JP4317372B2 - 偏波測定装置並びにそれを用いたアンテナ特性測定装置及び電波測定装置 - Google Patents

偏波測定装置並びにそれを用いたアンテナ特性測定装置及び電波測定装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、偏波測定装置並びにそれを用いたアンテナ特性測定装置及び電波測定装置に関し、主として無線通信機器に用いられるアンテナの評価に適用される、測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に電波は、電界強度と偏波によって定義される。しかし、実際にアンテナが受信する電波、または電波伝搬特性は、電界強度のみにより評価する事が一般的である。従って、偏波は、円偏波特性を用いたアンテナを用いた通信等の特殊な場合にのみ考慮される。
【0003】
偏波の評価が考慮されない理由は、放送のような比較的広範囲での通信では、送受信間における電波伝搬は構造物による反射や遮蔽、散乱によって非常に複雑になるため、受信偏波についてはランダムであると仮定した、確率論的なアプローチが有効であることにある。
【0004】
この場合、機器に用いられるアンテナ特性、あるいはアンテナから放射された電波の伝搬特性を測定するとき、放射電力あるいは電界強度のみによる評価でよい。例えば、アンテナの指向性利得は、一般に電力により測定され、偏波特性については、特殊な場合を除いて考慮されない。
【0005】
また、通信サービスエリアを決定する際の到来電界強度の測定についても、同様な理由により電力のみによる評価が一般的である。
【0006】
しかし、無線通信の用途が拡大するに伴い、電波の利用効率の向上、あるいは伝送情報量の増大を目的として、一つの無線通信エリアを縮小化する傾向がある。送受信間の距離が短くなると、電波伝搬も単純な条件になるため、偏波特性についてランダムであるとする前提は成立しなくなる。このため、こういった場合における電波環境測定には、電力のみならず、偏波特性についても考慮する必要が生じてきた。
【0007】
また、アンテナの特性評価についても同様である。特に携帯電話のアンテナのように、人体に装着した状態で用いられる場合、アンテナ単体がモノポールアンテナのように直線偏波を放射するアンテナであっても、実使用時においては、近接する人体の影響による偏波特性への影響も大きく、アンテナの偏波特性は直線偏波ではない場合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の装置では、電波の偏波特性を測定するために、搬送波信号周波数における電波の位相情報を検出する必要があるため、非常に複雑な機構となる問題がある。
【0009】
本発明は、電波測定装置として、電界強度のみならず、電波の偏波をも測定することのできる偏波測定装置並びにそれを用いたアンテナ特性測定装置及び電波測定装置を提供することを第1の目的とする。
【0010】
また、時間的に連続に偏波特性を測定することのできる偏波測定装置並びにそれを用いたアンテナ特性測定装置及び電波測定装置を提供することを第2の目的とする。
【0011】
また、偏波測定の手段を用いることで、到来電波の偏波特性を評価することのできる偏波測定装置並びにそれを用いたアンテナ特性測定装置及び電波測定装置を提供することを第3の目的とする。
【0012】
さらに、偏波測定の手段を用いたアンテナの偏波特性を評価することのできる偏波測定装置並びにそれを用いたアンテナ特性測定装置及び電波測定装置を提供することを第4の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の骨子は、偏波面が直交する複数のアンテナで受信した受信信号同士を混合した信号と、一方の受信信号を90度移相してから混合した信号とから受信信号間の位相差を求め、この位相差と受信信号の受信電界強度とから受信信号の偏波を算出することにより、搬送波信号周波数における電波の位相情報を検出することなく、電波の偏波を測定することである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の偏波測定装置は、受信偏波面が互いに直交する第1アンテナ及び第2のアンテナと、前記第1アンテナで受信した第1受信信号と前記第2アンテナで受信した第2受信信号とから所望の周波数成分以外を減衰させて帯域制限する帯域制限手段と、前記帯域制限された第2受信信号を移相することにより互いに位相が90度異なる第1の移相信号と第2の移相信号とを生成する移相手段と、前記帯域制限された第1受信信号と前記第1の移相信号とを混合して第1混合信号を生成する第1混合手段と、前記帯域制限された第1受信信号と前記第2の移相信号とを混合して第2混合信号を生成する第2混合手段と、前記第1混合信号及び前記第2混合信号からベースバンド領域以外の高周波領域を除去して第1のベースバンド信号及び第2のベースバンド信号を生成する低域通過手段と、前記第1のベースバンド信号と前記第2のベースバンド信号から前記第1受信信号と前記第2受信信号との位相差を算出する位相差算出手段と、前帯域制限された第1受信信号の電界強度と前記帯域制限された第2受信信号の電界強度を測定する電界強度測定手段と、前記帯域制限された第1受信信号と前記帯域制限された第2受信信号の各々の電界強度と前記位相差より受信電波の偏波を算出する偏波算出手段と、を具備する構成を採る。
