JP2014044607A - 折りたたみ式容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】折りたたまれた状態における情報の誤読を防止できる折りたたみ式容器を提供する。
【解決手段】折りたたみ式容器10は、折り曲げ壁面部11の第1の領域11aに設けられ、RFIDラベル1が取り付けられるRFID取付部11dと、第2の領域11bに設けられ、RFIDラベルの通信に用いられる電波の通過を妨げる第1の遮断部材2と、上方壁面部13に設けられ、RFIDラベルの通信に用いられる電波の通過を妨げる第2の遮断部材3とを備え、折りたたみ式容器10が折りたたまれた状態において、RFID取付部11dは、第1の遮断部材2と第2の遮断部材3とに挟まれる位置にある。
【選択図】図2

Description

本発明は、使用しないときに折りたたむことができる折りたたみ式容器に関するものである。
工場や小売店等で収容物を収容して搬送や保管等に用いるコンテナ等の容器には、その内容物に関する各種情報を表示するラベルが貼り付けられて用いられることが多い。このようなラベルにRFID(Radio Frequency Identification)インレットを含めて、利便性を高めることが行われている(例えば、特許文献1)。
しかし、容器に収容されている物の運搬が終わった後等、容器の運用が終了した後には、容器ごと廃棄したり、ラベルを剥がしたり、RFIDインレットに記憶されている情報の消去や書き換えを行ったりして、情報の誤読を防止する必要があった。
また、従来から、非使用時に折りたたんで小型にすることができる折りたたみ式容器が用いられている(例えば、特許文献2)。折りたたみ式容器は、繰り返し再利用されるものであるから、工場や倉庫内で使用中の容器と使用後の折りたたまれた容器とが近くに置かれている状況が多い。よって、折りたたみ式容器については、情報の誤読防止が特に必要とされていた。
特開2006−59080号公報 実公平8−2099号公報
本発明の課題は、折りたたまれた状態における情報の誤読を防止できる折りたたみ式容器を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、少なくとも4方向を囲む壁面部を有し、前記壁面部のうち対向する一組は、折り曲げ部を境にして2つの領域が重なるように折り曲げ可能な折り曲げ壁面部として形成されており、前記壁面部の境界にある辺と前記折り曲げ壁面部の前記折り曲げ部とを折り曲げて前記折り曲げ壁面部と他の壁面部とを重ねた形態となるように折りたたみ可能な折りたたみ式容器であって、前記折り曲げ壁面部の一方の領域に設けられ、RFID媒体が取り付けられるRFID取付部と、前記RFID取付部以外の部分であって、前記壁面部のいずれかに設けられ、前記RFID媒体の通信に用いられる電波の通過を妨げる第1の遮断部材と、前記RFID取付部以外の部分であって、前記壁面部のいずれかのうち前記第1の遮断部材とは異なる壁面部に設けられ、前記RFID媒体の通信に用いられる電波の通過を妨げる第2の遮断部材と、を備え、当該折りたたみ式容器が折りたたまれた状態において、前記RFID取付部は、前記第1の遮断部材と前記第2の遮断部材とに挟まれる位置にあること、を特徴とする折りたたみ式容器である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の折りたたみ式容器において、前記第1の遮断部材及び前記第2の遮断部材は、当該折りたたみ式容器が折りたたまれた状態で前記RFID取付部に取り付けられた前記RFID媒体の少なくともアンテナが形成された範囲を完全に覆うことができる大きさに形成されていること、を特徴とする折りたたみ式容器である。
本発明によれば、折りたたみ式容器は、折りたたまれた状態における情報の誤読を防止できる。
本発明の折りたたみ式容器の第1実施形態を示す概略斜視図である。 折りたたみ式容器10の折りたたみ過程を示す概略斜視図である。 折りたたみ式容器10を折りたたんだ状態を示す概略斜視図である。 図3中の矢印A−Aで切断した概略断面図である。 図4中のRFIDラベル1付近を拡大した概略断面図である。 本発明の折りたたみ式容器の第2実施形態を示す概略斜視図である。 折りたたみ式容器20の折りたたみ過程を示す概略斜視図である。 折りたたみ式容器20を折りたたんだ状態を示す概略斜視図である。 本発明の折りたたみ式容器の第3実施形態を示す概略斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の折りたたみ式容器の第1実施形態を示す概略斜視図である。
