JP2002245559A - 感磁性ワイヤ入りラベルとその製造方法 - Google Patents

感磁性ワイヤ入りラベルとその製造方法

Info

Publication number
JP2002245559A
JP2002245559A JP2001037844A JP2001037844A JP2002245559A JP 2002245559 A JP2002245559 A JP 2002245559A JP 2001037844 A JP2001037844 A JP 2001037844A JP 2001037844 A JP2001037844 A JP 2001037844A JP 2002245559 A JP2002245559 A JP 2002245559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
label
magnetic
base film
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001037844A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Nakano
茂 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2001037844A priority Critical patent/JP2002245559A/ja
Publication of JP2002245559A publication Critical patent/JP2002245559A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 盗難防止等に利用できる感磁性ワイヤ入りラ
ベルとその製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の感磁性ワイヤ入りラベル1は、
感磁性ワイヤが2枚のフィルム間に挟持されている盗難
防止用ラベルにおいて、物品に貼着した場合に物品側に
なるベースフィルム12が感磁性ワイヤとぼぼ同等の長
さを有し、カバーフィルム13がベースフィルムよりも
長い長辺と幅広の短辺を有して感磁性ワイヤを挟持する
ようにベースフィルムと貼着しており、カバーフィルム
の物品側面とベースフィルムの両面側には粘着剤が塗工
されていることを特徴とする。本発明の感磁性ワイヤ入
りラベルの製造方法は、ベースフィルムと剥離性基材を
一体にして供給し、感磁性ワイヤを貼着してからワイヤ
の両端部を小孔の抜き型により穿孔して切断しかつベー
スフィルムとカバーフィルムの外形形状を形成する打ち
抜き工程と、を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小売店等において
販売する商品または品物等に付けて盗難防止用に使用す
るラベルであって、感磁性の金属細線を用いたワイヤ入
りラベルとその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】小売店やレンタルショップにおいて、品物
やレンタル品が無断で持ち出される被害が増加している
といわる。無断持ち出しの防止、すなわち盗難防止のた
めに、品物やレンタル品に感磁性のワイヤを入れたラベ
ルを貼着することが行われている。これは、感磁性ワイ
ヤから発生する磁界変化を磁気システムが検知して警告
を発するものである。このような感磁性ワイヤは大バル
クハウゼン効果を利用するもので、外部磁界の変化に応
じて急峻な磁化反転が磁性ワイヤ内に生じることから、
検出用コイルに急峻で大きな電圧パルスが発生する。こ
れによりワイヤ入りラベルの貼着された物品が探知領域
を通過する際に警報を発するようにしてあり、盗難を未
然に防止することができる。
【0003】このような感磁性ワイヤ入りラベルは、硬
質の金属細線が支持体であるラベルに挟持され、さらに
剥離紙に保持された形態となるが、金属細線であるワイ
ヤの端部が支持体の端部から露出している場合は、金属
細線は固く容易には屈曲しない針のようなものだから、
指にささって傷を負わせたり、衣服に絡まったり器物に
触れて傷を付けたりする。また、感磁性ワイヤが絡まる
ことからラベル自体も剥がれ易くなるという問題もあ
る。そこで、従来から感磁性ワイヤ入りラベルは支持体
であるラベルの端部からワイヤ端が露出しないように製
造されることになっている。
【0004】このようなワイヤ入りラベルについては従
前から知られており、各種の実施形態が提案され、製造
技術についても多くの公知資料がある。例えば、 特開平3-121598号公報(特許 2564661号)「物品監視
用ラベルの製造方法」は、上面テープ基材と下面テープ
基材とからなるテープ間にワイヤが把持され、テープ端
面からワイヤが露出しないラベルの製造方法を提案して
