JP2002247728A - 配線・配管材用受具の連結装置 - Google Patents

配線・配管材用受具の連結装置

Info

Publication number
JP2002247728A
JP2002247728A JP2001042710A JP2001042710A JP2002247728A JP 2002247728 A JP2002247728 A JP 2002247728A JP 2001042710 A JP2001042710 A JP 2001042710A JP 2001042710 A JP2001042710 A JP 2001042710A JP 2002247728 A JP2002247728 A JP 2002247728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
main girder
screw
piping material
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001042710A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3574971B2 (ja
Inventor
Shohachi Shimizu
昭八 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mirai Industry Co Ltd
Original Assignee
Mirai Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mirai Industry Co Ltd filed Critical Mirai Industry Co Ltd
Priority to JP2001042710A priority Critical patent/JP3574971B2/ja
Publication of JP2002247728A publication Critical patent/JP2002247728A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3574971B2 publication Critical patent/JP3574971B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受具相互を簡単に接続し、かつ、受具相互の
電気的導通を簡単に行なう。 【解決手段】 ケーブルCの布設路に沿って配設される
主桁部材2と、前記主桁部材2に取着され、前記ケーブ
ルCの布設路を形成する腕部材5とを有する金属材から
なる受具1と、前記受具1相互を連結する金属材からな
る連結部材11とを備え、前記主桁部材2に螺子12が
強制的に螺入される溝2aが長手方向に形成され、前記
溝2aに前記連結部材11を介して前記螺子12を強制
的に螺入することにより、前記受具1相互を連結するも
のとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル等の配線
・配管材の布設路に沿って配設される主桁部材と、前記
主桁部材に側方に向けて延設されるよう取着されて前記
配線・配管材の布設路を形成する腕部材とを備えた配線
・配管材用受具を布設方向に連結した配線・配管材用受
具の連結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のケーブル等の配線・
配管材が布設される受具は複数相互を連結してなり、耐
候性、防錆性確保のため、めっき、塗装などの表面処理
膜が施されている。一方、前記配線・配管材に通電され
ると、電磁誘導が発生し、抵抗の大きい部分が発熱して
火災の原因となることがある。このため、この種の業界
の内規として、受具にアースを設置してそれを防いでい
る。ここで、アースを受具ごとに設置するのは面倒であ
ることから、通常は、各受具相互を電気的に導通し、複
数の受具ごとに1個のアースを設置することが行なわれ
ている。前記受具相互の電気的導通を行なうものとし
て、例えば、特開昭62−225118号公報に掲載の
技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記特開昭6
2−225118号公報に掲載のものは、親桁と子桁と
からなる受具相互を連結し、電気的導通を行なうには、
親桁に連結金具の取付孔に対応したボルト挿通孔を設け
なければならず、また、連結する際にはボルト挿通孔と
連結金具の取付孔との位置合わせが必要であるため、そ
れらの作業は大変面倒であった。
【0004】そこで、本発明は、主桁部材と腕部材とか
らなる受具相互を簡単に接続でき、かつ、前記受具相互
の電気的導通を簡単に行なうことができる配線・配管材
用受具の連結装置の提供を課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の配線・配管材
用受具の連結装置は、配線・配管材の布設路に沿って配
