JP2002246921A - 送信装置、受信装置、無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

送信装置、受信装置、無線通信システム及び無線通信方法

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JP2002246921A JP2001284575A JP2001284575A JP2002246921A JP 2002246921 A JP2002246921 A JP 2002246921A JP 2001284575 A JP2001284575 A JP 2001284575A JP 2001284575 A JP2001284575 A JP 2001284575A JP 2002246921 A JP2002246921 A JP 2002246921A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信制御の高精度化、高安定化を図る。 【解決手段】 送信装置10は、情報信号である第1信
号波と、無変調波である第2信号波とを搬送波信号でミ
キシングして、第1信号波と第2信号波とを無線周波数
で送信する。受信装置20は、第1信号波と第2信号波
の無線周波数をミキシングする。受信装置20側では、
無線周波数に含まれていた周波数ずれや位相ノイズ等を
含んだΔf成分が相殺されて、送信装置10側での不安
定成分を除去して、情報を抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送信装置、受信装
置、無線通信システム及び無線通信方法に関し、特に無
線通信制御を行う送信装置、受信装置、無線通信システ
ム及び無線通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機をはじめとする移動体
通信サービスの需要が急速に増加しており、高度情報化
社会の中で無線通信技術の重要性はますます増大してい
る。
【0003】無線通信の基本的な方式としては、送信機
側において、情報により変調されたIF(Intermediate
Frequency)信号を、局部発振器から発振される局発信
号とミキシングすることにより周波数を上げて、RF
(Radio Frequency)信号を発生し、アンテナより送信
する。
【0004】また、受信機側では、アンテナにより受信
したRF信号を、局部発振器から発振される局発信号と
ミキシングして再びIF信号に戻す。この場合、送信機
及び受信機で使用される局発信号は、同一の周波数であ
ることが通信の前提となる。
【0005】図17は従来の無線通信システムを示す図
である。無線通信システム300は、送信機600及び
受信機700から構成される。送信機600は、ミキサ
601、局部発振器602、アンプ603、アンテナ6
04から構成され、受信機700は、アンテナ704、
アンプ703、ミキサ701、局部発振器702から構
成される。
【0006】送信機600に対し、ミキサ601は、入
力されるIF信号IFin(周波数f IFの変調波)に、局
部発振器602から発振される局発信号Loa(周波数
L)を掛け合わし、周波数fRF(=fIF+fL)のRF
信号を出力する。そして、アンプ603で増幅した後、
アンテナ604より電波として空中に放出する。
【0007】受信機700に対し、送信機600から送
信されたRF信号をアンテナ704で受信し、アンプ7
03で増幅する。ミキサ701は、増幅された信号と、
局部発振器702から発振される局発信号Lob(送信
側と同一の周波数fL)とを掛け合わし、周波数f
IF(=fRF−fL=(fIF+fL)−fL)のIF信号I
o utとして出力する。
【0008】このように、ミキサ701より出力される
IF信号IFoutが、送信機600より送られたIFin
と同一の信号となり通信が成立するためには、送信機6
00、受信機700各々が持つ局部発振器602、70
2の局発信号Loa、Lobの周波数が一致しているこ
とが条件である。そのため、一般に局部発振器には、P
LL(Phase-Locked Loop)回路等が付加された高安定
で低位相ノイズの発振器が使用されることが多い。
【0009】一方、近年の無線通信の分野では、ミリ波
帯(30GHzから300GHzの周波数領域)及びそ
れよりやや低い準ミリ波帯の応用が注目を集めている。
特に車々間通信などのITS(Intelligent Transport
Systems)や無線LANなどに代表される高度な無線近
距離通信を実現するためには、帯域幅を広くとることが
でき(大容量通信が可能)、しかも現在ほとんど未使用
であるミリ波帯の利用が有望視されている。また、この
ようなミリ波帯無線通信を行う民生機器の小型化、低価
格化を求める声も多い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記で説明し
たような従来の無線通信システム300では、局発信号
が3GHz程度までの局部発振器では、通信に必要な安
定度が比較的容易に確保できるが、ミリ波帯の無線通信
を行う送信機及び受信機を対象にした場合、ミリ波周波
数領域の局発信号を常時安定して高精度に動作させるこ
とは困難であるといった問題があった。
【0011】すなわち、30GHzを超える発振器(V
CO:Voltage Controlled Oscillator)に対して、こ
れに付加されるPLL回路を構成するための分周器や位
相比較器を開発することは困難であり、このためミリ波
帯における小型で安価、かつ高精度なVCOは現状では
存在しない。
【0012】また、数GHz程度で安定に発振させた信
号源を、逓倍器により所望の周波数まで上げるといった
制御を行ったとしても、位相ノイズが増加して正常な通
信が成り立たないといった問題が生じる。
【0013】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、高精度、高安定の無線通信制御を行う送信装
置、受信装置を提供することを目的とする。また、本発
明の他の目的は、高精度、高安定の無線通信制御を行う
無線通信システムを提供することである。
【0014】さらに、本発明の他の目的は、高精度、高
安定の無線通信制御を行う無線通信方法を提供すること
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示すような、送信装置10及び受
信装置20が提供される。ここで、送信装置10は、情
報信号である第1信号波と、無変調波である第2信号波
とを搬送波信号でミキシングして、第1信号波と第2信
号波とを無線周波数で送信する。受信装置20は、第1
信号波と第2信号波の無線周波数をミキシングする。受
信装置20側では、無線周波数に含まれていた周波数ず
