JP2002255173A - 組立て・分解可能なコンテナおよびその管理方法 - Google Patents

組立て・分解可能なコンテナおよびその管理方法

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JP2002255173A
JP2002255173A JP2001060595A JP2001060595A JP2002255173A JP 2002255173 A JP2002255173 A JP 2002255173A JP 2001060595 A JP2001060595 A JP 2001060595A JP 2001060595 A JP2001060595 A JP 2001060595A JP 2002255173 A JP2002255173 A JP 2002255173A
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sleeve
tag
container
pallets
assemblable
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Seiichi Hosoya
誠一 細谷
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TRI-WALL KK
Tri-Walk KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上下一対のパレットとスリーブとに分解可能な
組立て式コンテナにおいて、その分解・組立て作業に支
障が生じる恐れなく使用履歴等の管理を容易に行えるよ
うにし、各パーツの配送計画や製造計画を迅速且つ適正
に処理し得るようにする。 【解決手段】ハンディ型リードライタ10を用いて、上
下のパレット1,2とスリーブ3に貼り着けたシール状
IDタグ4に対し、その識別番号,製造年月日,使用履
歴,輸送経路,収容物のデータなどの各種情報を迅速に
読み書きすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下一対のパレッ
ト間にスリーブを立ち上げた組立て状態と、両パレット
とスリーブが分離し且つスリーブが扁平状に折り畳まれ
た分解状態とに変形可能であって、分解状態にある複数
のパレット同士,複数のスリーブ同士を重ねて収納する
ことで未使用時の収納性,運搬性に優れた組立て・分解
可能なコンテナとその管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上下一対の樹脂製パレットと段ボール製
スリーブからなり、前記両パレットの周縁部に差込溝を
設けると共に、角筒状を呈するスリーブの上下端部を前
記差込溝に差し込んで両パレット間にスリーブを立ち上
げた組立て状態と、両パレットとスリーブを分離させた
分解状態とに変形可能なコンテナが従来から知られてい
る。この種コンテナは、分解状態においてスリーブを扁
平状に折り畳んで複数のパレット同士,複数のスリーブ
同士を重ねて収納することができ、未使用時の収納性,
運搬性に優れた機能を奏するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種コン
テナは数十回の使用により段ボール製スリーブの耐久性
が低下するので新しいスリーブと交換する必要がある
が、現状においてはコンテナ集配場に戻ってきた際に作
業者が目視でチェックして交換の要否を判断しており、
交換が必要と判断された場合、コンテナの配送計画や製
造計画に変更が生じる場合がある。このような不具合を
解消するために、各コンテナごとの使用履歴を記録し、
一定の使用回数に近づいた時点で古いスリーブを新しい
ものと交換するよう配送・製造計画を立てることも考え
られる。しかしながらこの種コンテナは前記したように
上下のパレットとスリーブに三分割されるものなので、
各パレットごと、各スリーブごとに使用履歴を管理する
必要が生じ、通常のコンテナと比べると人手による記録
・管理作業に三倍の手間がかかるという新たな問題が生
