JP2002249351A - セメント混和材、セメント組成物、及びそれを用いた吹付け工法 - Google Patents

セメント混和材、セメント組成物、及びそれを用いた吹付け工法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スランプの大きいコンクリートを用いた場合
でも、吹付け直後の吹付けコンクリートのダレや斜面か
らのずり落ちを防止するとともに、こて仕上げを行う時
間がとれるため、法面表面の美観を確保できるセメント
混和材、セメント組成物、及びそれを用いた吹付け工法
を提供すること。 【解決手段】 4A族元素の溶解性化合物と、アルミン
酸塩、アルカリ金属ケイ酸塩、及び炭酸塩のうちの一種
又は二種以上とを含有するセメント混和材、4A族元素
がチタニウム又はジルコニウムである該セメント混和
材、セメントと該セメント混和材とを含有してなるセメ
ント組成物、並びに、鉄筋類を法面に配置してフレーム
骨格を形成し、法面に該セメント組成物を吹付け、鉄筋
類含有セメントコンクリートフレームを構築する法面吹
付け工法を構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント混和材、
セメント組成物、及びそれを用いた吹付け工法、特に、
法面の地滑りなどを防止するために施工するセメント混
和材、さらに、崩れやすい法面に、例えば、格子状(井
桁状)に配置したフレーム骨格に吹付けるセメント組成
物、及びそれを用いた法面吹付け工法に関する。なお、
本発明でいう(部)又は(%)は特に規定のないかぎり質量
基準である。また、本発明でいうセメントコンクリート
とは、セメントペースト、モルタル、及びセメントコン
クリートを総称するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】法面とは、高速道路、ダム、
及び急傾斜地等を中心に、切り土や盛土等によってでき
た傾斜面をいう。この法面は、そのまま放置しておくと
自然風化や強雨等による浸食を受け、地滑りなどにより
崩壊する恐れがあるため、保護が必要となるものであ
る。
【0003】従来、法面の崩壊を防止するために、直に
コンクリートを吹付けていたが、最近では、法面に金網
や複数本の鉄筋を格子状(井桁状)に配置してフレーム骨
格を形成して補強効果を増し、その交点部にアンカーを
打ち込んだ後、コンクリートを吹付けて鉄筋コンクリー
トフレームを作って法面の安定を図ることが行われてい
る(特公昭58-058493号公報)。その中でも変形可能な金
網や鉄筋を法面に直に配置するフリーフレーム工法がよ
く用いられている。その際、施工現場で簡易プラントを
作り、スランプ0cmの硬練りコンクリートを調製し、吹
付けを行った後に表面をこて仕上げして施工することが
通常行われている。しかしながら、この方法では施工効
率が2m3/hr程度と低く、材料の配合に人手がかかるな
ど、コスト高になるという課題があった。
【0004】このため、吹付ける速度を高めてコンクリ
ートを生コンプラントから供給することにより施工効率
を上げ、人手を減らしてコストダウンすることが考えら
れている。吹付ける速度を高めるにはコンクリートのス
ランプを大きくする必要があるが、スランプが大きいと
吹付けたときにコンクリートが斜面から流れ落ちるとい
う課題があった。
【0005】このため吹付け直後にコンクリートの粘性
を上げてスランプを低下させ、コンクリートのずり落ち
を防止する必要があった。吹付け時に急結剤を使用した
場合、コンクリートのずり落ちを防ぐことはできるが、
吹付けたコンクリートの硬化が早いためにこて仕上げが
できなくなり、法面表面の美観を損ねるという課題があ
った。
【0006】このように、吹付け時にコンクリートと混
合することでコンクリートのずり落ちを防止するととも
に、こて仕上げができる程度の可使時間を確保できる吹
付け材料が求められていた。
【0007】本発明者は、前記課題を解消すべく鋭意検
討を重ねた結果、特定のセメント組成物を使用すること
により、前記課題を解決できるという知見を得て本発明
を完成するに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、4A族
元素の溶解性化合物と、アルミン酸塩、アルカリ金属ケ
イ酸塩、及び炭酸塩のうちの一種又は二種以上とを含有
するセメント混和材であり、4A族元素がチタニウム又
はジルコニウムである該セメント混和材であり、4A族
元素が4価である該セメント混和材であり、セメント
と、該セメント混和材とを含有してなるセメント組成物
であり、セメントコンクリートと該セメント混和材を用
いる吹付け工法であり、鉄筋類を法面に配置してフレー
ム骨格を形成し、法面に該セメント組成物を吹付け、鉄
筋類含有セメントコンクリートフレームを構築する法面
