JP2008005914A - ゴルフクラブシャフト及びゴルフクラブ - Google Patents

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Abstract

【課題】シャフトを重量化しつつ低剛性化することにより、腕力があるもののシャフトをしならせるのが苦手なゴルファの飛距離をさらに伸ばすことが可能なゴルフクラブシャフト及びゴルフクラブを提供する。
【解決手段】繊維強化樹脂からなるゴルフクラブシャフト2であって、46インチ換算されたシャフト重量Wが55〜90g、かつ、平均曲げ剛性値EIaが1.0〜4.0(kgf ・m2 )であり、しかも前記シャフト重量Wと前記平均曲げ剛性値EIaとが下記式(1)を満たすことを特徴とする。
EIa≦(1/15)W−2.1 …(1)
【選択図】図1

Description

本発明は、打球の飛距離を増大させるのに役立つゴルフクラブシャフト及びゴルフクラブに関し、詳しくはシャフトを重量化しつつ低剛性化することにより、例えば腕力はあるもののシャフトを十分にしならせることができないゴルファの飛距離をさらに伸ばすことが可能な技術に関する。
一般に、スイングフォームやスイング速度はゴルファ毎に大きく異なる。このため、心地良いスイングを行い、かつスイング中のゴルフクラブシャフトのしなりを最適化することにより、ヘッド速度を加速させて飛距離を伸ばすためには、前記ゴルフクラブシャフトも、それぞれのゴルファに合ったものでなければならない。即ち、スイング中のゴルフクラブシャフトの最適なしなりは、打球直前でゴルフクラブヘッドの速度(以下、「ヘッド速度」と言う。)を加速させ、かつ、その動的なロフト角を大きくし、最適な打球の打ち出し角を提供する。
そこで、ゴルフクラブシャフトは、ゴルファーの力量、スイングフォーム又は好み等によって、その重量及び曲げ剛性などが設定される。例えばプロないし上級ゴルファの多くは、腕力が強く正しいスイングフォームを持っているため、十分にシャフトをしならせかつスイング速度も大きい傾向がある。このため、彼らを対象にしたゴルフクラブには、大きな重量と高い曲げ剛性を有するシャフト(重量かつ高剛性)が装着されるのが一般的である。他方、初級者やシニアのゴルファーは、十分にシャフトのしなりを利用したスイングが行えず、スイング速度が比較的小さい傾向がある。このため、彼らをターゲットにしたゴルフクラブには、小さな重量と低い曲げ剛性(軽量かつ低剛性)とを有するシャフトが装着されるのが一般的である。このように、従来のゴルフクラブシャフトでは、概ね上記2種のシャフトに大別される。
また、近年ではシャフト重量や曲げ剛性等の調整が金属シャフトに比べて比較的容易であるため、繊維強化樹脂シャフトが多用される。関連する技術としては例えば下記特許文献1が提案されている。
特開2002−253714号公報
しかしながら、腕力はあるもののスイングフォームが適切ではないため、スイング時にシャフトを十分にしならせることができないゴルファも存在する。このようなゴルファが大きな重量及び高剛性のシャフトを用いると、シャフトが十分にしならないため、ヘッド速度を加速させることができない。このため、クラブヘッドのフェースが戻りきらず、ひいては打球の方向がばらついたり、飛距離が低下するといった問題がある。逆に、軽量かつ剛性の低いシャフトを用いると、シャフトはしなりやすくなるものの、シャフトが軽量であるため、スイングのタイミングやテンポが狂い、ボールの打撃時にクラブヘッドのフェースの向きが安定しないことが多く、やはり打球の方向性がばらつきやすい。
本発明は以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、シャフト重量と平均曲げ剛性とを一定範囲に制限しつつこれらを関連づけて規定することを基本として、腕力のある初心者ゴルファーにも、これまでのスイングタイミングを変えることなしにスイングのパワーを最大限にヘッドに伝え、かつ、打球の方向性をも安定させることが可能なゴルフクラブシャフト及びゴルフクラブを提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、繊維強化樹脂からなるゴルフクラブシャフトであって、46インチ換算されたシャフト重量Wが55〜90g、かつ、平均曲げ剛性値EIaが1.0〜4.0(kgf ・m2 )であり、しかも前記シャフト重量Wと前記平均曲げ剛性値EIaとが下記式(1)を満たすことを特徴とする。
