JP4781663B2 - 抗菌剤 - Google Patents

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Description

本発明は、医薬品、医薬部外品、家庭用品等に使用できる抗菌剤、及び該抗菌剤を含有するトイレ用液体洗浄剤組成物に関する。
従来より、医薬品等には、製造時及び使用時における細菌等の微生物の混入による変質を防止すること、或いは細菌の増殖抑制、殺菌することを目的として、製品の特徴に応じてパラオキシ安息香酸エステル及びその塩類、安息香酸ナトリウム及びその塩類、デヒドロ酢酸及びその塩類、塩化ベンザルコニウム、ビグアニド系化合物、メチルクロロイソチアゾリオン(ケーソンCG)、トリクロサン等の抗菌剤が配合されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
しかしながら、斯かる抗菌抗は安全性の面から配合量が規制されている場合が多く、低濃度でもより優れた抗菌力を有し、且つ安全性の高い抗菌剤が求められている。
一方、アルキルグリコシドは、非イオン性界面活性剤として広く液体洗浄剤等に配合されている(例えば、特許文献3及び4参照)が、アルキルグリコシドに抗菌作用があることは知られていない。
特開昭62−132806号公報 特開平2−184609号公報 特公平6−33401号公報 特開平10−25498号公報
本発明は、低濃度でも優れた抗菌活性を有し、安全性の高い抗菌剤及びそのような抗菌剤を含有するトイレ用液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、種々抗菌作用を有する物質を探索したところ、特定の非イオン界面活性剤とビグアニド系化合物の組み合わせに優れた抗菌作用があり、更に塩化ベンザルコニウムを組み合わせることで当該抗菌力が相乗的に向上することを見出した。
すなわち本発明は、(a)一般式(1)で表される非イオン界面活性剤〔以下、(a)成分という〕、(b)ビグアニド系化合物を有効成分とする抗菌剤〔以下、(b)成分という〕に関する。
1a−(OR1b)km (1)
〔式中、R1aは炭素数8〜16の直鎖アルキル基であり、R1bは、炭素数2〜4のアルキレン基である。Gは還元糖に由来する基を示す。kは平均付加モル数であり0〜5の数を示し、mは平均縮合度であり1〜5の数を示す。〕
また、本発明は、上記本発明の抗菌剤を含有するトイレ用液体洗浄剤組成物に関する。
本発明の抗菌剤は、低濃度でも優れた抗菌効果を有し、安全性も高い。このため、本発明の抗菌剤は、トイレ用液体洗浄剤組成物のように、低濃度で抗菌成分が用いられる組成物に好適である。、
<(a)成分>
本発明の(a)成分は一般式(1)で表されるアルキルグリコシド型界面活性剤である。
1a−(OR1b)km (1)
〔式中、R1aは炭素数8〜16の直鎖アルキル基であり、R1bは、炭素数2〜4のアルキレン基である。Gは還元糖に由来する基を示す。kは平均付加モル数であり0〜5の数を示し、mは平均縮合度であり1〜5の数を示す。〕
一般式(1)においてR1aは炭素数8〜14の直鎖アルキル基が好適であり、特に好ましくは炭素数10〜14の直鎖アルキル基である。また、kは好ましくは0〜3、より好ましくは0〜2、特に好ましくは0である。R1bはエチレン基が好ましい。
一般式(1)において、Gは還元糖に由来する基であり、より具体的にはグリコシド基が挙げられる。原料の還元糖としては、アルドースとケトースの何れであっても良く、また、炭素数が3〜6個のトリオース、テトロース、ペントース、ヘキソースを挙げることができる。アルドースとして具体的にはアピオース、アラビノース、ガラクトース、グルコース、リキソース、マンノース、イドース、タロース、キシロースを挙げることができ、ケトースとしてはフラクトースを挙げることができる。本発明ではこれらの中でも特に炭素数5又は6のアルドペントースあるいはアルドヘキソースが好ましく、中でもグルコースが最も好ましい。
一般式(1)中、mは糖の平均縮合度を示し、好ましくは1〜2の数、特に1〜1.5の数が良好である。
一般式(1)の化合物は、上記糖とR1a−(OR1b)k−OHとを酸触媒を用いてアセタール化反応又はケタール化反応することで容易に合成することができる。また、アセタール化反応の場合、ヘミアセタール構造であっても良く、通常のアセタール構造であっても良い。