図2は、折りたたみ式容器10の折りたたみ過程を示す概略斜視図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
折りたたみ式容器10は、直方体形状に形成されており、折り曲げ壁面部11,12と、上方壁面部13と、下方壁面部14と、可動壁面部15,16との6つの壁面部を有した、折りたたみ可能なコンテナである。折りたたみ式容器10の折りたたみを可能とするための回転軸等の構成は、従来の折りたたみ式コンテナと同様であるので、ここでの詳細な説明及び図示は省略する。なお、コンテナとして用いられる折りたたみ式容器10は、例えば、樹脂成型品により形成されているものが多いが、本発明を適用する容器としては、樹脂成型品に限らず、紙製等のより簡易な形態のものであってもよい。
折り曲げ壁面部11は、折り曲げ部11cを中心として第1の領域11aと第2の領域11bとの2つの領域に分けられている。折り曲げ壁面部11は、折り曲げ部11cを折り曲げることにより、第1の領域11aと第2の領域11bとが重なるように折りたたむことができる(図2及び図3参照)。
折り曲げ壁面部11の第1の領域11aの略中央には、RFID取付部11dが設けられている。このRFID取付部11dは、後述するRFIDラベル1を貼り付ける部分であり、RFIDラベル1の外形形状と略等しい四角形の線が印刷又はモールドされている。
折り曲げ壁面部11の第2の領域11bの略中央には、第1の遮断部材2が貼り付けられている。第1の遮断部材2は、磁性体又は金属により形成された板状の部材である。第1の遮断部材2は、RFIDラベル1が通信に利用する電波を遮断する機能を有している。
折り曲げ壁面部12は、折り曲げ壁面部11と対向する位置に設けられており、折り曲げ壁面部11と同様に、折り曲げ部12cを中心として第1の領域12aと第2の領域12bとの2つの領域に分けられている。なお、本実施形態では、折り曲げ壁面部12には、RFID取付部及び第1の遮断部材を設けていないが、折り曲げ壁面部11と同様に設けてもよい。
上方壁面部13は、第1の領域11aと第1の領域12aにそれぞれ辺13a,13cで隣り合う位置に設けられた壁面部である。この上方壁面部13は、例えば、辺13aを支点側として開閉可能な蓋としての機能を有している。なお、本実施形態の折りたたみ式容器10は、樹脂成型品により形成したいわゆる折りたたみ式コンテナとなっており、辺13a,13b,13c,13dの部分は、別部品により形成されたフレーム構造(図中の太線部分)となっている。
辺13aでは、第1の領域11aと上方壁面部13との間を折り曲げることができるようになっている。
辺13bでは、後述の可動壁面部15を上方壁面部13に対して折り曲げることができるようになっている。なお、上方壁面部13は、蓋として開閉できるように辺13bから離れることができるようになっているので、正確には、フレーム構造の辺13bにおいて、可動壁面部15が回転可能に支持されていることになる。
辺13cでは、第1の領域12aと上方壁面部13とを折り曲げることができるようになっている。
辺13bでは、辺13bと同様に、後述の可動壁面部16を上方壁面部13に対して折り曲げることができるようになっている。
また、上方壁面部13には、第2の遮断部材3が貼り付けられている。第2の遮断部材3は、第1の遮断部材2と同様な部材である。
RFID取付部11dと第1の遮断部材2と第2の遮断部材3との位置関係については、後述する。
下方壁面部14は、上方壁面部13と対向する位置に設けられている。
辺14aでは、第2の領域11bと下方壁面部14との間を折り曲げることができるようになっている。
辺14bでは、第2の領域12bと下方壁面部14との間を折り曲げることができるようになっている。
可動壁面部15は、辺13bを支点として回転移動可能に取り付けられている。
可動壁面部16は、辺13dを支点として回転移動可能に取り付けられている。
可動壁面部15,16は、折りたたみ式容器10を容器として利用するときに、折りたたみ式容器10が折りたたまないように支える機能を有している。折りたたみ式容器10を折りたたむときには、先ず、図1の状態から、可動壁面部15,16を容器内方向へ押し込んで、回転移動させて、図2に示す位置に移動させる。これにより、支えがなくなり、折りたたみ式容器10は、辺13a,13cと、折り曲げ部11cと、折り曲げ部12cと、辺14a,14bとの位置で折り曲げることができる。
図3は、折りたたみ式容器10を折りたたんだ状態を示す概略斜視図である。
図4は、図3中の矢印A−Aで切断した概略断面図である。
図5は、図4中のRFIDラベル1付近を拡大した概略断面図である。
