JP2001302323A - 吹付材料及びそれを用いた吹付工法 - Google Patents
吹付材料及びそれを用いた吹付工法Info
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Abstract
ウンド率や粉塵量を小さくできる吹付材料、特に乾式吹
付材料の提供。 【解決手段】 カルシウムアルミネート類を含有する急
結成分100質量部と水350〜600質量部を含有す
る急結剤スラリーと、空練りセメントコンクリートとを
含有する吹付材料。さらに、急結成分が硫酸塩、アルカ
リ金属アルミン酸塩及び/又はアルカリ金属炭酸塩を含
有してもよい。
Description
導水路等のトンネルにおいて、露出した地山面へ吹付け
る吹付材料、特にそれを用いた乾式吹付材料及び乾式吹
付工法に関する。なお、本発明ではペースト、モルタ
ル、及びコンクリートを総称してセメントコンクリート
という。
落を防止するために急結剤をコンクリートに混合した急
結性コンクリートの吹付工法が行われている(特公昭6
0−4149号公報)。
た計量混合プラントで、セメント、骨材を混合して吹付
コンクリートを調製し、アジテータ車で運搬し、粉末状
急結剤、水の順に混合して急結性吹付コンクリートとし
て地山面に所定の厚みになるまで吹付ける乾式吹付工法
である。
ては、カルシウムアルミネート及び/又はアルカリ金属
アルミン酸塩とアルカリ炭酸塩等との混合物や、カルシ
ウムアルミネートと3CaO・SiO2との混合物等が
知られている(特開昭64−51351号公報、特公昭
56−27457号公報、特開昭61−26538号公
報、及び特開昭63−210050号公報参照)。
リ骨材反応を抑えるため、硫酸アルミニウムを含有する
急結剤が知られている。硫酸アルミニウムを含有する急
結剤としては、結晶水を有する含水硫酸アルミニウムと
アルミン酸カルシウムの混合物が提案されている(特開
平8−48553号公報参照)。
ンクリートの圧送量が少ないため、コンクリート使用量
の少ない比較的小規模な工事、例えば、トンネルのひび
割れ補修工事やトンネル掘削距離が短いトンネルの掘削
工事等、現場でバッチャープラントを建設しなくとも、
コンクリートをミキサで混練できるようにプラントを搭
載したバッチミキサ車や、コンクリートを連続的にオー
ガで混練するコンクリートモービル車で対応できる工事
等に向いており、少ない設備投資で施工ができる利点が
ある。
付工法でこれらの粉末状急結剤を使用した場合には、吹
付時のリバウンド率や粉塵量が大きく、取り扱いの際に
は防塵マスク等の保護用具を用いなければならず、作業
性が低下するという課題があった。
ミニウムを主成分とする急結剤を使用した場合は、初期
強度発現性が低く、高強度用には使用できないという課
題があった。そして、アルカリ金属アルミン酸塩を主成
分とする急結剤は長期強度発現性が悪く、強アルカリ性
のため、取り扱いの際には手袋や眼鏡等の保護用具を用
いて十分な装備をしなければならず、作業性が低下する
という課題があった。
付材料を使用することにより、上記課題を解決できる知
見を得て本発明を完成するに至った。
ウムアルミネート類を含有してなる急結成分100質量
部と水350〜600質量部を含有してなる急結剤スラ
リーと、空練りセメントコンクリートとを含有してなる
吹付材料であり、さらに、急結成分が硫酸塩を含有して
なる該吹付材料であり、さらに、急結成分がアルカリ金
属アルミン酸塩及び/又はアルカリ金属炭酸塩を含有し
てなる該吹付材料である。そして、カルシウムアルミネ
ート類を含有してなる急結成分100質量部に水350
〜600質量部を加水して急結剤スラリーを調製した
後、空練りセメントコンクリートと合流混合してなるこ
とを特徴とする吹付工法である。
市販されている普通、早強、中庸熱、及び超早強等の各
種ポルトランドセメントや、これらのポルトランドセメ
ントにフライアッシュや高炉スラグ等を混合した各種混
合セメント等が挙げられ、これらを微粉末化して使用し
てもよい。これらの中では、汎用性と経済性の点で、普
通ポルトランドセメント及び/又は早強ポルトランドセ
メントが好ましい。
状の急結成分100質量部と水350〜600質量部を
含有する。
有するものであり、必要に応じて硫酸塩、アルカリ金属
アルミン酸塩、及びアルカリ金属炭酸塩を含有してもよ
い。
類とは、カルシアを含む原料と、アルミナを含む原料と
を混合して、キルンでの焼成や、電気炉での溶融等の熱
処理をして得られる、CaOとAl2O3 とを主たる成
