JP2002253714A - ゴルフクラブシャフト - Google Patents

ゴルフクラブシャフト

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JP2002253714A
JP2002253714A JP2001059947A JP2001059947A JP2002253714A JP 2002253714 A JP2002253714 A JP 2002253714A JP 2001059947 A JP2001059947 A JP 2001059947A JP 2001059947 A JP2001059947 A JP 2001059947A JP 2002253714 A JP2002253714 A JP 2002253714A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量ゴルフクラブシャフトの飛距離の増大を
図ると共に、打撃時にプレーヤーに伝わる振動、衝撃を
抑制し、フィーリングを良好なものとする。 【解決手段】 繊維強化プリプレグの積層体からなるゴ
ルフクラブシャフトにおいて、10℃における損失正接
(tanδ)が1.0以上である双極子変換材料を、1
g以上27g以下の重量範囲で積層し、引張弾性率が3
0tonf/mm以上80tonf/mm以下のカ
ーボン繊維を強化繊維とした繊維強化プリプレグを、塗
装前のシャフト全重量の50重量%以上の割合で用い、
シャフトのグリップ(BUTT)側端部からシャフト全
長の30%の範囲の曲げ剛性(EI)値を4kg・m
以上10kg・m以下とし、塗装前のシャフト全重量
を35g以上70g以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブシャ
フトに関し、詳しくは、繊維強化樹脂からなる軽量ゴル
フクラブシャフトの打撃時における振動減衰性、及び飛
距離を改良するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴルフクラブシャフトに、比強
度、比剛性の高いカーボン繊維を使用したゴルフクラブ
シャフトが製造され市場に定着している。このように、
カーボン繊維の比強度・比剛性が高くなるにつれ、軽量
化されたゴルフクラブシャフトが製造できるようになっ
ている。
【0003】ゴルフクラブシャフトが軽量化されること
により、スイング時のヘッドスピードが上がり、より飛
距離を出せるようになる。しかし、ゴルフクラブシャフ
トが軽量化されるにつれ、打撃時にプレーヤーに不快な
振動及び、衝撃が生じやすくなる。これは、シャフト自
体が軽くなることで、シャフトの振動の周波数が高くな
るため、従来のシャフトの周波数と異なり、プレーヤー
が不快に感じることにより生じている。このため、近年
のゴルフプレーヤーの中には、打撃時の振動、衝撃によ
り肘、肩などに傷害を持つプレーヤーが増加している。
【0004】従って、打撃時に発生する振動を抑制する
ために、これまでに種々の提案がなされている。例え
ば、特開平9−216958号、特開平10−3663
8号では、繊維強化樹脂層の樹脂中にエチレン共重合体
樹脂粒子やゴム粒子を混合し、この繊維強化樹脂を使用
した制振性、耐衝撃性に優れたプリプレグが提案されて
いる。
【0005】また、特開平5−123428号では、振
動吸収性能とソフトなフィーリングを得るために、繊維
強化樹脂層に振動抑制材層を挿入し、3層構造体にした
ゴルフクラブシャフトが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−216958号、特開平10−36638号のプリ
プレグは、材料自体は制振性を有するものの、いずれも
ゴルフクラブシャフトにした場合、プレーヤーが実感で
きる程の劇的な振動減衰性能は実現できておらず、さら
には、十分な飛距離も得ることができないという問題が
ある。
【0007】また、特開平5−123428号のゴルフ
クラブシャフトは、曲げ剛性(EI)値が、飛距離性能
の向上に影響を及ぼすほどに調整するのが難しく、ゴル
フクラブシャフトのしなり設計が困難であり、却って、
ゴルフクラブの設計の自由度が低下する。このため、振
動減衰性を維持しながら、軽量化と飛距離の増大を図る
ことができないという問題がある。
【0008】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
のであり、飛距離をより増大させると共に、打撃時にプ
レーヤーに伝わる振動、衝撃をより緩和させて、今まで
にないソフトなフィーリングを有する軽量なゴルフクラ
ブシャフトを提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、繊維強化プリプレグの積層体からなる繊
維強化樹脂製のゴルフクラブシャフトであって、上記積
層体内に、10℃における損失正接(tanδ)が1.