<(b)成分>
本発明の(b)成分はビグアニド系化合物であり、下記一般式(2)で表されるポリヘキサメチレンビグアニド化合物を用いることができる。
Figure 0004781663
特に好ましくは下記一般式(3)のポリアルキレンビグアニド化合物である。
Figure 0004781663
〔式中R3aは炭素数2〜8のアルキレン基、好ましくは4〜8のアルキレン基、特にヘキサメチレン基、nは2〜14、好ましくは10〜14、より好ましくは11〜13、特に12が最も好ましい。HYは有機酸又は無機酸を示し、好ましくは塩酸、グルコン酸、酢酸が好適であり、特に塩酸が最も好ましい。〕
一般式(3)のビグアニド系化合物は、市販のものを用いてもよいが、公知の方法、例えば英国特許第702268号等に記載の方法を用いて製造することができる。
本発明の(b)成分としては、一般式(2)、更に一般式(3)の化合物以外にビス−ビグアニド化合物を用いることもできる。具体的には1,2−ビス−(N5−p−クロロフェニル−N1−ビグアニド)−エタン、1,2−ビス−(N5−p−ニトロフェニル−N1−ビグアニド)−エタン、1,2−ビス−(N5−p−ヒドロキシフェニル−N1−ビグアニド)−エタン、1,2−ビス−(N5−p−クロロベンジル−N1−ビグアニド)−エタン、1,2−ビス−(N5−p−ブロモフェニル−N5−ヘキシル−N1−ビグアニド)−エタン、1,2−ビス−(N5−p−クロロフェニル−N5−2−エチルフェニル−N1−ビグアニド)−エタン、1,2−ビス−(N5−p−クロロフェニル−N5−エチル−N1−ビグアニド)−エタン、1,2−ビス−(N5−p−メトキシフェニル−N1−ビグアニド)−エタンなどを用いることができる。
本発明の(b)成分としては、低濃度における抗菌活性の点から一般式(3)においてR3aがヘキサメチレン基であり、nが10〜14、更には11〜13のポリヘキサメチレンビグアニド塩酸塩が最も好適である。
<(c)成分>
本発明では、(c)成分として、炭素数6〜18のアルキル基を有するアルキルジメチルベンジルアンモニウム塩を含有することが好ましい。(c)成分は、炭素数8〜14のアルキル基を有するものが好ましく、特には12〜14のアルキル基を有するものが好ましい。また対イオンとしては、ハロゲン原子、アルキル硫酸、炭素数1〜4のアルキル基で置換されてもよいベンゼンスルホン酸などが挙げられる。これらのうちハロゲン原子、特に塩素原子が好ましい。
<抗菌剤>
本発明の抗菌剤は(a)成分が1〜20mg/kg、更に2〜10mg/kg、特に2〜8mg/kgの濃度で使用されることが抗菌効果の点から好ましく、(b)成分が0.05〜1mg/kg、更に0.05〜0.5mg/kgの濃度で使用されることが好ましい。通常はこの濃度で含有する液体(液状組成物)で使用される。
また、(a)成分と(b)成分は、(a)/(b)=20〜100(質量比)、更に20〜70であることが好ましい。
さらに(c)成分を併用する場合は、(c)成分が0.1〜1mg/kg、更に0.2〜0.9mg/kg、特に0.3〜0.8mg/kgの濃度で使用されるように含有することが安全でかつ抗菌効果を高める上で好ましい。(a)成分と(c)成分は、(a)/(c)=1〜20(質量比)であることが好ましい。
また、(a)、(b)、(c)成分の質量比は、(a)/〔(a)+(b)+(c)〕=0.65〜0.98であることが好ましく、より好ましくは0.70〜0.95であり、特に好ましくは0.74〜0.93である。
本発明の抗菌剤は、実施例に示すように有効成分を低濃度で用いた場合でも優れた抗菌効果を有することから、微生物の殺菌、抗菌、増殖抑制が目的の医薬品、医薬部外品、家庭用品として用いることができる。
本発明の抗菌剤は、グラム陽性およびグラム陰性の細菌に幅広く効果を示すが、グラム陽性菌としては、Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)、Staphylococcus epidermidis(表皮ブドウ球菌)、Bacillus subtilis(枯草菌)などが挙げられ、グラム陰性菌として、Pseudomonas aeruginosa(緑膿菌)、Serratia marcescens(セラチア菌)、Escherichia coli(大腸菌)などが挙げられる。これらの中でも、Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)やEscherichia coli(大腸菌)に対して特に高い効果を示す。