れや位相ノイズ等を含んだΔf成分が相殺されて、送信
装置10側での不安定成分を除去して、情報を抽出す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の送信装置及び受信
装置(無線通信システム)の原理図である。図に示すよ
うに本発明では、送信装置10側で、情報信号である第
1信号波と、無変調波である第2信号波とを搬送波信号
でミキシングしている。これによって、第1信号波と第
2信号波とが無線周波数で送信されるが、それぞれの無
線周波数には、Δfが含まれる。Δfは、周波数ずれや
位相ノイズ等を含んだ周波数の不安定部位を表してい
る。受信装置20では、第1信号波と第2信号波の無線
周波数をミキシングすることで、Δf成分が相殺され、
送信装置10側での不安定成分が除去される。
【0017】なお、この図において、受信装置20で復
調された成分は、s1−s2であるが、第2信号波s2
は、無変調波であるので、受信装置20側で補正するこ
とは容易であり、例えばs2に相当する発振器を使用す
ればよい。
【0018】このように、本発明では、第1信号波と第
2信号波(無変調)を搬送波とミキシングし、受信側で
は、第1信号波と第2信号波の無線信号波をミキシング
して差成分を取り出す構成である。したがって、受信側
では、ミキシングによって取り出された周波数差成分
は、既知の第2信号波との差が現れているだけなので、
ユーザはこれをそのまま利用することも可能である(ま
たは、第2信号波とのミキシング以外の方法で第1信号
波を再生することも可能)。
【0019】次に本発明の構成及び動作について詳しく
説明する。図2は本発明の送信装置及び受信装置(無線
通信システム)の構成図である。送信装置10に対し、
第1端子11aは、送信情報を含む、第1の中間周波数
(=fIF1)の変調信号IF1が入力される。第2端子
11bは、第2の中間周波数(=fIF2)の一定周期の
正弦波信号IF2が入力される。
【0020】送信局部発振器12は、送信局発信号Lo
1を発振する。送信ミキサ13は、変調信号IF1と正
弦波信号IF2に、送信局発信号Lo1をミキシングし
てRF帯にアップコンバートし、無線周波信号RF1
(=周波数fRF1)、RF2(=周波数fRF2)の2つの
信号を生成する。演算式は、後述の式(1a)、(1
b)で示す。
【0021】送信アンプ14は、これらの無線周波信号
RF1、RF2を増幅する。そして、増幅された無線周
波信号RF1、RF2は、送信アンテナ15から、2波
の電波として放出される。
【0022】受信装置20に対し、受信アンテナ25
は、2波の電波を受信し、受信アンプ24は、受信した
信号を増幅する。受信局部発振器22は、送信装置10
で用いられた正弦波信号IF2の第2の中間周波数と同
一周波数(=fIF2)である受信局発信号Lo2を発振
する。受信ミキサ23は、受信アンプ24で増幅された
無線周波信号RF1、RF2に、受信局発信号Lo2を
ミキシングしてダウンコンバートし、送信情報を含んだ
変調信号IF1を再生する。
【0023】なお、この例では、中間周波数の信号を搬
送波とミキシングしているが、中間周波数の信号(おお
もとの信号(=ベースバンド信号)を中間周波信号とミ
キシングしたもの)ではなく、ベースバンド信号そのも
のを使用してもよい。
【0024】次に動作(無線通信方法)について詳しく
説明する。なお以降では、本発明をミリ波帯無線通信
(すなわち、送信側では、情報を含む中間周波数のIF
信号に、ミリ波周波数単位の局発信号をミキシングし
て、RF帯の電波を送信し、受信側で復調する無線通
信)に適用するものとして説明する。
【0025】送信装置10に対し、送信局部発振器12
は、ミリ波帯(=fLo)の送信局発信号Lo1を発振す
る発振器である。この送信局部発振器12は、PLL等
で安定化された物である必要はない。
【0026】そのため、送信局発信号Lo1の実際の周
波数成分はfLO±Δfとなる。Δfは、周波数ずれや位
相ノイズ等を含んだ周波数の不安定部位を表している
(安定化制御が施されていない高周波の発振器には、こ
のような周波数不安定部位Δfが出力される)。
【0027】また、第1端子11aと第2端子11bの
それぞれの端子を通じて、中間周波数fIF1の変調信号
IF1と、中間周波数fIF2の正弦波信号IF2とが入
力される。その後、送信ミキサ13は、変調信号IF1
及び正弦波信号IF2のそれぞれに送信局発信号Lo1
を掛け合わす。
【0028】すると、送信ミキサ13からは、無線周波
数fRF1の無線周波信号RF1と無線周波数fRF2の無線
周波信号RF2が出力される。周波数fRF1、fRF2は以
下の式で表される。
【0029】
【数1】 fRF1=fIF1+fLO±Δf (1a) fRF2=fIF2+fLO±Δf (1b) その後、無線周波信号RF1、RF2は、送信アンプ1
4で増幅され、送信アンテナ15を通じて電波として放
出される。ここで、送信ミキサ13からの出力は、実際
には上記の無線周波信号RF1、RF2の他に、イメー
ジ信号及び送信局部発振器12からの漏洩信号が出力さ
れるが、これらの信号は本発明の特徴により、バンドパ
スフィルタで容易に除外することができる(図5で後述
する)。
【0030】一方、受信装置20に対し、無線周波信号
RF1、RF2は、受信アンテナ25で受信され、受信
アンプ24で増幅される。また、受信局部発振器22
は、正弦波信号IF2と同一周波数(=fIF2)の受信
局発信号Lo2を発振する。このように、本発明の受信
装置20では、ミリ波帯の局部発振器を必要とせず、低
周波の発振器が設置されている。
【0031】受信ミキサ23は、無線周波信号RF1、
RF2に受信局発信号Lo2をミキシングする。する
と、受信ミキサ23からは、(fRF1−fRF2+fIF2
の周波数成分を持つ信号が出力される。この周波数成分
は、
【0032】
【数2】 fRF1−fRF2+fIF2=(fIF1+fLO±Δf)−(fIF2+fLO±Δf) +fIF2 =fIF1−fIF2+fIF2 =fIF1 (2) となる。式(2)からわかるように、送信装置10の送
信局発信号Lo1に含まれていた通信の妨げとなるΔf
が除外されている。さらに、周波数fIF2の受信局発信
号Lo2信号と乗算されるため、送信情報を含んだ変調
信号IF1(=f IF1)のみが受信ミキサ23より出力
されることがわかる。
【0033】このように、本発明では、送信情報を含む
IF信号の他に、参照信号となるIF信号をさらに追加
して通信制御を行うことで、効率のよいミリ波帯無線通
信の実現を可能にした。したがって、従来のように、今
までミリ波帯発振器に求められていた困難な高安定性を
追求する必要がなく、回路の簡素化、低価格化を実現す
ることが可能になる。
【0034】なお、上記の説明では、1本の第1端子1
