JP2002255834A - バクテリアル・トランスロケーション抑制剤及びバクテリアル・トランスロケーション抑制方法 - Google Patents

バクテリアル・トランスロケーション抑制剤及びバクテリアル・トランスロケーション抑制方法

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JP2002255834A
JP2002255834A JP2001109213A JP2001109213A JP2002255834A JP 2002255834 A JP2002255834 A JP 2002255834A JP 2001109213 A JP2001109213 A JP 2001109213A JP 2001109213 A JP2001109213 A JP 2001109213A JP 2002255834 A JP2002255834 A JP 2002255834A
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bacillus subtilis
bacterial translocation
inhibitor
bacteria
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Toshihiro Maruhashi
敏弘 丸橋
Hirokazu Imabayashi
寛和 今林
Kiyoshi Maruta
喜義 丸田
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    • C12N1/20Bacteria; Culture media therefor

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡便且つ効果的にバクテリアルトランスロケー
ション(BTL)を抑制する薬剤、及び簡便且つ効果的
なBTL抑制方法を提供する。 【解決手段】バチルス・ズブチリスの生菌体を有効成分
として含むBTL抑制剤及び前記BTL抑制剤を経口投
与するBTL抑制方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、細菌の腸管バリア
を越えた侵襲を抑制するバクテリアル・トランスロケー
ションを抑制剤及びバクテリアル・トランスロケーショ
ン抑制方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒトを含む動物に接触する微生物の殆ど
は、動物の腸管内に存在する微生物である。その菌数
は、例えばヒトの場合、腸管内容物1gあたり、小腸下
部で10〜10、大腸で10〜1011に達し、
菌種も、おおまかに100種におよぶといわれている。
これらの菌のうちの有害菌が、生体内に侵襲して増殖し
た場合、いわゆる日和見感染や、多臓器不全・敗血症な
どの重篤な疾病が惹起される。
【0003】これらの疾病を抑制する方法の一つとし
て、これらの有害菌が腸粘膜を透過して腹腔・臓器など
へ侵襲することを抑制することが考えられる。
【0004】かかる侵襲の抑制を達成する機構は、腸管
バリアと呼ばれる。腸管バリアは、腸管免疫機構と解剖
学的機構とを含む。
【0005】腸管免疫機構とは、消化管付属リンパ装置
・分泌型IgA・貧食系細胞などが関与する、腸管周辺
に特有の免疫機構である。また腸管バリアの解剖学的機
構とは、粘膜の粘液層や上皮細胞などによる、細菌が腸
粘膜を透過することを物理的に抑制する機構をいう。
【0006】具体的には例えば、細胞表層には、細胞膜
の一部として構成される、蛋白、糖脂質、グリコサミノ
グリカン類等の糖質複合体が存在する。これは糖衣若し
くはグリコカリックスと呼ばれる。これらが発達するこ
とにより、細菌の接触と攻撃を物理的に防ぎ、粘膜細胞
の腸管バリアの能力を向上させ、上皮細胞の壊死・脱落
の頻度を低下させ生体への負担を低下させる。
【0007】細菌が腸管バリアを越えて生体内に侵襲す