じる。本発明はこのような従来事情に鑑みて成されたも
ので、その目的とする処は、上下一対のパレットとスリ
ーブとに分解可能な組立て式のコンテナにおいて、その
分解・組立て作業に支障が生じる恐れなく使用履歴等の
管理を容易に行うことができ、各パーツの配送計画や製
造計画を迅速且つ適正に処理することが可能である組立
て・分解可能なコンテナとその管理方法を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1記載のように、上壁部と底壁部
を構成する上下一対のパレットと、該両パレット間に立
ち上がって胴部を構成するスリーブからなり、前記両パ
レットの周縁部に前記スリーブの端部が着脱可能に差し
込まれる差込溝を設けると共に、前記スリーブを、筒状
に立ち上がる状態と扁平状に折り畳まれる状態とに変形
自在に形成して組立て・分解可能に構成したコンテナで
あって、前記両パレットとスリーブに、当該パレット若
しくはスリーブの識別番号,製造年月日,使用履歴,輸
送経路,収容物のデータなどの各種情報を読み書き自在
なIDタグを取り付けてなることを特徴とする。
【0005】このような手段によれば、各パレットやス
リーブごとに製造年月日を印刷したり使用履歴を記入し
たりするような手間をかけることなく、IDタグ用リー
ドライタを用いて、各パレットとスリーブに対し、当該
パレット若しくはスリーブの識別番号,製造年月日,使
用履歴,輸送経路,収容物のデータなどの各種情報を迅
速に読み書きすることができる。
【0006】請求項2では、上記IDタグに対する各種
情報の読み書きをハンディ型のリーダライタで行うもの
とし、上記IDタグを、上記両パレット間に筒状スリー
ブが立ち上がるコンテナ組立て状態と、上記両パレット
とスリーブが分離し且つスリーブが扁平状に折り畳まれ
ると共に複数のパレット同士,複数のスリーブ同士を重
ねた収納状態のどちらにおいても、前記リーダライタに
よる読み書きが可能な位置に取り付けたことを特徴とす
る。
【0007】このような手段によれば、複数のパレット
同士,複数のスリーブ同士を重ねた収納状態において、
ハンディ型リーダライタをそれぞれのIDタグに近づけ
るだけで、各パレットとスリーブに対し、識別番号,製
造年月日,使用履歴,輸送経路,収容物のデータなどの
各種情報を迅速に読み書きすることができる。
【0008】請求項3では、上記IDタグを任意の箇所
に貼り着けて使用できるシール状のIDタグとし、該I
Dタグを上記両パレットとスリーブの適所に貼り着けた
ことを特徴とする。
【0009】このような手段によれば、上下のパレット
やスリーブに対するIDタグの取付けを容易に行えると
共に、スリーブが多層段ボール等の板紙製である場合、
IDタグを取り付けることによる板紙に対する負荷を軽
減することができる。
【0010】請求項4では、上記IDタグが折り曲げ自
在な柔軟性を備え、該IDタグがスリーブを折畳む際の
折線を跨いで貼り着けられていることを特徴とする。
【0011】このような手段によれば、複数のスリーブ
同士を重ねた収納状態において、リーダライタをそれぞ
れのIDタグに近づけるだけで、各スリーブに対し、識
別番号,製造年月日,使用履歴,輸送経路,収容物のデ
ータなどの各種情報を迅速に読み書きすることができ
る。
【0012】なお、本発明の請求項3、4以外において
は、IDタグは上記シール状のものに限定されず、例え
ば請求項5のように所定の形状を呈する小型IDタグで
あっても良く、該IDタグを上記両パレットとスリーブ
の適所に取り付けることで所期の目的を達成することが
できる。小型IDタグとしては、シリンダ状(筒状)、
カード状、ディスク状などの各種IDタグを例示するこ
とができる。
【0013】これら小型IDタグの取り付け手段として
は、パレットやスリーブの表面や裏面適所に貼り着けた
り、パレットやスリーブの肉厚内に埋め込んだり、パレ
ットに設けたリブの溝内に埋め込むこと等が例示でき
る。スリーブに対する取り付け位置としては、リーダラ
イタによる読み書き作業の確実性やIDタグの保護を考
慮すると、請求項6のようにスリーブの端部近傍に内蔵
することが好ましい。またスリーブが多層段ボール製で