1aを設けて、1つの送信情報を含む変調信号を伝送し
たが、複数の第1端子を設けることで、複数の送信情報
を伝送することもできる。
【0035】例えば、2本の第1端子11a−1、11
a−2を設けて、第1端子11a−1で、音声情報を含
む変調信号IF1−1を受信し、第1端子11a−2
で、画像情報を含む変調信号IF1−2を受信する。そ
して、上記で説明した制御をそれぞれの変調信号IF1
−1、IF1−2に施すことにより、2つの送信情報の
伝送制御を行うことが可能になる。
【0036】次に本発明と従来技術との差異について説
明する、本発明では、送信側から2波の信号を送信し、
受信側でその2波を加算する技術を用いている。類似の
技術が「自己ヘテロダイン検波を用いたミリ波通信シス
テムに関する一検討」1999年電子情報通信学会通信ソサ
エティ大会,B−5−135に報告されている。
【0037】図3は従来技術の構成を示す図である。
(A)は送信機400、(B)は受信機500である。
従来技術である自己ヘテロダイン検波方式は、送信機4
00に対し、中間周波数(=fIFa)の変調信号IFa
を、局部発振器402から発振される高周波fLの局発
信号によりアップコンバートして無線周波信号RFaを
出力し、フィルタ403を介して、アンテナ(垂直偏
波)404aより放出する。同時に、局発信号の一部で
ある搬送波(以下、局発信号の漏洩信号を搬送波と呼
ぶ)Laを偏波の直交するアンテナ(水平偏波)404
bより放出する。
【0038】一方、受信機500に対し、偏波が互いに
直交するアンテナ(垂直偏波)504a、アンテナ(水
平偏波)504bで電波を受信した後、各々の信号は、
アンプ505a、505bと、フィルタ503a、50
3bを通過して、ミキサ501に入力する。ミキサ50
1は、2つの入力信号(無線周波信号RFa、搬送波L
a)を掛け合わすことで、2つの入力信号の差成分の周
波数成分を出力する。これにより、元の変調信号IFa
を得ることができる。
【0039】ここで、受信機500には、ミリ波帯の発
振器が必要でない。また、送信機400で用いた局発信
号の漏洩信号である搬送波Laで、ミキサ501により
ダウンコンバートされるため、局発信号による位相雑音
(上述したΔfに該当)が除去されることが提案されて
いる。しかし、このような従来技術を、低価格で小型化
した製品として実現することは、以下の点で難しいとい
った問題がある。
【0040】一般に、ミキサによりIF信号(=fIF
を局発信号(=fLo)によりアップコンバートする場
合、ミキサから出力される信号は、RF信号(=fIF
Lo)と、局部発振器から漏洩する搬送波(=fLo
と、イメージ信号(=fLo−fIF)とが出力される。
【0041】従来技術の方式では、搬送波及びRF信号
をアンテナから放出し、イメージ信号は放出させない必
要がある。イメージ信号を放出しないための代表的な方
法としては、フィルタによる阻止を行う。
【0042】図4は従来技術の周波数の配置イメージを
示す図である。縦軸は信号強度、横軸は周波数である。
ここで、ミリ波帯でもっとも占有帯域を許されている6
0GHz帯(60GHz帯は、干渉が起こりにくい物理
的特性を持っており、大容量で低コストの多様な無線シ
ステムによる利用が期待されている帯域である)を例に
とると、1チャネル当たりのRF帯域は、電波法により
2.5GHzと定められている。
【0043】したがって、従来技術を60GHz帯無線
通信に適用した場合、搬送波Laと無線周波信号RFa
の2波を送信しているので、2.5GHzのRF帯域幅
の中に、搬送波La及び無線周波信号RFaを入れなけ
ればならない。そして、この場合、局発信号である搬送
波Laを中心として対称な位置に、無線周波信号RFa
のイメージ信号が現れる。
【0044】例えば、周波数59.0GHzの局発信号
で、変調信号IFaを送信する場合、変調信号IFaの
中間周波数は2.5GHz以下でなければならない。し
たがって、2.45GHzの変調信号IFaとすると、
搬送波Laと無線周波信号RFa間のRF帯域は、5
9.0GHzから61.5GHzの間の2.5GHzの
帯域となる。この場合、イメージ信号は、56.5GH
zから58.95GHzの間に現れる。
【0045】従来技術では、RF帯域の中に、搬送波L
aが含まれるため、図に示すように、RF帯域と非常に
近接した位置にイメージ信号が現れることになる。した
がって、このイメージ信号を除去するためには、特性の
よい導波管フィルタを用いることが必須となるが、導波
管フィルタは高価で大型であり、このため、従来技術を
低価格かつ小型化された、例えば半導体デバイスのよう
な製品として実現することは困難である。
【0046】図5は本発明の周波数の配置イメージを示
す図である。縦軸は信号強度、横軸は周波数である。本
発明では、2.5GHzのRF帯域の中に、無線周波信
号RF1、RF2の2波が含まれることになる。
【0047】例えば、周波数59.0GHzの送信局発
信号Lo1で、中間周波数が4GHzの正弦波信号IF
2と、中間周波数が5.1GHzの変調信号IF1を送
信する場合、無線周波信号RF2と無線周波信号RF1
の間のRF帯域は、63.0GHzから65.5GHz
の間の2.5GHzの帯域となる。この場合、イメージ
信号は、52.5GHzから55.0GHzの間に現れ
る。
【0048】本発明では、アップコンバージョンを行う
際に使用した送信局発信号Lo1の位置は、RF帯域か
ら離れた位置に配置できる。すると、送信局発信号Lo
1を中心として対称な位置に現れる、無線周波信号RF
1、RF2のイメージ信号及び送信局発信号Lo1の漏
洩信号である搬送波も、実際の信号が伝送されるRF帯
域から離れた位置に現れる(図では、局発信号とRF帯
が一例として4GHz離れているが、これ以上離すこと
も可能である)。
【0049】このため、通常の特性を持つバンドパスフ
ィルタで、これらのイメージ信号及び搬送波を抑圧する
ことができる。例えば、誘電体基板上に平面回路で実現
した平面フィルタを用いることで、十分にこれらの搬送
波やイメージ信号を除去することが可能である。
【0050】したがって、60GHzなどのミリ波帯無
線通信に対し、本発明を適用することで、導波管フィル
タのような高価で大型なフィルタは不要となり、高精度
かつ低価格で小型化された製品を実現することが可能に
なる。
【0051】次に具体的な数値を用いて本発明の動作に
ついて説明する。図6は第1の実施の形態の送信装置の
構成を示す図である。送信装置10−1は、第1端子1
1a、第2端子11b、送信局部発振器12、送信ミキ
サ13、送信フィルタ16、送信アンプ14、送信アン
テナ15から構成される。
【0052】ここで、送信局部発振器12、送信ミキサ
13、送信アンプ14は、同一基板上に作られたMMI
