JP2002250171A - ヒンジ装置 - Google Patents

ヒンジ装置

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JP2002250171A JP2001048170A JP2001048170A JP2002250171A JP 2002250171 A JP2002250171 A JP 2002250171A JP 2001048170 A JP2001048170 A JP 2001048170A JP 2001048170 A JP2001048170 A JP 2001048170A JP 2002250171 A JP2002250171 A JP 2002250171A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉を保持するヒンジ装置の回転軸部分を扉の
厚み内に設け、さらにヒンジ装置全体も完全に扉面と面
一となるようにし、かつ扉の180°の回転が可能とな
る新しい機構を有したヒンジ装置を提供する。 【解決手段】 プレート状の枠側ベースと中間プレート
と扉側プレートを設け、扉が閉じている状態では側面が
扉面と面一になるように扉の厚み部分に重なり合わせて
サンドイッチ状態で配置する。枠側ベースと中間プレー
トとを第一回転軸で、中間プレートと扉側プレートを第
二回転軸で互いに回動自在に連結し、曲面壁と扉側プレ
ート奥コーナー部分または係止ピンと扉側プレートの傾
斜面により互いの回転動作を規制する。扉を開けると中
間プレートと扉側プレートが重なって第一回転軸を中心
に一定角度まで回転し、その後は扉側プレートのみが第
二回転軸を中心に回転する動作を得、閉じるときは逆の
動作を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は扉を回動自在に保持
するヒンジ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、枠体に扉を回動自在に保持す
るヒンジ装置としては丁番やピボットヒンジが知られて
おり、両方とも扉の開く側に軸芯位置を持ち出すことに
より扉の180°の回転を可能にするものがほとんどで
ある。したがって、当然軸部分は扉面から突出すること
になり、特に室内ドアなどにおいては危険性があるだけ
でなく、デザイン性においてもあまりよくない。また扉
の厚み方向の中心位置に軸芯を有した中心吊のものもあ
るが、このタイプは基本的に90°までしか扉を開放で
きないだけでなく、扉の吊元側面と枠体の隙間を大きく
取る必要もあり、使用用途に制限がある。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、軸部分を扉の厚み内に設け、さらにヒ
ンジ装置全体も完全に扉面と面一となるようにし、かつ
180°の回転が可能となる新しい機構を有したヒンジ
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために次の手段を設けた。扉を枠体に回動自在に
保持する際に、吊元側の上下二箇所に、共に扉の上下方
向に面部分を有したプレート状の枠側ベースと中間プレ
ートと扉側プレートを設け、扉が閉じている状態では側
面が扉面と面一になるように扉の厚み部分に重なり合わ
せてサンドイッチ状態となるように配置する。枠側ベー
スは枠体に固定し、扉側プレートは扉に固定し、その間
に挟み込むようにして中間プレートを配置し、扉が開く
方向である手前側のコーナー位置に第一回転軸を設け、
枠側ベースと中間プレートを第一回転軸にて互いに回動
自在に連結し、中間プレートと扉側プレートを第一回転
軸よりも戸先側位置に設けた第二回転軸で互いに回動自
在に連結する。
【0005】先端部分に傾斜面を設けた円柱状の軸部
と、幅広な太鼓形状の段付部分を有した係止ピンを設
け、枠側ベース面に上下方向にのみ出没自在で、かつ抜
けてしまわないように装着し、常に係止ピン軸部及び係
止ピン段付部分が枠側ベース面より突出するようにばね
により付勢しておく。前記中間プレートに、係止ピン軸
部が挿入でき、かつ移動可能な幅を有した第一回転軸を
中心とした円弧状長孔を設け、該円弧状長孔の片端部に
