JP2002246089A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JP2002246089A
JP2002246089A JP2001040385A JP2001040385A JP2002246089A JP 2002246089 A JP2002246089 A JP 2002246089A JP 2001040385 A JP2001040385 A JP 2001040385A JP 2001040385 A JP2001040385 A JP 2001040385A JP 2002246089 A JP2002246089 A JP 2002246089A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上面に接点パッドが形成されている平形柔軟
ケーブルの接続に好適な電気コネクタを提供すること。 【解決手段】 絶縁ハウジング3と、絶縁ハウジング3
に装着された複数の端子2と、アクチュエータ4とを備
えている。アクチュエータ4が、端子2の間に設けられ
た回動支持用金具を介して、開位置と閉位置の間で回動
可能にされている。端子2は、絶縁ハウジング3に挿入
された平形柔軟ケーブル5の上面に沿って延びる上部コ
ンタクト片13と下面に沿って延びる下部コンタクト片
14を備えたU字状コンタクト部11を有し、アクチュ
エータ4を閉位置に回動した時、アクチュエータ4が平
形柔軟ケーブル5を介して下部コンタクト片14を下圧
し、この下圧に従って上部コンタクト片13が平形柔軟
ケーブル5側に引き寄せられて、上部コンタクト片13
に形成した接点15が平形柔軟ケーブル5の上面に形成
した接点パッド26に圧接、係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、FPC、FFC
などと呼ばれている平形柔軟ケーブルを接続するための
電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気コネクタは、平形柔
軟ケーブルが挿入される絶縁ハウジングと、絶縁ハウジ
ングに所定のピッチで横並びに装着された複数の端子
と、前記平形柔軟ケーブルに形成された接点パッドと前
記端子の接点を所定の接圧で係合させるためのアクチュ
エータと、を備えている構成とされている。
【0003】図15は、特許第2976327号で開示
されているこの種の電気コネクタである。図において、
300が絶縁ハウジング、301が所定のピッチで横並
び状態に絶縁ハウジング300に装着された端子、30
2が矢示303のように開位置と閉位置の間で回動可能
に設けられたアクチュエータ、304が平形柔軟ケーブ
ル(FPC)である。アクチュエータ302を図の閉位
置に回動させると、端子301の回動支持片301aが
矢示303のように上方に押し上げられるように構成さ
れている。回動支持片301aが押し上げられると、回
動支持片301aから分岐しているコンタクト片301
bも矢示304のように引き上げられて、コンタクト片
301bの先端上側縁に形成した接点301cが平形柔
軟ケーブル304の下面に形成された接点パッドに圧
接、係合するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記平形柔
軟ケーブルは、機器間を引き回しする場合に、よじった
りすることは避けるべきで、近接する機器間ではU字状
に湾曲させて引き回したりすることが多い。このため、
平形柔軟ケーブルの一側面に形成した接点パッドがケー
ブルの上面になったり、下面になったりする。しかる
に、前記の例に挙げた特許第2976327号に開示さ
れている電気コネクタでは、平形柔軟ケーブルの下面に
対向させて接点を設けているので、上面に接点パッドが
形成された平形柔軟ケーブルの接続には対応できないと
いう問題点があった。
【0005】この発明は斯かる問題点に鑑みてなされた
もので、上面に接点パッドが形成されている平形柔軟ケ
ーブルの接続に好適な電気コネクタを提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的のもとになさ
れたこの発明は、平形柔軟ケーブルの上面の接点パッド
上に臨ませたコンタクト片をアクチュエータの回動によ
って下側の平形柔軟ケーブル側に引き寄せるように構成
したものである。
【0007】即ちこの発明は、平形柔軟ケーブルが挿入
される絶縁ハウジングと、絶縁ハウジングに所定のピッ
チで横並びに装着された複数の端子と、前記平形柔軟ケ
ーブルに形成された接点パッドと前記端子の接点を所定
の接圧で係合させるためのアクチュエータと、を備えて
いる電気コネクタにおいて、前記アクチュエータが、前