C(Microwave Monolithic IC)により構成されてい
る。また、送信フィルタ16は、セラミック基板上に導
電性膜を形成して作った平面フィルタであり、送信アン
テナ15は、石英基板上に導電性膜を形成して作った平
面アンテナである。また、第1端子11aと第2端子1
1bは、外部端子に該当する。
【0053】送信装置10−1に対し、第1端子11a
により、156Mbps、4PSKの変調信号IF1
(fIF1=5.1GHz)が入力される。また、第2端
子11bにより、正弦波信号(fIF2=4.0GHz)
が入力される。
【0054】送信局部発振器12は、送信局発信号Lo
1(fLo1=56.0±ΔfTGHz)を発振する(送信
局部発振器12は、PLL等の周波数安定化が施されて
いないため、ΔfTの周波数揺らぎ成分を有する)。そ
して、送信ミキサ13は、変調信号IF1、正弦波信号
IF2、送信局発信号Lo1をミキシングする。
【0055】ミキシングされた無線周波信号は、無線周
波信号RF1(fRF1=61.1±ΔfTGHz)と、無
線周波信号RF2(fRF2=60.0±ΔfTGHz)と
なる。また、同時にそれぞれのイメージ信号2波(5
0.9±ΔfTGHz、52.0±ΔfTGHz)と送信
局発信号Lo1の漏洩信号である搬送波が出力される。
【0056】これらイメージ信号及び搬送波は、図5で
上述したように、送信フィルタ16により十分抑圧され
る。送信アンプ14は、送信フィルタ16からの出力信
号を例えば10dBmまで増幅する。送信アンテナ15
は、増幅した無線周波信号RF1、RF2を空中に放出
する。
【0057】図7は第1の実施の形態の受信装置の構成
を示す図である。受信装置20−1は、受信アンテナ2
5、受信アンプ(LNA:Low Noise Amplifier)2
4、受信ミキサ23、受信局部発振器22から構成され
る。
【0058】ここで、受信局部発振器22、受信ミキサ
23、受信アンプ24は、同一基板上に作られたMMI
Cにより構成されている。また、受信アンテナ25は、
石英基板上に導電性膜を形成して作った平面アンテナで
ある。
【0059】受信装置20−1に対し、無線周波信号R
F1、RF2は、受信アンテナ25で受信され、受信ア
ンプ24で増幅される。受信局部発振器22は、送信側
の正弦波信号IF2と同一周波数の受信局発信号Lo2
(fLo2=fIF2=4.0GHz)を発振する。
【0060】受信ミキサ23は、無線周波信号RF1、
RF2、受信局発信号Lo2をミキシングする。演算式
を以下に示す。
【0061】
【数3】 RF1−RF2+Lo2=fRF1−fRF2+fLo2 =(61.1±ΔfT)−(60.0±ΔfT)+4.0 =5.1GHz(=fIF1) (3) したがって、受信ミキサ23より、元の変調信号IF1
(156Mbps、4PSK)の情報が出力される。
【0062】次に第2の実施の形態について説明する。
図8は第2の実施の形態の受信装置の構成を示す図であ
る。送信装置は、第1の実施の形態と同じ構成なので説
明は省略する。
【0063】第2の実施の形態の受信装置20−2は、
受信アンテナ25、受信アンプ24、差成分検出ミキサ
26、受信ミキサ23、受信局部発振器22から構成さ
れる。
【0064】受信アンテナ25より入力された無線周波
信号RF1、RF2は、受信アンプ24により増幅さ
れ、差成分検出ミキサ26に入力される。差成分検出ミ
キサ26は、以下の式(4)のように、無線周波信号R
F1、RF2の差成分を検出して出力する。
【0065】
【数4】 RF1−RF2=fRF1−fRF2=(61.1±ΔfT)−(60.0±ΔfT) =1.1GHz (4) 式(4)からわかるように、送信側の送信局部発振器1
2による周波数揺らぎ成分ΔfTが差成分検出ミキサ2
6によりまず除去されている。その後、差成分検出ミキ
サ26の出力信号は、受信ミキサ23に入力され、送信
側の正弦波信号IF2と同一周波数の受信局発信号Lo
2からの信号によりアップコンバージョンされて、5.
1GHzの変調信号IF1(156Mbps、4PS
K)が出力される。このように、第2の実施の形態で
は、低い周波数に一度落とした後にさらにミキシングを
行うことで、処理負荷の分散を行っている。
【0066】次に第3の実施の形態について説明する。
図9は第3の実施の形態の受信装置の構成を示す図であ
る。送信装置は、第1の実施の形態と同じ構成なので説
明は省略する。
【0067】第3の実施の形態の受信装置20−3は、
受信アンテナ25、受信アンプ24、差成分検出ミキサ
26、受信ミキサ23、受信局部発振器22、レベル検
出手段27a、ゲイン調整手段(オートゲインコントロ
ーラ)27bから構成される。
【0068】受信アンテナ25より入力された無線周波
信号RF1、RF2は、受信アンプ24により増幅さ
れ、差成分検出ミキサ26に入力される。一方、第3の
実施の形態では、レベル検出手段27aにおいて、受信
アンプ24からの出力信号のレベルを検出し、検出信号
をゲイン調整手段27bへ送信する。
【0069】そして、ゲイン調整手段27bは、この検
出信号にもとづいて、差成分検出ミキサ26のミキシン
グ変換効率が最大になるように、受信アンプ24の出力
ゲインを調整する。このような制御を行うことで、より
高精度な処理を実現することが可能になる。なお、差成
分検出ミキサ26の出力以降は、第2の実施の形態と同
様なので説明は省略する。
【0070】なお、この例では、差成分検出ミキサ26
の後段処理にミキシングを行って、中間周波数の変調信
号IF1を受信装置20−3の出力としているが、差成
分検出ミキサ26で検出した差成分(1.1GHz)に
は、情報が含まれており、これをそのまま受信装置20
−3の出力としてもよい。
【0071】次に第4の実施の形態について説明する。
図10は第4の実施の形態の受信装置の構成を示す図で
ある。送信装置は、第1の実施の形態と同じ構成なので
説明は省略する。
【0072】第4の実施の形態の受信装置20−4は、
受信アンテナ25、受信アンプ24、前段側周波数変換
手段28、受信フィルタ29、受信ミキサ23、受信局
部発振器22から構成される。前段側周波数変換手段2
8は、前段ミキサ28aと変換用局部発振器28bから
構成される。
【0073】受信アンテナ25より入力された無線周波
信号RF1、RF2は、受信アンプ24により増幅され
る。変換用局部発振器28bは、送信側の送信局部発振
器12と同一周波数56.0GHzの局発信号を発振す
る。ただし、PLLにより安定化を施していないため、
局発信号Lo3の発振周波数fLo3は56.0±ΔfR
なる(ΔfRは、変換用局部発振器28bの周波数揺ら
ぎ成分である)。
【0074】前段ミキサ28aは、無線周波信号RF
1、RF2、局発信号Lo3をミキシングして、ダウン
コンバージョンされた5.1±ΔfT±ΔfRGHzと、