【0015】
この構成によれば、偏波面が直交する複数のアンテナで受信した受信信号同士を混合した信号と、一方の受信信号を90度移相してから混合した信号とから受信信号間の位相差を求め、この位相差と受信信号の受信電界強度とから受信信号の偏波を算出することにより、搬送波信号周波数における電波の位相情報を検出することなく、電波の偏波を測定することができる。
【0016】
本発明の偏波測定装置は、前記帯域制限手段において所望の周波数成分以外を減衰した前記帯域制限された第1受信信号と前記帯域制限された第2受信信号を増幅して二値信号に変換する振幅制限増幅手段をさらに具備し、前記第1混合手段は、増幅して二値信号に変換された第1受信信号と前記第1の移相信号とを混合し、前記第2混合手段は、増幅して二値信号に変換された第2受信信号と前記第2の移相信号とを混合する構成を採る。
【0017】
この構成によれば、偏波面が直交する複数のアンテナで受信した受信信号の振幅を増幅し、増幅後の受信信号同士を混合した信号と、一方の受信信号を90度移相してから混合した信号とから受信信号間の位相差を求めることにより、受信信号の振幅が小さい場合の感度の劣化を防ぎ、正確な複数のアンテナで受信した受信信号の位相差を検出することができ、簡易な構成で電波の偏波を精度良く測定することができる。
【0018】
本発明の偏波測定装置は、前記位相差算出手段は、第1のベースバンド信号をe1(t)、第2のベースバンド信号をe2(t)とし、二軸が直交するxy座標系のx軸に前記e1(t)を、y軸に前記e2(t)を対応させた座標が、座標軸となす角度をφ(t)とした場合に、前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナにおいて同一位相の信号を受信した場合におけるφ(t)を基準φ0として、φ(t)からφ0を減算した結果を測定時における前記第1のベースバンド信号と第2のベースバンド信号との位相差φとして算出し、この算出結果を位相差として偏波算出手段に出力する構成を採る。
【0019】
この構成によれば第1のベースバンド信号及び第2のベースバンド信号間における位相差を、角度情報として取り出すことができる。
【0020】
本発明の偏波測定装置は、前記偏波算出手段は、xy座標系に写像される、(e1(t),e2(t))、(e1(t),−e2(t))、(−e1(t),−e2(t))、(−e1(t),e2(t))の4点によりなる領域に内接する楕円について、以下の式
【数2】
Figure 0004317372
より求められる楕円の長軸の長さa、短軸の長さbおよび前記xy座標系のx座標軸と前記楕円の長軸のなす角度θを求め、前記長軸の長さaと前記短軸の長さbにより偏波の軸比を得て、前記角度θにより偏波の傾きを得る構成を採る。
【0021】
この構成によれば、偏波面が直交する複数のアンテナで受信した受信信号同士を混合した信号と、一方の受信信号を90度移相してから混合した信号とから受信信号間の位相差を求め、この位相差と受信信号の受信電界強度とから受信信号の偏波を算出することにより、搬送波信号周波数における電波の位相情報を検出することなく、電波の偏波を測定することができる。
【0022】
本発明のアンテナ特性測定装置は、前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナは、互いに受信偏波面の直交する同一方向を指向する狭指向性アンテナである請求項1から請求項4のいずれかに記載の偏波測定装置と、前記第1のアンテナ及び第2のアンテナの指向方向で遠方界が成立する距離に位置する被測定アンテナと、前記被測定アンテナを回転する回転手段と、前記回転手段の単一平面内における設置角度を制御する回転制御信号を発生する制御手段と、前記偏波測定装置の測定結果を前記回転制御信号から得られる設置角度を対応づけて記録する記録手段と、を具備する構成を採る。
【0023】
この構成によれば、被測定アンテナの姿勢を変化させつつ測定を行なう事で、偏波を含めたアンテナ指向性を評価できる。
【0024】
本発明の電波測定装置は、前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナは、同一方向を指向する狭指向性アンテナである請求項1から請求項4のいずれか記載の偏波測定装置と、第1のアンテナ及び第2のアンテナを回転する回転手段と、前記回転手段の一平面内における設置角度を制御する回転制御信号を発生する制御手段と、前記偏波測定装置の測定結果を前記回転制御信号から得られる設置角度を対応づけて記録する記録手段と、を具備する構成を採る。
【0025】
この構成によれば、アンテナを回転して偏波を測定し、アンテナの回転角と偏波とを対応づけて偏波の測定結果を記録することにより、アンテナの回転面内における全方向からの到来電波の偏波特性を測定できる。
【0026】