記端子の間に設けられた回動支持用金具を介して、絶縁
ハウジングの平形柔軟ケーブルが挿入される挿入口で、
開位置と閉位置の間で回動可能にされていると共に、前
記端子は、絶縁ハウジングに挿入された平形柔軟ケーブ
ルの上面に沿って延びる上部コンタクト片と下面に沿っ
て延びる下部コンタクト片を備えたU字状コンタクト部
を有し、前記アクチュエータを閉位置に回動した時、ア
クチュエータが平形柔軟ケーブルを介して前記下部コン
タクト片を下圧し、この下圧に従って前記上部コンタク
ト片が平形柔軟ケーブル側に引き寄せられて、上部コン
タクト片に形成した接点が平形柔軟ケーブルの上面に形
成した接点パッドに圧接、係合する構成を特徴とする電
気コネクタである。
【0008】
【作用】このように構成されたこの発明の電気コネクタ
によれば、アクチュエータの回動によって、平形柔軟ケ
ーブルの上面に沿って延びるコンタクト片が平形柔軟ケ
ーブル側に引き寄せられてその接点が接点パッドと圧
接、係合する。この結果、上面に接点パッドが形成され
た平形柔軟ケーブルとの電気的接続が可能な電気コネク
タが提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
の図を参照して説明する。
【0010】図1は、実施形態の電気コネクタ1の端子
2に沿って示した断面図である。電気コネクタ1の外観
が図2〜図6並びに図7、8に示されている。
【0011】電気コネクタ1は、前記端子2が装着され
る絶縁ハウジング3と、アクチュエータ4とを備えてい
る。絶縁ハウジング3は、絶縁性のプラスチックを成形
したもので、薄い板状をしている。前部(図7、8にお
いて手前側)上側に、平形柔軟ケーブルであるFPC5
が挿入できるようにした挿入口6が形成されて、この挿
入口6の部分にアクチュエータ4が設置してある。アク
チュエータ4も絶縁性のプラスチックを成形したもの
で、挿入口6を塞ぐ大きさの板状をしている。
【0012】アクチュエータ4は、挿入口6において、
図7に示した開位置と図8に示した閉位置の間で回動で
きるようにされている。開位置は、挿入口6を通してF
PC5を絶縁ハウジング3内に挿入できる位置である。
また、閉位置は、挿入されたFPC5と端子2の接続が
形成される位置である。
【0013】前記端子2は、図1に示されているような
形状に、薄金属板を打ち抜いて形成されたもので、絶縁
ハウジング3の幅方向で所定のピッチ(例えば0.5m
m)で横並びに複数個、装着されている。これら複数の
端子2の間には、同じく薄金属板を打ち抜いた回動支持
用金具7(図10、11等参照)が装着されており、前
記アクチュエータ4はこの回動支持用金具7によって、
開位置と閉位置の間で回動できるようにされている。
【0014】端子2は、絶縁ハウジング3の底面側から
装着されているもので、絶縁ハウジング3の装着孔8に
挿入されて係合するようにした装着部9が設けられてい
る。この装着部9の一側に弾性変位部10を介してU字
状コンタクト部11が略水平に設けられ、他側には半田
テイル12が設けられている。U字状コンタクト部11
は絶縁ハウジング3の挿入口6の方向に延びて、上部コ
ンタクト片13が絶縁ハウジング3に挿入されるFPC
5の上面に沿って延び、下部コンタクト片14がFPC
5の下面に沿って延びるようにされている。下部コンタ
クト片14は上部コンタクト片13に比べて若干長く、
先端部が上部コンタクト片13の先端部より前方に突出
して挿入口6に臨むようになっている。上部コンタクト
片13の先端部下縁には突部が形成されて接点15とさ
れている。また、下部コンタクト片14の先端部上縁に
も突部が形成されて接点16とされている。
【0015】半田テイル12は絶縁ハウジング3の底面
と略面一となって外方に延び、プリント回路基板表面
(図示せず)などへ半田付けができるようにされてい
る。
【0016】次に、前記回動支持用金具7は、図10お
よび図11に示したような形状をしている。端子2と同
様の装着部17を備えており、絶縁ハウジング3の底面
側から装着されている。装着部17から絶縁ハウジング
3の底部に沿って挿入口6の方向に延びて、前記端子2
の下部コンタクト片14と並ぶ支承片18が設けられて
いる。支承片18の先端部が前記端子2の下部コンタク
ト片14の先端部と隣り合うようにされ、かつ、この先
端部の上側縁が切欠されて、基部側18aより細くされ
ている。そして、この支承片18の基部側18aの上縁
から分岐した立上り部19を介して、支承片18と略平
行に延びる回動支持片20が設けられている。回動支持
片20は、絶縁ハウジング3の頂板部分21の下側に略
接するように延びる基部20aと、頂板部分21を越え