分とし、水和活性を有する物質の総称であり、CaO及
び/又はAl2O3の一部が、アルカリ金属酸化物、アル
カリ土類金属酸化物、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化
鉄、アルカリ金属ハロゲン化物、アルカリ土類金属ハロ
ゲン化物、アルカリ金属硫酸塩、及びアルカリ土類金属
硫酸塩等と置換した化合物、あるいは、CaOとAl2
O3とを主成分とするものに、これらが少量固溶した物
質である。鉱物形態としては、結晶質、非晶質いずれで
あってもよい。
カルシウムアルミネート類が好ましく、12CaO・7
Al2O3(以下C12A7という)組成に対応する熱処理
物を急冷した非晶質カルシウムアルミネートがより好ま
しい。
性や初期強度発現性の点で、ブレーン値で4000cm
2 /g以上が好ましく、5000cm2 /g以上がより
好ましい。4000cm2 /g未満だと急結性や初期強
度発現性が低下するおそれがある。
も直ちにゲル化しないので吹付装置が詰まらなくなり、
圧送性が良くなり、急結成分を連続的にスラリー化で
き、初期の凝結や強度発現性の向上の点で、硫酸塩を使
用することが好ましい。
セメントの水和反応過程で、セメントやカルシウムアル
ミネート類由来のカルシウムイオンと反応してカルシウ
ムアルミネート水和物を生成し、さらに、硫酸イオンと
反応して早期にカルシウムサルフォアルミネート水和物
を生成することにより初期強度発現性の向上に寄与する
ものである。
凝結や強度発現性の向上の点で、硫酸ナトリウム、硫酸
カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、及び硫
酸アルミニウム等の硫酸塩並びにミョウバン等の複塩か
らなる群の一種類又は二種類以上のものが好ましい。こ
れらの中では、凝結力や強度発現性の向上の点で、硫酸
カルシウム及び/又は硫酸アルミニウムがより好まし
い。
方が使用でき、無水物と含水物を併用してもよい。これ
らの中では、初期の凝結や強度発現性の向上の点で、含
水物が好ましい。
で、カルシウムアルミネート類100質量部に対して、
5〜100質量部が好ましく、10〜40質量部がより
好ましい。5質量部未満だと初期凝結しにくく、急結成
分に加水後直ちに急結剤スラリーがゲル化するおそれが
あり、100質量部を越えると凝結が終結しにくく、強
度発現性を阻害するおそれがある。
石膏が使用できるが、初期の凝結や強度発現性の向上の
点で、II型無水石膏及び/又は天然無水石膏が好まし
い。
ルミネート100質量部に対して、20〜200質量部
が好ましく、75〜150質量部がより好ましい。20
質量部未満だと初期凝結しにくく、初期の強度発現性が
低下し、急結成分に加水後直ちに急結剤スラリーがゲル
化するおそれがあり、200質量部を越えると凝結が終
結しにくく、初期強度発現性が低下するおそれがある。
で、アルカリ金属アルミン酸塩及び/又はアルカリ金属
炭酸塩を使用することが好ましい。
塩としては、アルミン酸リチウム、アルミン酸ナトリウ
ム、及びアルミン酸カリウム等が挙げられる。これらの
中では、初期凝結促進の点で、アルミン酸ナトリウムが
好ましい。
ルシウムアルミネート類と硫酸塩の合計100質量部に
対して、2〜20質量部が好ましく、3〜15質量部が
より好ましい。2質量部未満だと初期の凝結や強度発現
性が低下するおそれがあり、20質量部を越えると長期
強度発現性が低下するおそれがある。
ては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、及び炭酸水素カリウム等が挙げられる。これらの
中では、初期凝結促進の点で、炭酸ナトリウムが好まし
い。
ムアルミネートと硫酸塩の合計100質量部に対して、
2〜20質量部が好ましく、3〜15質量部がより好ま
しい。2質量部未満だと初期の凝結や強度発現性が低下
するおそれがあり、20質量部を越えると凝結が終結し
にくく、長期強度発現性が低下するおそれがある。
スラリー中に凝結遅延剤を併用してもよい。
部に対して、固形分換算で2〜25質量部が好ましく、
5〜20質量部がより好ましく、7〜15質量部が最も
好ましい。2質量部未満だと初期凝結を促進しにくいお
それがあり、25質量部を越えると長期強度発現性を阻
害するおそれがある。
水(以下スラリー水という)の使用量は、急結成分10
0質量部に対して、350〜600質量部であり、40
0〜500質量部が好ましい。350質量部未満だと強
度発現性が低下し、粉塵量やリバウンド率が多いおそれ
があり、600質量部を越えると強度発現性が低下し、
リバウンド率が多いおそれがある。
量の低減の点で、空練りセメントコンクリート側や急結
剤スラリー側に、ポリアルキレンオキサイドやセルロー
ス類等の増粘剤を使用してもよい。
維やビニロン繊維等の繊維状物質や超微粉を使用しても
よい。
めに、スラリー水に、凝結遅延剤、水溶性の硫酸塩を溶
解し、使用してもよい。
骨材強度が高いものが好ましく、細骨材率や骨材の最大
寸法は吹付できれば特に制限されるものではない。細骨
材としては、川砂、山砂、石灰砂、及び珪砂等が使用で
き、粗骨材としては、川砂利、山砂利、及び石灰砂利等
が使用できる。
される物性、経済性、及び施工性等の点で、セメント、
骨材を混合、混練した空練りセメントコンクリートと、
急結剤スラリーとを混合した急結性セメントコンクリー
トとして吹付ける工法が挙げられる。
りセメントコンクリートと急結成分を別々に圧送し、空
練りセメントコンクリートと急結成分が合流混合する手
前で急結成分に加水して急結剤スラリーとし、この急結
剤スラリーを空練りセメントコンクリートと合流混合さ
せることにより急結性セメントコンクリートとし、この
急結性セメントコンクリートを吹付ける乾式吹付工法が
好ましい。
混合、混練して空練りセメントコンクリートとし、空気
圧送し、途中で、例えば、Y字管の一方から急結剤スラ
リーを、管の周囲数カ所から添加して吹付ける方法等が
挙げられる。
練りセメントコンクリートと混合することにより、粉塵
量やリバウンド率を低減し、作業環境が改善できるもの
である。
するものではないが、例えば急結成分を、空気圧送する
Y字管の一方の管の周囲数カ所から高圧水により加水し
てスラリー化する方法が好ましい。この高圧水は空練り
セメントコンクリートに急結剤スラリーを圧入する効果
もあるので、混合性が良好になる。このことにより、急
結剤スラリーと空練りセメントコンクリートとの反応性
が高まり、粉塵量やリバウンド率が低減し、凝結性や強
度発現性が向上し、更には急結性セメントコンクリート
の品質が安定するものである。
吹付設備等が使用できる。吹付設備は吹付が十分に行わ
れれば、特に限定されるものではなく、例えば、空練り
セメントコンクリートの圧送にはアリバー社商品名「ア
リバー280」等が、急結成分の圧送には急結剤圧送装
置「ナトムクリート」等が使用できる。急結成分に加水
して急結剤スラリーにするには一般的な水ポンプを使用
すれば良く、加水する途中で圧送空気を入れて加圧する
方法を用いても良い。
4〜15m3 /hが好ましく、吹付圧力は0.2〜0.
6N/mm2が好ましい。
りセメントコンクリートが急結剤スラリーの圧送管内に
混入した時に圧送管内が閉塞しないように、空練りセメ
ントコンクリートの圧送圧力より0.01〜0.3N/
mm2 大きいことが好ましい。
コンクリートとの合流点は混合性を良くするために、合
流点を管の形状や管の内壁を乱流状態になりやすい構造
やラセン状の構造にしてもよい。
る。
材1233kg/m3、及び粗骨材669kg/m3 と
した空練りコンクリートを調製し、圧送速度4m3 /
h、圧送圧力0.4N/mm2 の条件下で、コンクリー
ト圧送機「アリバ−280」で圧送した。一方、カルシ
ウムアルミネート類100質量部、表1に示す質量部の
硫酸塩ア、及び、カルシウムアルミネート類と硫酸塩ア
の合計100質量部に対して5質量部のアルカリ金属ア
ルミン酸塩からなる急結成分を、セメント100質量部
に対して10質量部になるように圧送圧力0.5N/m
m2 の条件下で空気圧送し、途中に設けたY字管の一方
の管の周囲数カ所に開けた穴から、急結成分100質量
部に対してスラリー水450質量部を加水して急結剤ス
ラリーとし、この急結剤スラリーを圧送した。Y字管の
もう一方から圧送された空練りコンクリートに対して急
結剤スラリーを、管の周囲数カ所から混合し、急結性コ
ンクリートとした。この急結性コンクリートについて、
凝結時間、圧縮強度、及びスラリーゲル化時間を測定し
た。結果を表1に示す。
ン値3200cm2 /g、比重3.16 細骨材:新潟県姫川産川砂、比重2.62 粗骨材:新潟県姫川産川砂利、表乾状態、比重2.6
4、最大寸法10mm カルシウムアルミネート類:主成分C12A7 組成に対応
するカルシウムアルミネート、非晶質、ブレーン値59
00cm2 /g 硫酸塩ア:含水硫酸アルミニウム、市販品 アルカリ金属アルミン酸塩:アルミン酸ナトリウム、粉
末状、市販品
ト中の粗骨材を除いた材料で空練りモルタルを練り、こ
れに土木学会基準「吹付けコンクリート用急結剤品質規
格(JSCED−102)」に準拠して測定した。 圧縮強度:調製した急結性コンクリートを、幅25cm
×長さ25cmのプルアウト型枠と幅50cm×長さ5
0cm×厚さ20cmの型枠に吹付した。材齢3時間と
1日の初期強度はプルアウト型枠の供試体を使用して測
定した。プルアウト型枠表面からピンを急結性コンクリ
ートで被覆し、型枠の裏側よりピンを引き抜き、そのと
きの引き抜き強度を求めた。(圧縮強度)=(引き抜き
強度)×4/(供試体表面積)から圧縮強度を算出し
た。材齢28日以降は幅50cm×長さ50cm×厚さ
20cmの型枠から採取した直径5cm×長さ10cm
の供試体を20トン耐圧機で測定した。 スラリーゲル化時間:急結成分とスラリー水を混合して
から、急結剤スラリーが流動性を失うまでの時間、即ち
急結剤スラリーがゲル化して容器を傾けても流れなくな
るまでの時間を示した。
量部の硫酸塩イ、及び、カルシウムアルミネート類と硫
酸塩イの合計100質量部に対して5質量部のアルカリ
金属アルミン酸塩からなる急結成分を使用したこと以外
は、実験例1と同様に行い、測定した。結果を表2に示
す。 (使用材料) 硫酸塩イ:II型無水石膏、ブレーン値6500cm2
/g
0質量部、カルシウムアルミネート類と硫酸塩イの合計
100質量部に対して表3に示す質量部のアルカリ金属
アルミン酸塩からなる急結成分を使用し、凝結時間と圧
縮強度を測定したこと以外は、実験例1と同様に行い、
評価した。結果を表3に示す。
0質量部、カルシウムアルミネート類と硫酸塩イの合計
100質量部に対して表4に示す質量部のアルカリ金属
炭酸塩からなる急結成分を使用し、凝結時間と圧縮強度
を測定したこと以外は、実験例1と同様に行い、評価し
た。結果を表4に示す。
0質量部、カルシウムアルミネート類と硫酸塩イの合計
100質量部に対して5質量部のアルカリ金属アルミン
酸塩からなる急結成分を使用し、急結成分100質量部
に対して表5に示す質量部のスラリー水を加水して急結
剤スラリーとし、圧縮強度、粉塵量、及びリバウンド率
を測定したこと以外は、実験例1と同様に行い、評価し
た。結果を表5に示す。
10分間、鉄板状に製作した高さ3.5m、幅2.5m
の模擬トンネルに吹付けた。その後、吹付場所より3m
の定位置で粉塵量を測定し、得られた測定値の平均値を
示した。 リバウンド率:急結性コンクリートを4m3/hの圧送
速度で10分間、鉄板状に製作した高さ3.5m、幅
2.5mの模擬トンネルに吹付けた。その後、(リバウ
ンド率)=(模擬トンネルに付着せずに落下した急結性
コンクリートの質量)/(模擬トンネルに吹付けた急結
性コンクリートの質量)×100(%)で算出した。
0質量部、カルシウムアルミネート類と硫酸塩イの合計
100質量部に対して5質量部のアルカリ金属アルミン
酸塩からなる急結成分を、セメント100質量部に対し
て表6に示す質量部使用し、凝結時間と圧縮強度を測定
したこと以外は、実験例1と同様に行い、評価した。結
果を表6に示す。
とにより、空練りセメントコンクリートを吹付けた直後
のリバウンド率や粉塵量を小さくできる。又、初期や長
期において、高い強度発現性が期待できるので、吹付厚
さを薄くでき、施工コストも削減でき、吹付後直ちに高
い強度が得られるために安全性も向上できる。さらに、
カルシウムアルミネート類に硫酸塩を併用すると、急結
成分に加水しても直ちにゲル化しないので吹付装置が詰
まらなくなり、圧送性が良くなり、急結成分を連続的に
スラリー化できるので、吹付作業の効率が良くなる。
Claims (4)
- 【請求項1】 カルシウムアルミネート類を含有してな
る急結成分100質量部と水350〜600質量部を含
有してなる急結剤スラリーと、空練りセメントコンクリ
ートとを含有してなる吹付材料。 - 【請求項2】 さらに、急結成分が硫酸塩を含有してな
る請求項1記載の吹付材料。 - 【請求項3】 さらに、急結成分がアルカリ金属アルミ
ン酸塩及び/又はアルカリ金属炭酸塩を含有してなる請
求項1又は2記載の吹付材料。 - 【請求項4】 カルシウムアルミネート類を含有してな
る急結成分100質量部に水350〜600質量部を加
水して急結剤スラリーを調製した後、空練りセメントコ
ンクリートと合流混合してなることを特徴とする吹付工
法。
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