JP5000326B2 - Icタグケースの容器に対する取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ICタグを収納したケース、及びこのケースをコンテナ等の容器に取り付けるための構造に関するものである。
近年、発達をしてきているICタグは、非接触でデータの読み出しや書き込みが行えるものであり、ICチップと送受信アンテナコイルからなるICモジュールを具備したものである。そして、このICタグは、外部装置との信号交換を電磁波を利用して行なうものであるが、種々の分野で使用されている。
そして、この種のICタグは、ポリ塩化ビニルやポリエチレンテレフタレートなどのプラスチック材料と、ホットメルトあるいは熱硬化型接着剤などを組み合わせたカード状基材や、粘着剤を塗布した合成紙などの紙基材の貼り合わせたものが主であり、内部にICモジュールを配置して構成され、引張りや曲げ変形に対して、ある程度の強度を有する媒体して使用されてきた。
このようなICタグは、商品タグとしての市場の要望が増加し、ICモジュール自体の形状の多様化や、タグとしたときの小型化、さらには使用条件に合わせての曲げ変形に対する強度の向上など、ユーザーの要求も多様になってきている。しかしながら、必ずしもこれらの新しい要求に対し、応じきれていないのが実状である。
例えば、コンビニエンスストアに毎日搬入される商品を考えてみると、この商品は多種類かつ大量であり、1台のトラックが複数のコンビニエンスストアを巡回するため、商品名や数量、そして行き先を記載したコンテナ容器(以下では単に容器という)に収納されている。
このような商品群は、配送センターで仕分けや積み込みがなされるのであるが、その作業には、上記ICタグが使用されるようになってきている。そのような商品管理を行うために、コンテナ容器にICタグを取り付けることがなされるようになってきている。
このようなコンテナを含む各種容器にICタグを取り付ける技術としては、例えば特許文献1に記載されている。
特開2005−408号公報、要約、代表図
この特許文献1に記載された「データキャリア付き食器」は、図8に示すように、「皿本体10の糸底11内に嵌るものとして糸底空間用凹部11′を下側面に形成したプレート12の上面に収容凹部13を形成し、この収容凹部13に無線タグによるデータキャリアを耐熱シートで封止して形成した耐熱データキャリアシート18を配設し、かつ、収容凹部13内にエポキシ樹脂19を充填して封止し、このプレート12を皿本体10の糸底11内に嵌め、接着固定した」ものである。
従って、この特許文献1に記載された「データキャリア付き食器」によれば、「高い周波数の比較的大きなデータキャリアでも、通常の皿に特別な加工を施すことなく後付で簡単に設けることができ、しかも、皿に糸底を失うこともなく、また、内蔵させたと同様に収めることができて体裁もよく、さらに、データキャリアの熱からの保護も完全で、洗浄の際に湯の使用にも問題がないもの」と考えられる。
しかしながら、この特許文献1の容器では、「皿本体10」から「耐熱データキャリアシート18」を交換する、あるいは取り外すということは一切考慮しておらず、耐熱データキャリアシート内のICタグが破損した場合や、機能の高いものが必要になったときの交換ができないものとなっている。
上述したコンビニエンスストアに向けて送り込まれる容器は、それ程大きなものではなくて軽いものが多く、また手作業での取り扱いや洗浄作業が多いため、ICタグが破損し易く、また水濡れし易いものである。しかも、コンビニエンスストアで販売される商品は、日に日に種類が変化するもので、これを収納する容器に取り付けるICタグとして、今まで使用していた種類のものでは役に立たないことが多くなってきている。つまり、使用頻度の高い容器では、ICタグの交換はどうしても必要になることがある。
また、コンビニエンスストアで使用される容器では、配送センターでのICタグの読みとりが行えなければならないことは当然として、コンビニエンスストアに到着したら、来た容器内の商品の数や種類等の内容を店員が裸眼で確認できるようにしておかなければならない。コンビニエンスストアにおいて、ICタグの読み取りを一々読みとり機械によって行ってはいられないからである。