本発明の抗菌剤は、その目的に応じて、水や、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコールやエチレングリコールやジエチレングリコール、プロピレングリコールやジプロピレングリコールなどのグリコール類やグリセリン等の溶媒、油分、高級脂肪酸、高級アルコール、シリコーン類、他の界面活性剤、水溶性高分子、キレート剤、pH調整剤、増粘剤、粉末成分、色素、香料等を適宜配合して用いることができる。
斯かる製剤の剤型としては、水溶液系、可溶化系、乳化系、水−油2層系、水−油−粉末3層系などの液体タイプ、粉末タイプ、固形タイプなどが挙げられ、具体的には、例えば乳剤、液剤等の形態が挙げられる。また、製剤をそのまま用いる方法だけでなく、濃縮した液体または固体状の製剤を、水などの溶媒で希釈して用いるような方法で使用することも可能である。いずれの場合も、(a)、(b)成分、更に(c)成分の使用時の濃度が前記の範囲となるように製剤中の濃度を調整することが好ましい。
上記目的の家庭用品の具体例としては、抗菌抗カビ剤、液体タイプの衣料用抗菌仕上げ剤、衣料用抗菌洗剤、衣料用抗菌柔軟剤、衣料用抗菌漂白剤、住居用抗菌洗剤、排水口用抗菌洗剤、浴室用抗菌洗剤、トイレ用抗菌洗剤、トイレ用抗菌芳香防臭洗浄剤、洗濯機用抗菌洗剤等の抗菌性製品、台所用抗菌洗浄剤、食器用抗菌洗浄剤等の抗菌性を目的とする雑貨等が挙げられる。
本発明の抗菌剤を上記家庭用品として用いる場合は、水;エタノール、イソプロピルアルコール等の各種アルコール類;エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類;フタル酸エステル、アジピン酸エステル等のエステル類;流動パラフィン、イソパラフィン、スクワラン等の炭化水素油類;メチルポリシロキサン等のシリコン油類等を使用することができ、これらの液体中に溶解あるいは分散させて用いることができる。この際、必要に応じて各種の補助成分を添加溶解させることができる。補助成分としては、(a)成分以外の非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、水溶性高分子、着色剤、粘度調節剤、酸化防止剤、pH調整剤等を挙げることができる。陰イオン界面活性剤を用いる場合には、(b)成分のビグアニド系化合物と当量以下で用いることが望ましい。
また、寒天、ゼラチン、アルギン酸、デキストリン、デンプン糊などの天然物に由来する物質、カラギーナン、キサンタンガムなどの微生物が産生する物質、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリビニルアルコール、架橋されていてもよいポリアクリル酸(塩)などの重合物、金属石けん等のゲル状担体と併用して用いてもよい。ゲル状担体に保持させる方法としては、あらかじめ生成したゲル状物質に抗菌剤を混合分散させる方法の他、ゲル状物質の製造時、特にゲル状物質を製造するための原料に抗菌剤を添加する方法等がある。
上記の製品には、他の抗菌抗カビ剤、具体的にはイミダゾール系化合物等の抗カビ剤、パラベン等の抗菌剤、孟宗竹エキス等の天然系抗菌抗カビ剤、次亜塩素酸系、過酸化水素系等の漂白作用を主とする抗菌抗カビ剤等を組みあわせて抗菌抗カビ効果を高めることも可能である。この場合においても、パラベン類を組み合わせることが、より優れた抗菌力を発揮することから好ましい。また、使用感の向上や、細菌臭やカビ臭のマスキングとして一般的な香料物質を併用して用いることもできる。
上記製品は、トリガー式のスプレー製品、穴のあいたスクイズ式(押出し式)の製品、計量キャップ付きボトル製品、エアゾール式のスプレー製品、機械噴霧式の製品、穴のあいたキャップを容器に取り付けた製品、カプセル型製品、又は粘度調整を行なってジェル状の型の製品等とすることができる。
一般に殺菌洗浄剤には非イオン界面活性剤を洗浄成分として併用しているが、本発明で選定した(a)成分と(b)成分とを、好ましくは特定の比率で、併用することで、低濃度で抗菌効果を向上させるばかりか、抗菌スペクトルも広げることができる点については、従来の技術には何ら示唆されてない。
