JP2002248321A - 排ガス処理装置および排ガス処理方法 - Google Patents

排ガス処理装置および排ガス処理方法

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JP2002248321A JP2001047484A JP2001047484A JP2002248321A JP 2002248321 A JP2002248321 A JP 2002248321A JP 2001047484 A JP2001047484 A JP 2001047484A JP 2001047484 A JP2001047484 A JP 2001047484A JP 2002248321 A JP2002248321 A JP 2002248321A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒反応を利用した排ガス処理装置におい
て、排ガス処理運転時における触媒活性の低下に対し
て、有効な対策を備えた排ガス処理装置および排ガス処
理方法を提供すること。 【解決手段】 廃棄物焼却炉2から排出された排ガス中
の有害物質を分解するための触媒反応設備7を備えた排
ガス処理装置1であって、前記触媒反応設備7より上流
位置の排ガス処理経路52上に、触媒の活性化手段24
を設けたことを特徴とする排ガス処理装置1並びに該装
置を使用した排ガス処理方法および触媒の活性化方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス処理装置お
よび排ガスの処理方法に関し、より詳細には、都市のご
み焼却施設等において利用可能な排ガス処理装置並びに
排ガス処理方法および触媒の活性化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ごみ焼却施設等における排ガス処理で
は、触媒反応を利用してダイオキシン類等の有害物質の
分解、除去が行われている。この場合、排ガス処理装置
の機器構成としては、図3に示すように熱回収器3(必
要な場合)、ガス減温設備4、集塵設備5および触媒反
応設備7を備えたものが一般的である。このような排ガ
ス処理装置において、ダイオキシン類等の有害物質を分
解する目的で用いられる分解触媒は、例えばバナジウム
酸化物および/またはタングステン酸化物などの固体酸
化物を活性成分としており、活性状態にある固体酸化物
の酸素が分解反応により奪われ、還元状態になった後、
雰囲気中の酸素ガスにより再酸化されて再び活性形態に
戻る、というサイクルで分解反応に寄与している。とこ
ろが、排ガスと触媒との接触を続けるうち、被分解物中
の炭化水素が分解によって炭素質を生成して触媒表面に
析出し、触媒の酸化分解活性点が覆われる現象(いわゆ
るコーク析出)や、被分解物中の塩素、臭素、ヨウ素、
フッ素などのハロゲンが化学結合形態で活性金属酸化物
に吸着する現象(ハロゲン化合物の生成)などが生じ
る。その結果、還元状態の酸化活性成分が酸化状態に戻
れなくなり、排ガス処理装置の運転中に分解活性が低下
してくるという問題が生じ、その対策が求められてい
る。
【0003】また、触媒活性の低下要因は、排ガス処理
装置の運転開始時(以下、「立ち上げ時」と記す)にも
起きることが知られている。これは立ち上げ時に排ガス
を触媒反応設備にいきなり流すと、触媒表面に結露が生
じて水溶性ダスト成分が溶液化して触媒に含浸し、触媒
表面を覆う現象(いわゆるマスキング現象)により、触
媒活性成分と被分解物質との接触が妨げられることが原
因と考えられている。このため、触媒反応設備の立ち上
げ時には、以下の(1)〜(5)に示すような操作を行
い、触媒反応設備の予備運転を行うことが必要とされて
いる。 (0)停止状態:排ガス処理装置の停止時には、触媒反
応設備を迂回するバイパスライン30(図3において、
弁21閉、弁22開、大気導入弁23閉)の状態。触媒
反応設備に常時湿気防止用ケーシングヒーターを備えて
いる場合には、停止時にはスイッチを入れたままにして
おく。 (1)触媒反応設備7に温風大気を導入(弁21閉、弁
22開、大気導入弁23開)する。 (2)助燃剤(灯油など)を燃焼させて炉2内の温度を
昇温する。 (3)大気を再加熱器6(例:電気ヒーター、インライ
ンバーナー等)で暖め、触媒反応設備7に導入し、触媒
