JP2002101518A - 導電接続装置 - Google Patents

導電接続装置

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JP2002101518A
JP2002101518A JP2000289452A JP2000289452A JP2002101518A JP 2002101518 A JP2002101518 A JP 2002101518A JP 2000289452 A JP2000289452 A JP 2000289452A JP 2000289452 A JP2000289452 A JP 2000289452A JP 2002101518 A JP2002101518 A JP 2002101518A
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conductive
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Kazuhiro Nakamura
和弘 中村
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TOMITA DENKI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電接続装置における各部材間の位置決めを
容易にし、位置決め・仮留め作業を可能にして作業性の
向上させ、各部材が塔上等で分解してバラバラになるこ
となく、電気接続作業を効率的に実施させる導電接続装
置を提供する。 【解決手段】 複数の導体部材(A、B)が有する平板
状導電部(A1、B1)の電接面(A1x、B1x)を
合わせ、この平板状導電部(A1、B1)の貫通孔(A
3、B3)に挿通されるボルト部材(E)により一体に
締付け固定される構造を備える導電接続装置であって、
平板状導電部(B1)の貫通孔(B3)は面側(B1
z)方向に開口するボルト通し部(LB)を備えて形成
され構成される導電接続装置とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続に用いら
れる電気導体を備える導電接続装置に係り、より詳細に
は、電気接続用端子、電線接続用端子、羽子板形端子、
ブスバーなど平板形状の導電部または平面状の電気接続
面(電接面)を重ね合わせて締め付けて電気接続するタ
イプの導電接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の導電接続装置の一例を示
す分解斜視図である。導電接続構造を形成する主体とな
るものは2つの導体部材Aと導体部材Bであり、これら
はそれぞれに、平板状導電部(A1、B1)および電気
接続部(A2、B2)を有している。また、平板状導電
部(A1、B1)は、その中央付近に設けたボルト部材
Eが挿通される貫通孔(A3、B3)と電気接続用の平
面からなる電接面(A1x、B1x)を有している。こ
こでの電気接続部(A2、B2)は、電線スリーブ状に
なっており、電線を電線孔に挿入して周囲から圧縮して
接続するタイプの接続部である。図6で示す導体部材
(AまたはB)は、外観形状から推測されるように電設
業界では羽子板形端子と呼ばれているものである。
【0003】これら2つの導体部材Aと導体部材Bとを
電気接続させる場合には、導体部材Aの電接面A1xと
導体部材Bの電接面B1xとを合わせて面接触する状態
として、平板状導電部(A、B)の中央付近に複数個設
けた貫通孔(A3、B3)にボルト部材Eを挿通して、
ワッシャー部材Gを介在させて、ナットFによりこれら
を一体的に締付けて固定する。図7は、図6で示された
各部材が、ボルト部材E・導体部材A・導体部材B・ワ
ッシャー部材G・ナット部材Fの配列で一体的に締付け
られて形成された従来の導電接続装置の全体構成図であ
り、それを外観斜視で表したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の導
電接続装置は多数の部材から構成されており、もともと
分解してあるこれらの部材を作業者が一体的に統合して
まとめ、締付け固定しなければならないし、さらに電気
接続部(A2、B2)に電線を挿入して圧縮接続しなけ
ればならない状況も想定される。この導電接続装置は、
配電・送電などの電気接続工事によく用いられている。
よって、その工事現場としては、電柱上・鉄塔上・建物
側壁などの高所・宙乗り状態等の不安定な場所が多く、
この導電接続作業には絶えず危険を伴なうため、作業者
の安全の確保が必須であるとともに、作業者の技術には
高度と熟練が要求される。このため、作業者の安全を確
保しながら接続工事を効率化させるためには、導電接続