なお、図4及び図5は、RFID取付部11dにRFIDラベル1を貼り付けた状態で示している。
RFIDラベル1は、不図示の粘着剤層によりRFID取付部11dに貼り付けられる。RFIDラベル1は、ICチップ1a及びアンテナ1bを有したRFID媒体である。
RFIDラベル1は、折りたたみ式容器10及びその収容物に関する情報をICチップ1aに電子的に記憶可能であって、アンテナ1bを介して無線により情報を書き込み可能及び読み取り可能である。ICチップ1aに電子的に書き込まれる情報としては、例えば、収容物の識別情報、注文番号等の注文情報、納品先情報、納品日等の日付情報等の他に、収容物の一覧リストであって、その物品名や数量等、様々な情報を書き込むことができる。
折りたたみ式容器10を折りたたんだ状態では、RFID取付部11dは、第1の遮断部材2と第2の遮断部材3とに挟まれる位置にある。よって、この状態では、RFID取付部11dに貼り付けられたRFIDラベル1のアンテナ1bも、第1の遮断部材2と第2の遮断部材3とに挟まれて両側から完全に覆われた状態となる。したがって、折りたたみ式容器10を折りたたんだ状態では、RFIDラベル1が通信に利用する電波が第1の遮断部材2及び第2の遮断部材3により遮断されて、アンテナ1bに到達できず、RFIDラベル1は、外部と通信を行うことができない。
以上説明したように、第1実施形態によれば、折りたたみ式容器10を折りたたんだ状態では、RFID取付部11dは、第1の遮断部材2と第2の遮断部材3とに挟まれるので、RFIDラベル1は、外部と通信を行うことができない。よって、使用されていない折りたたみ式容器10を折りたたんでおけば、ICチップ1aに電子的に書き込まれた情報が不用意に誤読されてしまうことを防止できる。
(第2実施形態)
図6は、本発明の折りたたみ式容器の第2実施形態を示す概略斜視図である。
図7は、折りたたみ式容器20の折りたたみ過程を示す概略斜視図である。
第2実施形態の折りたたみ式容器20は、第1実施形態の折りたたみ式容器10における上方壁面部13に相当する壁面部が無い点と、RFID取付部21dと第1の遮断部材2と第2の遮断部材3の位置が異なる他は、第1実施形態の折りたたみ式容器10と同様である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同様な符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
折りたたみ式容器20は、一方が開放された直方体形状に形成されており、折り曲げ壁面部21,22と、フレーム23と、下方壁面部24と、可動壁面部25,26との5つの壁面部を有した、折りたたみ可能なコンテナである。
折り曲げ壁面部21は、折り曲げ部21cを中心として第1の領域21aと第2の領域21bとの2つの領域に分けられている。折り曲げ壁面部21は、折り曲げ部21cを折り曲げることにより、第1の領域21aと第2の領域21bとが重なるように折りたたむことができる(図7及び図8参照)。
折り曲げ壁面部21の第1の領域21aの可動壁面部25に近い位置には、RFID取付部21dが設けられている。このRFID取付部21dは、RFIDラベル1を貼り付ける部分であり、RFIDラベル1の外形形状と略等しい四角形の線が印刷又はモールドされている。
折り曲げ壁面部21の第2の領域21bの可動壁面部25に近い位置には、第1の遮断部材2が貼り付けられている。
折り曲げ壁面部22は、折り曲げ壁面部21と対向する位置に設けられており、折り曲げ壁面部21と同様に、折り曲げ部22cを中心として第1の領域22aと第2の領域22bとの2つの領域に分けられている。
フレーム23は、図中に太線で示した部分に四角形形状に形成されており、辺23a,23b,23c,23dを有し、第1の領域21a,22a及び可動壁面部25,26を回転移動可能に支持する。
下方壁面部24は、第1の領域21aと第1の領域22aにそれぞれ辺24a,24bで隣り合う位置に設けられた壁面部である。
辺24aでは、第2の領域21bと下方壁面部24との間を折り曲げることができるようになっている。
辺24bでは、第2の領域22bと下方壁面部24との間を折り曲げることができるようになっている。
可動壁面部25は、辺23bを支点として回転移動可能に取り付けられている。可動壁面部25の折り曲げ壁面部21に近い位置には、第2の遮断部材3が貼り付けられている。この第2の遮断部材3は、折りたたみ式容器20が折りたたまれたときに、RFID取付部21dと重なり、RFID取付部21dを完全に覆うことができるような位置及び大きさになっている。
可動壁面部26は、辺23dを支点として回転移動可能に取り付けられている。