反応設備7の温度を170〜200℃以上に昇温する
(触媒反応設備7の結露を防止するためのヒートアッ
プ)。 (4)触媒反応設備7の温度が170℃〜200℃以上
になったら、本排ガスを導入(バイパスラインから通常
ラインへ切り換え;弁22閉、弁21開)後、大気導入
口(弁23)を閉める。 (5)炉2の燃焼物をごみなどの焼却物51に切り換
え、通常運転に移行する(触媒反応設備7にケーシング
ヒーター8を備えている場合にはスイッチを切る)。
【0004】しかし、上記のような予備的ヒートアップ
操作を行って、立ち上げ時の結露によるマスキング現象
を防止し得たとしても、使用により低下した触媒活性を
十分に回復させることはできないため、有害物質の分解
処理が不完全となったり、触媒寿命の短命化を招く一因
となっていた。
【0005】ところで、特開平6−63357号公報で
は、排ガス処理装置において、触媒分解装置の上流に水
蒸気供給ラインを設けた有機ハロゲン化合物を含む排ガ
スの処理装置が開示されている。しかし、この装置が処
理対象とする排ガスは、工場等からの排ガスであり、ト
リクロロエタンなどの有機ハロゲン化合物を含有する一
方、水分をほとんど含まない排ガスである。このため水
蒸気供給ラインは、有機ハロゲン化合物の分解率を向上
させるために設けられており、触媒の活性化については
全く考慮されていない。また、ごみ焼却炉から排出され
る排ガス中には、廃熱ボイラを備えた装置では含水量が
20体積%程度、廃熱ボイラがない装置では含水量が3
0体積%程度と、通常20〜30体積%の水分が含まれ
ているため、上記公報記載の2重量%程度の水蒸気供給
量(換算値で約3体積%の水分量に相当)では運転時に
おける触媒の活性化という点ではほとんど効果は期待で
きない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】排ガス処理装置におけ
る触媒反応塔においては、触媒の劣化は程度の差はあれ
不可避である。一般的に、触媒の劣化の進行は、はじめ
に大きな劣化が進行し、その後緩やかな性能低下をたど
るケースや、初期の性能劣化は緩やかであるが、一度劣
化が進むと加速度的に劣化が進行するケースなどが典型
であるが、少なくとも使用により性能低下した触媒が自
然に初期性能に戻ることはないと言える。また、例えば
排ガス中のダイオキシン類の分解処理に用いられる触媒
でも経時的に性能低下が進むことがわかっており、その
劣化機構として、例えばアルカリ被毒、堆積ダスト等に
よる触媒の細孔閉塞、コーク析出、触媒金属のハロゲン
化などが一般に挙げられているが、個々の触媒反応塔に
おける触媒性能低下の原因を特定することは容易ではな
いため、触媒性能の維持について有効な対策はほとんど
見出されていない。このため、触媒の劣化対策として
は、一定期間毎に触媒を交換することによって、触媒反
応塔の性能維持を図っているのが現状である。
【0007】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、触媒
反応を利用した排ガスの処理において、排ガス処理時に
おける触媒活性の低下に対して有効な対策を備えた排ガ
ス処理装置および排ガスの処理方法並びに触媒の活性化
手段を提供するものであり、例えば、排ガス中のダイオ
キシン類の分解処理に用いられる触媒の延命化を図るた
めの再活性化方法や当該触媒の劣化を抑制できる排ガス
の処理方法、および、それらを実施できる排ガス処理装
置を提供することにある。
【0008】請求項1に記載の排ガス処理装置の発明
は、廃棄物焼却炉から排出された排ガス中の有害物質を
分解するための触媒反応設備を備えた排ガスの処理装置
であって、前記触媒反応設備より上流位置の排ガス処理
経路上に、触媒の活性化手段を設けたことを特徴とす
る。この特徴によれば、前記触媒反応設備より上流位置
の排ガス処理経路上に触媒の活性化手段を設けたため、
炭素質析出やハロゲン化合物生成などによる触媒性能の
低下を防止できるとともに、活性が低下した触媒の再活
性化を図ることができるので、有害物質の効率的な分解
を実現できる。また、触媒の再活性化によって触媒寿命
を延ばすことができる。
【0009】請求項2に記載の排ガス処理装置の発明
は、請求項1において、前記触媒の活性化手段が、排ガ
ス処理経路に水分を供給する水分供給装置であることを
特徴とする。この特徴によれば、触媒の活性化手段が、
排ガス処理経路に水分を供給する水分供給装置であるた
め、活性成分として金属酸化物などを含有する触媒に対
し、水分の作用により触媒の再活性化を図ることができ
るとともに、通常運転時には触媒活性の低下を防止でき
る。すなわち、排ガス処理装置の運転に使用し活性が低
下した触媒を運転常用温度範囲および運転常用酸素濃度
範囲の下で、一定濃度以上の水分雰囲気にさらすことに
より、効果的に再活性化を図ることができ、特にコーク
析出や触媒金属のハロゲン化などの劣化に対して大きな
回復効果が期待できる。また、一定濃度での水分雰囲気
で排ガス処理を行うことにより、触媒性能の劣化を抑制
した運転が可能になる。
【0010】請求項3に記載の排ガス処理装置の発明
は、請求項2において、前記水分供給装置は、少なくと
も排ガス処理装置の運転開始時、運転終了時または停止
時に、前記触媒反応設備内の水分量が1〜80体積%と
なるように排ガス処理経路中に水分を供給することによ
り触媒の活性化を行うことを特徴とする。ここで、排ガ
ス処理装置の「運転開始時」とは、該装置で排ガスを処
理する前の立ち上げ動作段階(初回運転には限らない)
を意味し、「運転終了時」とは該装置で排ガスを処理し
た後、停止する前の立ち下げ動作段階を意味する。この
特徴によれば、水分供給装置は、少なくとも排ガス処理
装置の運転開始時、運転終了時または停止時に、排ガス
処理経路中に1〜80体積%の水分を供給することによ
り触媒を活性化でき、また、運転終了時および停止に
は、排ガスの処理中に炭素質析出やハロゲン化合物生成
などによって低下した触媒の活性を回復させることが可
能になる。
【0011】請求項4に記載の排ガス処理装置の発明
は、請求項2または3において、さらに前記触媒反応設
備内に、または前記触媒反応設備の前もしくは後の排ガ
ス処理経路上に水分濃度検出装置を設け、該水分濃度検
出装置の検出値に基づき、前記水分供給装置により水分
を供給して前記触媒反応設備内の水分濃度を制御するこ
とを特徴とする。この特徴によれば、水分濃度検出装置
を設け、該水分濃度検出装置の検出値に基づき、前記水
分供給装置により水分を供給して前記触媒反応設備内の
水分濃度を制御するため、排ガス処理装置の運転中に触
媒反応装置の水分量を一定に維持することが可能であ
り、触媒性能の低下を未然に防止するとともに、分解率
の低下による有害物質の環境放出のおそれを低減するこ
とができる。
【0012】請求項5に記載の排ガス処理装置の発明
は、請求項2から4のいずれか1項において、前記水分
供給装置を、触媒反応設備の直前に設けたことを特徴と
する。ここで、「直前」の語は、供給された水分の全量
が触媒反応装置に送られるという意味において直前に設
けることを指し、供給した水分の損失がない範囲であれ
ば、水分供給装置と触媒反応設備との間に他の設備を設
けることを妨げない。この特徴によれば、水分供給装置
を触媒反応設備の直前に設けたことにより、水分の損失
を最小限に抑えて、活性化に必要な水分を触媒反応設備
へ確実に供給することができる。
【0013】請求項6に記載の排ガスの処理方法の発明
は、廃棄物の焼却により排出される排ガスを触媒反応を
利用して処理する排ガスの処理方法であって、前記触媒
反応を1〜80体積%の水分濃度に制御して行うことを
特徴とする。この特徴によれば、触媒反応を1〜80体
積%の水分濃度に制御して行うため、触媒活性の低下を
防ぐことができ、延いてはダイオキシン類等の有害物質
の分解効率の低下を防止できる。
【0014】請求項7に記載の排ガスの処理方法の発明
は、請求項6において、排ガス処理経路上に設けた水分
供給手段により水分を供給して水分濃度の制御を行うこ
とを特徴とする。この特徴によれば、排ガス処理経路上
に設けた水分供給手段により水分を供給して、水分濃度
の制御を行うため、焼却物の種類によらず一定レベル以
上の水分濃度を定常的に保つことが可能となる。
【0015】請求項8に記載の排ガスの処理における触
媒の活性化方法の発明は、廃棄物の焼却により排出され
る排ガスを触媒反応設備内で触媒を利用して処理する排
ガス処理において該触媒を活性化する方法であって、少
なくとも排ガス処理の開始時、終了時または停止時に、
前記触媒反応設備内の水分量が1〜80体積%となるよ
うに水分を供給して触媒の活性化を行うことを特徴とす
る。この特徴によれば、少なくとも排ガス処理の開始
時、終了時または停止時に、前記触媒反応設備内の水分
量が1〜80体積%となるように水分を供給して触媒の
活性化を行うため、排ガス処理中に炭素質析出やハロゲ
ン化合物生成などによって低下した触媒の活性を回復さ
せることが可能になる。すなわち、排ガス処理装置の運
転に使用し活性が低下した触媒を運転常用温度範囲およ
び運転常用酸素濃度範囲の下で、1〜80体積%の水分
雰囲気にさらすことにより、効果的に再活性化を図るこ
とができ、特にコーク析出や触媒金属のハロゲン化など
の劣化に対して大きな回復効果が期待できる。従って、
初回運転時と同等の有害物質分解能を長期間維持できる
とともに、触媒寿命を延ばすことができる。
【0016】請求項9に記載の排ガス処理における触媒
の活性化方法の発明は、請求項8において、排ガス処理
経路上に設けた水分供給手段によって水分供給を行うこ
とを特徴とする。この特徴によれば、排ガス処理経路上
に設けた水分供給装置によって水分供給を行うことによ
り水分濃度の制御を行うため、触媒の活性化に必要な所
望の濃度の水分を確実に供給できる。
【0017】請求項10に記載の触媒の活性化方法の発
明は、請求項8または9において、前記触媒が活性成分
として金属酸化物を含有する触媒であり、かつ該触媒の
外観色が本来の触媒色に変化するまで活性化を行うこと
を特徴とする。この特徴によれば、前記触媒が活性成分
として金属酸化物を含有する触媒であり、かつ該触媒の
外観色が本来の触媒色に変化するまで活性化を行うた
め、活性化の終了指標として金属酸化物の色調変化を利
用することができ、活性化の終点を判断することが容易
となる。ここで、「本来の触媒色」とは、排ガス処理を
行う前(使用前)の触媒の外観色を意味し、例えば、触
媒中の活性成分である金属酸化物が五酸化二バナジウム
(V25:橙色)である場合には、使用によって四酸化
二バナジウム(V24:青色)に還元された状態から再
酸化されて活性化状態になると再び橙色の五酸化二バナ
ジウムに変化する。この場合、触媒の外観色としては、
他の配合成分にもよるが一般には緑色から活性状態では
本来の外観色である黄色へ変化するので、この外観の色
調変化を指標として活性化終了の目安とすることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本願発明
の実施の形態を説明する。図1は、触媒活性化手段を備
えた本発明の排ガス処理装置の一例を示す模式図であ
る。図1の排ガス処理装置は、主要な構成として、熱回
収器としての廃熱ボイラ3、減温設備としての水冷減温
塔4、集じん設備としてのバグフィルタ5および触媒反
応設備としての触媒反応塔7を備え、さらに触媒活性化
手段として、水冷減温塔4の前(A1)、バグフィルタ
5の前(A2)または再加熱器6の前(A3)のいずれ
かの位置に水分供給装置24を備えている。この水分供
給装置24は、触媒塔7の直後に設けられた水分計25
と連結しており、水分計25の検出情報に基づき水分供
給量を制御できるように構成されている。また、この装
置は、弁21および弁22の開閉により、触媒反応塔7
を迂回する排ガス経路(触媒反応塔バイパスライン3
0)に切り換えることが可能である。
【0019】都市ごみなどの焼却物51は、焼却炉2に
投入されて焼却される。焼却により発生した排ガスは廃
熱ボイラ3によって減温と同時に余熱の有効利用が図ら
れた後、排ガス処理経路52を下流方向(図中、矢印の
方向)へ送られ、水冷減温塔4においてバグフィルタ5
を通過可能な温度まで減温された後、バグフィルタ5に
よって集じん処理される。バグフィルタ5通過後の排ガ
スは、再加熱器6によって加熱された後、触媒反応塔7
に送られ、ここでダイオキシン類などの有害物質が触媒
反応によって分解、除去された後、排気設備10を介し
て放出される。
【0020】上記水分供給装置24の設置場所は、触媒
反応塔7よりも上流位置、すなわち図1では焼却炉2側
であればよく、装置の構成に応じて、A1〜A3に限ら
ず任意の位置に設けることができるが、供給した水分の
損失を最小限にするためには、触媒反応塔7に近い位
置、例えば触媒分解塔7の上流側の直前位置に水分供給
装置24を設置することが好ましい。また、水分供給装
置24によって供給する水分は、水蒸気の状態で供給す
ることが好ましい。なお、図1ではA3の水分供給位置
と触媒反応塔7の間に再加熱器6が設けられているが、
再加熱器6における水分の損失はなく、また、再加熱器
6は水分供給装置24から供給される水分を加熱する役
割を兼ねていることから、水分供給装置24は実質的に
触媒反応塔7の直前位置に置かれている。
【0021】触媒を活性化するためには、排ガス処理装
置1の運転時には、触媒反応設備7において、排ガス中
の水分量が1〜80体積%、好ましくは35〜80体積
%となるように水分を供給する。また、排ガス処理装置
1の運転開始時(立ち上げ時)、運転終了時(立ち下げ
時)または停止時に触媒の活性化を行う場合には、触媒
反応設備7において、導入空気中の水分量が1〜80体
積%、好ましくは35〜80体積%となるように水分を
供給する。ここで、水分量の上限を80体積%とするの
は、大気条件における酸素濃度(約20体積%)を確保
することが触媒の活性化に有利なためである。また、3
0体積%程度の水分を含む実ガス中では触媒活性の回復
は最大にならないが、35体積%以上の水分条件では、
後記する実施例に示されるように、半日程度の処理で再
活性化が実現できるので、触媒の活性化の点では35体
積%以上の水分条件が好ましい。なお、排ガス処理装置
1の運転中の炭素質析出やハロゲン化合物生成などによ
る触媒活性の低下を防止する目的であれば、35体積%
未満の水分条件でも効果が期待できるため、排ガスの状
態にかかわらず一定の水分条件となるように制御して運
転することも可能である。例えば、水分を25体積%か
ら45体積%未満の範囲に制御した条件での運転や、水
分を30体積%程度に制御した定常条件での運転、など
により触媒活性の低下を抑制した排ガス処理が可能とな
る。
【0022】上記水分濃度において触媒を活性化できる
理由は完全には解明されていないが、前記したように、
分解触媒は活性形態である固体酸化物の酸素が分解反応
により奪われた後、雰囲気中の酸素ガスにより再酸化さ
れて再び活性形態に戻る、というサイクルで分解反応に
寄与することから、この過程で水が触媒となり、分解触
媒の再酸化を促進するか、あるいは、一部の水が分解触
媒の固体酸化物の酸素供給源になるためであると推測さ
れる。
【0023】本発明では、触媒反応設備7の水分量を好
適な範囲にコントロールするため、水分濃度検出装置を
設置することが好ましい。図1では、水分濃度検出装置
としての水分計25を触媒塔7の下流位置に設けている
が、触媒塔7内の排ガス52の水分量を計測できればよ
いため、他の位置として、例えば触媒塔7内または触媒
塔7の前の排ガス処理経路上に設置することもできる。
この水分計25からの検出値に基づき、水分供給器24
における水分供給量を制御して、排ガス処理装置1の運
転中に触媒反応塔7内を常に上記水分量に維持すること
により、触媒活性の低下を防止できる。
【0024】本発明方法により活性化できる触媒として
は、活性成分として金属酸化物を含有する触媒を挙げる
ことができ、例えば、ダイオキシン類分解触媒として用
いられる触媒として、バナジウム酸化物および/または
タングステン酸化物を含む触媒活性成分を少なくとも部
分的に含有する触媒を挙げることができる。ここで、バ
ナジウム酸化物としては、五酸化二バナジウム、二酸化
バナジウム、三酸化二バナジウム等が、また、タングス
テン酸化物としては、三酸化タングステン等が、それぞ
れ例示される。
【0025】次に、本発明触媒活性化方法における活性
化処理の具体的操作の一例について、図1を用いて説明
する。この触媒の活性化方法は、排ガス処理装置1の運
転開始時(立ち上げ時)、運転終了時(立ち下げ時)ま
たは停止時のいずれかの段階で、実排ガスに替えて空気
を導入しながら実施することが好ましい。
【0026】まず、触媒塔バイパスライン(弁21閉、
弁22開)の状態として、大気導入弁23を開放し、触
媒塔7に200℃程度の加熱大気を導入する。次に、触
媒塔7の温度を200℃程度に昇温し、再加熱器6の前
(A3位置)より、触媒塔7が所望の水分量となるよう
に加熱大気中にスチームを供給し、再加熱器6で170
〜200℃程度に加熱しつつ触媒塔7に送り込むことに
より活性化を実施する。この大気酸素雰囲気(酸素濃度
約20体積%)は、酸素濃度が低い実排ガス(酸素濃度
10体積%程度)に比べて触媒が酸化されやすい状態で
あるため、被分解物質が存在しない状態であることも有
利に作用し、水分の供給によって効率よく活性化を図る
ことができる。
【0027】図2は、図1の装置において熱回収設備が
ない態様を示すものであるため、同一の構成要素に同一
の符号を付して説明を省略する。
【0028】
【実施例】次に、実施例に基づき本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明はこれによって制約されるものでは
ない。
【0029】実施例1 触媒活性化試験: 1.試験方法 廃熱ボイラの無い焼却炉の煙道で数年間通ガス(平均2
00℃、水分15〜25体積%)処理した使用触媒を抜
き出しサンプリングし、流通型固定床式反応器を用い、
活性評価試験を行った。対象となる酸化触媒は、二酸化
チタン(TiO 2)担体に五酸化バナジウム(V25
10重量%を担持したものである。活性評価試験では、
酸化触媒の被分解物として、ダイオキシン類の分解性代
替物質であるo−クロロフェノール(o−CP)を用
い、反応温度は200℃、入口ガス組成は、酸素;10
%、o−CP;300体積ppm、窒素;バランス、水
分濃度;30体積%、とした。触媒の活性度は、分解反
応の一次反応速度定数Kの新品時の値(K0)との比
(K/K0)によって評価した。 2.結果 再活性化処理前の触媒(数年間使用したもの)の活性度
(K/K0)は0.7であった。次に、この触媒を水分
35体積%、温度200℃、空気(酸素;21体積%、
窒素;バランス)の条件下で10時間処理したところ、
触媒の色は緑色から新品時の触媒色(黄土色)に戻っ
た。この色調の変化は、触媒活性成分のV 24(青色)
が再酸化されてV25(橙色)に戻るためと考えられ、
使用によって活性の低下した触媒が再活性化されたこと
を示している。また、活性度(K/K0)は、1.0ま
で回復した。なお、本実施例では、触媒活性成分がバナ
ジウム酸化物(V25)である触媒を対象に活性化試験
を行ったが、触媒活性成分としてタングステン酸化物を
含む触媒についても同様の活性化効果が期待できる。
【0030】実施例2 酸化触媒の活性低下因子把握基礎試験:流通型固定床式
反応器を用い、以下の方法で酸化触媒の活性低下因子を
確認するとともに、再生試験を行った。活性評価には、
被分解物としてダイオキシン類の分解性代替物質である
o−クロロフェノール(o−CP)を用い、反応温度は
200℃、入口ガス組成は、酸素;10%、o−CP;
300体積ppm、窒素;バランス、水分濃度;0体積
%または30体積%、とした。触媒の活性度は、実施例
1と同様に分解反応の一次反応速度定数Kの新品時の値
(K0)との比(K/K0)によって評価した。 2.結果 水分0体積%または30体積%における活性試験過渡応
答挙動を図4に示す。水分30体積%で14時間反応さ
せても、活性度(K/K0)は殆ど低下しなかった。こ
れに対し、水分0%で14時間反応させた後の活性度
(K/K0)は、初期の約1から0.55に低下した。
次に、この触媒を水分35体積%、200℃、酸素10
体積%の条件下で5時間活性化処理したところ、触媒の
色は緑色から新品時の触媒色(黄土色)に戻り、また、
活性度(K/K0)は、約1まで回復した。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、触媒反応設備より上流
位置の排ガス処理経路上に触媒の活性化手段を設けたた
め、炭素質析出やハロゲン化合物生成などによる触媒性
能の低下を防止できるとともに、活性が低下した触媒の
再活性化を図ることができ、効率的な排ガス処理を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る排ガス処理施設の概
略を示す図面である。
【図2】本発明の一実施形態に係る排ガス処理施設の概
略を示す図面である。
【図3】従来の排ガス処理施設の概略を示す図面であ
る。
【図4】実施例2の水分条件での触媒分解活性度の時間
推移および再生効果を示す図面である。
【符号の説明】