いる。従来のラベルの製法が支持基材と金属線を同一の
速度で供給して切断するため、テープの両端と金属線ワ
イヤの長さが同一とならざるを得なかったが、金属線の
供給を遅くすることにより金属線の両端がテープの内側
に挟持されるようにした、ものである。しかし、ラベル
の製造方法としては特殊な技術を採用しており当業者が
実施するのは困難である。 特開平8-320984号公報は、上記の分割出願である
が、非晶質金属細線が基材テープの長さより短いラベル
自体を特許請求の範囲としている。 特開平7- 92909号公報「盗難防止ラベルの製造方法な
らびに製造装置」は、2枚の紙またはフィルムを基材と
するテープ間に金属材料を把持させた盗難防止ラベルに
おいて、下面テープの下部に粘着剤層が設けられ、検知
されるべき金属材料が密封され、かつ上面テープが開孔
部を有していない盗難防止ラベル、を提案している。開
孔部を無くし金属材料による食品衛生上の問題を解決し
ようとするものである。
【0005】これらの公知技術や実施技術に見られるワ
イヤ入りラベルの実施形態を集約すると、次の2種に分
類され、その問題点は以下のようなものである。 (1)第1の形態は、特開平8-320984号や特開平7- 929
09号公報のように、紙またはプラスチックを基材とする
2枚のシート間にワイヤを挟持した形態であるが、2枚
のシートが同一のサイズで積層されるため、上層シート
が下層シートから剥がれて分離しやすい問題があった。 (2)インジェクション成形または真空成形により、比
較的肉厚でリジッドな部材を作り、これを支持体にして
ワイヤを把持させた形態もあるが、肉厚の部材からなる
ため、ラベラでの貼り付けが不可能となる。また、貼着
した物品からワイヤが突出するため、他の物品や人を傷
つける恐れがある。パッケージの内部に入れた場合も同
様に、内部の製品を傷つける問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、ワ
イヤが脱落したり突出したりして、人体や物品を損傷さ
せることのない感磁性ワイヤ入りラベルを完成すべく、
鋭意研究して完成したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る感磁性ワイ
ヤ入りラベルは、感磁性ワイヤがカバーフィルムとベー
スフィルムからなる2枚のフィルム間に挟持されている
盗難防止用ラベルにおいて、2枚のフィルムのうち、物
品に貼着した場合に物品側になるベースフィルムが感磁
性ワイヤとぼぼ同等の長さの長辺を有し、ベースフィル
ムを覆うカバーフィルムがベースフィルムよりも長い長
辺と幅広の短辺を有して感磁性ワイヤを挟持するように
ベースフィルムと貼着しており、カバーフィルムの物品
面側とベースフィルムの表裏両側面には粘着剤層が塗工
されていることを特徴とする感磁性ワイヤ入りラベル、
にある。かかる感磁性ワイヤ入りラベルであるため、ワ
イヤの脱落を生じることがなく取扱上も安全である。
【0008】本発明に係る感磁性ワイヤ入りラベルの製
造方法は、粘着剤層の塗工されたベースフィルムと剥離
性基材を一体にして供給し、さらにベースフィルムの粘
着剤層面に感磁性ワイヤを直線状に貼着する工程と、感
磁性ワイヤの両端部を小孔の抜き型により穿孔して切断
しかつ剥離性基材上のベースフィルムの外形形状を形成
する打ち抜きを行う工程と、感磁性ワイヤとベースフィ
ルムを覆うようにカバーフィルムを供給してから、カバ
ーフィルムの外形形状を形成する打ち抜きを行う工程
と、を有することを特徴とする感磁性ワイヤ入りラベル
の製造方法、にある。かかる製造方法であるため、感磁
性ワイヤ入りラベルを効率良く製造できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、本発明の感磁性ワイヤ入り
ラベルの実施形態を示す分解斜視図である。分解しない
状態では、カバーフィルム13と感磁性ワイヤ11およ
びベースフィルム12が一体になって、剥離性基材14
に剥離可能に貼着している。単位の感磁性ワイヤ入りラ
ベル1は、感磁性ワイヤ11がカバーフィルム13とベ
ースフィルム12の間に保持される。感磁性ワイヤ11
自体の長さL1は、ベースフィルム12の長さL2とほ
ぼ同等にされる。カバーフィルム13は、幅W3、長さ
L3のいずれにおいてもベースフィルム12の幅W2、
長さL2より大きいものが好ましく用いられる。感磁性
ワイヤ11とベースフィルム12を、カバーフィルムの
面積内に納まるように設計することで、感磁性ワイヤ1
1の先端部がラベル1から突出するのを防止できるから
である。
【0010】カバーフィルム13の感磁性ワイヤ11側
面には、粘着剤層3Nを設けるために粘着加工が施さ
れ、ベースフィルム12は、表裏両面に粘着剤層2N
1,2N2を設ける加工が予め施される。ワイヤ側の粘
着剤層2N1はワイヤの両端を切断する際に、感磁性ワ
イヤ11がベースフィルム12に固定されている必要が