吹付け工法である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明は、吹付ける速度を高めて施工効率
を上げる目的でスランプの大きいコンクリートを用いて
吹付ける速度を高めた場合でも、吹付け時にコンクリー
トと混合することで、吹付けコンクリートのずり落ちを
防止するとともに、こて仕上げができる程度の可使時間
が確保できるセメント混和材、セメント組成物、及びそ
れを用いた法面吹付け工法である。
【0011】本発明で使用する4A族元素の溶解性化合
物(以下、4A族化合物という)は特に限定されるもの
ではないが、チタニウム、ジルコニウム、及びハフニウ
ムなどの溶解性化合物が挙げられ、固形物でも液状でも
使用可能であるが、粉塵低減や混合性の面で水溶液や懸
濁液の液状のものが好ましい。その具体例としては、硫
酸チタニウム、塩化チタニウム、臭化チタニウム、ヨウ
化チタニウム、及びホウ酸チタニウムなどのチタニウム
化合物、硫酸ジルコニウム、塩化ジルコニウム、硝酸ジ
ルコニウム、フッ化ジルコニウム、臭化ジルコニウム、
ヨウ化ジルコニウム、及び二塩化酸化ジルコニウムなど
のジルコニウム化合物、並びに、二塩化酸化ハフニウム
やフッ化ハフニウムなどのハフニウム化合物等が挙げら
れ、これらのうちの一種又は二種以上が使用可能であ
る。一方、4A族元素の化合物であっても、二酸化チタ
ニウムや二酸化ジルコニウムなどの酸化物、窒化チタニ
ウムや窒化ジルコニウムなどの窒化物、あるいは、炭化
チタニウムや炭化ジルコニウムなどの炭化物に代表され
る不溶性化合物では、凝結促進効果は得られない。4A
族元素は、主に、3価と4価の化合物を形成するが、凝
結促進効果が優れることから、4価の化合物が好まし
い。その具体例としては、4価の硫酸チタニウム、4価
の塩化チタニウム、4価の硫酸ジルコニウム、及び4価
の塩化ジルコニウムなどが挙げられ、これらのうちの一
種又は二種以上を使用することが好ましく、入手のしや
すさから、また、塩素を含まず、鉄筋コンクリートへの
利用も可能であるなどの利点があることから、4価の硫
酸チタニウムを使用することがより好ましい。4A族化
合物の使用量は、セメント100部に対して、固形分換算
(無水物)で1〜8部が好ましく、2〜6部がより好まし
い。1部未満ではセメントコンクリートの粘性が小さ
く、吹付けたときにダレが生じ、セメントコンクリート
が斜面から流れ落ちる場合があり、8部を越えるとセメ
ントコンクリートの粘性が大きくなり、圧送性に支障が
生じる場合がある。なお、本発明での水溶液とは懸濁液
も含むものである。
【0012】本発明で使用するアルミン酸塩、アルカリ
金属ケイ酸塩、及び炭酸塩(以下、促進剤という)は、
セメントコンクリートと混合することで凝結を促進する
ものであり、一度吹付けてから、再度、同じ面に吹付け
るまでの時間を短縮することができる。促進剤を使用し
ないで、短時間で再度、同じ面に吹付けた場合、ずり落
ちが生じる可能性がある。
【0013】アルミン酸塩の例としては、アルミン酸ナ
トリウム、アルミン酸リチウム、及びアルミン酸カリウ
ムなどが挙げられる。本発明では安価で凝結の促進効果
の高いアルミン酸ナトリウムを使用することが好まし
い。アルミン酸塩の使用形態は特に限定されるものでは
なく、粉末や水溶液で使用することが可能である。アル
ミン酸塩の水溶液の濃度は特に限定されるものでない
が、水の混入量が低減でき、硬化体の耐久性が向上する
ことから濃度の高い水溶液を用いることが好ましい。
【0014】アルカリ金属ケイ酸塩の例としては、R2O
・ySiO2の形で表される。式中のRはLi、Na、及びKな
どのアルカリ金属が挙げられ、yは0.1〜5である。本
発明では経済性の面から、ケイ酸ナトリウムを水に溶解
した水ガラスを使用することが好ましい。
【0015】炭酸塩の例としては、炭酸ナトリウム、炭
酸リチウム、及び炭酸カリウムなどが挙げられ、本発明
では安価で凝結の促進効果の高い炭酸ナトリウムを使用
することが好ましい。
【0016】促進剤の使用形態は特に限定されず、粉末
や水溶液で使用することが可能である。促進剤の水溶液
の濃度は特に限定されるものでないが、水の混入量が低
減でき、硬化体の耐久性が向上することから濃度の高い
水溶液を用いることが好ましい。促進剤を使用する際、
これらの一種又は二種以上を組み合わせて使用でき、そ
れぞれの使用割合については特に限定されるものではな
いが、これらの成分の合計が、セメント100部に対し
て、固形分換算(無水物)で1〜6部が好ましく、2〜4
部がより好ましい。1部未満ではセメントコンクリート
のずり落ちを防止する効果が小さい場合があり、6部を
超えるとセメントコンクリートの凝結が促進されて、こ
て仕上げをする時間が確保できなくなる場合がある。促
進剤類は、あらかじめ、混合物にして使用しても、これ
らを別々にセメントコンクリートに添加しても問題な
い。
【0017】本発明で使用するセメントは特に限定され