1 排ガス処理装置 2 焼却炉 3 廃熱ボイラ 4 水冷減温塔 5 バグフィルタ 6 再加熱器 7 触媒反応塔 8 ケーシングヒーター 9 送風機 10 排気塔 21 弁 22 弁 23 弁 24 水分供給装置 25 水分計 30 触媒塔バイパスライン 51 焼却物 52 排ガス処理経路 53 処理済み排ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27D 17/00 104 F23J 15/00 H (72)発明者 山本 誠 千葉県市原市八幡海岸通1番地 三井造船 株式会社千葉事業所内 (72)発明者 板谷 真積 千葉県市原市八幡海岸通1番地 三井造船 株式会社千葉事業所内 Fターム(参考) 3K065 AA24 AB01 AC01 AC19 BA05 HA01 HA02 HA03 3K070 DA05 DA25 DA32 DA37 DA39 DA52 4D048 AA11 AB03 AC10 BA07X BA23X BA41X BD10 DA02 4G069 AA03 AA09 BB04B BC54B CA02 CA10 CA19 DA06 FC04 FC08 4K056 AA19 DB02 FA08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物焼却炉から排出された排ガス中の
    有害物質を分解するための触媒反応設備を備えた排ガス
    の処理装置であって、前記触媒反応設備より上流位置の
    排ガス処理経路上に、触媒の活性化手段を設けたことを
    特徴とする排ガス処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記触媒の活性化手
    段が、排ガス処理経路に水分を供給する水分供給装置で
    あることを特徴とする排ガス処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記水分供給装置
    は、少なくとも排ガス処理装置の運転開始時、運転終了
    時または停止時に、前記触媒反応設備内の水分量が1〜
    80体積%となるように排ガス処理経路中に水分を供給
    することにより触媒の活性化を行うことを特徴とする排
    ガス処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、さらに前記
    触媒反応設備内に、または前記触媒反応設備の前もしく
    は後の排ガス処理経路上に水分濃度検出装置を設け、 該水分濃度検出装置の検出値に基づき、前記水分供給装
    置により水分を供給して前記触媒反応設備内の水分濃度
    を制御することを特徴とする排ガス処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から4のいずれか1項におい
    て、前記水分供給装置を、触媒反応設備の直前に設けた
    ことを特徴とする排ガス処理装置。
  6. 【請求項6】 廃棄物の焼却により排出される排ガスを
    触媒反応を利用して処理する排ガスの処理方法であっ
    て、前記触媒反応を1〜80体積%の水分濃度に制御し
    て行うことを特徴とする排ガスの処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、排ガス処理経路上に
    設けた水分供給手段により水分を供給して水分濃度の制
    御を行うことを特徴とする排ガスの処理方法。
  8. 【請求項8】 廃棄物の焼却により排出される排ガスを
    触媒反応設備内で触媒を利用して処理する排ガス処理に
    おいて該触媒を活性化する方法であって、少なくとも排
    ガス処理の開始時、終了時または停止時に、前記触媒反
    応設備内の水分量が1〜80体積%となるように水分を
    供給して触媒の活性化を行うことを特徴とする排ガスの
    処理における触媒の活性化方法。
  9. 【請求項9】 請求項8において、排ガス処理経路上に
    設けた水分供給手段によって水分供給を行うことを特徴
    とする排ガス処理における触媒の活性化方法。
  10. 【請求項10】 請求項8または9において、前記触媒
    が活性成分として金属酸化物を含有する触媒であり、か
    つ該触媒の外観色が本来の触媒色に変化するまで活性化
    を行うことを特徴とする触媒の活性化方法。
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