本発明の偏波測定方法は、受信偏波面が互いに直交する第1アンテナ及び第2のアンテナで無線信号を受信する受信工程と、前記第1アンテナで受信した第1受信信号と前記第2アンテナで受信した第2受信信号とから所望の周波数成分以外を減衰させて帯域制限する帯域制限工程と、前記帯域制限された第2受信信号を移相することにより互いに位相が90度異なる第1の移相信号と第2の移相信号とを生成する移相工程と、前記帯域制限された第1受信信号と前記第1の移相信号とを混合して第1混合信号を生成する第1混合工程と、前記帯域制限された第1受信信号と前記第2の移相信号とを混合して第2混合信号を生成する第2混合工程と、前記第1混合信号及び前記第2混合信号からベースバンド領域以外の高周波領域を除去して第1のベースバンド信号及び第2のベースバンド信号を生成する低域通過工程と、前記第1のベースバンド信号と前記第2のベースバンド信号から前記第1受信信号と前記第2受信信号との位相差を算出する位相差算出工程と、前帯域制限された第1受信信号の電界強度と前記帯域制限された第2受信信号の電界強度を測定する電界強度測定工程と、前記帯域制限された第1受信信号と前記帯域制限された第2受信信号の各々の電界強度と前記位相差より受信電波の偏波を算出する偏波算出工程と、を具備するようにした。
【0027】
この方法によれば、偏波面が直交する複数のアンテナで受信した受信信号同士を混合した信号と、一方の受信信号を90度移相してから混合した信号とから受信信号間の位相差を求め、この位相差と受信信号の受信電界強度とから受信信号の偏波を算出することにより、搬送波信号周波数における電波の位相情報を検出することなく、電波の偏波を測定することができる。
【0028】
本発明の無線通信装置は、上記記載の偏波測定装置と、前記偏波測定装置の偏波算出手段が算出した偏波に基づいて前記第1アンテナ及び前記第2アンテナの位相と振幅の補正を指示する制御手段と、前記第1アンテナ及び前記第2アンテナにおいて受信した受信信号に前記制御手段が指示する位相と振幅を補正し、重みづけ後の受信信号同士を加算する合成手段と、前記合成手段において加算された受信信号を復調する受信手段と、を具備する構成を採る。
【0029】
本発明の無線通信装置は、前記合成手段は、前記第1アンテナ及び前記第2アンテナにおいて受信した受信信号の振幅値にウエイトをかける振幅調整手段と、前記第1アンテナ及び前記第2アンテナにおいて受信した受信信号の位相を補正する位相調整手段と、振幅と位相を調整された受信信号同士を加算する加算手段とを具備し、前記受信手段は、前記加算手段において加算された受信信号を復調する構成を採る。
【0030】
この構成によれば、偏波算出装置から得られた偏波情報に基づいて複数のアンテナで受信した無線信号の補正を行い、補正した無線信号を復調することにより、無線信号の偏波特性による歪みを補正することができる。
【0031】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る偏波測定装置の構成を示すブロック図である。この偏波測定装置は、電波測定装置における偏波測定装置である。図1の偏波測定装置は、第1のアンテナ1と、第2のアンテナ2と、第1の信号帯域制限部3と、第2の信号帯域制限部4と、第1の電界強度検出部7と、第2の電界強度検出部8と、移相部9と、第1の信号混合部10と、第2の信号混合部11と、第1の低域周波数信号通過部16と、第2の低域周波数信号通過部17と、位相差算出部20と、偏波算出部24とから主に構成される。
【0032】
第1のアンテナ1は、無線信号を受信して第1の信号帯域制限部3に出力する。また、第2のアンテナ2は、第1のアンテナ1の偏波と直交する偏波で無線信号を受信して第2の信号帯域制限部4に出力する。本実施の形態では、第1のアンテナを垂直偏波アンテナ、第2のアンテナを水平偏波アンテナとする例で説明する。ここで用いられるアンテナは、指向性をもつアンテナであると、以後のデータ処理が簡便である。例えば、所謂クロス八木アンテナの各エレメントを第1のアンテナ1及び第2のアンテナ2として用いるのが好ましい。
【0033】
第1の信号帯域制限部3は、第1のアンテナ1で受信された受信信号から所望の周波数帯域以外の信号を減衰して信号帯域を制限し、信号帯域を制限した帯域制限信号5を第1の電界強度検出部7、第1の信号混合部10、及び第2の信号混合部11に出力する。
【0034】
同様に、第2の信号帯域制限部4は、第2のアンテナ2で受信された受信信号から所望の周波数帯域以外の信号を減衰して信号帯域を制限し、信号帯域を制限した帯域制限信号6を第2の電界強度検出部8と移相部9に出力する。これら第1の信号帯域制限部3及び第2の信号帯域制限部4は、バンドパスフィルタ等で構成される。
【0035】
第1の電界強度検出部7は、帯域制限信号5の電力から第1のアンテナ1における受信電界強度を検出し、この受信電界強度値21を偏波算出部24に供給する。同様に、第2の電界強度検出部8は、帯域制限信号6の電力から第2のアンテナ2における受信電界強度を検出し、この受信電界強度値22を偏波算出部24に供給する。
【0036】
移相部9は、第2の帯域制限信号6を第1の移相信号12と、第1の移相信号から移相が90度異なる第2の移相信号13とに移相する。そして、移相部9は、第1の移相信号12を第1の信号混合部10に出力し、第2の移相信号13を第2の信号混合部11に出力する。