0以上である双極子変換材料を、1g以上27g以下の
重量範囲で積層してなり、引張弾性率が30tonf/
mm以上80tonf/mm以下のカーボン繊維を
強化繊維とした繊維強化プリプレグを、塗装前のシャフ
ト全重量の50重量%以上の割合で用いてなり、シャフ
トのグリップ(BUTT)側端部からシャフト全長の3
0%の範囲の曲げ剛性(EI)値が4kg・m以上1
0kg・m以下であり、塗装前のシャフト全重量が3
5g以上70g以下であることを特徴とするゴルフクラ
ブシャフトを提供している。
【0010】上記のように、本発明のゴルフクラブシャ
フトは、振動減衰性能に優れた双極子変換材料を重量を
規定して積層し、引張弾性率が30tonf/mm
上80tonf/mm以下のカーボン繊維を強化繊維
とした高弾性の繊維強化プリプレグを多用し、シャフト
のグリップ側端部からシャフト全長の30%の範囲の曲
げ剛性値を規定しているため、軽量でありながら、飛距
離の向上と、打撃時の振動や衝撃の低減を図ることがで
きる。振動減衰性能に優れる双極子変換材料と高弾性材
料との積層量を調整し、両者の利点をバランス良く引き
出すことができる。
【0011】上記双極子変換材料とは、以下のような特
徴をもつ材料である。双極子変換材料中には、±の双極
子が存在し、通常は電荷が引き付け合って安定した状態
で存在している。この材料に振動が加わった場合、双極
子が変位し双極子同士が一旦離れるが、その後、再び互
いに引きつけ合おうとする復元作用が働く。その際に、
双極子がベースとなる高分子鎖や双極子と接触し、摩擦
熱として振動エネルギーが大量に熱エネルギーに変換さ
れる。上記作用により振動エネルギーを吸収する材料で
ある。
【0012】繊維強化プリプレグの積層体内に、10℃
における損失正接(tanδ)が1.0以上である双極
子変換材料を積層している。損失正接(tanδ)の値
が大きいほど、上記双極子変換材料のエネルギー変換が
大きくなるため、打球時の振動、衝撃を抑制することが
でき、プレーヤーに与える不快感を低減することができ
る。損失正接(tanδ)を上記範囲としているのは、
tanδが1.0未満であると、振動、衝撃抑制効果が
十分に発現できないという問題があるためである。この
観点から、tanδは1.2以上が好ましく、1.5以
上がさらに好ましい。本発明においては、tanδの上
限は特に規定はないが、ゴルフクラブシャフトに使用し
うる材料の入手上の理由から、tanδは5.0以下、
特には4.0以下、さらには2.0以下が好ましい。
【0013】上記双極子変換材料を、1g以上27g以
下、好ましくは1g以上20g以下、さらに好ましくは
1g以上15g以下の重量範囲で積層している。上記範
囲としているのは、1gより小さいと、振動、衝撃抑制
効果が十分に発現できないためである。また、27gよ
り大きいと全体重量に影響を与え、繊維強化樹脂の重量
設計に自由度がなくなるためである。
【0014】引張弾性率が30tonf/mm以上8
0tonf/mm以下のカーボン繊維を強化繊維とし
た繊維強化プリプレグを、塗装前のシャフト全重量の5
0重量%以上の割合で用いている。さらには、60重量
%以上が良い。上限としては、100重量%でも良い
が、シャフト強度を考慮すると95重量%以下が好まし
い。引張弾性率が30tonf/mm以上80ton
f/mm以下のカーボン繊維を強化繊維とした繊維強
化プリプレグのような高弾性材料を使用しているため、
シャフトの強度を高めつつ、シャフトの軽量化を図るこ
とができる。
【0015】シャフトのグリップ(BUTT)側端部か
らシャフト全長の30%の範囲の曲げ剛性(EI)値が
4kg・m以上10kg・m以下、好ましくは5k