て延びて上方に偏位している係合部20bとからなって
いる。係合部20bは支承片18の細くされた先端部と
上下で略対向している。
【0017】回動支持片20の先端に形成した係合部2
0bが、前記アクチュエータ4と係合して回動支持部を
構成している。即ち、アクチュエータ4側には、この係
合部20bに対応させて窓22が形成されており、アク
チュエータ4を回動用支持片20が装着されている絶縁
ハウジング3にセットすると、係合部20bが窓22の
端縁側のカム23の上側を乗り越えて窓22側に延びる
ようにされている。
【0018】係合部20bの下側には凹弧状部24が形
成されている一方、窓22のカム23は断面が長円形状
とされ一端が円形膨大部23aとされて、この円形膨大
部23aと凹弧状部24が係合するようにしてある。即
ち、カム23の円形膨大部23aがアクチュエータ4の
回動軸部を構成している。斯くして、アクチュエータ4
は凹弧状部24と円形膨大部23aの係合部を回動支点
として閉位置(図10)と開位置(図11)の間で回動
するようにされている。アクチュエータ4が閉位置の時
には、長円形状をしたカム23は、回動軸部である円形
膨大部23aを前方(図10、11において左側)に
し、後方に向って斜め下方に傾斜した姿勢を採るように
されている。またアクチュエータ4が開位置の時には、
カム23は円形膨大部23aを後方にして略水平の姿勢
を採るようにされている。
【0019】次に、この実施形態の電気コネクタ1にF
PC5を接続する時の様子について説明する。
【0020】先ず、アクチュエータ4を、図7、9、1
1に示されているように、開位置に回動し、この状態
で、FPC5を絶縁ハウジング3の挿入口6から絶縁ハ
ウジング3内に挿入する。端子2のU字状コンタクト部
11を構成した上部コンタクト片13の接点15と下部
コンタクト片14の接点16の間の間隔はFPC5の厚
さと略等しくされているもので、FPC5は挿入抵抗を
受けることなく、ゼロ挿入力(ZIF)で挿入すること
が可能である。FPC5が端子2の上部コンタクト片1
3と下部コンタクト片14の間に進入した状態では、端
子2間に配置された回動支持用金具7の部分では、絶縁
ハウジング3の底部に沿って延びるようにされた支承部
18がFPC5の下面に沿って延びた状態となって、支
承片18の基部側18aの上縁がFPC5の下面に接し
て下から支承した状態となる。
【0021】次に、図9、11に矢示25で示すよう
に、アクチュエータ4を反時計回りの方向へ、図1、
8、10の閉位置まで回動させる。図1に示した構造か
ら明らかなように、アクチュエータ4を閉位置まで回動
させると、アクチュエータ4がFPC5を介して、端子
2の下部コンタクト片14の先端部を下圧して、下方に
変位させる。下部コンタクト片14の先端部がこのよう
に下方に変位すると、上部コンタクト片13の先端部も
この変位に追従してFPC5側に引き寄せられることと
なる。つまり、U字状コンタクト部11の全体が前方に
向って下方におじぎする方向に変位する。端子2の弾性
変位部10はこの変位のために設けたものである。した
がって、装着部9にはU字状コンタクト部11の変位に
よる影響が及ばないようにされ、絶縁ハウジング3と端
子2の係合状態が損なわれないようになっている。
【0022】U字状コンタクト部11の変位において、
上部コンタクト片13の先端部が下側のFPC5側に引
き寄せられるのに対して、この先端部が対向しているF
PC5の領域は、回動支持用金具7に設けられた支承部
18の基部側18aの上縁で支承されている領域である
ので下方には変位しない。この結果、上部コンタクト片
13に形成した接点15は、FPC5の上面に形成した
接点パッド26(図14)に、電気的接続に十分な接圧
で圧接、係合することとなり、信頼性の高い接続が形成
される。
【0023】図14には、FPC5の先端部分、即ち、
前記挿入口6に挿入される部分が示されている。FPC
5の上面に長手方向に沿って接点パッド26が、端子2
の並列ピッチと同一のピッチで並列状態に形成されてい
る。図において先端から点線までの長さLの範囲は、下
面側の補強板27が設けられる範囲を示している。もっ
とも、この補強板27を真ん中として、上下にFPCを
重ねた2層構造として、下面にも同様の接点パッド26
を形成するようにしても良い。この下面側の接点パッド
26は、端子2の下部コンタクト片14の先端に形成し
た接点16と対向することとなる。アクチュエータ4を
閉位置にした時、FPC5を介して下部コンタクト片1
4の先端部を下圧しているので、下部コンタクト片14
の接点16と、FPC5の下面の接点パッド26も、適
度の接圧で圧接、係合させることができ、ここでも信頼
性の高い電気的接続を形成することができる。
