濃度が50重量部を超えると、トイレ洗浄用組成物としては優れた抗菌・殺菌作用を有するものの、化合物Aの配合量あたりの抗菌・殺菌作用の向上効果が抑えられる傾向がある。具体的には、PHMBの濃度が0.5ppmである場合、化合物Aを2.5〜25ppm程度配合することが好ましい。
本発明のトイレ洗浄用組成物には、必要に応じて、機能性成分、再付着防止剤、pH調整剤、キレート剤、粘度調整剤、懸濁剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、酵素、顔料、染料等の色素等の成分を適当量含有することもできる。機能性成分としては、たとえば芳香成分、消臭成分等が挙げられる。芳香成分としては、例えば、ラベンダー、レモン、オレンジ、ジャスミン、ペパーミント等の天然香料;リモネン、ターピノレン、ゲラニオール、シトロネロール、酢酸エチル等の合成香料; 及びこれらのブレンド香料等が挙げられる。また、消臭成分としては、例えば、イネ、松、ヒノキ、笹等の植物の抽出物; 脱塩型ベタイン化合物;変性有機酸化合物;トリエタノールアミン;安定化二酸化塩素;アルデヒド化合物等が挙げられる。これらの機能性成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明のトイレ洗浄用組成物は、例えば、容器に充填し、水洗トイレのタンク上部の手洗い部に備え付けて使用されるオンタンク型の液体洗浄組成物、容器に充填し、水洗トイレ便器のリム部に備え付けて使用される吊下げ型の液体洗浄組成物、容器に噴射剤と併せて充填して使用されるエアゾール型の液体洗浄組成物等として使用することができる。
以下に、具体的な実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明は、下記実施例に限定されるものではない。
実施例1
滅菌精製水(大塚製薬株式会社製)を用いて、ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩(アーチ・ケミカルズ・ジャパン社製、Proxel IB)の5000ppm水溶液を調製した。調製した5000ppm水溶液を100倍希釈して50ppm水溶液とした後、さらに100倍希釈して0.5ppm水溶液を調製した。その水溶液に、表1に記載したポリオキシプロピレングリコール(一般式(1)において、l=0、m=17、n=0)(ハイフレックスD1000、第一工業製薬株式会社製)を各濃度(8、10ppm)となるように添加、撹拌してトイレ洗浄用組成物を作製した。
実施例2〜14および比較例1、2
ハイフレックスD1000の代わりに、表1に記載した一般式(1)で表される化合物(ノニオン性界面活性剤)を使用した以外は、実施例1と同様の方法でトイレ洗浄用組成物を作製した。
Figure 2011208061
(評価方法)
得られたトイレ洗浄用組成物の殺菌効果を、以下の方法で評価した。
(1)被検菌株として黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NBRC12732)を用い、本菌株をSCD寒天培地(Soybean−Casein Digest Agar、日本製薬株式会社製)に白金耳で画線し、35℃で18〜24時間前培養した。
(2)前培養した被検菌株をニュートリエントブロス培地(日本ベクトン・ディッキンソン株式会社製)に約10cfu/mlとなるように懸濁した(以下、菌液とする)。
(3)50ml容の滅菌遠沈管(日本ベクトン・ディッキンソン株式会社製)に、以下のA〜Dの各溶液を9.9ml分注した。その後、各遠沈管に菌液0.1mlをそれぞれ接種して、10mlとし、25℃で3時間静置培養した。
A溶液:滅菌生理食塩水(大塚製薬株式会社製)のみ(ブランク)
B溶液:0.5ppmポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩(PHMB)のみの水溶液
C溶液:各濃度の各種ノニオン性界面活性剤(上記一般式(1)で表される化合物)のみの水溶液
D溶液:実施例1〜14及び比較例1、2の水溶液
(4)接種3時間後のA〜Dの各溶液から0.1mlずつを採取し、適宜リン酸緩衝生理食塩水(和光純薬工業株式会社製)を用いて希釈系列を調製した後、原液および各希釈液0.1mlをそれぞれSCDLP寒天培地(Soybean−Casein Digest Agar with Lecithin&Polysorbate 80、日本製薬株式会社製)に塗抹し、35℃で18時間培養して生菌数をそれぞれ測定した。
(5)以下の式に従いB〜Dの各溶液の抗菌活性値を算出した。各溶液において、抗菌活性値が大きい、即ち、ブランクAに対して生菌数の減少が大きいほど、抗菌性が高いことを示す。