係止ピン段付部分が出没可能な太鼓形状孔を設けてお
く。
【0006】枠側ベースに対して中間プレートを、第一
回転軸にて水平方向にのみ回動自在に連結し、前記係止
ピン軸部を中間プレートの円弧状長孔に挿入することに
より、中間プレートは円弧状長孔の両端部間の角度内で
回動自在となる。中間プレートを枠側ベースと完全に重
なった状態から回転させると、円弧状長孔の片端部に設
けた太鼓形状孔側面が係止ピン軸部にあたり停止する位
置まで回転し、その位置で係止ピン段付部分が太鼓形状
孔に挿入できるようになり、さらに係止ピンが突出し、
中間プレートが戻ろうとする回転動作をも阻止する。こ
の位置を第一角度位置とし、中間プレートは係止ピンが
押し込まれ係止ピン段付部分が没したときにのみ戻る方
向への回転が可能になる。またこの中間プレートが停止
する第一角度位置で、第二回転軸が扉の厚み部分から外
方向に持ち出した位置になるように構成しておくとよ
い。
【0007】中間プレートと扉側プレートは第二回転軸
により水平方向にのみ回動自在に連結されており、互い
に重なった位置から、扉側プレートは中間プレートに対
して扉が開く方向にのみ回転するように、両者に突起部
分を設けて規制しておく。次に枠側ベースの奥側位置
に、高さを有した背面部分を設け、該背面部分の手前側
面の一定部分に第一回転軸を中心とした円弧状の曲面壁
を設ける。扉側プレートの奥側の外周形状を前記曲面壁
と同形状にし、扉側プレート奥コーナー部分が前記背面
部分の曲面壁に接した状態で、規制されて移動するよう
に構成することにより、扉側プレートは中間プレート及
び枠側ベースと完全に重なっている状態から扉を開ける
と、扉側プレート奥コーナー部分は該曲面壁に沿って、
規制された状態でしか動けないために、扉側プレートは
中間プレートと共に第一軸を中心とした同じ軌跡上を回
転運動することになる。しかし扉側プレート奥コーナー
部分が該曲面壁から離脱した位置からは扉側プレートの
第二回転軸を中心とした回転運動が可能になる。
【0008】さらに、この扉側プレート奥コーナー部分
が該曲面壁から離脱する位置を、前記第一角度位置と同
じ位置にすることにより、中間プレートの回転運動が停
止した直後に扉側プレートの第二回転軸を中心とした回
転運動が得られることになる。つまり扉が閉じており、
枠側ベースと中間プレートと扉側プレートが完全に重な
った状態から扉を開けると、中間プレートが係止ピンに
より停止する第一角度位置までは扉側プレートと中間プ
レートは共に重なった状態で同時に第一回転軸を中心に
回転し、その後は扉側プレートのみが第二回転軸を中心
に回転する動作を得ることになる。
【0009】扉側プレートの中間プレートと面する側の
戸尻側位置に、第二回転軸を中心とし、中間プレートの
太鼓形状孔の中心との距離を半径とした円弧形状の凹溝
を設ける。前記凹溝の幅は係止ピン軸部の直径よりも幅
広とし、凹溝の端部に傾斜面を設け、該傾斜面の位置
は、中間プレートと扉側プレートが完全に重なった状態
で、中間プレートの太鼓形状孔の中心位置に近接するよ
うに配置する。
【0010】また、第二回転軸にて中間プレートと扉側
プレートを連結した状態で、中間プレートと扉側プレー
トが完全に重なっているときは、中間プレート面より突
出している係止ピン先端部分を扉側プレート面が押し込
み、係止ピンが没している状態になるように中間プレー
トと扉側プレートの隙間寸法を設定しておく。
【0011】したがって、扉が閉じた状態から開いてい
く過程において、扉側プレート奥コーナー部分が曲面壁
から離れる第一角度位置までは、中間プレートと扉側プ
レートが完全に重なっており、係止ピン先端部分は扉側
プレート面に当たっているために没した状態で保持され
る。また第一角度位置においては、係止ピンの上下位置
は同様であり、係止ピン段付部分も中間プレートの太鼓
形状孔には挿入しないが、扉側プレートの凹溝の傾斜面
は係止ピンに近接した位置にまで移動してきている状態
になっている。
【0012】第一角度位置からさらに扉を開き、第二回
転軸を中心に扉側プレートのみが回転し始める初期の段
階の、係止ピン先端部分と凹溝の端部の傾斜面が重なる
位置を第二角度位置とする。この位置で係止ピン先端部
分は扉側プレートの凹溝に突出し、同時に中間プレート