【0024】図10に示した、アクチュエータ4が閉位
置の接続状態を参照して、この電気コネクタ1の特徴を
更に説明する。即ち、アクチュエータ4の回動軸部であ
る円形膨大部23aと共同する回動支持片20は、絶縁
ハウジング3の頂板部分21の下面に略接している。こ
のため、アクチュエータ4を閉位置へ回動した際に、回
動支持片20が上方に変位することが防止されている。
したがって、アクチュエータ4によるFPC5の下圧、
変位および下部コンタクト片14の先端部の下圧、変位
を確実に行うことができる。この結果、接点15(1
6)と接点パッド26の圧接、係合が確実であり、信頼
性の高い電気的接続の形成に寄与している。
【0025】更に、アクチュエータ4が閉位置の時、断
面を長円形状としたカム23は後方に向って斜めに傾斜
している。即ち、アクチュエータ4を開位置から閉位置
に回動する際には、このカム23は、FPC5に対して
垂直の姿勢を経てこの図示された斜めの傾斜姿勢に変化
することになる。したがって、アクチュエータ4が閉位
置となる直前に、クリック感を与えることができる。ま
た、アクチュエータ4が、一旦、閉位置にされると開位
置に向かう回動においては、上記の垂直姿勢の抵抗を乗
り越えなければならないので、アクチュエータ4が意に
反して不用意に開位置の方向に回動するのが防止され、
上記の確実な電気的接続状態を安全に保持することがで
きる。
【0026】また、図11に示されるように、アクチュ
エータ4を開位置にすると、水平状態となったカム23
の内面(上面)が回動支持片20の係合部20bの先端
と係合する。したがって、アクチュエータ4の開位置に
向かう回動のストッパが構成され、アクチュエータ4を
略一定の位置で停止させることができる。
【0027】更に、アクチュエータ4をこのように端子
2間に設置した回動支持用金具7を介して、開位置と閉
位置の間で回動可能に設置する構成は、端子2自体に回
動支持部を設けたり、絶縁ハウジング3側に回動支持部
を設ける構成に比べて、電気コネクタ1の高さを低くす
る低背化が可能である。加えて、金属板製の回動支持用
金具7とプラスチック製のアクチュエータ4とで回動支
持部が構成されるので、プラスチック製の絶縁ハウジン
グ3およびアクチュエータ4で回動支持部を構成するの
に比べて堅固にできる。
【0028】尚、図12および図13は、FPC5を挿
入しない状態でアクチュエータ4を閉位置に回動させた
時の、端子2に沿う断面と、回動支持用金具7に沿う断
面をそれぞれ示している。
【0029】
【発明の効果】以上に説明の通り、この発明によれば、
端子が、絶縁ハウジングに挿入された平形柔軟ケーブル
の上面に沿って延びる上部コンタクト片と下面に沿って
延びる下部コンタクト片を備えたU字状コンタクト部を
有し、アクチュエータを閉位置に回動した時、アクチュ
エータが平形柔軟ケーブルを介して下部コンタクト片を
下圧し、この下圧に従って上部コンタクト片が平形柔軟
ケーブル側に引き寄せられて、上部コンタクト片に形成
した接点が平形柔軟ケーブルの上面に形成した接点パッ
ドに圧接、係合する構成としたので、上面に接点パッド
が形成された平形柔軟ケーブルの接続に好適な電気コネ
クタを提供することができる。また、アクチュエータ
が、端子の間に設けられた回動支持用金具を介して、絶
縁ハウジングの平形柔軟ケーブルが挿入される挿入口
で、開位置と閉位置の間で回動可能にされている構成な
ので、アクチュエータの回動支持部を堅固に構成できる
と共に、電気コネクタの低背化も可能にできる。
【0030】請求項2の発明によれば、端子の下部コン
タクト片にも接点が形成されており、アクチュエータに
よる下圧によって、平形柔軟ケーブルの下面に形成され
た接点パッドに圧接、係合する構成なので、上面に加え
て下面にも接点パッドが形成された平形柔軟ケーブルの
接続に好適な電気コネクタを提供することができる。
【0031】請求項3の発明によれば、端子は、絶縁ハ
ウジングに係合する装着部を有し、この装着部とU字状
コンタクト部とが弾性変位部を介して連続している構成
なので、アクチュエータの回動を介して行われるU字状
コンタクト部の変位が円滑に行われて、平形柔軟ケーブ
ルとの接続を確実に形成できると共に、この変位によっ
て端子の装着部と絶縁ハウジングの係合が損なわれない
ようにすることができる。
【0032】そして請求項4の発明によれば、回動支持
用金具は、絶縁ハウジングの頂板部分の下側に沿って延
びる回動支持片を有しており、回動支持片の先端部下側
に形成した凹弧状部に、アクチュエータに形成した回動
軸部が係合している構成なので、アクチュエータの回動
に際して回動軸部が変位するのが防止され、端子のU字
状コンタクト部側の変位を確実にして、信頼性の高い電