一般にビグアニド化合物は界面活性作用を有するため、比較的高濃度で使用する場合には会合体を形成し、このものが抗菌作用を有するものと推定される。一方希薄溶液では、ビグアニド化合物は会合体を形成せずに、水溶液に均一に溶解しているため、抗菌活性を示さないか、あるいは満足できる抗菌活性を得ることができないと考えられる。
本発明では、ビグアニド化合物に対して、特定の非イオン界面活性剤を併用することにより、非イオン界面活性剤のミセル中あるいはミセル近傍にビグアニド化合物がある程度濃縮され、低濃度においても抗菌活性を示すこと、及び非イオン界面活性剤が菌の細胞壁に作用して浸透性を高め、ビグアニド化合物の効果を助けること、などにより、抗菌スペクトルを広げることができるものと推察される。
このような水溶液はグラム陽性菌、グラム陰性菌の両者に高い抗菌活性を示し、しかも真菌に対しても効果を示す。このため、本発明は、トイレ用抗菌剤に用いられるビグアニド化合物の殺菌活性を高める手段として有用である。
本発明の殺菌剤を用いることにより、殺菌活性が高められた水溶液等の水性組成物が得られる。そのような水性組成物を殺菌剤等として適用する場合、(a)成分及び(b)成分を含有する水性組成物を対象表面に接触させる。接触する方法としては、該水性組成物に対象表面を完全に浸す方法、トリガー式スプレーヤーなどのスプレーヤーにより、該水性組成物を対象表面にスプレーする方法、対象表面を該水性組成物で洗い流す方法、スポンジや不織布などの可撓性吸収体に該水性組成物を含浸させた物品により対象表面をこする方法などを挙げることができる。本発明では簡便性の点から対象表面にスプレーする方法が好ましく、また、該水性組成物を、便器内を洗い流す水洗トイレの水に利用することが好適である。
<トイレ用液体洗浄剤組成物>
本発明の抗菌剤を含有する組成物としては、トイレ用液体洗浄剤組成物が好ましい。該トイレ用液体洗浄剤組成物は、(a)成分を5〜90質量%、更に10〜50質量%、(b)成分を0.25〜5質量%、更に0.5〜3質量%含有するもの(残部は水である)が好ましい。また、水により2500〜1000000倍(質量基準)に希釈して使用されるものが、簡便性、貯蔵安定性等の点から好適であり、特に水洗トイレの貯水タンクに自動的に投入されるトイレ用液体洗浄剤組成物に応用する場合には好適である。また、該トイレ用液体洗浄剤組成物においても、(a)成分/(b)成分の質量比は20〜100が好ましく、より好ましくは20〜80、特に好ましくは20〜70である。
本発明のトイレ用液体洗浄剤組成物は、上記(a)成分及び(b)成分以外に、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤から選ばれる界面活性剤を洗浄成分として含有することができるが、本発明の効果を妨げる場合があるため注意が必要である。特に陰イオン界面活性剤はビグアニド化合物の抗菌効果を損なうため、含有量はトイレ用液体洗浄剤組成物中に0.5質量%以下、好ましくは0.1質量%以下、特に含有しないことが好適である。用いることができる陰イオン界面活性剤としては特に制限はないが、例えば炭素数8〜18の炭化水素基及びスルホン酸、硫酸エステル基、カルボン酸基及びこれらの塩を有し、陽イオン基を有さない化合物が挙げられる。
また、本発明のトイレ用液体洗浄剤組成物においても、抗菌効果をさらに向上させる目的や汚れの再付着を低減する目的から、前記した(c)成分を含有することが好ましい。(c)成分の含有量は、本発明のトイレ用液体洗浄剤組成物中に0.1〜7質量%、更に0.5〜5質量%含有するものが好ましい。
本発明のトイレ用液体洗浄剤組成物は、貯蔵安定性の点から水溶性有機溶剤を含有することが好ましい。好ましい溶剤としては沸点が100℃以上、特に好ましくは100〜300℃の水溶性溶剤が好適である。ここで本発明でいう水溶性とは20℃において水に任意の割合で溶解する溶剤とする。好ましい具体的例としては、(i)炭素数2〜12の多価アルコール、(ii)下記の一般式(4)で表される化合物、(iii)下記の一般式(5)で表される化合物、(iv)下記の一般式(6)で表される化合物が貯蔵安定性の点から好適である。
Figure 0004781663
〔式中、R4a及びR4bは、それぞれ水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基又はベンジル基を示すが、R4a及びR4bの双方が水素原子となる場合を除く。vは0〜10の数を、wは0〜10の数を示すが、v及びwの双方が0である場合を除く。R5a及びR5bは、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基を示す。R6aは炭素数1〜8のアルキル基を示す。〕