の太鼓形状孔に係止ピン段付部分が挿入し、中間プレー
トの戻る方向への回転も規制する作用が得られる。
【0013】さらに扉を大きく開いた後の、扉を閉じる
動作においては、中間プレートは係止ピンにより戻る方
向への回転も阻止されており、扉側プレートのみが閉じ
ていき、第二角度位置で係止ピン先端部分の傾斜面が扉
側プレートの凹溝の傾斜面に接触し、互いの傾斜により
係止ピンは没し、同時に中間プレートの太鼓形状孔に挿
入していた係止ピン段付部分も没し、中間プレートの扉
が閉じる方向への回転が解除される。この状態で既に扉
側プレート奥コーナー部分は枠側ベースの背面部分の曲
面壁に沿う第一角度位置に戻っており扉はそのまま閉じ
ることになり、上記のように構成することにより、円滑
な扉の開閉が可能になる。また前述の係止ピンの出没動
作により、扉側プレートが閉じる前に中間プレートが先
に回転してしまう途中折れによる誤作動を防ぐことがで
きる。
【0014】ところが上記のような係止ピンと扉側プレ
ートの凹溝による係合動作では、中間プレートと扉側プ
レートの上下方向の隙間寸法が変化してしまうと、係止
ピン先端部分の傾斜面と扉側プレートの凹溝の傾斜面が
適切に係合しなくなることがあり、操作に支障をきたす
場合が考えられる。そこで前記扉側プレートの傾斜面を
含む凹溝の深さを増加させ、さらに係止ピンの出没する
移動距離を大きくすることにより、上下方向の幅広い両
者の位置関係において互いの係合を可能とし、より確実
な係止ピンの出没動作を得ることができる。
【0015】上記のように構成することにより、軸部分
を持ち出す必要もなく、完全に扉面と面一であり、かつ
扉の180°の回転も可能であり、デザイン性にも優れ
たヒンジ装置を提供することができる。また上記構成は
室内や玄関又は勝手口等のドアにはもちろんのこと、家
具用の扉や、さらには収納用品の扉などにも幅広く適用
させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施
の形態を説明する。図1及至図10に本発明のヒンジ装
置をドアに取り付けた第一実施形態を示す。図1は本発
明のヒンジ装置の分解斜視図であり、図2はドアの上下
二箇所に本発明のヒンジ装置を取り付けた状態を示す。
図1は枠側ベース1と中間プレート2と扉側プレート3
からなる下部側のヒンジ装置を扉27が開く手前側から
見た状態をあらわし、扉27が閉じた状態では図2に示
すように互いに重なり合ったサンドイッチ状態で扉27
の厚み方向部分に配置される。枠側ベース1の平面図を
図3に、中間プレート2の平面図を図4に、扉側プレー
ト3の平面図を図5に示す。
【0017】枠側ベース1は図1及び図3に示すよう
に、矩形状で上下方向に面を有しており、扉27が開く
方向である手前側の戸尻位置のコーナー部分に第一回転
軸4を、戸当り側の奥部分に高さを有した背面部分5を
設けておき、さらに枠側ベース1に上下方向に出没自在
なように係止ピン6を装着する。また枠側ベース1は図
2に示すようにドアの枠体26の上下に配置するのであ
るが、取り付けに関しては図3のように取り付け孔25
を設け、枠体26の上下面に固定するか、もしくは吊元
側をL型形状にし、縦枠面に固定する方法でもよい。
【0018】図6は係止ピン6の斜視図であり、円柱状
の係止ピン軸部7と、幅広の太鼓形状の係止ピン段付部
分8と抜け止め用のつば部分からなり、さらに係止ピン
軸部7の先端に傾斜面を有した係止ピン先端部分9を設
けておく。図7は枠側ベース1に係止ピン6を装着した
状態を示す断面図であり、枠側ベース1に係止ピン段付
部分8が挿入できるような孔を備えておき、枠側ベース
1の底面から係止ピン6を差し込み、枠側ベース1に対
して上下方向に出没可能で、かつ係止ピン6が常に突出
するように押しばね18にて付勢し、さらに抜け止めを
施しておく。このとき枠側ベース1の面よりも係止ピン
段付部分8が突出している状態にしておく。
【0019】中間プレート2は図1及び図4に示すよう
に矩形の板状であり、手前側の戸尻位置のコーナー部分
に第一回転軸挿入孔10を設けておく。第一回転軸4と
第一回転軸挿入孔10は一方が枠側ベース1に他方が中
間プレート2に設けてあればどちらでもよい。さらに中
間プレート2の第一回転軸挿入孔10の戸先寄り側に第