設される主桁部材と、前記主桁部材に取着され、前記配
線・配管材の布設路を形成する腕部材とを有する配線・
配管材用受具と、前記配線・配管材用受具相互を連結す
る連結部材とを備え、前記主桁部材に螺子が強制的に螺
入される溝が長手方向に形成され、前記溝に前記連結部
材を介して前記螺子を強制的に螺入することにより、前
記配線・配管材用受具相互を連結するものである。
【0006】請求項2の配線・配管材用受具の連結装置
は、請求項1に記載の主桁部材及び連結部材が金属材で
形成されたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1乃至
図8に基づいて説明する。図において、受具1は連結部
材11によって長手方向に連結されており、この受具1
と連結部材11とによって配線・配管材用受具の連結装
置が構成されている。そして、前記受具1は布設路に沿
って配設され、断面一定の略四角枠形状に形成された主
桁部材2に、腕部材5が長手方向即ち布設方向に所定間
隔をおいて前記主桁部材2から側方に向けて延設される
よう上下2段に取着されている。前記主桁部材2は上部
に水平板からなる上壁3が、下部に水平板からなる下壁
4が形成されており、前記上壁3及び下壁4の各中央部
には長手方向に沿ってそれぞれ溝2aが設けられてい
る。そして、前記上壁3及び下壁4は上下方向に所定間
隔をおいて垂直板からなる2枚の連結部2bによって連
結されている。前記主桁部材2はアルミニウム材、鋼材
等の導電性を有する金属材からなり、前記上壁3、下壁
4及び連結部2bはアルミダイキャスト、押出成形等に
よって一体形成することができるとともに、表面には耐
候性、防錆性確保のためにめっき、塗装等による表面処
理膜が形成されている。
【0008】一方、腕部材5は布設方向に複数並置され
ることによって配線・配管材であるケーブルCの布設路
を形成し、上段布設路を形成する上段腕部材6と、下段
布設路を形成する下段腕部材7とからなっている。前記
腕部材5はアルミニウム材、鋼材等の導電性を有する金
属材からなり、アルミダイキャスト、押出成形等によっ
て図6に示す一定の断面形状に一体成形されている。な
お、腕部材5の上半部は必要に応じて側方から引込力軽
減ローラ5aを収容できるようになっている。そして、
前記腕部材5の両端部にはケーブルCの落下を防止する
ための側板10が取付けられている。
【0009】前記上段腕部材6はその中央部に上段回止
部材8を嵌着し、その上方から螺子19を挿通し、溝2
aに螺入することによって主桁部材2の上壁3に取付け
られている。前記上段回止部材8は本体部8aが上方か
ら前記上段腕部材6に嵌着可能な断面コ字状に形状され
ており、その両端には上方に突出する板状の立設部8b
が設けられるとともに、その他側である下方には突出し
て主桁部材2の上壁3の側端面と当接する突起8cが一
体に設けられ、更に、本体部8aの中央には前記螺子1
9が挿通される挿通孔8dが穿設されている。また、前
記下段腕部材7はその中央部に下段回止部材9を嵌着
し、その下方から螺子19を挿通し、溝2aに螺入する
ことによって主桁部材2の下壁4に取付けられている。
前記下段回止部材9は本体部9aが四角板状に形状され
ており、その略四隅部には前記下段腕部材7に下方から
嵌着可能な間隔で上方に突出する板状の突片9bが立設
されるとともに、前記突片9bの上端には主桁部材2の
下壁4の側端部と係止する鈎部9cが一体に設けられて
おり、更に、本体部9aの中央には前記螺子19が挿通
される挿通孔9dが穿設されている。
【0010】前記主桁部材2は長手方向の両端部に、上
壁3及び下壁4それぞれに外方から連結部材11が螺子
12を介して取付けられることによって隣合うもの同士
が連結されている。前記連結部材11は上壁3及び下壁
4の幅よりも僅かに大きい幅を有する断面形状一定の導
電性を有する金属製の板材で形成されており、表面には
めっき、塗装などの表面処理膜が施されている。そし
て、前記連結部材11の幅方向中央には長手方向に所定
間隔をおいて前記螺子12が挿通される挿通孔11aが
穿設され、幅方向両端にはこの連結部材11の前記主桁
部材2への取付けの案内と安定保持のために上壁3及び
下壁4の両端と係合するフランジ11bが設けられてい
る。ここで、前記挿通孔11aは、連結部材11の表面
全体に表面処理膜を形成してから穿設されており、この
ため、孔内周面は表面処理膜が形成されていない通電可
能な金属素地のままの状態に露出している。また、前記
上壁3及び下壁4に設けられた溝2aは前記螺子12の
ねじ外径より僅かに小さい幅に形成されている。
【0011】前記主桁部材2は、図7及び図8に示すよ
うに、長手方向に所定間隔をおいて天井から垂設された
吊ボルト21に吊金具22を介して吊設されている。主
桁部材2を前記吊ボルト21に吊設するには、まず、上
壁3に前記吊金具22の滑り止め板部22a及び受け板
部22bを係止した後、螺子12を吊金具22に穿設し
た挿通孔に挿通し、更に、前記上壁3の溝2aに強制的
に螺入させて前記吊金具22を主桁部材2の上端に取付
ける。このとき、吊金具22のコ字板状部22cと滑り