さらに、配送センターにおいても、ICタグの目視が必要になる場合がある。例えば、ICタグから電磁的に読み取ったデータの集計値が、計画通りになっていない場合、全容器の検査を行わなければならないが、その場合の最も単純な誤りは、容器にICタグを付けていないことである。このような誤りがどの容器で発生したかをチェックするには、全容器を再び読み取り機に掛ける必要があるが、そのような作業は大変なものになるため、人の目によってICタグが存在しないものをチェックできれば非常に簡単になる。勿論、この場合、ICタグそのものは通常非常に小さいため、目視可能な「シート化」する必要はある。
そこで、本発明者等は、配送センターでも末端店舗でも使用でき、ICタグ保護は勿論、その交換も容易に行えるようにするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、水分や湿気から保護することができて、ICタグのデータの読みとりや書き込みが機械的に行え、しかも人が目でも確認することができ、さらにICタグシートそのものの交換が簡単に行えるICタグケース、及びこのICタグケースの容器に対する取付構造を提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
閉じ蓋31を有し商品を収納する容器30に対して、ケース本体11とこれに開閉可能に嵌合される蓋体12とを備え、内部にICタグシート20を収納し、ケース本体11内に、表面に目視可能な情報22を記したICタグシート20を弾力的に支承する弾性シート13を収納し、この弾性シート13を押圧することになる環状押圧突条12aを蓋体12に形成し、蓋体12を透明または半透明材料により形成することによって、ICタグシート20の情報22を外部から視認できるようにしたICタグケース10を、容器30に対して取り付ける構造であって、
閉じ蓋31の内側にICタグケース10を取り付けるための取付レールまたは取付突起32を設けて、
これらの取付レールまたは取付突起32を、ICタグケース10側の取付レールまたは取付突起14に係合させるようにしたことを特徴とするICタグケース10の容器30に対する取付構造」
である。
すなわち、この請求項1に係る取付構造において使用しているICタグケース10は、図1〜図3に示すように、ケース本体11内に弾性シート13を敷いてその上にICタグシート20を乗せておき、このケース本体11に蓋体12を嵌合したものである。また、ICタグシート20は、紙やプラスチックのシートにICタグシート20を搭載したものであり、その蓋体12側になる面に、人が読める、つまり視認できる情報22が記してある。
そして、このICタグケース10では、その中の弾性シート13上にICタグシート20を乗せて、ケース本体11に蓋体12を嵌合したとき、図1の(a)に示すように、ICタグシート20の周囲部分が蓋体12の環状押圧突条12aによって押圧され、ICタグシート20が弾性シート13により弾力的に支承されるのである。このため、ICタグシート20がICタグケース10内で移動したりズレたりしないことは当然として、このICタグシート20の周縁部は、環状押圧突条12aにより弾性シート13上に対して押圧されているから、この押圧されている周縁部の内側に水分や湿気が侵入することはなく、ICタグシート20が水分や湿気に曝されることもないのである。
しかも、本発明に係るICタグケース10は、ICタグ21を紙等のシートに一体化したICタグシート20を、ケース本体11と蓋体12とによって形成される密閉空間内に入れたものであり、かつICタグシート20を弾性シート13上に乗せて、環状押圧突条12aにより弾性シート13上に対して押圧するから、環状押圧突条12aが当接しているICタグシート20の周縁部の上下両側には隙間が全く生じない。このため、ICタグシート20を入れたまま、ICタグケース10全体を洗浄しても、この洗浄水がICタグシート20に侵入することがないことは当然として、ICタグシート20、従ってこれが有しているICタグ21を物理的衝撃からも保護しているのである。
また、このICタグケース10は、ICタグシート20をICタグケース10内の弾性シート13上に乗せたものであり、このICタグシート20を蓋体12の環状押圧突条12aによって押圧しているから、ICタグシート20の周囲から空気が入らないようになっている。このため、このICタグケース10は、ICタグ21に悪影響を与える湿気が入り込む余地を全く作らず、当該ICタグシート20中のICタグ21を湿気からも保護しているのである。