g・m以上10kg・m以下、さらに好ましくは6
kg・m以上10kg・m 以下としている。上記範
囲としているのは、シャフトの上記範囲の部分の曲げ剛
性(EI)値が4kg・mより低いと、打球感が頼り
なく、フィーリングが悪くなるためである。逆に、曲げ
剛性(EI)値が10kg・mより高いと、打球感が
硬くてフィーリングが悪くなり、また、手元付近のEI
値が高すぎて振動、衝撃が伝わりやすくなり、本発明の
効果が少なくなるためである。
【0016】また、上記曲げ剛性値とするには、引張弾
性率が55tonf/mm以上のカーボン繊維を強化
繊維とした繊維強化プリプレグを、シャフトのグリップ
(BUTT)側端部からシャフト全長の30%の範囲に
積層配置することが好ましい。このように高弾性率の材
料を用いることにより、軽量化を図りつつ、剛性値を高
めることができる。
【0017】塗装前のシャフト全重量が35g以上70
g以下、好ましくは35g以上60g以下、さらに好ま
しくは35g以上55g以下としている。上記範囲とし
ているのは、35g未満では、シャフトが軽すぎてしま
い、方向性をコントロールすることが困難となる上に、
シャフト強度も低下するためである。70gよりも大き
くなると、ヘッドスピードが上がらず飛距離を伸ばすこ
とができないためである。
【0018】上記双極子変換材料を、シャフトのグリッ
プ(BUTT)側端部からシャフト全長の40%までの
範囲の少なくとも一部に積層配置していることが好まし
い。上記双極子変換材料は、振動減衰性を考慮するとシ
ャフト全長に挿入するのが良いが、シャフトの重量を考
慮すると全長の一部が良く、特にシャフトのグリップ
(BUTT)側端部からシャフト全長の40%、さらに
は全長の30%までの範囲の少なくとも一部に積層配置
していることが好ましい。このように、グリップ付近
(手元側)に積層することにより、打球時にプレーヤー
に伝わる振動を、よりいっそう抑制することができる。
【0019】上記双極子変換材料を、バイアス層の繊維
強化プリプレグとストレート層の繊維強化プリプレグの
間に積層配置している。バイアス層とストレート層は、
それぞれ違った挙動をするため、両者の層間では変位、
ズレが生じており、振動が生じやすい。従って、上記よ
うに、両者の層間に、上記双極子変換材料を積層するこ
とにより、振動減衰効果をさらに高めることができる。
【0020】バイアス層の繊維強化プリプレグとは、強
化繊維の繊維角度がシャフトの軸線方向に対して0゜で
ない繊維強化プリプレグであり、シャフトの軸線方向に
対して±22°〜±45°の繊維角度のプリプレグが特
に好ましい。バイアス層を設けることにより、シャフト
の剛性を上げることができる。特に、シャフトの捻り剛
性を上げることができ、飛球方向のばらつきを抑えるこ
とができる。
【0021】ストレート層の繊維強化プリプレグとは、
強化繊維の繊維角度がシャフトの軸線方向に対して0°
である繊維強化プリプレグである。ストレート層を設け
ることにより、曲げ剛性を高くすることができ、シャフ
トの変形量を抑え、スイング時に、しっかり感を生じさ
せることができる。
【0022】双極子変換材料を繊維強化プリプレグの積
層体内に積層するにあたり、双極子変換材料は、1層ま
たは、複数層として積層してもよく、繊維強化プリプレ
グの積層体の最外層、中間層、及び最内層のいずれに配
置してもよい。また、双極子変換材料は、シャフト断面
において全周を巻回すように積層することが好ましい
が、シャフトの断面周を部分的あるいは断続的に巻回す
るように積層してもよい。
【0023】上記双極子変換材料の厚みは0.05mm
以上0.5mm以下、好ましくは0.08mm以上0.