【0037】
ここでは、移相部9は、90度位相の異なる第1の移相信号12としてCOS(ωt+φ+ξ)、第2の移相信号13としてSIN(ωt+φ+ξ)を発生するものとする。
【0038】
第1の信号混合部10は、第1の帯域制限信号5と第1の移相信号12とを混交して、第1の混合信号14を第1の低域周波数信号通過部16に出力する。ここで、第1の帯域制限信号5をCOS(ωt)、第2の帯域制限信号6をCOS(ωt+φ)とする。ωは、受信電波のキャリア周波数、φは、第1帯域制限信号5及び第2の帯域制限信号6間における位相差である。
【0039】
同様に、第2の信号混合部11は、第2の帯域制限信号6と第2の移相信号13とを混交して、第2の混合信号15を第2の低域周波数信号通過部17に出力する。上記の定義を用いると、第1の混合信号14はCOS(φ+ξ)+COS(2ωt+φ+ξ)、第2の混合信号15はSIN(φ+ξ)+SIN(2ωt+φ+ξ)となる。
【0040】
第1の低域周波数信号通過部16は、第1の混合信号14から所望のベースバンド周波数より高い周波数の高周波領域を減衰して除去し、第1のベースバンド信号18としてCOS(φ+ξ)を得る。そして、第1の低域周波数信号通過部16は、この第1のベースバンド信号18を位相差算出部20に出力する。
【0041】
同様に、第2の低域周波数信号通過部17と、第2の混合信号15から所望のベースバンド周波数より高い周波数の高周波領域を減衰して除去し、第2のベースバンド信号19としてSIN(φ+ξ)を得る。そして、第2の低域周波数信号通過部17は、この第2のベースバンド信号19を位相差算出部20に出力する。
【0042】
ここで、φ+ξは、これら第1及び第2のベースバンド信号18、19からTANの逆関数等を用いた簡単な演算により求めることができる。この演算を用いて、位相差算出部20は、予め第1及び第2のアンテナにおける受信信号が同一位相である場合(φ=0)における初期角度ξを保持し、得られた角度φ+ξから初期角度ξを減ずる事により位相差φを求め、位相差値23を算出する。そして、位相差算出部20は、位相差値23を偏波算出部24に供給する。
【0043】
偏波算出部24は、第1の受信電界強度値21、第2の受信電界強度値22、位相差値23から受信偏波を求める。この受信偏波は、偏波の軸比と、偏波の傾きにより定義する事ができる。以下、受信偏波の算出の詳細について説明する。
【0044】
図2は、受信電波の偏波の算出の一例を示す図である。図2を用いて、偏波算出部24における、受信偏波の軸比と、偏波の傾きの算出方法の一例を説明する。
【0045】
ここで、ある時間tにおける第1の受信電界強度値21をe1(t)、第2の受信電界強度値22をe2(t)としたときに、図2に示すような記座標系に写像される、(e1(t),e2(t))、(e1(t),−e2(t))、(−e1(t),−e2(t))、(−e1(t),e2(t))の4点によりなる領域に内接する楕円について、
【数3】
Figure 0004317372
としたときに
【数4】
Figure 0004317372
として、受信偏波を座標軸上に得る事ができる。
【0046】
すなわち、楕円の長軸の長さaと短軸の長さbにより、偏波の軸比を得る事ができる。
【0047】
そして、座標系に対する楕円の傾き、すなわち楕円の長軸とx座標軸のなす角度θにより偏波の傾きが得られる。この角度θが、受信信号の偏波となる。
【0048】
このように、本実施の形態の電波測定装置によれば、偏波面が直交する複数のアンテナで受信した受信信号同士を混合した信号と、一方の受信信号を90度移相してから混合した信号とから受信信号間の位相差を求め、この位相差と受信信号の受信電界強度とから受信信号の偏波を算出することにより、搬送波信号周波数における電波の位相情報を検出することなく、電波の偏波を測定することができる。
【0049】
なお、図1の位相差算出部20は、帯域制限信号5、6の位相情報のみを用いて処理するので、その振幅については任意でよい。また、信号混合部10及び信号混合部11において、入力信号の振幅変動は、出力信号に振幅変動をきたし、振幅が小さい場合には感度の劣化が予想される。
【0050】
従って、信号混合部10及び信号混合部11の入力信号の振幅は変動せずに一定値である事が望ましい。以下、偏波測定装置の検出感度を向上させるための構成について説明する。図3は、本実施の形態の偏波測定装置の構成を示すブロック図である。図3の偏波測定装置は、振幅制限増幅器31と、振幅制限増幅器32と、を具備し、移相算出に用いる受信信号の振幅を増幅する点が図1の偏波測定装置と異なる。
【0051】
第1の信号帯域制限部3は、第1のアンテナ1で受信された受信信号から所望の周波数帯域以外の信号を減衰して信号帯域を制限し、信号帯域を制限した帯域制限信号5を第1の電界強度検出部7と振幅制限増幅器31に出力する。
【0052】
同様に、第2の信号帯域制限部4は、第2のアンテナ2で受信された受信信号から所望の周波数帯域以外の信号を減衰して信号帯域を制限し、信号帯域を制限した帯域制限信号6を第2の電界強度検出部8と振幅制限増幅器32に出力する。
【0053】