(i)の炭素数2〜12の多価アルコールとしては、イソプレングリコール、2,2,4 −トリメチル−1,3 −ペンタンジオール、1,8 −オクタンジオール、1,9 −ノナンジオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリンが好適である。
(ii)の化合物は、一般式(4)において、R4a、R4bがアルキル基である場合は、炭素数は1〜4が特に好ましい。また、一般式(4)中、エチレンオキサイド(以下EOと表記する)及びプロピレンオキサイド(以下POと表記する)の平均付加モル数のv及びwは、それぞれ0〜10の数のものが用いられるが、これらの付加順序は特に限定されず、ランダム付加したものであってもよい。(ii)の化合物の具体例としては、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ポリオキシエチレン(x1=2〜3)ポリオキシプロピレン(x2=2〜3)グリコールジメチルエーテル、ポリオキシエチレン(x3=1〜5)グリコールフェニルエーテル、フェニルカルビトール、フェニルセロソルブ、ベンジルカルビトール等が挙げられる。このうち、洗浄力及び貯蔵安定性の点から、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリオキシエチレン(x4=1〜4)グリコールフェニルエーテルが好ましい(x1〜x4は平均付加モル数を示す)。
また、(iii)の化合物としては、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノンが好適なものとして例示され、(iv)の化合物としてはアルキルグリセリルエーテル化合物が挙げられ、R6aが3〜8のアルキル基の化合物が好ましい。
これらのなかでも(i)、(ii)、(iv)の水溶性溶剤が好ましく、特にエチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ペンチルグリセリルエーテル、オクチルグリセリルエーテルから選ばれる水溶性溶剤が好ましい。これらの中で最も好ましい水溶性溶剤はエチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコールである。
トイレ用液体洗浄剤組成物中の水溶性有機溶剤の含有量は、好ましくは0.5〜40質量%、より好ましくは1〜30質量%、特に好ましくは2〜25質量%である。
本発明のトイレ用液体洗浄剤組成物は、貯蔵安定性を向上させる目的でハイドロトロープ剤を含有することができる。具体的に好ましい化合物としては炭素数1〜3のアルキル基が1〜3個置換したベンゼンスルホン酸又はその塩を挙げることができる。より具体的に好ましい例としては、p−トルエンスルホン酸、m−キシレンスルホン酸、p−クメンスルホン酸、エチルベンゼンスルホン酸であり、塩を用いる場合にはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が良好である。
トイレ用液体洗浄剤組成物中のハイドロトロープ剤の含有量は、好ましくは0.1〜5質量%、より好ましくは0.3〜2質量%、特に好ましくは0.5〜1質量%である。
本発明のトイレ用液体洗浄剤組成物は、ゲル化防止や粘度調整のためにポリアルキレングリコールを用いることができる。具体例としては、ポリエチングリコールを標準としたときのゲルパーミエーションクロマトグラフィーによって求められた重量平均分子量が500〜20000のポリプロピレングリコール、及びポリエチレングリコールが好ましい。