3mm以下が良い。上記範囲としているのは、上記厚み
が0.05mmより薄いと、振動減衰効果が少ないため
であり、上記厚みが0.5mmより厚いと、シャフトが
重くなる上に、さらにはシャフト強度が低下するためで
ある。
【0024】上記双極子変換材料は、極性高分子に、双
極子のモーメントを増加させる活性成分を配合したもの
が好ましく、特にシート状として積層することが好まし
い。
【0025】上記極性高分子としては、塩素化ポリエチ
レン、EVA、アクリロニトリルブタジエンゴム(NB
R)、ポリ塩化ビニル、アクリルゴム(ACR)、スチ
レンブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(C
R)等から選択される1種または複数種の極性高分子を
好適に用いることができ、繊維強化プリプレグとの接着
性の点からは、塩素化ポリエチレン、EVAが特に好ま
しい。
【0026】上記活性成分としては、メルカプトベンゾ
チアジル基を含む化合物、ベンゾトリアゾール基を持つ
化合物、ジフェニルアクリレート基を含む化合物から選
択される1種または複数種の化合物を用いることができ
る。
【0027】双極子変換材料の表面には、繊維強化プリ
プレグになじみやすいタック性樹脂を塗布していること
が好ましい。これにより、双極子変換材料と繊維強化プ
リプレグの密着性を高めることができる。タック性樹脂
としては、種々の樹脂を用いることができるが、具体的
な商品名としては、MRS−3D(三菱レイヨン社
製)、TC27(東レ社製)等が挙げられる。
【0028】上記引張弾性率が30tonf/mm
上80tonf/mm以下のカーボン繊維を強化繊維
とした繊維強化プリプレグ以外の繊維強化プリプレグの
強化繊維としては、同様にカーボン繊維が好ましいが、
その他、ガラス繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、芳香
族ポリアミド繊維、芳香族ポリエステル繊維、超高分子
ポリエチレン繊維等も用いることができる。
【0029】本発明のゴルフクラブシャフトは繊維強化
樹脂製であり、繊維強化プリプレグの積層体により形成
しているため、シャフトを部分的に補強することが容易
であり、シャフトの剛性変化が行いやすい。また、シャ
フトの全長よりも短い繊維強化プリプレグ、あるいはシ
ャフトの全長よりも短い双極子変換材料を用いるとき
は、上記プリプレグあるいは双極子変換材料の端部をカ
ットし、巻き付け積層する際に自然に段差ができるよう
にすると、剛性分布を滑らかにすることができる。
【0030】繊維強化樹脂に用いられる樹脂としては、
熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等が挙げられるが、強度と
剛性の点より、熱硬化性樹脂が好ましく、特にエポキシ
系樹脂が好ましい。
【0031】熱硬化性樹脂としては、エポキシ系樹脂、
不飽和ポリエステル系樹脂、フェノール系樹脂、メラミ
ン系樹脂、ユリア系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、ポリイミド系樹脂、ケイ素樹脂等
が挙げられる。
【0032】熱可塑性樹脂としては、ポリアミド樹脂、
飽和ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、A
BS樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアセタール系樹
脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリ酢
酸ビニル系樹脂、AS樹脂、メタクリル樹脂、ポリプロ
ピレン樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、本発明の第一実施形態に関
わるゴルフクラブシャフトを示し、シャフト1は、繊維
強化プリプレグの積層体からなり、小径側先端にヘッド
2が取り付けられ、大径端側にグリップ3が取り付けら
れている。シャフト1は、全長が46インチ、塗装前の
シャフト全重量が50gであり、テーパー状としてい
る。
【0034】上記シャフト1は、図2に示す繊維強化プ
リプレグ11〜22、及び双極子変換材料からなるシー
ト10を、芯金(図示せず)に内周側から巻き付けて積
層している。これら繊維強化プリプレグ11〜22の強
化繊維F11〜F22はいずれもカーボン繊維を用い、
マトリクス樹脂としてエポキシ樹脂を用いている。
【0035】双極子変換材料からなるシート10の厚み
は0.2mm、重量は15.0gとし、シャフトの断面
周を1回巻するように、1層で中間層に積層している。
双極子変換材料からなるシート10の形状は四角形であ
り、シャフト1の軸線方向の長辺の長さが350mm、
短辺の長さが250mmであり、シートの幅は、長辺が
50.5mmであり、短片側の端部は斜めにカットされ
ている。また、双極子変換材料からなるシート10の1
0℃における損失正接(tanδ)は1.2としてい
る。
【0036】双極子変換材料からなるシート10は、シ
ャフト1のグリップ(BUTT)側端部からシャフト全
長の約30%の範囲に、バイアス層の繊維強化プリプレ
グ15とストレート層の繊維強化プリプレグ16の間に
積層配置している。また、双極子変換材料からなるシー
ト10の表面には、繊維強化プリプレグになじみやすい
タック性のある樹脂をまんべんなく塗布している。
【0037】双極子変換材料は、極性高分子である塩素
化ポリエチレンに、活性成分としてメルカプトベンゾチ
アジル基を含む化合物であるN,Nジシクロヘキシルベ
ンゾチアジル−2−スルフェンアミドを配合してなる材
料を用いている。
【0038】引張弾性率が30tonf/mm以上8
0tonf/mm以下のカーボン繊維を強化繊維とし
た繊維強化プリプレグは、塗装前のシャフト全重量に対
して、50重量%の割合で用いている。
【0039】シャフト1のグリップ(BUTT)側端部
からシャフト全長の30%の範囲において、曲げ剛性
(EI)値の最小値が4.5kg・mであり、曲げ剛
性(EI)値の最大値が7kg・mである。
【0040】以下、繊維強化プリプレグ11〜22の積
層構成を示す。プリプレグの形状、長さ、幅は図に示す
通りである(図中の単位はmmとする)。
【0041】繊維強化プリプレグ11、12は、長さを
210mm、厚みを0.104mmとし、強化繊維F1
1、F12がシャフト軸線に対してなす配向角を0°と
し、ヘッド側に配置している。繊維強化プリプレグ1
3、15は、長さを1195mm、強化繊維F13、F
15がシャフト軸線に対してなす配向角をそれぞれ−4
5°、+45゜としている。繊維強化プリプレグ14
は、長さを1195mm、厚みを0.033mmとし、
強化繊維F14がシャフト軸線に対してなす配向角を9
0°としている。繊維強化プリプレグ16は、長さを1
195mm、厚みを0.105mmとし、強化繊維F1
6がシャフト軸線に対してなす配向角を0°としてい
る。繊維強化プリプレグ17は、長さを400mm、厚
みを0.084mmとし、強化繊維F17がシャフト軸
線に対してなす配向角を0°とし、グリップ側に配置し
ている。繊維強化プリプレグ18は、長さを175m
m、厚みを0.085mmとし、強化繊維F18がシャ
フト軸線に対してなす配向角を0°とし、グリップ側に
配置している。繊維強化プリプレグ19、20は、長さ
を1195mm、厚みを0.105mmとし、強化繊維
F19がシャフト軸線に対してなす配向角を0°として
いる。繊維強化プリプレグ21、22は、長さを235
mm、厚みを0.102mmとし、強化繊維F21、F
22がシャフト軸線に対してなす配向角を0°とし、ヘ
ッド側先端部の補強のための三角形の補強層として、ヘ
ッド側に配置している。
【0042】シャフト1は、シートワインディング製法
により作成されており、双極子変換材料からなるシート
10(繊維強化プリプレグ15と繊維強化プリプレグ1
6の間に)、及びカーボン繊維を強化繊維とした繊維強
化プリプレグ11〜22を芯金(図示せず)に、順次
(繊維強化プリプレグ11→12→…22)巻き付けて
積層した後、ポリエチレンテレフタレート樹脂製等のテ
ープでラッピングしてオーブン中で加熱加圧して樹脂を
硬化させて一体的に成形し、その後、芯金を引き抜い
て、シャフト1を形成している。
【0043】これにより、飛距離を増大させると共に、
打撃時にゴルファーの手に伝わる振動、衝撃を抑制する
ことができ、ソフトなフィーリングを有する軽量なゴル
フクラブシャフトを得ることができる。
【0044】上記第一実施形態では、双極子変換材料か
らなるシート10は1枚のみ用いられているが、同一
層、あるいは複数層に、複数枚積層してもよい。シャフ
ト断面において全周、あるいは一部を断続的に巻回すよ
うに積層してもよい。また、シャフトの軸線方向におい
て、シャフト全長に渡って、あるいは一部に積層しても
よく、シート状に限定されるものではない。
【0045】上記第一実施形態のゴルフクラブシャフト
はウッド型のヘッド2を備えているが、アイアン型のヘ
ッドを取り付けてもよいし、パター等であってもよい。
【0046】以下、本発明のゴルフクラブシャフトの実
施例1〜4及び比較例1〜7について詳述する。各々、
下記の構成からなる繊維強化プリプレグを用い、ゴルフ
クラブシャフトを作製した。各実施例及び比較例で用い
た双極子変換材料及び繊維強化プリプレグの積層条件を
下記の表1及び表2に示す。なお、シャフト長さは、い
ずれも46インチとした。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】双極子変換材料としては、CCI社製、ダ
イポールギーフィルムDP201(ベースとなる樹脂は
塩素化ポリエチレン、活性成分はN,Nジシクロヘキシ
ルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド)を使用し
た。
【0050】双極子変換材料のtanδは、粘弾性測定
装置(島津製作所社製の粘弾性スペクトロメーター「D
VA200改良型」)によって測定した。測定条件は、
周波数を10Hzとし、治具を引っ張りとし、昇温速度
を2℃/minとし、初期ひずみを2mmとし、変位振
幅幅を±12.5μmとした。試験片(ダンベル)の寸
法は、幅を4.0mmとし、厚みを1.66mmとし、
長さを30.0mmとした。この試験片の変位部分の長
さを20.0mmとした。10℃における測定値を表1
及び表2に記載する。
【0051】双極子変換材料をシャフト内に挿入する方
法としては、次のような方法で行った。繊維強化プリプ
レグ11〜15を順次芯金(鉄芯)に巻回した後、ま
ず、双極子変換材料からなるシートの表面(表裏両面)
に、繊維強化プリプレグになじみやすいタック性樹脂を
まんべんなく塗布し、双極子変換材料からなるシートの
片面に繊維角度が0゜の繊維強化プリプレグ16を貼り
付けた。次に、上記繊維強化プリプレグ16を貼り付け
た双極子変換材料からなるシートの他面を、芯金に巻回
した繊維角度が45゜の繊維強化プリプレグ15の外層
に、巻回して積層した。
【0052】上記繊維強化プリプレグのカーボン繊維と
しては、引張弾性率が30tonf/mmでは、三菱
レイヨン社製のMRシリーズ(MR40)、東レ社製T
800H、M30、引張弾性率が40tonf/mm
では三菱レイヨン社製HRXシリーズ(HR40)、東
レ社製M40Jを使用した。引張弾性率が80tonf
/mmでは日本グラファイト社製のYS−80を使用
した。
【0053】(実施例1)上記した図2に示す第一実施
形態に記載の積層構成とし、繊維強化プリプレグ11〜
22、及び双極子変換材料からなるシート10(CCI
社製の商品名「ダイポールギーフィルム(DP20
1)」)を巻き付けて積層した。繊維強化プリプレグ1
1、12としてTR350C−125S(三菱レイヨン
社製、引張弾性率24tonf/mm)を、繊維強化
プリプレグ13、15としてHRX350C−075S
(三菱レイヨン社製、引張弾性率40tonf/m
)を、繊維強化プリプレグ14として805−3
(東レ社製、引張弾性率30tonf/mm)を、繊
維強化プリプレグ16、19、20としてMR350C
−125S(三菱レイヨン社製、引張弾性率30ton
f/mm)を、繊維強化プリプレグ17としてMR3
50C−100S(三菱レイヨン社製、引張弾性率30
tonf/mm)を、繊維強化プリプレグ18として
E8026C−10S(NGF(日本グラファイト)社
製、引張弾性率80tonf/mm )を、繊維強化プ
リプレグ21、22としてE1026A−09N(NG
F(日本グラファイト)社製、引張弾性率10tonf
/mm)を用いた。繊維強化プリプレグの長さ、繊維
角度は、それぞれ、図2に示す通りとし、上記の方法に
よりシャフトを作製した。
【0054】(実施例2)実施例1の繊維強化プリプレ
グ13及び繊維強化プリプレグ15のカーボン繊維の引
張弾性率を80tonf/mm(E8026C−10
S、NGF(日本グラファイト)社製)に変更した。そ
の他は実施例1と同一とした。
【0055】(実施例3)実施例1の繊維強化プリプレ
グ13及び繊維強化プリプレグ15のカーボン繊維の引
張弾性率を46tonf/mm(HSX350C−1
10S、三菱レイヨン社製)に変更し、双極子変換材料
からなるシートの重量を実施例1と異なり12.0gと
した。その他は実施例1と同一とした。
【0056】(実施例4)双極子変換材料からなるシー
トの重量を実施例1と異なり18.0gとした。その他
は実施例1と同一とした。
【0057】(比較例1)実施例1の双極子変換材料か
らなるシートを、tanδが0.1であるアイオノマー
樹脂(三井デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラ
ン1652」)のシートに変更した。その他は実施例1
と同一とした。
【0058】(比較例2)実施例1の繊維強化プリプレ
グ13及び繊維強化プリプレグ15のカーボン繊維の引
張弾性率を24tonf/mm(TR350C−12
5S、三菱レイヨン社製)に変更した。その他は実施例
1と同一とした。
【0059】(比較例3)双極子変換材料からなるシー
トの重量を実施例1と異なり0.5gとした。その他は
実施例1と同一とした。
【0060】(比較例4)双極子変換材料からなるシー
トの重量を実施例1と異なり25.0gとし、シャフト
の重量を80gとなるように繊維強化プリプレグを積層
した。
【0061】(比較例5)シャフトのグリップ(BUT
T)側端部からシャフト全長の50%〜80%の位置に
双極子変換材料からなるシートを積層し、シャフトの曲
げ剛性(EI)値を規定範囲外とした。その他は実施例
1と同一とした。
【0062】(比較例6)引張弾性率が30tonf/
mm以上80tonf/mm以下のカーボン繊維を
強化繊維とした繊維強化プリプレグを、塗装前のシャフ
ト全重量の20重量%となるように積層した。双極子変
換材料からなるシートは実施例1と同一とした。
【0063】(比較例7)双極子変換材料からなるシー
トの厚みを0.03mmとし、重量を0.5gとし、繊
維強化プリプレグを積層した。
【0064】上記実施例1〜4、比較例1〜7の各ゴル
フクラブシャフトについて、後述する方法により、振動
減衰性、EI値、飛距離、フィーリングテストの測定、
評価を行った。各評価結果を上記表1及び表2の下欄に
記載する。
【0065】(振動減衰性の測定方法)図3に示すよう
に、シャフト1のグリップ端1aを紐50で吊り下げ、
グリップ端1aから370mmの部分に加速度ピックア
ップ計51を取り付け、加速度ピックアップ計51を取
り付けた反対側をインパクトハンマー52で加振した。
インパクトハンマー52に取り付けられたフォースピッ
クアップ計53で計測した入力振動Fと加速度ピックア
ップ計51で計測した応答振動αとから振動減衰率(振
動減衰性)を算出した。
【0066】(EI(曲げ剛性)値の測定)図4に示す
ように、万能材料試験機60を用い、3点曲げにより、
シャフト1を撓ませて測定を行った。EI値の算出は下
記の式より行った。シャフト1のTIP(ヘッド)側端
1bから130mmの点から、100mmピッチで測定
点を決めた。上記測定点が万能試験機60の圧子61の
下にくるようにシャフト1を治具62A、62Bの上に
配置した。治具62A、62Bの間隔は200mmとし
た。圧子61の先端の曲率は75R、治具62A、62
Bの先端の曲率は2Rとした。圧子61をテストスピー
ド5mm/minで降下させ、シャフト1を撓ませた。
負荷荷重が20kgfに達した時点で圧子61の移動が
終了し、その時のシャフト1の撓み量を測定した。 EI(kg・mm)=(負荷荷重×(支点間距
離))/(48×撓み量) なお、測定値をkg・mに換算して表1及び表2に記
載した。
【0067】(飛距離の測定)H(ハンディーキャッ
プ)5〜20のゴルファー10名が各3球ずつ打球し、
その飛距離の平均値を記載した。
【0068】(フィーリングテスト)上記飛距離の測定
と同じゴルファー10名によりテストを行った。最もフ
ィーリングの良いものを「◎」、フィーリングの良いも
のを「○」、フィーリングがあまり良くないものを
「△」、フィーリングが悪いものを「×」として、上記
4段階で評価し、最も多い評価を採用した。
【0069】表1及び表2に示すように、実施例1〜4
のゴルフクラブシャフトは、振動減衰性が1.2〜1.
5であり、比較例1〜7の0.2〜1.2に比べ非常に
大きな値であり、振動減衰性能に優れていることが確認
できた。実施例1〜4は、飛距離も240〜260ya
rdであり、比較例1〜7の225〜250に比べ大き
な値である上に、フィーリングテストの結果も非常に良
好であることが確認できた。
【0070】比較例1は、振動減衰性が悪く、打球フィ
ーリングも悪かった。比較例2は引張弾性率が低く、シ
ャフトのしなりが大きいため、パワーロスし、飛距離が
伸びなかった。比較例3は双極子変換材料の重量が小さ
いため、振動減衰性が非常に悪く、打球フィーリングも
悪かった。比較例4は、重量が重く振り抜きが悪いた
め、飛距離がでなかった。
【0071】比較例5は振動減衰性が悪く、打球フィー
リングも悪かった。比較例6は引張弾性率が低いプリプ
レグの重量が大きいため、飛距離が伸びなかった。比較
例7は双極子変換材料の重量が小さいため、振動減衰性
が非常に悪く、打球フィーリングも悪かった。
【0072】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、シャフトを双極子変換材料と、引張弾性率の
高い高弾性カーボンを強化繊維に用いた繊維強化プリプ
レグとを積層して成形することにより、シャフトの軽量
化が図れ、スイング時のヘッドスピードが上がり飛距離
が向上する上に、振動減衰性にも優れるため打球フィー
リングも良いゴルフクラブシャフトを設計することがで
きる。
【0073】このように、従来、打撃時に振動、衝撃が
生じやすかった軽量ゴルフクラブシャフトにおいても、
振動、衝撃を抑制することが可能となり、プレーヤーが
打撃時に不快感を感じることがなくなるため、プレーヤ
ーの肘、肩等への負担も低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態のゴルフクラブシャフ
トの概略図である。
【図2】 本発明の第一実施形態のゴルフクラブシャフ
トに用いる繊維強化プリプレグを示す図である。
【図3】 シャフトの振動減衰性の測定方法を示す図で
ある。
【図4】 シャフトのEI値の測定方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 シャフト 2 ヘッド 3 グリップ 10 双極子変換材からなるシート 11〜22 繊維強化プリプレグ F11〜F22 強化繊維

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維強化プリプレグの積層体からなる繊
    維強化樹脂製のゴルフクラブシャフトであって、 上記積層体内に、10℃における損失正接(tanδ)
    が1.0以上である双極子変換材料を、1g以上27g
    以下の重量範囲で積層してなり、 引張弾性率が30tonf/mm以上80tonf/
    mm以下のカーボン繊維を強化繊維とした繊維強化プ
    リプレグを、塗装前のシャフト全重量の50重量%以上
    の割合で用いてなり、 シャフトのグリップ(BUTT)側端部からシャフト全
    長の30%の範囲の曲げ剛性(EI)値が4kg・m
    以上10kg・m以下であり、 塗装前のシャフト全重量が35g以上70g以下である
    ことを特徴とするゴルフクラブシャフト。
  2. 【請求項2】 上記双極子変換材料を、シャフトのグリ
    ップ(BUTT)側端部からシャフト全長の40%まで
    の範囲の少なくとも一部に積層配置してなる請求項1に
    記載のゴルフクラブシャフト。
  3. 【請求項3】 上記双極子変換材料を、バイアス層の繊
    維強化プリプレグとストレート層の繊維強化プリプレグ
    の間に積層配置してなる請求項1または請求項2に記載
    のゴルフクラブシャフト。
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