るものではなく、普通、早強、超早強、中庸熱、及び低
熱等の各種ポルトランドセメントや、これらポルトラン
ドセメントに高炉スラグ、フライアッシュ、石灰石微粉
末、又はシリカを混合した各種混合セメント、さらに
は、膨張セメントやコロイドセメントなどのいずれも使
用可能である。
【0018】本発明では、前記各材料や、砂や砂利等の
骨材の他に、減水剤、AE剤、凝結遅延剤、繊維、及び
微粉等を本発明の目的を実質的に阻害しない範囲で併用
することが可能である。
【0019】減水剤としては、ナフタレンスルホン酸ホ
ルマリン縮合物、メラミンスルホン酸ホルマリン縮合
物、及びポリカルボン酸系高分子化合物等が使用可能で
ある。AE剤はセメントコンクリートの凍害を防止する
ものである。凝結遅延剤はセメントコンクリートの凝結
を調整するものであり、その例としては、オキシカルボ
ン酸やその塩類、リン酸塩、糖類等が挙げられる。繊維
は特にアンカー部のひび割れ防止に有効なものである。
そして、微粉は空隙を埋めて緻密構造を形成し、高強度
化を図るものであり、シリカフューム、結晶性スラグの
粉砕品等が使用可能である。
【0020】本発明で使用するセメント混和材、及びセ
メント組成物を用いた法面吹付け工法としては、セメン
ト混和材、及びセメント組成物とセメントコンクリート
を直に法面へ吹付けてもよいが、補強効果を増すため
に、鉄筋類等を配置してフレーム骨格を形成することが
好ましく、フリーフレーム工法がより好ましい。
【0021】ここで、鉄筋類とは、金網や鉄筋等からな
るもので、これらを組み合わせてフレーム骨格を形成し
て、セメントコンクリートを吹付け、鉄筋類含有セメン
トコンクリートフレームとするものである。
【0022】フリーフレーム工法に使用する鉄筋類の配
置方法としては特に制限されるものではないが、通常、
幅30〜60cm、長さ1〜3m程度の金網(波形鉄筋φ1〜
3mm)を2枚平行に金網の幅と同程度の間隔で、長手方
向を法面に沿って配置し、継ぎ足してゆく。平行に立て
た2枚の金網に鉄筋等のスペーサーを用いて、フレーム
骨格を形成する。このフレーム骨格を縦横に延長する
際、この交点部にアンカーを打ち込むことが好ましい。
また、このフレーム骨格の交点部に交点部用フレーム骨
格を用いることも可能である。
【0023】このように配置したフレーム骨格にセメン
ト組成物を用いて吹付けを行い、フレーム骨格の鉄筋類
からはみ出した部分をこて仕上げすることで、フレーム
の美観を保つ。
【0024】本発明で使用する法面吹付け工法として
は、一般的に行われている乾式、湿式のいずれの吹付け
工法も可能である。そのうち、粉塵の発生量が少ない面
で湿式吹付け工法が好ましい。
【0025】本発明の法面吹付け工法としては、4A族
化合物と、促進剤を吹付け直前にセメントコンクリート
に混合することが好ましい。4A族化合物の水溶液と促
進剤は、あらかじめ、混合物にして使用しても、これら
を別々にセメントコンクリートに添加しても問題なく、
これらの混合割合については特に限定されるものでな
い。
【0026】
【実施例】以下、実験例に基づき本発明をさらに詳細に
説明する。
【0027】実験例1 単位セメント量480kg/m3 、W/C=48%、及びs/a=70%と
した吹付けコンクリートを調製し、これをコンクリート
圧送機「アリバー280」により4m3/hrの圧送速度、0.4MP
aの圧送圧力で空気圧送した。なお、コンクリートの調
製にあたり、スランプが20cm程度になるように減水剤の
使用量を調整した。また、表1に示す種類の4A族化合
物と硫酸アルミニウムをポンプで圧送し、コンクリート
中のセメント100部に対して、4A族化合物を固形分換
算(無水物)で4部とアルカリ系促進剤を固形分換算
(無水物)で3部となるようにノズル手前に取付けた分
岐管に圧送空気とともに圧入してコンクリートに混合し
吹付けを行った。結果を表1に併記する。
【0028】<使用材料> セメント :普通ポルトランドセメント、市販品、比重
3.16 細骨材 :新潟県姫川産川砂、比重2.62 粗骨材 :新潟県姫川産ビリ砂利、比重2.65 減水剤 :ポリカルボン酸系高性能AE減水剤、市販
品 4A族化合物A:硫酸チタニル水溶液、固形分20% 4A族化合物B:三塩化チタニウム水溶液、固形分20% 4A族化合物C:硫酸ジルコニウム水溶液、固形分20% 4A族化合物D:塩化ジルコニウム水溶液、固形分20% 4A族化合物E:二塩化酸化ジルコニウム水溶液、固形
分20% 4A族化合物F:三塩化ジルコニウム水溶液、固形分20
% 4A族化合物G:4A族化合物A50部と4A族化合物B
50部の混合物 4A族化合物H:4A族化合物A50部と4A族化合物E
50部の混合物 4A族化合物I:塩化カルシウム水溶液、固形分20% 4A族化合物J:二酸化チタン懸濁液、固形分20% 促進剤a :アルミン酸ナトリウム水溶液、固形分20% 促進剤b :水ガラス(SiO2/Na2O mol比=3.0〜3.