4.0±ΔfT±ΔfRGHzの信号を発生する。なお、
変換用局部発振器28bは、前段ミキサ28aのミキシ
ング変換効率が最大となるような一定電力を発生してい
る。
【0075】その後、受信フィルタ29により不要波の
抑圧をした後、受信ミキサ23は、5.1±ΔfT±Δ
RGHzの信号と、4.0±ΔfT±ΔfRGHzの信
号と、受信局発信号Lo2とをミキシングする。演算式
を以下の式(5)に示す。
【0076】
【数5】 (5.1±ΔfT±ΔfR)−(4.0±ΔfT±ΔfR)+fIF2 =1.1+4.0=5.1GHz (5) この結果、受信ミキサ23より、変調信号IF1(15
6Mbps、4PSK)の情報が出力される。
【0077】次に第5の実施の形態について説明する。
図11は第5の実施の形態の送信装置の構成を示す図で
ある。送信装置10−5は、第1端子11a、受信局部
発振器12a、第1の送信ミキサ13a、第2の送信ミ
キサ13b、送信局部発振器12b、送信フィルタ1
6、送信アンプ14、送信アンテナ15から構成され
る。
【0078】受信局部発振器12aは、4.0GHz
(=fIF2)の局発信号IF2を発振する。また、第1
端子11aにより、156Mbps、4PSKの変調信
号IF1(fIF1=1.1GHz)が入力される。第1
の送信ミキサ13aは、変調信号IF1と局発信号IF
2をミキシングし、5.1GHzまでアップコンバージ
ョンした中間周波信号IF1aを発生する。
【0079】送信局部発振器12bは、送信局発信号L
o1(fLo1=56.0±ΔfTGHz)を発振する(送
信局部発振器12は、PLL等の周波数安定化が施され
ていないため、ΔfTの周波数揺らぎ成分を有する)。
そして、第2の送信ミキサ13bは、中間周波信号IF
1a、局発信号IF2、送信局発信号Lo1をミキシン
グする。
【0080】ミキシングされた無線周波信号は、無線周
波信号RF1(fRF1=61.1±ΔfTGHz)と、無
線周波信号RF2(fRF2=60.0±ΔfTGHz)と
なる。また、同時にそれぞれのイメージ信号2波(5
0.9±ΔfTGHz、52.0±ΔfTGHz)と送信
局発信号Lo1の漏洩信号である搬送波が出力される。
【0081】これらイメージ信号及び搬送波は、送信フ
ィルタ16により十分抑圧される。送信アンプ14は、
送信フィルタ16からの出力信号を増幅する。送信アン
テナ15は、増幅した無線周波信号RF1、RF2を空
中に放出する。
【0082】図12は第5の実施の形態の受信装置の構
成を示す図である。受信装置20−5は、受信アンテナ
25、受信アンプ24、受信ミキサ23から構成される
(本発明の受信手段は、受信アンテナ25と受信アンプ
24を含む)。
【0083】無線周波信号RF1、RF2は、受信アン
テナ25で受信され、受信アンプ24で増幅される。受
信ミキサ23は、無線周波信号RF1、RF2をミキシ
ングする。なお、演算式は上述の式(4)と同じであ
る。したがって、送信装置10−1の周波数揺らぎ成分
ΔfTは、受信装置20−5にて相殺される。そして、
受信ミキサ23から中間周波数が1.1GHzの変調信
号IF1(156Mbps、4PSK)が出力される。
【0084】このように、第5の実施の形態では、第1
端子11aは、送信情報を含む変調信号として、放出す
べき2波の無線周波信号の周波数差分値と同一の中間周
波数の変調信号を受信する。上記の例では、無線周波信
号RF1、RF2の周波数差分値1.1GHz(=6
1.1−60.0)の変調信号を受信する。
【0085】そして、この変調信号を低周波で周波数変
換した後に、ミリ波の高周波で周波数変換する。送信装
置をこのような構成にすることで、受信側でミキシング
する際、無線周波信号の差成分がそのまま元の変調信号
の中間周波数を出力することになる。このため、受信装
置では局部発振器が不要となる。
【0086】ここで、上記で説明したように、本発明で
は、送信装置から出力される第1信号波と第2信号波の
周波数差成分を検出(演算)したものが復調信号として
取り扱われる。
【0087】したがって、異なる複数の送信装置からの
無線通信波を選択的に復調するためには、各送信装置に
おいて、第1信号波と第2信号波との周波数の差が異な
っている必要がある(周波数の差を情報チャネルに対応
させる)。
【0088】このため、送信装置10には、第1信号波
と第2信号波との周波数差を可変とする周波数可変機能
(例えば、第2端子11bを複数設けて、スイッチング
制御により、周波数を切り替えるなど)を搭載する。こ
れにより、混信防止が可能になる。
【0089】また、上記の説明では、第2信号波を正弦
波としたが、矩形波を使用することもできる。第2信号
波が矩形波の場合、受信装置で第1信号波の無線周波数
成分と第2信号波の無線周波数成分とをミキシングして
復調する場合に、正弦波と矩形波との差分にあたる成分
が、第1信号波成分とのミキシングにおいて歪むが、矩
形波成分が受信装置において既知であれば、この歪を補
正することが可能である。
【0090】すなわち、送信側で変調波及び矩形波を搬
送波でミキシングすると、矩形波のフーリエ変換成分に
よりスペクトルが広がることになる。このため、受信側
では、送信側と同期がとれている矩形波でミキシングし
て、広がったスペクトルを元のスペクトルに戻し、差成
分をとって、変調信号を復元する。
【0091】なお、この場合、スペクトラム拡散通信の
ようなPN符号を用いてのミキシングではなく、本発明
では、送信側及び受信側で矩形波の立ち上がりまたは立
ち下りのいずれかを合わせればよいので、同期を取るの
を容易に行うことができる。
【0092】さらに、第2信号波は、第1信号波と実質
的に同じ周波数であってもよい。第1信号波と第2信号
波が実質的に同じ周波数である場合、無線信号波は、第
1信号波と第2信号波の合成波に搬送波がミキシングさ
れたものとなる(なお、第2信号波が正弦波である場合
には、帯域の中心周波数が正弦波成分で歪み、また、矩
形波である場合には、帯域が拡散して広がりを持つが、
本発明の受信装置により、これらは除去できる)。
【0093】また、上記の説明では、第1信号波は、情
報信号の帯域であるベースバンド信号を一旦、中間周波
数信号に変換したものを使って搬送波周波数とミキシン
グしているが、このミキシングをベースバンド信号のま
まで行ってもよい。その場合は第2信号波も中間周波数
以外の所定の帯域に設定してもよい。
【0094】さらに、本発明では、多重波信号(例え
ば、TV信号)を送信することが可能である。例えば、
外部アンテナなどで受信したTV信号を本発明の送信装
置により再送信することで、TV受像機(本発明の受信
装置が設置されているTV受像機)に対してワイヤレス
でTV信号を供給することができる。これにより、家庭
内のどこにでもTV受像機を置くことが可能になり、一