ることを、バクテリアル・トランスロケーション(BT
L)と呼ぶ。BTLの経路には、リンパ系と血管の2つ
の経路が考えられる。しかし、多くの動物実験、臨床研
究からリンパ系がおもな経路と考えられている。粘膜障
害が軽度な、細菌の異常増殖により発生したBTLの場
合は細菌がリンパ路に入るが、出血性ショック等の大き
な侵襲を伴なうBTLの場合は細菌が直接血中に入る経
路も加わると考えられる。リンパ行性BTLにおいて細
菌の侵襲が腸間膜リンパ節までのみである場合、それだ
けでは重篤な病態を示すことはない。しかし、腸間膜リ
ンパ節(以下MLNと略す。)まで細菌が侵襲した後、
腸間膜リンパ節において細菌を処理しきれなくなった場
合、細菌は血管系や臓器をさらに侵襲し、重篤な疾病が
惹起される。そのため、腸間膜リンパ節へのBTLの抑
制がBTLを原因とした疾病の予防に繋がる。
【0008】畜肉動物にBTLが発生した場合、可食部
の汚染につながって食中毒などの原因となりうるばかり
でなく、正常な育成が阻害され生産性の低下が発生す
る。
【0009】BTLが発生したヒト又は動物に対する従
来の治療法としては、抗生物質、ワクチン、インターフ
ェロンなどの投与等が挙げられる。しかし、抗生物質投
与は、耐性菌の出現、副作用などの問題を起こす。ワク
チンは、その効果が個々の感染菌に対する特異的な作用
機構に基づくものであるため、ワクチンの投与によりB
TLを抑制するには、すべての感染菌に対するワクチン
を投与する必要がある。インターフェロンは高価である
ため、ヒトに対しては使用しうるが、畜肉動物について
は経済性の観点から使用しがたい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡便
且つ効果的にBTLを抑制する薬剤、及び簡便且つ効果
的なBTL抑制方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、バチル
ス・ズブチリスの生菌体を有効成分として含むBTL抑
制剤が提供される。
【0012】また、本発明によれば、前記バチルス・ズ
ブチリスがバチルス・ズブチリスC−3102(生命工
学工業技術研究所寄託番号FERM BP−1096)
であることを特徴とする前記BTL抑制剤が提供され
る。
【0013】さらに、本発明によれば、前記バチルス・
ズブチリスC−3102が、染色体DNAを抽出・精製
して配列1および配列2のプライマーを用いてPCR処
理することにより、約700bpsの断片を生成するこ
とを特徴とする前記BTL抑制剤が提供される。
【0014】さらに、本発明によれば、前記BTL抑制
剤を経口投与するBTL抑制方法が提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のBTL抑制剤は、バチル
ス・ズブチリス(Bacillus subtili
s)の生菌体を有効成分として含む。
【0016】バチルス・ズブチリスの菌学的性質はバー
ジーズ・マニュアル・オブ・バクテリオロジー Vo
l.11(1986)等に記載されている。前記生菌体
としては、具体的には例えば以下の特徴を有するものを
用いることができる。 (1)グラム陽性 (2)卵円形の芽胞を形成 (3)桿菌 (4)運動性:あり (5)好気性 (6)カタラーゼ:陽性 (7)50℃における発育:+ (8)pH5.7における発育:+ (9)クエン酸塩の利用:+ (10)糖類からの酸生成の有無:アラビノース、グル
コース、キシロース、マンニット:+ (11)VP反応:+ (12)デンプンの加水分解:+ (13)硝酸塩の還元性:+ (14)インドールの生成:− (15)ゼラチンの加水分解:+ (16)カゼインの加水分解:+ (17)液体培地での被膜形成:+ (18)牛乳の凝固:− (19)牛乳のペプトン化:+ バチルス・ズブチリスのBTL抑制作用は菌株によって
多少の差異がある。本発明のBTL抑制剤の有効成分を
与えるバチルス・ズブチリスの菌株としては、バチルス
・ズブチリスC−3102(生命工学工業技術研究所寄