さらに、このICタグケース10中のICタグシート20については、ICタグ21を有していることは勿論、その表面に目視可能な情報22が付してあり、この情報22の側に透明または半透明材料によって形成した蓋体12が位置しているから、ICタグシート20が有している必要な情報を、ICタグ21からの電磁的読み取りによっても、また図2に示すように、情報22の目視によっても確認できるものとなっている。勿論、これらの読み取りや目視は、蓋体12が透明または半透明材料によって形成したことから、ICタグケース10を開かなくても、つまりICタグシート20の保護状態をそのままにして行えるのである。
逆に、ケース本体11から蓋体12を外せばICタグシート20を露出させることができるから、このICタグシート20が故障したり破損したりした場合に、当該ICタグシート20の交換が簡単に行えるものとなっている。
さて、この請求項1の取付構造では、容器30の閉じ蓋31の内側に、図4に示すように、上記ICタグケース10を取り付けるための取付レールまたは取付突起32を設けておくものであった。
換言すれば、この請求項1の取付構造では、ICタグケース10、従ってICタグシート20は、容器30の内部に位置することになるのであるが、そのようにしたのは、当該容器30の搬送途中等に生ずる衝撃や他の部分との衝突からICタグシート20を保護するためである。勿論、閉じ蓋31を閉じて容器30の外面を洗浄したときに、ICタグシート20の洗浄水からの保護が行えるようにするためでもある。
また、ICタグケース10が閉じ蓋31の内側に設けてあると、当該容器30内の商品の検査時においては、図4に示すように、開けた閉じ蓋31にICタグケース10が取り付けてあることが一目瞭然であり、このICタグケース10の蓋体12が透明または半透明材料によって形成してあることから、ICタグシート20上の情報22も簡単に目視できることになる。従って、このICタグシート20上の情報22が意味している内容と、容器30内の商品との対比が簡単に行えるのである。
なお、後述する最良形態では、容器30に取付突起32を設け、これに係合するものとして、ICタグケース10側に取付突起14を設けた場合を説明しているが、必ずしもこれに限るものではなく、両者に取付レールを設けて実施しても良く、あるいはこれら取付レールや取付突起を混在させて実施しても良い。
従って、この請求項1の取付構造によれば、ICタグケース10を水分や湿気から保護することができて、ICタグ21のデータの読みとりや書き込みが機械的に行え、しかも人が目でも確認することができ、さらにICタグシート20そのものの交換が簡単に行えるのである。
以上の課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載のICタグケース10の容器30に対する取付構造について、
「蓋体12の外周に取付突起14を一体的に形成したこと」
である。
すなわち、この請求項2のICタグケース10の容器30に対する取付構造では、図1、図2及び図5〜図7に示すように、蓋体12の外周に取付突起14を一体的に形成したものであり、この取付突起14を利用して図4に示すような容器30への取り付けを容易にしたものである。
一般に、多数の商品や物品を収納して、生産場所と販売場所との間を往復して使用されるコンテナのような運搬用の容器30には、行き先等を記すカードを挿入するためのレールが形成してあるが、このレールに係合する取付突起14を、本発明に係るICタグケース10は、その蓋体12の外周に有したものとしたものである。
また、この取付突起14を蓋体12側に設けたのは、図1の(a)に示すように、当該ICタグケース10を容器30側のレールに取り付けたとき、この取付突起14を介してICタグケース10全体を容器30側に押し付ける作用を発揮させるためである。つまり、当該ICタグケース10を、取付突起14を利用して容器30に取り付ければ、ICタグケース10は、これが容易に開かれることはなく、かつ容器30に対してしっかりと固定されるのである。
従って、この請求項2に係るICタグケース10の容器30に対する取付構造は、上記請求項1と同様な機能を発揮する他、その取付突起14によって容器30への取り付け状態を確実にすることができるものとなっているのである。
すなわち、本発明によれば、
閉じ蓋31を有し商品を収納する容器30に対して、ケース本体11とこれに開閉可能に嵌合される蓋体12とを備え、内部にICタグシート20を収納し、ケース本体11内に、表面に目視可能な情報22を記したICタグシート20を弾力的に支承する弾性シート13を収納し、この弾性シート13を押圧することになる環状押圧突条12aを蓋体12に形成し、蓋体12を透明または半透明材料により形成することによって、ICタグシート20の情報22を外部から視認できるようにしたICタグケース10を、容器30に対して取り付ける構造であって、