振幅制限増幅器31は、第1の信号帯域制限部3から出力された受信信号の振幅を一定の振幅値に増幅して第1の信号混合部10と第2の信号混合部11に出力する。振幅制限増幅器32は、第2の信号帯域制限部4から出力された受信信号の振幅を一定の振幅値に増幅して移相部9に出力する。なお、振幅制限増幅器31と振幅制限増幅器32は、信号間の位相差を検出するに必要な大きさまで振幅を増幅する。
【0054】
ここでは、移相部9は、振幅制限増幅器32において振幅を増幅された第2の帯域制限信号6から90度位相の異なる第1の移相信号12としてCOS(ωt+φ+ξ)、第2の移相信号13としてSIN(ωt+φ+ξ)を発生する。
【0055】
第1の信号混合部10は、振幅制限増幅器31において振幅を増幅された第1の帯域制限信号5と、第1の移相信号12とを混交して、第1の混合信号14を第1の低域周波数信号通過部16に出力する。
【0056】
同様に、第2の信号混合部11は、振幅制限増幅器32において振幅を増幅された第2の帯域制限信号6と第2の移相信号13とを混交して、第2の混合信号15を第2の低域周波数信号通過部17に出力する。
【0057】
このように、本実施の形態の電波測定装置によれば、偏波面が直交する複数のアンテナで受信した受信信号の振幅を増幅し、増幅後の受信信号同士を混合した信号と、一方の受信信号を90度移相してから混合した信号とから受信信号間の位相差を求めることにより、受信信号の振幅が小さい場合の感度の劣化を防ぎ、正確な複数のアンテナで受信した受信信号の位相差を検出することができ、簡易な構成で電波の偏波を精度良く測定することができる。
【0058】
(実施の形態2)
実施の形態2では、実施の形態1の偏波測定装置を用いて様々な方角から到来する無線信号の偏波を測定する例を説明する。
【0059】
図4は、本発明の実施の形態2に係る電波測定装置の構成を示すブロック図である。但し、図1と同一の構成となるものについては、図1と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。図4の電波測定装置は、回転台41と、回転制御装置42と、記録部45とを具備し、アンテナを回転して偏波を測定し、アンテナの回転角と偏波とを対応づけて偏波の測定結果を記録する点が図1の電波測定装置と異なる。
【0060】
本実施の形態では、電波測定装置が、第1のアンテナ1及び第2のアンテナ2にクロスの八木アンテナを用いた例について説明する。
【0061】
回転台41は、回転制御装置42から出力される制御信号43が指示する任意の角度に回転して、第1のアンテナ1及び第2のアンテナ2の方向を変化させる。この結果、第1のアンテナ1及び第2のアンテナ2は、指向する方角が変化する。
【0062】
回転制御装置42は、回転台41を回転角度の指示を含む制御信号43を回転台41と記録部45に出力する。
【0063】
記録部45は、偏波算出部24から出力された偏波と、回転制御装置42から出力された制御信号43に含まれる回転角度とを対応づけて記憶する。
【0064】
次に、本発明による電波測定装置について、図4を用いて以下に動作を説明する。
【0065】
回転台41は、第1のアンテナ1及び第2のアンテナ2により構成されるクロスの八木アンテナを給電点が回転中心上に位置するように保持する。ここで、第1のアンテナ1は垂直、第2のアンテナ2は水平に設置し、回転台41は水平面内において回転する場合について説明する。回転台41は、回転制御装置42から供給される制御信号43により、水平面の任意の方向にクロスの八木アンテナを向ける。
【0066】
記録部45は、制御信号43の示す回転角度と、偏波算出結果44を対応づけて記録することにより、クロス八木アンテナの指向方向と、その受信結果における偏波算出結果から、水平面内の任意の角度からの到来波測定が可能となる。
【0067】
ここで、回転部における回転の一周を十分小さな角度で等間隔に分割し、それぞれの設定角度における偏波算出結果を360度分、逐次記録することにより、図4に示した構成によって、水平面内における全方向からの到来電波の偏波特性を測定できる。
【0068】
このように、本実施の形態の電波測定装置によれば、アンテナを回転して偏波を測定し、アンテナの回転角と偏波とを対応づけて偏波の測定結果を記録することにより、アンテナの回転面内における全方向からの到来電波の偏波特性を測定できる。
【0069】
なお、以上の説明では第1のアンテナ1、第2のアンテナ2をそれぞれ垂直、水平に設置したクロスの八木アンテナで構成した例で説明したが、第1及び第2のアンテナ間における偏波の直交条件が成立していれば、エレメントを斜めに設置した場合についても同様に実施可能である。
【0070】
また、本実施例では電波測定装置を図1に示す構成として説明したが、その代わりに図3の構成とすることで、装置の測定感度特性の向上がはかれることは、実施の形態1に説明したとおりであり、自明である。
【0071】
(実施の形態3)
実施の形態3では、実施の形態1の偏波測定装置を用いてアンテナの特性を測定する例について説明する。図5は、本実施の形態のアンテナ特性測定装置の構成を示すブロック図である。但し、図1または図3と同一の構成となるものについては、図1または図3と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0072】