託番号 FERM BP−1096、寄託日1985年
12月25日)を好ましく挙げることができる。
【0017】バチルス・ズブチリスC−3102は下記
配列1及び配列2のPCRプライマーを用いてPCR反
応を行うと約700bpsの断片が増幅するという特徴
を持つ。配列1および配列2のプライマーは、本来バチ
ルス・アミロリキファシエンス(B.amyloliq
uefaciens)のアミラーゼをコードするDNA
を増幅するプライマーとして開発されたもので、他のバ
チルス・ズブチリスでは、このPCRプライマーによっ
ては増幅は起こらない。バチルス・ズブチリスC−31
02で増殖された約700bpsの断片は、アミラーゼ
の配列と相同していないという特徴をもち、他のバチル
ス・ズブチリスと明確に識別される。 配列1:5’−GCCCCGCACATACGAAAA
GACTGGCTGAAA−3’ 配列2:5’−GGATCCCACGTTGTGATT
AAAAGCAGCGAT−3’ 前記バチルス・ズブチリスは、培地として微生物培養に
通常使用される炭素源、窒素源、無機物等を含む液体培
地又は固体培地を用いて培養することができる。炭素源
としては、バチルス・ズブチリスが資化可能な炭素源で
あればよく、例えばグルコース、フルクトース、スクロ
ース、スターチ、糖蜜等を、また窒素源としては、例え
ばペプトン、カゼイン加水分解物、肉エキス、硫安等を
挙げることができる。更に、必要に応じて燐酸、カリウ
ム、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、鉄および
マンガン等の塩類、ビタミン類、アミノ酸類、界面活性
剤等を添加することもできる。培養条件としては、好気
的条件が好ましく、培養装置としては例えばジャーファ
ーメンターによる通気撹拌液体培養、棚式固体培養、自
動製麹培養装置等が好ましく、培養温度は20〜50
℃、特に30〜45℃が好ましく、培養時間は12時間
〜7日間とすることができ、培養初発pHはpH5〜
9、特に好ましくはpH6〜8とすることができる。
【0018】以上の手段等により得られた培養物は、そ
れ自体を本発明のBTL抑制剤とすることができる。ま
た、前記培養物の濃縮物、前記培養物から菌体を分離し
たもの、又はこれらに賦形剤等を加えて乾燥粉末、顆
粒、錠剤等の製剤としたもの等も、本発明のBTL抑制
剤として用いることができる。前記賦形剤は特に限定さ
れないが、炭酸カルシウム、コーングリッツ、コーンフ
ラワー、脱脂米糠、ふすま、脱脂粉乳等を用いることが
できる。
【0019】本発明のBTL抑制剤は、バチルス・ズブ
チリス生菌体、即ち芽胞及び/又は栄養細胞を10
1011個/g含有することが好ましい。
【0020】本発明のBTL抑制剤の投与対象は、特に
限定されないが、牛・豚・ニワトリ等の畜肉動物、及び
ヒト等を挙げることができる。特に、これらの投与対象
のうち、腸管内細菌の異常増殖・宿主免疫能低下・絨毛
萎縮など解剖学的腸管粘膜障害など、BTLの発生のリ
スクがあるもの等が挙げられる。
【0021】本発明のBTL抑制剤を投与する形態とし
ては、特に限定されないが液体、粉末、造粒物、錠剤等
とすることができる。特に投与対象がヒトである場合、
錠剤又は造粒物が、簡便に投与でき好ましい。また、投
与経路は、特に限定されないが経口投与等とすることが
できる。特に畜肉動物においては、形態を粉末として、
飼料へ混合することにより経口投与することが、取り扱
いが手やすく好ましい。
【0022】本発明のBTL阻害剤の投与量は、バチル
ス・ズブチリス生菌体として10〜1011個/日、
特に10〜1010個/日となることが望ましい。特
に畜肉動物においては、粉末化したBTL阻害剤を、生
菌数として10〜10個/g、特に10〜10
個/gとなるように飼料に添加して投与するのが好まし
い。投与量を10個/日以上とすることにより十分な
効果を得ることができ、1011個/日以下とすること
により、効率的にBTL抑制効果を得ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明のBTL抑制剤は、投与対象の腸