閉じ蓋31の内側にICタグケース10を取り付けるための取付レールまたは取付突起32を設けて、
これらの取付レールまたは取付突起32を、ICタグケース10側の取付レールまたは取付突起14に係合させるようにしたこと
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、ICタグケース10を水分や湿気から保護することができて、ICタグ21のデータの読みとりや書き込みが機械的に行え、しかも人が目でも確認することができ、さらにICタグシート20そのものの交換が簡単に行えるのである。
次に、上記のように構成した各請求項に係る発明を、図4〜図7を参照して説明する。また、この取付構造において使用されているICタグケース10については、図1〜図3を参照して説明する。
まず、この取付構造において使用されているICタグケース10は、図1〜図3に示したように、ケース本体11とこれに開閉可能に嵌合される蓋体12とを備え、内部にICタグシート20を収納するようにしたものである。また、このICタグケース10のケース本体11内には、図1の(a)にも示したように、ICタグシート20を弾力的に支承する弾性シート13が収納してあり、この弾性シート13を押圧することになる環状押圧突条12aを蓋体12に形成したものである。
ケース本体11は、特に透明または半透明材料によって形成する必要はないが、当該ICタグケース10を図4に示した容器30等に取り付ける時に変形しない程度の剛性を有したものとしてある。また、このケース本体11は、蓋体12を着脱自在に支持しなければならないから、図1に示したように、その開放端部に、蓋体12側の後述する嵌合片12cが嵌合される嵌合溝11aが形成してある。なお、この嵌合溝11aは「溝」という連続したものである必要はなく、各蓋体12の嵌合のみを許容する係合穴であってもよい。
蓋体12は、透明または半透明材料により形成することによって、ICタグケース10内に収納したICタグシート20の表面に記してある情報22を外部から視認できるようにしたものである。また、この蓋体12には、図1の(a)に示したように、ケース本体11側に環状に突出することになる環状押圧突条12aが形成してあって、この環状押圧突条12aによって、図1の(b)に示したように、ICタグケース10内のICタグシート20の周縁部を環状に、つまり閉曲線で押圧できるようにしてある。
この蓋体12には、図1及び図3の各(a)、及び図5〜図7にも示したように、取付突起14が突出形成してある。この取付突起14は、容器30側の取付突起32に係合し得るものであり、その取付突起32側面には、取付突起32に形成してある突条32aに係合する溝が形成してある。この溝は、取付突起32側の突条32aと係合したとき、これからのズレを防止するものである。なお、ICタグケース10を容器30から取り外すときには、蓋体12側の取付突起14や容器30側の取付突起32の弾性力に抗した力を加えて、取付突起14側の溝と取付突起32側の突条32aとの係合を解くようにするのである。
なお、図3には、蓋体12によるICタグシート20の押圧の仕方を変えたICタグケース10の他の実施例が示してある。このICタグケース10も、図3の(b)にて示したように、ケース本体11内に弾性シート13を敷いてその上にICタグシート20を乗せておき、このケース本体11に蓋体12を嵌合したものである。そして、このICタグケース10では、ICタグシート20を入れてケース本体11に蓋体12を嵌合したとき、図3の(b)に示したように、ICタグシート20が蓋体12の押圧段部12bによって押圧されるようにしたものである。
この押圧段部11bは、図3の(a)及び(b)に示したように、蓋体12の中部分をケース本体11側に段を形成した状態で突出させたものであるが、ICタグシート20より大きな面積を有してこのICタグシート20の全面を押圧することができるものである。従って、この押圧段部11bは、ICタグシート20が弾性シート13により弾力的に支承されるのである。このため、蓋体12をケース本体11に嵌合したとき、ICタグシート20は、蓋体12の押圧段部12bによって弾性シート13上に押圧されから、ICタグケース10内で移動したりズレたりはしないのであり、弾性シート13や蓋体12に密着していることもあって、水分や湿気に曝されることもないのである。