般に使用されている宅内アンテナ配線が不要になる。
【0095】次に本発明の送信装置10及び受信装置2
0のモジュール構成について説明する。図13は半導体
デバイスの概観を示す図である。送信デバイス10a
は、送信装置10の回路素子が同一基板内に集積化され
た半導体デバイスである。また、内蔵された平面アンテ
ナからの電波を放出する電波送信窓10a−1が設けら
れている。
【0096】受信デバイス20aは、受信装置20の回
路素子が同一基板内に集積化された半導体デバイスであ
る。また、内蔵された平面アンテナで電波を受信するた
めの電波受信窓20a−1が設けられている。
【0097】ここで、送信デバイス10aの入力ピンP
in1から変調信号IF1が入力し、入力ピンPin2
から正弦波信号IF2が入力する。そして、内部で処理
されたミリ波帯の電波が電波送信窓10a−1から空中
へ放出される。受信デバイス20aでは、電波受信窓2
0a−1を通じて、ミリ波帯の電波を受信する。そし
て、内部で処理した後に、出力ピンPoutから、送信
された元の変調信号IF1を出力する。
【0098】図14は半導体デバイスの構造を示す図で
ある。半導体デバイス(送信デバイス10aまたは受信
デバイス20a)1aは、外部ピンが設けられた基板5
上に、アンテナ素子用基板3と、半導体回路4とが形成
される。また、アンテナ素子用基板3にはアンテナ素子
(平面アンテナ)2が形成される。半導体回路4は、ミ
リ波帯の信号を駆動処理する半導体の回路素子であり、
アンテナ素子2と接続している。
【0099】一方、アンテナ素子2と半導体回路4を気
密封止するように、基板5には導電性のパッケージ6が
取り付けられる。さらに、パッケージ6のアンテナ素子
2に対向する領域に対し、非導電性の電波窓7が設けら
れる。
【0100】次に本発明の適用例について説明する。図
15、図16は本発明の適用例を示す図である。図15
は無線LANへの適用例を示している。無線LAN10
0に対し、無線LANカード107にサーバ104、プ
リンタ105、ディジタル多機能電話機106、ビル間
通信ユニット108が接続している。また、パソコン1
01〜103は、無線LANカード107と無線で接続
する。
【0101】パソコン101〜103、無線LANカー
ド107、ビル間通信ユニット108は、例えば、60
GHz帯のミリ波帯無線通信を行うための本発明の送信
装置10及び受信装置20を有している。
【0102】無線LANカード107は、パソコン10
1〜103をLANに無線接続するためのネットワーク
・インタフェース・カードである。また、ビル間通信ユ
ニット108は、離れた建物に設置されているLANを
高速通信で接続する屋外無線ユニットである。
【0103】図16は車々間通信システムへの適用例を
示している。車々間通信システム200に対し、車両の
前後に本発明の送信装置10及び受信装置20を含む無
線通信機200aが取り付けられる。無線通信機200
aは、適度な車間距離を保持するための制御や危険情報
を走行中の前後の車両に伝送する制御等を行う。
【0104】このように、本発明は、ミリ波帯無線通信
として、例えば、家庭、オフィス等の屋内での高速無線
LANやビル間等を結ぶ高速無線回線、さらに安全走行
支援のための車々間通信システム等に応用することが可
能である。
【0105】以上説明したように、本発明の送信装置1
0では、情報信号で変調された第1信号波と無変調波で
ある第2信号波と、搬送波信号とをミキシングする送信
ミキサを備えて、第1信号波と第2信号波とを無線周波
数で送信し、受信装置20では、第1信号波と第2信号
波の無線周波数信号をミキシングする受信ミキサを備え
て、周波数差分を復調する構成とした。
【0106】これにより、送信側の局部発振器の周波数
揺らぎが受信側に影響しないので、送信側の局部発振器
の精度(安定性,位相ノイズ)が低くても、高精度の無
線通信を行うことが可能になる。
【0107】また、本発明の受信装置20では、送信側
の局部発振器を再現する(高精度な)発振器が不要であ
る。このことは、取り扱う周波数に関わらないので、ミ
リ波帯より低い周波数の無線通信に対しても有効であ
る。
【0108】さらに、本発明では伝送帯域から離れた位
置に局発信号を配置して、2波の信号を送信しているの
で、イメージ波や搬送波を導波管フィルタのような大型
のフィルタを用いなくても、通常のバンドパスフィルタ
で抑圧することができ、回路の簡素化及び低価格化が可
能になる。
【0109】なお、上記ではミリ波帯域への適用を中心
に説明したが、本発明は使用周波数帯域に左右されるも
のでなく、ミリ波帯域以外の無線通信に対して広く適用
することが可能である。
【0110】また、本発明は、解決すべき課題としてミ
リ波帯域での安定したVCOが困難であることを挙げた
が、安定な発振器を使っている場合でも効果を発揮でき
る。すなわち、送信機や受信機にPLLなど安定した発
振器が搭載可能な場合であっても、完全に同じ発振器を
送信機と受信機で用意することはできない。
【0111】したがって、送信される無線信号波には固
有のゆらぎ成分など、受信機側では再現困難な成分が含
まれることが多いが、本発明を採用することで、送信さ
れた無線信号波に含まれるゆらぎ成分などが除去される
ので、このようなケースであっても本発明を採用するこ
とにより効果を発揮することができる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の送信装置
では、情報信号で変調された第1信号波と無変調波であ
る第2信号波と、搬送波信号とをミキシングする送信ミ
キサを備えて、第1信号波と第2信号波とを無線周波数
で送信し、本発明の受信装置では、第1信号波と第2信
号波の無線周波数信号をミキシングする受信ミキサを備
えて、周波数差分を復調する構成とした。これにより、
高精度、高安定の無線通信制御を行うことが可能にな
る。
【0113】また、本発明の無線通信システムは、送信
装置では、情報信号で変調された第1信号波と無変調波
である第2信号波と、搬送波信号とをミキシングする送
信ミキサを備えて、第1信号波と第2信号波とを無線周
波数で送信し、受信装置では、第1信号波と第2信号波
の無線周波数信号をミキシングする受信ミキサを備え
て、周波数差分を復調する構成とした。これにより、高
精度、高安定の無線通信制御を行うことが可能になる。
【0114】さらに、本発明の無線通信方法は、送信側
では、情報信号で変調された第1信号波と無変調波であ
る第2信号波と、搬送波信号とをミキシングする送信ミ
キサを備えて、第1信号波と第2信号波とを無線周波数
で送信し、受信側では、第1信号波と第2信号波の無線
周波数信号をミキシングする受信ミキサを備えて、周波
数差分を復調することとした。これにより、高精度、高