3)、固形分20% 促進剤c :炭酸ナトリウム水溶液、固形分20% 促進剤d :促進剤a50部と促進剤b50部の混合物 促進剤e :促進剤a33部、促進剤b33部、及び促進剤
c34部の混合物
【0029】<測定方法> ダレなど :幅30cm×厚さ30cmのフレーム骨格を十字状
に交差させて法面に配置し、フレーム骨格に吹付けコン
クリートを吹付けたときの状態を観察。ダレや肌落ちが
多く見られた場合は×、少し見られた場合は△、全く見
られない場合は○ 増し吹き :幅30cm×厚さ30cmのフレーム骨格を十字状
に交差させて法面に配置し、フレーム骨格に吹付けコン
クリートを吹付けて10分後に、15cmの厚みで再度、増し
吹きした場合の状態を確認。再度吹付けたものの50%以
上が崩落した場合×、一部で見られた場合は△、全く見
られない場合は○ 作業性 :幅10cm×長さ40cm×厚さ10cmのフレーム骨
格に吹付けコンクリートを吹付け、吹付けコンクリート
の表面をこてで仕上げて平坦にする際の作業性。容易に
仕上げることができた場合は○、仕上げるのに力を要し
た場合は△、力を入れても仕上げれない場合は× 圧送性 :吹付けコンクリートを圧送するときの圧送
管内の圧力を測定。圧力が0.40〜0.55MPaである場合は
○、圧送管内が閉塞しやすくなる0.60MPa以上になって
も、圧送管に衝撃を与えることにより0.40〜0.55MPaに
なる場合は△、圧送管が閉塞し、圧送管に衝撃を与えて
も0.40〜0.55MPaとならない場合は×
【0030】
【表1】
【0031】実施例2 4A族化合物Aと促進剤eを固形分換算(無水物)で表
2に示す量を使用したこと以外は、実施例1と同様に試
験した。結果を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の効果】本発明のセメント混和材、セメント組成
物、及びそれを用いた吹付け工法により、吹付ける速度
を高めて施工効率を上げるためにスランプの大きいコン
クリートを用いて吹付ける速度を高めた場合でも、吹付
け直後の吹付けコンクリートのダレや斜面からのずり落
ちを防止するとともに、こて仕上げを行う時間がとれる
ため、法面表面の美観を確保できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 28/02 C04B 28/02 // C04B 103:12 103:12 111:70 111:70 (72)発明者 盛岡 実 新潟県西頚城郡青海町大字青海2209番地 電気化学工業株式会社青海工場内 (72)発明者 高橋 光男 新潟県西頚城郡青海町大字青海2209番地 電気化学工業株式会社青海工場内 Fターム(参考) 4G012 MB02 MB06 MB08 PA04 PB06 PB08 PB09 PB32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4A族元素の溶解性化合物と、アルミン
    酸塩、アルカリ金属ケイ酸塩、及び炭酸塩のうちの一種
    又は二種以上とを含有してなるセメント混和材。
  2. 【請求項2】 4A族元素が、チタニウム又はジルコニ
    ウムであることを特徴とする請求項1記載のセメント混
    和材。
  3. 【請求項3】 4A族元素が、4価であることを特徴と
    する請求項1又は2に記載のセメント混和材。
  4. 【請求項4】 セメントと、請求項1〜3のうちの一項
    に記載のセメント混和材とを含有してなるセメント組成
    物。
  5. 【請求項5】 セメントコンクリートと、請求項1〜3
    のうちの一項に記載のセメント混和材とを用いることを
    特徴とする吹付け工法。
  6. 【請求項6】 鉄筋類を法面に配置してフレーム骨格を
    形成し、その法面に請求項4記載のセメント組成物を吹
    付け、鉄筋類含有セメントコンクリートフレームを構築
    することを特徴とする法面吹付け工法。
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