管バリアの機能を増強し、腸管内の有害細菌が腸管膜リ
ンパ節へ侵襲することを抑制することができ、結果とし
ていわゆる日和見感染や、多臓器不全・敗血症などを予
防することができる。ヒトに投与することによって、ヒ
トの健康に貢献することができ、また、畜肉動物に投与
することによって、それらの汚染を防止して安全な食肉
を提供することができる。
【0024】
【実施例】以下実施例及び比較例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0025】
【実施例1】5週齢より1週間の予備飼育によって腸内
フローラを揃えた6週齢のマウス(系統名:ICR、
雄)18匹を対照区(10匹)及び摂取区(8匹)の2
群に分け、対照区には日本クレア製飼料(CE−2)を
与え、摂取区には同飼料にバチルス・ズブチリスC−3
102(生命工学工業技術研究所寄託番号FERM B
P−1096)3×10CFU/gを添加したものを
与えた。両群のマウスに、給与14日目より、飲用水と
してペニシリン0.8mg/ml、ストレプトマイシン
2mg/mlを含む水を与えることにより、抗生物質を
投与した。抗生物質投与開始3日目に、糞便を鏡検し腸
内菌が排除されたことを確認した後、ストレプトマイシ
ン耐性大腸菌(E.coli C25 ATCC寄託番
号PTA−1896 寄託日2000年5月19日)を
10CFU/匹投与し、その後は飲用水としてストレ
プトマイシンのみを含む水を与えた。ストレプトマイシ
ン耐性大腸菌投与から4日後に、実施例1と同様の操作
でマウスを屠殺解体し、MLNと盲腸における菌数を測
定した。
【0026】盲腸中菌数は大きな差がないにもかかわら
ず、摂取区のMLN菌数は、対照区の49%と、顕著に
減少していた。
【0027】
【表1】
【0028】(菌数の測定方法)マウスを、頚椎脱臼に
より屠殺し、70%アルコールを噴霧した後、腹部外皮
を切開し、腹膜を再度70%アルコールで消毒した後、
腹膜を切開し、MLN及び盲腸を採取した。この際、使
用する手術器具は、切開部位がかわる毎に、100%ア
ルコールに浸漬した後、火炎滅菌して使用した。
【0029】採取したMLNを、1mlのBHI液体培
地中でホモゲナイズし、ストレプトマイシン入りDHL
培地3枚に0.2mlずつ塗布して37℃で20時間培
養した。出現したコロニー数から、MLN1個あたりの
菌数を算出した。
【0030】また、採取した盲腸に、鋏で切れ目を入
れ、これをガラスビーズと10mlのBHI液体培地の
入った50ml容試験管にとり、盲腸内容物を含む盲腸
重量を測定した後、激しく攪拌して内容物を懸濁した。
懸濁物をPBS(−)(商品名、株式会社ローマン工業
社製、9.57mM)で100倍希釈する操作を3回繰
り返すことにより100万倍に希釈し、最終希釈液を
0.1mlずつストレプトマイシン入りDHL培地3枚
に塗布して37℃で20時間培養した。出現したコロニ
ー数から、盲腸内容物あたりの菌数を算出した。
【0031】
【実施例2】5週齢より1週間の予備飼育によって腸内
フローラを揃えた6週齢のマウス(系統名:ICR、
雄)30匹を対照区(15匹)及び摂取区(15匹)の
2群に分け、対照区には日本クレア製飼料(CE−2)
を与え、摂取区には同飼料にバチルス・ズブチリスC−
3102(生命工学工業技術研究所寄託番号FERMB
P−1096)3×10CFU/gを添加したものを
与えた。両群のマウスに、給与14日目より、飲用水と
してペニシリン0.8mg/ml、ストレプトマイシン
2mg/mlを含む水を与えることにより、抗生物質を
投与した。抗生物質投与開始3日目に、糞便を鏡検し腸
内菌が排除されたことを確認した後、実施例1で用いた
ものと同一のストレプトマイシン耐性大腸菌を10
FU/匹投与し、その後は飲用水としてストレプトマイ
シンのみを含む水を与えた。ストレプトマイシン耐性大
腸菌投与から4日後に、実施例1と同様の操作でマウス
を屠殺解体し、MLNと盲腸における菌数を測定した。