あり省略することはできない。感磁性ワイヤ11が、ベ
ースフィルム12とカバーフィルム13との間に押圧さ
れて一体になった状態では、ベースフィルム12の粘着
剤層2N1とカバーフィルム13の粘着剤層3Nとの双
方の粘着剤層によって保持されるため、感磁性ワイヤ1
1がフィルム間から脱落することは殆どなくなる。
【0011】ベースフィルム12と感磁性ワイヤ11お
よびカバーフィルム13の一体物であるラベル1は、剥
離性の基材14上に保持される。ラベル1を剥離性基材
14上に、一定間隔を置いて形成することにより、図2
図示のラベル連続体1Rが得られる。図2は、ラベルを
剥離性基材に保持した状態を示す図である。透明な剥離
性基材14に保持したラベル1を剥離性基材側から透視
した状態を示している。幅W2、長さL2のベースフィ
ルム12と、それよりは幅広のカバーフィルム13(幅
W3、長さL3)との間に感磁性ワイヤ11が挟持され
ている。
【0012】感磁性ワイヤ11の両端部には、小孔1
5,16が穿たれている。これは後の製造方法において
説明するが、感磁性ワイヤ11を切断するためにプレス
型で両端を打ち抜くためである。小孔15,16は剥離
性基材14とベースフィルム12とを貫通しているが、
カバーフィルム13は貫通していない。ラベル1を物品
に貼着する場合は、剥離性基材14とともに巻取り状態
にしたラベル連続体1Rをラベラに装着し、剥離性基材
以外のラベル部分を物品に貼着してて使用することにな
る。このラベルを剥離性基材から剥がしとる際、手作業
で行うとワイヤで指先を傷付ける問題があるが、カバー
フィルムの長さが数mmあれば、その問題も生じない。
すなわち、(L3−L1)÷2の値が、2〜6mm程度
あることが好ましい。
【0013】<材料に関する実施形態> ベースフィルムおよびカバーフィルム;上記において
はフィルムとして表現しているので、プラスチックフィ
ルムに限定されるような印象を受けるかも知れないが、
プラスチックに限らず、紙や合成紙でもよい。紙の場合
は、アート紙や上質紙、あるいは強靱なクラフト紙や樹
脂含浸紙等であってもよい。斤量は50〜100g/m
2 程度が適当である。これ以上の厚さでは、腰が強くな
りラベラでの適性が低下するからである。プラスチック
フィルムの場合は、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、ナイロン、塩化ビニール、
繊維素系樹脂フィルム等を使用することができる。この
場合の厚みは、10〜30μm程度が適当である。 剥離性基材;シリコン樹脂等で剥離処理したプラスチ
ックフィルムや紙基材を使用できる。粘着剤から容易に
剥離でき、粘着剤層を保護する目的のものである。プラ
スチックフィルムの場合は、25〜50μm、紙の場合
は、40〜100μm、米坪40〜100g/m2 程度
のものを使用する。
【0014】感磁性ワイヤ;本発明に使用する感磁性
金属ワイヤは、特開平8-138919号公報にも記載されるよ
うに、Fe−Co−V,Fe−Ni−Cu,Fe−Co
−Mo,Fe−Mn−Ni等の磁気的に半硬質な磁性合
金、またはパーマロイ、Fe系アモルファス、Co系ア
モルファス、ソフトフェライト、Fe−Si等の磁気的
に軟質な磁性合金から選択された材料からなる線材に塑
性変形を与え円弧状等に成形されたものからなる。感磁
性ワイヤの直径はφ=0.03mm〜0.5mmが適当
であり、ラベルにした場合のワイヤの長さは、30mm
〜100mm程度が適当である。
【0015】図3は、本発明の感磁性ワイヤ入りラベル
の製造方法を説明する図である。このような感磁性ワイ
ヤ入りラベル連続体1Rは、剥離性基材14と一体とな
った連続状の両面テープ12、カバーフィルム13、お
よび感磁性ワイヤ11を供給するそれぞれの給紙または
供給装置141,131,111と、一体にして完成し
たラベル連続体製品の巻き上げ装置201、および2工
程にわたる打ち抜きを行い得る打ち抜き装置101,1
02等によって製造できる。
【0016】以下、図3に基づいて説明する。まず、ラ
インの給紙部側から剥離性基材14とベースフィルム1
2が一体になった両面テープ12,14を供給する。こ
の両面テープはベースフィルム12の両面の粘着剤層2
N1,2N2にセパレータが付いた状態であって、下面
側のセパレータは剥離性基材14がその役割をする。上
面側のセパレータは103のローラ部分で剥離して巻上
げ装置121により巻き取られるが、下面側のセパレー
タは、そのままラベル連続体のセパレータとして製品に
残る。ベースフィルム12は感磁性ワイヤが納まる幅で
あれば十分なので、数mmから1〜2cmの幅の連続状
のフィルムでよい。剥離性基材14は、その面に感磁性
ワイヤ入りラベルを間隔を置いて担持することになるの
で必要程度の幅のものを使用する。
【0017】感磁性ワイヤ11は供給装置111からニ
ップローラ104の間までテンションの張った状態で供
給され、ベースフィルム12の粘着剤面に貼着される。
感磁性ワイヤ11は一定の曲率半径となるように塑性変
形されているので、ラベル化した場合にラベルに一定の
カールを与えることになる。ラベルの粘着剤層面を物品
側として物品上に圧着しないで載置した場合に、感磁性
ワイヤ11の両端部が物品に接触し、中央部が盛り上が
る状態となるように感磁性ワイヤ11を供給するのが、
ラベルの剥離を防止する上で好ましい。
【0018】剥離性基材14とベースフィルム12およ
び感磁性ワイヤ11は一体に貼着した状態で、ニップロ
ーラ104,105間に保持される間において、打ち抜
き装置101により、第1回目の打ち抜きが行われる。
打ち抜き後は、感磁性ワイヤ11の両端は固定されない
状態となるが、ベースフィルム12の粘着剤層により接
着した状態となっているので、ワイヤが分離してしまう
ことはない。
【0019】この打ち抜きは、ベースフィルム12の外
形形状を形成することと、感磁性ワイヤ11の両端を切
断する目的のために行うものである。ワイヤが切断し難
い材質や太さの場合は、当該ワイヤ切断部の打ち抜き刃
は、フィルム打ち抜きのようなビク刃(ビクトリアマシ
ーンに使う抜き刃、通常の帯状の切り刃を使う。)では
なく、プレス型のような耐久性の高い抜き型で抜くこと
が好ましい。したがって、この場合実際には、ワイヤ両
端部をプレス型で打ち抜く工程と、ビク刃でベースフィ
ルム外形のトリミングを行う工程と、の2工程で行われ
ることになる。ベースフィルム外形の輪郭線が小孔の中
心を通るようにすることで、ビク刃をいためず、かつベ
ースフィルム12とワイヤ11の長さをほぼ一致させる
ことができるが、実際にはワイヤの長さは、小孔の直径
分だけベースフィルムより短くなることになる。なお、
ベースフィルム12の外形形成のためには、あらかじめ
フィルムの厚みに調整した刃型を使用し、剥離性基材ま
でを打ち抜かないようにする。ベースフィルム12を打
ち抜いた抜きかすとワイヤの切断された部分はかす取り
フィルムの巻き上げがされる。
【0020】次に、ベースフィルムとその上の感磁性ワ
イヤ11を覆うように、カバーフィルム13を給紙装置
131から供給する。カバーフィルム13のベースフィ
ルム側は前記のように粘着剤塗工がされているものとす
る。カバーフィルム13をニップローラ106で圧着し
て剥離性基材に貼着した後、打ち抜き装置102によ
り、第2回目の打ち抜きを行う。この打ち抜きは、カバ
ーフィルム13の外形形状を形成するためのもので、カ
バーフィルムの厚みに調整したビク刃等を用いて加工す
る。打ち抜いた残りのカバーフィルム部分はかす取り巻
き上げがされ、完成した感磁性ワイヤ入りラベル連続体
1Rは、製品巻き上げ装置201に巻き取られる。カバ
ーフィルムにより感磁性ワイヤの両端部の小孔15,1
6は塞がれるので、ラベルをパッケージ内に入れて食品
と接触するような場合でも、金属ワイヤとの接触による
食品衛生上の問題を生じることはない。感磁性ワイヤ入
りラベル連続体は細幅にできるので一般的には、このよ
うな製造ラインを複数列並べた工程で進行することが多
い。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
なお、実施例中の符号を図1〜図3に対応するものであ
る。ベースフィルム12として、両面タック(強粘着
剤)加工した厚み50μmの透明ポリエチレンテレフタ
レートフィルムを使用し、カバーフィルム13として、
片面タック加工した厚み50μmの白色ポリエチレンテ
レフタレートフィルムを使用した。剥離性基材14に
は、厚み50μmのPET/シリコン付きフィルムを使
用した。また、感磁性ワイヤ11として、Co−Fe−
V合金からなる、直径250μmの感磁性ワイヤを使用
した。
【0022】これらの材料を図3のような装置に導入し
て、上述の加工を行い所定の感磁性ワイヤ入りラベル連
続体1Rが得られた。なお、実施例におけるその他の寸
法は以下のようにした。 感磁性ワイヤの長さL1=37mm ベースフィルムの長さL2=40mm、ベースフィルム
の幅W2= 6mm カバーフィルムの長さL3=50mm、カバーフィルム
の幅W3=12mm 剥離性基材の幅=40mm、小孔の直径= 3mm
【0023】得られた感磁性ワイヤ入りラベル連続体を
高速ラベラを用いて、化粧品用パッケージカートンの内
面に貼着した。ラベラでの扱いに問題を生じることなく
効率的に貼着することができた。また、カートンを製函
し製品を詰め込んだラベル付きパッケージを交番磁界を
与える検出器で検知したところパルス状の電圧を誘起
し、所定の感度を有することが確認された。
【0024】
【発明の効果】本発明の感磁性ワイヤ入りラベルは、ワ
イヤが2枚のフィルム間に挟持されているので、脱落す
ることはなく、またカバーフィルムが感磁性ワイヤより
も十分に長くかつ幅広く形成されているので、ワイヤの
先端が突出して人体を傷付けたり物品を損傷する問題は
生じない。また、カバーフィルム自体の面積が大きく粘
着剤層により物品に貼着するので、カバーフィルムがベ
ースフイルムから剥離する問題が生じない。本発明の感
磁性ワイヤ入りラベルの製造方法では、2回の打ち抜き
工程により感磁性ワイヤの切断およびラベルの外形形状
の形成を行うので、上述の効果を有する感磁性ワイヤ入
りラベルを効率良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の感磁性ワイヤ入りラベルの実施形態
を示す分解斜視図である。
【図2】 ラベルを剥離性基材に担持した状態を示す図
である。
【図3】 本発明の感磁性ワイヤ入りラベルの製造方法
を説明する図である。
【符号の説明】
1 感磁性ワイヤ入りラベル 1R 感磁性ワイヤ入りラベル連続体 11 感磁性ワイヤ 12 ベースフィルム 13 カバーフィルム 14 剥離性基材 15,16 小孔 2N1,2N2,3N 粘着剤層 101,102 打ち抜き装置 103,104,105,106 ニップローラ 111 供給装置 131,141 給紙装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感磁性ワイヤがカバーフィルムとベース
    フィルムからなる2枚のフィルム間に挟持されている盗
    難防止用ラベルにおいて、2枚のフィルムのうち、物品
    に貼着した場合に物品側になるベースフィルムが感磁性
    ワイヤとぼぼ同等の長さの長辺を有し、ベースフィルム
    を覆うカバーフィルムがベースフィルムよりも長い長辺
    と幅広の短辺を有して感磁性ワイヤを挟持するようにベ
    ースフィルムと貼着しており、カバーフィルムの物品面
    側とベースフィルムの表裏両側面には粘着剤層が塗工さ
    れていることを特徴とする感磁性ワイヤ入りラベル。
  2. 【請求項2】 感磁性ワイヤ入りラベルが、連続した剥
    離性基材上に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の感磁性ワイヤ入りラベル。
  3. 【請求項3】 感磁性ワイヤとベースフィルムおよび剥
    離性基材を貫通する穿孔により感磁性ワイヤの両端部が
    切断されていることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の感磁性ワイヤ入りラベル。
  4. 【請求項4】 粘着剤層の塗工されたベースフィルムと
    剥離性基材を一体にして供給し、さらにベースフィルム
    の粘着剤層面に感磁性ワイヤを直線状に貼着する工程
    と、感磁性ワイヤの両端部を小孔の抜き型により穿孔し
    て切断しかつ剥離性基材上のベースフィルムの外形形状
    を形成する打ち抜きを行う工程と、感磁性ワイヤとベー
    スフィルムを覆うようにカバーフィルムを供給してか
    ら、カバーフィルムの外形形状を形成する打ち抜きを行
    う工程と、を有することを特徴とする感磁性ワイヤ入り
    ラベルの製造方法。
  5. 【請求項5】 感磁性ワイヤの両端部の打ち抜きをプレ
    ス型により行うことを特徴とする請求項4記載の感磁性
    ワイヤ入りラベルの製造方法。
JP2001037844A 2001-02-15 2001-02-15 感磁性ワイヤ入りラベルとその製造方法 Withdrawn JP2002245559A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001037844A JP2002245559A (ja) 2001-02-15 2001-02-15 感磁性ワイヤ入りラベルとその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001037844A JP2002245559A (ja) 2001-02-15 2001-02-15 感磁性ワイヤ入りラベルとその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002245559A true JP2002245559A (ja) 2002-08-30

Family

ID=18900913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001037844A Withdrawn JP2002245559A (ja) 2001-02-15 2001-02-15 感磁性ワイヤ入りラベルとその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002245559A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091988A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 磁性素子を有する情報媒体および情報検知装置
DE102006052516A1 (de) * 2006-11-06 2008-05-08 Bielomatik Leuze Gmbh + Co Kg Selbstklebendes RFID-Etikett und Verfahren zu seiner Herstellung
JP2010117415A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Fuji Xerox Co Ltd ラベル用紙
JP5839530B1 (ja) * 2015-05-07 2016-01-06 マグネデザイン株式会社 磁性ワイヤ整列装置および磁性ワイヤ整列方法
JP6438618B1 (ja) * 2018-05-22 2018-12-19 マグネデザイン株式会社 磁性ワイヤ整列装置および磁性ワイヤ整列方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091988A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 磁性素子を有する情報媒体および情報検知装置
JP4677749B2 (ja) * 2004-09-21 2011-04-27 富士ゼロックス株式会社 磁性素子を有する情報媒体の情報検知装置
DE102006052516A1 (de) * 2006-11-06 2008-05-08 Bielomatik Leuze Gmbh + Co Kg Selbstklebendes RFID-Etikett und Verfahren zu seiner Herstellung
JP2010117415A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Fuji Xerox Co Ltd ラベル用紙
CN101738883A (zh) * 2008-11-11 2010-06-16 富士施乐株式会社 标签纸
JP5839530B1 (ja) * 2015-05-07 2016-01-06 マグネデザイン株式会社 磁性ワイヤ整列装置および磁性ワイヤ整列方法
JP6438618B1 (ja) * 2018-05-22 2018-12-19 マグネデザイン株式会社 磁性ワイヤ整列装置および磁性ワイヤ整列方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5867102A (en) Electronic article surveillance label assembly and method of manufacture
AU706412B2 (en) Anti-tamper tag with theft protection
US5331313A (en) Marker assembly for use with an electronic article surveillance system
JP2001503720A (ja) 電子的物品監視ラベルシステム
JP2002245559A (ja) 感磁性ワイヤ入りラベルとその製造方法
JP2000297262A (ja) 手切れ性の良好な結束用材
EP2045788A1 (en) Magnetic marker and method for manufacturing same
JP4096019B2 (ja) セキュリティラベルと物品を防護する方法
JP2564661B2 (ja) 物品監視用ラベルの製造方法
JP2008273553A (ja) 開封容易な収容器
JPH03205143A (ja) ラベル連続体の製造方法およびその製造装置
JP2002245561A (ja) 磁性マーカーおよびその製造方法
JPH08305971A (ja) 物品監視用ラベルとこのラベルの供給装置
JP3188841B2 (ja) 取外し易い再使用できるラベルとその製造方法
EP0773522A1 (en) Marker continuum
JP4134171B2 (ja) セキュリティラベル
JP2004118568A (ja) セキュリティラベル
JPH0792909A (ja) 盗難防止ラベルとその製造方法ならびに製造装置
JPH08320984A (ja) 物品監視用ラベル
JPH0622868Y2 (ja) 伝 票
JPH03250299A (ja) 物品監視用ラベルの製造方法
JP2002123174A (ja) 不正開封防止ラベル及びその製造方法及び装置
JP2000206883A (ja) 物品監視用ラベルの製造方法
JP3964756B2 (ja) 開口識別付きブリスター包装体
JP2607421Y2 (ja) 商品吊下具

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080513