JP2002253429A - 炭火ロースター用火起こし蓋及びそれを用いた炭火ロースター - Google Patents

炭火ロースター用火起こし蓋及びそれを用いた炭火ロースター

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JP2002253429A
JP2002253429A JP2001052532A JP2001052532A JP2002253429A JP 2002253429 A JP2002253429 A JP 2002253429A JP 2001052532 A JP2001052532 A JP 2001052532A JP 2001052532 A JP2001052532 A JP 2001052532A JP 2002253429 A JP2002253429 A JP 2002253429A
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Hideo Nishina
英雄 仁科
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02A40/90Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in food processing or handling, e.g. food conservation
    • Y02A40/924Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in food processing or handling, e.g. food conservation using renewable energies
    • Y02A40/928Cooking stoves using biomass

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  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 煩雑な作業等を行うこと無く、容易に炭の火
起こし及び燃焼を可能とする炭火ロースター用火起こし
蓋およびそれを用いた炭火ロースターを提供する。 【解決手段】 内胴4内に備えられるガスバーナー5
と、炭の燃焼空気を前記内胴4内に取り入れるための空
気供給手段502と、前記内胴4内に備えられる炭コン
ロ8と、煙を吸煙してロースター外部に排出するための
吸煙手段12と、該吸煙手段12の上部に載置される設
置部1401と該設置部1401に連設された蓋部14
02とを具備して前記吸煙手段12の上方を閉塞するこ
とを可能とした火起こし蓋14とを備えて、前記火起こ
し蓋14を前記吸煙手段12の上部に載置することによ
り、前記空気供給部から内胴4内に供給された燃焼空気
を、前記吸煙手段12を介してロースターの外部に排出
可能にしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炭火ロースター用の
火起こし蓋及びそれを用いた炭火ロースターに係り、よ
り詳しくは、焼網上等で発生した煙を吸煙して室内に煙
が充満することを防止可能な無煙式炭火ロースターにお
いて、吸煙手段の吸気作用を利用して炭の燃焼空気をロ
ースター内部に取り入れることを可能とし、これによ
り、煩雑な作業等を行うこと無く、容易に炭の火起こし
及び燃焼を可能とする炭火ロースター用火起こし蓋及び
それを用いた炭火ロースターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、炭を加熱源として用いて、炭
火により焼肉料理等を行う炭火ロースターが提供されて
おり、これを用いることにより、炭の遠赤外線効果によ
り肉を柔らかく調理することを可能としている。
【0003】そしてこの炭火ロースターにより炭の火起
こしを行う場合には、一般的に、炭を載置したロストル
の下方に配置したガスバーナーにより、まず炭に着火し
て、その後、ロースターに備えたシロッコファン等の燃