図5のアンテナ特性測定装置は、被測定アンテナ46と、発信器47とを具備し、偏波を測定するアンテナの指向を被測定アンテナに向けて、被測定アンテナを回転させ、回転面内の任意の角度における偏波を含んだアンテナゲイン特性の測定する点が図1及び図2の電波測定装置と異なる。
【0073】
具体的には、クロスの八木アンテナ(第1のアンテナ1及び第2のアンテナ2)は、固定し、回転台41には被測定アンテナ46を設置した上で、クロス八木アンテナの指向性方向に設置する。
【0074】
第1のアンテナ1及び第2のアンテナ2から構成されるクロスの八木アンテナは、被測定アンテナ46に指向を向けて固定した状態で配置される。
【0075】
被測定アンテナ46及び発信器47は、回転台41に設定され回転することができる。被測定アンテナ46は、給電点が回転台41の回転中心上に位置するように設置する。発信器47は、被測定アンテナ46を励振する。
【0076】
以下、本発明によるアンテナ特性測定装置について、図5を用いて動作を説明する。
【0077】
回転台41は、回転制御装置42から供給される制御信号43により、水平面の任意の方向に被測定アンテナ46を向けることができる。また、記録部45は、制御信号43の示す回転角度と、偏波算出結果44を対応づけて記録することにより、被測定アンテナ46の回転方向と、その受信結果における偏波算出結果から、水平面内の任意の角度における偏波を含んだアンテナゲイン特性の測定ができる。
【0078】
ここで、回転部における回転の一周を十分小さな角度で等間隔に分割し、それぞれの設定角度における偏波算出結果を360度分、逐次記録することにより、図5に示した構成によって、水平面内における全方向における偏波特性を含めたアンテナゲイン特性が測定できる。
【0079】
このように、本実施の形態のアンテナ特性測定装置によれば、被測定アンテナの姿勢を変化させつつ測定を行なう事で、偏波を含めたアンテナ指向性を評価できる。
【0080】
なお、以上の説明では披測定アンテナ46は、同一筐体内に内蔵された発信器47により励振される例で説明したが、発信器を外部に設け、外部から給電する場合についても同様に実施可能である。
【0081】
また、被測定アンテナ46の、回転台41上における設置方向を変化させることにより、XY面、YZ面、XZ面の偏波を含めたアンテナ指向性が測定できることは自明である。
【0082】
なお、本実施例では偏波測定装置を図1に示す構成として説明したが、その代わりに図3の構成とすることで、装置の測定感度特性の向上がはかれることは、実施の形態1に説明したとおりであり、自明である。
【0083】
(実施の形態4)
実施の形態4では、実施の形態1の偏波測定装置を無線通信装置に備える例について説明する。図6は、本発明の実施の形態4に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。但し、図1と同一の構成となるものについては、図1と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0084】
図6の無線通信装置は、制御部50と、合成部51と、受信部52とを具備し、偏波算出装置から得られた偏波情報に基づいて複数のアンテナで受信した無線信号の補正を行い、補正した無線信号を復調する点が図1の偏波測定装置と異なる。
【0085】
制御部50は、偏波算出部24から得られる偏波の情報に基づいてアンテナ1及びアンテナ2が受信した受信信号の位相と振幅の補正量を求め、合成部51に受信信号の位相と振幅の補正を指示する。例えば、制御部50は、アンテナ1及びアンテナ2が受信した受信信号の位相差及び振幅比を算出し、位相差及び振幅比を補正値として合成部51に指示する。
【0086】
合成部51は、制御部50の指示に従い、アンテナ1及びアンテナ2が受信した受信信号の位相と振幅を補正し、補正後の受信信号同士を加算して受信部52に出力する。受信部52は、合成部51から出力された受信信号をベースバンド周波数に変換、復調する。
【0087】
次に、合成部51の内部構成について説明する。合成部51は、位相調整部61と、位相調整部62と、振幅調整部63と、振幅調整部64と、加算部65とから構成される。
【0088】
位相調整部61は、第1の信号帯域制限部3から出力された受信信号を制御部50の指示に従って位相を変化させ、振幅調整部63に出力する。同様に、位相調整部62は、第2の信号帯域制限部4から出力された受信信号を制御部50の指示に従って位相を変化させ、振幅調整部64に出力する。
【0089】
振幅調整部63は、位相調整部61から出力された受信信号を制御部50の指示に従って振幅を変化させ、加算部65に出力する。同様に、振幅調整部64は、位相調整部62から出力された受信信号を制御部50の指示に従って振幅を変化させ、加算部65に出力する。
【0090】
加算部65は、振幅調整部63から出力された受信信号と振幅調整部64から出力された受信信号とを加算して受信部52に出力する。
【0091】