折りたたみ式容器20を折りたたむときには、先ず、図6の状態から、可動壁面部25,26を容器内方向へ押し込んで、回転移動させて、図7に示す位置に移動させる。これにより、支えがなくなり、折りたたみ式容器20は、辺23a,23cと、折り曲げ部21cと、折り曲げ部22cと、辺24a,24bとの位置で折り曲げることができる。
図8は、折りたたみ式容器20を折りたたんだ状態を示す概略斜視図である。
折りたたみ式容器20を折りたたんだ状態では、RFID取付部21dは、第2の領域21bの第1の遮断部材2と可動壁面部25の第2の遮断部材3とに挟まれる位置にある。よって、この状態では、RFID取付部21dに貼り付けられたRFIDラベル1のアンテナ1bも、第1の遮断部材2と第2の遮断部材3とに挟まれて両側から完全に覆われた状態となる。したがって、折りたたみ式容器20を折りたたんだ状態では、RFIDラベル1が通信に利用する電波が第1の遮断部材2及び第2の遮断部材3により遮断されて、アンテナ1bに到達できず、RFIDラベル1は、外部と通信を行うことができない。
以上説明したように、第2実施形態によれば、蓋となる部材がなく、上方が開放された折りたたみ式容器20であっても、これを折りたたんだ状態では、RFID取付部21dは、第1の遮断部材2と第2の遮断部材3とに挟まれるので、RFIDラベル1は、外部と通信を行うことができない。よって、使用されていない折りたたみ式容器20を折りたたんでおけば、ICチップ1aに電子的に書き込まれた情報が不用意に誤読されてしまうことを防止できる。
(第3実施形態)
図9は、本発明の折りたたみ式容器の第3実施形態を示す概略斜視図である。
第3実施形態についても、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同様な符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
折りたたみ式容器30は、一方が開放された直方体形状に形成されており、折り曲げ壁面部31,32と、側壁面部37,38と、下方壁面部39との5つの壁面部を有した、折りたたみ可能なコンテナである。
折り曲げ壁面部31は、折り曲げ部31cを中心として第1の領域31aと第2の領域31bとの2つの領域に分けられている。折り曲げ壁面部31は、折り曲げ部31cを折り曲げることにより、第1の領域31aと第2の領域31bとが重なるように折りたたむことができる。
折り曲げ壁面部31の第1の領域31aの略中央には、RFID取付部31dが設けられている。このRFID取付部31dは、RFIDラベル1を貼り付ける部分であり、RFIDラベル1の外形形状と略等しい四角形の線が印刷又はモールドされている。
折り曲げ壁面部31の第2の領域31bの略中央には、第1の遮断部材2が貼り付けられている。
折り曲げ壁面部32は、折り曲げ壁面部31と対向する位置に設けられており、折り曲げ壁面部31と同様に、折り曲げ部32cを中心として第1の領域32aと第2の領域32bとの2つの領域に分けられている。
側壁面部37は、第1の領域31aと第1の領域32aとの間にある壁面部である。
辺37aでは、第1の領域31aと側壁面部37との間を折り曲げることができるようになっている。
辺37bでは、第1の領域32aと側壁面部37との間を折り曲げることができるようになっている。
側壁面部38は、第2の領域31bと第2の領域32bとの間にある壁面部である。
辺38aでは、第2の領域31bと側壁面部38との間を折り曲げることができるようになっている。
辺37bでは、第2の領域32bと側壁面部38との間を折り曲げることができるようになっている。
下方壁面部39は、図中の下方において折り曲げ壁面部31,32と、側壁面部37,38とを支持する壁面部である。下方壁面部39は、折り曲げ壁面部31,32及び側壁面部37,38に対しては固定されていない。下方壁面部39には、折り曲げ壁面部31,32及び側壁面部37,38が係合する係合溝39aが形成されており、この係合溝39aに折り曲げ壁面部31,32及び側壁面部37,38が係合することにより、折りたたみ式容器30が使用状態における箱形状を維持するようになっている。
折りたたみ式容器30を折りたたむときには、下方壁面部39の係合溝39aから折り曲げ壁面部31,32及び側壁面部37,38を取り外し、折り曲げ部31c,32c及び辺37a,37b,38a,37bで折り曲げる。