止め板部22a及び受け板部22bとをボルト23及び
ナット24を介して仮締めしておく。次いで、吊ボルト
21の下端部に、吊金具22のコ字板状部22cの天板
部の中央に穿設された挿通孔を外嵌し、ナット25及び
ナット26を締付けるとともに、水平度を調整しながら
ボルト23及びナット24を本締めする。これにより、
主桁部材2を長手方向の任意の位置において前記吊ボル
ト21に吊設することができる。
【0012】次に、上記のように構成された本実施例の
配線・配管材用受具の連結装置における、配線・配管材
用受具相互の連結及び作用について説明する。受具1相
互を長手方向に連結するには、連結部材11の挿通孔1
1aに螺子12を挿通し、この螺子12を強制的に主桁
部材2の溝2aに螺入することによって前記溝2aの両
内壁を螺刻し、前記連結部材11を主桁部材2の端部に
取付けて行なうことができる。
【0013】本実施例における主桁部材2は螺子12が
強制的に螺入される溝2aが長手方向に形成されている
ので、長手方向の任意の位置において、かつ、螺子12
を螺入するだけの簡単な作業で主桁部材2の端部に連結
部材11を取着し、受具1相互が連結される。また、主
桁部材2の溝2aの幅は螺子12のねじ外径より僅かに
小さく形成されているので、前記螺子12を前記溝2a
内に強制的に螺入することによって前記溝2aの両内壁
を螺刻するから、その表面処理膜を削り取って金属素材
内部に食い込んで通電状態が得られる。これにより、主
桁部材2の溝2aと螺子12と連結部材11の挿通孔1
1aの内周面との間が電気的に導通し、螺子12を螺合
するだけで主桁部材2、連結部材11間の電気的導通が
行なわれることになる。
【0014】次に、上記のように構成された本実施例の
配線・配管材用受具へのケーブルの布設について説明す
る。受具1へのケーブルCの布設は、図示しないが、周
知の呼びロープ等を使用して、ケーブルCを直接引込
み、或いは、呼びロープ等を介して先に引込ロープを引
込んでから、この引込ロープにケーブルCを接続し、前
記引込ロープを引込むことによって行なうことができ
る。図1においては、上段に左右両側に2箇所、下段に
左右両側に2箇所の計4箇所にケーブルCを布設するこ
とができる。これにより、幅スペースの小さい場所にお
いても、多数のケーブルCを布設することができる。な
お、腕部材5に図6に示す引込力軽減ローラ5aを収容
しておけば、ケーブルCを小さい引込力で引込むことが
できる。
【0015】ここで、上段回止部材8及び下段回止部材
9には各4箇所にそれぞれ突起8c及び突片9bが設け
られているので、これらが主桁部材2の上壁3、下壁4
の側端面と当接しているので、腕部材5が中央の螺子1
9の取付部を中心に水平方向に回動するのが阻止され、
腕部材5を主桁部材2に対して直角方向に安定して保持
することができる。その結果、常に布設路を最大幅に維
持することができる。
【0016】また、腕部材5には両端部に上方に立設す
る側板10が設けられているので、引込時或いは布設後
にケーブルCが布設路から落下するのが防止される。
【0017】更に、上段回止部材8には両側に立設部8
bが立設されているので、ケーブルCの引込時或いは引
込後にケーブルCが布設路の幅方向に一定以上移動する
のを防止できる。その結果、引込時或いは引込後にケー
ブルCが吊ボルト21に擦るなどして傷付くのを防止で
きる。また、左右いずれか一方の布設路に引込まれる或
いは引込まれたケーブルCが主桁部材2の上壁3側に移
動して上段回止部材8を乗り越え、他方の布設路に移動
してケーブルC同士が絡んだりするのを防止することが
できる。その結果、多数のケーブルCを蛇行させること
なく整列して布設することができる。
【0018】なお、腕部材5はその中央部において主桁
部材2に取付けられているが、幅方向に摺動させて左右
の突出長さを相違させることもできる。したがって、設
置場所の状況に応じた受具1を形成することができる。
但し、左右の重量バランスがくずれて無理な応力が主桁
部材2などに加わることがあるので、中央部で取付ける
のが好ましい。
【0019】このように、本実施例の配線・配管材用受
具の連結装置は、ケーブルCの布設路に沿って配設され
る主桁部材2と、前記主桁部材2に取着され、前記ケー
ブルCの布設路を形成する腕部材5とを有する導電性金
属材からなる受具1と、前記受具1相互を連結する導電
性金属材からなる連結部材11とを備え、前記主桁部材
2に螺子12が強制的に螺入される溝2aが長手方向に
形成され、前記溝2aに前記連結部材11を介して前記
螺子12を強制的に螺入することにより、前記受具1相
互を連結するものである。
【0020】したがって、主桁部材2は螺子12が強制
的に螺入される溝2aが長手方向に形成されているの
で、螺子12を主桁部材2の溝2aに螺入するだけの簡
単な作業で主桁部材2の端部に連結部材11を取着し、
受具1相互を連結することができる。そして、従来のよ
うに、連結金具の取付孔を受具の端部に設けられたボル
ト挿通孔に対応して位置合わせすることなく、主桁部材