このように、本実施の形態の無線通信装置によれば、偏波算出装置から得られた偏波情報に基づいて複数のアンテナで受信した無線信号の補正を行い、補正した無線信号を復調することにより、無線信号の偏波特性に、より整合した受信が可能となり、受信感度が向上する。
【0092】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、偏波測定装置として行う場合について説明しているが、これに限られるものではなく、この偏波測定方法をソフトウェアとして行うことも可能である。
【0093】
例えば、上記偏波測定方法を実行するプログラムを予めROM(Read Only Memory)に格納しておき、そのプログラムをCPU(Central Processor Unit)によって動作させるようにしても良い。
【0094】
また、上記偏波測定方法を実行するプログラムをコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に格納し、記憶媒体に格納されたプログラムをコンピュータのRAM(Random Access Memory)に記録して、コンピュータをそのプログラムにしたがって動作させるようにしても良い。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電波測定装置によれば、偏波面が直交する複数のアンテナで受信した受信信号同士を混合した信号と、一方の受信信号を90度移相してから混合した信号とから受信信号間の位相差を求め、この位相差と受信信号の受信電界強度とから受信信号の偏波を算出することにより、搬送波信号周波数における電波の位相情報を検出することなく、電波の電力のみならず、偏波を含めた電波特性の測定評価装置を、簡易な構成で実現できる。
【0096】
また、本発明の偏波測定装置によれば、偏波の測定を連続的に行なうことができ、時間的に変動する偏波を測定できる。
【0097】
従って、本発明の偏波測定装置による受信アンテナの方向を変化させつつ偏波を連続的に測定することで、受信アンテナの指向方向からの到来電波の測定ができる。例えば受信アンテナを水平面内で回転させた場合、水平面内における到来電波の偏波測定系を構築できる。このことにより、本発明の偏波測定装置は、通信エリアにおける電波測定に適用する事で、より実態に即した電波到来の状況を把握できる。
【0098】
また、本発明の装置は、被測定アンテナの姿勢を変化させつつ測定を行なう事で、偏波を含めたアンテナ指向性を評価できる。また、本発明の装置における偏波検出感度を向上することができる。また、本発明の装置は、無線通信装置に適用する事で、無線通信装置の受信感度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る偏波測定装置の構成を示すブロック図
【図2】受信電波の偏波の算出の一例を示す図
【図3】上記実施の形態の偏波測定装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係る電波測定装置の構成を示すブロック図
【図5】本実施の形態のアンテナ特性測定装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4に係る無線通信装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 第1のアンテナ
2 第2のアンテナ
3 第1の信号帯域制限部
4 第2の信号帯域制限部
7 第1の電界強度検出部
8 第2の電界強度検出部
9 移相部
10 第1の信号混合部
11 第2の信号混合部
16 第1の低域周波数信号通過部
17 第2の低域周波数信号通過部
20 位相差算出部
24 偏波算出部

Claims (9)

  1. 受信偏波面が互いに直交する第1アンテナ及び第2のアンテナと、前記第1アンテナで受信した第1受信信号と前記第2アンテナで受信した第2受信信号とから所望の周波数成分以外を減衰させて帯域制限する帯域制限手段と、前記帯域制限された第2受信信号を移相することにより互いに位相が90度異なる第1の移相信号と第2の移相信号とを生成する移相手段と、前記帯域制限された第1受信信号と前記第1の移相信号とを混合して第1混合信号を生成する第1混合手段と、前記帯域制限された第1受信信号と前記第2の移相信号とを混合して第2混合信号を生成する第2混合手段と、前記第1混合信号及び前記第2混合信号からベースバンド領域以外の高周波領域を除去して第1のベースバンド信号及び第2のベースバンド信号を生成する低域通過手段と、前記第1のベースバンド信号と前記第2のベースバンド信号から前記第1受信信号と前記第2受信信号との位相差を算出する位相差算出手段と、前帯域制限された第1受信信号の電界強度と前記帯域制限された第2受信信号の電界強度を測定する電界強度測定手段と、前記帯域制限された第1受信信号と前記帯域制限された第2受信信号の各々の電界強度と前記位相差より受信電波の偏波を算出する偏波算出手段と、を具備することを特徴とする偏波測定装置。