抗菌活性値=log[A(滅菌生理食塩水のみ)の菌数]―log[B〜Dの各溶液それぞれの菌数]
算出したB〜Dの各溶液の抗菌活性値を用いて、一般式(1)で表される化合物との併用による、PHMBの抗菌・殺菌作用の向上効果を算出した。D溶液(PHMBと一般式(1)で表される化合物とを含む水溶液)の抗菌活性値dからB溶液(PHMBのみの水溶液)の抗菌活性値bを差し引いた値(d−b)を「向上効果値」として求め、得られた向上効果値を以下の判定基準によって評価した。
向上効果値の判定基準:
1未満 : ×
1以上1.5未満 : △
1.5以上2.0未満 : 〇
2.0以上 : ◎
また、「向上効果値」をD溶液中の一般式(1)で表される化合物の各濃度で除算し、「一般式(1)で表される化合物1ppm当たりの抗菌活性値」を算出した。
表1に示したとおり、化合物Aと併用することで、PHMBの抗菌・殺菌作用を向上させることができた。
また、PHMB0.5ppmに対して、化合物Aを10ppm配合すると、「化合物A1ppm当たりの抗菌活性値」が抑えられる傾向が見られたが、化合物Aの濃度が2.5〜25ppmである場合にとくに優れた抗菌・殺菌作用の向上効果が発揮された。すなわち、PHMB1重量部に対して、化合物A5〜50重量部である場合にとくに好ましかった。
なお、「向上効果値」とは、一般式(1)で表される化合物1ppm当りの抗菌活性値を示す。
また、30名のモニターを選出し、何も使用しないグループ、PHMB(濃度0.5ppm)のみを使用するグループ、化合物A(濃度10ppm)のみを使用するグループ、実施例3のトイレ洗浄用組成物(化合物Aの濃度が10ppm)を使用するグループ、実施例4のトイレ洗浄用組成物(化合物Aの濃度が10ppm)を使用するグループ、実施例9のトイレ洗浄用組成物(化合物Aの濃度が10ppm)を使用するグループとの6群に各5名ずつを分けた。モニター1人につき1日に2回の割合でトイレを使用し、トイレ便器に黒ずみ汚れが発生するまでの日数比較による黒ずみ汚れ抑制効果を確認した。
その結果、PHMBのみを使用するグループ、および、化合物Aのみを使用するグループにおいては、何も使用しないグループと同様の結果を示したのに対し、実施例に係る洗浄用組成物を使用するグループはトイレ便器での黒ずみ汚れを有意に抑制することができた。
また、他の実施例のトイレ洗浄用組成物も、黒ずみ汚れに対して同様の効果を示した。
本発明のトイレ洗浄用組成物について、前述した実施例以外の処方例を、処方例1〜69として以下に示す。なお、表中の各成分の単位はppmである。
Figure 2011208061
Figure 2011208061
Figure 2011208061
Figure 2011208061
Figure 2011208061
Figure 2011208061
処方例1〜69においては、PHMBと各種化合物Aとが1:5〜1:50の割合になるように混合してトイレ洗浄用組成物を調製した。さらに、PHMBの濃度について、0.3ppm、0.8ppm、1.0ppm、2.0ppm、3.0ppmとし、表2〜7に記載した化合物Aと1:5〜1:50の割合になるように混合したトイレ洗浄用組成物も調製した。
いずれも抗菌活性について実施例と同様の効果を示し、とくにPHMBの濃度を0.3〜0.8ppmとしたときに、化合物Aとの併用による抗菌・殺菌作用の向上効果に優れていた。
また、トイレ便器での黒ずみ汚れ抑制効果についていずれも実施例と同様の効果を示し、とくにPHMBの濃度を0.3〜0.8ppmとしたときに、化合物Aとの併用による黒ずみ汚れ抑制効果に優れていた。

Claims (3)

  1. ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩、および、
    下記一般式(1):
    Figure 2011208061
    (式中l、mおよびnは任意の整数である。)
    で表され、ポリオキシプロピレン残基の平均分子量が950〜4250であり、かつエチレンオキサイドの含有率が0〜80重量%である化合物
    を含有することを特徴とするトイレ洗浄用組成物。
  2. ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩の重量濃度が0.3〜3.0ppmである請求項1に記載のトイレ洗浄用組成物。
  3. ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩1重量部に対して、一般式(1)で表される化合物が5重量部以上50重量部以下である請求項1又は2に記載のトイレ洗浄用組成物。
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