気的接続を確実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の電気コネクタの要部の断
面図であり、図3のA−A線に沿って示した拡大断面図
である。
【図2】実施形態の電気コネクタの平面図である。
【図3】実施形態の電気コネクタの正面図である。
【図4】実施形態の電気コネクタの底面図である。
【図5】実施形態の電気コネクタの右側面図である。
【図6】実施形態の電気コネクタの背面図である。
【図7】実施形態の電気コネクタの、アクチュエータを
開位置とした時の斜視図である。
【図8】実施形態の電気コネクタの、アクチュエータを
閉位置とした時の斜視図である。
【図9】図3のC−C線に沿って示した拡大断面図であ
る。
【図10】図3のB−B線に沿って示した拡大断面図で
ある。
【図11】図3のD−D線に沿って示した拡大断面図で
ある。
【図12】図1と同様の図3のA−A線に沿って示した
拡大断面図で、FPCを挿入しない状態の図である。
【図13】図10と同様の図3のB−B線に沿って示し
た拡大断面図で、FPCを挿入しない状態の図である。
【図14】FPCの端部の平面図である。
【図15】従来の電気コネクタの断面図である。
【符号の説明】
1 電気コネクタ 2 端子 3 絶縁ハウジング 4 アクチュエータ 5 平形柔軟ケーブル(FPC) 6 挿入口 7 回動支持用金具 9 端子の装着部 10 弾性変位部 11 U字状コンタクト部 13 上部コンタクト片 14 下部コンタクト片 15 上部コンタクト片の接点 16 下部コンタクト片の接点 20 回動支持片 21 絶縁ハウジングの頂板部分 23a 円形膨大部(回転軸部) 24 凹弧状部 26 FPCの接点パッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E023 AA04 AA13 AA16 AA18 BB01 BB08 BB09 BB22 BB23 BB25 CC23 CC26 DD03 DD11 DD13 DD25 DD28 EE09 EE10 EE12 FF01 GG02 GG03 GG04 HH03 HH08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平形柔軟ケーブル5が挿入される絶縁
    ハウジング3と、絶縁ハウジング3に所定のピッチで横
    並びに装着された複数の端子2と、前記平形柔軟ケーブ
    ル5に形成された接点パッド26と前記端子2の接点1
    5を所定の接圧で係合させるためのアクチュエータ4
    と、を備えている電気コネクタ1において、 前記アクチュエータ4が、前記端子2の間に設けられた
    回動支持用金具7を介して、絶縁ハウジング3の平形柔
    軟ケーブル5が挿入される挿入口6で、開位置と閉位置
    の間で回動可能にされていると共に、 前記端子2は、絶縁ハウジング3に挿入された平形柔軟
    ケーブル5の上面に沿って延びる上部コンタクト片13
    と下面に沿って延びる下部コンタクト片14を備えたU
    字状コンタクト部11を有し、前記アクチュエータ4を
    閉位置に回動した時、アクチュエータ4が平形柔軟ケー
    ブル5を介して前記下部コンタクト片14を下圧し、こ
    の下圧に従って前記上部コンタクト片13が平形柔軟ケ
    ーブル5側に引き寄せられて、上部コンタクト片13に
    形成した接点15が平形柔軟ケーブル5の上面に形成し
    た接点パッド26に圧接、係合する構成を特徴とする電
    気コネクタ。
  2. 【請求項2】 端子2は、下部コンタクト片14にも
    接点16が形成されており、アクチュエータ4による下
    圧によって、平形柔軟ケーブル5の下面に形成された接
    点パッド26に圧接、係合する請求項1に記載の電気コ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】 端子2は、絶縁ハウジング3と係合す
    る装着部9を有し、この装着部9とU字状コンタクト部
    11とが弾性変位部10を介して連続している請求項1
    または2に記載の電気コネクタ。
  4. 【請求項4】 回動支持用金具7は、絶縁ハウジング
    3の頂板部分21の下側に沿って延びる回動支持片20
    を有しており、回動支持片20の先端部下側に形成した
    凹弧状部24に、アクチュエータ4に形成した回動軸部
    23aが係合している請求項1〜3の何れか1項に記載
    の電気コネクタ。
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