2の端部における長手方向の任意の位置に螺子12を螺
入し、連結部材11を取着することができる。また、主
桁部材2を任意の長さで切断した場合でも、その切断端
部に新たに取付孔等を設けることなく直ちに切断後の前
記主桁部材2に螺子12を螺入し、連結部材11を取着
することができる。
【0021】また、前記螺子12を前記溝2a内に強制
的に螺入することによって前記溝2aの両内壁が螺刻さ
れるから、螺子12を溝2aに螺合するだけで主桁部材
2と連結部材11との間を電気的に導通し、もって、主
桁部材2相互間を電気的に導通することができる。
【0022】次に、本発明の別の実施例における配線・
配管材用受具の連結装置を図9及び図10に基づいて説
明する。図9及び図10に示す配線・配管材用受具の連
結装置は、図1乃至図8に示す配線・配管材用受具の連
結装置とは、受具1が同一で連結部材が異なる。この実
施例で使用する隣合う2つの受具1を相互に連結する連
結部材13は所定距離を隔てて対向する2つの受具1の
間隙に左右一対配設されており、各連結部材13は前記
受具1の端部にそれぞれ取付けられている。前記連結部
材13は2個のコ字板部材の天板部の外面同士を重合し
た形状に形成されるとともに、一方のコ字板部材の上下
面中央には螺子12が挿通される挿通孔13aが穿設さ
れ、前述の実施例と同様に、螺子12を前記挿通孔13
aに挿通し、主桁部材2の溝2aに強制的に螺入するこ
とによって前記主桁部材2の端部に取付けられている。
また、他方のコ字板部材の上下面中央にはボルト14が
挿通される挿通孔13bが穿設されている。前記挿通孔
13bは連結部材13の表面全体に表面処理膜を形成し
てから穿設されており、このため、孔内周面は表面処理
膜が形成されていない通電可能な金属素地のままの状態
に露出している。この上下の挿通孔13bに前記ボルト
14が挿通され、ナット15によって一対の連結部材1
3が水平方向に回動自在に連結されている。
【0023】この実施例の配線・配管材用受具の連結装
置はこのように構成されているので、受具1相互が水平
方向において屈曲している部分においても、一対の連結
部材13相互の連結角度を調整することによって自在に
取付けることができる。
【0024】また、一方の主桁部材2は螺子12を介し
て一方の連結部材13と電気的に導通し、更に、この連
結部材13は挿通孔13bの内面が通電可能な金属素地
のままの状態に露出しており、ボルト14のおねじ外縁
と当接するので、左右一対の連結部材13同士は挿通孔
13bを通し、ボルト14を介して電気的に導通する。
そして、他方の連結部材13も同様にして螺子12を介
して他方の主桁部材2と電気的に導通する。したがっ
て、隣合う受具1同士は螺子12、連結部材13及びナ
ット14を介して電気的に導通する。
【0025】次に、本発明の更に別の実施例における配
線・配管材用受具の連結装置を図11及び図12に基づ
いて説明する。図11及び図12に示す配線・配管材用
受具の連結装置は、前述の図9及び図10に示す配線・
配管材用受具の連結装置とは、一対の連結部材の回動方
向のみが異なる。図において、隣合う2つの受具1を相
互に連結する連結部材16は対向する2つの受具1の間
隙に左右一対配設されており、各連結部材16は前記受
具1の端部にそれぞれ取付けられている。前記連結部材
16は2個のコ字板部材の天板部の外面同士を90度相
違させて重合した形状に形成されるとともに、一方のコ
字板部材の上下面中央には螺子12が挿通される挿通孔
16aが穿設され、前述の各実施例と同様に、螺子12
を前記挿通孔16aに挿通し、主桁部材2の溝2aに強
制的に螺入することによって前記主桁部材2の端部に取
付けられている。また、他方のコ字板部材の両側面中央
にはボルト14が挿通される挿通孔16bが穿設されて
いる。前記挿通孔16bは連結部材16の表面全体に表
面処理膜を形成してから穿設されており、このため、孔
内周面は表面処理膜が形成されていない通電可能な金属
素地のままの状態に露出している。この左右の挿通孔1
6bに前記ボルト14が挿通され、ナット15によって
一対の連結部材16が上下方向に回動自在に連結されて
いる。
【0026】この実施例の配線・配管材用受具の連結装
置はこのように構成されているので、受具1相互が上下
方向において屈曲している部分においても、一対の連結
部材16相互の連結角度を調整することによって自在に
取付けることができる。
【0027】また、図9及び図10に示す実施例と同様
に、螺子12を介して主桁部材2と連結部材16とが電
気的に導通するとともに、連結部材16の挿通孔16b
の内面がボルト14のおねじ外縁と当接するので、隣合
う受具1同士は電気的に導通する。
【0028】ところで、上記実施例では、腕部材5は主
桁部材2の左右両側に延設しているが、本発明を実施す
る場合には、これに限られるものではなく、主桁部材2
の左右いずれか一方のみに布設路を形成する片持ち構造
とすることもできる。この場合は、特に幅スペースの乏
しい場所、或いは、片側のみからケーブルCの布設作業
を行なうことのできる場所に適用することができる。