【0032】盲腸中菌数は大きな差がないにもかかわら
ず、摂取区のMLN菌数は、対照区の62%と、顕著に
減少し、危険率5%で統計的に有意な差があった。
【0033】
【表2】
【0034】
【実施例3】5週齢より1週間の予備飼育によって腸内
フローラを揃えた6週齢のマウス(系統名:ICR、
雄)39匹をBTL対照区(18匹)、BTL摂取区
(17匹)、健常対照区(2匹)及び健常摂取区(2
匹)の4群に分け、BTL対照区及び健常対照区には日
本クレア製飼料(CE−2)を与え、BTL摂取区及び
健常摂取区には同飼料にバチルス・ズブチリスC−31
02(生命工学工業技術研究所寄託番号FERM BP
−1096)3×10CFU/gを添加したものを与
えた。BTL対照区及びBTL摂取区のマウスに、給与
14日目より、飲用水としてペニシリン0.8mg/m
l及びストレプトマイシン2.0mg/mlを含む水を
与えることにより、抗生物質を投与した。抗生物質投与
開始3日目に、糞便を鏡検し腸内菌が排除されたことを
確認した後、実施例1で用いたものと同一のストレプト
マイシン耐性大腸菌を0.63×10CFU/匹投与
し、その後は飲用水としてストレプトマイシンのみを含
む水を与えた。ストレプトマイシン耐性大腸菌投与から
4日後に、マウスを屠殺解体した。健常対照区及び健常
区のマウスは、抗生物質及びストレプトマイシン耐性大
腸菌を投与せず、BTL対照区及びBTL摂取区と同日
に屠殺解体した。回腸及び盲腸を採取し、10容量%ホ
ルマリン緩衝液(pH7.2)に固定した。その後、常
法に従って、パラフィン包理し、5μmの厚さに切片を
作製して、ヘマトキシリン・エオシン染色及びPAS染
色を施し、光学顕微鏡で観察した。
【0035】各区の回腸及び盲腸の粘膜上皮細胞の壊死
及び剥離・脱落、並びに固有層の細胞浸潤について、無
を0、少数を1、中等度を2、多数を3としてスコア化
した平均点を求め、さらにBTL摂取区及びBTL対照
区においては偏差を求めた。結果を表3に示す。
【0036】
【表3】
【0037】BTLを強く惹起させたBTL摂取区及び
BTL対照区とを対比すると、本発明のBTL抑制剤を
投与したBTL摂取区では、投与しなかったBTL対照
区に比べて、粘膜上皮細胞の壊死、剥離・脱落、及び固
有層の細胞浸潤が少なかった。ことに回腸の壊死及び盲
腸の剥離・脱落では、危険率5%の有意差が見られた。
健常摂取区でも、健常対照区に比べて、粘膜上皮細胞の
壊死、剥離・脱落、及び固有層の細胞浸潤が少なかっ
た。
【0038】なお、BTL摂取区及び対照区よりも、健
常摂取区及び健常対照区において、粘膜上皮細胞の壊死
及び剥離・脱落並びに固有層の好中球とリンパ球の浸潤
が多く見られた。BTL対照区及びBTL摂取区におい
ては、抗生物質の作用で腸管に発生した障害が、回復し
た時期に観察したためと思われる。
【0039】健常対照区及び健常摂取区の回腸の顕微鏡
写真をそれぞれ図1及び図3に示し、健常対照区及び健
常摂取区の盲腸の顕微鏡写真をそれぞれ図5及び図7に
示す。さらに、図1、3、5及び7中に観察される粘膜
上皮細胞の壊死及び剥離・脱落、並びに固有層への好中
球及びリンパ球の浸潤の位置を、それぞれ図2、4、6
及び8に図示する。
【0040】健常対照区の回腸及び盲腸においては粘膜
上皮細胞の壊死及び剥離・脱落が顕著で、また固有層へ
の好中球及びリンパ球の浸潤が多く見られた(図1及び
図2並びに図5及び図6参照)。これに対し、健常摂取
区の回腸及び盲腸は、健常対照区よりも粘膜上皮細胞の
壊死及び剥離・脱落、並びに固有層への好中球及びリン
パ球の浸潤が少ない傾向を示し、粘膜上皮細胞表面に輪
郭が明確な厚い糖衣が観察された(図3及び図4並びに
図7及び図8参照)。これらの結果より、本発明のBT
L抑制剤を投与することにより、腸管粘膜上皮細胞の壊
死及び剥離・脱落が減少し、細菌などの腸管組織への侵
入が減少し、さらには固有層への好中球及びリンパ球の
浸潤が減少することがわかる。
【0041】
【実験例1】バチルス・ズブチリス C−3102株、