安定の無線通信制御を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送信装置及び受信装置の原理図であ
る。
【図2】本発明の送信装置及び受信装置の構成図であ
る。
【図3】従来技術の構成を示す図である。(A)は送信
機、(B)は受信機である。
【図4】従来技術の周波数の配置イメージを示す図であ
る。
【図5】本発明の周波数の配置イメージを示す図であ
る。
【図6】第1の実施の形態の送信装置の構成を示す図で
ある。
【図7】第1の実施の形態の受信装置の構成を示す図で
ある。
【図8】第2の実施の形態の受信装置の構成を示す図で
ある。
【図9】第3の実施の形態の受信装置の構成を示す図で
ある。
【図10】第4の実施の形態の受信装置の構成を示す図
である。
【図11】第5の実施の形態の送信装置の構成を示す図
である。
【図12】第5の実施の形態の受信装置の構成を示す図
である。
【図13】半導体デバイスの概観を示す図である。
【図14】半導体デバイスの構造を示す図である。
【図15】本発明の適用例を示す図である。
【図16】本発明の適用例を示す図である。
【図17】従来の無線通信システムを示す図である。
【符号の説明】
10 送信装置 20 受信装置
フロントページの続き Fターム(参考) 5K020 BB06 DD05 DD22 FF00 FF04 GG01 HH13 5K060 BB07 CC04 DD04 EE05 HH06 HH14 HH25

Claims (59)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報信号で変調された第1信号波と、無変
    調波である第2信号波と、搬送波信号とをミキシングす
    る送信ミキサを備えることで、前記第1信号波と第2信
    号波とを無線周波数で送信することを特徴とする送信装
    置。
  2. 【請求項2】前記第2信号波は、正弦波信号であること
    を特徴とする請求項1記載の送信装置。
  3. 【請求項3】前記第2信号波は、矩形波信号であること
    を特徴とする請求項1記載の送信装置。
  4. 【請求項4】前記第2信号波は、前記第1信号波とは周
    波数が異なることを特徴とする請求項1記載の送信装
    置。
  5. 【請求項5】前記第2信号波は、前記第1信号波と周波
    数が実質等しいことを特徴とする請求項1記載の送信装
    置。
  6. 【請求項6】前記送信ミキサは、周波数の異なる複数の
    前記第1信号波を前記第2信号波とともに前記搬送波信
    号とミキシングするものであることを特徴とする請求項
    1記載の送信装置。
  7. 【請求項7】前記ミキシングされた信号から前記無線周
    波数成分以外の不要成分を除去するフィルタを備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  8. 【請求項8】前記送信ミキサと前記フィルタとが、同一
    半導体チップに集積化されることを特徴とする請求項7
    記載の送信装置。
  9. 【請求項9】前記ミキシングされた信号を増幅する送信
    アンプを備えることを特徴とする請求項1記載の送信装
    置。
  10. 【請求項10】前記送信ミキサと前記送信アンプとが、
    同一半導体チップに集積化されることを特徴とする請求
    項9記載の送信装置。
  11. 【請求項11】前記ミキシングされた信号を放出するア
    ンテナを備えることを特徴とする請求項1記載の送信装
    置。
  12. 【請求項12】前記送信ミキサと前記アンテナとが、同
    一半導体チップに集積化されることを特徴とする請求項
    11記載の送信装置。
  13. 【請求項13】前記搬送波信号を発生する送信局部発振
    器を備えることを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  14. 【請求項14】前記送信ミキサと前記アンテナとが、同
    一半導体チップに集積化されることを特徴とする請求項
    13記載の送信装置。
  15. 【請求項15】前記第1信号波は、情報信号を中間周波
    数信号とミキシングすることで生成されるものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  16. 【請求項16】前記送信ミキサは、前記第2信号波とし
    て前記中間周波数信号が入力されることを特徴とする請
    求項15記載の送信装置。
  17. 【請求項17】前記中間周波数信号を発生する中間周波
    数信号発振器を備えることを特徴とする請求項15記載
    の送信装置。
  18. 【請求項18】前記送信ミキサと前記中間周波数信号発
    振器とが同一半導体チップに集積化されることを特徴と
    する請求項17記載の送信装置。
  19. 【請求項19】前記第1信号波は、ベースバンド信号で
    あることを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  20. 【請求項20】前記第1信号波と第2信号波との周波数
    差が可変であることを特徴とする請求項1記載の送信装
    置。
  21. 【請求項21】情報信号で変調された第1信号波と、無
    変調波である第2信号波とを搬送波信号とミキシングす
    ることで生成された、前記第1信号波と第2信号波の無
    線周波数信号が入力され、前記第1信号波と第2信号波
    の無線周波数信号をミキシングする受信ミキサを備える
    ことで、その周波数差分を復調することを特徴とする受
    信装置。
  22. 【請求項22】前記第2信号波は、前記第1信号波とは
    周波数が異なることを特徴とする請求項21記載の受信
    装置。
  23. 【請求項23】前記第2信号波は、前記第1信号波と周
    波数が実質等しいことを特徴とする請求項21記載の受
    信装置。
  24. 【請求項24】前記受信ミキサの前段に受信ゲインアン
    プが設けられ、前記無線周波数信号のレベル検知結果か
    ら、前記受信ゲインアンプを制御することで、前記受信
    ミキサのミキシング効率を制御することを特徴とする請
    求項21記載の受信装置。
  25. 【請求項25】前記受信ミキサと前記受信ゲインアンプ
    とが、同一半導体チップに集積化されることを特徴とす
    る請求項24記載の受信装置。
  26. 【請求項26】前記受信装置は、前記周波数差分に加え
    て当該第2信号波をミキシングすることを特徴とする請
    求項21記載の受信装置。
  27. 【請求項27】前記周波数差分と前記第2信号とのミキ
    シングは、前記受信ミキサでなされることを特徴とする