EIa≦(1/15)W−2.1 …(1)
また請求項2記載の発明は、下記式(2)を満たすことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフトである。
EIa≦(1/15)W−3.1 …(2)
また請求項3記載の発明は、下記式(3)を満たすことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフトである。
EIa≧(1/15)W−4.1 …(3)
また請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載されたゴルフクラブシャフトにゴルフクラブヘッドが装着されたゴルフクラブである。
本発明の繊維強化樹脂からなるゴルフクラブシャフトは、46インチに換算されたシャフト重量Wが55〜90gと大きく設定される。従って、腕力のあるゴルファは、タイミングやテンポを損ねることなくスイングできる。一方、シャフトの平均曲げ剛性値EIaは、1.0〜4.0kgf ・m2 に設定されるとともに、シャフト重量に応じて平均曲げ剛性値が小さく設定される。このようなシャフトは、シャフト重量Wに比して十分に小さな曲げ剛性を有するので、腕力はあるもののシャフトをしならせるのが苦手なゴルファにとっても、スイング中にシャフトがしなりやすく、ひいてはヘッド速度を加速させて打球の飛距離を増大させ得る。また、クラブヘッドのフェースがアドレスした状態まで適切に返ることにより、打球の方向性も安定する。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は、本実施形態のゴルフクラブシャフト(以下、単に「シャフト」という。)を装着したゴルフクラブ1の正面図を示す。
前記ゴルフクラブ1は、シャフト2と、その先端2a側(TIP側)に装着されたゴルフクラブヘッド3と、前記シャフト2の後端2b側(BUTT側)に装着されたグリップ4とから構成されており、例えばウッド型のゴルフクラブとして作られている。ウッド型のゴルフクラブ1としては、本実施形態において示されるようなドライバー(#1)の他、プラッシー(#2)、スプーン(#3)、バフィ(#4)又はクリーク(#5)等が少なくとも含まれ得る。
前記ゴルフクラブヘッド3は、その主要部が例えばアルミニウム合金、チタン、チタン合金又はステンレスのような金属材料で作られた中空構造をなし、例えば300〜470cm3 の体積と、180〜220g程度の重量とを有するものが好ましい。なおヘッド3の一部が、繊維強化樹脂などの非金属材料で構成されても良いのは言うまでもない。また、前記グリップ4は、ラバーグリップ、樹脂グリップ又はレザーグリップなど慣例に従い各種のものが採用される。
前記シャフト2は、繊維強化樹脂からなり、前記後端2bから前記先端2aに向かって外径が減じられたテーパ状でかつ断面円形のパイプ体として形成される。繊維強化樹脂製のシャフト2は、スチールシャフトに比べて軽量であり、かつ、曲げ剛性の調節などを容易に行い得る点で特に好ましい。このような繊維強化樹脂からなるシャフト2は、例えばシートワインディング製法、フィラメントワインディング製法又は内圧成型法等、慣例に従って各種の製造方法にて容易に成形される。
繊維強化樹脂に用いられる強化繊維としては、特に限定されないが、例えば炭素繊維、ガラス繊維、ボロン繊維、炭化ケイ素繊維又はアルミナ繊維等の無機繊維、ポリエチレン又はポリアミド等の有機繊維、さらには金属繊維が挙げられ、これらの1種又は複数種類の繊維を用いることができる。とりわけ、シャフトの軽量化や強度向上の観点より、引張弾性率が3〜50tonf/mm2 の強化繊維が特に好ましい。
また、繊維強化樹脂に用いられる樹脂としては、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂が挙げられる。熱硬化性樹脂としては、例えばエポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、フェノール系樹脂、メラミン系樹脂、ユリア系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリイミド系樹脂又はケイ素樹脂等が挙げられる。また、熱可塑性樹脂としては、ポリアミド樹脂、飽和ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、AS樹脂、メタクリル樹脂、ポリプロピレン樹脂又はフッ素樹脂が挙げられる。