バチルス・アミロリキファシエンスATCC23350
株(タイプストレイン)、バチルス・アミロリキファシ
エンスIFO14141株、バチルス・アミロリキファ
シエンスIFO3022株、バチルス・ズブチリスIF
O3009株、バチルス・ズブチリスIFO12112
株、バチルス・ズブチリスATCC9372株及びバチ
ルス・ズブチリスATCC6051株(タイプストレイ
ン)の8種類の株を、それぞれ10mlのTS培地で一
晩培養し、集菌・洗浄した。
【0042】培養したそれぞれの菌株の染色体DNA
を、酵母・グラム陽性菌用DNA調製キット「Genと
るくん」(宝酒造製)を用いて抽出・精製し、染色体D
NA溶液を得た。抽出・精製は、真空乾燥後の染色体D
NAペレットを20μlのTE緩衝液で溶解した他は、
DNA調製キットの取扱説明書に準じて行った。
【0043】得られた染色体DNA溶液を、表4に示す
通り他の試薬と混合し、PCR処理用試料を調製した。
【0044】
【表4】
【0045】表4において、「10×PCR緩衝液」と
しては、宝酒造社製「TaKaRaLA−PCR ki
t Ver2」に添付されていたものを用いた。また、
プライマー1及びプライマー2としては、それぞれ、前
記配列1及び配列2により示されるものを用いた。これ
らは、バチルス・アミロリキファシエンスにおいてα−
アミラーゼをコードする約2KBのDNA断片を増幅す
るものとして開発された、以下に示す配列を有するDN
Aである。 配列1:5’−GCCCCGCACATACGAAAA
GACTGGCTGAAA−3’ 配列2:5’−GGATCCCACGTTGTGATT
AAAAGCAGCGAT−3’ このPCR処理用試料を、宝酒造社製「TaKaRa
LA−PCR kitVer2」及びサーマルサイクラ
ー「TaKaRaPCR ThermalCycler
PERSONAL」を用いてPCR処理し、PCR増
幅産物を得た。PCR処理の温度条件は、表5に示す通
りとした。
【0046】
【表5】
【0047】得られたPCR増幅産物を5μl分取し、
1.2%アガロースゲルを用いて、水平型電気泳動ユニ
ットMupid2(アドバンス社製)で電気泳動した。
なお、分子量マーカーとしてはλ−DNAのHindI
I消化物を用いた。電気泳動の結果を図9に示す。
【0048】バチルス・アミロリキファシエンスの各株
の試料の泳動結果(レーン3,4,5)では、約2kb
の断片が増幅された。バチルス・ズブチリスIFO30
09株、バチルス・ズブチリスIFO12112株、バ
チルス・ズブチリスATCC9372株及びバチルス・
ズブチリスATCC6051株の試料の泳動結果(レー
ン6,7,8,9)では、増幅断片は検出されなかっ
た。しかし、バチルス・ズブチリスC−3102株の試
料の泳動結果(レーン2)では他にはない約700bp
の明確なバンドが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例3における健常対照区の回腸の観察結果
を示す顕微鏡写真である。
【図2】図1中に観察される粘膜上皮細胞の壊死及び剥
離・脱落、並びに固有層への好中球及びリンパ球の浸潤
を説明する説明図である。
【図3】実施例3における健常摂取区の回腸の観察結果
を示す顕微鏡写真である。
【図4】図3中に観察される粘膜上皮細胞の壊死及び剥
離・脱落、並びに固有層への好中球及びリンパ球の浸潤
を説明する説明図である。
【図5】実施例3における健常対照区の盲腸の観察結果
を示す顕微鏡写真である。
【図6】図5中に観察される粘膜上皮細胞の壊死及び剥
離・脱落、並びに固有層への好中球及びリンパ球の浸潤
を説明する説明図である。
【図7】実施例3における健常摂取区の盲腸の観察結果
を示す顕微鏡写真である。
【図8】図7中に観察される粘膜上皮細胞の壊死及び剥
離・脱落、並びに固有層への好中球及びリンパ球の浸潤
を説明する説明図である。
【図9】実験例1における、PCR増幅産物の電気泳動
の結果を示す泳動図である。上端の数字(1〜9)は、