装置における電気接続作業性の向上と、各部材が分解し
てバラバラにならないような構造の装置が、ことに望ま
れる。
【0005】本発明は、上述のような従来の問題点に鑑
みなされたもので、導電接続装置における電気接続作業
を極めて効率的に実施させるものであり、装置の各部材
間の位置決めを容易にし、また仮留め作業を可能にして
作業性を向上させるものであって、しかも各部材が塔上
などで分解してバラバラになり、落下したり紛失したり
する虞を少なくする導電接続装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明による導電接続装置は次のような手段を用
いる。なお、付した符号は図面のそれに一致する。 (1)複数の導体部材(A、B)が有する平板状導電部
(A1、B1)の電接面(A1x、B1x)を合わせ、
この平板状導電部(A1、B1)の貫通孔(A3、B
3)に挿通されるボルト部材(E)により一体に締付け
固定される構造を備える導電接続装置であって、平板状
導電部(B1)の貫通孔(B3)は面側(B1z)方向
に開口するボルト通し部(Lb)を備えて形成され、構
成される導電接続装置とした。 (2)この導電接続装置において、貫通孔B3は、ボル
ト部材Eとの位置決め部Mbを備えて形成される。なお
(1)と(2)に関し、図1ではボルト通し部Lbと位
置決め部Mbとは導体部材Bに形成されているが、もう
一方の導体部材Aにボルト通し部Laと位置決め部Ma
として形成されていても勿論よく、導体部材Aまたは導
体部材Bのいずれかに方に形成されていればよい。 (3)この導電接続装置において、平板状導電部(A
1、B1)の電接面(A1x、B1x)の裏面(A1
y、B1y)側に、共通するボルト部材Eの貫通孔(C
3、D3)を有する補助プレート(C、D)を配設し、
挿通されるボルト部材Eにより一体に締付け固定される
構造を備えて構成される。 (4)この導電接続装置において、補助プレート(C、
D)は立ち上がり端辺部(C1、D1)を備えて形成さ
れる。 (5)この導電接続装置において、2つの記導体部材
(A、B)のうちの一方の導体部材は、その複数の貫通
孔(A3またはB3)は全て同形状のボルト通し部(L
aまたはLb)と位置決め部(MaまたはMb)とを有
し、この導体部材を除いた他方の導体部材(Aまたは
B)と少なくとも1枚の補助プレート(CまたはD)と
は、ボルト部材Eにより一体的に連結されて、非分解構
造にして構成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明による導電接続装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明による導電接続装置の一例を示す分解斜視
図であり、図2は本発明による導電接続装置の他の例を
示す分解斜視図であり、また、図3は本発明による導電
接続装置の全体構成図である。さらに、図4は平板状導
電部に形成された貫通孔E・ボルト通し部(Laまたは
Lb)・位置決め部(MaまたはMb)を示す平面図で
あり、図5は補助プレート(C、D)の外観斜視図であ
る。
【0008】まず始めに、「ボルト通し部」を備えて構
成される本発明の導電接続装置について説明する。この
構造を示す図1において、主要な構成部材としては1対
の導体部材(AとB)とボルト部材E・ワッシャー部材
G・ナット部材F等の締め付け部材である。2つの導体
部材(A、B)は、それぞれが有する平板状導電部(A
1、B1)の電接面(A1x、B1x)を合わせて配置
され、この平板状導電部(A1、B1)の貫通孔(A
3、B3)に挿通されるボルト部材Eにより一体に締付
けられて固定される。そして、一方の平板状導電部(B
1)には、その貫通孔(B3)は側面側(B1z)方向
に開口するボルト通し部(Lb)を備えて形成されてい
る。図1では導体部材はBとAの1対であるので、いず
れか一方の導体部材がボルト通し部LbまたはLa(図
示しない)を備えている。このボルト通し部(Lbまた
はLa)は、貫通孔が複数の場合は単数でも複数でも可
能であるが、単数の場合は両側の側面(B1z)の他、
上方側の側面(B1z’)に設けることもできる。
【0009】この「ボルト通し部」の働きを説明する。
ボルト部材E・2個のうちの一方の導体部材(図1では
A)・ワッシャー部材G・ナット部材Fの配列として、
他方の導体部材(図1ではB)を挿入できるスペースを
設けて組み上げておき、締め付けていない状態としてお
く。そうすると、他方の導体部材(図1ではB)はボル
ト通し部Lbがあるために、側方向(横方向)から電接
面A1xと略水平方向に挿入することができる。図中の
矢印(←)は導体部材が移動してくることを示してい
る。