焼空気供給手段を用いてロースター内部に炭に燃焼空気
を取り入れるとともにこれを炭に供給し、これにより炭
の火起こしを行うとともに炭の燃焼効率を向上させてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、炭火ロー
スターにおいて炭の火起こしを行い、その後に炭を燃焼
させるためには、炭の燃焼空気をロースター内部に取り
入れることが必要であり、そのために、従来の炭火ロー
スターでは、炭の燃焼空気をロースター内部に取り入れ
るための燃焼空気供給用のファンが不可欠であり、炭の
燃焼具合によりこのファンの調節を行うことが必要であ
った。
【0005】そのため、従来から用いられている炭火ロ
ースターでは、炭の火起こしを行う際に、及びその後に
おいても、適宜ファンの操作を行わなければならず、作
業が煩雑になり十分に食事を楽しむことができなくなる
という問題点が考えられた。
【0006】また、燃焼空気供給用のファンが不可欠な
ために、そのための空間を必要とし、ロースター全体の
コンパクト化の妨げになっていた。
【0007】そこで、本発明は、煩雑な作業等を行うこ
と無く、容易に炭の火起こし及び燃焼を可能とする炭火
ロースター用火起こし蓋およびそれを用いた炭火ロース
ターを提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】ところで、ロースターに
は、焼網上で発生した煙を吸煙するための吸煙手段を備
え、これにより煙が室内に放出されることを防止して、
快適な食事環境を提供可能とする無煙式のものが存在し
ている。
【0009】ここで前記無煙式ロースターについて説明
すると、無煙式ロースターでは、一般的に、テーブル等
の切り欠きに装着固定される外胴の内部に内胴を備えて
外胴内に中空部を形成するとともに、この中空部に、吸
気用ファンを備えた排気ダクトを連結している。一方、
焼網の上方には吸煙手段を備え、この吸煙手段に形成さ
れた吸煙窓を前記中空部に連通している。
【0010】そうすると、排気ダクトに備えた吸気用フ
ァンを作動させることにより、外胴内の中空部に存在す
る空気が排気ダクトに吸引されるとともに、前記吸煙窓
を介して、焼網上の空気もまた排気ダクトに吸引されて
いく。そしてこれにより、焼網上で発生した煙を排気ダ
クトを介して外部に排出可能とし、煙が室内等に充満す
ることを防止している。
【0011】そこで、本発明者は、無煙式ロースターに
おけるこの吸煙手段の存在およびその作用に着目し、こ
の吸煙作用を利用して炭の燃焼空気をロースター内部に
取り入れる手段を発明した。
【0012】即ち、本発明の炭火ロースター用火起こし
蓋は、吸煙手段を備えた炭火ロースターに用いられる火
起こし蓋であって、前記吸煙手段の上部に載置可能な設
置部と、該設置部に連設された蓋部とを備えて、前記吸
煙手段の上方を閉塞することを可能としたことを特徴と
している。
【0013】また、この火起こし蓋を用いた本発明のロ
ースターは、テーブル等の切り欠き内に装着される外胴
と、該外胴内に備えられる内胴と、該内胴内に備えられ
るガスバーナーと、炭の燃焼空気を前記内胴内に取り入
れるための空気供給手段と、前記内胴内に備えられる炭
コンロと、該炭コンロ内に配置されるロストルと、前記
炭コンロの上方に配置される焼網と、該焼網の上方に配
置される、前記焼網上で発生した煙を吸煙してロースタ
ー外部に排出するための吸煙手段と、該吸煙手段の上部
に載置される設置部と該設置部に連設された蓋部とを具
備して前記吸煙手段の上方を閉塞することを可能とした
火起こし蓋とを備えて、前記火起こし蓋を前記吸煙手段
の上部に載置することにより、前記空気供給部から内胴
内に供給された燃焼空気を、前記吸煙手段を介してロー
スターの外部に排出可能にしたことを特徴としている。
【0014】本発明では、焼網上で発生した煙をロース
ター外部に排出するための吸煙手段の上方を閉塞可能な
火起こし蓋を備えており、これを吸煙手段に被せること
により吸煙手段の内部に閉塞空間を形成することができ
る。
【0015】そのため、この状態で排気ダクトに備えた
吸気用ファンを作動させると、吸煙手段を介して焼網上