ある場合は、該段ボールのライナーと中芯の間に形成さ
れる隙間部に挿入し接着剤などで固定すると良い。
【0014】上記パレットとスリーブの材質は必ずしも
限定されないが、コンテナとしての耐久性や収容物の保
護機能,スリーブを折り畳む際の作業製,作製コスト等
を考慮すると、上下のパレットが硬質合成樹脂からな
り、スリーブが多層段ボール等の板紙からなることが好
ましい。スリーブの成形材料としては、プラスチック段
ボール、アルミニウムその他の金属板、硬質剛性樹脂等
の板材を選択することも良い(請求項7)。
【0015】また本発明に係る管理方法は請求項8のよ
うに、請求項1〜7の何れかに記載の組立て・分解可能
なコンテナの管理方法であって、コンテナ集配所,コン
テナ輸送経路途中,コンテナ製造所,中央指令所等に、
各パレットごと,各スリーブごとの上記IDタグに書き
込まれた各種情報の蓄積・呼び出し・更新を行うことが
できる端末装置を配すると共に、各端末装置をインター
ネット等の通信回線で結んでそれら蓄積情報を共有化
し、且つ前記蓄積情報に基づいてコンテナの配送計画や
パレット,スリーブの製造計画等を処理することを特徴
とする。
【0016】このような方法によれば、コンテナ集配
所,コンテナ輸送経路途中,コンテナ製造所等におい
て、パソコン等の端末装置を使って各パレット,各スリ
ーブごとの製造年月日,使用履歴,輸送経路等の情報を
呼び出すことができる。また、中央指令所においては、
蓄積された情報に基づいてコンテナの配送計画やパレッ
ト,スリーブの製造計画等を迅速に立案・処理すること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、実施形態の例を図面を参照
しながら説明する。図1〜図7においては、上下のパレ
ット1,2とスリーブ3の適所にシール状IDタグ4を
貼り着けた例を示す。すなわち本例のコンテナAは、上
壁部と底壁部を構成する上下一対のパレット1,2と、
これら両パレット1,2間に立ち上がって胴部を構成す
るスリーブ3からなり、両パレット1,2の間にスリー
ブ3を立ち上げて組立て状態とすると共に、両パレット
1,2とスリーブ3を分離させ且つそのスリーブ3を、
筒状に立ち上がる状態と扁平状に折り畳まれる状態とに
変形自在として組立て・分解可能に構成されている。
【0018】パレット1,2は所望の剛性を有するよう
硬質剛性樹脂により一体成形されたもので、適所に脚部
や補強リブなどが形成されると共に、その周縁部にはス
リーブ3の上下の端部3a,3bが着脱可能に差し込ま
れる差込溝5を設けてある。
【0019】スリーブ3は多層段ボールからなる四角筒
状のもので、筒状に立ち上がる状態(図1,2参照)
と、角部の稜線を折線6a,6b,6c,6dとして扁
平状に折り畳まれる状態(図4〜6参照)とに変形自在
に形成してある。
【0020】スリーブ3の上下の端部3a,3bと各パ
レット1,2には、該端部3a,3bを差込溝5に差し
込んでパレット1,2とスリーブ3を連結した状態を解
除可能に固定するロック手段を複数箇所に設けてある。
【0021】ロック手段は、スリーブ3の上下の端部3
a,3bに取り付けた被係合部7と、パレット1,2側
に設けた係合部(不図示)からなる。被係合部7は、ス
リーブ3の壁部3cに設けた通孔3dの周囲を保護する
もので、該壁部3cを表裏から挟んで該壁部3cに固定
してある。係合部は、パレット1,2から前記通孔3d
に向けて出没自在に設けられ、突出状態において通孔3
dに挿入してパレット1,2とスリーブ3を連結した状
態を固定し、没入状態において通孔3dから脱して前記
固定状態を解除するよう形成してある。
【0022】IDタグ4は、ICチップモジュール4a
にアンテナコイル4bを接続した回路を、折り曲げ自在
な柔軟性を有する極薄状の基材シート4c上に形成し、
その基材シート4cの表面側を折り曲げ自在な柔軟性を
有する極薄状の透明シート(不図示)で被覆すると共
に、その透明シート表面に粘着層4dを形成し、さらに
その粘着層4d表面に剥離紙4eを剥離自在に貼り付け
てなる。そうして、パレット1,2若しくはスリーブ3
の識別番号,製造年月日,使用履歴,輸送経路,収容物