二回転軸11を設け、第一回転軸挿入孔10を中心とし
た円軌道上に、係止ピン軸部7の外径よりも僅かに大き
な幅を有した円弧状長孔12を設け、該円弧状長孔12
の戸尻側の端部に係止ピン段付部分8が挿入可能なよう
な太鼓形状孔13を設けておく。枠側ベース1と中間プ
レート2が第一回転軸4により連結した状態で側面が揃
うように手前側面を面一にし、中間プレート2の奥側の
外周形状は枠側ベース1の背面部分5と同形状で盗んで
おくとよい。
【0020】扉側プレート3も図1及び図5に示すよう
に矩形の板状であり、扉27の厚み方向部分に取り付け
孔25にて固定するであるが、図2に示すようにある程
度掘り込んだ状態にすることで扉27と枠体26の上下
方向の隙間を小さくすることができる。扉側プレート3
の、中間プレート2と完全に重ねた状態で第二回転軸1
1と適合する位置に第二回転軸挿入孔14を設け、中間
プレート2と面する側の戸尻位置に第二回転軸挿入孔1
4を中心とした円弧形状の凹溝15を設ける。該凹溝1
5の幅は係止ピン軸部7の外径よりも少し大きくしてお
き、中間プレート2と重ねた状態で、凹溝15の奥側の
端部が中間プレート2の太鼓形状孔13の中央上に位置
するようにし、前記凹溝15の端部に深さ方向に対して
傾斜面16を設けておく。また扉側プレート3の奥側の
外周形状も中間プレート2と同様に、枠側ベース1の背
面部分5と同形状で盗んでおく。
【0021】次に枠側ベース1と中間プレート2の第一
回転軸4を中心にした回転動作を図8に示す。図8(a)
は枠側ベース1と中間プレート2が第一回転軸4により
回動自在に連結され、扉27が閉じた状態を示してお
り、枠側ベース1と中間プレート2は完全に重なってい
る。このとき係止ピン6は中間プレート2の円弧状長孔
12の、太鼓形状孔13とは逆側の端部に位置している
ために、押しばね18により中間プレート2側に突出す
るように付勢されているが、円弧状長孔12には係止ピ
ン軸部7のみが挿入された状態になっている。
【0022】この図8(a)の状態から第一回転軸4を中
心に中間プレート2を回転させると、円弧状長孔12も
図8(b)から図8(c)のように係止ピン6に沿って移動
し、図8(d)に示すように円弧状長孔12の他方の端部
に設けてある太鼓形状孔13の側面に係止ピン軸部7が
あたり、中間プレート2の回転が係止される。この図8
(d)の位置を第一角度位置とし、さらにこの位置で係止
ピン段付部分8が太鼓形状孔13に挿入可能となり、係
止ピン先端部分9の上側に障害物が無い状態では係止ピ
ン6はさらに突出し、係止ピン段付部分8が円弧状孔1
2の太鼓形状孔13に挿入される。したがって、この図
8(d)の状態では中間プレート2は戻る方向にも回転が
阻止されることになる。このとき係止ピン先端部分9は
中間プレート2の上面よりも突出しているように構成
し、また図8(d)の状態で第二回転軸11がドア面から
持ち出されている位置にくるように配置しておくとよ
い。
【0023】また中間プレート2の奥側コーナー位置に
爪部19を設け、枠側ベース1の背面部分5に爪部案内
溝20を設け、さらに枠側ベース1と中間プレート2と
の間に樹脂ピース21を挿入する。該爪部案内溝20に
爪部19を互いにガタツキなしに係合することにより中
間プレート2の回転時に枠側ベース1に対して中間プレ
ート2を水平に移動させることができると共に、扉27
の下部に位置するヒンジ装置においては扉の重量を支
え、垂れ下がりなく保持することができる。
【0024】図9は、さらに扉側プレート3を中間プレ
ート2に第二回転軸11にて回動自在に連結した状態で
あり、扉27が閉じた状態から180°開くまでの中間
プレート2と扉側プレート3の各位置を図9(a)〜(e)に
示す。また図9(a)〜(d)に示す各回転位置における係止
ピン6の出没断面状態を図10(a)〜(d)に示す。図9
(a)は扉27が閉じており、枠側ベース1と中間プレー
ト2と扉側プレート3がともに完全に重なっている状態
であり、この状態では係止ピン軸部7は円弧状長孔12
の太鼓形状孔13とは逆の端部に挿入しており、図10
(a)に示すように係止ピン先端部分9がちょうど扉側プ
レート3の面に当接し、僅かに下方に没している状態に
て互いの上下位置が構成されている。また中間プレート