【0029】更に、上記各実施例では、受具1は 上段
腕部材6及び下段腕部材7の上下2段で構成している
が、これに限られるものではなく、1段のみ或いは3段
以上の複数段に構成することもできる。
【0030】加えて、上記各実施例では、上段回止部材
8及び下段回止部材9が別体として上段腕部材6及び下
段腕部材7に外嵌されているが、これに限られるもので
はなく、回止部として前記上段腕部材6及び下段腕部材
7に一体に設けられたものとすることもできる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1の配線・配管材
用受具の連結装置は、配線・配管材の布設路に沿って配
設される主桁部材と、前記主桁部材に取着されて前記配
線・配管材の布設路を形成する腕部材とを有する配線・
配管材用受具と、前記配線・配管材用受具相互を連結す
る連結部材とを備え、前記主桁部材に螺子が強制的に螺
入される溝が長手方向に形成され、前記溝に前記連結部
材を介して前記螺子を強制的に螺入することにより、前
記配線・配管材用受具相互を連結するものである。した
がって、螺子を主桁部材の溝に螺入するだけの簡単な作
業で主桁部材の端部に連結部材を取着し、配線・配管材
用受具相互を連結することができる。そして、従来のよ
うに、受具の端部に設けられるボルト挿通孔と連結部材
の挿通孔とを位置合わせすることなく、主桁部材の端部
における長手方向の任意の位置に螺子を螺入し、連結部
材を取着することができ、また、主桁部材を任意の長さ
で切断した場合でも、その切断端部に新たに取付孔等を
設けることなく直ちに切断後の主桁部材に螺子を螺入
し、連結部材を取着することができる。
【0032】請求項2の配線・配管材用受具の連結装置
は、請求項1に記載の主桁部材及び連結部材が金属材で
形成されたものである。したがって、螺子を主桁部材の
溝内に強制的に螺入することによって前記溝の両内壁が
螺刻されるから、前記螺子を前記溝に螺合するだけで主
桁部材と連結部材との間を電気的に導通し、もって、配
線・配管材用受具相互を電気的に導通することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の配線・配管材用受具の連結
装置を示す斜視図である。
【図2】 図1の受具の分解斜視図である。
【図3】 図1の配線・配管材用受具の連結装置を示す
要部正面図である。
【図4】 図1の配線・配管材用受具の連結装置を示す
要部平面図である。
【図5】 図1の配線・配管材用受具の連結装置を示す
側面図である。
【図6】 図1の腕部材の斜視図である。
【図7】 図1の吊金具の正面図である。
【図8】 図1の吊金具の側面図である。
【図9】 本発明の別の実施例における配線・配管材用
受具の連結装置を示す要部正面図である。
【図10】 図9の配線・配管材用受具の連結装置を示
す要部平面図である。
【図11】本発明の更に別の実施例における配線・配管
材用受具の連結装置を示す要部正面図である。
【図12】 図11の配線・配管材用受具の連結装置を
示す要部平面図である。
【符号の説明】
1 受具 2 主桁部材 2a 溝 2b 連結部 5 腕部材 11、13、16 連結部材 12 螺子 C ケーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線・配管材の布設路に沿って配設され
    る主桁部材と、前記主桁部材に取着され、前記配線・配
    管材の布設路を形成する腕部材とを有する配線・配管材
    用受具と、 前記配線・配管材用受具相互を連結する連結部材とを備
    え、 前記主桁部材に螺子が強制的に螺入される溝が長手方向
    に形成され、 前記溝に前記連結部材を介して前記螺子を強制的に螺入
    することにより、前記配線・配管材用受具相互を連結す
    ることを特徴とする配線・配管材用受具の連結装置。
  2. 【請求項2】 前記主桁部材及び連結部材は、金属材で
    形成されたことを特徴とする請求項1に記載の配線・配
    管材用受具の連結装置。
JP2001042710A 2001-02-20 2001-02-20 配線・配管材用受具の連結装置 Expired - Fee Related JP3574971B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001042710A JP3574971B2 (ja) 2001-02-20 2001-02-20 配線・配管材用受具の連結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001042710A JP3574971B2 (ja) 2001-02-20 2001-02-20 配線・配管材用受具の連結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002247728A true JP2002247728A (ja) 2002-08-30
JP3574971B2 JP3574971B2 (ja) 2004-10-06