のデータなどの各種情報を、ハンディ型リードライタ1
0を所定距離まで近接させることで読み込み/書き込み
がなされるよう構成してある。
【0023】またIDタグ4は、上下のパレット1,2
間にスリーブ3が立ち上がるコンテナ組立て状態(図1
参照)と、前記両パレット1,2とスリーブ3が分離し
且つスリーブ3が扁平状に折り畳まれると共に複数のパ
レット同士,複数のスリーブ同士を重ねた収納状態(図
6参照)のどちらにおいても、リーダライタ10による
読み書きが可能な位置に貼り着けてある。詳しくは、パ
レット1,2においては、四つの側面部1a〜1d,2
a〜2dの内の対向する二面1a,1c、2a,2cの
ほぼ中央部位に貼り着けてある。スリーブ3において
は、四つの角部の稜線(折線)6a〜6dのうちの対向
する二つにおいて、これら折線6a,6cを跨ぐように
貼り着けてある。なお、IDタグ4はパレット1,2、
スリーブ3に貼り着けた状態で表面側になる基材シート
4c裏面に、ハンディ型リードライタ10による読み込
みが可能なバーコード等で表示される識別情報を印刷し
ておいても良い。
【0024】以上の構成になる本例のコンテナAは、図
1,2に示すように、上下のパレット1,2の差込溝
5,5に、四角筒状に組み立てたスリーブ3の上下の端
部3a,3bを差し込み、且つそれら端部の被係合部7
における通孔3dに、パレット1,2に設けた係合部を
差し込んで、パレット1,2の間にスリーブ3を立ち上
げた状態で固定して組み立てられ、内部に収容物(製
品)を収容して運送がなされる。
【0025】一方、未使用時においては、上記通孔3d
から係合部を抜いた後にパレット1,2とスリーブ3を
分離し、図4に示すようにスリーブ3を折畳み、しかる
後、図6に示すように複数のパレット1,2同士、複数
のスリーブ3同士を重ねてバンド20掛けした状態で収
納若しくは搬送がなされる。各パレット1,2同士、ス
リーブ3同士を重ねる際は、各々に貼り着けたIDタグ
4が同じ箇所に位置するよう(ほぼ一直線上に位置する
よう)積み重ねる。そうして、図6に示すような積み重
ね状態において、ハンディ型リードライタ10を各ID
タグ4に接近させて上下方向へ移動させれば、各IDタ
グ4に対する各種情報の書き込み/読み込みを一度に行
うことができる。
【0026】各IDタグ4に書き込まれた情報は、パソ
コン等の端末装置に蓄積され、図8に示すような管理シ
ステムに供される。該管理システムは、コンテナ集配所
やコンテナ製造所等に設置される端末装置101、コン
テナ輸送経路途中に配される端末装置102、中央指令
所等に配される端末装置103を有し、各端末装置10
1〜103において、各パレットごと,各スリーブごと
のIDタグ4に書き込まれた各種情報の蓄積・呼び出し
・更新を行うことができるよう構成する。またこれら端
末装置101〜103をインターネット等の通信回線1
04で結んで、各端末装置101〜103で書き込まれ
た情報に基づき随時更新される蓄積情報として共有でき
るよう構成すると共に、その蓄積情報に基づいて、中央
指令所の端末装置103によりコンテナの配送計画やパ
レット,スリーブの製造計画等を処理することができる
ように構成する。
【0027】このような管理システムによれば、コンテ
ナ集配所,コンテナ輸送経路途中,コンテナ製造所等に
おいて、端末装置101,102を使って各パレット,
各スリーブごとの製造年月日,使用履歴,輸送経路等の
情報を呼び出すことができる。また、中央指令所の端末
装置103により、蓄積された情報に基づいてコンテナ
の配送計画やパレット,スリーブの製造計画等を迅速に
立案・処理することができる。
【0028】図9〜12では、図1〜7に係るコンテナ
Aにおけるシール状IDタグ4に代えてシリンダ状の小
型IDタグ30を各パレット1,2とスリーブ3の適所
に取り付けた例を示し、前述の例と同様の構成要素につ
いては図中に同一の符号を付すなどして重複する図示,
説明を省略し、相違点のみ以下に述べる。
【0029】この例で用いる小型IDタグ30はシリン
ダ状(円筒状)に形成されたもので、その形状以外は前
記IDタグ4と同様の機能を有し、図1に示すようなコ
ンテナ組立て状態と、図12に示す収納状態のどちらに
おいてもリーダライタ10による読み書きが可能な位置
に取り付けてある。すなわち、パレット1,2において
は、該パレット1,2に一体成形された複数の補強リブ
の内、周縁部にて対向状に位置する二箇所の補強リブ3
1,31の内側に接着剤などで貼り着けてある。スリー
ブ3においては、上下の端部3a,3b付近に内蔵して
あり、詳しくは、スリーブ3を構成する多層段ボールの
ライナー32と中芯33の間に形成される隙間部34に
小型IDタグ30を挿入し、接着剤などで固定すると共
に、その挿入箇所は被係止部材7で囲まれる部位とし
て、小型IDタグ30の脱落を防止している。
【0030】以上の構成になる本例のコンテナは、前述
のコンテナAと同様に、組み立て状態において収容物
(製品)を収容して運送がなされ、未使用時においては
図12に示すように複数のパレット1,2同士、複数の
スリーブ3同士を重ねてバンド20掛けした状態で収納
若しくは搬送がなされる。各パレット1,2同士、スリ
ーブ3同士を重ねる際は、各々に取り付けたIDタグ3
0が同じ箇所に位置するよう(ほぼ一直線上に位置する
よう)積み重ねる。そうして、図12に示す積み重ね状
態において、ハンディ型リードライタ10を各IDタグ
30に接近させて上下方向へ移動させれば、各IDタグ
30に対する各種情報の書き込み/読み込みを一度に行
うことができる。各IDタグ30に書き込まれた情報
は、パソコン等の端末装置に蓄積され、図8に示す前述
の管理システムに供される。
【0031】以上、本発明の実施形態の例を図面を参照
しながら説明したが、本発明はこれらの例に限定される
ものではなく、各請求項に記載される技術的思想の範囲
内において種々の変更が可能であることは言うまでもな
い。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したの
で、以下の効果を有する。 (請求項1)各パレット,各スリーブごとに製造年月日
を印刷したり使用履歴を記入したりするような手間をか
けることなく、個々のパレット,スリーブの識別番号,
製造年月日,使用履歴,輸送経路,収容物のデータなど
の各種情報を迅速に読み書きすることができるので、上
下のパレットとスリーブに分離されるこの種コンテナの
管理が容易になる。
【0033】(請求項2,4,5)複数のパレット同
士,スリーブ同士を積み重ねた収納状態において、ハン
ディ型リーダライタをそれぞれのIDタグに近づけるだ
けで、各種情報を迅速に読み書きすることができるの
で、請求項1による前述の効果をより実効あるものとし
得る。
【0034】(請求項3)上下のパレット,スリーブに
対しIDタグを容易に取付けることができ、またスリー
ブが多層段ボール等の板紙製である場合、IDタグを取
り付けることによる板紙に対する負荷を軽減し得る等の
効果がある。
【0035】(請求項6)IDタグがスリーブで保護さ
れるので耐久性が向上するなどの効果がある。
【0036】(請求項7)コンテナとして必要な耐久性
や収容物の保護機能を維持しながら、スリーブを折り畳
む際の作業製が向上すると共に作製コストを軽減し得る
等の効果がある。
【0037】(請求項8)コンテナ集配所,コンテナ輸
送経路途中,コンテナ製造所等の各所において、各パレ
ット,各スリーブごとの製造年月日,使用履歴,輸送経
路等の情報を呼び出すことができると共に、コンテナの
配送計画やパレット,スリーブの製造計画等を迅速に立
案・処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す斜視図で、コン
テナの組立て状態を表す。
【図2】本発明の実施形態の一例を示す斜視図で、パレ
ットとスリーブを分離した状態を表す。
【図3】シール状IDタグの拡大斜視図。
【図4】スリーブの折畳み状態を示す斜視図。
【図5】図4の要部拡大図。
【図6】本発明の実施形態の一例を示す斜視図で、分離
したパレットとスリーブを複数積み重ねた収納状態を示
す。
【図7】複数のパレットを重ねた状態の要部拡大断面
図。
【図8】本発明に係る管理方法を実施するシステムの一
例を示す概略図。