また、シャフト2は、46インチ(1168.4mm)に換算されたシャフト重量Wが55〜90gに設定される。ここで、46インチに換算されたシャフト重量W(g)は、現実のシャフト長さ(インチ)をSL、そのときの現実のシャフト重量(g)をWrとしたとき、下記式によって算出される。
W=Wr×46/SL
ウッド型のゴルフクラブ1では、例えばロフト角やその他のスペック等に応じてシャフト長さを変えることが行われる。このため、そのシャフト長さを固定することなくシャフト重量を規定する技術的意義が少ない。本発明では、ウッド型ゴルフクラブの平均的なシャフト長さが46インチであることに鑑み、シャフト重量として、シャフト2の現実の重量ではなく46インチに換算されたときの重量を規定するものとした。
ここで、前記46インチ換算されたシャフト重量Wが55g未満の場合、腕力のあるゴルファには軽すぎ、アドレスした際に違和感が生じやすくなる他、スイングが安定せずにバラツキやすくなる。これは打球の方向性を悪化させる。また、シャフト2の剛性や強度が不足するおそれがある。このような観点より、前記重量Wは、より好ましくは60g以上が望ましい。逆に、前記シャフト重量Wが90gを超える場合、腕力があっても振り抜き難くなり、スイング速度の低下が生じる他、飛距離の低下を招くおそれがある。このような観点より、前記シャフト重量は、より好ましくは85g以下が望ましい。
また、シャフト2は、ゴルフクラブ1として使用されるときの現実のシャフト重量Wrの値は、上記と同様の理由により、好ましくは40g以上、より好ましくは45g以上、さらに好ましくは50g以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは100g以下、より好ましくは95g以下、さらに好ましくは90g以下が望ましい。
また、現実のシャフト長さSLについては特に限定されないが、小さすぎるとシャフト長さを生かしたヘッド速度の向上が十分に期待できなくなるし、逆に大きすぎると、スイングしずらくなってヘッド速度が低下するおそれがある。このような観点より、実際のシャフト長さSLは、好ましくは800mm以上、より好ましくは825mm以上、さらに好ましくは850mm以上が望ましく、また、上限に関しては、好ましくは1200mm以下、より好ましくは1175mm以下、さらに好ましくは1150mm以下が望ましい。
また、本発明のシャフト2は、平均曲げ剛性値EIaが1.0〜4.0kgf ・m2 に設定される。ここで、平均曲げ剛性値EIaは、図2に示されるように、シャフト2の前記先端2aから130mmの位置を測定開始点とし、そこから軸方向に100mm間隔の位置で後端まで測定されたシャフト2の各曲げ剛性値EIの平均値とする。
なお、シャフト2の各曲げ剛性値EIは、万能材料試験機を用いた3点曲げによってシャフト2を撓ませることにより測定される。具体的には、先ず支点間距離が200mmに設定された治具J1、J2で、軸中心線CLが水平となるようにシャフト2を支える。この際、治具J1、J2の支持スパンの中間点が、測定位置2Pとなるように位置決めされる。次に、上方から圧子Pを前記測定位置2Pに降下させる。この際、圧子Pの降下速度は5mm/分とし、負荷荷重が20kgf に達した時点で圧子Pの降下を停止させるとともに、このときの押圧位置2Pでのシャフト2のたわみ量を測定する。そして、下記式から前記測定位置2Pでの曲げ剛性値EIを得るものとする。
曲げ剛性値EI=(負荷荷重×支点間距離3 )/(48×たわみ量)
なお治具J1、J2の先端の曲率は12.5R、圧子の先端は6.0R、距離及びたわみ量の単位はメートル、力の単位はkgfとする。また、測定位置2Pとシャフト2の後端2bとの軸方向の距離が130mm未満となったとき、当該測定位置をシャフト2の後端2b側の測定終了点とする。
一般に、シャフト2は、先調子や手元調子など曲げ剛性のピーク位置や分布等を異ならせることが行われているが、シャフト2の全体的なしなりを評価するためには、特定位置の曲げ剛性値EIに着目するのではなく、上記平均曲げ剛性値EIが最も最適であることを発明者ら知見した。本発明では、このような実情に鑑み、シャフト2の曲げ剛性を示す指標として、平均曲げ剛性値EIaが用いられる。
ここで、前記平均曲げ剛性値EIaが1.0kgf ・m2 未満の場合、スイング中にシャフトが過度に大きくしなることによりスイングしづらく、かつクラブヘッド3のフェースの向きが安定しないため打球の方向性が悪化しやすい。また、インパクトで強い球を打つことができない。このような観点より、シャフト2の平均曲げ剛性値EIは、好ましくは1.2kgf ・ m2 以上が望ましい。他方、シャフト2の平均曲げ剛性値EIaが4.0kgf ・ m2 を超えると、スイング時にシャフト2を適度にしならせることができず、ひいてはインパクト時のヘッド速度及び動的ロフト角の増大を図ることができない。この結果、十分に飛距離を向上させることができない。このような観点より、平均曲げ剛性値EIaは、好ましくは3.8kgf ・ m2 以下が望ましい。
さらに、シャフト2は、前記シャフト重量Wと前記平均曲げ剛性値EIaとが下記式(1)を満たす。
EI≦(1/15)W−2.1 …(1)
図3は、シャフト2の平均曲げ剛性値EIaと、46インチ換算されたシャフト重量Wとの関係を示すグラフである。
発明者らは種々の実験を行ったところ、黒丸で表されるこれまでのシャフトには、シャフト重量Wが大きいものは、平均曲げ剛性値EIも大きく設定されるという設計思想を知見した。しかし、腕力はあるもののスイングフォーム等が適切ではないため、スイング中に十分にシャフトをしならせることができないゴルファが、重量がありかつ曲げ剛性の高いシャフトを用いると、スイング時にシャフトを効果的にしならせることができず、ボールの打撃時にクラブヘッドのフェースの向きが安定しないことが多く、打球の方向性がばらつきやすい。また、ヘッド速度を加速できないので、打球の飛距離を増大させることもできない。
本発明のシャフト2は、46インチ換算のシャフト重量Wを一定範囲に制限することでアドレスし易くかつスイングのタイミングをとりやすい最適な重量が確保されるとともに、シャフトの平均曲げ剛性値EIaを一定範囲に制限することでスイング時の適度なしなりが確保される。しかも、本発明のシャフト2は、前記式(1)を満たすことにより、従来に比べて、シャフト重量に対して平均曲げ剛性値EIa小さくし得る。これにより、上記のような腕力はあるがシャフトを上手くしならせることができないゴルファにとっては、これまで通りのスイングタイミングを確保しつつ、スイング中のシャフト2に最適なしなりが得られ、ひいては打球の方向性及び飛距離が大幅に向上される。
また、シャフト2の平均曲げ剛性値EIaをさらに向上させるためには、好ましくは下記式(2)を満たすことが望ましい。
EI≦(1/15)W−3.1 …(2)
ここで、式(2)は、シャフト2の平均曲げ剛性値EIaの上限値をさらに切り下げるので、より小さい平均曲げ剛性値EIaを持つことができる点で望ましい。
なお、シャフト2の平均曲げ剛性値EIaは1.0kgf ・ m2 以上であれば良いが、特に好ましくは、下記式(3)により平均曲げ剛性値EIaの下限を抑えることが望ましい。これにより、シャフト2の平均曲げ剛性値EIaがさらに最適に設定される。
EI≧(1/15)W−4.1 …(3)
以上のようなシャフト2は、図4に示されるように、例えば複数種類のプリプレグS1〜S2(これらを総称するとき、単に「プリプレグS」と呼ぶ。)を用いて製造することができる。
前記プリプレグSは、平行に引き揃えられた強化繊維fを未硬化樹脂に含浸させて固めたシート状の複合材である。これらのプリプレグSは、図示しないマンドレル(芯材)に巻き付けられて先ず筒状の積層物に成型される。次に、積層物からマンドレルから抜き取るとともに、積層物の中空部に膨張可能なブラダ等が挿入される。そして、これらを金型に投入して圧力と熱を作用させながら所定形状に硬化させることにより、樹脂と強化繊維fとは一体化され、繊維強化樹脂製のシャフト2が成形される。なお図4において、上側のものから順次マンドレルに巻き付けされ、シャフト2の内層側を形成する。
前記プリプレグSは、例えばシャフト2の前記先端2a側の部分に積層される小片状の先端側プリプレグS1と、シャフトの全長さを構成する全長プリプレグS2とを含む。