2に対して扉側プレート3は第二回転軸11を中心に水
平方向に回動自在であるが、中間プレート2と扉側プレ
ート3に突起部分17を設け互いに係止し、中間プレー
ト2に対して扉側プレート3は重なった状態から扉27
の開く方向のみに回転可能なように制限しておく。
【0025】次に、図1及び図5に示すように枠側ベー
ス1の背面部分5の手前側面に、第一回転軸4を中心と
した円弧形状の曲面を有した曲面壁22を設け、該曲面
壁22は扉側プレート3の上面位置までの高さを有する
ようにしておく。また扉側プレート3の、扉側プレート
奥コーナー部分23を含む戸尻側の外周形状を、該曲面
壁22と同形状にしておく。上記のように構成すること
により、図9(a)の状態から扉27を開けると、扉側プ
レート奥コーナー部分23が背面部分5の曲面壁22に
接した状態で動こうとするのであるが、曲面壁22は第
一回転軸を中心とした円弧形状であるために、扉側プレ
ート3は第二回転軸11に対しては回転せず、中間プレ
ート2と扉側プレート3が重なったままの状態で第一回
転軸4を中心に回転することになる。
【0026】さらに枠側ベース1の背面部分5に段差部
分24を設け、第一角度位置で、扉側プレート奥コーナ
ー部分23と、背面部分5の曲面壁22との規制が途切
れるように構成することにより、図9(b)に示すように
扉側プレート奥コーナー部分23が曲面壁22に沿って
移動する動きを第一角度位置で解除することになり、図
9(c)に示すように、第一角度位置以降は扉側プレート
3の第二回転軸11を中心とする回転動作を得ることが
できる。つまり図9(a)の状態から第一角度位置である
図9(b)までは中間プレート2と扉側プレート3は重な
って第一回転軸4を中心とした回転運動をし、第一角度
位置からは中間プレート2は停止し、扉側プレート3の
みが第二回転軸11を中心とした回転運動をし、扉27
は開くことになる。図9(b)の段階で第二回転軸11が
扉面から既に持ち出されている位置にあるために更なる
回転が可能となり、図9(d)に扉27が90°回転した
状態を、図9(e)は扉27が180°回転した状態を示
す。
【0027】また第一角度位置での係止ピン6の断面状
態を図10(b)に示す。係止ピン先端部分9の上下位置
は没した状態のままであるが、扉側プレート3の傾斜面
16は図9(b)にも示すように、係止ピン先端部分9に
重なるぐらいに接近した位置に移動している。扉側プレ
ート3が第一角度位置からさらに第二回転軸11を中心
に回転を始める最も初期の段階を図9(c)に示し、この
状態を第二角度位置とする。第二角度位置では係止ピン
先端部分9にちょうど扉側プレート3の凹溝15の傾斜
面16が重なっており、図10(c)に示すように係止ピ
ン6は凹溝15に突出し、係止ピン段付部分8が中間プ
レート2の太鼓形状孔13に挿入され中間プレート2の
戻る方向の回転を係止することになる。第二角度位置以
降の扉27の回転運動では係止ピン先端部分9は図10
(d)のように凹溝15内を移動し係止ピン6が没するこ
とはない。
【0028】次に大きく扉1を開いた後で閉じるときの
動作を説明する。図9(e)の180°開いた状態から扉
27を閉じると、中間プレート2は係止ピン6の突出に
より回転できない状態にあるため、扉側プレート3は第
二回転軸11を中心に回転し、第二角度位置にまで復帰
する。この間の扉27を閉じる動作において、係止ピン
6を突出させて中間プレート2の動きを停止しておくこ
とが重要であり、もし中間プレート2の戻る方向への回
転が自在であれば、扉27及び扉側プレート3がある程
度閉じる前に、先に中間プレート2が戻ってしまい、途
中折れの状態になり扉27が閉じることができなくなる
危険性がある。
【0029】扉側プレート3が第二角度位置に戻った図
10(c)の段階で、係止ピン先端部分9の傾斜面と扉側
プレート3の凹溝15の傾斜面16が接した状態にな
り、第二角度位置からさらに扉27を閉じると、互いの
傾斜面が押し合い係止ピン6を没し、係止ピン段付部分
8も中間プレート2の太鼓形状孔13から没し、第一角
度位置では図10(b)の状態に戻り、中間プレート2の
扉27が閉じる方向への回転が可能になる。第一角度位
置からは再び中間プレート2と扉側プレート3が重なっ