また、この図3に示したICタグケース10は、ICタグシート20をICタグケース10内の弾性シート13上に乗せたものであり、このICタグシート20をこれより広い面積の押圧段部12bによって押圧しているから、ICタグシート20の周囲は空気が入らないようになっている。このため、このICタグケース10は、ICタグ21に悪影響を与える湿気が入り込む余地を与えないのである。
なお、上述した押圧段部12bや前記環状押圧突条12aは、上述したように、これら単独で蓋体12に形成して実施してもよく、また、両者を併用して実施してもよいものである。
弾性シート13は、ICタグシート20をケース本体11内で弾力的に支承させるものであり、一定の力が加わったときに、少し凹むものであるが、具体的には、エラストマーを材料として形成したものである。勿論、この弾性シート13の外形は、ケース本体11の内形と同じになるようにしてあり、ケース本体11内でICタグシート20がズレないようにするものでもある。
なお、図1及び図2に示した最良形態では、ケース本体11と蓋体12とをヒンジ15によって連続的に成形した例が示してあるが、このヒンジ15は必ずしも必要なものではない。つまり、ケース本体11と蓋体12とは分割されたものであってもよいものである。
以上のようなケース本体11と蓋体12との間に収納されるICタグシート20は、図1に示したように、比較的広い、つまり人が十分目視できる程度の大きさにしたシートにICタグ21を埋め込んで形成したものであり、シートの表面には情報22が記してある。この情報22は、バーコードであっても、また読むことの出来る「文字」や「図形」であってもよい。
そして、当該ICタグケース10が取り付けられるべき容器30は、例えば図4に示したような形状のものであり、開閉できる閉じ蓋31を有したものである。この閉じ蓋31を開けば、その内側には、図4に示したような取付突起32が形成してある。この取付突起32を利用して、図5〜図7に示したように、ICタグケース10を取り付けるのである。
本最良形態の容器30では、図5及び図6に示したように、その取付突起32の内側にICタグケース10のスライド方向と直交する方向の突条32aが一体的に形成してある。この突条32aは、上記ICタグケース10側の取付突起14上に形成した溝に係合するものである。
以上の最良形態では、取付突起14を蓋体12の長辺側に一体的に形成しているが、図8に示したように、取付突起14を蓋体12の短辺側に一体的に形成して実施してもよいものである。
本発明に係る取付構造において使用されるICタグケースを示すもので、(a)はこれを開いたときの斜視図、(b)はその要部縦断面図である。 同ICタグケースを閉じたときの斜視図である。 ICタグケースの他の例を示すもので、(a)はこれを開いたときの斜視図、(b)はその要部縦断面図である。 同ICタグケースが取り付けられる容器の一例を示す斜視図である。 容器の閉じ蓋の裏側にICタグケースを取り付けようとしている様子を示した部分斜視図である。 容器の閉じ蓋の裏側にICタグケースを完全に取り付けた状態を示した部分斜視図である。 取付突起を別の辺に形成したICタグケースを閉じ蓋側に取り付けた状態を示した部分斜視図である。 従来技術を示す断面図である。
10 ICタグケース
11 ケース本体
11a 嵌合溝
12 蓋体
12a 環状押圧突条
12b 押圧段部
12c 嵌合片
13 弾性シート
14 取付突起
15 ヒンジ
20 ICタグシート
21 ICタグ
22 情報
30 容器
31 閉じ蓋
32 取付突起
32a 突条

Claims (2)

  1. 閉じ蓋を有し商品を収納する容器に対して、ケース本体とこれに開閉可能に嵌合される蓋体とを備え、内部にICタグシートを収納し、前記ケース本体内に、表面に目視可能な情報を記した前記ICタグシートを弾力的に支承する弾性シートを収納し、この弾性シートを押圧することになる環状押圧突条を前記蓋体に形成し、前記蓋体を透明または半透明材料により形成することによって、前記ICタグシートの前記情報を外部から視認できるようにしたICタグケースを、前記容器に対して取り付ける構造であって、
    前記閉じ蓋の内側に前記ICタグケースを取り付けるための取付レールまたは取付突起を設けて、
    これらの取付レールまたは取付突起を、前記ICタグケース側の取付レールまたは取付突起に係合させるようにしたことを特徴とするICタグケースの容器に対する取付構造。
  2. 前記蓋体の外周に取付突起を一体的に形成したことを特徴とする請求項1に記載のICタグケースの容器に対する取付構造
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