折りたたみ式容器30を折りたたんだ状態では、RFID取付部31dは、第2の領域31bの第1の遮断部材2と側壁面部37の第2の遮断部材3とに挟まれる位置にある。よって、この状態では、RFID取付部31dに貼り付けられたRFIDラベル1のアンテナ1bも、第1の遮断部材2と第2の遮断部材3とに挟まれて両側から完全に覆われた状態となる。したがって、折りたたみ式容器30を折りたたんだ状態では、RFIDラベル1が通信に利用する電波が第1の遮断部材2及び第2の遮断部材3により遮断されて、アンテナ1bに到達できず、RFIDラベル1は、外部と通信を行うことができない。
以上説明したように、第2実施形態によれば、折りたたまれる方向が第1実施形態とは異なる形態の折りたたみ式容器30であっても、これを折りたたんだ状態では、RFID取付部31dは、第1の遮断部材2と第2の遮断部材3とに挟まれるので、RFIDラベル1は、外部と通信を行うことができない。よって、使用されていない折りたたみ式容器30を折りたたんでおけば、ICチップ1aに電子的に書き込まれた情報が不用意に誤読されてしまうことを防止できる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
各実施形態において、RFID取付部には、RFID媒体としてRFIDラベルを貼り付ける例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、RFID媒体としてのRFIDタグを差し込むような形態のRFID取付部であってもよい。
各実施形態において、第1の遮断部材2及び第2の遮断部材3は、壁面部に貼り付けた例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、第1の遮断部材2及び第2の遮断部材3を貼り付けずに、インサート成型等により壁面部に埋め込むようにしてもよい。
各実施形態において、折り曲げ壁面部の第1の領域にRFID取付部を設け、第2の領域に第1の遮蔽部材を設けた例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、第2の領域には遮蔽部材を設けずに、下方壁面部に第1の遮蔽部材を設けるようにしてもよい。
なお、第1実施形態から第3実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は、以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1 RFIDラベル
1a ICチップ
1b アンテナ
2 第1の遮断部材
3 第2の遮断部材
10,20,30 折りたたみ式容器
11,12,21,22,31,32 折り曲げ壁面部
11a,12a,21a,22a,31a,32a 第1の領域
11b,12b,21b,22b,31b,32b 第2の領域
11c,12c,21c,22c,31c,32c 折り曲げ部
11d,21d,31d RFID取付部
13 上方壁面部
13a,13b,13c,13d,14a,14b 辺
14,24,39 下方壁面部
15,16,25,26 可動壁面部
23 フレーム
23a,23b,23c,23d,24a,24b 辺
37,38 側壁面部
39a 係合溝
37a,37b,38a 辺

Claims (2)

  1. 少なくとも4方向を囲む壁面部を有し、前記壁面部のうち対向する一組は、折り曲げ部を境にして2つの領域が重なるように折り曲げ可能な折り曲げ壁面部として形成されており、
    前記壁面部の境界にある辺と前記折り曲げ壁面部の前記折り曲げ部とを折り曲げて前記折り曲げ壁面部と他の壁面部とを重ねた形態となるように折りたたみ可能な折りたたみ式容器であって、
    前記折り曲げ壁面部の一方の領域に設けられ、RFID媒体が取り付けられるRFID取付部と、
    前記RFID取付部以外の部分であって、前記壁面部のいずれかに設けられ、前記RFID媒体の通信に用いられる電波の通過を妨げる第1の遮断部材と、
    前記RFID取付部以外の部分であって、前記壁面部のいずれかのうち前記第1の遮断部材とは異なる壁面部に設けられ、前記RFID媒体の通信に用いられる電波の通過を妨げる第2の遮断部材と、
    を備え、
    当該折りたたみ式容器が折りたたまれた状態において、前記RFID取付部は、前記第1の遮断部材と前記第2の遮断部材とに挟まれる位置にあること、
    を特徴とする折りたたみ式容器。
  2. 請求項1に記載の折りたたみ式容器において、
    前記第1の遮断部材及び前記第2の遮断部材は、当該折りたたみ式容器が折りたたまれた状態で前記RFID取付部に取り付けられた前記RFID媒体の少なくともアンテナが形成された範囲を完全に覆うことができる大きさに形成されていること、
    を特徴とする折りたたみ式容器。
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