た状態で扉側プレート奥コーナー部分23が背面部分5
の曲面壁22に沿い第一回転軸4を中心に回転し、図9
(a)に示す完全に閉じた状態に戻る。
【0030】上記のように構成することにより、扉27
の円滑な開閉が可能となるのであるが、通常扉27を吊
り込む手段としては、丁番やピボットヒンジのように枠
体側と扉側に別々に保持金具を装着し、互いを嵌め込む
方法が一般的である。本発明のヒンジ装置の吊り込み方
法は多数考えられるが、図11に示すように上側のヒン
ジ装置の第二回転軸11を抜き差しにし、下部のヒンジ
装置を装着後、第二回転軸を差し込む方法が優れてい
る。ところが上記のような吊り込み方法であると、下部
のヒンジ面が上下方向の基準となり、枠体26との建付
け誤差などにより、どうしても上下の位置関係がばらつ
く傾向にあり、上部のヒンジ装置の中間プレート2と扉
側プレート3の隙間寸法が大きくなることが考えられ
る。
【0031】ところが前述の第一実施形態での構成にお
いては、係止ピン先端部分9の位置と、扉側プレート3
の傾斜面16を含む凹溝15の上下位置が重要であり、
このまま上下位置がずれ、隙間寸法が大きくなると互い
が適切に係合せず、扉27の開閉に支障をきたす可能性
がある。
【0032】したがって扉27と枠体26の上下位置の
ばらつきにも対応できる構成としての第二実施形態を図
11と図12に示す。図11はドアの上側に配置するヒ
ンジ装置の分解斜視図であり、図12は扉側プレート3
の凹溝15と係止ピン6との位置関係を示す断面模式図
である。図12(a)は第一実施形態での良好な作動が得
られる基準隙間寸法がL1mmの状態を、図12(b)は第
一実施形態のままで隙間寸法がL2mmに大きくなった状
態を示す。扉27の吊元位置が下がり、扉側プレート3
と中間プレート2の隙間が大きくなると、第一実施形態
のままでは図12(b)に示すように係止ピン先端部分9
と扉側プレート3の傾斜面16が係合しなくなり、第二
角度位置から第一角度位置での係止ピン6の出没動作が
得られなくなる。
【0033】そこで係止ピン6の出没可能な移動距離を
大きくし、係止ピン軸部7を長くすることにより中間プ
レート2からの突出量を増し、同時に扉側プレート3の
傾斜面16を含む凹溝15の深さを深くすればよい。図
12(c)は上記のように構成したときの、中間プレート
2と扉側プレート3の隙間が基準寸法L1mmのときの断
面状態であり、係止ピン先端部分9が凹溝15の傾斜面
16の一番深い位置で係合するように設定しておく。図
12(d)は同様に構成したときの、扉側プレート3と中
間プレート2の隙間がL2mmに開いた状態を示すが、係
止ピン先端部分9は傾斜面16の一番浅い位置でやはり
係合している。図12(c)と図12(d)は共に第二角度位
置の状態を示しており、どちらの状態においても扉側プ
レート3及び扉27の回転により係止ピン6の出没動作
を得ることができる。つまり扉27を吊り込んだ状態で
隙間寸法がL1mm〜L2mmの間であればどのような位置
であっても扉27の適切な開閉操作が得られることにな
り、さらにこの係止ピン6の出没する移動距離と凹溝1
5の深さを任意に設定することで、L2寸法は自在に変
えられるためにより幅広い対応が可能となる。
【0034】また、扉27の開閉の動作をさらに向上さ
せるために、第一回転軸や第二回転軸の回転部分とその
周辺の枠側ベース1と中間プレート2と扉側プレート3
の隙間部分につばつき形状の耐磨耗性の高い材質のリン
グ等を挿入すればよく、かつ中間プレート2の爪部19
もしくは爪部案内溝20を同様に摩擦や摩耗の少ない材
質のもので被覆し、さらに垂れ下がり防止のための樹脂
ピース21を、扉27の荷重を受ける位置や摩擦がおき
やすい位置に適宜配置することにより、より円滑で安定
した扉27の水平回転運動を得ることができる。
【0035】当然本発明のヒンジ装置はドアだけでなく
他の扉を有する家具や建具などにも使用可能であり、扉
を上下方向に持ち上げて開閉する床下収納庫の扉等では
軸芯部分が突出せず、180°の回転が得られるために
より効果的である。
【0036】
【発明の効果】上記のように構成することにより、軸芯
部分が扉面から突出せず、扉面に衝突した際にも安全性
が高く、ヒンジ装置全体が扉の厚み部分に配置されてい