【図9】シリンダ状小型IDタグの取り付け箇所を示す
パレットの斜視図。
【図10】シリンダ状小型IDタグの内蔵箇所を示すスリ
ーブの要部拡大斜視図。
【図11】シリンダ状小型IDタグの内蔵手段を示すスリ
ーブの要部拡大斜視図。
【図12】本発明の実施形態の他例を示す斜視図で、分離
したパレットとスリーブを複数積み重ねた収納状態を示
す。
【符号の説明】
1,2:パレット 3:スリーブ 4:シール状IDタグ 5:差込溝 6:折線 10:ハンディ型リードライタ 30:シリンダ状小型IDタグ 101,102,103:端末装置 104:通信回線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上壁部と底壁部を構成する上下一対のパ
    レットと、該両パレット間に立ち上がって胴部を構成す
    るスリーブからなり、前記両パレットの周縁部に前記ス
    リーブの端部が着脱可能に差し込まれる差込溝を設ける
    と共に、前記スリーブを、筒状に立ち上がる状態と扁平
    状に折り畳まれる状態とに変形自在に形成して組立て・
    分解可能に構成したコンテナであって、 前記両パレットとスリーブに、当該パレット若しくはス
    リーブの識別番号,製造年月日,使用履歴,輸送経路,
    収容物のデータなどの各種情報を読み書き自在なIDタ
    グを取り付けてなる組立て・分解可能なコンテナ。
  2. 【請求項2】 上記IDタグに対する各種情報の読み書
    きをハンディ型のリーダライタで行うものであって、 上記IDタグを、上記両パレット間に筒状スリーブが立
    ち上がるコンテナ組立て状態と、上記両パレットとスリ
    ーブが分離し且つスリーブが扁平状に折り畳まれると共
    に複数のパレット同士,複数のスリーブ同士を重ねた収
    納状態のどちらにおいても、前記リーダライタによる読
    み書きが可能な位置に取り付けてなる請求項1記載の組
    立て・分解可能なコンテナ。
  3. 【請求項3】 上記IDタグが任意の箇所に貼り着けて
    使用できるシール状のIDタグであり、該IDタグを上
    記両パレットとスリーブの適所に貼り着けてなる請求項
    1または2記載の組立て・分解可能なコンテナ。
  4. 【請求項4】 上記IDタグが折り曲げ自在な柔軟性を
    備え、該IDタグがスリーブを折畳む際の折線を跨いで
    貼り着けられている請求項3記載の組立て・分解可能な
    コンテナ。
  5. 【請求項5】 上記IDタグが所定の形状を呈する小型
    IDタグであり、該IDタグを上記両パレットとスリー
    ブの適所に取り付けてなる請求項1または2記載の組立
    て・分解可能なコンテナ。
  6. 【請求項6】 上記IDタグがスリーブの端部近傍に内
    蔵されている請求項5記載の組立て・分解可能なコンテ
    ナ。
  7. 【請求項7】 上記一対のパレットが硬質合成樹脂から
    なり、上記スリーブが多層段ボール等の板紙又はプラス
    チック段ボール若しくはアルミニウムその他の金属板,
    硬質剛性樹脂等の板材などにより折畳み自在に形成され
    ている請求項1〜6の何れか1項記載の組立て・分解可
    能なコンテナ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れか1項記載の組立て
    ・分解可能なコンテナの管理方法であって、コンテナ集
    配所,コンテナ輸送経路途中,コンテナ製造所,中央指
    令所等に、各パレットごと,各スリーブごとの上記ID
    タグに書き込まれた各種情報の蓄積・呼び出し・更新を
    行うことができる端末装置を配すると共に、各端末装置
    をインターネット等の通信回線で結んでそれら蓄積情報
    を共有化し、且つ前記蓄積情報に基づいてコンテナの配
    送計画やパレット,スリーブの製造計画等を処理するこ
    とを特徴とする組立て・分解可能なコンテナの管理方
    法。
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