Family

ID=18904968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001042710A Expired - Fee Related JP3574971B2 (ja) 2001-02-20 2001-02-20 配線・配管材用受具の連結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3574971B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017005784A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 配線用ダクト
JP2020056415A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社 ケーブル支持具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017005784A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 配線用ダクト
JP2020056415A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社 ケーブル支持具
JP7219443B2 (ja) 2018-09-28 2023-02-08 ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社 ケーブル支持具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3574971B2 (ja) 2004-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7374057B2 (en) Electrical junction assemblies for coupling electrical fixtures to suspended ceiling grids
US9938733B2 (en) Wire rope tension grid improvements
US20210293028A1 (en) Walkway installation having a handrail connector
JP2002247728A (ja) 配線・配管材用受具の連結装置
KR20170090310A (ko) 케이블 트레이의 전선 분리구 결합구조
KR101767118B1 (ko) 케이블 트레이용 가로대
KR100744470B1 (ko) 건축물 전기 케이블 트레이 구조
JP3360096B2 (ja) 配線・配管材用受具
KR20100010500U (ko) 케이블 트레이 연결용 엘보우 트레이
CN110635422A (zh) 管道与电缆桥架的共用吊架
JP3470162B2 (ja) 配線・配管材用受具及び配線・配管材用受具本体
US5033971A (en) Grounding system and stud
KR20190072361A (ko) 고정 패스너를 포함하는 천정 구조물 고정 방법
JP3388317B2 (ja) 配線・配管材用受具
JP7409780B2 (ja) 吊り足場用吊具及び吊り足場
CN217999467U (zh) 用于多层无侧板u钢梯架的吊杆转接头
JP4029421B2 (ja) 物体の連結構造
JP2001020507A (ja) 床パネル用支持装置
EP2251498B1 (en) Support frame and relative assembly method
CN210372787U (zh) 垂直度可调的设备终端钢管吊杆
JP2005312267A (ja) 母線バーの接続部
JP2006050796A (ja) ラック
US20130248667A1 (en) Housing for Mounting an Electrical Device
JP2002101518A (ja) 導電接続装置
JPS5852818Y2 (ja) 組立式ケ−ブルラツク用組立連結金具

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040624

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090716

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090716

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090716

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100716

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100716

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110716

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110716

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120716

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120716

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120716

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees