JP4768873B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
図1(A)はスライダーが開いた状態の嵌合口側からみた本発明のコネクタの斜視図であり、(B)はスライダーが開いた状態の接続部側からみた本発明のコネクタの斜視図である。図2(A)はスライダーが開いた状態のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図であり、(B)はFPCが挿入されスライダーが閉じた状態のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。図3はスライダーの斜視図である。図4(A)は2つの接触部を持ったコンタクトの斜視図であり、(B)は1つの接触部を持った別のコンタクトの斜視図である。
まず、本発明のポイントであるコンタクトについて説明する。コンタクトは金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記コンタクトの材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
(2)前記FPC40又はFFCが前記ハウジング12の嵌合口18内に挿入された後に、前記スライダー16を前記軸28周りに回転させて、前記コンタクト14の押受部20の直下に位置する押圧部36を押受部20に作用させ、前記押受部20が押圧部36によって押し上げられることで前記コンタクト14の支点部32を支点にし、前記コンタクト14の弾性部34が前記接触部22側に傾くことによって、前記接触部22が前記FPC40又はFFC側に押圧されるので、確実にコンタクト14の接触部22とFPC40又はFFCとを接続することができる。
(3)前記コンタクト14の押受部20の先端に前記膨れ防止手段(突出部26)を設けているので、前記スライダー16の押圧部36を前記コンタクト14の押受部20の直下で回転させるとき前記スライダー16の回転に対する反発力が強くても、前記スライダー16の中央部が矢印「ロ」方向に膨れてしまうことを防ぐことが出来る。
(4)前記スライダー16の押圧部36の形状を細長形状(長軸と短軸がある)にしているので、前記スライダー16を回転した際に、確実に前記コンタクト14、141の押受部20を上方に押し上げ、前記第1接触部22を前記FPC40又は前記FFCに容易に接触させることができる。
(5)前記スライダー16には所要数の前記コンタクト14、141の押受部20が入る係止孔30を設け、該係止孔30を別個独立にしているので、前記スライダー16を強固で、確実に回転することができ、かつ、変形を生じない。
(6)前記コンタクト14の支点部32から前記第1接触部と同じ向きに延設した延設部22aとを備え、該延設部22aの先端部に前記FPC40又は前記FFCと接触する第2接触部22をさらに設けると、前記FPC40又は前記FFCの挿入方向に対して、直角方向両側に第1及び第2接触部22、22を設けることになり、前記FPC40又は前記FFCを第1及び第2接触部22、22で挟持することになるので、確実に前記FPC40又は前記FFCと接触できるようになる。
(7)前記FPC40又は前記FFCを挿入する側は前記ハウジング12の嵌合口18で、前記コンタクト14、141の第1接触部22を前記FPC40又は前記FFCに押しつける動作は前記コンタクト14、141の接続部24側で行っているので、前記コネクタ10が小型化しても作業性に影響がなく、容易に作業を行うことができる。
12、62 ハウジング
14、141、64 コンタクト
16、66 スライダー
18 嵌合口
20 押受部
22 第1及び第2接触部
24 接続部
26 膨れ防止手段、突出部
28 軸
30 係止孔
32 支点部
34 弾性部
36、68 押圧部
38 挿入溝
40 FPC
42 固定部
70 受け部
72 スリット
74 装着部
76 固定具
Claims (6)
- フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、
前記FPC又は前記FFCと接触する接触部、及び基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと、該コンタクトが保持されるとともに前記FPC又は前記FFCが挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記嵌合口の反対側に、前記FPC又は前記FFCに前記コンタクトを押圧するスライダーとを備え、前記接触部が、前記FPC又は前記FFCの少なくとも上面と接触するコネクタにおいて、
前記コンタクトの前記接触部である第1接触部と前記接続部との間に、弾性部と支点部とを設けるとともに、前記第1接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを、前記支点部が前記弾性部の下端側に位置するよう略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部と対向する位置に前記弾性部の上端から延設された押受部を設けるとともに、前記押受部の下面、及び該押受部に対向する前記接続部の上面をともにフラットに形成し、
前記ハウジングには、前記スライダーが装着される側から嵌合口側に向かう方向に挿入溝が設けられ、前記コンタクトは前記挿入溝に挿入され、挿入された前記コンタクトの接続部が前記ハウジングに保持され、
前記スライダーには、長手方向に連設した細長形状の押圧部を前記コンタクトの押受部の直下に設けるとともに、前記コンタクトの各々の押受部と対応して係合する複数の係止孔を別個独立に形成して、隣接するコンタクト間に仕切り壁を配設し、
前記スライダーの軸周りの回転に伴い、前記押圧部が前記押受部及び前記接続部の間で回動して、前記ハウジングに保持された前記コンタクトの接続部は前記ハウジングに保持されたままの状態で、前記コンタクトの押受部のみが前記押圧部によって押し上げられ、前記支点部を支点にし、前記弾性部が前記第1接触部側に傾くことによって、前記押圧部が前記FPC又は前記FFCを直に押圧することなく、前記第1接触部が前記FPC又は前記FFC側に下方変位して、前記FPC又は前記FFCと押圧接触することを特徴とするコネクタ。 - フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、
前記FPC又は前記FFCと接触する接触部、及び基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと、該コンタクトが保持されるとともに前記FPC又は前記FFCが挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記嵌合口の反対側に、前記FPC又は前記FFCに前記コンタクトを押圧するスライダーとを備え、前記接触部が、前記FPC又は前記FFCの少なくとも上面と接触するコネクタにおいて、
前記コンタクトの前記接触部である第1接触部と前記接続部との間に、弾性部と支点部とを設けるとともに、前記第1接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを、前記支点部が前記弾性部の下端側に位置するよう略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部と対向する位置に前記弾性部の上端から延設された押受部を設け、さらに、前記コンタクトは、前記支点部から前記第1接触部と同じ方向に延設した延設部を有し、前記延設部は、前記挿入溝に挿入され、
前記ハウジングには、前記スライダーが装着される側から嵌合口側に向かう方向に挿入溝が設けられ、前記コンタクトは前記挿入溝に挿入され、挿入された前記コンタクトの接続部が前記ハウジングに保持され、
前記スライダーには、長手方向に連設した細長形状の押圧部を前記コンタクトの押受部の直下に設けるとともに、前記コンタクトの各々の押受部と対応して係合する複数の係止孔を別個独立に形成して、隣接するコンタクト間に仕切り壁を配設し、
前記スライダーの軸周りの回転に伴う前記押圧部の回動により、前記ハウジングに保持された前記コンタクトの接続部は前記ハウジングに保持されたままの状態で、前記コンタクトの押受部のみが前記押圧部によって押し上げられ、前記支点部を支点にし、前記弾性部が前記第1接触部側に傾くことによって、前記押圧部が前記FPC又は前記FFCを直に押圧することなく、前記第1接触部が前記FPC又は前記FFC側に下方変位して、前記FPC又は前記FFCと押圧接触することを特徴とするコネクタ。 - フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、
前記FPC又は前記FFCと接触する接触部、及び基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと、該コンタクトが保持されるとともに前記FPC又は前記FFCが挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記嵌合口の反対側に、前記FPC又は前記FFCに前記コンタクトを押圧するスライダーとを備え、前記接触部が、前記FPC又は前記FFCの少なくとも上面と接触するコネクタにおいて、
前記コンタクトの前記接触部である第1接触部と前記接続部との間に、弾性部と支点部とを設けるとともに、前記第1接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを、前記支点部が前記弾性部の下端側に位置するよう略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部と対向する位置に前記弾性部の上端から延設された押受部を設けるとともに、前記押受部の下面、及び該押受部に対向する前記接続部の上面をともにフラットに形成し、さらに、前記コンタクトは、前記支点部から前記第1接触部と同じ方向に延設した延設部を有し、前記延設部は、前記挿入溝に挿入され、
前記ハウジングには、前記スライダーが装着される側から嵌合口側に向かう方向に挿入溝が設けられ、前記コンタクトは前記挿入溝に挿入され、挿入された前記コンタクトの接続部が前記ハウジングに保持され、
前記スライダーには、長手方向に連設した細長形状の押圧部を前記コンタクトの押受部の直下に設けるとともに、前記コンタクトの各々の押受部と対応して係合する複数の係止孔を別個独立に形成して、隣接するコンタクト間に仕切り壁を配設し、
前記スライダーの軸周りの回転に伴い、前記押圧部が前記押受部及び前記接続部の間で回動して、前記ハウジングに保持された前記コンタクトの接続部は前記ハウジングに保持されたままの状態で、前記コンタクトの押受部のみが前記押圧部によって押し上げられ、前記支点部を支点にし、前記弾性部が前記第1接触部側に傾くことによって、前記押圧部が前記FPC又は前記FFCを直に押圧することなく、前記第1接触部が前記FPC又は前記FFC側に下方変位して、前記FPC又は前記FFCと押圧接触することを特徴とするコネクタ。 - 前記延設部の先端には、前記第1接触部と向き合うように、前記FPC又は前記FFCの下面と接触する第2接触部が設けられる請求項2又は3に記載のコネクタ。
- 前記ハウジングは、前記スライダーの押圧部の回動によって前記コンタクトの押受部が押し上げられて上方変位する際、前記押受部の上方変位を妨げることがないよう、前記ハウジングの一部を切り欠いた切欠部を有する請求項1〜4の何れか一項に記載のコネクタ。
- 前記コンタクトの押受部の先端に突出部を設け、前記スライダーの押圧部が前記コンタクトの接続部から外れる方向へ移動しないようにした請求項1〜5の何れか一項に記載のコネクタ。
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