本発明のトイレ用液体洗浄剤組成物は、フラッシュ時の水に適度な色をつけてトイレをより爽やかにする目的から水溶性の染料を用いることが好ましい。用いる染料としては、陶器に対して染色性がなく、ある程度耐光性のあるもので安全なものが好ましい。また、あまりにも耐塩素性に優れているものは環境中に放出されたときに退色しにくいので好ましくない。具体例としては、Acid Blue 5、Acid Blue 9、Acid Blue 74、Acid Blue 112、Food Blue 2、Pig. Blue 15、Solv. Blue 63、Vat Blue 1、Vat Blue 6、Acid Green 1、Acid Green 3、Acid Green 5、Acid Green 25、Food Green、Solv. Green 3、Solv. Green 7、Acid Yellow 1、Acid Yellow 3、Acid Yellow 11、Acid Yellow 23、Acid Yellow 36、Acid Yellow 40、Acid Yellow 73、Acid Orange 7、Acid Orange 20、Acid Red 18、Acid Red 26、Acid Red 27、Acid Red 33、Acid Red 51、Acid Red 52、Acid Red 87、Acid Red 88、Acid Red 92、Acid Red 94、Acid Red 95 、Food Red 1、Food Red 6、Acid Violet 9から選ばれる染料が好適であり、特にFood Blue 2、Acid Blue 9、Acid Blue 74 、Acid Blue 112が色彩の点から好適である。トイレ用液体洗浄剤組成物中の水溶性染料の含有量は、好ましくは0.001〜3質量%、より好ましくは0.005〜2質量%であり、特に好ましくは0.01〜1質量%である。
本発明のトイレ用液体洗浄剤組成物には、カルシウム物質などの無機化合物がトイレ表面に付着することを防止する目的からキレート剤を用いることができる。具体的には
(1) オルソリン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸、メタリン酸、ヘキサメタリン酸、フィチン酸から選ばれるリン酸又はその塩、
(2) エタン−1,1−ジホスホン酸塩、エタン−1,1,2−トリホスホン酸塩、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸塩及びその誘導体、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸から選ばれるホスホン酸又はその塩、
(3) 2−ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸、1−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−メチルホスホノコハク酸から選ばれるホスホノカルボン酸又はその塩、
(4) アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシンから選ばれるアミノ酸又はその塩、
(5) ニトリロ三酢酸塩、イミノ二酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、ジエチレントリアミン五酢酸塩、グリコールエーテルジアミン四酢酸塩、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸塩、トリエチレンテトラミン六酢酸塩、ジエンコル酸塩、N−メチルグリシンジ酢酸塩から選ばれるアミノポリ酢酸塩、
(6) 重量平均分子量1000〜100000(ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定、ポリエチレングリコールを標準物質として使用)のポリアクリル酸、アクリル酸/マレイン酸共重合物、ポリフマル酸、ポリマレイン酸、ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸、ポリアセタールカルボン酸、ジアリルジメチルアンモニウムのホモポリマー、ジアリルジメチルアンモニウム/アクリル酸共重合物、ジアリルジメチルアンモニウム/マレイン酸共重合物またはこれらの塩から選ばれる高分子電解質、
(7) ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、リンゴ酸、グルコン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸などの有機酸又はその塩、
を挙げることができ、特に(2)、(3)、(5)、(6)、(7)が洗浄効果を向上させる目的から好ましい。なお、これら化合物の塩としてはナトリウム塩又はカリウム塩が好適である。
トイレ用液体洗浄剤組成物中のキレート化剤の含有量は、好ましくは0.1〜5質量%、より好ましくは0.3〜2質量%、特に好ましくは0.5〜1質量%である。