【0010】そしてこのとき、ボルト部材Eは、その先
端部E1をかしめるとか、抜け防止リングを設けるとか
することによって、ナット部材Fをボルト部材(E)か
ら抜けない(外れない)ように構成することができる。
この場合、ボルト部材E・導体部材A・ワッシャー部材
G・ナット部材Fは一体化した構造を形成するので、こ
れらの構成部材は非分離となり、バラバラに分解してし
まうことがない。これらの一体化構造に、もう一方の導
体部材Bをスライド式に挿入して組み込むこととなるの
で、ボルト部材E・ワッシャー部材G・ナット部材Fは
各部材をばらばらにして取り外すこともなくなり、導電
接続の作業は極めて効率的に運ばれることができる。特
に高所や宙乗りでの不安定な場所においては、部材落下
の危険、部品紛失の心配などが少なくなり、導電接続作
業を安全にしかも効果的に実施することができる。
【0011】図1においての導体部材(AとB)は、そ
れぞれは2つずつの貫通孔(A3、B3)を有している
が、導体部材(AとB)を合わせて重ねたとき同じ位置
に貫通孔(A3、B3)が来るような間隔と配列にして
おかなければならない。そして、開口するボルト通し部
は、貫通孔の数だけ形成することができるが、最低1つ
の開口するボルト通し部があれば、本発明を構成するこ
とができる。貫通孔が1つなら、ボルト通し部ももちろ
ん1個所必要である。ボルト通し部の向きは挿入し易い
方向を選択して設定すればよいが、ひとつの場合は、両
側の側面(B1z)の他、上方側の側面(B1z’)に
設けることも可能である。また、複数のボルト通し部を
設ける場合は、それらの形状や向きは同一でないとスム
ーズな挿入ができなくなる。
【0012】ここで例えば、貫通孔を2つ備えているす
れば、ボルト通し部は1個所でも2箇所に設けてもよ
い。1個所だけの場合は、2本のボルト部材のうちの1
本のボルト部材は予め組み込み、もう1本のボルト部材
は予め抜いておき、あとで別に挿入して組み込むことと
すればよい。一方、ボルト部材が2本で貫通孔が2つで
ボルト通し部も2箇所だとすれば、ボルト部材は2本共
先に組み込んでおく。このとき、2つのボルト通し部の
向きや形状は同じで、しかも貫通孔との孔間隔のピッチ
が等しく設定されていないと、位置ずれが起こり、うま
く挿入することができなくなる。
【0013】このように、ボルト通し部は貫通孔が複数
のとき、それと同じ数だけ必要というわけではなく、最
低1箇所でもボルト通し部があればよい。すなわち、1
箇所のボルト通し部があるだけでも、ボルト部材E・1
つの導体部材A・ワッシャー部材G・ナット部材Fを一
体化させることができ、そのあとでもう1つの導体部材
Bを挿入することとなるので、部材が分解することが少
なくなり、落下の危険や部品紛失の心配などを軽減する
ことになるので、導電接続作業を効率的に実施すること
ができる。
【0014】図4は、平板状導電部(A、B)に形成さ
れた貫通孔(A3、B3)、ボルト通し部(La、L
b)・位置決め部(Ma、Mb)を示す平面図である。
この位置決め部(Ma、Mb)は、ボルト部材Eがボル
ト通し部(La、Lb)を通り貫通孔(A3、B3)へ
位置移動されたときに、ボルト部材Eの位置が定められ
る場所のことをいう。この位置決め部(Ma、Mb)は
貫通孔(A3、B3)周辺の任意の個所に設けることが
できる。
【0015】図4(1)ではこの位置決め部(Ma、M
b)は貫通孔(A3、B3)のやや上方に設けられてい
る。これは、図1の如く導体部材Aと導体部材Bとが上
下(天地)の方向にある状況のときに都合がよい。すな
わち、一方の導体部材は重力方向(下方)へ荷重がかか
るので垂れ下がり、ちょうどこの位置決め部(Ma、M
b)にボルト部材Eの位置が来て設定されるようにな
る。一旦この位置で他の部材との仮設定(仮留め)がな
されることになるので、作業者はそのまま締め付け部材
を締め付けて固定すればよい。よって、これまでのよう
に作業者が導体部材を手で押さえたりする必要がなくな
り、両手の使えない状況においては特にその効果が高く
なる。また、工事現場としては電柱上・鉄塔上・建物側
壁などの高所・宙乗りの不安定な場所で行なわれること
が多く、本発明により導電接続作業のさらなる効率アッ
プが期待できるものである。
【0016】図4(2)ではこの位置決め部(Ma、M
b)は貫通孔(A3、B3)のやや下方に設けられてい
る。これは導体部材Aと導体部材Bとを横方向(地面水
平方向)に設置して接続されるとき、または、短辺(図
1でのB1z’)側を垂直方向に立てて設置して接続さ
れるときに用いられると便利である。このように、作業
現場状況・作業の仕方・接続の設定位置や方向などに基
づいて種々設計されてよく、この位置決め部(Ma、M
b)は貫通孔(A3、B3)周辺の任意の個所に適宜設