るためにデザイン性にも優れたヒンジ装置を提供するこ
とができる。
【0037】また第一回転軸と第二回転軸による回転
を、係止ピンの出没動作により規制し、扉側プレートの
動きを曲面壁で規制することで、扉を開ける動作だけで
なく、閉じる動作においても中間プレートの途中折れを
防止することができ、円滑な開閉操作を得ることかでき
る。
【0038】さらに扉の180°の開き角度を得ること
が可能であり、第二回転軸の位置を中間プレートの第一
実施形態の場合よりもさらに戸先側に移動させることに
より従来の丁番等の軸芯の持ち出し位置を変更するのと
同様の効果が得られ、枠体面が扉面より出ている状態で
の化粧枠等にも対応することができる。
【0039】第一回転軸部分と、中間プレートの爪部
と、樹脂ピースにより、複数位置で扉の荷重を支えるこ
とになり、扉の荷重を均等に受けることができ、扉の垂
れ下がりを防止すると共に、ガタツキのない円滑な開閉
運動を得ることができる。
【0040】第二実施形態においては、扉を吊り込んだ
際に上下方向の位置のばらつきが生じても操作に支障を
きたさず、係止ピンの移動距離と扉側プレートの凹溝の
深さを変えることによりさらに対応範囲を大きくするこ
とも可能であり、どのような扉の納まりの状態にも適応
可能である。
【0041】枠体と扉を有するものであれば、ドア以外
においても全て本発明のヒンジ装置を適用することが可
能であり、家具の開き扉や建具などにもそのままで取付
けでき、扉面から軸心部分が突出することが邪魔にな
る、床下収納庫の扉や、上方向に開いて開閉する扉など
により適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒンジ装置の、扉の下部に配置した状
態の分解斜視図である。
【図2】本発明のヒンジ装置の、扉に納まった正面図で
ある。
【図3】本発明のヒンジ装置の、枠側ベースの平面図で
ある。
【図4】本発明のヒンジ装置の、中間プレートの平面図
である。
【図5】本発明のヒンジ装置の、扉側プレートの平面図
である。
【図6】本発明のヒンジ装置の、係止ピンの斜視図であ
る。
【図7】本発明のヒンジ装置の、枠側ベースに係止ピン
が装着された状態の断面図である。
【図8】本発明のヒンジ装置の、枠側ベースと中間プレ
ートの軌跡を示す平面図である。
【図9】本発明のヒンジ装置の、扉の開閉の軌跡を示す
平面図である。
【図10】本発明のヒンジ装置の、係止ピンの出没動作
を示す断面模式図である。
【図11】本発明のヒンジ装置の、第二実施形態での扉
の上部に配置した状態の分解斜視図である。
【図12】本発明のヒンジ装置の、第二実施形態での係
止ピンの出没動作を示す断面模式図である。
【符号の説明】
1 枠側ベース 2 中間プレート 3 扉側プレート 4 第一回転軸 5 背面部分 6 係止ピン 7 係止ピン軸部 8 係止ピン段付部分 9 係止ピン先端部分 10 第一回転軸挿入穴 11 第二回転軸 12 円弧状長孔 13 太鼓形状孔 14 第二回転軸挿入孔 15 凹溝 16 傾斜面 17 突起部分 18 押しばね 19 爪部 20 爪部案内溝 21 樹脂ピース 22 曲面壁 23 扉側プレート奥コーナー部分 24 段差部分 25 取り付け孔 26 枠体 27 扉

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体に対して扉を回動自在に保持するた
    めに扉と枠体に振り分けて装着されるヒンジ装置であっ
    て、共に平面部分を設けたプレート状の枠側ベースと中
    間プレートと扉側プレートを有し、該枠側ベース面に垂
    直方向にのみ出没自在に係止ピンを配置し、該中間プレ
    ートに幅広な太鼓形状孔を片端部に備えた円弧状長孔を
    設け、該扉側プレートに片端部が傾斜面になっている凹
    溝を設け、枠側ベースを枠体に固定し、枠側ベースと中
    間プレートとを第一回転軸で互いに水平方向にのみ回動
    自在に連結し、扉側プレートを扉に固定し、扉側プレー
    トと中間プレートとを第二回転軸で互いに水平方向にの
    み回動自在に連結し、中間プレートを間にはさんで上下
    に枠側ベースと扉側プレートが重なり合い、扉が閉じて