  2. 前記帯域制限手段において所望の周波数成分以外を減衰した前記帯域制限された第1受信信号と前記帯域制限された第2受信信号を増幅して二値信号に変換する振幅制限増幅手段をさらに具備し、前記第1混合手段は、増幅して二値信号に変換された第1受信信号と前記第1の移相信号とを混合し、前記第2混合手段は、増幅して二値信号に変換された第2受信信号と前記第2の移相信号とを混合する請求項1に記載の偏波測定装置。
  3. 前記位相差算出手段は、第1のベースバンド信号をe1(t)、第2のベースバンド信号をe2(t)とし、二軸が直交するxy座標系のx軸に前記e1(t)を、y軸に前記e2(t)を対応させた座標が、座標軸となす角度をφ(t)とした場合に、前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナにおいて同一位相の信号を受信した場合におけるφ(t)を基準φ0として、φ(t)からφ0を減算した結果を測定時における前記第1のベースバンド信号と第2のベースバンド信号との位相差φとして算出し、この算出結果を位相差として偏波算出手段に出力する請求項1または請求項2記載の偏波測定装置。
  4. 前記偏波算出手段は、xy座標系に写像される、(e1(t),e2(t))、(e1(t),−e2(t))、(−e1(t),−e2(t))、(−e1(t),e2(t))の4点によりなる領域に内接する楕円について、以下の式
    Figure 0004317372
    より求められる楕円の長軸の長さa、短軸の長さbおよび前記xy座標系のx座標軸と前記楕円の長軸のなす角度θを求め、前記長軸の長さaと前記短軸の長さbにより偏波の軸比を得て、前記角度θにより偏波の傾きを得る請求項3記載の偏波測定装置。
  5. 前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナは、互いに受信偏波面の直交する同一方向を指向する狭指向性アンテナである請求項1から請求項4のいずれかに記載の偏波測定装置と、前記第1のアンテナ及び第2のアンテナの指向方向で遠方界が成立する距離に位置する被測定アンテナと、前記被測定アンテナを回転する回転手段と、前記回転手段の単一平面内における設置角度を制御する回転制御信号を発生する制御手段と、前記偏波測定装置の測定結果を前記回転制御信号から得られる設置角度を対応づけて記録する記録手段と、を具備するアンテナ特性測定装置。
  6. 前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナは、同一方向を指向する狭指向性アンテナである請求項1から請求項4のいずれか記載の偏波測定装置と、第1のアンテナ及び第2のアンテナを回転する回転手段と、前記回転手段の一平面内における設置角度を制御する回転制御信号を発生する制御手段と、前記偏波測定装置の測定結果を前記回転制御信号から得られる設置角度を対応づけて記録する記録手段と、を具備する電波測定装置。
  7. 受信偏波面が互いに直交する第1アンテナ及び第2のアンテナで無線信号を受信する受信工程と、前記第1アンテナで受信した第1受信信号と前記第2アンテナで受信した第2受信信号とから所望の周波数成分以外を減衰させて帯域制限する帯域制限工程と、前記帯域制限された第2受信信号を移相することにより互いに位相が90度異なる第1の移相信号と第2の移相信号とを生成する移相工程と、前記帯域制限された第1受信信号と前記第1の移相信号とを混合して第1混合信号を生成する第1混合工程と、前記帯域制限された第1受信信号と前記第2の移相信号とを混合して第2混合信号を生成する第2混合工程と、前記第1混合信号及び前記第2混合信号からベースバンド領域以外の高周波領域を除去して第1のベースバンド信号及び第2のベースバンド信号を生成する低域通過工程と、前記第1のベースバンド信号と前記第2のベースバンド信号から前記第1受信信号と前記第2受信信号との位相差を算出する位相差算出工程と、前帯域制限された第1受信信号の電界強度と前記帯域制限された第2受信信号の電界強度を測定する電界強度測定工程と、前記帯域制限された第1受信信号と前記帯域制限された第2受信信号の各々の電界強度と前記位相差より受信電波の偏波を算出する偏波算出工程と、を具備する偏波測定方法。
  8. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の偏波測定装置と、前記偏波測定装置の偏波算出手段が算出した偏波に基づいて前記第1アンテナ及び前記第2アンテナの位相と振幅の補正を指示する制御手段と、前記第1アンテナ及び前記第2アンテナにおいて受信した受信信号に前記制御手段が指示する位相と振幅を補正し、重みづけ後の受信信号同士を加算する合成手段と、前記合成手段において加算された受信信号を復調する受信手段と、を具備する無線通信装置。
  9. 前記合成手段は、前記第1アンテナ及び前記第2アンテナにおいて受信した受信信号の振幅値にウエイトをかける振幅調整手段と、前記第1アンテナ及び前記第2アンテナにおいて受信した受信信号の位相を補正する位相調整手段と、振幅と位相を調整された受信信号同士を加算する加算手段とを具備し、前記受信手段は、前記加算手段において加算された受信信号を復調する請求項8に記載の無線通信装置。
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