    請求項26記載の受信装置。
  28. 【請求項28】前記周波数差分と前記第2信号とのミキ
    シングは、前記受信ミキサとは別に設けられた補正ミキ
    サでなされることを特徴とする請求項26記載の受信装
    置。
  29. 【請求項29】前記受信ミキサと前記補正ミキサとが、
    同一半導体チップに集積化されることを特徴とする請求
    項28記載の受信装置。
  30. 【請求項30】前記受信ミキサと前記第2信号波発振器
    とが、同一半導体チップに集積化されることを特徴とす
    る請求項26記載の受信装置。
  31. 【請求項31】前記入力された前記第1信号波と第2信
    号波の無線周波数信号を増幅する受信アンプを備えるこ
    とを特徴とする請求項21記載の受信装置。
  32. 【請求項32】前記受信ミキサと前記受信アンプとが、
    同一半導体チップに集積化されることを特徴とする請求
    項31記載の受信装置。
  33. 【請求項33】前記第1信号波と第2信号波の無線周波
    数信号を受信するアンテナを備えることを特徴とする請
    求項21記載の受信装置。
  34. 【請求項34】前記受信ミキサと前記アンテナとが、同
    一半導体チップに集積化されることを特徴とする請求項
    33記載の受信装置。
  35. 【請求項35】設定された周波数差に位置する前記第1
    信号波と第2信号波から、差成分を抽出する信号選択部
    を有することを特徴とする請求項21記載の受信装置。
  36. 【請求項36】前記受信ミキサと前記信号選択部とが、
    同一半導体チップに集積化されることを特徴とする請求
    項35記載の受信装置。
  37. 【請求項37】情報信号で変調された第1信号波と、無
    変調波である第2信号波と、搬送波信号とをミキシング
    する送信ミキサを備えることで、前記第1信号波と第2
    信号波とを無線周波数で送信する送信装置と、 情報信号で変調された第1信号波と、無変調波である第
    2信号波とを搬送波信号とミキシングすることで生成さ
    れた、前記第1信号波と第2信号波の無線周波数信号が
    入力され、前記第1信号波と第2信号波の無線周波数信
    号をミキシングする受信ミキサを備えることで、その周
    波数差分を復調する受信装置と、 を備えることを特徴とする無線通信システム。
  38. 【請求項38】前記第2信号波は、前記第1信号波とは
    周波数が異なることを特徴とする請求項37記載の無線
    通信システム。
  39. 【請求項39】前記第2信号波は、前記第1信号波と周
    波数が実質等しいことを特徴とする請求項37記載の無
    線通信システム。
  40. 【請求項40】前記第2信号波は、正弦波信号であるこ
    とを特徴とする請求項37記載の無線通信システム。
  41. 【請求項41】前記第2信号波は、矩形波信号であるこ
    とを特徴とする請求項37記載の無線通信システム。
  42. 【請求項42】前記送信装置は、周波数の異なる複数の
    前記第1信号波を前記第2信号波とともに前記搬送信号
    とミキシングするものであることを特徴とする請求項3
    7記載の無線通信システム。
  43. 【請求項43】前記送信部装置は、前記第1信号波と第
    2信号波との周波数差が可変であることを特徴とする請
    求項37記載の無線通信システム。
  44. 【請求項44】前記受信装置は、設定された周波数差に
    位置する前記第1信号波と第2信号波から、前記差成分
    を抽出することを特徴とする請求項37記載の無線通信
    システム。
  45. 【請求項45】送信部は、情報信号で変調された第1信
    号波と、無変調波である第2信号波を搬送波信号とミキ
    シングした無線周波数で送信し、 受信部は、前記無線周波数で受信された第1信号波と第
    2信号波をミキシングしてその差成分を復調することを
    特徴とする無線通信方法。
  46. 【請求項46】前記第2信号波は、前記第1信号波とは
    周波数が異なることを特徴とする請求項45記載の無線
    通信方法。
  47. 【請求項47】前記第2信号波は、前記第1信号波と周
    波数が実質等しいことを特徴とする請求項45記載の無
    線通信方法。
  48. 【請求項48】前記第2信号波は、正弦波信号であるこ
    とを特徴とする請求項45記載の無線通信方法。
  49. 【請求項49】前記第2信号波は、矩形波信号であるこ
    とを特徴とする請求項45記載の無線通信方法。
  50. 【請求項50】前記送信部は、周波数の異なる複数の前
    記第1信号波を前記第2信号波とともに前記搬送信号と
    ミキシングするものであることを特徴とする請求項45
    記載の無線通信方法。
  51. 【請求項51】前記送信部は、前記第1信号波と第2信
    号波との周波数差が可変であることを特徴とする請求項
    45記載の無線通信方法。
  52. 【請求項52】前記受信部は、設定された周波数差に位
    置する前記第1信号波と第2信号波から、前記差成分を
    抽出することを特徴とする請求項45記載の無線通信方
    法。
  53. 【請求項53】情報信号で変調された第1信号波と、無
    変調波である第2信号波を搬送波信号とミキシングした
    無線周波数で送信することを特徴とする送信方法。
  54. 【請求項54】前記第2信号波は、正弦波信号であるこ
    とを特徴とする請求項53記載の送信方法。
  55. 【請求項55】前記第2信号波は、矩形波信号であるこ
    とを特徴とする請求項53記載の送信方法。
  56. 【請求項56】周波数の異なる複数の前記第1信号波を
    前記第2信号波とともに前記搬送信号とミキシングする
    ことを特徴とする請求項53記載の送信方法。
  57. 【請求項57】前記第1信号波と第2信号波との周波数
    差が可変であることを特徴とする請求項53記載の送信
    方法。
  58. 【請求項58】情報信号で変調された第1信号波と、無
    変調波である第2信号波とを搬送波信号とミキシングす
    ることで生成された、前記第1信号波と第2信号波の無
    線周波数信号が入力され、前記第1信号波と第2信号波
    の無線周波数信号をミキシングしてその差成分を復調す
    ることを特徴とする受信方法。
  59. 【請求項59】設定された周波数差に位置する前記第1
    信号波と第2信号波から、前記差成分を抽出することを
    特徴とする請求項58記載の受信方法。
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