けることができる。そして、2つ以上複数箇所の位置決
め部(Ma、Mb)を設定する場合は、それらの位置決
め部は同じ形状で貫通孔とは同ピッチにして設計される
ならば、確実な位置決めの効果を得ることができる。
【0017】次に図2および図5を参照して、補助プレ
ート(C、D)を配設した導電接続装置について述べ
る。補助プレートの働きは大きく分けて2つある。1つ
には、導体部材を後からスライド挿入するうえで、ワッ
シャー部材G・ナット部材Fをプレート(壁)で仕切り
を作って分離して区切り、挿入しやすくすることであ
る。また、2つ目には、六角部を有するボルト部材E・
ナット部材F等の締め込みにあたり、共回り・空回りを
防止して締め込み作業の効率をあげることである。
【0018】図2に示す如く、補助プレート(C、D)
は、平板状導電部(A1、B1)の電接面(A1x、B
1x)の裏面(A1y、B1y)側に配設される。この
図が示す構造によれば、ボルト部材E・補助プレートC
・導体部材A・補助プレートD・ワッシャー部材G・ナ
ット部材Fと順序よく配列され、一体的に統合されて配
置されている。補助プレートDに関しては、この中に含
まれていない導体部材Aを後から中に挿入させたいと
き、ワッシャー部材Gやナット部材F等の細かい部材を
まとめて除外するような仕切りを作って、これらを分離
してしまう役割を担っている。
【0019】すなわち、このような構造では、ワッシャ
ー部材G・ナット部材Fはボルト軸方向で移動がフリー
となっていて、導体部材Aを挿入させる際は邪魔にな
る。補助プレートDはワッシャー部材G・ナット部材F
をまとめて分離させ、挿入する隙間を確保し、導体部材
Aの導入をし易くできる。また図5(2)は、補助プレ
ートDの外観斜視図である。この補助プレートDは、側
面(横)側の長辺に立ち上がり端辺部D1を形成し、ま
たそのコーナー部D2は比較的大きな曲げ角度をもたせ
た形状で形成している。この構造により、導体部材Aの
挿入を容易にするための導入スペース(隙間)が確保で
き、導体部材Aの導入をスムーズに行なうことができ
る。
【0020】次に、図2において補助プレートCについ
て説明する。この補助プレートCは補助プレートDとは
異なり、もっぱら六角締め込み部を有するボルト部材E
・ナット部材F等の共回りや空回りを防止するように作
用する。図5(1)は、補助プレートCの外観斜視図で
ある。この補助プレートCでは、コーナー部C2側から
ほぼ垂直曲げられた立ち上がり端辺部C1がある。この
立ち上がり端辺部C1は、両側で同じ高さで、略平行し
て形成されている。この2辺の立ち上がり端辺部C1
は、内幅H1と高さH2とを有する。図2に示されるよ
うに、締め付け部材Eは締め込み用の六角頭部E2を有
している。この六角頭部E2の最大径の長さをhとし
て、ここで、H1<hと設定することとすれば、締め込
み用の六角頭部E2は、2辺の立ち上がり端辺部C1に
遮られて回動することができなくなる。よって、この補
助プレートCでの立ち上がり端辺部C1は、六角ボルト
・ナットなどの回り止めや共回り防止機構として設定す
ることができる。
【0021】また、補助プレートCと補助プレートDと
はそれぞれ構造が異なり、役割も分担するように図2に
ついては示されているが、これに限られるものではな
く、1枚の補助プレーートだけを用いて本発明を構成す
ることができる。すなわち、立ち上がり端辺部(C、
D)の内幅H1と高さH2とが適性な値となるよう設計
を施すならば、他部材との仕切り、六角部などの回
り止め、の両方の機能が1枚の補助プレーートだけで達
成可能となるように設定することができる。
【0022】ところで、本発明による導電接続装置は、
複数の導体部材の接続に用いられ、導体部材が3個以上
であっても本発明は構成できる。しかし、関連する業界
におけるこのような導電接続工事においては、導体部材
が2つある場合が最も一般的であり、本発明もこれを念
頭に置いている。図2で示す導電接続装置において、2
つの導体部材(A、B)のうちの一方の導体部材Bは、
その複数の貫通孔B3は全て同形状でボルト通し部Lb
と位置決め部Mbとを有している。そして、この導体部
材Bを除いた他方の導体部材Aと、少なくとも1枚の補
助プレート(CまたはD)とは、非分解構造に形成され
て、ボルト部材Eにより一体的に連結されて構成され
る。これらの一体連結構成によれば、導体部材A・補助
プレート(CまたはD)・ワッシャー部材G・ナット部
材Fは、予め一体に連結して構成しておくことができる
のでこの構成自体は分解してバラバラになることがな
い。そして、この一体化された構造に、後から単品の導
体部材Bを挿入付加することができるので、高所不安定
な作業場所を考慮すれば、極めて作業性のよい導電接続