の空気が外胴内に吸引されるとともに、ロースター内部
に存在する空気は、焼網の上方に吸引されていき、この
焼網の上方に吸引された空気もまた外胴内に形成された
中空部を介して排気ダクト側に吸引されていく。
【0016】そうすると、内胴内の空気が焼網上に吸引
されていく過程において、この空気が焼網の下方に存在
する炭を通過することになり、これにより自動的に炭に
燃焼空気が供給されることになる。
【0017】そのため、本発明では、火起こし蓋を装着
することのみにより炭の火起こしを行うことができ、ま
た火起こし後も炭に燃焼空気を供給することができるた
め、煩雑なファンの操作等を不要にすることが可能であ
るとともに、燃焼空気供給用のファンをも不要とし、こ
れによりファンを備えることにより必要となる空間を無
くすることも可能である。
【0018】
【実施例】本発明の炭火ロースターの実施例について図
面を参照して説明すると、図1は、本実施例の炭火ロー
スターの構造を示す図であり、図において1が本実施例
の炭火ロースターである。
【0019】そして、本実施例の炭火ロースター1は、
テーブル天板の切り欠き等に装着される外胴を備えてい
る。
【0020】即ち、図において2が外胴であり、この外
胴2は、使用に際しては、テーブルの天板等に形成され
る切り欠き内に挿入固定される。なお、この外胴2の形
状は特に限定されず、円筒形状、箱型形状いずれでも良
いが、本実施例においてこの外胴2は円筒形状としてお
り、その底部には開口201が形成されるとともに、こ
の開口201には、吸気用のファン(図示せず)が連結
された排気ダクト3が連結されている。
【0021】そして、この外胴2の内部には内胴が配置
されている。即ち、図において4が内胴であり、本実施
例においてこの内胴4は、前記外胴2の内部に固定され
ており、これにより外胴2内に中空部202が形成され
ている。
【0022】なお、本実施例においてこの内胴4の形状
は、前記外胴2の形状に合わせて、外胴2内の配置可能
な大きさの円筒形状としているが、この内胴4の形状も
また特に限定はされず、前記外胴2の内部に配置可能で
あればいずれでも良い。また、外胴2内に内胴4を配置
する方法としては、例えば外胴2内の任意の箇所に載置
棚を形成してこの載置棚上に内胴の上端部分を係止する
方法や、溶接等により内胴を外胴内に固定する方法等が
考えられるが、この配置方法は特に限定はされずいずれ
の方法としても良い。
【0023】次に、図において5はガスバーナーであ
り、図に示すように、本実施例においては、前記内胴4
内の任意の箇所に、炭への着火を行うためのガスバーナ
ー5を配置されている。
【0024】ここで、このガスバーナー5の装着につい
て説明すると、本実施例においては、外胴2における側
壁の任意の箇所に穴203を形成するとともに、この穴
203に対応した内胴4の箇所にも同様の穴401を形
成し、この穴203および401が連通するように円筒
状のバーナー挿入路6を装着している。そしてこのバー
ナー挿入路6を介して、内胴4内にガスバーナー5を配
置するとともに、このガスバーナー5のガス供給側には
ガス管7が連結されている。
【0025】なお、本実施例においては、前記バーナー
挿入路6の内径をガスバーナー5のガス供給路501よ
りもわずかに大きくして、バーナー挿入路6内における
ガス供給路501の周辺に空間が形成されるようにして
いる。そしてこれにより、バーナー挿入路6内における
ガス供給路501の周辺を燃焼空気供給路502とし、
このバーナー挿入路6を介して内胴4内に炭の燃焼空気
を取り入れることを可能としている。但し、燃焼空気を
内胴4内に取り入れる方法は必ずしもこの方法には限定
されず、内胴4および外胴2を連通した燃焼空気供給路
を別途形成しても良い。
【0026】次に、図において8は炭コンロであり、こ
の炭コンロ8は、前記内胴4内におけるガスバーナー5
の上方に備えられるとともに、その底部にはロストル9
が載置され、使用に際しては、図に示すようにロストル
9上に炭10を積み上げるようにして炭コンロ8内に燃
焼用の炭を収容する。
【0027】なお、図に示すように、本実施例において
は、前記内胴4内の上端部近傍に棚部402を形成し
て、この棚部402上に炭コンロ8の上端の縁部801
を係止し、これにより内胴4内に炭コンロ8を配置して
いる。但し、必ずしもこのようにする必要は無く、炭コ
ンロ8を内胴4内に固定可能な方法であればいずれの方
法を採用しても良い。
【0028】また、本実施例においてこの炭コンロ8
は、上方に行くに従って径が大きくなるようにした略円
筒形状としているとともに、その上部及び底部に開口が
形成され、底部開口を塞ぐようにしてロストル9が載置
されている。但し、必ずしもこのような形状にする必要
は無く、炭を収容可能であればいずれの形状でも良い。
【0029】次に、図において11は焼肉料理等を行う
場合に用いられる焼網であり、この焼網11は、前記炭
コンロ8の上端部の縁部上に載置され、これにより焼網
11上で加熱調理を可能としている。そして、本実施例
においてこの焼網11は鋳物製としており、その形状は
平面形状が略円形状のものとしている。
【0030】次に、図において12は吸煙リングであ
り、この吸煙リング12は、焼網11上で発生した煙を
吸引して、煙が室内に充満することを防止するために用
いられる。
【0031】ここで、図2はこの吸煙リング12の断面
構造を示す図であり、本実施例におけるこの吸煙リング
12は、リング状に形成することにより上部及び下部を
開口としており、その内部が吸煙部1204とされてい
る。そして、円周に沿って内壁1205が形成されると
ともに、この内壁1205には複数個の縦長状の吸煙窓
1201が形成されている。また、上端部は平面上の縁
部1202とされるとともに、この縁部1202は吸煙
部1204側に延長されて、この延長部がひさし部12
03とされている。
【0032】そして使用に際しては、前記吸煙窓120
1が前記外胴2内に形成された中空部202と連通する
ようにして、前記焼網11の上方に配置される。そして
これにより、加熱調理の過程で焼網11上で発生した煙
を吸引して排気ダクト3を介して外部に排出可能として
いる。
【0033】即ち、本実施例のロースター1では、吸煙
窓1201が外胴2内に形成した中空部202に連通す
るとともに、この外胴2内の中空部202は開口部20
1を介して排気ダクト3に連通しているため、排気ダク
ト3に連結した吸気用ファンを作動させると、焼網11
上の空気は吸煙窓1201、中空部202を介して排気
ダクト3側に吸引されていく。そのため、加熱調理の過
程で焼網11上で発生した煙は、焼網11上の空気とと
もに、吸煙窓1201、中空部202を介して排気ダク
ト3側に吸煙され、これにより室内に煙が充満すること
を防止することが可能である。またその際、ひさし部1
203を形成しておりこれにより煙がロースターの上方
に上昇することを防止しているために、より有効に焼網
11上で発生した煙を吸引可能である。
【0034】次に、図において13は灰受けであり、こ
の灰受け13は、前記内胴4内において前記炭コンロ8
の下方に備えられ、炭の燃えカスを受け入れ、ロースタ
ー使用後における清掃等の便宜のために用いられる。即
ち、本実施例では、この灰受け13を備えることによ
り、灰を内胴内に散乱し、あるいは水槽を備えた場合に
は水槽内の水と灰が混ざり合って水槽内の水が汚れるこ
とを防止し、使用後の清掃作業を容易としている。
【0035】なお、本実施例においては、図1に示すよ
うに、前記内胴4内任意の箇所に係止部403を形成
し、この係止部403に灰受け13を係止する構造とし
ているが、灰受け13の配置方法はこの方法には限られ
ず、炭コンロ8の下方に配置可能な方法であればいずれ
の方法でも良い。
【0036】また、この灰受け13の下方には、適宜水
槽を備えるとよく、これによりロースター全体の冷却を
達成することができる。
【0037】次に、図において14は炭の火起こしの
際、及びその後における炭の燃焼効率を高めるために用
いられる火起こし蓋であり、この火消し蓋14は、炭の
火起こしを行う際、及び炭を燃焼させる際に、吸煙リン
グの縁部1202上に載置される。
【0038】ここで、図3はこの火起こし蓋14を示す
図であり、本実施例においてこの火起こし蓋14は、吸
煙リング12の縁部1202上に載置される設置部14
01と、この設置部1401に連設された蓋部1402
とにより構成されており、上部は閉塞されるとともに、
把手1403を除いた部分は耐熱性のガラスにより形成
している。
【0039】そして、この火起こし蓋14を用いる際に
は、前述したように、吸煙リング12の縁部1202の
上方に火起こし蓋14の設置部1401の下端部が載置
されるようにして、吸煙リング12に火起こし蓋14を
被せる。
【0040】そうすると、吸煙リング12における吸煙
部1204の上方が閉塞され、この状態で排気ダクト3
に連結された吸引用ファンを作動させると、内胴4内の
空気が焼網11の上方に吸引され、それにより炭に燃焼
空気を供給することが可能となる。
【0041】即ち、吸煙部1204の上方を閉塞空間に
しない状態で吸気用ファンを作動させた場合には室内の
空気が吸引されてしまうが、本実施例のロースターで
は、火起こし蓋14を装着することにより吸煙部120
4の上方を閉塞することができるため、吸気用ファンを
作動させた場合には、室内の空気を吸引することができ
ず、その結果、内胴4内に存在する空気が上方へ吸引さ
れることになる。そしてこのとき、内胴4内には燃焼空
気供給路502が形成されているため、内胴4内の空気
が吸引されることにより内胴4内には常に室内等の空気
が供給される。
【0042】そうすると、内胴4内に供給される室内等
の空気が吸煙部1204に吸引される過程で、常に炭コ
ンロ8内の炭10に燃焼空気が供給されることになり、
燃焼空気供給用のファン等の特別な手段を用いずに、炭
10に燃焼空気を供給することが可能となる。
【0043】次に、このように構成される本実施例の炭
火ロースター1の使用方法について説明すると、焼肉料
理等を行う場合には、まず、排気ダクト3に連結した吸
気用ファンを作動させるとともに、炭コンロ8内に炭1
0を積み上げた後に、焼網11を内胴4の上方に配置し
て、ガスバーナー5を用いて炭10に着火する。そし
て、炭10への着火が完了した後に、ガスを止めるとと
もに、前述した方法により火起こし蓋14を吸煙リング
12の上方に配置する。
【0044】そうすると、火起こし蓋14により吸煙部
1204の上方が閉塞されるとともに、室内の空気の吸
引が阻止され、燃焼空気供給路502を介して内胴4内
に供給される空気は、炭コンロ8内の炭10を通って焼
網11の上方に吸引されていく。
【0045】そして、その結果として、内胴4内に供給
される空気が炭10に供給されることになり、これによ
り、炭の火起こし、及び炭の燃焼を行うことが可能とな
る。
【0046】このように、本実施例によれば、煩雑な動
作を行うこと無く、容易に炭の火起こし及びその後の炭
の燃焼を行うことができるため、焼肉調理を十分に楽し
むことができる。
【0047】また、火起こしの際に焼網を外しておくこ
とにより、炭が燃焼する過程を目視することができ、炭
の火起こしが完了するまでの時間を視覚により楽しむ事
が可能である。
【0048】更に、本実施例のロースターでは、燃焼空
気供給用のファンを無くすることができ、これによりフ
ァンを備えることにより必要となる空間を無くすること
が可能である。
【0049】なお、本実施例のロースターの使用に際し
ては、前述したように、適宜、灰受け13の下方に水槽
を備えてもよく、あるいは内胴4の底部に水を蓄えても
良く、これらによりロースター全体を冷却することが可
能である。
【0050】
【発明の効果】本発明の炭火ロースター用火起こし蓋及
びそれを用いた炭火ロースターは以上説明した形態で実
施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0051】本発明の炭火ロースター用火起こし蓋は、
吸煙手段を備えた炭火ロースターに用いられる火起こし
蓋であって、前記吸煙手段の上部に載置可能な設置部
と、該設置部に連設された蓋部とを備えて、前記吸煙手
段の上方を閉塞することを可能としたことを特徴として
おり、及び、この火起こし蓋を用いた本発明のロースタ