レーン番号を示す。各レーンにおいては、それぞれ以下
の試料を泳動した。 レーン1 分子量マーカー(λ−DNAHindII消
化物)レーン1中には6つのバンドが認められ、泳動距
離の短い3つの明るいバンドは、泳動距離の短い方から
それぞれ23,130bp、9,416bp及び及び
6,557bpのマーカーによるものである。続く1本
の暗いバンドは4,361bpのマーカーによるもので
あり、それよりさらに泳動距離の長い、やや明るい2つ
のバンドは、泳動距離の短い方からそれぞれ2,322
bp及び2,027bpのマーカーによるものである。 レーン2 バチルス・ズブチリス C−3102株由来
DNAの増幅物 レーン3 バチルス・アミロリキファシエンスATCC
23350株(タイプストレイン)由来DNAの増幅物 レーン4 バチルス・アミロリキファシエンスIFO1
4141株由来DNAの増幅物 レーン5 バチルス・アミロリキファシエンスIFO3
022株由来DNAの増幅物 レーン6 バチルス・ズブチリスIFO3009株由来
DNAの増幅物 レーン7 バチルス・ズブチリスIFO12112株由
来DNAの増幅物 レーン8 バチルス・ズブチリスATCC9372株由
来DNAの増幅物 レーン9 バチルス・ズブチリスATCC6051株
(タイプストレイン)由来DNAの増幅物
【符号の説明】
11:核濃縮し、壊死し、脱落した、エオシン好性染色
された部位 12:核消失し、壊死し、脱落した部位 13:好中球・リンパ球の浸潤した部位 31:細菌 32:脱落した部位 51:細菌 52:壊死部位 71:細菌
【配列表】〈110〉Calpis Co.,Ltd. 〈120〉Bacterial Translocat
ion Inhibitor and Method
for Inhibiting Bacterial
Translocation 〈160〉2 〈210〉1 〈211〉30 〈212〉DNA 〈213〉Bacillus amyloliquef
aciens 〈400〉gcccc gcaca tacga aa
aga ctggc tgaaa30 〈210〉2 〈211〉30 〈212〉DNA 〈213〉Bacillus amyloliquef
aciens 〈400〉ggatc ccacg ttgtg at
taa aagca gcgat30
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C12N 1/20 C12R 1:125) C12R 1:125) C12N 15/00 ZNAA Fターム(参考) 4B024 AA01 AA11 BA13 GA19 HA20 4B065 AA19X AC20 BA25 CA44 4C087 AA01 AA02 BC65 CA09 MA52 NA14 ZA66 ZB35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バチルス・ズブチリスの生菌体を有効成
    分として含むバクテリアル・トランスロケーション抑制
    剤。
  2. 【請求項2】 前記バチルス・ズブチリスがバチルス・
    ズブチリスC−3102(生命工学工業技術研究所寄託
    番号FERM BP−1096)であることを特徴とす
    る請求項1記載のバクテリアル・トランスロケーション
    抑制剤。
  3. 【請求項3】 前記バチルス・ズブチリスC−3102
    が、染色体DNAを抽出・精製して配列1および配列2
    のプライマーを用いてPCR処理することにより、約7
    00bpsの断片を生成することを特徴とする請求項2
    記載のバクテリアル・トランスロケーション抑制剤。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載のバク
    テリアル・トランスロケーション抑制剤を経口投与する
    バクテリアル・トランスロケーション抑制方法。
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