構造が得られるものである。
【0023】
【発明の効果】このように本発明の導電接続装置によれ
ば、次のような優れた効果を発揮する。なお、次の効果
の記載は請求項に対応している。 (1)この導電接続装置は、平板状導電部の貫通孔は面
側方向に開口するボルト通し部を備えて形成されて構成
されているので、導体部材を後から挿入させることがで
き、他の部材は一体で組み込んでおいて準備しておくこ
とができ、導電接続工事における作業性を大幅に向上さ
せることができる。 (2)この導電接続装置では、貫通孔はボルト部材との
位置決め部を備えて形成されるので、作業者が両手を装
置から離した状態でも位置設定または仮留め設定をする
ことができ、特に宙乗や不安定な場所での作業性を飛躍
的に向上させることができる。 (3)この導電接続装置では、補助プレート(C、D)
を配設してあるので、他の部材とを仕切り(壁)を作っ
て区分することができる。よって、他の部材が位置ずれ
して邪魔になることなく、導体部材を後から挿入する作
業が楽でスムーズにできる。 (4)この導電接続装置では、補助プレート(C、D)
は立ち上がり端辺部(C1、D1)を備えて形成される
ので、導体部材の後から挿入が益々簡単にできるように
なるし、六角ナットなどの回り止め機構としても設定す
ることができる。 (5)この導電接続装置では、ひとつの導体部材を除い
た他方の導体部材(AまたはB)と少なくとも1枚の補
助プレート(CまたはD)とは、ボルト部材Eにより一
体的に連結されて非分解構造にして構成されるので、鉄
塔上・柱上での作業中に各部材がバラバラになったり落
下したりする心配が少なくなり、導電接続工事における
宙乗りでの作業性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による導電接続装置の一例を示す分解斜
視図である。
【図2】本発明による導電接続装置の別の例を示す分解
斜視図である。
【図3】本発明による導電接続装置の全体構成図である
【図4】本発明による導電接続装置の平板状導電部に形
成された貫通孔・ボルト通し部・位置決め部を示す平面
図である。
【図5】本発明による導電接続装置の補助プレートの外
観斜視図である。
【図6】従来の導電接続装置の分解斜視図である。
【図7】従来の導電接続装置の全体構成図である
【符号の説明】
A、B 導体部材 A1、B1 平板状導電部 A1x、B1x 電接面 A3、B3 貫通孔 E ボルト部材 B1z 側面 Lb、La ボルト通し部 Mb、Ma 位置決め部 A1y、B1y 電接面(A1x、B1x)の裏面 C3、D3 貫通孔 C、D 補助プレート C1、D1 立ち上がり端辺部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の導体部材が有する平板状導電部の
    電接面を合わせ、前記平板状導電部の貫通孔に挿通され
    るボルト部材により一体に締付け固定される構造を備え
    る導電接続装置であって、 前記平板状導電部の前記貫通孔は側面方向に開口するボ
    ルト通し部を備えて形成され、構成されることを特徴と
    する導電接続装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の導電接続装置におい
    て、 前記貫通孔は、前記ボルト部材との位置決め部を備えて
    形成され、構成されることを特徴とする導電接続装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の導電接続装置
    において、 前記平板状導電部の前記電接面の裏面側に、共通するボ
    ルト部材の貫通孔を有する補助プレートを配設し、挿通
    されるボルト部材により一体に締付け固定される構造を
    備えて、構成されることを特徴とする導電接続装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の導電接続装置におい
    て、 前記補助プレートは立ち上がり端辺部を備えて形成さ
    れ、構成されることを特徴とする導電接続装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の導電接続装置
    において、 2つの前記導体部材のうちの一方の導体部材は、その複
    数の貫通孔は全て同形状のボルト通し部と位置決め部と
    を有し、 この導体部材を除いた他方の導体部材と少なくとも1枚
    の補助プレートとは、ボルト部材により一体的に連結さ
    れて、非分解構造にして構成されることを特徴とする導
    電接続装置。
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