前記先端側プリプレグS1は、シャフト2の先端2a付近の剛性を調節するとともに、強度を高めるのに役立つ。このため、先端側プリプレグS1は、例えば1〜20層程度で構成されるのが望ましい。先端側プリプレグS1が1層未満の場合、シャフト2の先端2a部分の耐久性が低下するおそれがある。他方、先端側プリプレグS1が20層を超えると、その部分が厚くなり、シャフト2に段差が形成されてしまうおそれがある。このような段差には、応力が集中するので好ましくない。以上のような観点より、先端側プリプレグS1は、好ましくは2層以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは19層以下、より好ましくは18層以下が望ましい。
また、先端側プリプレグS1の強化繊維fのシャフト軸方向に対する角度は、例えば0度〜90度まで広く採用しうる。例えば、シャフト2の先端側の曲げ剛性値EIを大きくしたい場合、強化繊維fの角度は、好ましくは10度以下(最も好ましくは0度)が望ましい。他方、シャフト2のねじり剛性を高めたい場合、強化繊維fの角度は、好ましくは40〜50度(最も好ましくは45度)が望ましい。なお、先端側プリプレグS1の成型前の展開形状は、四角形状シートS1a又は三角形状シートS1bのいずれでも良いが、全長プリプレグS2の層との段差を減じて応力集中を緩和するために、三角形状シートS1bが望ましい。
前記全長プリプレグS2は、シャフト2の基本的な曲げ剛性値や強度を決定付ける。このため、全長プリプレグS2は、5〜20層で構成されるのが望ましい。前記層数が5層未満の場合、シャフト2の剛性及び強度が低下するおそれがあり、逆に20層を超えると、巻き数が増えることによる生産性の悪化や層間にボイドが発生するおそれがある。このような観点より、全長プリプレグS2の層数は、好ましくは6層以上、より好ましく7層以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは19層以下、より好ましくは18層以下が望ましい。
また、本実施形態において、全長プリプレグS2は、強化繊維fのシャフト軸方向に対する角度が10〜80度、より好ましくは20〜70度で傾けられた傾斜層S2aと、強化繊維fのシャフト軸方向に対する角度が実質的に0度(シャフト軸方向と平行)である平行層S2bとから構成される。
前記傾斜層S2aは、主としてシャフト2のねじり剛性を高めるのに役立つ。このため、傾斜層S2aは、好ましくは1層以上、より好ましくは2層以上、さらに好ましくは3層以上が望ましく、また、上限に関しては、好ましくは12層以下、より好ましくは11層以下、さらに好ましくは10層以下で構成されるのが望ましい。また傾斜層S2aは、特に好ましくは、互いに逆向きに傾斜する少なくとも2層、とりわけシャフト軸方向に対して±45度で傾く強化繊維fを有する少なくとも2層を含むことが望ましい。
前記平行層S2bは、主としてシャフト2の曲げ剛性を高めるのに役立つ。このため、平行層S2bは、好ましくは2層以上、より好ましくは3層以上が望ましく、また、上限に関しては、好ましくは10層以下、より好ましくは9層以下、さらに好ましくは8層以下で構成されるのが望ましい。
なお、図示していないが、強化繊維fのシャフト軸方向に対する角度が実質的に90度(シャフト軸方向と直角)である直交層を含めても良い。このような直交層は、傾斜層S2a及び平行層S2bとともに交差することにより、主として、シャフト2の圧壊強度(つぶし強度)を高めるのに役立つ。また、傾斜層S2a及び平行層S2bで十分なシャフト強度及びつぶし強度が得られている場合には、本実施形態のように直交層を省略することもできる。シャフト重量Wの増加を抑えるために、直交層は、好ましくは4層以下、より好ましくは3層以下、さらに好ましくは2層以下に止めるのが望ましい。
同様に、図示していないが、例えばシャフト2の後端2b側のみに配される後端側プリプレグを設けることもできる。
本発明において、シャフト2の平均曲げ剛性値EIaは、上述の規定を見たすものであれば特に限定はされないが、各測定位置での曲げ剛性値EIは、一定の値を有することが望ましい。例えば、好ましいシャフト長さ850〜1150mmの例で述べると、曲げ剛性値EIの測定箇所は、シャフト長さにより7〜10箇所になり、このシャフト1本当たりの曲げ剛性値EIの測定数を”m”とおく(シャフト長さが1150mmの場合、m=10となる。)。また、4以上かつ(m−3)以下の整数の値を取り得る変数を”n”とおく(m=10の場合、n=4、5、6及び7となる。)。すると、シャフト2から実際に測定される各曲げ剛性値EI(x)は、次のように表し得る。ただし、”x”は、シャフト2の先端2aから測定位置までの軸方向距離(ミリメートル)とする。
EI(130 )
EI(230 )
EI(330 )
EI(n*100+30)
EI{(m-2)*100+30 )}
EI{(m-1)*100+30 )}
EI(m*100+30)
そして、シャフト2の先端2a側の曲げ剛性値であるEI(130 )、EI(230 )及びEI(330 )は、好ましくは0.8kgf ・ m2 以上、より好ましくは0.9kgf ・ m2 以上、さらに好ましくは1.0kgf ・ m2 以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは4.0kgf ・ m2 以下、より好ましくは3.8kgf ・ m2 以下、さらに好ましくは3.5kgf ・ m2 以下が望ましい。前記曲げ剛性値EI(130 )、EI(230 )及びEI(330 )が0.8kgf ・ m2 未満になると、打球時のシャフト2の先端2a側のしなりが著しく増大して耐久性を悪化させる他、スイング中のヘッドの向きも安定せず、ひいては打球の方向性が悪化するおそれがある。逆に前記曲げ剛性値EI(130 )、EI(230 )及びEI(330 )が4.0kgf ・ m2 を超える場合、シャフト2の先端2a側のしなりが小さくなり、打球直前にヘッド速度を加速させることが困難になるおそれがある他、打球時の振動がプレーヤの手に伝えられ、打球感が悪化するおそれがある。
また、シャフト2の中間部分の曲げ剛性値EI(n*100+30)は、好ましくは1.0kgf ・ m2 以上、より好ましくは1.5kgf ・ m2 以上、さらに好ましくは1.8kgf ・ m2 以上、最も好ましくは2.0kgf ・ m2 以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは7.0kgf ・ m2 以下、より好ましくは6.0kgf ・ m2 以下、さらに好ましくは5.5kgf ・ m2 以下、最も好ましくは4.5kgf ・ m2 以下が望ましい。該シャフト2の中間部分の曲げ剛性値EI(n*100+30)が1.5kgf ・ m2 未満になると、スイング時、該中間部分でのたわみが大きくなってタイミングがとりづらくなり、スイングリズムを悪化させるおそれがある。逆に、シャフト2の中間部分の曲げ剛性値EI(n*100+30)が7.0kgf ・ m2 を超える場合、シャフト2のたわみが小さくなり、ヘッド速度の向上が十分に期待できないおそれがある他、プレーヤの力を効果的にクラブヘッドに伝えることができないおそれがある。
とりわけ、中間部分の曲げ剛性値EI(n*100+30)は、前記シャフト2の先端2a側の曲げ剛性値であるEI(130 )、EI(230 )及びEI(330 )よりも大きいことが望ましく、さらに好ましくはシャフト2の後端2bに向かって漸増するものが望ましい。
さらに、シャフトの後端2b側の曲げ剛性値であるEI{(m-2)*100+30 )}、EI{(m-1)*100+30 )}及び EI(m*100+30)については、好ましくは2.5〜9.5kgf ・ m2 であるのが望ましい。これらの曲げ剛性値が2.5kgf ・ m2 未満になると、スイング時のたわみが大きくなってタイミングがとりづらくなり、スイングリズムを悪化させるおそれがある。逆に、これらの曲げ剛性値が9.0kgf ・ m2 を超える場合、スイング時にシャフト2のしなりを感じることが困難となり、振りづらくなるおそれがある。
特に好ましくは、シャフト2の後端2b側の曲げ剛性値EIについても、該後端2bに向かって曲げ剛性値EIが大きくなる態様、即ち下式のような態様が望ましい。これにより、ヘッド3側のしなりを大きくし、ヘッド速度をさらに加速させるのに役立つ。
EI{(m-2)*100+30 )}<EI{(m-1)*100+30 )}< EI(m*100+30)
とりわけ、EI{(m-2)*100+30 )}は2.5〜8.0kgf ・ m2 、またEI{(m-1)*100+30 )}は2.8〜9.0kgf ・ m2 、さらにEI(m*100+30)は3.0〜9.5kgf ・ m2 が望ましい。
以上本発明の実施形態について、ウッド型のゴルフクラブを例示したが、本発明のシャフト2はアイアン型ゴルフクラブにも採用することができるのは言うまでもない。
表1の仕様に基づいてシャフトが試作され、その性能がテストされた。シャフトは、炭素繊維を用いたプリプレグから形成されており、プリプレグの基本的な展開図は図5に示す通りである。各プリプレグのプライ数(巻付け数)や強化繊維の引張弾性率を表1のように変えることにより、平均曲げ剛性値EIaが調節された。なお、各プリプレグは、A層から順に芯材に巻き付けられて成型された。そして、各テストシャフトにロフト角11度のチタン合金製のウッド型のゴルフクラブヘッドと、ラバーグリップとを装着し、ウッド型ゴルフクラブが作られた。各プリプレグの仕様は次の通りである。
3255G−12:繊維の引張弾性率:24ton /mm2 (東レ社製)
8255S−12:繊維の引張弾性率:30ton /mm2 (東レ社製)
E1026A−09N:繊維の引張弾性率:10ton /mm2 (日本グラファイトファイバー社製)
E052AA−10N:繊維の引張弾性率:5ton /mm2 (日本グラファイトファイバー社製)
また、テストの方法は、次の通りである。
<ヘッド速度>
10名の右打ちゴルファ(ハンディキャップ0〜20、年齢20〜40才)が、各ゴルフクラブでボール(SRIスポーツ社製のゴルフボール「XXIO」)を10球づつ打撃する実打試験が行われた。そして、打球直前のヘッド速度がレーザセンサーを用いて測定され、各クラブについて平均値(10名×10球)が計算された。結果は、実施例1を100とする指数であり、数値が大きいほどシャフトのしなりによってヘッド速度が加速されていることを示す。
<打ち出し角度>
上記実打試験時の打球の打ち出し直後の角度がレーザセンサーにより測定され、各クラブの打球の平均値打ち出し角(10名×10球)が計算された。結果は、実施例1を100とする指数であり、数値が大きいほど、シャフトの最適なしなりが得られていることを示す。
<打球の方向性>
上記実打試験において、10球の打球について目標飛球線方向に対するずれ量が測定され、その標準偏差で評価された。結果は、実施例1の標準偏差を100とする指数であり、数値が小さいほど良好である。
<振りやすさ>
上記10名のゴルファの官能により、以下の基準で評価が行われた。
5:非常に良い
4:良い
3:普通
2:あまり良くない
1:良くない
テストの結果を表1に示す。
Figure 2008005914
Figure 2008005914
Figure 2008005914
テストの結果、本発明に係るシャフトを装着したゴルフクラブでは、ヘッドスピードが大きく、飛距離及び方向性にも優れていることが確認できた。
本発明の実施形態を示すゴルフクラブの正面図である。 シャフトの曲げ剛性値の測定方法を説明する線図である。 シャフト重量と曲げ剛性値との関係を示すグラフである。 本実施形態のシャフトを構成するプリプレグの展開図である。 実施例及び比較例のシャフトを構成するプリプレグの展開図である。
符号の説明
1 ゴルフクラブ
2 ゴルフクラブシャフト
3 ゴルフクラブヘッド
W 46インチに換算されたシャフト重量
EIa シャフトの平均曲げ剛性値

Claims (4)

  1. 繊維強化樹脂からなるゴルフクラブシャフトであって、
    46インチ換算されたシャフト重量Wが55〜90g、かつ、平均曲げ剛性値EIaが1.0〜4.0(kgf ・m2 )であり、しかも前記シャフト重量Wと前記平均曲げ剛性値EIaとが下記式(1)を満たすことを特徴とするゴルフクラブシャフト。
    EIa≦(1/15)W−2.1 …(1)
  2. 下記式(2)を満たすことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
    EIa≦(1/15)W−3.1 …(2)
  3. 下記式(3)を満たすことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
    EIa≧(1/15)W−4.1 …(3)
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載されたゴルフクラブシャフトにゴルフクラブヘッドが装着されたゴルフクラブ。
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