ーは、テーブル等の切り欠き内に装着される外胴と、該
外胴内に備えられる内胴と、該内胴内に備えられるガス
バーナーと、炭の燃焼空気を前記内胴内に取り入れるた
めの空気供給手段と、前記内胴内に備えられる炭コンロ
と、該炭コンロ内に配置されるロストルと、前記炭コン
ロの上方に配置される焼網と、該焼網の上方に配置され
る、前記焼網上で発生した煙を吸煙してロースター外部
に排出するための吸煙手段と、該吸煙手段の上部に載置
される設置部と該設置部に連設された蓋部とを具備して
前記吸煙手段の上方を閉塞することを可能とした火起こ
し蓋とを備えて、前記火起こし蓋を前記吸煙手段の上部
に載置することによって、前記空気供給部から内胴内に
供給された燃焼空気を、前記吸煙手段を介してロースタ
ーの外部に排出可能にしたことを特徴としている。
【0052】そして本発明によれば、吸煙手段の上方に
火起こし蓋を配置して吸煙部の上方を閉塞することによ
り、内胴内に供給された空気を焼網の上方に吸引すると
ともに、その吸引の過程で炭に燃焼空気を供給すること
ができるため、炭の燃焼空気を内胴内に取り入れるため
のファン等を用いること無く、容易に燃焼空気を炭に供
給することができ、煩雑なファンの操作等を不要にする
ことが可能であるとともに、燃焼空気供給用のファンを
も不要とし、これによりファンを備えることにより必要
となる空間を無くすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロースターの実施例の構造を説明する
ための一部断面図である。
【図2】本発明のロースターの実施例に用いられる吸煙
リングを説明するための図である。
【図3】本発明のロースターの実施例に用いられる火起
こし蓋を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ロースター 2 外胴 3 排気ダクト 4 内胴 5 ガスバーナー 501 ガス供給路 502 燃焼空気供給 6 バーナー挿入路 7 ガス管 8 炭コンロ 9 ロストル 10 炭 11 焼網 12 吸煙リング 1201 吸煙窓 1202 縁部 1203 ひさし部 1204 吸煙部 13 灰受け 14 火起こし蓋 1401 設置部 1402 蓋部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸煙手段(12)を備えた炭火ロースター
    に用いられる火起こし蓋であって、前記吸煙手段(1
    2)の上部に載置可能な設置部(1401)と、該設置
    部(1401)に連設された蓋部(1402)とを備え
    て、前記吸煙手段(12)の上方を閉塞することを可能
    としたことを特徴とする炭火ロースター用火起こし蓋。
  2. 【請求項2】テーブル等の切り欠き内に装着される外胴
    (2)と、該外胴(2)内に備えられる内胴(4)と、
    該内胴(4)内に備えられるガスバーナー(5)と、炭
    の燃焼空気を前記内胴(4)内に取り入れるための空気
    供給手段(502)と、前記内胴(4)内に備えられる
    炭コンロ(8)と、該炭コンロ(8)内に配置されるロ
    ストル(9)と、前記炭コンロ(8)の上方に配置され
    る焼網(11)と、該焼網(11)の上方に配置され
    る、前記焼網(11)上で発生した煙を吸煙してロース
    ター外部に排出するための吸煙手段(12)と、該吸煙
    手段(12)の上部に載置される設置部(1401)と
    該設置部(1401)に連設された蓋部(1402)と
    を具備して前記吸煙手段(12)の上方を閉塞すること
    を可能とした火起こし蓋(14)とを備えて、 前記火起こし蓋(14)を前記吸煙手段(12)の上部
    に載置することにより、前記空気供給部から内胴(4)
    内に供給された燃焼空気を、前記吸煙手段(12)を介
    してロースターの外部に排出可能にしたことを特徴とす
    る炭火ロースター。
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