    いる状態ではヒンジ装置の側面が扉面と面一になるよう
    に構成したことを特徴とするヒンジ装置。
  2. 【請求項2】 前記係止ピンは、円柱状の係止ピン軸部
    と、傾斜面を有した係止ピン先端部分と、幅広な太鼓形
    状の係止ピン段付部分を有し、中間プレートの円弧状長
    孔に該係止ピン軸部を挿入した状態で常に枠側ベース面
    から中間プレート側に突出するようにばねにより付勢し
    ておき、中間プレートを扉が開く方向に回転させると、
    円弧状長孔端部の太鼓形状孔側面と係止ピン軸部が当接
    する第一角度位置にて回転が止まり、同時に該第一角度
    位置で係合ピン段付部分が太鼓形状孔に挿入し、係止ピ
    ン先端部分が中間プレート面を超える位置まで突出し、
    中間プレートが戻ろうとする回転動作を阻止することを
    特徴とする請求項1に記載のヒンジ装置。
  3. 【請求項3】 前記枠側ベースの奥側位置の高さ方向に
    背面部分を設け、該背面部分の一定部分に、第一回転軸
    を中心とした円弧状の曲面壁を設け、扉側プレートを第
    二回転軸にて中間プレートと連結し、扉が閉じた状態か
    ら扉側プレートを回転させると、扉側プレート奥コーナ
    ー部分が前記背面部分の曲面壁に規制され、扉側プレー
    トと中間プレートが同時に第一回転軸を中心に回転する
    動作を得、該曲面壁部分から扉側プレート奥コーナー部
    分が離脱すると、扉側プレートのみの第二回転軸を中心
    とした回転運動が可能となり、さらにこの離脱位置を前
    記第一角度位置と同じ位置にすることで、中間プレート
    の回転が第一角度位置で停止した直後に扉側プレートの
    みの、第二回転軸を中心とした回転運動が得られること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のヒンジ装置。
  4. 【請求項4】 扉が閉じている状態から第一角度位置ま
    では扉側プレートと中間プレートは完全に重なってお
    り、この間は中間プレート面から突出している係止ピン
    先端部分が扉側プレート面に当たり係止ピンは没してお
    り、係止ピン段付部分も中間プレートの太鼓形状孔に挿
    入しないように、中間プレートと扉側プレートの隙間寸
    法を設定したことを特徴とする請求項1及至3いずれか
    に記載のヒンジ装置。
  5. 【請求項5】 扉側プレートの中間プレートと面する側
    の、第二回転軸を中心とした円軌道上に、端部に傾斜面
    を有した円弧形状の凹溝を設け、前記傾斜面が第一角度
    位置で係止ピン先端部分に接近するように配置し、扉を
    第一角度位置からさらに開けた、扉側プレートが第二回
    転軸を中心に回転する初期の段階である第二角度位置で
    係合ピン先端部分が凹溝に突出し、同時に係止ピン段付
    部分も中間プレートの太鼓形状孔に挿入し、中間プレー
    トの戻る方向への回転動作を阻止し、さらに扉を大きく
    開いた後の閉じる段階において、第二角度位置までは中
    間プレートの回転は阻止されており扉側プレートのみが
    回転し、第二角度位置で係止ピン先端部分の傾斜面と凹
    溝の傾斜面が互いに係合し、第一角度位置直前で係止ピ
    ンが押されて没し、中間プレートの戻る方向への回転が
    解除され、第一角度位置からは扉側プレートと中間プレ
    ートが重なった状態で扉が閉じるように構成したことを
    特徴とする請求項1及至4いずれかに記載のヒンジ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記扉側プレートの傾斜面を含む凹溝の
    深さを増加させ、係止ピンの出没する上下方向への移動
    距離を大きくすることにより、中間プレートと扉側プレ
    ートの隙間寸法が変化しても係止ピン先端部分の傾斜面
    と凹溝の傾斜面が適切に係合し、係止ピンの出没動作が
    得られることを特徴とする請求項1及至5いずれかに記
    載のヒンジ装置。
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