その他、香料などの通常用いられる成分を用いることが可能である。
本発明のトイレ用液体洗浄剤組成物は、水洗トイレの貯水タンク中の水に添加して使用されることが好ましい。添加する量は、貯水タンク中の水1Lに対して本発明のトイレ用液体洗浄剤組成物を0.005〜0.05g、好ましくは0.01〜0.02gの割合が好適である。また、本発明のトイレ用液体洗浄剤組成物は、pH(20℃)は5〜8が好ましい。
表1の成分を含有する評価用試験液0.9mLと細菌懸濁液0.1mLとを混合し、最終的に表1に示す組成になるように調製した(細菌懸濁液の量は便宜的にイオン交換水に算入する)。細菌懸濁液には、大腸菌あるいは黄色ブドウ球菌が2.0×106cfu/mL存在するように調製しており、評価用試験液と混合した初期の状態において、2.0×105cfu/mLの細菌が懸濁されている。この懸濁液を30℃で4時間放置した後、生菌数を平板塗沫法にて菌数を測定し、抗菌効果の評価を行った。評価用試験液のpH(20℃)は6.2であった。
Figure 0004781663
・マイドール12:ラウリルグルコシドを40質量%含む水溶液(花王株式会社製)
・プロキセルIB:ポリヘキサメチレンビグアニジン塩酸塩を20質量%含む水溶液(アビシア株式会社製)
・サニゾールC:アルキル(炭素数8〜18)ジメチルベンジルアンモニウムクロライドを50質量%含む水溶液(花王株式会社製)

Claims (14)

  1. (a)一般式(1)で表される非イオン界面活性剤、(b)下記一般式(3)で表されるポリアルキレンビグアニド化合物を有効成分とし、さらに、(c)炭素数6〜18のアルキル基を有するアルキルジメチルベンジルアンモニウム塩を含有してなり、(a)と(b)の質量比が、(a)/(b)=20〜100である、抗菌剤。
    1a−(OR1b)km (1)
    〔式中、R1aは炭素数8〜16の直鎖アルキル基であり、R1bは、炭素数2〜4のアルキレン基である。Gは還元糖に由来する基を示す。kは平均付加モル数であり0〜5の数を示し、mは平均縮合度であり1〜5の数を示す。〕
    Figure 0004781663

    〔式中R 3a は炭素数2〜8のアルキレン基、nは2〜14、HYは有機酸又は無機酸を示す。〕
  2. (a)、(b)、(c)の質量比が、(a)/〔(a)+(b)+(c)〕=0.65〜0.98である請求項1記載の抗菌剤。
  3. (b)ポリアルキレンビグアニド化合物の濃度が0.05〜1.0mg/kgとなるように用いられる請求項1又は2記載の抗菌剤。
  4. (a)と(c)の質量比が、(a)/(c)20である請求項1〜3の何れか1項記載の抗菌剤。
  5. 請求項1〜4の何れか1項記載の抗菌剤を含有するトイレ用液体洗浄剤組成物。
  6. 請求項1記載の(a)を5〜90質量%、請求項1記載の(b)を0.25〜5質量%、請求項1の(c)を0.1〜7質量%含有する請求項5記載のトイレ用液体洗浄剤組成物。
  7. 水により2500〜1000000倍に希釈して使用される請求項5又は6記載のトイレ用液体洗浄剤組成物。
  8. 請求項5〜7の何れか1項記載のトイレ用液体洗浄剤組成物を、水により2500〜1000000倍に希釈した液体組成物を便器と接触させる、トイレの洗浄方法。
  9. 前記液体組成物中の(b)ポリアルキレンビグアニド化合物の濃度が0.05〜1.0mg/kgである、請求項8記載の洗浄方法。
  10. 前記トイレ用液体洗浄剤組成物を、水洗トイレの貯水タンク中の水に添加して使用する、請求項8又は9記載の洗浄方法。
  11. 前記トイレ用液体洗浄剤組成物を、貯水タンク中の水1Lに対して0.005〜0.05gの割合で添加する、請求項8〜10の何れか1項記載の洗浄方法。
  12. 請求項1〜4の何れか1項記載の抗菌剤を含有する水性組成物により便器を洗浄する、トイレの洗浄方法。
  13. 前記水性組成物が、請求項5〜7の何れか1項記載のトイレ用液体洗浄剤組成物を、水により2500〜1000000倍に希釈した液体組成物である、請求項12記載の洗浄方法。
  14. 前記水性組成物中の(b)ポリアルキレンビグアニド化合物の濃度が0.05〜1.0mg/kgである、請求項12又は13記載の洗浄方法。
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